JP2014101732A - プーリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スライドドア開閉機構における引込部周辺の幅寸法を小さくして、軽自動車等の小型車両に容易に適用できるプーリ装置を提供する。
【解決手段】プーリケースCAに、車両の車幅方向に延在するようプーリ軸60を設け、当該プーリ軸60にプーリ70を回転自在に支持させるようにし、さらにプーリケースCAに、当該プーリケースCAに引き込まれたケーブル18をプーリ溝72に向けて湾曲させる円弧状凸部46bを設けた。これにより、プーリ70の径方向を車両の車幅方向と交差する車両の前後方向に向けることができる。したがって、スライドドア開閉機構における引込部15b周辺の幅寸法を小さくして、軽自動車等の小型車両に容易に適用できるようになる。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両の側部に設けたスライドドアを開閉するスライドドア開閉機構を形成し、スライドドアを牽引するケーブルの向きを変換するプーリ装置に関する。
従来、ワゴン車やワンボックス車等の車両の側部には、乗員の乗降や荷物の出し入れを容易にするために比較的大きな開口部が形成され、当該開口部はローラアッシーを備えたスライドドアにより開閉されるようになっている。スライドドアは、比較的大きな開口部を開閉するため重量が嵩み、したがってスライドドアを備えた車両には、当該スライドドアを自動的に開閉し得るスライドドア開閉機構を搭載するようにしている。
スライドドア開閉機構は、ローラアッシーが転動してスライドドアの移動を案内するガイドレールを備え、当該ガイドレールは、車両の前後方向に延びるよう開口部の近傍に設けられている。ガイドレールの車両前方側には、車両の側部から車両の内側に向けて湾曲するよう引き込まれた引込部が設けられ、これによりスライドドアが全閉となる間際において、ローラアッシーが引込部に倣って転動して、これによりスライドドアは開口部に引き込まれて全閉状態となる。
ガイドレールの車両の前方側および後方側には、スライドドアを開方向および閉方向に牽引するケーブルの向きを変換するプーリ装置がそれぞれ設けられている。プーリ装置はケーブルの向きをガイドレールの中央側に向けるよう変換し、プーリ装置により向きが変換されたケーブルは、車両に設けられた駆動ユニットのドラムに巻回されるようになっている。そして、駆動ユニットを駆動してドラムを正転または逆転させることで、ケーブルによってスライドドアが開方向または閉方向に牽引されるようになっている。
このようなスライドドア開閉機構としては、例えば、特許文献1に記載された技術が知られている。特許文献1に記載されたスライドドア開閉機構は、ガイドレールの車両の前方側に対応するプーリ装置を、プーリ軸の軸方向が車両の略前後方向に向くよう車両に配置するようにしている。つまり、プーリの径方向は車両の略車幅方向に向くよう配置されている。
特開2005−213831号公報(図4,図7)
ところで、スライドドア開閉機構は、上述のようにスライドドアを開口部に引き込むため、スライドドア開閉機構を形成するガイドレールには、上述のように引込部が必要となる。したがって、軽自動車等の小型車両への適用に際し、充分な広さの室内空間を確保するためにも、スライドドア開閉機構の小型化が必須の条件となる。つまり、スライドドア開閉機構のガイドレールにおける引込部周辺を小型化することで、充分な室内空間を確保できるようになり、ひいてはスライドドア開閉機構を軽自動車等の小型車両にも容易に適用できるようになる。
しかしながら、上述の特許文献1に記載されたプーリ装置によれば、当該プーリ装置を、プーリの径方向が車両の略車幅方向を向くよう車両に配置する構成を採っている。ここで、プーリの直径寸法は、ケーブルにダメージを与えないようにするために、ある程度大きな直径寸法(例えば5cm)に設定されている。したがって、特許文献1に記載されたプーリ装置においては、スライドドア開閉機構の引込部周辺における車両の車幅方向に沿う寸法(幅寸法)が比較的大きくなってしまい、軽自動車等の小型車両への適用に際し、スライドドア開閉機構における引込部周辺の幅寸法をより小さくする必要が生じていた。
本発明の目的は、スライドドア開閉機構における引込部周辺の幅寸法を小さくして、軽自動車等の小型車両に容易に適用できるプーリ装置を提供することにある。
