JP2011074724A - プーリ装置および車両用自動開閉装置 - Google Patents

プーリ装置および車両用自動開閉装置 Download PDF

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Yoshitaka Urano
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Abstract

【課題】ケーブルのプーリ溝からの脱輪を確実に防止することにある。
【解決手段】プーリ本体40を回転自在に収容するプーリケース41において、プーリ本体40の外周面に対向する対向壁55とプーリ本体40の軸方向両端部との間の隙間D1を開側ケーブル21の直径Dよりも小さく形成する。また、プーリ溝40aに対向する位置において、対向壁55にプーリ本体40の径方向外側に窪む溝部55aを形成し、溝部55aにより、プーリ溝40aと対向壁55との間の隙間D2を開側ケーブル21の直径Dよりも大きく形成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、車両に設けられる開閉体に接続され駆動ユニットにより駆動されるケーブルの移動方向を変換するプーリ装置、および当該プーリ装置を有する車両用自動開閉装置に関する。
例えば、ワゴンタイプやワンボックスタイプなどの車両では、車両前後方向に開閉移動する開閉体としてのスライドドアを車体側部に設けることにより、車両側方からの乗降や荷物の積み下ろしを容易に行えるようにしている。車体側部には車両前後方向に延びる直線部と、直線部の車両前方側の端部から車室内側へ向けて湾曲する引き込み部とを備えるガイドレールが固定されており、スライドドアはガイドレールに沿って車両前後方向に移動することによりスライド式に開閉されるようになっている。このスライドドアの開閉を自動的に行うために、車両には車両用自動開閉装置としてのパワースライドドア装置が搭載されている。
パワースライドドア装置としては、スライドドアに接続されるケーブルを駆動ユニットにより駆動することでスライドドアを自動的に開閉するようにしたケーブル式のものが多く用いられている。また、このケーブル式のパワースライドドア装置には、駆動ユニットを車体側部に搭載した車体内蔵型と、駆動ユニットをスライドドアに搭載したドア内蔵型とがある。車体内蔵型のパワースライドドア装置では、駆動ユニットから引き出された一対のケーブルが、ガイドレールの長手方向両端部にそれぞれ配置される一対のプーリ装置を介してスライドドアに配索されている。つまり、一対のケーブルは対応するプーリ装置によりその移動方向が変換されて、それぞれ開方向および閉方向からスライドドアに接続されており、駆動ユニットにより一方のケーブルを巻き取るとともに他方のケーブルを送り出すことで、スライドドアがケーブルに牽引されて自動開閉動作するようになっている。
各プーリ装置はケーブルが巻き掛けられるプーリ溝を備えたプーリ本体と、プーリ本体を収容するプーリケースとを有しており、プーリケースに支持されたプーリ軸によりプーリ本体が回転自在に支持されている。このプーリケースは一対のケース半体により形成されており、特許文献1に記載されるように、プーリ軸の径方向に分割された一対のケース半体によりプーリケースを形成するようにした径方向分割型と、特許文献2に記載されるように、プーリ軸の軸方向に分割された一対のケース半体によりプーリケースを形成するようにした軸方向分割型とがある。
特開2008−63930号公報 特開2005−213831号公報
ところで、スライドドアがガイドレールの引き込み部に案内される等してケーブルに緩みが生じた場合に、プーリ本体に巻き掛けられたケーブルがプーリ溝から外れてしまうことを防止するために、プーリ本体とプーリケースとの間の隙間がケーブルの直径よりも小さくなるようにプーリケースを形成することが好ましい。例えば、特許文献1に記載されるプーリ装置では、プーリ本体の軸方向両端面とプーリケースの内面との間の軸方向の隙間がケーブルの直径よりも小さく形成され、ケーブルがプーリ溝から脱輪することが防止されている。しかしながら、この場合には、ケーブルが緩んでプーリ本体の軸方向一端側へ移動した状態でケーブルが強く引っ張られると、プーリ本体の軸方向一端面とプーリケースの内面との間の軸方向の隙間にケーブルが噛み込み、ケーブルがプーリ溝から外れてしまうおそれがある。
一方、特許文献2に記載されるプーリ装置では、プーリ本体の軸方向両端部の外周面とプーリケースの内面との間の径方向の隙間がケーブルの直径よりも小さく形成され、ケーブルがプーリ溝から脱輪することが防止されている。このとき、プーリ本体の小型により、ケーブルがプーリ本体の軸方向両端部の外周面よりも径方向外側に一部突出した状態でプーリ溝に巻き掛けられているため、プーリケースがケーブルに接触しないようにケーブルとプーリケースの内面との間に隙間を形成する必要がある。したがって、特許文献2に示されるように、プーリ本体の外周面に対向するプーリケースの内面を軸方向全体にわたって同一平面に形成すると、プーリ本体の軸方向両端部の外周面とプーリケースの内面との間の径方向の隙間を十分に小さくすることができず、ケーブルがプーリ溝から外れてしまうことを確実に防止することができないおそれがある。
本発明の目的は、ケーブルのプーリ溝からの脱輪を確実に防止することにある。
本発明のプーリ装置は、車両に設けられる開閉体に接続され駆動ユニットにより駆動されるケーブルの移動方向を変換するプーリ装置であって、前記ケーブルが巻き掛けられるプーリ溝を備えるプーリ本体と、前記プーリ本体を回転可能に支持し、前記プーリ本体の外周面に対向する対向壁を備え、前記プーリ本体の軸方向両端部の外周面と前記対向壁との間に前記ケーブルの直径よりも小さい隙間を形成するプーリケースとを有し、前記プーリケースは、前記プーリ溝と対向する位置において前記対向壁に前記プーリ本体の径方向外側へ窪む溝部を形成し、当該溝部により、前記プーリ溝と前記対向壁との間に前記ケーブルの直径よりも大きい隙間を形成することを特徴とする。
本発明のプーリ装置は、前記プーリケースは、前記プーリ本体を回転可能に支持するプーリ軸の径方向に分割される一対のケース半体を有することを特徴とする。
本発明のプーリ装置は、前記プーリ本体を前記プーリケースに組み付ける際には、前記ケーブルを前記溝部に沿って案内した状態で前記プーリ本体をそれぞれの前記ケース半体に収容することを特徴とする。
本発明のプーリ装置は、前記プーリケースは、前記プーリ本体を回転可能に支持するプーリ軸の軸方向に分割される一対のケース半体を有し、前記一対のケース半体には、それぞれ前記プーリ軸を支持する支持孔が形成されていることを特徴とする。
本発明のプーリ装置は、前記プーリケースは前記溝部を含む面に沿って分割され、前記プーリ本体の軸方向一端部の外周面と一方の前記ケース半体における前記対向壁の開口端部との間に前記ケーブルの直径よりも大きい隙間を形成することを特徴とする。
