JP2018070150A - サンルーフウインドデフレクタシステム - Google Patents

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グリマルド ジェイコブ
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Abstract

【課題】改良されたサンルーフウインドデフレクタシステムを提供する。【解決手段】風切り音および車両のサンルーフ開口部からの乱流の流入を低減するシステムは、サンルーフ開口部にスライド可能に連結されたサンルーフパネルと、サンルーフ開口部の側縁の上のレールと、レールに固定される保持部と、保持部に回動可能に連結される上パネルおよびレールに連結される下パネルを有するデフレクタアセンブリと、を備え、サンルーフパネルは、閉位置においてデフレクタアセンブリを覆って圧縮するとともにサンフール開口を覆い、サンルーフパネルが少なくとも部分的に開く位置に格納されるときに、デフレクタアセンブリが回動して伸展する。【選択図】図4

Description

本開示は、圧縮可能かつ伸展可能なサンルーフウインドデフレクタシステムおよび方法に関する。
車両のサンルーフがより広範に用いられるようになるにつれて、数多くの課題が生じている。サンルーフを採用すると、その分、車両の重量が増し、また、サンルーフの操作に必要な関連機構の配置にスペースを要するため、車室内の利用可能な容積、特に乗員の頭上のスペースを減少させる傾向がある。また、開閉式のサンルーフを採用すると、車両の空力抵抗を増加させたり、車室内に風切り音を生じさせたりすることがある。空気抵抗が増すと、車の燃費の低下という望ましくない影響を生じる。こうした欠点を低減するために、サンルーフの動作および機構について、システムおよび方法の改良を続けることが重要である。
本開示は、気流が車両のサンルーフ開口部に入る前に、気流を上方にそらして拡散させるためのシステムに関する。本システムは、サンルーフ開口部を有する車両と、サンルーフ開口部にスライド可能に連結されるサンルーフパネルと、第1レールと、第2レールと、を備える。第1レールは、サンルーフ開口部の車両の長手方向軸にほぼ平行な第1側部に配置され、第2レールは、第1レールとほぼ対称かつ平行に、第1側部の反対側におけるサンルーフ開口部の第2側部に配置される。第1保持部および第2保持部は、それぞれ、第1レールおよび第2レールに連結される。デフレクタアセンブリは、第1保持部および第2保持部、並びに、第1レールおよび第2レールのうち、少なくとも1つに連結される。サンルーフパネルが閉位置にあるとき、同サンルーフパネルはサンルーフ開口部を覆うとともにデフレクタアセンブリを圧縮する。サンルーフパネルが少なくとも部分的に開く位置にあるとき、デフレクタアセンブリは伸展が許容されて気流を上方に向けるとともに、気流がサンルーフ開口部に入る前に気流を拡散させることにより、高圧の空気が車室内に入ることを防ぐ。
前述の例示的な実施についての一般的な説明および以下の詳細な説明は、単に本開示における示唆を例示的に示すものであって、限定的なものではない。
本開示およびその効果については、以下の詳細な説明を添付の図面と併せて参照することにより、よりよく理解される。
一実施例に係る車両のサンルーフウインドデフレクタシステムの概略図を示す。 一実施例に係るレールを示す。 一実施例に係るレールを示す。 一実施例に係るレールを示す。 一実施例に係るレールを示す。 一実施例に係るレールを示す。 一実施例に係るレールを示す。 一実施例に係る保持部を示す。 一実施例に係る保持部を示す。 一実施例に係る保持部を示す。 一実施例に係る保持部を示す。 一実施例に係る保持部を示す。 一実施例に係る保持部を示す。 一実施例に係るデフレクタアセンブリの側面図を示す。 一実施例に係るデフレクタアセンブリを示す。 一実施例に係るデフレクタアセンブリを示す。 一実施例に係るサンルーフウインドデフレクタシステムの組立プロセスを示す。 一実施例に係るサンルーフウインドデフレクタシステムの組立プロセスを示す。 一実施例に係るサンルーフウインドデフレクタシステムの組立プロセスを示す。 一実施例に係るサンルーフウインドデフレクタシステムの組立プロセスを示す。
複数の図を通して使用される同じ符号は、同一の又は対応する部分を示す。さらに、本開示において、その数に言及せず、単数のように記載した語については、「一つ以上」であることを意味する。
図面に関して、複数の図を通して同じ符号が付された部分は、同一のまたは対応する部分を示す。
図1は、一実施例に係る車両102のサンルーフウインドデフレクタシステム101の概略図である。サンルーフウインドデフレクタシステム101は、それぞれ第1レール200および第2レール201に連結される第1保持部700および第2保持部701と、フロントハウジング300と、デフレクタアセンブリ150とを備える。第1レール200は車両102のサンルーフ開口部104の第1側部に沿って配置され、第2レール201はサンルーフ開口部104の第2側部に沿って配置され、一対のレール200,201は車両102に対して実質的に対称に配置され、第1レール200および第2レール201はサンルーフ開口部104の両側に配置される。フロントハウジング300は、車両102の前端に向かって配置されるサンルーフ開口部104の端縁の近傍に配置されるとともに、車両102に連結される。デフレクタアセンブリ150は、第1レール200および第2レール201、第1保持部700および第2保持部701、並びにフロントハウジング300のうちの少なくとも一つに連結されるとともに、サンルーフ開口部104の端縁の近傍に配置される。
