JP2010236241A - パワースライド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブル長の変化を抑制するとともにパワースライド装置の耐久性を向上させることにある。
【解決手段】スライドドア14に回動軸18を介して回動自在に取り付けられたセンタアーム19をセンタレールに移動自在に取り付け、このセンタアーム19に、回転軸52により振分プーリ53を回転自在に取り付ける。一方、スライドドア14に、センタアーム19の回動軸18からオフセットした位置に配置された回転軸62により、中間プーリ60,61を回転自在に取り付ける。これら振分プーリ53および中間プーリ60,61を介してケーブル31,32を配索する。
【選択図】図7

Description

本発明は、車両に設けられるスライドドアを自動的に開閉するパワースライド装置に関する。
従来から、ワゴンタイプやワンボックスタイプの車両では、車両前後方向に開閉移動するスライドドアを車体側部に設けることにより、車両側方からの乗降や荷物の積み下ろしを容易に行えるようにしている。車体側部における乗降口後方の上下中央部には、車両前後方向に延びる直線部と、直線部の車両前方側の端部から車室内側へ向けて湾曲する引き込み部とを備えるセンタレール(ガイドレール)が固定されている。一方、スライドドアにおける車両後方側の上下中央部には、センタレールに移動自在に装着されるセンタアームが回動自在に支持されている。スライドドアは、このセンタアームがセンタレールに沿って車両前後方向に移動することによりスライド式に開閉される。つまり、センタアームがセンタレールの直線部に案内されるとスライドドアは開状態となり、センタアームがセンタレールの引き込み部に案内されてセンタアームがスライドドアに対して回動されると、スライドドアは車室内側に引き込まれて閉状態となる。
このスライドドアの開閉操作を容易にするために、車両には駆動ユニットによりスライドドアを自動的に開閉するようにしたパワースライド装置(自動開閉装置)が搭載されている。パワースライド装置としては、駆動ユニットによりケーブルを牽引することでスライドドアを自動的に開閉するケーブル式のものが多く用いられている。また、このケーブル式のパワースライド装置には、駆動ユニットを車体側部に搭載した車体内蔵型と、駆動ユニットをスライドドアに搭載したドア内蔵型とがある。ドア内蔵型のパワースライド装置では、駆動ユニットのドラムに巻き掛けられた一対のケーブルが、センタアームに取り付けられるプーリを介して車体側に引き込まれ、センタレールに沿ってセンタレールの両端側へ配索されている。そして、駆動ユニットのドラムにより一方のケーブルを巻き取るとともに他方のケーブルを送り出すことで、スライドドアがケーブルに牽引されて自動開閉動作するようになっている。
このようなドア内蔵型のパワースライド装置においては、センタアームがスライドドアに対して回動してもケーブルを駆動ユニットとセンタレールの両端側との間で確実に配索できるように、一対のプーリを介してケーブルを配索するようにしている。例えば、特許文献1に記載されるパワースライド装置では、一方のプーリがセンタアームのセンタレール側に回転自在に取り付けられてケーブルをセンタレールの両端側へ配索するとともに、他方のプーリがセンタアームのスライドドア側に回転自在に取り付けられてケーブルを駆動ユニット側から一方のプーリへ配索している。また、この他方のプーリの回転軸をセンタアームの回動軸に対してオフセット配置することにより、センタアームがセンタレールの引き込み部に案内されてスライドドアに対して回動する際のケーブル長の変化を抑えることができるようになっている。
特許第3937066号公報
しかしながら、特許文献1に記載されるパワースライド装置では、他方のプーリがセンタアームに取り付けられていることから、他方のプーリがセンタアームとともにスライドドアに対して回動される。そのため、駆動ユニット側から他方のプーリへ配索されるケーブルの向きが変わり、ケーブルが首振りすることとなる。このケーブルの首振りにより、駆動ユニットと他方のプーリとの間でケーブルを内挿するアウタケーシングの端部において、アウタケーシングとケーブルとが擦れることで、アウタケーシング端部の形状変形やケーブルの摩耗を生ずるおそれがある。
本発明の目的は、ケーブル長の変化を抑制するとともにパワースライド装置の耐久性を向上させることにある。
本発明のパワースライド装置は、スライドドアに固定される駆動ユニットによりケーブルを牽引することで、車体に固定されるガイドレールに沿って前記スライドドアを自動的に開閉するパワースライド装置であって、回動軸により前記スライドドアに回動自在に支持され、前記ガイドレールに移動自在に装着されるセンタアームと、前記センタアームに回転自在に取り付けられ、前記ケーブルを前記ガイドレールの両端側へ配索する第1のプーリと、前記回動軸からオフセットした位置に配置された回転軸により前記スライドドアに回転自在に取り付けられ、前記ケーブルを前記駆動ユニット側から前記第1のプーリへ配索する第2のプーリとを有することを特徴とする。