本発明のプーリ装置は、前記プーリケースは、前記プーリ本体を収容する内部から車両下方側に開口する水抜き孔を有することを特徴とする。
本発明のプーリ装置は、前記プーリケースは前記水抜き孔が開口する端面から突出するリブを有し、当該リブにより、前記プーリケースに装着されるシーリングラバーは前記水抜き孔の開口部を隙間を介して覆うことを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、上記プーリ装置を、車両に設けられ前記開閉体の摺動を案内するガイドレールの一端に近接し、かつ車体に取り付けたことを特徴とする。
本発明によれば、プーリ本体の外周面に対向するプーリケースの対向壁に、プーリ溝に対向する位置においてプーリ本体の径方向外側へ窪む溝部を形成したので、対向壁に溝部を形成しない場合に比べて、プーリケースの対向壁とプーリ本体の軸方向両端部の外周面との間の隙間を小さくすることができる。これにより、ケーブルがプーリ軸の軸方向に強く引っ張られた場合でも、ケーブルが対向壁とプーリ軸の軸方向両端部の外周面との間の隙間に噛み込むことがなく、ケーブルのプーリ溝からの脱輪を確実に防止することができる。また、溝部によりプーリ溝と対向壁との間の隙間が十分に確保されており、ケーブルに緩みが生じた場合でもケーブルが溝部に沿って案内されるため、ケーブルがプーリ軸の軸方向に移動することが抑制され、ケーブルをプーリ溝から外れづらくすることができる。
本発明によれば、プーリ軸の径方向分割型のプーリケースにおいて、プーリケースの対向壁に溝部を形成するようにしたので、プーリ本体をプーリケースに組み付ける際に、ケーブルを溝部に沿って案内した状態でプーリ本体をそれぞれのケース半体に収容することができる。これにより、プーリケースの溝部とプーリ本体のプーリ溝は対向して配置されているため、プーリ本体をそれぞれのケース半体に収容する際に、ケーブルをプーリケースの溝部からプーリ本体のプーリ溝に案内でき、プーリ本体の軸方向端面とそれぞれのケース半体の内面との間にケーブルが噛み込むことを防止することができる。
本発明によれば、プーリ軸の軸方向分割型のプーリケースにおいて、プーリケースの対向壁に形成された溝部を含む面に沿って分割するようにしたので、ケーブルのプーリ溝からの脱輪防止のためにプーリ本体の軸方向両端部の外周面と対向壁との間の隙間をケーブルの直径よりも小さく形成した場合でも、プーリ本体の軸方向一端部の外周面と一方のケース半体における対向壁の開口端部との間の隙間をケーブルの直径よりも大きく形成することができる。これにより、ケーブルをプーリ本体に巻き掛ける際に、プーリ本体を一方のケース半体に収容した状態でケーブルをプーリ溝に容易に巻き掛けることが可能となる。
本発明によれば、プーリケースは水抜き孔が開口する端面から突出するリブを有し、プーリケースに装着されるシーリングラバーが水抜き孔の開口部を隙間を介して覆うようにしたので、水抜き孔からプーリケース内に埃や異物等が浸入することを防止することができる。また、水抜き孔の開口部を塞ぐことなく、シーリングラバーをプーリケースに被せることができるので、シーリングラバーをプーリケースに爪係合により容易に装着することが可能となる。
パワースライドドア装置を備えた車両の概略図である。 図1に示すパワースライドドア装置の斜視図である。 図2に示す駆動ユニットの一部切り欠き断面図である。 本発明の一実施の形態であるリア側のプーリ装置を示す斜視図である。 図4に示すプーリ装置の平面図である。 図4に示すプーリ装置の分解斜視図である。 図5におけるA−A線に沿う断面図である。 図7におけるB−B線に沿う断面図である。 本発明のプーリ装置と比較するための従来技術のプーリ装置を示す図7に対応する断面図である。 本発明の一実施の形態であるフロント側のプーリ装置を示す斜視図である。 図10に示すプーリ装置の平面図である。 図10に示すプーリ装置の分解斜視図である。 図11におけるC−C線に沿う断面図である。 図13におけるD−D線に沿う断面図である。 図11におけるE−E線に沿う断面図である。 図15におけるF−F線に沿う断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1に示す車両11には、進行方向(車両前方方向)の左右両側つまり車体12の両側部に、乗員等の乗降や荷物の積み下ろしなどを行うための開口部13を開閉する開閉体としてのスライドドア14が設けられている。このスライドドア14は、車体12の側部に固定されたガイドレール15に案内されて車両前後方向に摺動されることで開口部13を開閉するようになっている。
ガイドレール15は、車両上下方向の略中央部において開口部後方のアウタパネル16に固定されており、車体12の側部に沿って車両前後方向に延びる直線部15aと、直線部15aの車両前方側の端部から車室内側へ向けて湾曲する引き込み部15bとを備えている。一方、スライドドア14の車両後端部にはガイドレール15に対応させてローラアッシー17が設けられており、ローラアッシー17はガイドレール15に移動自在に装着されている。このローラアッシー17がガイドレール15に沿って車両前後方向に移動することにより、スライドドア14は車体12の側部に沿ってスライド式に開閉される。すなわち、ローラアッシー17がガイドレール15の直線部15aの車両後端部に案内されるとスライドドア14は全開位置となり、ローラアッシー17がガイドレール15の引き込み部15bに案内されると、スライドドア14は車体12の側面と同一面となるように車室内側へ引き込まれて全閉位置となる。
なお、図示はしないが、ガイドレール15は図示する位置(センター部)以外に、車体12の開口部13の上下縁部(アッパー部、ロアー部)にも設けられ、これらに対応して、スライドドア14の車両前端部の上下部位にはそれぞれ図示しないローラアッシーが設けられている。これにより、スライドドア14は、計3カ所において車体12に支持されている。
この車両11には、スライドドア14を自動的に開閉するために、車両用自動開閉装置としてのパワースライドドア装置20が搭載されている。図2は図1に示すパワースライドドア装置の斜視図である。
パワースライドドア装置20は、スライドドア14に接続される一対のケーブル21,22を備える所謂ケーブル式の開閉装置であり、一対のケーブル21,22を駆動するための駆動ユニット23を車体12の側部に搭載した車体内蔵型となっている。駆動ユニット23はガイドレール15の長手方向の略中央部に位置してアウタパネル16の車室内側に固定されている。駆動ユニット23から車両後方側へ引き出された開側ケーブル21は、ガイドレール15の車両後端部に配置されるリア側のプーリ装置24によりその移動方向つまり開側ケーブル21の配索方向が変換され、ガイドレール15に沿って車両後方側(開側)からスライドドア14のローラアッシー17に接続されている。また、駆動ユニット23から車両前方側へ引き出された閉側ケーブル22は、ガイドレール15の車両前端部に配置されるフロント側のプーリ装置25によりその移動方向つまり閉側ケーブル22の配索方向が変換され、ガイドレール15に沿って車両前方側(閉側)からスライドドア14のローラアッシー17に接続されている。