サンルーフパネル106は、閉じた状態では、サンルーフ開口部104およびサンルーフウインドデフレクタシステム101を覆うことにより、デフレクタアセンブリ150をサンルーフパネル106の下方における圧縮位置に保持する。
サンルーフパネル106は、開いた状態では、車両102の室内を外部環境に曝すために、サンルーフ開口部104を少なくとも部分的に開くように格納され、デフレクタアセンブリ150が配置された位置を超えて後方に格納されたときに、デフレクタアセンブリ150の起き上がりを許容する。
図2A〜2Fは、一実施例に係るレール200の様々な図を示す。レール200は、第1端側が車両102の前部に向かう状態で、車両102(図1)のルーフ面の下に連結されるとともに、レール200はサンルーフ開口部104の第1の長縁と隣接するように配置される。第2レール201は、第1レール200に対して対称に、かつ、第1レール200と平行に、サンルーフ開口部104の第2の長縁と隣接するように配置される。図2Aは、レール200の一実施例を示す。保持部700は、レール200の長さに沿って配置される溝204の中に挿入して組み立てる間に、レール200に連結することができる。図2Bは、レール200の別の実施例を示す。保持部700は、レール200の長さに沿って配置される溝204の中に挿入して組み立てる間に、レール200に連結することができ、図2Bに示すレール200の全体的な断面形状は図2Aとは異なるが、溝204の断面形状は、図2Aおよび図2Bの両実施例において、保持部700を収容するために同じ大きさにするとよい。図2Aおよび図2Bにおいて、レール200は、その断面形状に溝204を有してもよく、また、その長さに沿って延びる切欠部202を有してもよい。また、レール200は、溝204の内側から上方に向けて延びる突起206を有する。
レール200の溝204に保持部700を連結する工程を図2C〜2Eの断面図において示す。保持部700は、溝204の長さに沿い、レール200の長手方向軸に沿って挿入されるとよい。保持部700(図2A,2B)は、その一部が溝204内に配置されて、レール200の切欠部202と整合するまで、レール200の長さに沿ってスライドする。次に、保持部700は、保持部700の脚部710および脚部711のうちの少なくとも1つが溝204内の突起206に完全に連結され、かつ、同突起206に対して位置決めされるように、レール200に対して押圧される。図2Dから明らかなように、保持部700の面取りされた内縁部703が突起206を超えてスライドすると、図2Eに示すように、保持部700の遠位端が突起206によって保持される。また、保持部700のタブ702は、締まり嵌めによりレール200の切欠部202の中に押し込まれ、これにより、保持部700がレール200に対して相対移動しないように固定される。保持部700を溝204および切欠部202の内側に配置し、かつ、レール200との締まり嵌めを介してタブ702を圧縮することによって、保持部700をレール200に固定してもよい。これにより、保持部700が車両102、レール200およびサンルーフパネル106に対して振動したりがたついたりしなくなる。保持部701は、同様の方法でレール201に固定するとよい。
さらに、第1レール200の前端および第2レール201の前端のうち少なくとも一つに、取付アーム502(図4)を介して下パネル500が連結される面を設けてもよい。図2Fは、図2C〜2Eに従って組み立てが完了した保持部700およびレール200の側面図を示す。
保持部700とレール200とをコンパクトな入れ子構造で連結すると、サンルーフの他の構成要素をレール200に連結したりレール200に沿って移動させたりするためのスペースを確保できる、という利点がある。
図3A〜3Fは、一実施例に係る保持部700の様々な図である。保持部700は、図2A〜2Fに示すように、レール200に沿って並ぶように、あるいはレール200内に配置され、かつ、レール200に対して連結されるとよい。さらに、保持部700は、上パネル取付部706と、上パネル止め708とを有するとよい。上パネル400は保持部700に対して回動可能に連結され、上パネル400の第1端は上パネル取付部706の周りを回動するが、上パネル400がその動作範囲内(図4)で回動するときに、上パネル400の第1端の上パネル取付部706に対する連結を維持するために、上パネル止め708が上パネル400の動きを制限する。軸部704は、保持部700の長手方向軸に直交する方向に突出してもよい。軸部704は、ねじりコイルばね128(図5A〜5D)に連結されるとともに、そのねじりコイルばね128のコイル部分を支持するようにするとよい。ねじりコイルばね128の第1端は保持部700のばね溝712に連結してもよく、この場合、ばね溝712はねじりコイルばね128の前端を保持するとともに保持部700に固定させる。ねじりコイルばね128の第2端は、上パネル400に連結するとよい。保持部700が溝204に連結されると、タブ702はレール200の切欠部202内に押し込まれる。