本発明のプーリ装置は、車両の側部に設けたスライドドアを開閉するスライドドア開閉機構を形成し、前記スライドドアを牽引するケーブルの向きを変換するプーリ装置であって、前記スライドドアの移動を案内するガイドレールの前記側部から前記車両の内側に引き込まれた引込部に対し、前記車両の車幅方向から対向するよう設けられるプーリケースと、前記プーリケースの内部に設けられ、前記車両の車幅方向に延在するプーリ軸と、前記プーリ軸に回転自在に支持され、前記ケーブルが入り込むプーリ溝を有するプーリと、前記プーリケースに設けられ、前記プーリケースに引き込まれた前記ケーブルを、前記プーリ溝に向けて湾曲させるケーブル案内部と、を備えることを特徴とする。
本発明のプーリ装置は、前記ケーブル案内部を円弧状凸部とし、当該円弧状凸部の表面を前記ケーブルが摺接することを特徴とする。
本発明のプーリ装置は、前記プーリケースを、車体パネルに固定されるケース本体と、当該ケース本体を閉塞するケースカバーとから形成し、前記ケース本体に前記円弧状凸部を設け、前記ケースカバーの前記円弧状凸部との対向部分に、前記ケーブルを前記円弧状凸部に沿わせる円弧状凹部を設けることを特徴とする。
本発明のプーリ装置は、前記円弧状凸部の曲率半径を、前記プーリ溝の曲率半径と同じ曲率半径に設定することを特徴とする。
本発明のプーリ装置は、前記円弧状凸部の前記プーリ軸の軸方向に沿う頂部の位置を、前記ケーブルを前記プーリ溝の前記プーリ軸の軸方向に沿う中心位置に案内する位置に設定することを特徴とする。
本発明のプーリ装置によれば、プーリケースに、車両の車幅方向に延在するようプーリ軸を設け、当該プーリ軸にプーリを回転自在に支持させるようにし、さらにプーリケースに、当該プーリケースに引き込まれたケーブルをプーリ溝に向けて湾曲させるケーブル案内部を設けるので、プーリの径方向を車両の車幅方向と交差する車両の前後方向に向けることができる。したがって、スライドドア開閉機構における引込部周辺の幅寸法を小さくして、軽自動車等の小型車両に容易に適用できるようになる。
本発明のプーリ装置によれば、ケーブル案内部を円弧状凸部とし、当該円弧状凸部の表面をケーブルが摺接するので、プーリケースに引き込まれたケーブルを、プーリ溝に向けてスムーズに案内することができる。したがって、ケーブルの牽引抵抗が増大するのを抑制して、ケーブルを牽引する駆動ユニットに大きな負荷が掛かるのを防止できる。
本発明のプーリ装置によれば、プーリケースを、車体パネルに固定されるケース本体と、当該ケース本体を閉塞するケースカバーとから形成し、ケース本体に円弧状凸部を設け、ケースカバーの円弧状凸部との対向部分に、ケーブルを円弧状凸部に沿わせる円弧状凹部を設けるので、ケーブルを円弧状凸部と円弧状凹部との間に挿入し易くして、プーリ装置へのケーブルの組み付け性を向上させることができる。
本発明のプーリ装置によれば、円弧状凸部の曲率半径を、プーリ溝の曲率半径と同じ曲率半径に設定するので、ケーブルが無理に湾曲されるのを抑制しつつプーリケースが必要以上に大きくなるのを防止できる。
本発明のプーリ装置によれば、円弧状凸部のプーリ軸の軸方向に沿う頂部の位置を、ケーブルをプーリ溝のプーリ軸の軸方向に沿う中心位置に案内する位置に設定するので、ケーブルを円弧状凸部からプーリ溝の正規位置に案内することができる。これにより、ケーブルがプーリの他の部分に摺接し難くなり、ひいてはプーリがケーブルにより偏摩耗等するのを抑制できる。また、ケーブルをスムーズに移動させることができるので、異音の発生を抑制しつつ駆動ユニットに大きな負荷が掛かるのをより確実に防止できる。
本発明のプーリ装置を備えたスライドドア開閉機構を搭載した車両を示す車載図である。 図1のスライドドア開閉機構を示す斜視図である。 図2のスライドドア開閉機構の駆動ユニットを一部断面で示す部分断面図である。 車両前方側のプーリ装置を拡大して示す斜視図である。 図4のプーリ装置の内部構造を説明する車両の前後方向,幅方向に沿う断面図である。 (a),(b)は、プーリ装置を形成するケース本体の表側,裏側をそれぞれ示す斜視図である。 (a),(b)は、プーリ装置を形成するケースカバーの表側,裏側をそれぞれ示す斜視図である。 プーリ装置の組み立て手順を説明する分解斜視図である。
