JP7122998B2 - 車両用開閉装置 - Google Patents

車両用開閉装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7122998B2
JP7122998B2 JP2019078278A JP2019078278A JP7122998B2 JP 7122998 B2 JP7122998 B2 JP 7122998B2 JP 2019078278 A JP2019078278 A JP 2019078278A JP 2019078278 A JP2019078278 A JP 2019078278A JP 7122998 B2 JP7122998 B2 JP 7122998B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
opening
vehicle
cover
bracket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019078278A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020176414A (ja
Inventor
亮 後閑
吉隆 浦野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
Priority to JP2019078278A priority Critical patent/JP7122998B2/ja
Publication of JP2020176414A publication Critical patent/JP2020176414A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7122998B2 publication Critical patent/JP7122998B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

本発明は、開閉体を開閉する車両用開閉装置に関する。
ミニバンなどの車両の側部には、車両の前後方向に移動するスライドドア(開閉体)が開閉自在に設けられ、このスライドドアのスライドにより開口部が形成される。
ここで、スライドドアを開閉する車両用開閉装置として、例えば、特許文献1には、駆動装置の駆動によりスライドドアを自動で開閉させるようにした車両用開閉装置の構造が示されている。上記車両用開閉装置の構造では、スライドドアを移動させる駆動装置(モータ部)がスライドドアの内部に設けられ、スライドドアを移動させるケーブルの向きを変えるプーリを含むプーリユニットが、ドアパネルに取り付けられている。
特開2018-204268号公報
上記特許文献1に記載された車両用開閉装置では、プーリユニットがスライドドアに対して2箇所で固定されている。具体的には、プーリユニットにおける本体部(ケーブルカバー)の一端部がスライドドアの取付部にネジ固定され、さらに本体部の他端部がドアパネルの孔部を挿通する部分で固定されている。
したがって、プーリユニットを組付ける際に、本体部の位置が調整できないため、プーリユニットの位置も調整することができず、プーリユニットの組付けの位置に自由度がない。その結果、プーリユニットの当接部を孔部が形成されたドアパネルに当接する際に、プーリユニット自体の構成部材の公差、ドアパネルの公差及び取付部における取付公差が積算されてドアパネルの孔部に隙間が形成されることがある。
これにより、その隙間から水分や塵などが車内に浸入し、車内の部品が錆びるなどして車内の部品に悪影響を及ぼすことが課題であった。
本発明の目的は、防水性及び防塵性が向上された車両用開閉装置を提供することにある。
本発明の一態様は、開閉体を開閉する車両用開閉装置であって、前記開閉体に設けられた駆動装置と、前記駆動装置に設けられ、かつ前記開閉体を移動させるケーブルが巻き掛けられたドラムと、前記開閉体に形成され、前記ケーブルが挿通される第1孔が形成された挿通部と、前記駆動装置を支持し、かつ前記開閉体に固定されるブラケットと、前記ブラケットと嵌合し、かつ前記ケーブルが内部に挿通されたケーブルカバーと、を有し、前記ケーブルカバーは、前記挿通部に当接される当接部を含み、前記ブラケットと前記ケーブルカバーとが嵌合する嵌合部に、前記当接部を前記挿通部に押圧する弾性体が設けられている。
車両用開閉装置において、プーリユニットのケーブルカバーに位置調整機能を持たせることで、防水性及び防塵性を向上させることができる。