タブ702は、切欠部202の高さがタブ702の高さより低くなって嵌合するように曲げることにより、切欠部202とタブ702の間が締まり嵌めとなるようにするとよい。脚部710および溝204は、保持部700をレール200の側方に固定するために設けられる。組み立ての間、保持部700はレール200に沿って配置されるので、保持部700は溝204の中に押し込まれることによって横方向に固定され、タブ702が切欠部202の中に押し込まれる。脚部711は、脚部710と同様に、溝204と係合するとともに溝204に連結するとよい。第2保持部701は第2レール201に連結され、第2レール201および第2保持部701は、それぞれ第1レール200および第1保持部700と対称に配置するとよい。図3Fは、図2Eと同様に、レール200に連結された保持部700を示す。
図4は、一実施例に係るデフレクタアセンブリ150の側面図である。以下、上パネル400の一部について説明するが、上パネル400は、第1の部分と実質的に対称をなす第2の一致部分を有するとよい。両部分は、図1,5Bに図示する。上パネル400の第1端は、上パネル取付部706に連結されるように形成された取付用切欠402を有してもよい。上パネル400の下向きの側面は、ねじりコイルばね128の第2端と接触させるとよい。サンルーフパネル106および上パネル400が閉位置にある状態から、サンルーフパネル106が少なくとも部分的に開く位置にある状態まで、上パネル400がその動作範囲内で回転すると、ねじりコイルばね128の第2端が上パネル400を押して車両102のルーフ面の上方位置まで伸展させ、これにより、上パネル400はサンルーフパネル106の高さを超えて突出する伸展位置に配置される。上パネル400が伸縮するとき、ねじりコイルばね128の第2端は上パネル400の下向きの側面に沿ってスライドし、上パネル400に対するばね力を維持する。伸展位置において、上パネル400は、メッシュ600を上向きに引き上げて、その表面において気流を導くようにしてもよい。ねじりコイルばね128は軸部704を中心に回転可能であり、保持部700と上パネル400との間でばねの張力を維持し、サンルーフパネル106が格納されて上パネル400の上にないときには、上パネル400を上向きに伸展させる力を付与する。サンルーフパネル106が車両102の後方に向けて十分に格納されなかった場合には、上パネル400の上方にあるサンルーフパネル106の圧力によってねじりコイルばね128が上パネル400に圧縮された状態が維持され、上パネル400は折りたたみ位置に留まる。ねじりコイルばね128のばね力または複数のねじりコイルばね128の合成されたばね力を上パネル400に付与することにより、上パネル400の振動は、約4.4Gの誘導振動を上限として、十分に抑制し得る。
サンルーフパネル106が開位置または部分的に開いた位置にあり、かつ、上パネル400が伸展位置にある状態で車両102が前方に進むときには、サンルーフパネル106が開位置または部分的に開いた位置にあるときに上パネル400およびメッシュ600が伸展位置にない場合よりも、メッシュ600が伸張された状態になって、空気流をサンルーフ開口部104より上方へ向けるとともに高圧の空気を拡散させることにより、風切り音および車両102内への乱流の流入を低減する。
別の実施例として、上パネル400は、少なくとも2つの構成要素の組み立てにより形成することができる。それらの構成要素が組み合わされた状態において、その構成要素は、上記の実施例と同様の構造および機能を備えてもよい。以下に、上パネル400の一部および下パネル500の一部について説明する。上パネル400および下パネル500の各部分は、第1の部分と対称的な、対応する第2の部分をそれぞれ有してもよい。
図5A〜5Bは、一実施例に係るデフレクタアセンブリ150を示す。デフレクタアセンブリ150は、メッシュ600を有してもよく、メッシュ600の第1端部は上パネル400に連結されてもよく、メッシュ600の第2端部は下パネル500に連結されてもよい。メッシュ600は、上パネル400の側縁(車両102に対して)に沿うように上パネル400に連結されてもよいし、下パネル500の側縁(車両102に対して)に沿うように下パネル500に連結されてもよい。上パネル400とメッシュ600との連結、および、下パネル500とメッシュ600との連結は、上パネル400および下パネル500の各々を、例えばポリプロピレンといった樹脂から成形するときに、オーバーモールディングプロセスにより形成してもよく、そうしたメッシュ600(例えば布により形成される)は、いずれもデフレクタアセンブリ150を形成するように連結される。
上パネル400および下パネル500は互いに自由に動くことができるが、メッシュ600に対して連結されたり、あるいは、上パネル400および下パネル500の何れかが取り付けられる別の構成要素に対して連結されたりすることにより、その動きが制限される。サンルーフパネル106が開位置または部分的に開いた位置にある場合およびデフレクタアセンブリ150が伸展位置にある場合のように、上パネル400の第2端部と下パネル500の第2端部が十分に離間すると、メッシュ600は伸張された状態になる。逆に、サンルーフパネル106が閉じてデフレクタアセンブリ150も閉じた状態になると、メッシュ600は折りたたまれる。デフレクタアセンブリ150は第1レール200および第2レール201、第1保持部700および第2保持部701、並びにフロントハウジング300に連結されるように設計され、サンルーフパネル106が開位置にあるときには、デフレクタアセンブリ150が伸展位置に配置され、ねじりコイルばね128のばね力によって上パネル400と下パネル500との間にメッシュ600が張設される。サンルーフパネル106が閉位置にあるときには、上パネル400の上方に配置されるサンルーフパネル106によってねじりコイルばね128が圧縮され、上パネル400および下パネル500が共に格納されるので、メッシュ600が折り畳まれる。