以下、本発明の一実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明のプーリ装置を備えたスライドドア開閉機構を搭載した車両を示す車載図を、図2は図1のスライドドア開閉機構を示す斜視図を、図3は図2のスライドドア開閉機構の駆動ユニットを一部断面で示す部分断面図をそれぞれ表している。
図1に示すように、車両10はワンボックスタイプの乗用車であって、車両10を形成する車体11の側部12には、側部12に形成された開口部12aを開閉するスライドドア13が設けられている。スライドドア13は、ローラアッシー14を備え、当該ローラアッシー14は、車両10の前後方向に延びるよう車体11に設けられたガイドレール15に案内されるようになっている。つまり、スライドドア13は、ガイドレール15により車両10の前後方向への移動が案内されるようになっている。
ガイドレール15は、車両10の前後方向に延びる直線状部15aと、車両10の車幅方向、つまり車両10の前後方向と交差する方向(図1中上下方向)に延びる引込部15bとを備えている。引込部15bは、車両10の前方側、つまり開口部12aに近接して配置され、側部12から車両10の内側(車室内側)に引き込むよう設けられている。引込部15bは略円弧形状に形成されており、これによりスライドドア13が全閉となる間際において、ローラアッシー14が引込部15bに倣って転動して、スライドドア13は開口部12aに引き込まれて全閉状態(図中二点鎖線参照)となる。
車体11には、スライドドア13を開閉するためのスライドドア開閉機構16が搭載されている。図2に示すように、スライドドア開閉機構16は、ローラアッシー14にそれぞれ一端部が接続される一対のケーブル17,18と、ガイドレール15の車両10の後方側および前方側で各ケーブル17,18の向き、つまり移動方向を変換する一対のプーリ装置19,20と、各ケーブル17,18を牽引する駆動ユニット21とを備えている。駆動ユニット21は、ガイドレール15の長手方向に沿う略中央部分に位置し、車体11を形成する車体パネル11a(図1,5参照)の車室内側に固定されている。
図3に示すように、駆動ユニット21は、駆動源としての電動モータ22を備えており、当該電動モータ22の出力は、減速機構(図示せず)を介して出力軸23に伝達されるようになっている。出力軸23には、略円筒形状に形成されたドラム24が固定されており、当該ドラム24は、電動モータ22の回転駆動に伴い、減速機構および出力軸23を介して回転するようになっている。ドラム24には各ケーブル17,18の他端部がそれぞれ固定され、ドラム24の外周には駆動ユニット21に導かれた各ケーブル17,18の他端側が互いに逆向きになるよう複数回巻き付けられている。
そして、ドラム24が図中時計回り方向に回転すると、閉側のケーブル18がドラム24に巻き取られ、開側のケーブル17がドラム24から引き出される。これにより、スライドドア13は閉側のケーブル18に牽引されて自動的に閉動作する。一方、ドラム24が図中反時計回り方向に回転すると、開側のケーブル17がドラム24に巻き取られ、閉側のケーブル18がドラム24から引き出される。これにより、スライドドア13は開側のケーブル17に牽引されて自動的に開動作する。
ここで、電動モータ22としては、例えば、ブラシ付きの直流モータ等、正逆方向に回転可能なものが用いられ、電動モータ22は、CPUやメモリ等を備えた制御ユニット25によって回転制御されるようになっている。
図2に示すように、ガイドレール15の直線状部15aにおける車両10の後方側には、リヤ側のプーリ装置19が設けられ、当該プーリ装置19は、締結ボルト等(図示せず)により車体パネル11aに固定されている。プーリ装置19は、開側のケーブル17の向きを略180°変換するようになっており、車両10の後方側から折り返されたケーブル17の他端側を駆動ユニット21に導き、ケーブル17の一端側をローラアッシー14に導いている。
一方、ガイドレール15の引込部15bにおける車両10の車室内側には、引込部15bに対して車両10の車幅方向から対向するようフロント側のプーリ装置20が設けられている。このプーリ装置20は、締結ボルト等(図示せず)により車体パネル11aに固定されている。プーリ装置20は、閉側のケーブル18の向きを略90°変換するようになっており、車両10の前方側から折り返されたケーブル18の他端側を駆動ユニット21に導き、ケーブル18の一端側をローラアッシー14に導いている。
