JP2010236242A - パワースライド装置 - Google Patents
パワースライド装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010236242A JP2010236242A JP2009084644A JP2009084644A JP2010236242A JP 2010236242 A JP2010236242 A JP 2010236242A JP 2009084644 A JP2009084644 A JP 2009084644A JP 2009084644 A JP2009084644 A JP 2009084644A JP 2010236242 A JP2010236242 A JP 2010236242A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulley
- cable
- center
- center arm
- cables
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
Abstract
【課題】パワースライド装置を円滑に作動可能とすることにある。
【解決手段】スライドドア14に回動軸18を介して回動自在に取り付けられたセンタアーム19をセンタレールに移動自在に取り付け、このセンタアーム19に回転軸52により振分プーリ53を回転自在に取り付ける。また、回転軸52により長手方向一端側において回動自在に支持されたプーリカバー55の長手方向他端側に、回動軸18からオフセットした位置に設けられた回転軸60により中間プーリ57,58を回転自在に取り付け、この回転軸60をスライドドア14に固定されたガイド部材65の長穴66に移動自在に挿通する。これら振分プーリ53および中間プーリ57,58を介してケーブル31,32を配索する。
【選択図】図7
【解決手段】スライドドア14に回動軸18を介して回動自在に取り付けられたセンタアーム19をセンタレールに移動自在に取り付け、このセンタアーム19に回転軸52により振分プーリ53を回転自在に取り付ける。また、回転軸52により長手方向一端側において回動自在に支持されたプーリカバー55の長手方向他端側に、回動軸18からオフセットした位置に設けられた回転軸60により中間プーリ57,58を回転自在に取り付け、この回転軸60をスライドドア14に固定されたガイド部材65の長穴66に移動自在に挿通する。これら振分プーリ53および中間プーリ57,58を介してケーブル31,32を配索する。
【選択図】図7
Description
本発明の、車両に設けられるスライドドアを自動的に開閉するパワースライド装置に関する。
従来から、ワゴンタイプやワンボックスタイプの車両では、車両前後方向に開閉移動するスライドドアを車体側部に設けることにより、車両側方からの乗降や荷物の積み下ろしを容易に行えるようにしている。車体側部における乗降口後方の上下中央部には、車両前後方向に延びる直線部と、直線部の車両前方側の端部から車室内側へ向けて湾曲する引き込み部とを備えるセンタレール(ガイドレール)が固定されている。一方、スライドドアにおける車両後方側の上下中央部には、センタレールに移動自在に装着されるセンタアームが回動自在に支持されている。スライドドアは、このセンタアームがセンタレールに沿って車両前後方向に移動することによりスライド式に開閉される。つまり、センタアームがセンタレールの直線部に案内されるとスライドドアは開状態となり、センタアームがセンタレールの引き込み部に案内されてセンタアームがスライドドアに対して回動されると、スライドドアは車室内側に引き込まれて閉状態となる。
このスライドドアの開閉操作を容易にするために、車両には駆動ユニットによりスライドドアを自動的に開閉するようにしたパワースライド装置(自動開閉装置)が搭載されている。パワースライド装置としては、駆動ユニットによりケーブルを牽引することでスライドドアを自動的に開閉するケーブル式のものが多く用いられている。また、このケーブル式のパワースライド装置には、駆動ユニットを車体側部に搭載した車体内蔵型と、駆動ユニットをスライドドアに搭載したドア内蔵型とがある。ドア内蔵型のパワースライド装置では、駆動ユニットのドラムに巻き掛けられた一対のケーブルが、センタアームに取り付けられるプーリを介して車体側に引き込まれ、センタレールに沿ってセンタレールの両端側へ配索されている。そして、駆動ユニットのドラムにより一方のケーブルを巻き取るとともに他方のケーブルを送り出すことで、スライドドアがケーブルに牽引されて自動開閉動作するようになっている。
このようなドア内蔵型のパワースライド装置においては、センタアームがスライドドアに対して回動してもケーブルを駆動ユニットとセンタレールの両端側との間で確実に配索できるように、一対のプーリを介してケーブルを配索するようにしている。例えば、特許文献1に記載されるパワースライド装置では、一方のプーリがセンタアームのセンタレール側に回転自在に取り付けられてケーブルをセンタレールの両端側へ配索するとともに、他方のプーリがセンタアームのスライドドア側に回転自在に取り付けられてケーブルを駆動ユニット側から一方のプーリへ配索している。