本発明のパワースライド装置は、前記回動軸は、前記第2のプーリにおける前記ケーブルの巻き掛け位置付近に配置されることを特徴とする。
本発明のパワースライド装置は、前記スライドドアに固定されて前記第2のプーリを収容する第2のプーリケースと、前記駆動ユニットと前記第2のプーリケースとの間に設けられ、内部に前記ケーブルが挿通されるアウタケーシングと、前記アウタケーシングの一端に装着され、前記第2のプーリケースに組み付けられるケーシングキャップと、前記第2のプーリケース内に設けられ、前記ケーシングキャップと前記第2のプーリとの間で前記ケーブルを案内するガイドとを有することを特徴とする。
本発明のパワースライド装置は、前記ガイドと前記第2のプーリとの間には、前記ケーブルの外周面に摺接するシールラバーが設けられていることを特徴とする。
本発明のパワースライド装置は、前記第1のプーリを収容する第1のプーリケースには、前記第2のプーリの回転軸が移動自在に挿通されるガイド孔が設けられていることを特徴とする。
本発明のパワースライド装置は、前記駆動ユニットにはテンショナ機構が組み付けられていることを特徴とする。
本発明のパワースライド装置は、前記第2のプーリの半径は、前記第2のプーリの回転軸と前記回動軸との距離と等しく設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、第1のプーリをセンタアームに回転自在に取り付けるとともに、第2のプーリの回転軸をセンタアームの回動軸からオフセットさせて第2のプーリをスライドドアに回転自在に取り付けたので、センタアームがスライドドアに対して回動する際のケーブル長変化を抑えることができる。また、センタアームが回動しても第2のプーリはスライドドアに対して移動しないため、駆動ユニット側から第2のプーリへ配索されるケーブルが首振りすることがなく、ケーブルが挿通されるケーシングキャップ等とケーブルとが擦れることでケーシングキャップの形状変化やケーブルの摩耗を生ずることを防止できる。したがって、ケーシングキャップやケーブルの破損が抑制されるため、パワースライド装置の耐久性を向上させることが可能となる。
本発明によれば、第2のプーリケース内にケーブルを案内するガイドを設けたので、ケーシングキャップと第2のプーリとの間で、ガイドに沿ってケーブルの配索方向を変えることができる。これにより、ケーシングキャップを第2のプーリの接線上に配置する必要がなくなるため、ケーシングキャップを第2のプーリに対して自由に配置することができる。したがって、パワースライド装置をスライドドア内の限られたスペースへ配置することが容易となる。
本発明によれば、ガイドと第2のプーリとの間に位置してシールラバーを設けたので、センタアームがスライドドアに対して回動してもシールラバー内に挿通されたケーブルの配索方向が変わることがなく、シールラバー内を挿通するケーブルの軌跡が一定となっている。これにより、シールラバーとケーブルとの擦れが抑制されるので、シールラバーの耐久性が向上されるとともに、シールラバーのシール性を保つことができる。
本発明によれば、第2のプーリの回転軸が移動自在に挿通されるガイド孔を第1のプーリケースに形成したので、第2のプーリの回転軸がガイド孔内を移動することで、センタアームがスライドドアに対して回動する際の第1のプーリと第2のプーリとのピッチ変化を吸収できるようになっている。これにより、センタアームの回動に追従して第1のプーリケースが回動されるため、第1のプーリと第2のプーリとの間で配索されるケーブルを常に第1のプーリケースによりカバーすることができる。したがって、第1のプーリケースによりケーブルが保護されることで、ケーブルの破損が抑制されるため、パワースライド装置の耐久性をさらに向上させることが可能となる。
本発明の一実施の形態であるパワースライド装置を搭載した車両の一部を示す側面図である。 パワースライド装置の詳細を示す斜視図である。 駆動ユニットの内部構造の一部を示す背面図である。 ローラユニットを示す斜視図である。 ローラユニットの分解斜視図である。 ローラユニットにおけるケーブルの配索態様を示す説明図である。 開状態におけるローラユニットを示す平面図である。 閉状態におけるローラユニットを示す平面図である。 開状態および閉状態における開側ケーブルの配索態様を示す説明図である。 (A)はプーリケースの内部を示す断面図であり、(B)は(A)の一部を拡大して示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示す車両11はワンボックスタイプの乗用車であり、その車体12の側部には乗降用の開口部13を開閉するための開閉体としてのスライドドア14が設けられている。このスライドドア14は、車体12の側部に固定されたガイドレールとしてのセンタレール15に沿って車両前後方向に移動されることで開口部13を開閉するようになっている。