ここで、各プーリ装置19,20による各ケーブル17,18の向きの変換角度は、スライドドア開閉機構16の車体11に対する取り付けスペースに応じて設定されている。また、各ケーブル17,18としては、表面に樹脂材(図示せず)をコーティングして防錆処理を施したものが用いられている。
駆動ユニット21と各プーリ装置19,20との間には、各ケーブル17,18をそれぞれ摺動自在に被覆する一対のアウターチューブ26,27が設けられ、各アウターチューブ26,27は、金属層と樹脂層とから形成されて可撓性を有している。各アウターチューブ26,27の一端側には、各プーリ装置19,20からの各ケーブル17,18の出入りを案内する樹脂製のキャップ部材28,29がそれぞれ取り付けられており、各アウターチューブ26,27の一端側は、各キャップ部材28,29を介して各プーリ装置19,20にそれぞれ固定されている。
各アウターチューブ26,27の他端側には、図3に示すように樹脂製のスライドキャップ30,31が固定されており、各スライドキャップ30,31は、駆動ユニット21のユニットケース21aに対して進退自在に設けられている。各スライドキャップ30,31は、ユニットケース21a内に設けられたスプリング32により、ユニットケース21a内から押し出される方向に付勢されている。これにより、各アウターチューブ26,27は、ユニットケース21aから押し出されて駆動ユニット21と各プーリ装置19,20との間で湾曲するようになっている。
そして、各アウターチューブ26,27が湾曲することにより、駆動ユニット21と各プーリ装置19,20との間の各ケーブル17,18の移動経路が伸張され、各ケーブル17,18に所定の張力が付与されるようになっている。つまり、スプリング32により各アウターチューブ26,27を湾曲させることで、各ケーブル17,18の弛みを除去するようにしている。
次に、本発明を適用したフロント側のプーリ装置20の構造について、図面を用いて詳細に説明する。なお、本実施の形態においては、図2に示すようにフロント側のプーリ装置20の構造とリヤ側のプーリ装置19の構造とをそれぞれ異ならせているが、リヤ側のプーリ装置19においてもフロント側のプーリ装置20と同様の構成として本発明を適用することができる。
図4は車両前方側のプーリ装置を拡大して示す斜視図を、図5は図4のプーリ装置の内部構造を説明する車両の前後方向,幅方向に沿う断面図を、図6(a),(b)はプーリ装置を形成するケース本体の表側,裏側をそれぞれ示す斜視図を、図7(a),(b)はプーリ装置を形成するケースカバーの表側,裏側をそれぞれ示す斜視図をそれぞれ表している。
図4,5に示すように、プーリ装置20は、ケーブル18の向きを略90°変換するようになっており、具体的には、ガイドレール15の引込部15b(Y軸方向)から駆動ユニット21(X軸方向)に向けて、ケーブル18の移動方向を変換するようになっている。このプーリ装置20は、樹脂製のケース本体40,樹脂製のケースカバー50,金属製のプーリ軸60,樹脂製のプーリ70およびゴム製のシールカバー80を備えている。
ケース本体40は、ケースカバー50と共にプーリケースCAを形成し、プラスチック等の樹脂材料を射出成形等することで所定形状に形成されている。ケース本体40は車体パネル11aに固定されるもので、図6(a),(b)に示すように平板状の本体部41を備えている。本体部41の長手方向両端部には、プーリ装置20を車体パネル11aに固定するための取付腕42,43が一体に設けられている。一方の取付腕42には、締結ボルトFB(図5参照)が貫通する1つの貫通孔42aが設けられ、他方の取付腕43には、締結ボルトFBがそれぞれ貫通する2つの貫通孔43aが設けられている。すなわち、プーリ装置20は3つの締結ボルトFBを介して車体パネル11aに強固に固定されるようになっている。また、本体部41には、第1プーリ収容部44を挟んで対向するよう一対のネジ孔41aが設けられ、各ネジ孔41aには、ケース本体40にケースカバー50を固定するための固定ネジFS(図4,8参照)がネジ結合されるようになっている。