しかしながら、特許文献1に記載されるパワースライド装置では、他方のプーリの回転軸がセンタアームの回動軸と同軸状となるように配置されていることから、センタアームの回動に伴って他方のプーリがスライドドアに対して回動しないようになっている。つまり、一方のプーリと他方のプーリとの軸間距離が一定となったまま、センタアームの回動により他方のプーリに巻き掛けられるケーブルの巻き掛け長さが変化するため、このケーブルの巻き掛け長さの変化によって駆動ユニットとセンタレールの両端側との間で配索されるケーブルのケーブル長が変化することとなる。これにより、ケーブルに緩みが生じるので、パワースライド装置を円滑に作動させることができなくなるおそれがある。
また、特許文献1に記載されるパワースライド装置では、ワイヤガイドのドアパネル内部側とワイヤガイドの他方のプーリ側とでケーブルの配索方向が変わっている。すなわち、ケーブルはワイヤガイドと当接して摺動するため、摩耗によるワイヤガイドの形状変化やケーブルの摩耗を生じるおそれがある。
本発明の目的は、パワースライド装置を円滑に作動可能とすることにある。
本発明のパワースライド装置は、スライドドアに固定される駆動ユニットによりケーブルを牽引することで、車体に固定されるガイドレールに沿って前記スライドドアを自動的に開閉するパワースライド装置であって、回動軸により前記スライドドアに回動自在に支持され、前記ガイドレールに移動自在に装着されるセンタアームと、前記センタアームに回転自在に取り付けられ、前記ケーブルを前記ガイドレールの両端側へ配索する第1のプーリと、一端側が前記第1のプーリの回転軸に回動自在に支持されるプーリケースと、前記回動軸からオフセットした位置に配置された回転軸により前記プーリケースの他端側に回転自在に取り付けられ、前記ケーブルを前記駆動ユニット側から前記第1のプーリへ配索する第2のプーリと、前記スライドドアに固定され、前記第2のプーリの回転軸が移動自在に挿通されるガイド孔が形成されたガイド部材とを有することを特徴とする。
本発明のパワースライド装置は、前記ガイド孔は、前記第2のプーリから前記駆動ユニット側へ配索される前記ケーブルの配索方向と略平行に延びて形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、第1のプーリをセンタアームに回転自在に取り付けるとともに、第2のプーリをスライドドアに固定されたガイド部材のガイド孔に沿って移動自在となるようにプーリケースに回転自在に取り付けたので、センタアームがスライドドアに対して回動する際のケーブル長変化を抑えることができる。これにより、ケーブルに緩みが生じることが抑制されるので、パワースライド装置を円滑に作動させることが可能となる。
本発明によれば、ガイド部材のガイド孔を第2のプーリから駆動ユニット側へ配索されるケーブルの配索方向と略平行に形成したので、第2のプーリがスライドドアに対してガイド部材のガイド孔に沿って移動しても、ケーブルの配索方向の変化を抑制することができる。これにより、駆動ユニット側に設けられるケーシングキャップから第2のプーリへ配索されるケーブルが首振りすることが抑制され、ケーシングキャップとケーブルとが擦れることでケーシングキャップの形状変化やケーブルの摩耗を生ずることを防止できる。したがって、ケーシングキャップやケーブルの破損が抑制されるため、パワースライド装置の耐久性を向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示す車両11はワンボックスタイプの乗用車であり、その車体12の側部には乗降用の開口部13を開閉するための開閉体としてのスライドドア14が設けられている。このスライドドア14は、車体12の側部に固定されたガイドレールとしてのセンタレール15に沿って車両前後方向に移動されることで開口部13を開閉するようになっている。
図2に示すように、車体12の側部における開口部後方の上下方向略中央部には、車両前後方向に延びるとともに車室内側に向けて窪む凹部12aが形成されている。センタレール15は、この凹部12a内に配置されている。センタレール15の断面は、車室外側に開口が形成された略方形形状に形成されている。また、センタレール15は、車体12の側部に沿って車両前後方向に延びる直線部15aと、直線部15aの車両前方側の端部から車室内側へ向けて湾曲する引き込み部15bとを備えている。
一方、スライドドア14の車両後方側の上下方向略中央部にはローラユニット16が設けられている。ローラユニット16は、スライドドア14のドアパネル14a(図7に示す)に固定されたブラケット17に回動軸18を介して取り付けられるセンタアーム19を備えている。センタアーム19は、軸方向を車両上下方向に向けて配置された回動軸18により、スライドドア14に対して水平方向に回動自在に支持されている。このセンタアーム19には、センタレール15側へ向けて屈曲するローラ装着部19aが設けられており、ローラ装着部19aに走行ローラ20と一対の案内ローラ21とが回転自在に取り付けられている。これら走行ローラ20および案内ローラ21がセンタレール15内に配置されて、走行ローラ20がセンタレール15の車両下方向の面を走行するとともに案内ローラ21がセンタレール15の車幅方向の両面に支持されて案内されることで、センタアーム19はセンタレール15に移動自在に装着されている。