図3は図2に示す駆動ユニットの一部切り欠き断面図である。この駆動ユニット23は駆動源としてのモータ本体27と、モータ本体27の出力により一対のケーブル21,22を駆動する駆動部28とを有している。モータ本体27としては、例えばブラシ付き直流モータなどのように、モータシャフトを正逆両方向に回転可能な電動モータが用いられる。駆動部28は、図示しない減速機構およびクラッチ機構を介してモータ本体27の出力が伝達されるドラム29を備えている。ドラム29には、一対のケーブル21,22の一端が固定され、一対のケーブル21,22がその一端から他端側に向けて互いに逆向きに巻き掛けられている。これにより、ドラム29が回転すると、一対のケーブル21,22が相互に反対方向に駆動されるようになっている。すなわち、図3において矢印で示すように、ドラム29が時計回り方向に回転される場合には、開側ケーブル21がドラム29により巻き取られるとともに閉側ケーブル22がドラム29から送り出されることで、スライドドア14が車両後方側へ牽引されて自動開動作する。逆に、ドラム29が反時計回り方向に回転される場合には、閉側ケーブル22がドラム29により巻き取られるとともに開側ケーブル21がドラム29から送り出されることで、スライドドア14が車両前方側へ牽引されて自動閉動作することとなる。
なお、スライドドア14が手動により開閉操作されるときには、駆動部28に設けられるクラッチ機構によりモータ本体27とドラム29との間の動力伝達経路が遮断されるようになっている。また、駆動ユニット23はCPUやメモリ等を備えた図示しない制御基板が組み込まれた機電一体型のユニットであり、モータ本体27が制御基板により作動制御されるようになっている。
駆動ユニット23と各プーリ装置24,25との間には、一対のケーブル21,22を案内するための一対のアウタケーシング31,32が設けられている。各アウタケーシング31,32は可撓性を有する樹脂材料によりチューブ状に形成されており、一対のケーブル21,22は対応するアウタケーシング31,32内に移動自在に挿通されて、アウタケーシング31,32に沿って案内されている。各アウタケーシング31,32の両端にはエンドキャップ31a,32aがそれぞれ装着されており、各アウタケーシング31,32は、エンドキャップ31a,32aにより駆動ユニット23および各プーリ装置24,25に固定されている。
駆動ユニット23には、一対のケーブル21,22に所定の張力を付与するための一対のテンショナ機構33,33が組み込まれている。各テンショナ機構33,33は、対応するアウタケーシング31,32の配索方向とほぼ平行に延びる丸棒状のガイド軸34と、ガイド軸34に沿って移動自在に装着されるプーリホルダ35とを備えている。ドラム29から引き出された各ケーブル21,22は、プーリホルダ35に回転自在に支持される図示しないプーリに巻き掛けられ、対応するアウタケーシング31,32内へ挿通されている。また、プーリホルダ35は、ガイド軸34に沿って伸縮可能に配置されたコイルばね36の付勢力によりアウタケーシング31,32の一端から離反する方向へ付勢されており、ドラム29とアウタケーシング31,32の一端との間のケーブル21,22のケーブル長が長くなるようにプーリホルダ35がガイド軸34に沿って移動されることによって、各ケーブル21,22に所定の張力が付与されている。したがって、ローラアッシー17がガイドレール15の引き込み部15bに案内される等して、駆動ユニット23とローラアッシー17との間で配索される各ケーブル21,22のケーブル長が変化しても、テンショナ機構33,33により各ケーブル21,22の張力が保たれるため、各ケーブル21,22に緩みが生じることが防止されるようになっている。
図4は本発明の一実施の形態であるリア側のプーリ装置を示す斜視図であり、図5は図4に示すプーリ装置の平面図であり、図6は図4に示すプーリ装置の分解斜視図である。図7は図5におけるA−A線に沿う断面図であり、図8は図7におけるB−B線に沿う断面図である。
ガイドレール15の車両後端部に近接して車体12に取り付けられたリア側のプーリ装置24は、図5に示すように、開側ケーブル21が巻き掛されるプーリ本体40と、プーリ本体40を収容するプーリケース41とを有している。このプーリ装置24は、車体12のアウタパネル16を車室内外方向に跨ぐように配置されており、プーリ装置24を介して開側ケーブル21が車室内外に案内されている。
プーリ本体40は樹脂材料により円盤状に形成されており、図7に示すように、その外周面には、プーリケース41内に引き込まれた開側ケーブル21が巻き掛けられる断面V字状のプーリ溝40aが形成されている。このプーリ本体40は小型化が図られており、開側ケーブル21がプーリ本体40の軸方向両端部の外周面つまりプーリ溝40aの縁部からプーリ本体40の径方向外側に一部突出した状態でプーリ溝40aに巻き掛けられている。また、プーリ本体40の軸心には軸方向に貫通する貫通孔40bが形成されており、貫通孔40bに挿通される金属製のプーリ軸42により、プーリ本体40は回転自在に支持されている。このプーリ本体40は、プーリ軸42の軸方向を車両上下方向に向けた状態で横置きに配置されている。なお、プーリ溝40aとしては断面V字状の溝に限定されず、例えば断面U字状の溝としてもよい。
プーリ本体40を収容する樹脂製のプーリケース41は、図6に示すように、プーリ軸42の径方向つまり車室内外方向に分割された一対のケース半体43,44を有する径方向分割型となっており、一対のケース半体43,44をプーリ軸42の径方向から互いに係合することでプーリケース41が形成されている。
アウタパネル16の車室内側に配置される第1のケース半体43は、車室外側および車両前方側に開口する略半円形状のケース部45を備えている。ケース部45はプーリ本体40の車室内側部分を収容する形状をしており、図7に示すように、プーリ本体40の車室内側部分を軸方向両側から覆う一対の支持壁45aが車室外側へ突出して設けられている。この一対の支持壁45aには軸方向に貫通する支持孔45bが同軸状にそれぞれ形成されており、一対の支持孔45bによりプーリ軸42の軸方向両端部が支持されている。
ケース半体43には、ケース部45からプーリ軸42の軸方向両側に延びるフレーム部46がケース部45と一体に設けられている。フレーム部46の車両前後方向の両端面には、ケース部45の軸方向両側に位置させて、車室内側に開口する一対の係合溝46aが形成されており、フレーム部46の車両前後方向の両端面は段付き形状となっている。また、フレーム部46の軸方向両端部には、車室内外方向に貫通する取付孔46bがそれぞれ形成されている。