本体部41の長手方向に沿う一方の取付腕42側には、本体部41の厚み方向に向けて薄肉となった略円筒形状の第1プーリ収容部44が一体に設けられている。第1プーリ収容部44は底部44aを備え、当該底部44aの略中心部分には、本体部41の厚み方向に貫通する貫通穴44bが形成されている。貫通穴44bには、プーリ軸60が圧入により固定されるようになっている。このようにプーリ軸60を貫通穴44bに固定することで、図4,5に示すように、プーリ装置20を車体パネル11aに固定した状態のもとで、プーリ軸60は車両10の車幅方向(Y軸方向)に延在されると共に、プーリ軸60に回転自在に支持されるプーリ70の径方向は、車両10の前後方向(X軸方向)に向けられる。なお、図中Z軸方向は、車両10の上下方向に対応している。
また、第1プーリ収容部44には、キャップ部材29(図4参照)が装着される第1キャップ装着部45と、引込部15bからのケーブル18の第1プーリ収容部44内への導入を案内する第1導入案内部46とが一体に設けられている。
第1キャップ装着部45は、他方の取付腕43側、つまりプーリ装置20の車体パネル11aへの固定状態のもとで駆動ユニット21側を向くよう、第1プーリ収容部44に対して所定角度で傾斜するよう設けられている。これによりケーブル18を含むアウターチューブ27の車両10への取り回し(ケーブル配索作業)を容易に行えるようにしている。ここで、第1キャップ装着部45の第1プーリ収容部44に対する傾斜角度は、スライドドア開閉機構16の車体11に対する取り付けスペース等に応じて設定されている。つまり、第1キャップ装着部45の第1プーリ収容部44に対する傾斜角度を異ならせたものを準備することで、取り付けスペース等が異なる種々の車体に対応することができる。
第1キャップ装着部45の内側には、当該第1キャップ装着部45の内側に突出するよう第1段差部45aが設けられている。第1段差部45aには、キャップ部材29が係合するようになっており、これによりケース本体40にケースカバー50を装着した状態のもとで、キャップ部材29がプーリケースCAから抜け落ちるのを防止している。
第1導入案内部46は、図6(b)に示すように略直方体形状に形成され、本体部41の厚み方向に沿う第1プーリ収容部44側とは反対側に突出して設けられている。第1導入案内部46の車体パネル11a側には、パネル対向面46aが設けられ、第1導入案内部46の内部には、当該第1導入案内部46の内側に向けて突出する円弧状凸部(ケーブル案内部)46bが設けられている。
円弧状凸部46bは、図5に示すように、パネル対向面46aと第1プーリ収容部44との間に設けられ、円弧状凸部46bの表面にはケーブル18が摺接するようになっている。円弧状凸部46bは、略1/4(略90°)の円弧形状に形成されて略滑り台形状となり、その曲率半径R1は、プーリ70に設けたプーリ溝72の曲率半径R2(図4参照)と同じ曲率半径に設定されている(R1=R2)。このように、円弧状凸部46bの表面にケーブル18を摺接させることで、プーリケースCAに引き込まれたケーブル18をプーリ溝72に向けて湾曲させるようにしている。
ここで、プーリ70は、フランジ部71と、ケーブル18が入り込むプーリ溝72とを有しており、プーリ溝72の曲率半径R2は、ケーブル18を無理に湾曲させて損傷させない最小の曲率半径に設定されている。これにより、プーリ70を必要最小限の大きさに抑えて、プーリ装置20の小型化を実現している。つまり、本実施の形態においては、円弧状凸部46bの曲率半径R1を、プーリ溝72の曲率半径R2に基づいて設定することで、ケーブル18を損傷すること無く、かつプーリ装置20が必要以上に大型化するのを防止している。
円弧状凸部46bのプーリ軸60の軸方向に沿う底部44aからの高さ寸法はHに設定されている。これにより円弧状凸部46bのプーリ軸60の軸方向に沿う頂部T(図中黒点部分)の位置を、ケーブル18をプーリ70のプーリ溝72におけるプーリ軸60の軸方向に沿う中心位置Cに案内し得る位置としている。このように、円弧状凸部46bの高さ寸法H(頂部Tの位置)を、プーリ溝72の中心位置Cに対応させて設定することで、円弧状凸部46bの表面を摺接するケーブル18を、プーリ溝72の正規位置、つまり中心位置Cに確実に案内できるようにしている。これにより、プーリ70のフランジ部71、つまりプーリ70のプーリ溝72を除く他の部分に、ケーブル18が摺接するのを抑制している。