このセンタアーム19がセンタレール15に沿って車両前後方向に移動することにより、スライドドア14は車体12の側部に沿ってスライド式に開閉される。つまり、センタアーム19がセンタレール15の直線部15aに案内されるとスライドドア14は開状態となり、センタアーム19がセンタレール15の引き込み部15bに案内されると、スライドドア14は車体12の側面と面一となるように車室内側へ引き込まれて閉状態となる。センタアーム19がセンタレール15の引き込み部15bを移動する際には、センタアーム19が回動軸18を軸心としてスライドドア14に対して回動されることにより、スライドドア14が車体12の側部とほぼ平行を保った状態で車両前後方向に移動されるようになっている。
なお、図1に示すように、スライドドア14の車両前方側の上下端部に設けられたローラユニット22,23は、車体12における開口部13の上下縁部に固定されたアッパレール24、ロワーレール25にそれぞれ移動自在に装着されている。これにより、スライドドア14は計3カ所において車体12に支持されている。また、図2に示すように、車両11の美観性の向上のために、車体12の側部にはセンタレール15を覆うカバー部材26が装着されている。
この車両11には、スライドドア14を自動的に開閉するために、車両用自動開閉装置としてのパワースライド装置30が設けられている。パワースライド装置30は、閉側ケーブル31と開側ケーブル32とを備える所謂ケーブル式の開閉装置となっている。また、パワースライド装置30は、ケーブル31,32を牽引するための駆動源としての駆動ユニット(PSDモータ)33をスライドドア14内に搭載したドア内蔵型の開閉装置である。この駆動ユニット33は、スライドドア14内においてローラユニット16よりも車両下方側に配置されている。閉側ケーブル31は、その一端が固定された駆動ユニット33からローラユニット16を介して車体12側へ配索されてセンタレール15に沿って配置され、その他端部31aがセンタレール15の閉側(センタレール15における車両前方側)端部付近において車体12の側部に図示しない係止ユニットにより係止されている。また、開側ケーブル32は、その一端が固定された駆動ユニット33からローラユニット16を介して車体12側へ配索されてセンタレール15に沿って配置され、その他端部32aがセンタレール15の開側(センタレール15における車両後方側)端部付近において車体12の側部に係止ユニット34により係止されている。
駆動ユニット33とローラユニット16との間には、ケーブル31,32を案内するための閉側アウタケーシング35および開側アウタケーシング36が湾曲させた状態、つまり、たるみを持たせた状態で設けられている。これらアウタケーシング35,36は可撓性を有する樹脂材料によりチューブ状に形成されている。ケーブル31,32は、アウタケーシング35,36内に挿通されてアウタケーシング35,36に沿って案内されるようになっている。
図3は駆動ユニットの内部構造の一部を示す背面図であり、駆動ユニット33に取り付けられるカバー40を取り外した状態を示している。
図3に示すように、駆動ユニット33は、モータ本体41とモータ本体41の出力によりケーブル31,32を牽引する駆動部42とを備えている。駆動部42は、図示しない減速機構およびクラッチ機構を介してモータ本体41の出力が伝達されるドラム43を備えている。ドラム43には、ケーブル31,32の一端が固定されて、ケーブル31,32の一端から他端に向けてそれぞれ反対方向に巻き掛けられている。これにより、モータ本体41が作動すると、一対のケーブル31,32が相互に逆向きに駆動されるようになっている。つまり、図3において矢印で示すように、ドラム43が時計回り方向に回転される場合には、開側ケーブル32がドラム43により巻き取られるとともに閉側ケーブル31がドラム43により送り出されることで、スライドドア14が開側へ牽引されて自動開動作する。逆に、ドラム43が反時計回り方向に回転される場合には、閉側ケーブル31がドラム43により巻き取られるとともに開側ケーブル32がドラム43により送り出されることで、スライドドア14が閉側へ牽引されて自動閉動作することとなる。
なお、モータ本体41としては、例えばブラシ付き直流モータ等の正逆両方向に回転可能な電動モータが用いられる。また、スライドドア14が手動により開閉操作されるときには、駆動部42に設けられたクラッチ機構によりモータ本体41とドラム43との間の動力伝達経路が遮断されるようになっている。