一方、アウタパネル16の車室外側に配置される第2のケース半体44は、車室内側に開口する略半円形状のケース部47を備えている。ケース部47はプーリ本体40の車室外側部分を収容する形状をしており、プーリ本体40の車室外側部分を軸方向両側から覆う一対の被覆壁47aが設けられている。図7に示すように、一対の被覆壁47aは、ケース半体43の一対の支持壁45aの相互に離反する側の端面を覆っており、一対の支持孔45bにより支持されたプーリ軸42の軸方向両端面が一対の被覆壁47aに挟み込まれることによって、プーリ軸42が一対の支持孔45bから抜けることが防止されている。
ケース半体44には、ケース部47の車室内側の端部からプーリ軸42の軸方向両側に延びる略長方形形状のフレーム部48がケース部47と一体に設けられている。フレーム部48の車両前後方向の両端部には、ケース部47の軸方向両側に位置させて、車室内側に突出する2対の係止爪48aが設けられており、各係止爪48aの先端部は車両前後方向内側に突出する楔形状となっている。図4に示すように、2対の係止爪48aは、ケース半体43の一対の係止溝46aにそれぞれ係合されており、各係止爪48aと各係止溝46aとの係合によって、ケース半体43とケース半体44とが組み付けられている。
また、フレーム部48の車両前方側の端部には、車室内側に突出する突出部48bが設けられている。図8に示すように、突出部48bは、ケース半体43のケース部45における車両前方側の開口部に挿入されており、ケース半体43のケース部45とケース半体44の突出部48bとの間で、アウタケーシング31のエンドキャップ31aが嵌合固定されている。すなわち、プーリケース41の車室内側部分には、ケース部45の車両前方側の開口部とケース半体44の突出部48bとにより駆動ユニット23側のケーブル出入り孔が形成されており、駆動ユニット23側のケーブル出入り孔を介して、プーリ本体40に巻き掛けられた開側ケーブル21がプーリケース41から駆動ユニット23側へ引き出されている。一方、プーリケース41の車室外側部分には、ケース半体44のケース部47において車両前方側に開口する開口部47bが形成されており、スライドドア14側のケーブル出入り孔としての開口部47bを介して、プーリ本体40に巻き掛けられた開側ケーブル21がプーリケース41からスライドドア14側へ引き出されている。
このプーリケース41には、車室内へ雨水等が浸入するのを防止するために、ゴム材料からなるシーリングラバー50が装着されている。シーリングラバー50は、車室内側に開口する半円形状のケース被覆部51を備えており、ケース被覆部51はケース半体44のケース部44を覆う形状をしている。ケース被覆部51の車両前方側には、開口部47bを介してスライドドア14側へ引き出された開側ケーブル21に摺接するカラー部51aが設けられている。このカラー部51aにより、開側ケーブル21がスライドドア14側からプーリケース41内に引き込まれる際に、開側ケーブル21に付着した雨水等が掃き落とされ、プーリケース41内に雨水等が浸入することが防止されるようになっている。
シーリングラバー50には、ケース被覆部51の車室内側の開口端部からプーリ軸42の軸方向両側に延びる略長方形形状のフレーム被覆部52がケース被覆部51と一体に設けられており、フレーム被覆部52はケース半体44のフレーム部48を覆う形状をしている。フレーム被覆部52の開口部の車両前後方向の両端部には、フレーム部48の車両前後方向の両端部にそれぞれ設けられた一対の係止爪48cに対応させて、一対の係止溝52aがそれぞれ形成されている。図8に示すように、一対の係止溝52aは、ケース半体44の一対の係止爪48cにそれぞれ係合されており、各係止爪48cと各係止溝52aとの係合によって、プーリケース41とシーリングラバー50とが組み付けられている。また、フレーム被覆部52には車室外側に突出するシール部52bが設けられており、シール部52bは、フレーム被覆部52から車室外側に突出するケース被覆部51を取り囲むように略長方形形状に形成されている。
プーリ装置24は、ケース半体44のフレーム部46に形成された一対の取付孔46bにおいて、図示しないボルトおよびナットによりアウタパネル16の車室内側に固定されている。図7および図8に示すように、ケース半体44のケース部47およびシーリングラバー50のケース被覆部51は、アウタパネル16に形成された貫通孔16aを介して車室外側に突出されており、プーリ本体40がアウタパネル16を車室内外方向に跨ぐように配置されて、開側ケーブル21が車室内外に案内されている。また、ケース半体44のフレーム部48およびシーリングラバー50のフレーム被覆部52は、ケース半体43のフレーム部46とアウタパネル16とに間で挟み込まれており、これにより、ケース半体44およびシーリングラバー50がケース半体43に強固に固定されている。このとき、シーリングラバー50のシール部52bが貫通孔16a周りにおいてアウタパネル16の内面に押し付けられるため、シール部52bにより貫通孔16aとプーリ装置24との間が密閉され、貫通孔16aを介して車室内に雨水等が浸入することが防止されるようになっている。
図9は本発明のプーリ装置と比較するための従来技術のプーリ装置であって図7に対応する断面図である。なお、図9において図7と同様の部材については同一の符号を付してその説明を省略する。
このプーリ装置24のプーリケース41は、プーリ本体40の外周面に対向する対向壁55を有している。対向壁55は、開側ケーブル21がプーリ本体40のプーリ溝40aに巻き掛けられる範囲において、各ケース半体43,44のケース部45,47の内面に沿って湾曲して形成されている。図7に示すように、対向壁55は、最大外径となるプーリ本体40の軸方向両端部の外周面つまりプーリ溝40aの縁部との間の径方向の隙間D1が、開側ケーブル21の半径Rよりも小さくなるように形成されており、開側ケーブル21に緩みが生じた場合でも開側ケーブル21がプーリ溝40aから外れることが防止さるようになっている。
対向壁55には、プーリ溝40aに対向する軸方向位置において、プーリ本体40の径方向外側へ窪む溝部55aが形成されている。つまり、対向壁55は、プーリ溝40aに対向する部分の内面が、プーリ本体40の軸方向両端部の外周面に対向する部分の内面よりもプーリ本体40の径方向外側にずれている。この溝部55aにより、対向壁55とプーリ溝40aとの間には、開側ケーブル21の直径D(D=2R)よりも大きい径方向の隙間D2が形成されている。
ここで、比較例として、対向壁55に溝部55aが形成されていないプーリケース41をみると、図9に示すように、プーリ本体40の外周面に対向する対向壁55の内面は、その軸方向全体にわたって同一平面となっている。この場合、対向壁55が開側ケーブル21に干渉しないように対向壁55と開側ケーブル21との間に隙間を形成すると、対向壁55とプーリ本体40の軸方向両端部の外周面との間の径方向の隙間D3を十分に小さくすることができない。そのため、開側ケーブル21がプーリ軸42の軸方向に強く引っ張られた場合には、開側ケーブル21が対向壁55とプーリ本体40の軸方向両端部の外周面との間の隙間D3に噛み込み、開側ケーブル21がプーリ溝40aから外れてしまうおそれがある。また、対向壁55とプーリ溝40aとの間の隙間が十分に確保されていないため、開側ケーブル21に緩みが生じた場合には開側ケーブル21がプーリ軸42の軸方向に移動されることとなり、開側ケーブル21がプーリ溝40aから外れやすくなっている。