上パネル400は、実質的に対称をなして同様に第2保持部701に連結される第2端を有してもよく、この上パネル400は、第1端と第2端との間が平面視におけるU字形を形成する。
下パネル500は、実質的に対称をなす第2端を有してもよく、この下パネル500は、第1端と第2端との間が平面視におけるU字形を形成する。取付アーム502は下パネル500の第1端に連結され、取付アーム503は下パネル500の第2端に連結されるとよい。取付アーム502はレール200の端部にスナップフィットなどによって連結するように構成するとよく、取付アーム503はレール201の端部にスナップフィットなどによって連結するように構成するとよい。一以上の成形接続部504は、下パネル500の端部に連結されるとよい。
取付アーム502は、第1案内面506、第2案内面508、U字形状部510および凹部512を有する。第1案内面506および第2案内面508は、アーム502の上端部と下端部とに配置される。第1案内面506および第2案内面508の各々は、レール200の端部に対応する位置に、面取りされた縁部または湾曲した縁部を有する。仮に、レール200の端が取付アーム502の下方または上方にあると、レール200の端部は、それぞれ第1案内面506または第2案内面508に沿ってスライドした後に、両ガイド面の間に形成された凹部内に配置される。図4に示すように、U字形状部510および凹部512が組み合わされて弾性構造を形成することにより、取付アーム502は上方または下方に向かう弾力性のある動きが可能になる。U字形状部510の弾性変形と案内面(506および508)との組み合わせにより、レール200の端部における取付アーム502の挿入が容易になる。
下パネル500の縁部は、成形接続部504の個数と対応する数のフロントハウジング300の下パネル用フック302に連結されるように構成することができ、これにより、下パネル500は車両102内に安定して配置される。成形接続部504がフロントハウジング300(図4)の上で対応する下パネル用フック302に容易に掛止するように、成形接続部504の各々をアンダーカット形状にしてもよい。
別の実施例として、下パネル500は、少なくとも2つの構成要素を組み立てて形成してもよい。組み立て状態において、それら構成要素は、上記の実施例と同様の構造および機能を有してもよい。
図6A〜6Dは、一実施例に係るサンルーフウインドデフレクタシステム101の組立プロセスを示す。一実施形態として、ねじりコイルばね128は、軸部704の周りを回動できるように、保持部700の軸部704の上に配置してもよい。ねじりコイルばね128の第1端部は、保持部700のばね溝712内に配置するとよい。ねじりコイルばね128の第2端部は、上パネル400を支持するように、上方に向けて突出するように配置してもよい。その後、デフレクタアセンブリ150の上パネル400は、保持部700の上パネル取付部706に連結するとよい。そして、上パネル400を下降させてねじりコイルばね128の第2端部と接触させることにより、デフレクタアセンブリ150が伸展位置と格納位置との間で変位するときに、上パネル400の下向きの移動に抵抗する力を生じさせる。
パネル取付部706における上パネル400の保持を補助するために、上パネル400は、上パネル400の動作範囲内の角度よりも大きい、水平に対するある角度で連結されてもよい。その水平に対する角度は、約45度より大きくてもよい。
以上の記載は、単に、本出願の例示的な実施形態を開示および説明するものである。当業者であれば、本出願は、その主旨または本質的な特性から逸脱することなく、他の形態で具体化され得ることが理解される。したがって、本出願における本開示は、説明のためのものであり、請求の範囲および他の請求項を限定するものではない。本開示は、ここで示唆する容易に識別可能な変形例を含めて、発明の主題でない事項が公衆に供されることがないよう、ある程度、前述の請求項の用語の範囲を定める。
本開示は、圧縮可能かつ伸展可能なサンルーフウインドデフレクタシステムおよび方法に関する。
車両のサンルーフがより広範に用いられるようになるにつれて、数多くの課題が生じている。サンルーフを採用すると、その分、車両の重量が増し、また、サンルーフの操作に必要な関連機構の配置にスペースを要するため、車室内の利用可能な容積、特に乗員の頭上のスペースを減少させる傾向がある。また、開閉式のサンルーフを採用すると、車両の空力抵抗を増加させたり、車室内に風切り音を生じさせたりすることがある。空気抵抗が増すと、車の燃費の低下という望ましくない影響を生じる。こうした欠点を低減するために、サンルーフの動作および機構について、システムおよび方法の改良を続けることが重要である。