この駆動ユニット33には、ケーブル31,32に所定の張力を付与するためのテンショナ機構44が組み付けられている。テンショナ機構44は、アウタケーシング35,36の一端に装着されたエンドキャップ45a,45bをケーブル31,32の配索方向に沿って進退移動自在に収容するテンショナケース46と、テンショナケース46内に設けられてエンドキャップ45a,45bをテンショナケース46から突出させる方向へ付勢するコイルばね47a,47bとを備えている。このテンショナ機構44により、エンドキャップ45a,45bがテンショナケース46から突出されると、駆動ユニット33とローラユニット16との間のアウタケーシング長が長くなるため、つまりケーブル31,32の全長に対するアウタケーシング長の比率が大きくなるため、アウタケーシング35,36の内部に挿通されるケーブル31,32に張力が付与されることとなる。したがって、センタアーム19がガイドレール15の引き込み部15bに案内される等して、駆動ユニット33とセンタレール15の両端側との間で配索されるケーブル31,32のケーブル長が変化しても、テンショナ機構44によりケーブル31,32の張力が保たれるので、ケーブル31,32に緩みが生じないようになっている。
次に、ローラユニット16におけるケーブル31,32の配索構造について詳細に説明する。図4はローラユニットを示す斜視図であり、図5はローラユニットの分解斜視図である。図6はローラユニットにおけるケーブルの配索態様を示す説明図であり、図7は開状態におけるローラユニットを示す平面図である。
図5に示すように、センタアーム19のセンタレール15側には、ローラ装着部19aよりも車両下方側に位置して、センタレール15側に開口する開口部19bが形成されている。プーリ支持部材50は、先端部をこの開口部19bへ向けて突出させた状態で、基端部においてセンタアーム19にボルト51により固定されている。プーリ支持部材50の先端部には、軸方向を車両上下方向に向けて固定された回転軸52により、第1のプーリとしての振分プーリ(ガイドプーリ)53が水平方向に回転自在に支持されている。つまり、振分プーリ53は、センタアーム19の開口部19bからセンタレール15側へ一部突出した状態で、プーリ支持部材50を介してセンタアーム19に回転自在に取り付けられている。
図6に示すように、振分プーリ53は、一対のプーリ溝53a,53bが軸方向に同軸状に並べて形成された2段プーリとなっている。閉側ケーブル31は、一対のプーリ溝53a,53bのうち車両下方側の閉側プーリ溝53aにスライドドア14側から巻き掛けられて、センタアーム19の開口部19bを介してセンタレール15の閉側へ配索されている。また、開側ケーブル32は、一対のプーリ溝53a,53bのうち車両上方側の開側プーリ溝53bにセンタレール15側から巻き掛けられて、つまり閉側ケーブル31とは逆向きに巻き掛けられて、センタアーム19の開口部19bを介してセンタレール15の開側へ配索されている。この振分プーリ53により、駆動ユニット33のドラム43によって一方のケーブルを巻き取るとともに他方のケーブルを送り出す際には、ケーブル31,32が相互に干渉することなく滑らかに案内されるようになっている。
センタアーム19には、振分プーリ53を収容するプーリケースとしてのプーリカバー55が装着されている。プーリカバー55は、振分プーリ53と後述する中間プーリ57,58との間で配索されるケーブル31,32に沿って延びるとともに、車両下方側に開口するカバー形状となっている。プーリカバー55の長手方向一端側つまりセンタアーム19側には、振分プーリ53を収容するプーリ収容部56が形成されている。このプーリ収容部56の軸心に形成された挿通孔56aに振分プーリ53の回転軸52が挿通されることで、プーリカバー55は、その長手方向一端側において回転軸52によりセンタアーム19に対して回動自在に支持されている。また、プーリカバー55は、プーリ収容部56の一部がセンタアーム19の開口部19bを介してセンタレール15側に突出されており、図5に示すように、プーリ収容部56の側面にセンタレール15側に開口する引出孔56bが形成されている。この引出孔56bを介して、振分プーリ53に巻き掛けられたケーブル31,32がセンタレール15の両端側へ配索されている。
プーリカバー55の長手方向他端側つまり駆動ユニット33側には、第2のプーリとしての一対の中間プーリ57,58を収容するプーリ収容部59が形成されている。プーリ収容部59の軸心には、軸方向を車両上下方向に向けて固定された回転軸60がプーリカバー55を突出して配置されている。この回転軸60により、プーリ収容部59の内部には、中間プーリ57,58が水平方向に回転自在に支持されている。つまり、中間プーリ57,58は、プーリカバー55を介して、振分プーリ53の回転軸52を中心にセンタアーム19に対して回動自在に取り付けられている。また、プーリ収容部59の側面には、駆動ユニット33側に開口する図示しない引出孔が形成されている。この引出孔を介して、中間プーリ57,58のプーリ溝57a,58aは駆動ユニット33側に対向している。
図6に示すように、一対の中間プーリ57,58は、これら中間プーリ57,58の間に位置して回転軸60に固定されたワッシャ61により相互に干渉しないように、軸方向に同軸状に並べて配置されている。駆動ユニット33側から引出孔を介してプーリカバー55内に導かれた閉側ケーブル31は、一対の中間プーリ57,58のうち車両下方側の閉側中間プーリ57のプーリ溝57aにスライドドア14側から巻き掛けられて、振分プーリ53へ配索されている。また、駆動ユニット33側から引出孔を介してプーリカバー55内に導かれた開側ケーブル32は、一対の中間プーリ57,58のうち車両上方側の開側中間プーリ58のプーリ溝58aにスライドドア14側から巻き掛けられて、つまり閉側ケーブル31と同じ向きに巻き掛けられて、振分プーリ53へ配索されている。この一対の中間プーリ57,58により、駆動ユニット33のドラム43によって一方のケーブルを巻き取るとともに他方のケーブルを送り出す際には、中間プーリ57,58が相互に逆向きに回転することで、ケーブル31,32が相互に干渉することなく滑らかに案内されるようになっている。