本発明に係る車両用開閉装置を備えた車両の部分側面図である。 図1のプーリユニットの構造を示す斜視図である。 図1のプーリユニットの構造を示す斜視図である。 図2のプーリユニットにケーブルと駆動装置を取り付けた構造を示す斜視図である。 図2のプーリユニットにケーブルと駆動装置を取り付けた構造を示す斜視図である。 図2のプーリユニットが通過するドアパネルの孔部の構造を示す斜視図である。 図2のプーリユニットにおけるケーブルカバーとブラケットの嵌合部の構造を示す部分平面図である。 図7のA部の詳細構造を示す拡大部分平面図である。 図7の嵌合部におけるケーブルカバーの構造を示す部分斜視図である。 図7の嵌合部の詳細構造を示す斜視図である。 図7の嵌合部における変形例のケーブルカバーの構造を示す部分平面図である。
以下、本発明の一実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1に示される車両10は、ワゴンタイプの乗用車である。車両10は車体11を備え、車体11の側部には、車両10の前後方向(図1の左右方向)に移動されるスライドドア(開閉体)13が開閉自在に設置されている。スライドドア13は、車両用開閉装置14の駆動により移動されるようになっている。言い換えると、車両用開閉装置14は、スライドドア13を開閉させるようになっている。このスライドドア13が車両後方にスライドすることで、乗員などが容易に乗り降りすることができる開口部12が形成される。
なお、車両用開閉装置14はローラユニット15を備え、当該ローラユニット15は、スライドドア13の車両後方側(図1の右側)の端部で、かつ上下方向の略中間部分に配置されている。一方、車体11の開口部12よりも車両後方側で、かつ上下方向の略中間部分には、センターレール16が固定されている。
センターレール16は、ステンレス鋼板などをプレス成形することで、断面が略U字形状の棒状に形成されている。そして、センターレール16の車両前方側(図1の左側)は、車室内側に湾曲されている。これにより、ローラユニット15の各ローラがセンターレール16上を走行し、スライドドア13が車体11の側部に沿って車両10の前後方向に移動することで、開口部12が形成されたり、スライドドア13が閉まったりする。スライドドア13が閉まる時には、ローラユニット15がセンターレール16の車両前方に案内され、スライドドア13の車両後方側が車室内側に引き込まれることで、スライドドア13は車体11の側面に対して面一となる。
なお、スライドドア13の車両前方側の上下部分には、アッパーローラユニット及びロワーローラユニット(いずれも図示せず)が設けられている。これに対応して、車体11の開口部12の上下部分には、アッパーレール及びロワーレール(いずれも図示せず)が設けられている。このように、スライドドア13は、車体11に対して、3つのレール及び3つのローラユニットにより、安定した状態で移動自在に支持されている。
また、図1に示されるように、車両用開閉装置14は、駆動装置17を備えている。駆動装置17は、スライドドア13の内部に設けられ、正逆回転される回転軸(図示せず)を備えた電動モータ17aと、電動モータ17aにより正逆回転されるドラム17bを収容したドラム部17cと、を備えている。そして、ドラム17bには、閉側ケーブル(ケーブル)18の基端側及び開側ケーブル(ケーブル)19の基端側がそれぞれ巻き掛けられている。具体的には、閉側ケーブル18が巻き取られると開側ケーブル19が繰り出され、開側ケーブル19が巻き取られると閉側ケーブル18が繰り出されるように、閉側ケーブル18及び開側ケーブル19それぞれの基端側がドラム17bに巻き掛けられている。
これにより、電動モータ17aを正逆回転させることで、閉側ケーブル18及び開側ケーブル19のそれぞれが互いに逆向きに駆動(移動)される。すなわち、閉側ケーブル18及び開側ケーブル19のそれぞれは、駆動装置17によって駆動され、閉側ケーブル18が巻き取られると、スライドドア13は開口部12を閉じる方向に移動される。これとは逆に、開側ケーブル19が巻き取られると、スライドドア13は開口部12を形成する方向に移動される。
図1に示されるように、車両用開閉装置14は、プーリユニット20を備えている。プーリユニット20は、駆動装置17とローラユニット15との間に設けられ、ドラム17bから引き出された閉側ケーブル18及び開側ケーブル19を、ローラユニット15の近傍に引き出している。そして、プーリユニット20により、閉側ケーブル18の先端側が車体11の前方側に配策され、開側ケーブル19の先端側が車体11の後方側に配策されている。つまり、プーリユニット20は、閉側ケーブル18及び開側ケーブル19を、それぞれ車体11の前後に振り分ける機能を備えている。