米国特許第8403406号明細書 米国特許第4676546号明細書 米国特許第8267465号明細書 特開2016―011036号公報 特開2016―011037号公報
本開示は、気流が車両のサンルーフ開口部に入る前に、気流を上方にそらして拡散させるためのシステムに関する。本システムは、サンルーフ開口部を有する車両と、サンルーフ開口部にスライド可能に連結されるサンルーフパネルと、第1レールと、第2レールと、を備える。第1レールは、サンルーフ開口部の車両の長手方向軸にほぼ平行な第1側部に配置され、第2レールは、第1レールとほぼ対称かつ平行に、第1側部の反対側におけるサンルーフ開口部の第2側部に配置される。第1保持部および第2保持部は、それぞれ、第1レールおよび第2レールに連結される。デフレクタアセンブリは、第1保持部および第2保持部、並びに、第1レールおよび第2レールのうち、少なくとも1つに連結される。サンルーフパネルが閉位置にあるとき、同サンルーフパネルはサンルーフ開口部を覆うとともにデフレクタアセンブリを圧縮する。サンルーフパネルが少なくとも部分的に開く位置にあるとき、デフレクタアセンブリは伸展が許容されて気流を上方に向けるとともに、気流がサンルーフ開口部に入る前に気流を拡散させることにより、高圧の空気が車室内に入ることを防ぐ。
前述の例示的な実施についての一般的な説明および以下の詳細な説明は、単に本開示における示唆を例示的に示すものであって、限定的なものではない。
本開示およびその効果については、以下の詳細な説明を添付の図面と併せて参照することにより、よりよく理解される。
一実施例に係る車両のサンルーフウインドデフレクタシステムの概略図を示す。 一実施例に係るレールを示す。 一実施例に係るレールを示す。 一実施例に係るレールを示す。 一実施例に係るレールを示す。 一実施例に係るレールを示す。 一実施例に係るレールを示す。 一実施例に係る保持部を示す。 一実施例に係る保持部を示す。 一実施例に係る保持部を示す。 一実施例に係る保持部を示す。 一実施例に係る保持部を示す。 一実施例に係る保持部を示す。 一実施例に係るデフレクタアセンブリの側面図を示す。 一実施例に係るデフレクタアセンブリを示す。 一実施例に係るデフレクタアセンブリを示す。 一実施例に係るサンルーフウインドデフレクタシステムの組立プロセスを示す。 一実施例に係るサンルーフウインドデフレクタシステムの組立プロセスを示す。 一実施例に係るサンルーフウインドデフレクタシステムの組立プロセスを示す。 一実施例に係るサンルーフウインドデフレクタシステムの組立プロセスを示す。
複数の図を通して使用される同じ符号は、同一の又は対応する部分を示す。さらに、本開示において、その数に言及せず、単数のように記載した語については、「一つ以上」であることを意味する。
図面に関して、複数の図を通して同じ符号が付された部分は、同一のまたは対応する部分を示す。
図1は、一実施例に係る車両102のサンルーフウインドデフレクタシステム101の概略図である。サンルーフウインドデフレクタシステム101は、それぞれ第1レール200および第2レール201に連結される第1保持部700および第2保持部701と、フロントハウジング300と、デフレクタアセンブリ150とを備える。第1レール200は車両102のサンルーフ開口部104の第1側部に沿って配置され、第2レール201はサンルーフ開口部104の第2側部に沿って配置され、一対のレール200,201は車両102に対して実質的に対称に配置され、第1レール200および第2レール201はサンルーフ開口部104の両側に配置される。フロントハウジング300は、車両102の前端に向かって配置されるサンルーフ開口部104の端縁の近傍に配置されるとともに、車両102に連結される。デフレクタアセンブリ150は、第1レール200および第2レール201、第1保持部700および第2保持部701、並びにフロントハウジング300のうちの少なくとも一つに連結されるとともに、サンルーフ開口部104の端縁の近傍に配置される。
サンルーフパネル106は、閉じた状態では、サンルーフ開口部104およびサンルーフウインドデフレクタシステム101を覆うことにより、デフレクタアセンブリ150をサンルーフパネル106の下方における圧縮位置に保持する。
サンルーフパネル106は、開いた状態では、車両102の室内を外部環境に曝すために、サンルーフ開口部104を少なくとも部分的に開くように格納され、デフレクタアセンブリ150が配置された位置を超えて後方に格納されたときに、デフレクタアセンブリ150の起き上がりを許容する。
図2A〜2Fは、一実施例に係るレール200の様々な図を示す。レール200は、第1端側が車両102の前部に向かう状態で、車両102(図1)のルーフ面の下に連結されるとともに、レール200はサンルーフ開口部104の第1の長縁と隣接するように配置される。第2レール201は、第1レール200に対して対称に、かつ、第1レール200と平行に、サンルーフ開口部104の第2の長縁と隣接するように配置される。図2Aは、レール200の一実施例を示す。保持部700は、レール200の長さに沿って配置される溝204の中に挿入して組み立てる間に、レール200に連結することができる。図2Bは、レール200の別の実施例を示す。保持部700は、レール200の長さに沿って配置される溝204の中に挿入して組み立てる間に、レール200に連結することができ、図2Bに示すレール200の全体的な断面形状は図2Aとは異なるが、溝204の断面形状は、図2Aおよび図2Bの両実施例において、保持部700を収容するために同じ大きさにするとよい。図2Aおよび図2Bにおいて、レール200は、その断面形状に溝204を有してもよく、また、その長さに沿って延びる切欠部202を有してもよい。また、レール200は、溝204の内側から上方に向けて延びる突起206を有する。