なお、プーリカバー55におけるプーリ収容部56,59の間の長手方向中央部には、振分プーリ53と中間プーリ57,58との間で配索されるケーブル31,32を被覆するケーブルカバー部62が形成されている。このケーブルカバー部62により、センタアーム19が回動しても、振分プーリ53と中間プーリ57,58との間で配索されるケーブル31,32が常に覆われて保護されるようになっている。
一方、スライドドア14のドアパネル14aには、図示しないボルト等によりガイド部材(規制部材)65が固着されている。ガイド部材65は、金属プレートを曲げ加工することにより、ドアパネル14aに固定される連結板65aと、連結板65aの車両上下方向端部からスライドドア14内へ向けて車室外方側に突出する一対の対向板65bとを備える略コの字形状に形成されている。つまり、一対の対向板65bは所定の隙間を介して相互に車両上下方向に対向して設けられており、ガイド部材65は、車室外方側に開口するとともに駆動ユニット33側およびセンタアーム19側に開口している。各対向板65bには、図7に示すように、中間プーリ57,58から駆動ユニット33側へ配索されたケーブル31,32の配索方向C−Cと略平行に延びるガイド孔としての長穴(規制溝)66が形成されている。
このガイド部材65には、一対の対向板65bの相互間にプーリカバー55のプーリ収容部59が差し挟まれるとともに、長穴66に中間プーリ57,58の回転軸60が移動自在に挿通されることで、プーリカバー55の長手方向他端側が移動自在かつ回動自在に連結されている。つまり、振分プーリ53と中間プーリ57,58との距離が一定に保たれた状態で、振分プーリ53が中間プーリ57,58に対して回動自在となるように、プーリカバー55がガイド部材65の長穴66に沿って移動自在に連結されている。
また、ガイド部材65には、一対の対向板65bのうち車両下方側の対向板65bの駆動ユニット33側の端部から車両上方側に屈曲する組付板65cが設けられている。この組付板65cには、一対のアウタケーシング35,36の他端が車両上下方向に並べて配置された状態で、アウタケーシング35,36の他端を纏めて装着した樹脂製のケーシングキャップ67が組み付けられている。このケーシングキャップ67を介して、駆動ユニット33側からプーリカバー55内にケーブル31,32が導かれている。
図8は閉状態におけるローラユニットを示す平面図であり、図9は開状態および閉状態における開側ケーブルの配索態様を示す説明図である。なお、図9において、開状態における部材には符号にAを付し、閉状態における部材には符号にBを付して説明する。
図7および図8に示すように、ガイド部材65は、中間プーリ57,58の回転軸60がセンタアーム19の回動軸18から所定量オフセットして配置されるように、スライドドア14のドアパネル14aに固定されている。つまり、中間プーリ57,58の回転軸60がセンタアーム19の回動軸18に対して駆動ユニット33側へオフセット配置されることにより、センタアーム19の回動軸18が車両前後方向において振分プーリ53と中間プーリ57,58との間に配置されている。このセンタアーム19の回動軸18を、図9に示すように、開状態における振分プーリ53Aの軸心と中間プーリ57A,58Aの軸心とを結ぶ線分A−Aよりも、閉状態における振分プーリ53Bの軸心と中間プーリ57B,58Bの軸心とを結ぶ線分B−Bの方に近接して配置することで、開状態における中間プーリ57A,58Aよりも閉状態における中間プーリ57B,58Bの方がケーシングキャップ67から離間するようになっている。
パワースライド装置30が作動されてセンタアーム19がセンタレール15の引き込み部15bを移動する際には、回動軸18を軸心としてセンタアーム19がスライドドア14に対して回動される。このとき、振分プーリ53は、プーリ支持部材50を介してセンタアーム19に取り付けられているため、センタアーム19とともに回動軸18を軸心としてスライドドア14に対して回動される。一方、中間プーリ57,58は、プーリカバー55を介してセンタアーム19に回動自在に取り付けられるとともに、ガイド部材65を介してスライドドア14に長穴66に沿って移動自在となっているため、センタアーム19が回動して振分プーリ53がスライドドア14に対して回動されると、振分プーリ53と中間プーリ57,58との軸間距離Pを一定に保った状態でスライドドア14に対して長穴66に沿って移動される。