図2に示すように、車体12の側部における開口部後方の上下方向略中央部には、車両前後方向に延びるとともに車室内側に向けて窪む凹部12aが形成されている。センタレール15は、この凹部12a内に配置されている。センタレール15の断面は、車室外側に開口が形成された略方形形状に形成されている。また、センタレール15は、車体12の側部に沿って車両前後方向に延びる直線部15aと、直線部15aの車両前方側の端部から車室内側へ向けて湾曲する引き込み部15bとを備えている。
一方、スライドドア14の車両後方側の上下方向略中央部にはローラユニット16が設けられている。ローラユニット16は、スライドドア14のドアパネル14a(図7に示す)に固定されたブラケット17に回動軸18を介して取り付けられるセンタアーム19を備えている。センタアーム19は、軸方向を車両上下方向に向けて配置された回動軸18により、スライドドア14に対して水平方向に回動自在に支持されている。このセンタアーム19には、センタレール15側へ向けて屈曲するローラ装着部19aが設けられており、ローラ装着部19aに走行ローラ20と一対の案内ローラ21とが回転自在に取り付けられている。これら走行ローラ20および案内ローラ21がセンタレール15内に配置されて、走行ローラ20がセンタレール15の車両下方向の面を走行するとともに案内ローラ21がセンタレール15の車幅方向の両面に支持されて案内されることで、センタアーム19はセンタレール15に移動自在に装着されている。
このセンタアーム19がセンタレール15に沿って車両前後方向に移動することにより、スライドドア14は車体12の側部に沿ってスライド式に開閉される。つまり、センタアーム19がセンタレール15の直線部15aに案内されるとスライドドア14は開状態となり、センタアーム19がセンタレール15の引き込み部15bに案内されると、スライドドア14は車体12の側面と面一となるように車室内側へ引き込まれて閉状態となる。センタアーム19がセンタレール15の引き込み部15bを移動する際には、センタアーム19が回動軸18を軸心としてスライドドア14に対して回動されることにより、スライドドア14が車体12の側部とほぼ平行を保った状態で車両前後方向に移動されるようになっている。
なお、図1に示すように、スライドドア14の車両前方側の上下端部に設けられたローラユニット22,23は、車体12における開口部13の上下縁部に固定されたアッパレール24、ロワーレール25にそれぞれ移動自在に装着されている。これにより、スライドドア14は計3カ所において車体12に支持されている。また、図2に示すように、車両11の美観性の向上のために、車体12の側部にはセンタレール15を覆うカバー部材26が装着されている。
この車両11には、スライドドア14を自動的に開閉するために、車両用自動開閉装置としてのパワースライド装置30が設けられている。パワースライド装置30は、閉側ケーブル31と開側ケーブル32とを備える所謂ケーブル式の開閉装置となっている。また、パワースライド装置30は、ケーブル31,32を牽引するための駆動源としての駆動ユニット(PSDモータ)33をスライドドア14内に搭載したドア内蔵型の開閉装置である。この駆動ユニット33は、スライドドア14内においてローラユニット16よりも車両下方側に配置されている。閉側ケーブル31は、その一端が固定された駆動ユニット33からローラユニット16を介して車体12側へ配索されてセンタレール15に沿って配置され、その他端部31aがセンタレール15の閉側(センタレール15における車両前方側)端部付近において車体12の側部に図示しない係止ユニットにより係止されている。また、開側ケーブル32は、その一端が固定された駆動ユニット33からローラユニット16を介して車体12側へ配索されてセンタレール15に沿って配置され、その他端部32aがセンタレール15の開側(センタレール15における車両後方側)端部付近において車体12の側部に係止ユニット34により係止されている。
駆動ユニット33とローラユニット16との間には、ケーブル31,32を案内するための閉側アウタケーシング35および開側アウタケーシング36が湾曲させた状態、つまり、たるみを持たせた状態で設けられている。これらアウタケーシング35,36は可撓性を有する樹脂材料によりチューブ状に形成されている。ケーブル31,32は、アウタケーシング35,36内に挿通されてアウタケーシング35,36に沿って案内されるようになっている。
図3は駆動ユニットの内部構造の一部を示す背面図であり、駆動ユニット33に取り付けられるカバー40を取り外した状態を示している。
図3に示すように、駆動ユニット33は、モータ本体41とモータ本体41の出力によりケーブル31,32を牽引する駆動部42とを備えている。駆動部42は、図示しない減速機構およびクラッチ機構を介してモータ本体41の出力が伝達されるドラム43を備えている。ドラム43には、ケーブル31,32の一端が固定されて、ケーブル31,32の一端から他端に向けてそれぞれ反対方向に巻き掛けられている。これにより、モータ本体41が作動すると、一対のケーブル31,32が相互に逆向きに駆動されるようになっている。つまり、図3において矢印で示すように、ドラム43が時計回り方向に回転される場合には、開側ケーブル32がドラム43により巻き取られるとともに閉側ケーブル31がドラム43により送り出されることで、スライドドア14が開側へ牽引されて自動開動作する。逆に、ドラム43が反時計回り方向に回転される場合には、閉側ケーブル31がドラム43により巻き取られるとともに開側ケーブル32がドラム43により送り出されることで、スライドドア14が閉側へ牽引されて自動閉動作することとなる。