レール200の溝204に保持部700を連結する工程を図2C〜2Eの断面図において示す。保持部700は、溝204の長さに沿い、レール200の長手方向軸に沿って挿入されるとよい。保持部700(図2A,2B)は、その一部が溝204内に配置されて、レール200の切欠部202と整合するまで、レール200の長さに沿ってスライドする。次に、保持部700は、保持部700の脚部710および脚部711のうちの少なくとも1つが溝204内の突起206に完全に連結され、かつ、同突起206に対して位置決めされるように、レール200に対して押圧される。図2Dから明らかなように、保持部700の面取りされた内縁部703が突起206を超えてスライドすると、図2Eに示すように、保持部700の遠位端が突起206によって保持される。また、保持部700のタブ702は、締まり嵌めによりレール200の切欠部202の中に押し込まれ、これにより、保持部700がレール200に対して相対移動しないように固定される。保持部700を溝204および切欠部202の内側に配置し、かつ、レール200との締まり嵌めを介してタブ702を圧縮することによって、保持部700をレール200に固定してもよい。これにより、保持部700が車両102、レール200およびサンルーフパネル106に対して振動したりがたついたりしなくなる。保持部701は、同様の方法でレール201に固定するとよい。
さらに、第1レール200の前端および第2レール201の前端のうち少なくとも一つに、取付アーム502(図4)を介して下パネル500が連結される面を設けてもよい。図2Fは、図2C〜2Eに従って組み立てが完了した保持部700およびレール200の側面図を示す。
保持部700とレール200とをコンパクトな入れ子構造で連結すると、サンルーフの他の構成要素をレール200に連結したりレール200に沿って移動させたりするためのスペースを確保できる、という利点がある。
図3A〜3Fは、一実施例に係る保持部700の様々な図である。保持部700は、図2A〜2Fに示すように、レール200に沿って並ぶように、あるいはレール200内に配置され、かつ、レール200に対して連結されるとよい。さらに、保持部700は、上パネル取付部706と、上パネル止め708とを有するとよい。上パネル400は保持部700に対して回動可能に連結され、上パネル400の第1端は上パネル取付部706の周りを回動するが、上パネル400がその動作範囲内(図4)で回動するときに、上パネル400の第1端の上パネル取付部706に対する連結を維持するために、上パネル止め708が上パネル400の動きを制限する。軸部704は、保持部700の長手方向軸に直交する方向に突出してもよい。軸部704は、ねじりコイルばね128(図5A〜5D)に連結されるとともに、そのねじりコイルばね128のコイル部分を支持するようにするとよい。ねじりコイルばね128の第1端は保持部700のばね溝712に連結してもよく、この場合、ばね溝712はねじりコイルばね128の前端を保持するとともに保持部700に固定させる。ねじりコイルばね128の第2端は、上パネル400に連結するとよい。保持部700が溝204に連結されると、タブ702はレール200の切欠部202内に押し込まれる。タブ702は、切欠部202の高さがタブ702の高さより低くなって嵌合するように曲げることにより、切欠部202とタブ702の間が締まり嵌めとなるようにするとよい。脚部710および溝204は、保持部700をレール200の側方に固定するために設けられる。組み立ての間、保持部700はレール200に沿って配置されるので、保持部700は溝204の中に押し込まれることによって横方向に固定され、タブ702が切欠部202の中に押し込まれる。脚部711は、脚部710と同様に、溝204と係合するとともに溝204に連結するとよい。第2保持部701は第2レール201に連結され、第2レール201および第2保持部701は、それぞれ第1レール200および第1保持部700と対称に配置するとよい。図3Fは、図2Eと同様に、レール200に連結された保持部700を示す。
図4は、一実施例に係るデフレクタアセンブリ150の側面図である。以下、上パネル400の一部について説明するが、上パネル400は、第1の部分と実質的に対称をなす第2の一致部分を有するとよい。両部分は、図1,5Bに図示する。上パネル400の第1端は、上パネル取付部706に連結されるように形成された取付用切欠402を有してもよい。上パネル400の下向きの側面は、ねじりコイルばね128の第2端と接触させるとよい。サンルーフパネル106および上パネル400が閉位置にある状態から、サンルーフパネル106が少なくとも部分的に開く位置にある状態まで、上パネル400がその動作範囲内で回転すると、ねじりコイルばね128の第2端が上パネル400を押して車両102のルーフ面の上方位置まで伸展させ、これにより、上パネル400はサンルーフパネル106の高さを超えて突出する伸展位置に配置される。