これにより、センタアーム19が回動軸18を軸心としてスライドドア14に対して回動されると、ケーシングキャップ67と中間プーリ57,58との距離つまりケーシングキャップ67と中間プーリ57,58との間で配索されるケーブル31,32のケーブル長が変化することとなる。すなわち、開状態における中間プーリ57A,58Aよりも閉状態における中間プーリ57B,58Bの方がケーシングキャップ67から離間するように、中間プーリ57,58の回転軸60に対してセンタアーム19の回動軸18をオフセットさせたので、図9に示すように、開状態におけるケーシングキャップ67Aと中間プーリ57A,58Aとの間で配索される開側ケーブル32Aのケーブル長PAよりも、閉状態におけるケーシングキャップ67Bと中間プーリ57B,58Bとの間で配索される開側ケーブル32Bのケーブル長PBの方が大きくなる。また、センタアーム19が回動軸18を軸心としてスライドドア14に対して回動されると、中間プーリ57,58におけるケーブル31,32の巻き角つまりケーブル巻き掛け長さが変化することとなる。すなわち、ケーブル31,32が中間プーリ57,58にスライドドア14側から巻き掛けられているので、図9に示すように、開状態における中間プーリ57A,58Aのケーブル巻き掛け長さLAよりも、閉状態における中間プーリ57B,58Bのケーブル巻き掛け長さLBの方が小さくなる。
したがって、センタアーム19がスライドドア14に対して回動するのに伴って、ケーシングキャップ67と中間プーリ57,58との間で配索されるケーブル31,32のケーブル長が変化したとしても、中間プーリ57,58におけるケーブル31,32の巻き掛け長さが変化するため、全体として、ケーシングキャップ67と振分プーリ53との間で配索されるケーブル31,32のケーブル長変化を抑えることができる。例えば、センタアーム19が開状態から閉状態に回動される場合には、ケーシングキャップ67と中間プーリ57,58との間で配索されるケーブル31,32のケーブル長が開状態におけるケーブル長PAから閉状態におけるケーブル長PBに大きくなるが、その分、中間プーリ57,58におけるケーブル31,32の巻き掛け長さが開状態におけるケーブル巻き掛け長さLAから閉状態におけるケーブル巻き掛け長さLBに小さくなるので、全体としてPA+LA≒PB+LBとなり、ローラユニット16において配索されるケーブル31,32のケーブル長変化を抑えることができる。なお、図9では開側ケーブル32を図示して説明したが、閉側ケーブル31においても同様にケーブル長変化を抑えられることはもちろんである。
また、ガイド部材65の長穴66はケーシングキャップ67と中間プーリ57,58との間で配索されるケーブル31,32の配索方向C−Cに略平行に形成されているので、中間プーリ57,58の回転軸60がガイド部材65の長穴66に沿って移動される際には、中間プーリ57,58がケーブル31,32の配索方向C−Cに略平行に移動される。つまり、センタアーム19がスライドドア14に対して回動するのに伴って、中間プー
リ57,58がスライドドア14に対して長穴66に沿って移動しても、ケーブル31,32の配索方向C−Cがほとんど変わらないようになっている。
リ57,58がスライドドア14に対して長穴66に沿って移動しても、ケーブル31,32の配索方向C−Cがほとんど変わらないようになっている。
このように、振分プーリ53をセンタアーム19に回転自在に取り付けるとともに、振分プーリ53との軸間距離を一定に保った状態でスライドドア14に対してガイド部材65の長穴66に沿って移動自在となるように、中間プーリ57,58をプーリカバー55に回転自在に取り付けたので、上記のようにセンタアーム19がスライドドア14に対して回動する際のケーブル長変化を抑えることができる。これにより、ケーブル31,32に緩みが生じることが抑制されるので、パワースライド装置30を円滑に作動させることが可能となるとともに、テンショナ機構44におけるエンドキャップ45a,45bのストロークを短くすることができるため駆動ユニット33の小型化が可能となる。
また、ガイド部材65の長穴66をケーシングキャップ67と中間プーリ57,58との間で配索されるケーブル31,32の配索方向C−Cに略平行に形成したので、中間プーリ57,58がスライドドア14に対してガイド部材65の長穴66に沿って移動しても、ケーブル31,32の配索方向C−Cの変化を抑制することができる。これにより、ケーシングキャップ67から中間プーリ57,58へ配索されるケーブル31,32が首振りすることが抑制され、ケーシングキャップ67とケーブル31,32とが擦れることでケーシングキャップ67の形状変化やケーブル31,32の摩耗を生ずることを防止できる。したがって、ケーシングキャップ67やケーブル31,32の破損が抑制されるため、パワースライド装置30の耐久性を向上させることが可能となる。