ここで、閉側ケーブル18の先端側は、ケーブルガイド50の車両前方側に固定され、開側ケーブル19の先端側は、ケーブルガイド50の車両後方側に固定されている。
また、図2に示されるように、プーリユニット20は、図1のスライドドア13に固定される第1ユニット部材30と、図4に示されるドアパネル(挿通部)21に固定される第2ユニット部材40と、から構成されている。
第1ユニット部材30は、それぞれプラスチックなどの樹脂材料よりなるケーブルカバー31とカバー部材35とを備えている。さらに、ケーブルカバー31は、カバー本体部31aと、当接パネル(当接部)31bと、カバー部材35と、を備えている。カバー本体部31aの内部には、図4に示されるように、閉側ケーブル18及び開側ケーブル19が、互いに非接触の状態でそれぞれ挿通されている。
なお、ケーブルカバー31の当接パネル31bは、図5に示されるように、ドアパネル21に当接される。その際、当接パネル31bとドアパネル21とは、スポンジ34を介して当接される。そして、スライドドア13では上記当接された状態において、図6に示されるように、閉側ケーブル18と開側ケーブル19とが、ドアパネル21に形成された第1孔21aを挿通している。
一方、カバー本体部31aは、図2及び図3に示されるように、図1の駆動装置17を支持するブラケット32に設けられた嵌合部33と嵌合する。なお、カバー本体部31aと嵌合部33との嵌合は、閉側ケーブル18や開側ケーブル19の延在方向に沿った方向である嵌合方向Kに対して行われる。
ここで、図4に示される閉側ケーブル18及び開側ケーブル19は、複数の金属細線を撚って形成され、かつその外周を覆うように樹脂製の外皮(図示せず)が設けられている。
また、図2に示されるように、カバー本体部31aが嵌合される嵌合部33を備えたブラケット32には、図1のスライドドア13に固定される2つの固定脚32aが一体に設けられている。2つの固定脚32aのそれぞれには、金属製のカラー部材32bが装着され、これらのカラー部材32bには、固定ボルト(図示せず)が挿通される。これにより、ケーブルカバー31を含む第1ユニット部材30は、ブラケット32を介してスライドドア13に対して強固に固定される。
なお、カバー部材35は、カバー本体部31aに対して、図3に示される複数の固定ねじSによって、取り付けられている。
図3に示されるように、カバー本体部31a及びカバー部材35の長手方向に沿う嵌合部33側とは反対側には、第2ユニット部材40のプーリケース41を揺動自在に支持する支持軸35cが設けられている。
また、カバー本体部31aにカバー部材35を装着した状態で、第1ユニット部材30の支持軸35cの近傍には、ユニット開口部30aが形成されている。このユニット開口部30aは、第1ユニット部材30の長手方向と交差する方向に大きく開口され、これにより、第1ユニット部材30に対して第2ユニット部材40が大きく揺動可能となっている。具体的には、第2ユニット部材40は、第1ユニット部材30に対して、所定の角度範囲(例えば45度の範囲)で揺動可能となっている。
このように、第2ユニット部材40を、第1ユニット部材30に対して、支持軸35cを中心に揺動自在とすることで、図1のスライドドア13の車体11への引き込み時において、第2ユニット部材40は、ケーブルガイド50(図1参照)の車両前方側の車室内側に湾曲された部分に倣って揺動される。
図2~図4に示されるように、第2ユニット部材40は、プラスチックなどの樹脂材料(樹脂製)よりなるプーリケース41を備え、当該プーリケース41には、カバー部材35と連結する連結カバー43が取り付けられ、さらに、プーリ収容部42を備えたシールカバー46が取り付けられている。プーリ収容部42には、閉側ケーブル18や開側ケーブル19の引き出される方向(延在方向)を変えるプーリ45が設けられている。すなわち、プーリ45は、プーリケース41に回転自在に収容されている。
なお、図2に示されるように、カバー部材35と連結カバー43とは連結部44で連結されている。言い換えると、第1ユニット部材30におけるカバー部材35を含むケーブルカバー31が、第2ユニット部材40における連結カバー43と連結部44で連結している。そして、連結部44では、連結カバー43に設けられた突起部43aと、カバー部材35に形成された第2孔35aとが係合している。すなわち、カバー部材35の第2孔35aに連結カバー43の突起部43aが移動可能なように配置されている。