上パネル400が伸縮するとき、ねじりコイルばね128の第2端は上パネル400の下向きの側面に沿ってスライドし、上パネル400に対するばね力を維持する。伸展位置において、上パネル400は、メッシュ600を上向きに引き上げて、その表面において気流を導くようにしてもよい。ねじりコイルばね128は軸部704を中心に回転可能であり、保持部700と上パネル400との間でばねの張力を維持し、サンルーフパネル106が格納されて上パネル400の上にないときには、上パネル400を上向きに伸展させる力を付与する。サンルーフパネル106が車両102の後方に向けて十分に格納されなかった場合には、上パネル400の上方にあるサンルーフパネル106の圧力によってねじりコイルばね128が上パネル400に圧縮された状態が維持され、上パネル400は折りたたみ位置に留まる。ねじりコイルばね128のばね力または複数のねじりコイルばね128の合成されたばね力を上パネル400に付与することにより、上パネル400の振動は、約4.4Gの誘導振動を上限として、十分に抑制し得る。
サンルーフパネル106が開位置または部分的に開いた位置にあり、かつ、上パネル400が伸展位置にある状態で車両102が前方に進むときには、サンルーフパネル106が開位置または部分的に開いた位置にあるときに上パネル400およびメッシュ600が伸展位置にない場合よりも、メッシュ600が伸張された状態になって、空気流をサンルーフ開口部104より上方へ向けるとともに高圧の空気を拡散させることにより、風切り音および車両102内への乱流の流入を低減する。
別の実施例として、上パネル400は、少なくとも2つの構成要素の組み立てにより形成することができる。それらの構成要素が組み合わされた状態において、その構成要素は、上記の実施例と同様の構造および機能を備えてもよい。以下に、上パネル400の一部および下パネル500の一部について説明する。上パネル400および下パネル500の各部分は、第1の部分と対称的な、対応する第2の部分をそれぞれ有してもよい。
図5A〜5Bは、一実施例に係るデフレクタアセンブリ150を示す。デフレクタアセンブリ150は、メッシュ600を有してもよく、メッシュ600の第1端部は上パネル400に連結されてもよく、メッシュ600の第2端部は下パネル500に連結されてもよい。メッシュ600は、上パネル400の側縁(車両102に対して)に沿うように上パネル400に連結されてもよいし、下パネル500の側縁(車両102に対して)に沿うように下パネル500に連結されてもよい。上パネル400とメッシュ600との連結、および、下パネル500とメッシュ600との連結は、上パネル400および下パネル500の各々を、例えばポリプロピレンといった樹脂から成形するときに、オーバーモールディングプロセスにより形成してもよく、そうしたメッシュ600(例えば布により形成される)は、いずれもデフレクタアセンブリ150を形成するように連結される。
上パネル400および下パネル500は互いに自由に動くことができるが、メッシュ600に対して連結されたり、あるいは、上パネル400および下パネル500の何れかが取り付けられる別の構成要素に対して連結されたりすることにより、その動きが制限される。サンルーフパネル106が開位置または部分的に開いた位置にある場合およびデフレクタアセンブリ150が伸展位置にある場合のように、上パネル400の第2端部と下パネル500の第2端部が十分に離間すると、メッシュ600は伸張された状態になる。逆に、サンルーフパネル106が閉じてデフレクタアセンブリ150も閉じた状態になると、メッシュ600は折りたたまれる。デフレクタアセンブリ150は第1レール200および第2レール201、第1保持部700および第2保持部701、並びにフロントハウジング300に連結されるように設計され、サンルーフパネル106が開位置にあるときには、デフレクタアセンブリ150が伸展位置に配置され、ねじりコイルばね128のばね力によって上パネル400と下パネル500との間にメッシュ600が張設される。サンルーフパネル106が閉位置にあるときには、上パネル400の上方に配置されるサンルーフパネル106によってねじりコイルばね128が圧縮され、上パネル400および下パネル500が共に格納されるので、メッシュ600が折り畳まれる。
上パネル400は、実質的に対称をなして同様に第2保持部701に連結される第2端を有してもよく、この上パネル400は、第1端と第2端との間が平面視におけるU字形を形成する。
下パネル500は、実質的に対称をなす第2端を有してもよく、この下パネル500は、第1端と第2端との間が平面視におけるU字形を形成する。取付アーム502は下パネル500の第1端に連結され、取付アーム503は下パネル500の第2端に連結されるとよい。取付アーム502はレール200の端部にスナップフィットなどによって連結するように構成するとよく、取付アーム503はレール201の端部にスナップフィットなどによって連結するように構成するとよい。一以上の成形接続部504は、下パネル500の端部に連結されるとよい。