これに対して、本実施形態のプーリケース41では、開側ケーブル21が巻き掛けられるプーリ溝40aに対向する位置において、対向壁55にプーリ本体40の径方向外側へ窪む溝部55aが形成されているため、対向壁55が開側ケーブル21に干渉することなく、プーリケース41の対向壁55とプーリ本体40の軸方向両端部の外周面との間の径方向の隙間D1を図9に示す隙間D3に比べて小さくすることができる。これにより、開側ケーブル21がプーリ軸42の軸方向に強く引っ張られた場合でも、開側ケーブル21が対向壁55とプーリ本体40の軸方向両端部の外周面との間の隙間D1に噛み込むことがなく、開側ケーブル21のプーリ溝40aからの脱輪を確実に防止することができる。また、この溝部55aにより、対向壁55とプーリ溝40aとの間の隙間が十分に確保され、開側ケーブル21に緩みが生じた場合でも、開側ケーブル21が溝部55aに沿って案内されるため、開側ケーブル21がプーリ軸42の軸方向に移動することが抑制され、開側ケーブル21をプーリ溝40aから外れづらくすることができる。
次に、プーリ本体40をプーリケース41に組み付ける工程について簡単に説明する。図6に示すように、開側ケーブル21は予めケース半体44の開口部47bに挿通され、アウタケーシング31のエンドキャップ31aと開口部47bとの間で開側ケーブル21が引き出されている。
まず、開側ケーブル21をケース半体43のケース部45内に配索した状態で、ケース部45内にプーリ本体40の車室内側部分を収容し、プーリ本体40の貫通孔40bおよびケース半体43の一対の支持孔45bにプーリ軸42を挿通して、プーリ軸42の軸方向両端部を一対の支持孔45bにより支持する。このとき、開側ケーブル21はケース部45に形成された対向壁55に沿って湾曲され、その張力によって対向壁55の溝部55aに沿って案内される。すなわち、開側ケーブル21の曲げ剛性により、開側ケーブル21には開側ケーブル21の湾曲を緩やかにする方向つまり対向壁55に押し付けられる方向の力が加わるため、開側ケーブル21は溝部55aに沿って案内されることとなる。これにより、プーリ本体40をケース部45内に収容する際に、プーリ本体40の軸方向端面とケース部45の支持壁45aとの間の軸方向の隙間に開側ケーブル21が噛み込むことが防止されるようになっている。
続いて、開側ケーブル21をケース半体44のケース部47内に配索した状態で、ケース部47内にプーリ本体40の車室外側部分を収容し、ケース半体43とケース半体44とを組み付ける。このときも同様に、開側ケーブル21はケース部45に形成された対向壁55に沿って湾曲され、その張力によって対向壁55の溝部55aに沿って案内されるため、プーリ本体40をケース部47内に収容する際に、プーリ本体40の軸方向端面とケース部47の被覆壁47aとの間の軸方向の隙間に開側ケーブル21が噛み込むことが防止されるようになっている。
このように、径方向分割型のプーリケース41において、プーリケース41の対向壁55に溝部55aを形成するようにしたので、プーリ本体40をプーリケース41に組み付ける際に、開側ケーブル21を溝部55aに沿って案内した状態でプーリ本体40をそれぞれのケース半体43,44に収容することができる。これにより、プーリ本体40をそれぞれのケース半体43,44に収容する際に、プーリ本体40の軸方向端面とそれぞれのケース半体43,44の支持壁45aまたは被覆壁47aとの間の軸方向の隙間に開側ケーブル21が噛み込むことが防止されるため、開側ケーブル21がロックされてプーリ装置24が不作動状態となることがなく、プーリ本体40をプーリケース41に容易に組み付けることが可能となる。また、プーリケース41の溝部55aとプーリ本体40のプーリ溝40aは対向して配置されているため、プーリ本体40をケース半体43,44に収容した後に、開側ケーブル21をプーリケース41の溝部55aからプーリ本体40のプーリ溝40aに案内することができる。
このプーリ装置24には、プーリケース41内に浸入した雨水等を排出するために、プーリケース41に水抜き孔57が形成されている。図8に示すように、水抜き孔57は、開側ケーブル21の配索位置に対応させて、ケース部45の車両下方側の支持壁45aにおいて車両下方側に開口して形成されている。この水抜き孔57により、ケース半体43とケース半体44との合わせ面や、カラー部51aにより掃き落とすことができずに開側ケーブル21を伝ってプーリケース41の内部に浸入した雨水等が排出されるようになっている。ただし、水抜き孔57の形成位置としては図示する位置に限定されることはない。
図10は本発明の一実施の形態であるフロント側のプーリ装置を示す斜視図であり、図11は図10に示すプーリ装置の平面図であり、図12は図10に示すプーリ装置の分解斜視図である。図13は図11におけるC−C線に沿う断面図であり、図14は図13におけるD−D線に沿う断面図である。図15は図11におけるE−E線に沿う断面図であり、図16は図15におけるF−F線に沿う断面図である。
ガイドレール15の車両前端部に近接して車体12に取り付けられたフロント側のプーリ装置25は、図11に示すように、閉側ケーブル22が巻き掛されるプーリ本体60と、プーリ本体60を収容するプーリケース61とを有している。このプーリ装置25は、車体12のアウタパネル16から車室外側に一部突出するように配置されており、プーリ装置25を介して閉側ケーブル22が車室内外に案内されている。
プーリ本体60は、リア側のプーリ装置24に設けられるプーリ本体40と同様に、樹脂材料により円盤状に形成されており、図14に示すように、その外周面には、プーリケース61内に引き込まれた閉側ケーブル22が巻き掛けられる断面V字状のプーリ溝60aが形成されている。このプーリ本体60は小型化が図られており、閉側ケーブル22がプーリ本体60の軸方向両端部の外周面つまりプーリ溝60aの縁部からプーリ本体60の径方向外側に一部突出した状態でプーリ溝60aに巻き掛けられている。また、プーリ本体60の軸心には軸方向に貫通する貫通孔60bが形成されており、貫通孔60bに挿通される金属製のプーリ軸62により、プーリ本体60は回転自在に支持されている。このプーリ本体60は、プーリ溝60aがガイドレール15の引き込み部15bの延長線上に配置されるように、プーリ軸62の軸方向を車両前後方向に対し水平面において所定角度傾斜させた状態で縦置きに配置されている。なお、プーリ溝60aとしては断面V字状の溝に限定されず、例えば断面U字状の溝としてもよい。
プーリ本体60を収容する樹脂製のプーリケース61は、図12に示すように、プーリ軸62の軸方向に分割された一対のケース半体63,64を有する軸方向分割型となっており、一対のケース半体63,64をプーリ軸62の軸方向から互いに係合することでプーリケース61が形成されている。