また、図4に示されるように、ブラケット32には、回転自在に設けられたドラム17bを備えたドラム部17cがねじ固定されている。さらに、ドラム部17cには、モータブラケット36がねじ固定されており、このモータブラケット36に、電動モータ17aを含む駆動装置17が取り付けられている。すなわち、駆動装置17は、ドラム部17c及びモータブラケット36を介してブラケット32に固定されている。なお、駆動装置17の電動モータ17aの回転軸とドラム17bの回転軸とは同軸となっている。
本実施の形態の車両用開閉装置14では、図5に示されるように、一体に形成されたケーブルカバー31の一方の端部であるカバー本体部31aがブラケット32の嵌合部33に嵌合され、さらに他方の端部である当接パネル31bがドアパネル21に当接されている。したがって、プーリユニット20のケーブルカバー31を組付ける際のケーブルカバー31の嵌合方向Kにおける位置調整が必要である。
そこで、本実施の形態の車両用開閉装置14では、図7に示されるように、ブラケット32とケーブルカバー31とが嵌合する嵌合部33に、図4の当接パネル31bを挿通部に押圧するように弾性体が設けられている。具体的に説明すると、ブラケット32の嵌合部33におけるケーブルカバー31のカバー本体部31aを差し込む図8の溝部33aの嵌合方向Kの奥壁33bに、折り曲げられた板バネ51が弾性体として設けられている。薄い板バネ51は、U字型に折り曲げられており、 嵌め込まれたカバー本体部31aの嵌め込み部31cの先端部にバネ力を作用させてカバー本体部31aを常に図7の方向Pに向けて押圧している。
これにより、板バネ51は、図5のケーブルカバー31の当接パネル31bを常にドアパネル21に向けて押圧している。その際、図8に示されるカバー本体部31aの嵌め込み部31cの先端付近には、ツメ部31dが形成されており、このツメ部31dがブラケット32の係合部32cと係合しているため、カバー本体部31aの方向Pへの移動は所定量のみとなっている。
つまり、カバー本体部31aは、方向Pに所定量のみ移動するように板バネ51によって押圧されている。言い換えるとカバー本体部31aは、嵌合方向Kにおいて上記所定量のみ往復移動できるように設けられている。すなわち、車両用開閉装置14は、プーリユニット20のケーブルカバー31に板バネ51による位置調整機能を持たせたものである。
本実施の形態の車両用開閉装置14によれば、プーリユニット20のケーブルカバー31に位置調整機能を持たせることにより、プーリユニット20の組付け時のがたつきを低減しつつプーリユニット20を車体11に固定することができる。すなわち、板バネ51の弾性力によりケーブルカバー31が嵌合方向Kに動くことが可能なため、プーリユニット20を組付ける際の組付け公差や部材の公差の積算によるプーリユニット20とドアパネル21の位置ずれを吸収することができる。その結果、ドアパネル21の第1孔21aの隙間から水分や塵などが車内に浸入し、車内の部品が錆びるなどして車内の部品に悪影響を及ぼすことを抑制できる。
これにより、車両用開閉装置14の防水性及び防塵性を向上させることができる。
また、プーリユニット20のケーブルカバー31に位置調整機能を持たせることにより、当接パネル31bに設けるスポンジ34の厚さを薄くすることができる。その結果、車両用開閉装置14にかかるコストの低減化を図ることができる。
次に、図9及び図10に示される構造について説明する。車両用開閉装置14において、図5のブラケット32とケーブルカバー31の嵌合部33は、ブラケット32又はケーブルカバー31のいずれか一方に形成された凸部と、ブラケット32又はケーブルカバー31のいずれか他方に形成され、かつ上記凸部と嵌合する凹部と、を備えている。そして、上記凸部及び上記凹部は、ブラケット32とケーブルカバー31の嵌合方向Kに沿った方向に延在している。
ここでは、図9に示されるように、ケーブルカバー31のカバー本体部31aに凸状ガイド部(凸部)31fが形成され、一方、図10に示されるように、ブラケット32の嵌合部33に凹状ガイド部(凹部)33dが形成されている場合を説明する。
詳細には、図9に示されるように、ケーブルカバー31のカバー本体部31aの嵌め込み部31cの側壁31eに凸状ガイド部(凸部)31fが形成されている。ここでは、嵌合方向Kに沿って直線状の2本の凸状ガイド部31fが嵌め込み部31cの側壁31eにに形成されている。
一方、カバー本体部31aの嵌め込み部31cが嵌め込まれる図10のブラケット32の嵌合部33の内壁33cに、嵌合方向Kに沿って直線状の2本の凹状ガイド部(凹部)33dが形成されている。2本の凸状ガイド部31fと2本の凹状ガイド部33dは、それぞれに同じ間隔で、かつ嵌合方向Kに沿って直線状に形成されている。なお、図9の2本の凸状ガイド部31fは、カバー本体部31aの嵌め込み部31cの両側の側壁31eにそれぞれ形成されているとともに、図10の2本の凹状ガイド部33dも嵌合部33の両側の内壁33cにそれぞれ形成されている。