なお、モータ本体41としては、例えばブラシ付き直流モータ等の正逆両方向に回転可能な電動モータが用いられる。また、スライドドア14が手動により開閉操作されるときには、駆動部42に設けられたクラッチ機構によりモータ本体41とドラム43との間の動力伝達経路が遮断されるようになっている。
この駆動ユニット33には、ケーブル31,32に所定の張力を付与するためのテンショナ機構44が組み付けられている。テンショナ機構44は、アウタケーシング35,36の一端に装着されたエンドキャップ45a,45bをケーブル31,32の配索方向に沿って進退移動自在に収容するテンショナケース46と、テンショナケース46内に設けられてエンドキャップ45a,45bをテンショナケース46から突出させる方向へ付勢するコイルばね47a,47bとを備えている。このテンショナ機構44により、エンドキャップ45a,45bがテンショナケース46から突出されると、駆動ユニット33とローラユニット16との間のアウタケーシング長が長くなるため、つまりケーブル31,32の全長に対するアウタケーシング長の比率が大きくなるため、アウタケーシング35,36の内部に挿通されるケーブル31,32に張力が付与されることとなる。したがって、センタアーム19がセンタレール15の引き込み部15bに案内される等して、駆動ユニット33とセンタレール15の両端側との間で配索されるケーブル31,32のケーブル長が変化しても、テンショナ機構44によりケーブル31,32の張力が保たれるので、ケーブル31,32に緩みが生じないようになっている。
次に、ローラユニット16におけるケーブル31,32の配索構造について詳細に説明する。図4はローラユニットを示す斜視図であり、図5はローラユニットの分解斜視図である。図6はローラユニットにおけるケーブルの配索態様を示す説明図であり、図7は開状態におけるローラユニットを示す平面図である。
図5に示すように、センタアーム19のセンタレール15側には、ローラ装着部19aよりも車両下方側に位置して、センタレール15側に開口する開口部19bが形成されている。プーリ支持部材50は、先端部をこの開口部19bへ向けて突出させた状態で、基端部においてセンタアーム19にボルト51により固定されている。プーリ支持部材50の先端部には、軸方向を車両上下方向に向けて固定された回転軸52により、第1のプーリとしての振分プーリ(ガイドプーリ)53が水平方向に回転自在に支持されている。つまり、振分プーリ53は、センタアーム19の開口部19bからセンタレール15側へ一部突出した状態で、プーリ支持部材50を介してセンタアーム19に回転自在に取り付けられている。
図6に示すように、振分プーリ53は、一対のプーリ溝53a,53bが軸方向に同軸状に並べて形成された2段プーリとなっている。閉側ケーブル31は、一対のプーリ溝53a,53bのうち車両下方側の閉側プーリ溝53aにスライドドア14側から巻き掛けられて、センタアーム19の開口部19bを介してセンタレール15の閉側へ配索されている。また、開側ケーブル32は、一対のプーリ溝53a,53bのうち車両上方側の開側プーリ溝53bにセンタレール15側から巻き掛けられて、つまり閉側ケーブル31とは逆向きに巻き掛けられて、センタアーム19の開口部19bを介してセンタレール15の開側へ配索されている。この振分プーリ53により、駆動ユニット33のドラム43によって一方のケーブルを巻き取るとともに他方のケーブルを送り出す際には、ケーブル31,32が相互に干渉することなく滑らかに案内されるようになっている。
一方、スライドドア14のドアパネル14aには、取付ブラケット55に締結される図示しないボルト等により、第2のプーリケースとしてのプーリケース56が固着されている。プーリケース56は、取付ブラケット55と一体に成形されて車両下方側に開口するケース部材57と、ケース部材57に取り付けられてケース部材57の開口側を閉塞するカバー部材58とを備えている。車両前後方向に延びるプーリケース56の長手方向一端側つまり駆動ユニット33側には、一対のアウタケーシング35,36の他端が車両上下方向に並べて配置された状態で、アウタケーシング35,36の他端を纏めて装着した樹脂製のケーシングキャップ59が組み付けられている。このケーシングキャップ59を介して、アウタケーシング35,36の内部に挿通されたケーブル31,32がプーリケース56内に導かれている。