なお、前記実施の形態においては、中間プーリ57,58の回転軸60をセンタアーム19の回動軸18に対して駆動ユニット33側へオフセットさせたが、これに限らず、中間プーリ57,58の回転軸60をセンタアーム19の回動軸18に対していずれの位置にオフセットさせても良い。ただし、センタアーム19がスライドドア14に対して回動する際のケーシングキャップ67と中間プーリ57,58との間で配索されるケーブル31,32のケーブル長変化を、中間プーリ57,58におけるケーブル巻き掛け長さの変化によって相殺することで、全体としてケーブル長変化を抑えることができるような位置である必要がある。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前記実施の形態においては、振分プーリ53を一対のプーリ溝53a,53bが軸方向に同軸状に並べて形成された2段プーリにより構成するようにしたが、一対のプーリを軸方向に並べて配置してこれら一対のプーリに相互に逆向きにケーブル31,32を巻き掛けるようにしても良い。
また、前記実施の形態においては、中間プーリ57,58の回転軸60をプーリカバー55から突出させて、回転軸60をガイド部材65の長穴66に移動自在に挿通するようにしたが、回転軸60を軸支するプーリカバー55をガイド部材65の長穴66に移動自在に挿通するようにしても良い。
11 車両
12 車体
12a 凹部
13 開口部
14 スライドドア
14a ドアパネル
15 センタレール(ガイドレール)
15a 直線部
15b 引き込み部
16 ローラユニット
17 ブラケット
18,18A,18B 回動軸
19 センタアーム
19a ローラ装着部
19b 開口部
20 走行ローラ
21 案内ローラ
22,23 ローラユニット
24 アッパレール
25 ロワーレール
26 カバー部材
30 パワースライド装置
31 閉側ケーブル
31a 他端部
32,32A,32B 開側ケーブル
32a 他端部
33 駆動ユニット
34 係止ユニット
35 閉側アウタケーシング
36 開側アウタケーシング
40 カバー
41 モータ本体
42 駆動部
43 ドラム
44 テンショナ機構
45a,45b エンドキャップ
46 テンショナケース
47a,47b コイルばね
50 プーリ支持部材
51 ボルト
52,52A,52B 回転軸
53,53A,53B 振分プーリ(第1のプーリ)
53a 閉側プーリ溝
53b 開側プーリ溝
55 プーリカバー(プーリケース)
56 プーリ収容部
56a 挿通孔
56b 引出孔
57,57A,57B 閉側中間プーリ(第2のプーリ)
57a プーリ溝
58,58A,58B 開側中間プーリ(第2のプーリ)
58a プーリ溝
59 プーリ収容部
60,60A,60B 回転軸
61 ワッシャ
62 ケーブルカバー部
65 ガイド部材
65a 連結板
65b 対向板
65c 組付板
66 長穴(ガイド孔)
67,67A,67B ケーシングキャップ
12 車体
12a 凹部
13 開口部
14 スライドドア
14a ドアパネル
15 センタレール(ガイドレール)
15a 直線部
15b 引き込み部
16 ローラユニット
17 ブラケット
18,18A,18B 回動軸
19 センタアーム
19a ローラ装着部
19b 開口部
20 走行ローラ
21 案内ローラ
22,23 ローラユニット
24 アッパレール
25 ロワーレール
26 カバー部材
30 パワースライド装置
31 閉側ケーブル
31a 他端部
32,32A,32B 開側ケーブル
32a 他端部
33 駆動ユニット
34 係止ユニット
35 閉側アウタケーシング
36 開側アウタケーシング
40 カバー
41 モータ本体
42 駆動部
43 ドラム
44 テンショナ機構
45a,45b エンドキャップ
46 テンショナケース
47a,47b コイルばね
50 プーリ支持部材
51 ボルト
52,52A,52B 回転軸
53,53A,53B 振分プーリ(第1のプーリ)
53a 閉側プーリ溝
53b 開側プーリ溝
55 プーリカバー(プーリケース)
56 プーリ収容部
56a 挿通孔
56b 引出孔
57,57A,57B 閉側中間プーリ(第2のプーリ)
57a プーリ溝
58,58A,58B 開側中間プーリ(第2のプーリ)
58a プーリ溝
59 プーリ収容部
60,60A,60B 回転軸
61 ワッシャ
62 ケーブルカバー部
65 ガイド部材
65a 連結板
65b 対向板
65c 組付板
66 長穴(ガイド孔)
67,67A,67B ケーシングキャップ
Claims (2)
- スライドドアに固定される駆動ユニットによりケーブルを牽引することで、車体に固定されるガイドレールに沿って前記スライドドアを自動的に開閉するパワースライド装置であって、
回動軸により前記スライドドアに回動自在に支持され、前記ガイドレールに移動自在に装着されるセンタアームと、
前記センタアームに回転自在に取り付けられ、前記ケーブルを前記ガイドレールの両端側へ配索する第1のプーリと、
一端側が前記第1のプーリの回転軸に回動自在に支持されるプーリケースと、
前記回動軸からオフセットした位置に配置された回転軸により前記プーリケースの他端側に回転自在に取り付けられ、前記ケーブルを前記駆動ユニット側から前記第1のプーリへ配索する第2のプーリと、