したがって、図9の嵌め込み部31cの両側の側壁31eの凸状ガイド部31fが、図10に示されるように、嵌合部33の両側の内壁33cの凹状ガイド部33dに2本ずつ嵌合している。
そして、凸状ガイド部31fも凹状ガイド部33dも嵌合方向Kに沿った直線状であるため、板バネ51によって付勢されたカバー本体部31aの嵌合方向Kにおける所定量の移動を滑らかに行うことができる。すなわち、プーリユニット20を組付ける際のプーリユニット20のケーブルカバー31の嵌合方向Kの位置を滑らかにスライド動作させながら調整して組付けることができる。
次に、図2に示されるカバー部材35と連結カバー43との連結部44における係合について説明する。車両用開閉装置14において、連結部44は、ケーブルカバー31又はプーリケース41のいずれか一方に形成された突起部43aと、ケーブルカバー31又はプーリケース41のいずれか他方に形成され、かつ突起部43aと係合する楕円状の第2孔35aと、を含んでいる。ここでは、プーリケース41側に突起部43aが形成され、ケーブルカバー31側に突起部43aと係合する楕円状の第2孔35aが形成されている場合を説明する。
詳細には、プーリケース41に取り付けられた連結カバー43に突起部43aが形成され、ケーブルカバー31のカバー部材35に突起部43aと係合する楕円状の第2孔35aが形成されており、連結部44で突起部43aと第2孔35aとが係合されている。そして、カバー部材35に形成された楕円状の第2孔35aは、その楕円の長軸35bがブラケット32とケーブルカバー31の嵌合方向Kに沿った方向に向くように形成されている。
すなわち、カバー部材35と連結カバー43の連結部44において、連結カバー43に形成された突起部43aとカバー部材35に形成された楕円状の第2孔35aとが係合しており、その際、第2孔35aが、その楕円状の長軸35bがブラケット32とケーブルカバー31の嵌合方向Kに沿った方向に向くように形成されている。
したがって、連結部44において、突起部43aは嵌合方向Kに沿った方向に動くことが可能である。
これにより、プーリユニット20を組付ける際のプーリユニット20のケーブルカバー31の嵌合方向Kの位置を僅かに動かしながら調整してプーリユニット20を組付けることができる。
次に、ブラケット32の嵌合部33に設けられる板バネ(弾性体)51の嵌合方向Kの位置について説明する。
図4に示されるプーリユニット20の構造において、板バネ51は、ブラケット32とケーブルカバー31の嵌合方向Kにおいて、駆動装置17とケーブルカバー31との間に位置していることが好ましい。
これにより、板バネ51とドアパネル21との間にケーブルカバー31が配置されるため、板バネ51はドアパネル21の第1孔21a(図6参照)から距離が離れた位置に取り付けられる。その結果、ドアパネル21の第1孔21aの隙間から水分が浸入したとしても、板バネ51までの距離が長いため板バネ51には水分が付着しにくい。したがって、板バネ51を錆びにくくすることができる。
次に図11に示される変形例のケーブルカバーの構造について説明する。
図11に示される変形例のケーブルカバー31では、そのカバー本体部31aの先端部に、カバー本体部31aと一体に形成された樹脂製の弾性部31gを有している。この弾性部31gは、カバー本体部31aの先端部に突出して設けられており、図8のカバー本体部31aの先端部に、ブラケット32の嵌合部33の溝部33aの奥壁33bを押圧するように突出して設けられている。すなわち、弾性部31gは、図8に示される板バネ(弾性体)51の代わりの役目をする部材である。
したがって、弾性部31gは板バネ51と同等の機能を有しており、カバー本体部31aがこのカバー本体部31aと一体に形成された弾性部31gを備えることにより、プーリユニット20の組付け時のがたつきを低減しつつプーリユニット20を車体11に固定することができる。その結果、車両用開閉装置14の防水性及び防塵性を向上させることができる。さらに、弾性部31gがカバー本体部31aと一体に形成されていることで、別部材からなる弾性体を設ける必要がなくなるため、部品点数を減らすことができるとともに、プーリユニット20の組立てを容易にすることができる。また、車両用開閉装置14の低コスト化を図ることができる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記実施の形態や変形例においては、弾性体が板バネ51の場合を説明したが、上記弾性体は、板バネ51以外の弾性体、いわるるコイルスプリングなどを採用してもよい。