このように、円弧状凸部46bは、パネル対向面46aと第1プーリ収容部44との間に設けられ、これによりガイドレール15の引込部15bとプーリ溝72との間にあるケーブル18を、引込部15b(Y軸方向)からプーリ溝72(X軸方向)に向けて、略90°の角度で湾曲させるようになっている。また、プーリ70は、図5に示すように、円弧状凸部46bにより湾曲されたケーブル18の向きを略180°変換し、駆動ユニット21に向けるようになっている。
ケースカバー50は、ケース本体40と共にプーリケースCAを形成し、プラスチック等の樹脂材料を射出成形等することで所定形状に形成されている。ケースカバー50はケース本体40を閉塞するもので、図7に示すように第2プーリ収容部51を備えている。第2プーリ収容部51は、ケース本体40の第1プーリ収容部44(図6参照)と同様に、ケースカバー50の厚み方向に向けて薄肉となった略円筒形状に形成されている。第2プーリ収容部51は底部51aを備え、当該底部51aの略中心部分には、ケースカバー50の厚み方向に貫通する貫通穴51bが形成されている。貫通穴51bには、第2プーリ収容部51と第1プーリ収容部44とを付き合わせた際に、プーリ軸60が挿通されるようになっている。
また、ケースカバー50には、第2プーリ収容部51を挟んで対向するよう一対のネジ孔52が設けられ、各ネジ孔52には、ケース本体40にケースカバー50を固定するための固定ネジFS(図4,8参照)が挿通されるようになっている。さらに、ケースカバー50には、キャップ部材29(図4参照)が装着される第2キャップ装着部53と、引込部15bからのケーブル18の第2プーリ収容部51内への導入を案内する第2導入案内部54とが設けられている。
第2キャップ装着部53は、ケース本体40の第1キャップ装着部45と対向するようになっており、第1キャップ装着部45(図6参照)と同様に、プーリ装置20の車体パネル11aへの固定状態のもとで駆動ユニット21側を向くようになっている。また、第2キャップ装着部53の内側すなわちケース本体40と対向する側の面には、当該第2キャップ装着部53の内側に突出するよう第2段差部53aが設けられている。第2段差部53aには、ケース本体40の第1段差部45aと同様に、キャップ部材29が係合するようになっている。
第2導入案内部54は、図7(b)に示すように、ケースカバー50の厚み方向に沿う第2プーリ収容部51側に突出するよう設けられている。第2導入案内部54には、第2プーリ収容部51側に向けて窪んだ円弧状凹部54aが設けられている。円弧状凹部54aは、図5に示すように、ケースカバー50をケース本体40に組み付けた状態のもとで、円弧状凸部46bと所定間隔を持って対向するようになっている。
ここで、円弧状凹部54aと円弧状凸部46bとの間隔は、ケーブル18の直径寸法よりも大きい間隔に設定されており、プーリ装置20の作動時において、ケーブル18は円弧状凹部54aの表面を摺接することは無い。このように、円弧状凸部46bに対向させて円弧状凹部54aを設けることで、ケーブル18を円弧状凸部46bと円弧状凹部54aとの間に挿入し易くしており、これによりケーブル18のプーリ装置20への組み付け性を向上させている。
図5に示すように、シールカバー80は、ゴム等の弾性材料を射出成形等することで所定形状に形成され、装着本体部81,パネル密着部82および蛇腹部83を備えている。装着本体部81は第1導入案内部46に装着され、パネル密着部82は車体パネル11aに密着するようになっている。蛇腹部83にはケーブル18が摺接するようになっており、蛇腹部83は装着本体部81およびパネル密着部82に対して弾性変形することで揺動自在となっている。このようにシールカバー80を設けることで、プーリ装置20の車室外側、つまりガイドレール15側からの雨水や埃等が、プーリ装置20の内部に進入するのを防止している。これにより、プーリ軸60とプーリ70との間に塗布したグリス(図示せず)を長期に亘って保持し、プーリ70の円滑な動作を可能としている。
次に、以上のように形成したプーリ装置20の組立手順について、図面を用いて詳細に説明する。図8はプーリ装置の組み立て手順を説明する分解斜視図を表している。
まず、図8に示すように、ケース本体40の底部44aに設けた貫通穴44bに、プーリ軸60の基端側(図中下側)を所定量圧入して固定する。次いで、ケーブル18が挿通されたキャップ部材29を、第1キャップ装着部45に装着する。その後、プーリ70のプーリ溝72にケーブル18を沿わせつつ、プーリ軸60にプーリ70を回転自在に支持させる。このとき、プーリ軸60とプーリ70との間の摺動部にグリスを塗布しておくようにする。