プーリケース56の長手方向他端側つまりセンタアーム19側には、第2のプーリとしての一対の中間プーリ60,61を収容する略円筒形状のプーリ収容部56aが形成されている。プーリ収容部56aの軸心には、ケース部材57から車両上方側に突出するシャフト固定部57aと、カバー部材58から車両下方側に突出するシャフト固定部58aとにおいて、回転軸62がその軸方向を車両上下方向に向けて固定されている。この回転軸62により、プーリ収容部56aの内部には、中間プーリ60,61が水平方向に回転自在に支持されている。つまり、中間プーリ60,61は、プーリケース56を介してスライドドア14のドアパネル14aに回転自在に取り付けられている。また、図5に示すように、プーリ収容部56aの側面には、振分プーリ53側に開口する引出孔56bが形成されている。この引出孔56bを介して、中間プーリ60,61のプーリ溝60a,61aは振分プーリ53側に対向している。
図6に示すように、一対の中間プーリ60,61は、これら中間プーリ60,61の間に位置して回転軸62に固定されたワッシャ63により相互に干渉しないように、軸方向に同軸状に並べて配置されている。ケーシングキャップ59からプーリケース56内に導かれた閉側ケーブル31は、一対の中間プーリ60,61のうち車両下方側の閉側中間プーリ60のプーリ溝60aにスライドドア14側から巻き掛けられて、引出孔56bを介して振分プーリ53へ配索されている。また、ケーシングキャップ59からプーリケース56内に導かれた開側ケーブル32は、一対の中間プーリ60,61のうち車両上方側の開側中間プーリ61のプーリ溝61aにスライドドア14側から巻き掛けられて、つまり閉側ケーブル31と同じ向きに巻き掛けられて、引出孔56bを介して振分プーリ53へ配索されている。この一対の中間プーリ60,61により、駆動ユニット33のドラム43によって一方のケーブルを巻き取るとともに他方のケーブルを送り出す際には、中間プーリ60,61が相互に逆向きに回転することで、ケーブル31,32が相互に干渉することなく滑らかに案内されるようになっている。
さらに、ローラユニット16には、振分プーリ53を収容する第1のプーリケースとしてのプーリカバー65が設けられている。プーリカバー65は、振分プーリ53と中間プーリ60,61との間で配索されるケーブル31,32に沿って延びるとともに、車両下方側に開口するカバー形状となっている。プーリカバー65の長手方向一端側つまり振分プーリ53側には、振分プーリ53を収容するプーリ収容部66が形成されている。このプーリ収容部66の軸心に形成された挿通孔66aに振分プーリ53の回転軸52が挿通されることで、プーリカバー65は、その長手方向一端側において回転軸52によりセンタアーム19に対して回動自在に支持されている。また、プーリカバー65は、プーリ収容部66の一部がセンタアーム19の開口部19bを介してセンタレール15側に突出されており、図5に示すように、プーリ収容部66の側面にセンタレール15側に開口する引出孔66bが形成されている。この引出孔66bを介して、振分プーリ53に巻き掛けられたケーブル31,32がセンタレール15の両端側へ配索されている。
プーリカバー65の長手方向他端側つまり中間プーリ60,61側には、プーリケース56のプーリ収容部56aを被装する連結カバー部67が形成されている。図7に示すように、連結カバー部67は、センタアーム19の回動軸18と振分プーリ53の回転軸52とを結ぶ線分とほぼ平行に延びるとともに、その長手方向他端側つまりプーリケース56側に開口して形成されている。この連結カバー部67には、連結カバー部67の長手方向に延びるガイド孔としての長穴67aが形成されている。この長穴67aにプーリ収容部56aのシャフト固定部57aが移動自在に挿通されることで、プーリカバー65は、その長手方向他端側においてプーリケース56に移動自在かつ回動自在に連結されている。つまり、中間プーリ60,61の回転軸62が長穴67aに移動自在に挿通されることにより、振分プーリ53が中間プーリ60,61に対して長穴67aの長手方向に沿って接近離反自在、かつ振分プーリ53が中間プーリ60,61に対して回動自在となるように、プーリカバー65がプーリケース56に連結されている。
なお、プーリカバー65におけるプーリ収容部66と連結カバー部67との間の長手方向中央部には、振分プーリ53と中間プーリ60,61との間で配索されるケーブル31,32を被覆するケーブルカバー部68が形成されている。
図8は閉状態におけるローラユニットを示す平面図であり、図9は開状態および閉状態における開側ケーブルの配索態様を示す説明図である。なお、図9において、開状態における部材には符号にAを付し、閉状態における部材には符号にBを付して説明する。
図7および図8に示すように、プーリケース56は、中間プーリ60,61の回転軸62がセンタアーム19の回動軸18から所定量オフセットして配置されるように、スライドドア14のドアパネル14aに固定されている。つまり、中間プーリ60,61の回転軸62に対してセンタアーム19の回動軸18がスライドドア14側へ中間プーリ60,61の約半径分オフセットされることにより、センタアーム19の回動軸18が中間プーリ60,61におけるケーブル31,32の巻き掛け位置付近に配置されている。