10 車両
11 車体
12 開口部
13 スライドドア(開閉体)
14 車両用開閉装置
15 ローラユニット
16 センターレール
17 駆動装置
17a 電動モータ
17b ドラム
17c ドラム部
18 閉側ケーブル(ケーブル)
19 開側ケーブル(ケーブル)
20 プーリユニット
21 ドアパネル(挿通部)
21a 第1孔
30 第1ユニット部材
30a ユニット開口部
31 ケーブルカバー
31a カバー本体部
31b 当接パネル(当接部)
31c 嵌め込み部
31d ツメ部
31e 側壁
31f 凸状ガイド部(凸部)
31g 弾性部
32 ブラケット
32a 固定脚
32b カラー部材
32c 係合部
33 嵌合部
33a 溝部
33b 奥壁
33c 内壁
33d 凹状ガイド部(凹部)
34 スポンジ
35 カバー部材
35a 第2孔
35b 長軸
35c 支持軸
36 モータブラケット
40 第2ユニット部材
41 プーリケース
42 プーリ収容部
43 連結カバー
43a 突起部
44 連結部
45 プーリ
46 シールカバー
50 ケーブルガイド
51 板バネ(弾性体)

Claims (4)

  1. 開閉体を開閉する車両用開閉装置であって、
    前記開閉体に設けられた駆動装置と、
    前記駆動装置に設けられ、かつ前記開閉体を移動させるケーブルが巻き掛けられたドラムと、
    前記開閉体に形成され、前記ケーブルが挿通される第1孔が形成された挿通部と、
    前記駆動装置を支持し、かつ前記開閉体に固定されるブラケットと、
    前記ブラケットと嵌合し、かつ前記ケーブルが内部に挿通されたケーブルカバーと、
    を有し、
    前記ケーブルカバーは、前記挿通部に当接される当接部を含み、
    前記ブラケットと前記ケーブルカバーとが嵌合する嵌合部に、前記当接部を前記挿通部に押圧する弾性体が設けられている、車両用開閉装置。
  2. 前記嵌合部は、前記ブラケット又は前記ケーブルカバーのいずれか一方に形成された凸部と、前記ブラケット又は前記ケーブルカバーのいずれか他方に形成され、かつ前記凸部と嵌合する凹部と、を備え、
    前記凸部及び前記凹部は、前記ブラケットと前記ケーブルカバーとの嵌合方向に沿った方向に延在している、請求項1に記載の車両用開閉装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両用開閉装置において、
    前記ケーブルの延在方向を変えるプーリと、前記プーリを回転自在に収容するプーリケースと、を備え、
    前記プーリケースと前記ケーブルカバーとは、連結部で連結され、
    前記連結部は、前記ケーブルカバー又は前記プーリケースのいずれか一方に形成された突起部と、前記ケーブルカバー又は前記プーリケースのいずれか他方に形成され、かつ前記突起部と係合する楕円状の第2孔と、を含み、
    前記第2孔は、楕円の長軸が前記ブラケットと前記ケーブルカバーとの嵌合方向に沿った方向に向くように形成されている、車両用開閉装置。
  4. 前記弾性体は、前記ブラケットと前記ケーブルカバーとの嵌合方向において、前記駆動装置と前記ケーブルカバーとの間に位置している、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用開閉装置。
JP2019078278A 2019-04-17 2019-04-17 車両用開閉装置 Active JP7122998B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019078278A JP7122998B2 (ja) 2019-04-17 2019-04-17 車両用開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019078278A JP7122998B2 (ja) 2019-04-17 2019-04-17 車両用開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020176414A JP2020176414A (ja) 2020-10-29
JP7122998B2 true JP7122998B2 (ja) 2022-08-22

Family