前記スライドドアに固定され、前記第2のプーリの回転軸が移動自在に挿通されるガイド孔が形成されたガイド部材とを有することを特徴とするパワースライド装置。 - 請求項1記載のパワースライド装置において、前記ガイド孔は、前記第2のプーリから前記駆動ユニット側へ配索される前記ケーブルの配索方向と略平行に延びて形成されていることを特徴とするパワースライド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009084644A JP2010236242A (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | パワースライド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009084644A JP2010236242A (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | パワースライド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010236242A true JP2010236242A (ja) | 2010-10-21 |
Family
ID=43090828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009084644A Pending JP2010236242A (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | パワースライド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010236242A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016188541A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | アイシン精機株式会社 | スライドドア駆動ユニット |
CN110315941A (zh) * | 2019-07-31 | 2019-10-11 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种汽车滑移门结构 |
-
2009
- 2009-03-31 JP JP2009084644A patent/JP2010236242A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016188541A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | アイシン精機株式会社 | スライドドア駆動ユニット |
CN110315941A (zh) * | 2019-07-31 | 2019-10-11 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种汽车滑移门结构 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9932763B2 (en) | Vehicle door opening device | |
US7328934B2 (en) | Sliding door opening and closing device | |
JP2001336352A (ja) | 車両用スライドドア装置 | |
US20190093412A1 (en) | Opening-closing body driving device | |
US20150300072A1 (en) | Automatic opening and closing apparatus for vehicle | |
JP2010236242A (ja) | パワースライド装置 | |
WO2018151292A1 (ja) | 開閉体開閉機構 | |
JP5225917B2 (ja) | パワースライド装置 | |
JP5363163B2 (ja) | パワースライド装置 | |
JP5478932B2 (ja) | パワースライド装置 | |
JP2010236243A (ja) | パワースライド装置の駆動ユニット | |
CA2480816C (en) | Powered sliding device of vehicle sliding door | |
JP2007270426A (ja) | スライドドア開閉装置 | |
JP5654814B2 (ja) | パワースライド装置 | |
JP2023124954A (ja) | ワイヤハーネス配索構造、リンク式スライドドア、及び、ワイヤハーネス | |
JP5602375B2 (ja) | パワースライド装置 | |
JP6172985B2 (ja) | 車両用開閉装置 | |
JP2012046989A (ja) | 自動開閉装置の駆動ユニット | |
JP2008208641A (ja) | 車両用自動開閉装置 | |
JP5796239B2 (ja) | 車両用ドアの開閉装置 | |
JP6267975B2 (ja) | 車両用開閉装置 | |
JP6172986B2 (ja) | 車両用開閉装置 | |
JP5654813B2 (ja) | パワースライド装置 | |
JP2007186845A (ja) | スライドドア開閉装置 | |
JP5706222B2 (ja) | 車両用開閉体の駆動装置 |