プーリ軸62の軸方向一端側に配置される第1のケース半体63は、プーリ軸62の軸方向他端側に開口する略円筒形状のケース部65と、ケース部65から車両前方側に延びるフレーム部66とを備えており、フレーム部66には車室内外方向に貫通する取付孔66aが形成されている。ケース部65はプーリ本体60の軸方向一端側部分を収容する形状をしており、図14に示すように、プーリ本体60の軸方向一端側の端面に対向する底壁65aが設けられている。この底壁65aにはプーリ軸62の軸方向に貫通する支持孔65bが形成されており、支持孔65bによりプーリ軸62の軸方向一端部が支持されている。プーリ軸62の軸方向一端側の先端は支持孔65bからケース部65の外部に突出されており、その先端には支持孔65bよりも大径となった係止部62aが設けられている。
ケース部65の車両上方側には、車両上下方向に貫通するとともにプーリ軸62の軸方向他端側に開口する半円筒形状の嵌合部65cが設けられており、嵌合部65cにより、ケース部65は車両上方側に開口している。また、ケース部65の車両下方側には、車室内側およびプーリ軸62の軸方向他端側に開口する開口部65dが形成されており、開口部65dにより、ケース部65はガイドレール15の引き込み部15b側に開口している。
一方、プーリ軸62の軸方向他端側に配置される第2のケース半体64は、プーリ軸62の軸方向一端側に開口する略円筒形状のケース部67と、ケース部67から車両上下方向に延びるフレーム部68とを備えており、フレーム部68の車両上下方向の両端部には車室内外方向に貫通する取付孔68aがそれぞれ形成されている。ケース部67はプーリ本体60の軸方向他端側部分を収容する形状をしており、図14に示すように、プーリ本体60の軸方向他端側の端面に対向する底壁67aが設けられている。この底壁67aには、ケース半体63に形成された支持孔65bと同軸状となるように、プーリ軸62の軸方向に貫通する支持孔67bが形成されており、支持孔67bによりプーリ軸62の軸方向他端部が支持されている。プーリ軸62の軸方向他端側の先端は支持孔67bからケース部67の外部に突出されており、その先端にはカシメ加工により支持孔67bよりも大径に形成されるカシメ部62bが設けられている。プーリ軸62は、軸方向両端部にそれぞれ設けられた係止部62aとカシメ部62bとにより一対の支持孔65b,67bからの抜けが防止されており、これにより、ケース半体63とケース半体64とが固定されている。なお、図14に示す符号69は、カシメ部62bと支持孔67bとの間に設けられるワッシャである。
ケース部67の車両上方側には、ケース半体63の嵌合部65cに対応させて、車両上下方向に貫通するとともにプーリ軸62の軸方向一端側に開口する半円筒形状の嵌合部67cが設けられており、嵌合部67cにより、ケース部67は車両上方側に開口している。図11に示すように、ケース半体63の嵌合部65cとケース半体64の嵌合部67cとは、互いにプーリ軸62の軸方向から係合されており、これら嵌合部65c,67cの間で、アウタケーシング32のエンドキャップ32aが嵌合固定されている。すなわち、プーリケース61の車両上方側部分には、嵌合部65c,67cにより車両上方側に開口する円孔が形成されており、駆動ユニット23側のケーブル出入り孔としての円孔を介して、プーリ本体60に巻き掛けられた閉側ケーブル22がプーリケース61から駆動ユニット23側へ引き出されている。一方、ケース半体63のケース部65に形成された開口部65dは、ケース半体64のケース部67によりプーリ軸62の軸方向他端側が閉塞されており、スライドドア14側のケーブル出入り孔としての開口部65dを介して、プーリ本体60に巻き掛けられた閉側ケーブル22がプーリケース61からスライドドア14側へ引き出されている。
このプーリケース61には、車室内へ雨水等が浸入するのを防止するために、ゴム材料からなるシーリングラバー70が装着されている。シーリングラバー70は、車室内側に開口する半円形状のケース被覆部71を備えており、ケース被覆部71はケース半体63,64のケース部65,67の車室外側部分を覆う形状をしている。ケース被覆部71の車両下方側には、開口部65dを介してスライドドア14側に引き出された閉側ケーブル22に摺接するカラー部71aが設けられている。このカラー部71aにより、閉側ケーブル22がスライドドア14側からプーリケース61内に引き込まれる際に、閉側ケーブル22に付着した雨水等が掃き落とされ、プーリケース61内に雨水等が浸入することが防止されるようになっている。また、図13に示すように、カラー部71aには、閉側ケーブル22に摺接する樹脂製のスリーブ72が装着されている。スリーブ72は、カラー部71aが閉側ケーブル22に摺接する位置よりもプーリケース61側に配置されている。このスリーブ72により閉側ケーブル22は摺動性良く案内されるため、カラー部71aが過度に摩耗することが防止されるようになっている。なお、リア側のプーリ装置24においても、カラー部51aにスリーブ72を装着するようにしてもよい。
シーリングラバー70には、ケース被覆部71から車室内側に延びる略長方形形状のフレーム被覆部73がケース被覆部71と一体に設けられており、フレーム被覆部73はケース半体63,64のフレーム部66,68の車室外側部分を覆う形状をしている。フレーム被覆部73の開口部の車両前方側の端部には、図15に示すように、ケース半体63のフレーム部66に形成された一対の係止溝66bに対応させて、一対の係止爪73aが設けられている。また、フレーム被覆部73の開口部の車両後方側の端部には、図14に示すように、ケース半体64のフレーム部68に設けられた係止爪68bに対応させて、係止溝73bが形成されている。シーリングラバー70は、これら一対の係止爪73aと一対の係止溝66b、および係止爪68bと係止溝73bとがそれぞれ係合することによってプーリケース61に組み付けられている。
フレーム被覆部73には車室外側に突出するシール部73cが設けられており、シール部73cは、フレーム被覆部73から車室外側に突出するケース被覆部71を取り囲むように略長方形形状に形成されている。また、フレーム被覆部73の開口部の車両前方側の端部には、図14に示すように、プーリ軸62の係止部62aをプーリ軸62の軸方向一端側から覆うカバー部73dが設けられている。このカバー部73dにより、プーリ軸62の係止部62aが軸方向他端側へ押し付けられることでプーリ軸62の軸方向移動が抑制され、プーリ軸62の振動による騒音の発生が防止されている。
プーリ装置25は、ケース半体63,64のフレーム部66,68に形成された取付孔66a,68aにおいて、図示しないボルトおよびナットによりアウタパネル16の車室内側に固定されている。図13および図14に示すように、シーリングラバー70のカラー部71aは、アウタパネル16に形成された貫通孔16bを介して車室外側に突出されており、閉側ケーブル22が車室内外に案内されている。また、シーリングラバー70は、プーリケース61とアウタパネル16との間に挟み込まれており、これにより、シーリングラバー70がプーリケース61に強固に固定されている。このとき、シーリングラバー70のシール部73cが貫通孔16b周りにおいてアウタパネル16の内面に押し付けられるため、シール部73cにより貫通孔16bとプーリ装置25との間が密閉され、貫通孔16bを介して車室内に雨水等が浸入することが防止されるようになっている。