パワースライド装置30が作動されてセンタアーム19がセンタレール15の引き込み部15bを移動する際には、回動軸18を軸心としてセンタアーム19がスライドドア14に対して回動される。このとき、振分プーリ53は、プーリ支持部材50を介してセンタアーム19に取り付けられているため、センタアーム19とともに回動軸18を軸心としてスライドドア14に対して回動される。一方、中間プーリ60,61は、プーリケース56を介してスライドドア14に取り付けられているため、センタアーム19が回動してもスライドドア14に対して移動することはない。
これにより、センタアーム19が回動軸18を軸心としてスライドドア14に対して回動されると、振分プーリ53と中間プーリ60,61とのピッチつまり振分プーリ53の回転軸52と中間プーリ60,61の回転軸62との軸間距離が変化することとなる。すなわち、中間プーリ60,61の回転軸62に対してセンタアーム19の回動軸18をスライドドア14側へ中間プーリ60,61の約半径分オフセットさせたので、図9に示すように、開状態における振分プーリ53Aと中間プーリ60A,61AとのピッチPAよりも、閉状態における振分プーリ53Bと中間プーリ60B,61BとのピッチPBの方が大きくなる。また、センタアーム19が回動軸18を軸心としてスライドドア14に対して回動されると、中間プーリ60,61におけるケーブル31,32の巻き角つまりケーブル巻き掛け長さが変化することとなる。すなわち、ケーブル31,32が中間プーリ60,61にスライドドア14側から巻き掛けられているので、図9に示すように、開状態における中間プーリ60A,61Aのケーブル巻き掛け長さLAよりも、閉状態における中間プーリ60B,61Bのケーブル巻き掛け長さLBの方が小さくなる。
したがって、センタアーム19がスライドドア14に対して回動するのに伴って、振分プーリ53と中間プーリ60,61とのピッチが変化したとしても、中間プーリ60,61におけるケーブル31,32の巻き掛け長さが変化するため、全体として、振分プーリ53と中間プーリ60,61との間で配索されるケーブル31,32のケーブル長変化を抑えることができる。例えば、センタアーム19が開状態から閉状態に回動される場合には、振分プーリ53と中間プーリ60,61との間のピッチが開状態におけるピッチPAから閉状態におけるピッチPBに大きくなるが、その分、中間プーリ60,61におけるケーブル31,32の巻き掛け長さが開状態におけるケーブル巻き掛け長さLAから閉状態におけるケーブル巻き掛け長さLBに小さくなるので、全体としてPA+LA≒PB+LBとなり、ローラユニット16において配索されるケーブル31,32のケーブル長変化を抑えることができる。これにより、ケーブル31,32に緩みが生じることが抑制されるので、パワースライド装置30を円滑に作動させることが可能となるとともに、テンショナ機構44におけるエンドキャップ45a,45bのストロークを短くすることができるため駆動ユニット33の小型化が可能となる。なお、図9では開側ケーブル32を図示して説明したが、閉側ケーブル31においても同様にケーブル長変化を抑えられることはもちろんである。
また、プーリカバー65は、その長手方向一端側において振分プーリ53の回転軸52に回動自在に支持されているので、センタアーム19がスライドドア14に対して回動するのに伴って、スライドドア14に対して回動される。このとき、振分プーリ53と中間プーリ60,61とのピッチが変化することとなるが、そのピッチ変化に合わせてシャフト固定部57aつまり中間プーリ60,61の回転軸62が長穴67a内を移動する。つまり、中間プーリ60,61の回転軸62が長穴67a内を移動することで、センタアーム19がスライドドア14に対して回動する際の振分プーリ53と中間プーリ60,61とのピッチ変化を吸収できるようになっている。
このように、振分プーリ53をセンタアーム19に回転自在に取り付けるとともに、中間プーリ60,61の回転軸62をセンタアーム19の回動軸18からオフセットさせて中間プーリ60,61をスライドドア14に回転自在に取り付けたので、上記のようにセンタアーム19がスライドドア14に対して回動する際のケーブル長変化を抑えることができる。また、センタアーム19が回動しても中間プーリ60,61はスライドドア14に対して移動しないため、ケーシングキャップ59と中間プーリ60,61との位置関係が変わることがない。これにより、ケーシングキャップ59から中間プーリ60,61へ配索されるケーブル31,32が首振りすることがなく、ケーシングキャップ59とケーブル31,32とが擦れることでケーシングキャップ59の形状変化やケーブル31,32の摩耗を生ずることを防止できる。したがって、ケーシングキャップ59やケーブル31,32の破損が抑制されるため、パワースライド装置30の耐久性を向上させることが可能となる。