次に、ケースカバー50を準備し、当該ケースカバー50の第2プーリ収容部51とケース本体40の第1プーリ収容部44とを対向させる。そして、ケースカバー50をケース本体40に臨ませて、プーリ軸60の先端側(図中上側)を、ケースカバー50の底部51a(図7(b)参照)に設けた貫通穴51bに挿通する。このとき、ケース本体40の円弧状凸部46bとケースカバー50の円弧状凹部54aとを対向させつつ(図5参照)、これらの間にケーブル18を配置し、さらにケース本体40の各ネジ孔41aとケースカバー50の各ネジ孔52とを対向させる。
その後、各固定ネジFSを各ネジ孔52に挿通し、図示しない締結工具を用いて各ネジ孔41aにネジ結合させる。次いで、止め輪STをプーリ軸60の先端部に装着する。これにより、ケース本体40へのケースカバー50の装着が完了する。その後、シールカバー80の蛇腹部83(図5参照)にケーブル18を挿通した状態のもとで、シールカバー80の装着本体部81を、ケース本体40の第1導入案内部46に装着し、これによりプーリ装置20が完成する。なお、プーリ装置20を含むスライドドア開閉機構16(図2参照)は、車体メーカにおいて車両10の所定箇所に搭載されるようになっている。
ここで、プーリ装置20の組み立て後に、メンテナンス等により、例えばケーブル18のみを交換する場合には、プーリ装置20を分解すること無く、古いケーブル18をプーリ装置20から抜き取り、蛇腹部83側またはキャップ部材29側から新しいケーブル18を挿通することで、容易に交換できるようになっている。
具体的には、新しいケーブル18を蛇腹部83側から挿通する場合には、ケーブル18の端部を蛇腹部83に挿通することで、ケーブル18の端部は円弧状凹部54a(図5参照)に案内されてプーリ70に向けられる。その後、ケーブル18の端部は、第1プーリ収容部44および第2プーリ収容部51の内側に沿って移動し、キャップ部材29に挿通される。
一方、新しいケーブル18をキャップ部材29側から挿通する場合には、ケーブル18の端部をキャップ部材29に挿通することで、ケーブル18の端部は第1プーリ収容部44および第2プーリ収容部51の内側に沿って移動する。その後、ケーブル18の端部は、円弧状凹部54a(図5参照)に案内されて蛇腹部83に向けられて、蛇腹部83に挿通される。
以上詳述したように、本実施の形態に係るプーリ装置20によれば、プーリケースCAに、車両10の車幅方向に延在するようプーリ軸60を設け、当該プーリ軸60にプーリ70を回転自在に支持させるようにし、さらにプーリケースCAに、当該プーリケースCAに引き込まれたケーブル18をプーリ溝72に向けて湾曲させる円弧状凸部46bを設けた。これにより、プーリ70の径方向を車両10の車幅方向と交差する車両10の前後方向に向けることができる。したがって、スライドドア開閉機構16における引込部15b周辺の幅寸法を小さくして、軽自動車等の小型車両に容易に適用できるようになる。
また、本実施の形態に係るプーリ装置20によれば、円弧状凸部46bの表面をケーブル18が摺接するので、プーリケースCAに引き込まれたケーブル18を、プーリ溝72に向けてスムーズに案内することができる。したがって、ケーブル18の牽引抵抗が増大するのを抑制して、ケーブル18を牽引する駆動ユニット21に大きな負荷が掛かるのを防止できる。
さらに、本実施の形態に係るプーリ装置20によれば、プーリケースCAを、車体パネル11aに固定されるケース本体40と、当該ケース本体40を閉塞するケースカバー50とから形成し、ケース本体40に円弧状凸部46bを設け、ケースカバー50の円弧状凸部46bとの対向部分に、ケーブル18を円弧状凸部46bに沿わせる円弧状凹部54aを設けたので、ケーブル18を円弧状凸部46bと円弧状凹部54aとの間に挿入し易くして、プーリ装置20へのケーブル18の組み付け性を向上させることができる。
また、本実施の形態に係るプーリ装置20によれば、円弧状凸部46bの曲率半径R1を、プーリ溝72の曲率半径R2と同じ曲率半径(R1=R2)に設定したので、ケーブル18が無理に湾曲されるのを抑制しつつプーリケースCAが必要以上に大きくなるのを防止できる。