このプーリ装置25のプーリケース61は、プーリ本体60の外周面に対向する対向壁75を有している。対向壁75は、閉側ケーブル22がプーリ本体60のプーリ溝60aに巻き掛けられる範囲において、各ケース半体63,64のケース部65,67の内面に沿って湾曲して形成されている。図14に示すように、対向壁75は、ケース半体63のケース部65の外周壁により形成される第1の対向壁部75aと、ケース半体64のケース部67の外周壁により形成される第2の対向壁部75bとを備えている。
第1の対向壁部75aは、プーリ本体60の軸方向一端部の外周面およびプーリ溝60aに対向してプーリ軸62の軸方向他端側に延びている。第1の対向壁部75aは、最大外径となるプーリ本体60の軸方向一端部の外周面つまりプーリ溝60aの縁部との間の径方向の隙間E1が、閉側ケーブル22の半径Rよりも小さくなるように形成されている。また、第1の対向壁部75aには、プーリ溝60aに対向する軸方向位置において、プーリ本体60の径方向外側へ窪むとともにプーリ軸62の軸方向他端側に開口する溝部75cが形成されている。つまり、第1の対向壁75aは、プーリ溝60aに対向する部分の内面が、プーリ本体40の軸方向一端部の外周面に対向する部分の内面よりもプーリ本体60の径方向外側にずれている。この溝部75cにより、第1の対向壁75aとプーリ溝60aとの間には、閉側ケーブル22の直径D(D=2R)よりも大きい径方向の隙間E2が形成されている。一方、第2の対向壁部75bは、プーリ本体60の軸方向他端部の外周面に対向してプーリ軸62の軸方向一端側に延びている。第2の対向壁部75bは、最大外径となるプーリ本体60の軸方向他端部の外周面つまりプーリ溝60aの縁部との間の径方向の隙間E1が、閉側ケーブル22の半径Rよりも小さくなるように形成されている。
すなわち、対向壁75は、プーリ本体60の軸方向両端部の外周面との間の径方向の隙間E1が、閉側ケーブル22の半径Rよりも小さくなるように形成されており、閉側ケーブル22に緩みが生じた場合でも閉側ケーブル22がプーリ溝60aから外れることが防止されるようになっている。また、対向壁75には、プーリ溝60aに対向する軸方向位置において、プーリ本体60の径方向外側へ窪む溝部75cが形成されており、プーリケース61は溝部75cを含む面に沿って分割されている。
この溝部75cにより、リア側のプーリ装置24と同様に、対向壁75に溝部75cを形成しない場合に比べて、プーリケース61の対向壁75とプーリ本体60の軸方向両端部の外周面との間の径方向の隙間E1を小さくすることができる。これにより、閉側ケーブル22がプーリ軸62の軸方向に強く引っ張られた場合でも、閉側ケーブル22が対向壁75とプーリ本体60の軸方向両端部の外周面との間の隙間E1に噛み込むことがなく、閉側ケーブル22のプーリ溝60aからの脱輪を確実に防止することができる。また、この溝部75aにより、対向壁75とプーリ溝60aとの間の隙間が十分に確保され、閉側ケーブル22に緩みが生じた場合でも、閉側ケーブル22が溝部75aに沿って案内されるため、閉側ケーブル22がプーリ軸62の軸方向に移動することが規制され、閉側ケーブル22をプーリ溝60aから外れづらくすることができる。
次に、プーリ本体60をプーリケース61に組み付ける工程について簡単に説明する。図12に示すように、ケース半体63の支持孔65bには予めプーリ軸62が挿通され、プーリ軸62の軸方向一端部が支持孔65bにより支持されている。
まず、プーリ本体60の貫通孔60bにプーリ軸62を挿通して、プーリ本体60をケース半体63のケース部65内に回転自在に収容し、閉側ケーブル22をプーリ本体60のプーリ溝60aに巻き掛ける。このとき、図14に示すように、閉側ケーブル22がプーリ溝60aに巻き掛けられる範囲において、ケース部65の開口端部つまり第1の対向壁部75aの開口端部とプーリ本体60の軸方向他端部の外周面との間の径方向の隙間E3が閉側ケーブル22の直径Dよりも大きく形成されているため、プーリ本体60をケース半体63に収容した状態で、隙間E3を介して閉側ケーブル22をプーリ本体60に容易に巻き掛けることができるようになっている。
続いて、プーリ軸62の軸方向他端部をケース半体64の支持孔67bに挿通して、ケース半体64をケース半体63に組み付けた状態で、プーリ軸62の軸方向他端側の先端部をカシメ加工することで、ケース半体63,64を固定する。
このように、軸方向分割側のプーリケース61において、プーリケース61の対向壁75形成された溝部75cを含む面に沿って分割するようにしたので、閉側ケーブル22のプーリ溝60aからの脱輪防止のためにプーリ本体60の軸方向両端部の外周面と対向壁75との間の径方向の隙間E1を閉側ケーブル22の直径Dよりも小さく形成した場合でも、第1の対向壁部75aの開口端部とプーリ本体60の軸方向他端部の外周面との間の径方向の隙間E3を閉側ケーブル22の直径Dよりも大きく形成することができる。これにより、プーリ本体60をケース半体63のケース部65内に収容した状態で、閉側ケーブル22をプーリ本体60のプーリ溝60aに容易に巻き掛けることができる。すなわち、閉側ケーブル22をプーリ本体60に巻き掛ける際に、プーリ本体60をプーリ軸62の軸方向他端側に持ち上げた状態で閉側ケーブル22をプーリ溝60aに巻き掛ける必要がなく、プーリ本体60をプーリケース61に組み付ける際の工程数が削減され、組み付け作業の作業効率を向上することができる。
このプーリ装置25には、プーリケース61内に浸入した雨水等を排出するために、プーリケース61に水抜き孔77が形成されている。図15に示すように、水抜き孔77は、プーリケース61の車両下方側に位置させて、ケース半体63のフレーム部66に形成された半円状の開口部とケース半体64のフレーム部68に形成された半円状の開口部とが組み付けられることにより、プーリ本体60を収容する内部から車両下方側に開口して形成されている。この水抜き孔77により、ケース半体63とケース半体64との合わせ面や、カラー部71aにより掻き落とすことができずに閉側ケーブル22を伝ってプーリケース61の内部に浸入した雨水等が排出されるようになっている。
プーリケース61には、この水抜き孔77が開口する端面から車両下方側に突出する一対のリブ78が設けられている。リブ78はケース半体63,64のフレーム部66,68にそれぞれ形成されており、水抜き孔77を挟むように配置されている。この一対のリブ78により、シーリングラバー70のフレーム被覆部73は、水抜き孔77の開口部に隙間を介して対向した状態でプーリケース61のフレーム部66,68に装着されている。図16に矢印で示すように、水抜き孔77から排出される雨水等は、シーリングラバー70とプーリケース61との間の隙間を介して排出されるようになっている。
