JP2018066205A - 断熱基礎構造、および断熱基礎構造に防蟻処理を施す方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本発明の実施形態にかかる建物の床構造を示す平面図であり、図2は図1から玄関床5、上がり框6および土台Tを取り除いたII−II線断面図である。これらの図に示される当実施形態の断熱基礎構造は、家屋等の建物の1階の玄関に適用されており、建物を支持するために枠状に打設された外周基礎コンクリート1と、玄関下の地盤E1〜E3の上面を覆うように打設された土間スラブ2と、屋内S1と屋外S2とを区切る玄関扉9に平行に延びるように打設された境界基礎コンクリート3と、土間スラブ2の上面に敷設された上層部材4とを備えている。玄関扉9よりも屋外S2側における上層部材4が玄関ポーチ、玄関扉9よりも屋内S1側における上層部材4が玄関上がり口(つまり靴などを脱いで配置する場所)である。
次に、以上のような断熱基礎構造を施工する方法について、図3〜図7等を用いて説明する。なお、この説明の前提として、地盤E1と地盤E3の間および地盤E1と地盤E2の間には、既に外周基礎コンクリート1および境界基礎コンクリート3が打設されており、かつ外周基礎11の側面11a,11bおよび境界基礎31の内側面31aの下側には接着剤を介して下側断熱材71a〜71cがそれぞれ取り付けられたものとしている。
以上のような方法で施工された断熱基礎構造に対し、防蟻効果を維持するためのメンテナンスを行うときの作業手順について説明する。
以上説明したように、上記実施形態では、建築物を支持する枠状の外周基礎コンクリート1の外周基礎11の側面11a,11bが断熱材7a,7bによって覆われた断熱基礎構造において、次のような特徴的な構成を採用した。
上記実施形態において、防蟻薬液を堰き止めることが可能な材料で構成された防蟻シート8を用いる場合を説明したが、このような材質の防蟻シート8のみに限られず、防蟻シート8は防蟻薬液を含浸することが可能な材料で構成されていてもよい。ここで、防蟻薬液を含浸することが可能な材料の具体例としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、EVA共重合体樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂などの樹脂成形体からなる不織布または織布が挙げられる。このような不織布または織布に対して防蟻性能を示す薬液を含浸させたものを用いてもよい。このような材料で防蟻シート8を構成することで、防蟻シート8よりも上側に位置する外周基礎11の側面11a,11bに防蟻薬液を注入したときに、防蟻薬液が外周基礎11の側面11a,11bを伝って流れ落ちて防蟻シート8に含浸される。これにより上側断熱材72a,72bおよび下側断熱材71a,71bを外周基礎11に取り付けた状態のまま、防蟻シート8に防蟻薬液を含浸させることができるので、断熱基礎構造のメンテナンス時に防蟻薬液を充填する作業が容易となる。
1 外周基礎コンクリート
2 土間スラブ
3 境界基礎コンクリート
4 上層部材
5 玄関床
6 上がり框
7a,7b 断熱材
8 防蟻シート
11 外周基礎
11a 内側面
11b 外側面
30a 浸透領域
31 境界基礎
71a,71b,71c 下側断熱材
72a,72b,72c 上側断熱材
73 接着剤
Claims (6)
- 建築物を支持する外周基礎の側面が断熱された断熱基礎構造であって、
前記外周基礎の側面の下側に取り付けられた下側断熱材と、
少なくとも周端が前記外周基礎の側面に接し、かつ前記下側断熱材の上面を覆うように配置された防蟻シートと、
前記防蟻シートの上面に接し、かつ前記外周基礎の側面の上側に取り付けられた上側断熱材と、を備え、
前記防蟻シートは、施工後のメンテナンス時に前記上側断熱材と前記外周基礎との隙間に注入される防蟻薬液を堰き止めることが可能な材料または防蟻薬液を含浸することが可能な材料で構成されていることを特徴とする断熱基礎構造。 - 請求項1記載の断熱基礎構造において、
前記下側断熱材の上面と前記防蟻シートの下面とが接着剤によって接着されている、ことを特徴とする断熱基礎構造。 - 請求項2記載の断熱基礎構造において、
前記接着剤は、防蟻機能を有する材料で構成されている、ことを特徴とする断熱基礎構造。 - 請求項1〜3のいずれか一項記載の断熱基礎構造において、
前記上側断熱材を前記外周基礎に取り付けた状態のままで前記防蟻薬液を前記外周基礎の側面に沿って導入できるように前記上側断熱材の上面の高さ位置を前記外周基礎の上面よりも下側とされている、ことを特徴とする断熱基礎構造。 - 請求項1〜4のいずれか一項記載の断熱基礎構造において、
前記下側断熱材の側面に接し、かつ前記下側断熱材の上面と略同一高さまで盛り上げた地盤をさらに設け、
前記防蟻シートは、前記下側断熱材の上面および前記地盤の上面を覆うように設けられている、ことを特徴とする断熱基礎構造。 - 建築物を支持する外周基礎の側面の下側に下側断熱材を取り付けるステップと、
少なくとも周端が前記外周基礎に接し、かつ前記下側断熱材の上面を覆うように、防蟻薬液を堰き止めることが可能な材料または防蟻薬液を含浸することが可能な材料で構成されている防蟻シートを取り付けるステップと、
前記防蟻シートの上面に接し、かつ前記外周基礎の側面の上側に上側断熱材を取り付けるステップと、
前記防蟻シートよりも上側に位置する前記外周基礎の側面に防蟻薬液を注入することにより、前記防蟻薬液を前記防蟻シートの周縁の上面まで到達させるかまたは前記防蟻薬液を前記防蟻シートに含浸させるステップと、を有することを特徴とする断熱基礎構造に防蟻処理を施す方法。
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2016
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