さらに、本実施の形態に係るプーリ装置20によれば、円弧状凸部46bのプーリ軸60の軸方向に沿う頂部Tの位置を、ケーブル18をプーリ溝72のプーリ軸60の軸方向に沿う中心位置Cに案内する位置に設定したので、ケーブル18を円弧状凸部46bからプーリ溝72の正規位置に案内することができる。これにより、ケーブル18がプーリ70の他の部分(フランジ部71等)に摺接し難くなり、ひいてはプーリ70がケーブル18により偏摩耗等するのを抑制できる。また、ケーブル18をスムーズに移動させることができるので、異音の発生を抑制しつつ駆動ユニット21に大きな負荷が掛かるのをより確実に防止できる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記実施の形態においては、車両10の右側のスライドドア13を開閉駆動するスライドドア開閉機構16のプーリ装置20に本発明を適用したものを示したが、本発明はこれに限らず、車両10の左側のスライドドア(図示せず)を開閉駆動するスライドドア開閉機構のプーリ装置(フロント側/リヤ側)にも適用することができる。
10 車両
11 車体
11a 車体パネル
12 側部
12a 開口部
13 スライドドア
14 ローラアッシー
15 ガイドレール
15a 直線状部
15b 引込部
16 スライドドア開閉機構
17 ケーブル(開側)
18 ケーブル(閉側)
19 プーリ装置(リヤ側)
20 プーリ装置(フロント側)
21 駆動ユニット
21a ユニットケース
22 電動モータ
23 出力軸
24 ドラム
25 制御ユニット
26,27 アウターチューブ
28,29 キャップ部材
30,31 スライドキャップ
32 スプリング
40 ケース本体(プーリケース)
41 本体部
41a ネジ孔
42,43 取付腕
42a,43a 貫通孔
44 第1プーリ収容部
44a 底部
44b 貫通穴
45 第1キャップ装着部
45a 第1段差部
46 第1導入案内部
46a パネル対向面
46b 円弧状凸部(ケーブル案内部)
50 ケースカバー(プーリケース)
51 第2プーリ収容部
51a 底部
51b 貫通穴
52 ネジ孔
53 第2キャップ装着部
53a 第2段差部
54 第2導入案内部
54a 円弧状凹部
60 プーリ軸
70 プーリ
71 フランジ部
72 プーリ溝
80 シールカバー
81 装着本体部
82 パネル密着部
83 蛇腹部
CA プーリケース
FB 締結ボルト
FS 固定ネジ
ST 止め輪

Claims (5)

  1. 車両の側部に設けたスライドドアを開閉するスライドドア開閉機構を形成し、前記スライドドアを牽引するケーブルの向きを変換するプーリ装置であって、
    前記スライドドアの移動を案内するガイドレールの前記側部から前記車両の内側に引き込まれた引込部に対し、前記車両の車幅方向から対向するよう設けられるプーリケースと、
    前記プーリケースの内部に設けられ、前記車両の車幅方向に延在するプーリ軸と、
    前記プーリ軸に回転自在に支持され、前記ケーブルが入り込むプーリ溝を有するプーリと、
    前記プーリケースに設けられ、前記プーリケースに引き込まれた前記ケーブルを、前記プーリ溝に向けて湾曲させるケーブル案内部と、
    を備えることを特徴とするプーリ装置。
  2. 請求項1記載のプーリ装置において、前記ケーブル案内部を円弧状凸部とし、当該円弧状凸部の表面を前記ケーブルが摺接することを特徴とするプーリ装置。
  3. 請求項2記載のプーリ装置において、前記プーリケースを、車体パネルに固定されるケース本体と、当該ケース本体を閉塞するケースカバーとから形成し、前記ケース本体に前記円弧状凸部を設け、前記ケースカバーの前記円弧状凸部との対向部分に、前記ケーブルを前記円弧状凸部に沿わせる円弧状凹部を設けることを特徴とするプーリ装置。
  4. 請求項2または3記載のプーリ装置において、前記円弧状凸部の曲率半径を、前記プーリ溝の曲率半径と同じ曲率半径に設定することを特徴とするプーリ装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載のプーリ装置において、前記円弧状凸部の前記プーリ軸の軸方向に沿う頂部の位置を、前記ケーブルを前記プーリ溝の前記プーリ軸の軸方向に沿う中心位置に案内する位置に設定することを特徴とするプーリ装置。
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