このように、プーリケース61は水抜き孔77が開口する端面から突出するリブ78を有し、プーリケース61に装着されるシーリングラバー70を水抜き孔77の開口部を隙間を介して覆うようにしたので、水抜き孔77からプーリケース61内に埃や異物等が浸入することを防止することができる。これにより、プーリケース61内に埃や異物が浸入することによって、作動効率の低下や異音の発生を防止することができる。また、水抜き孔77の開口部を塞ぐことなく、シーリングラバー70のフレーム被覆部73をプーリケース61のフレーム部66,68に装着することができるので、シーリングラバー70をプーリケース61に爪係合により容易に装着することが可能となる。すなわち、従来では、水抜き孔の開口部を塞がないようにするため、シーリングラバーによりプーリケースのフレーム部を覆うことができず、シーリングラバーをプーリケースに接着により装着するようにしていたが、本発明ではシーリングラバー70をプーリケース61に爪係合により装着することが可能であるので、シーリングラバー70とプーリケース61と接着にかかるコストを低減をすることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前記実施の形態においては、対向壁55,75とプーリ本体40,60の軸方向両端部の外周面との間の径方向の隙間D1,E1をケーブル21,22の半径Rよりも小さく形成するようにしたが、これに限定されず、ケーブル21,22のプーリ溝40a,60aからの脱輪を防止するために、これらの隙間D1、E1をケーブル21,22の直径Dよりも小さく形成すればよい。
11 車両
12 車体
13 開口部
14 スライドドア(径へ痛い)
15 ガイドレール
15a 直線部
15b 引き込み部
16 アウタパネル
16a,16b 貫通孔
17 ローラアッシー
20 パワースライドドア装置(車両用自動開閉装置)
21 開側ケーブル
22 閉側ケーブル
23 駆動ユニット
24,25 プーリ装置
27 モータ本体
28 駆動部
29 ドラム
31,32 アウタケーシング
31a,32a エンドキャップ
33 テンショナ機構
34 ガイド軸
35 プーリホルダ
36 コイルばね
40 プーリ本体
40a プーリ溝
40b 貫通孔
41 プーリケース
42 プーリ軸
43 第1のケース半体
44 第2のケース半体
45 ケース部
45a 支持壁
45b 支持孔
46 フレーム部
46a 係合溝
46b 取付孔
47 ケース部
47a 被覆壁
47b 開口部
48 フレーム部
48a 係止爪
48b 突出部
48c 係止爪
50 シーリングラバー
51 ケース被覆部
51a カラー部
52 フレーム被覆部
52a 係止溝
52b シール部
55 対向壁
55a 溝部
57 水抜き孔
60 プーリ本体
60a プーリ溝
60b 貫通孔
61 プーリケース
62 プーリ軸
62a 係止部
62b カシメ部
63 第1のケース半体
64 第2のケース半体
65 ケース部
65a 底壁
65b 支持孔
65c 嵌合部
65d 開口部
66 フレーム部
66a 取付孔
66b 係止溝
67 ケース部
67a 底壁
67b 支持孔
67c 嵌合部
68 フレーム部
68a 取付孔
68b 係止爪
69 ワッシャ
70 シーリングラバー
71 ケース被覆部
71a カラー部
72 スリーブ
73 フレーム被覆部
73a 係止爪
73b 係止溝
73c シール部
73d カバー部
75 対向壁
75a 第1の対向壁部
75b 第2の対向壁部
75c 溝部
77 水抜き孔
78 リブ

Claims (8)

  1. 車両に設けられる開閉体に接続され駆動ユニットにより駆動されるケーブルの移動方向を変換するプーリ装置であって、
    前記ケーブルが巻き掛けられるプーリ溝を備えるプーリ本体と、
    前記プーリ本体を回転可能に支持し、前記プーリ本体の外周面に対向する対向壁を備え、前記プーリ本体の軸方向両端部の外周面と前記対向壁との間に前記ケーブルの直径よりも小さい隙間を形成するプーリケースとを有し、
    前記プーリケースは、前記プーリ溝と対向する位置において前記対向壁に前記プーリ本体の径方向外側へ窪む溝部を形成し、当該溝部により、前記プーリ溝と前記対向壁との間に前記ケーブルの直径よりも大きい隙間を形成することを特徴とするプーリ装置。
  2. 請求項1記載のプーリ装置において、前記プーリケースは、前記プーリ本体を回転可能に支持するプーリ軸の径方向に分割される一対のケース半体を有することを特徴とするプーリ装置。
  3. 請求項2記載のプーリ装置において、前記プーリ本体を前記プーリケースに組み付ける際には、前記ケーブルを前記溝部に沿って案内した状態で前記プーリ本体をそれぞれの前記ケース半体に収容することを特徴とするプーリ装置。
  4. 請求項1記載のプーリ装置において、前記プーリケースは、前記プーリ本体を回転可能に支持するプーリ軸の軸方向に分割される一対のケース半体を有し、前記一対のケース半体には、それぞれ前記プーリ軸を支持する支持孔が形成されていることを特徴とするプーリ装置。
  5. 請求項4記載のプーリ装置において、前記プーリケースは前記溝部を含む面に沿って分割され、前記プーリ本体の軸方向一端部の外周面と一方の前記ケース半体における前記対向壁の開口端部との間に前記ケーブルの直径よりも大きい隙間を形成することを特徴とするプーリ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のプーリ装置において、前記プーリケースは、前記プーリ本体を収容する内部から車両下方側に開口する水抜き孔を有することを特徴とするプーリ装置。
  7. 請求項6記載のプーリ装置において、前記プーリケースは前記水抜き孔が開口する端面から突出するリブを有し、当該リブにより、前記プーリケースに装着されるシーリングラバーは前記水抜き孔の開口部を隙間を介して覆うことを特徴とするプーリ装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のプーリ装置を、車両に設けられ前記開閉体の摺動を案内するガイドレールの一端に近接し、かつ車体に取り付けたことを特徴とする車両用自動開閉装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017133534A (ja) * 2016-01-25 2017-08-03 株式会社ミツバ プーリユニット
JP2021165482A (ja) * 2020-04-07 2021-10-14 株式会社ミツバ プーリ装置
WO2022118909A1 (ja) * 2020-12-02 2022-06-09 株式会社ハイレックスコーポレーション 駆動装置

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