ID=72935953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019078278A Active JP7122998B2 (ja) 2019-04-17 2019-04-17 車両用開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7122998B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010236241A (ja) 2009-03-31 2010-10-21 Mitsuba Corp パワースライド装置
JP2014101732A (ja) 2012-11-22 2014-06-05 Mitsuba Corp プーリ装置
JP2014181536A (ja) 2013-03-21 2014-09-29 Mitsuba Corp 車両用開閉装置
JP2018204268A (ja) 2017-06-02 2018-12-27 株式会社ミツバ 車両用開閉装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010236241A (ja) 2009-03-31 2010-10-21 Mitsuba Corp パワースライド装置
JP2014101732A (ja) 2012-11-22 2014-06-05 Mitsuba Corp プーリ装置
JP2014181536A (ja) 2013-03-21 2014-09-29 Mitsuba Corp 車両用開閉装置
JP2018204268A (ja) 2017-06-02 2018-12-27 株式会社ミツバ 車両用開閉装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020176414A (ja) 2020-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10023031B2 (en) Pulley apparatus
US9822568B2 (en) Window regulator cable guide
CA2580156C (en) Electrical connection structure
KR101630300B1 (ko) 3중 슬라이딩 도어의 연동장치
US20130111816A1 (en) Window regulator for vehicle
US5897157A (en) Assembly structure of an automotive door harness
CN111173395A (zh) 滑动门机构
KR102052925B1 (ko) 차량용 컵홀더 장치의 커버
KR20160121816A (ko) 자동차용 슬라이딩 암레스트 장치
JP6887884B2 (ja) 車両用開閉装置
JP4256826B2 (ja) 給電装置
JP7122998B2 (ja) 車両用開閉装置
US10577849B2 (en) Window regulator cable guide
JP2018202933A (ja) 車両用開閉装置
US20190186188A1 (en) Window regulator cable guide
EP1832456B1 (en) Electrical feeding unit and cable holder
JP5930665B2 (ja) 車両用ウインドレギュレータ装置
CN112046415B (zh) 滑动门结构
GB2390233A (en) Grommet which does not trap wires
JP4786422B2 (ja) 引戸装置
KR20190061614A (ko) 자동차 윈도우 레귤레이터의 클램프 및 레일 수직 끼움 구조와 이를 이용한 조립방법
JP5478932B2 (ja) パワースライド装置
JP5324086B2 (ja) スライダユニットおよびそれを用いたスライダ駆動装置
JP6172985B2 (ja) 車両用開閉装置
WO2020026769A1 (ja) パワースライドウィンドウ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211028

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220726

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7122998

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150