取付アーム502は、第1案内面506、第2案内面508、U字形状部510および凹部512を有する。第1案内面506および第2案内面508は、アーム502の上端部と下端部とに配置される。第1案内面506および第2案内面508の各々は、レール200の端部に対応する位置に、面取りされた縁部または湾曲した縁部を有する。仮に、レール200の端が取付アーム502の下方または上方にあると、レール200の端部は、それぞれ第1案内面506または第2案内面508に沿ってスライドした後に、両ガイド面の間に形成された凹部内に配置される。図4に示すように、U字形状部510および凹部512が組み合わされて弾性構造を形成することにより、取付アーム502は上方または下方に向かう弾力性のある動きが可能になる。U字形状部510の弾性変形と案内面(506および508)との組み合わせにより、レール200の端部における取付アーム502の挿入が容易になる。
下パネル500の縁部は、成形接続部504の個数と対応する数のフロントハウジング300の下パネル用フック302に連結されるように構成することができ、これにより、下パネル500は車両102内に安定して配置される。成形接続部504がフロントハウジング300(図4)の上で対応する下パネル用フック302に容易に掛止するように、成形接続部504の各々をアンダーカット形状にしてもよい。
別の実施例として、下パネル500は、少なくとも2つの構成要素を組み立てて形成してもよい。組み立て状態において、それら構成要素は、上記の実施例と同様の構造および機能を有してもよい。
図6A〜6Dは、一実施例に係るサンルーフウインドデフレクタシステム101の組立プロセスを示す。一実施形態として、ねじりコイルばね128は、軸部704の周りを回動できるように、保持部700の軸部704の上に配置してもよい。ねじりコイルばね128の第1端部は、保持部700のばね溝712内に配置するとよい。ねじりコイルばね128の第2端部は、上パネル400を支持するように、上方に向けて突出するように配置してもよい。その後、デフレクタアセンブリ150の上パネル400は、保持部700の上パネル取付部706に連結するとよい。そして、上パネル400を下降させてねじりコイルばね128の第2端部と接触させることにより、デフレクタアセンブリ150が伸展位置と格納位置との間で変位するときに、上パネル400の下向きの移動に抵抗する力を生じさせる。
パネル取付部706における上パネル400の保持を補助するために、上パネル400は、上パネル400の動作範囲内の角度よりも大きい、水平に対するある角度で連結されてもよい。その水平に対する角度は、約45度より大きくてもよい。
以上の記載は、単に、本出願の例示的な実施形態を開示および説明するものである。当業者であれば、本出願は、その主旨または本質的な特性から逸脱することなく、他の形態で具体化され得ることが理解される。したがって、本出願における本開示は、説明のためのものであり、請求の範囲および他の請求項を限定するものではない。本開示は、ここで示唆する容易に識別可能な変形例を含めて、発明の主題でない事項が公衆に供されることがないよう、ある程度、前述の請求項の用語の範囲を定める。

Claims (7)

  1. 車両のサンルーフ開口部の空気流を偏向するためのシステムであって、
    前記サンルーフ開口部にスライド可能に連結されるサンルーフパネルと、
    前記サンルーフ開口部の側縁の上のレールと、
    前記レールに固定される保持部と、
    前記保持部に回動可能に連結される上パネルおよび前記レールに連結される下パネルを有するデフレクタアセンブリと、
    を備え、
    前記サンルーフパネルは、閉位置において前記デフレクタアセンブリを覆って圧縮するとともに前記サンルーフ開口部を覆い、
    前記サンルーフパネルが少なくとも部分的に開く位置に格納されるときに、前記デフレクタアセンブリが回動して伸展する、システム。
  2. 前記デフレクタアセンブリは、
    前記上パネルに連結される第1端部および前記下パネルに連結される第2端部を有するメッシュと、
    前記保持部および前記上パネルに連結されるねじりコイルばねと、
    を備え、
    前記ねじりコイルばねは、前記サンルーフパネルが少なくとも部分的に開く位置に格納されるときに、前記上パネルを前記サンルーフパネルの上方に伸展させる、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記保持部は、前記レールの溝に連結される脚部を有する、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記保持部は、前記レールの切欠部に締まり嵌めにより連結されるタブを有する、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記保持部は、上パネル取付部を有し、
    前記上パネルの端部は、前記上パネル取付部に回動可能に連結される取付用切欠を有する、請求項2に記載のシステム。
  6. 前記下パネルの端部に配置され、前記レールの端部に連結される取付アームをさらに備える、請求項2に記載のシステム。
  7. 前記下パネルの端縁に沿って配置され、下パネル用フックと接触するように構成された成形接続部をさらに備え、
    前記下パネル用フックは、前記サンルーフ開口部に隣接して配置されるハウジングの端縁を横切って連結される、請求項2に記載のシステム。
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