さらに、中間プーリ60,61の回転軸62が移動自在に挿通される長穴67aをプーリカバー65に形成したので、上記のようにセンタアーム19がスライドドア14に対して回動する際の振分プーリ53と中間プーリ60,61とのピッチ変化を吸収できるようになっている。これにより、センタアーム19の回動に追従してプーリカバー65が回動されるため、振分プーリ53と中間プーリ60,61との間で配索されるケーブル31,32を常にプーリカバー65のケーブルカバー部68によりカバーすることができる。したがって、プーリカバー65によりケーブル31,32が保護されることで、ケーブル31,32の破損が抑制されるため、パワースライド装置30の耐久性をさらに向上させることが可能となる。
なお、前記実施の形態においては、中間プーリ60,61の回転軸62に対してセンタアーム19の回動軸18をスライドドア14側へ中間プーリ60,61の約半径分オフセットさせたが、これに限らず、中間プーリ60,61の回転軸62に対してセンタアーム19の回動軸18をいずれの位置にオフセットさせても良い。ただし、センタアーム19がスライドドア14に対して回動する際の振分プーリ53と中間プーリ60,61とのピッチ変化を、中間プーリ60,61におけるケーブル巻き掛け長さの変化によって相殺することで、全体としてケーブル長変化を抑えることができるような位置である必要がある。
また、前記実施の形態においては、長穴67aをセンタアーム19の回動軸18と振分プーリ53の回転軸52とを結ぶ線分にほぼ平行に形成するようにしたが、これに限らず、例えば、センタアーム19の回動軸18からの距離がほぼ一定となるような円弧状の長穴としても良い。この場合、センタアーム19の回動に伴って、プーリケース56のシャフト固定部57aが長穴内を滑らかに移動するので、プーリカバー56をセンタアーム19に対して回動自在とする必要がなく、プーリカバー65をその長手方向一端側において振分プーリ53の回転軸52に固定することが可能となる。
次に、プーリケース56の内部構造について詳細に説明する。図10(A)はプーリケースの内部を示す断面図であり、図10(B)は(A)の一部を拡大して示す断面図である。
図10(A)に示すように、ケーシングキャップ59側から中間プーリ60,61へ巻き掛けられるケーブル31,32は、センタアーム19がスライドドア14に対して回動しても常にケーブル31,32が中間プーリ60,61に巻き掛けられた状態となるように、その配索方向A−Aをプーリケース56の長手方向に対してケーシングキャップ59側が図中上側となるよう傾斜させて配索されている。つまり、ケーシングキャップ59側から中間プーリ60,61へ巻き掛けられるケーブル31,32の配索方向A−Aと、閉状態において振分プーリ53側から中間プーリ60へ巻き掛けられるケーブル31の配索方向B−Bとの間の中間プーリ60,61の回転軸62側の角度αが180°以下となるように設定されている。一方、ケーシングキャップ59からプーリケース56内へ導かれるケーブル31,32は、その配索方向C−Cをプーリケース56の長手方向に対して中間プーリ60,61側が図中上側となるよう傾斜させて配索されている。
プーリケース56の内部には、ケーシングキャップ59と中間プーリ60,61との間でケーブル31,32を案内するケーブルガイド70が設けられている。このケーブルガイド70は、プーリケース56のケース部材57と一体に円弧状に形成されている。これにより、配索方向C−Cに沿ってケーシングキャップ59からプーリケース56内に導かれたケーブル31,32は、ケーブルガイド70により案内されてその配索方向が変えられ、配索方向A−Aに沿ってケーブルガイド70から中間プーリ60,61へ巻き掛けられるようになっている。
このように、プーリケース56内にケーブル31,32を案内するケーブルガイド70を設けたので、ケーシングキャップ59と中間プーリ60,61との間で、ケーブルガイド70に沿ってケーブル31,32の配索方向を変えることができる。これにより、ケーシングキャップ59を中間プーリ60,61の接線上つまり配索方向A−A線上に配置する必要がなくなるため、ケーシングキャップ59を中間プーリ60,61に対して自由に配置することができる。したがって、パワースライド装置30をスライドドア14の限られたスペースへ配置することが容易となる。
また、プーリケース56内には、ケーブルガイド70と中間プーリ60,61との間に位置して、ケーブル31,32に取り付けられるゴム製のシールラバー71が設けられている。このシールラバー71は、図10(B)に示すように、ケーブル31,32の外周面に弾性的に摺接することにより、ケーブル31,32に付着した雨水や埃等の付着物を払拭している。つまり、このシールラバー71により、中間プーリ60,61側からケーブルガイド70側へ引き込まれるケーブル31,32に付着した付着物が払拭されるようになっている。
このように、ケーブルガイド70と中間プーリ60,61との間に位置してシールラバー71を設けたので、センタアーム19がスライドドア14に対して回動してもシールラバー71内に挿通されたケーブル31,32の配索方向が変わることがなく、シールラバー71内を挿通するケーブル31,32の軌跡が一定となっている。これにより、シールラバー71とケーブル31,32との擦れが抑制されるので、シールラバー71の耐久性が向上されるとともに、シールラバー71のシール性を保つことができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前記実施の形態においては、振分プーリ53を一対のプーリ溝53a,53bが軸方向に同軸状に並べて形成された2段プーリにより構成するようにしたが、一対のプーリを軸方向に並べて配置してこれら一対のプーリに相互に逆向きにケーブル31,32を巻き掛けるようにしても良い。
11 車両
12 車体
12a 凹部
13 開口部
14 スライドドア
14a ドアパネル
15 センタレール(ガイドレール)
15a 直線部
15b 引き込み部
16 ローラユニット
17 ブラケット
18,18A,18B 回動軸
19 センタアーム
19a ローラ装着部
19b 開口部
20 走行ローラ
21 案内ローラ
22,23 ローラユニット
24 アッパレール
25 ロワーレール
26 カバー部材
30 パワースライド装置
31 閉側ケーブル
31a 他端部
32,32A,32B 開側ケーブル
32a 他端部
33 駆動ユニット
34 係止ユニット
35 閉側アウタケーシング
36 開側アウタケーシング
40 カバー
41 モータ本体
42 駆動部
43 ドラム
44 テンショナ機構
45a,45b エンドキャップ
46 テンショナケース
47a,47b コイルばね
50 プーリ支持部材
51 ボルト
52,52A,52B 回転軸
53,53A,53B 振分プーリ(第1のプーリ)
53a 閉側プーリ溝
53b 開側プーリ溝
55 取付ブラケット
56 プーリケース(第2のプーリケース)
56a プーリ収容部
56b 引出孔
57 ケース部材
57a シャフト固定部
58 カバー部材
58a シャフト固定部
59 ケーシングキャップ
60,60A,60B 閉側中間プーリ(第2のプーリ)
60a プーリ溝
61,61A,61B 開側中間プーリ(第2のプーリ)
61a プーリ溝
62,62A,62B 回転軸
63 ワッシャ
65 プーリカバー(第1のプーリケース)
66 プーリ収容部
66a 挿通孔
66b 引出孔
67 連結カバー部
67a 長穴(ガイド孔)
68 ケーブルカバー部
70 ケーブルガイド
71 シールラバー

Claims (7)

  1. スライドドアに固定される駆動ユニットによりケーブルを牽引することで、車体に固定されるガイドレールに沿って前記スライドドアを自動的に開閉するパワースライド装置であって、
    回動軸により前記スライドドアに回動自在に支持され、前記ガイドレールに移動自在に装着されるセンタアームと、
    前記センタアームに回転自在に取り付けられ、前記ケーブルを前記ガイドレールの両端側へ配索する第1のプーリと、
    前記回動軸からオフセットした位置に配置された回転軸により前記スライドドアに回転自在に取り付けられ、前記ケーブルを前記駆動ユニット側から前記第1のプーリへ配索する第2のプーリとを有することを特徴とするパワースライド装置。
  2. 請求項1記載のパワースライド装置において、前記回動軸は、前記第2のプーリにおける前記ケーブルの巻き掛け位置付近に配置されることを特徴とするパワースライド装置。
  3. 請求項1または2記載のパワースライド装置において、
    前記スライドドアに固定されて前記第2のプーリを収容する第2のプーリケースと、
    前記駆動ユニットと前記第2のプーリケースとの間に設けられ、内部に前記ケーブルが挿通されるアウタケーシングと、
    前記アウタケーシングの一端に装着され、前記第2のプーリケースに組み付けられるケーシングキャップと、
    前記第2のプーリケース内に設けられ、前記ケーシングキャップと前記第2のプーリとの間で前記ケーブルを案内するガイドとを有することを特徴とするパワースライド装置。
  4. 請求項3記載のパワースライド装置において、前記ガイドと前記第2のプーリとの間には、前記ケーブルの外周面に摺接するシールラバーが設けられていることを特徴とするパワースライド装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のパワースライド装置において、前記第1のプーリを収容する第1のプーリケースには、前記第2のプーリの回転軸が移動自在に挿通されるガイド孔が設けられていることを特徴とするパワースライド装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のパワースライド装置において、前記駆動ユニットにはテンショナ機構が組み付けられていることを特徴とするパワースライド装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のパワースライド装置において、前記第2のプーリの半径は、前記第2のプーリの回転軸と前記回動軸との距離と等しく設定されていることを特徴とするパワースライド装置。
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