JP6503200B2 - 建物の床構造 - Google Patents

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Description

本発明は、床下部分に防蟻処理を施した建物の床構造に関する。
上記のような床構造に関する従来技術として、例えば下記特許文献1が公知である。この特許文献1の床構造は、床下地盤の上面に打設された土間コンクリート(防湿コンクリート)と、土間コンクリートの周囲に打設され、地盤上方に立設されて建物を支持する基礎コンクリート(布基礎)と、土間コンクリートの周縁部と基礎コンクリートの内側面とが結合される打継部に施工される防蟻シーリング材とを備えている。防蟻シーリング材としては、例えば、白蟻の分泌物に耐性でかつ白蟻に対する耐食害性を有する高硬度粒子を粘弾性シーリング材に配合したものが用いられる。
特開2004−232454号公報
上記特許文献1では、土間コンクリートと基礎コンクリートとの打継部(境界部)に防蟻シーリング材が施工されているため、土中に住む白蟻が打継部を通って上方(建物側)に侵入するのを防止することができる。
しかしながら、上記特許文献1の床構造において、防蟻シーリング材が経年劣化により伸縮性を失ったような場合には、打継部に隙間が生じてしまい、当該隙間を通じて白蟻が侵入するおそれがある。このような事態を確実に回避するには、定期的に防蟻シーリング材を補充するなどのメンテナンスを行うことが望まれる。この点、上記特許文献1の床構造では、建物の床部と土間コンクリートとの間に空間(床下空間)が存在しているので、メンテナンスを行う作業者は、この床下空間に入り込んだ上で上記防蟻シーリング材の補充作業などを行うことが可能である。
一方で、建物の中には、例えば玄関のように、床下空間が存在しない場所がある。このような場所では、上記のようなメンテナンス作業を行うことは非常に困難である。このため、床下空間の存在しない場所であっても防蟻性能を長期間維持することが可能な技術が求められていた。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、床下空間が存在しない場所での防蟻性能を長期間に亘って維持することが可能な建物の床構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決するためのものとして、本発明は、建物の床構造であって、前記建物の玄関下の地盤の上面を覆う土間コンクリートと、当該土間コンクリートの周囲に設けられ、前記地盤から上方に立設されて前記建物を支持する基礎コンクリートと、前記玄関における屋内側の地盤と屋外側の地盤との間に配設された境界基礎と、前記土間コンクリートの上面に直接配置され、前記建物の居住空間の床面を構成する上層部材と、前記地盤と土間コンクリートとの間に敷設された防湿性を有する防湿シートと、前記土間コンクリートの周縁部と前記基礎コンクリートとの境界部に配置され、白蟻を忌避可能な物理的性質を有する防蟻材とを備え、前記上層部材には、前記土間コンクリートの上面に敷設されるモルタル層および舗装材が含まれ、前記土間コンクリートは、前記境界基礎よりも屋内側の地盤を覆う屋内側土間コンクリートと、前記境界基礎よりも屋外側の地盤を覆う屋外側土間コンクリートとを有し、少なくとも前記境界基礎の上端部とこれに隣接する屋内側および屋外側の地盤の上面とに、防湿性および防蟻性を有する防蟻シートが敷設された、ことを特徴とするものである(請求項1)。
本発明によれば、建物の玄関における土間コンクリートの周縁部と基礎コンクリートとの境界部に、白蟻を忌避可能な防蟻材が配置されているので、土中(地盤)に住む白蟻は、当該境界部を通って上方に這い上がることができなくなる。しかも、防蟻材が本来有する物理的性質によって白蟻を忌避するため、例えば防蟻薬剤(つまり白蟻を忌避する化学的性質を有する物質)を含有したシール材を前記防蟻材に代えて使用した場合と異なり、長期間の使用期間を経ても防蟻材の防蟻性能が損なわれることがない。
ここで、建物の玄関では、建物の1階における一般の部屋と異なり、床下空間が存在しない(つまり土間コンクリートの上面に上層部材が直接配置される)ため、仮に防蟻材を補充または交換するメンテナンスをしようとした場合には、上層部材を少なくとも部分的に取り壊す必要が生じる。このため、防蟻材に対するメンテナンスを行うことは非常に困難(あるいは実質的に不可能)である。これに対し、本発明では、長期間使用しても防蟻性能が損なわれない防蟻材が使用されており、上記のようなメンテナンスが不要になるので、床下空間の存在しない(そのためにメンテナンスが困難な)玄関において非常に好適な防蟻構造を実現することができる。
また、本発明では、白蟻の侵入経路になり易い土間コンクリートの周縁部と基礎コンクリートとの境界部に防蟻材が配置され、それによって白蟻の建物への侵入が阻止されるので、他の場所に防蟻のための特別な対策を施すことが不要になる。例えば、土間コンクリートと地盤との間に敷設される防湿シートに代えて、防蟻性が付与された(例えば防蟻薬剤が練り込まれた)防蟻シートを使用するような対策が不要になる。このように、本発明によれば、防蟻性をもたない比較的安価な防湿シートを用いて地盤を覆うことができるので、コストアップを効果的に抑制しつつ、良好な防蟻性能を長期間に亘って維持することが可能になる。
さらに、本発明では、屋内外の境界に位置する境界基礎の上端部とこれに隣接する屋内側および屋外側の地盤の上面とに、防湿性および防蟻性を有する防蟻シートが敷設されるので、境界基礎と屋内側土間コンクリートとの境界部、および境界基礎と屋外側土間コンクリートとの境界部を通って白蟻が侵入するのを、前記防蟻シートによって効果的に阻止することができる。また、境界基礎およびその近傍にのみ防蟻シートを使用すれば足るので、コストアップを最小限に抑えることができる。
前記防蟻材は、白蟻を忌避可能な物理的性質を有するものであればその種類を問わないが、例えば、ガラス製の粒材、または、ホウ酸塩鉱物、稚内珪藻頁岩、玄武岩、および花崗岩のいずれかの鉱物の破砕物を含んだものを、前記防蟻材として好適に使用することができる(請求項2)。
本発明において、好ましくは、前記基礎コンクリートの側面に沿う前記土間コンクリートの周縁部の上面に面取り部が形成され、当該面取り部に対応した間隙を埋めるように前記防蟻材が配置される(請求項3)。
このように、土間コンクリートの周縁部に形成された面取り部に防蟻材を配置した場合には、防蟻材の使用量を可及的に抑制しながら、必要十分な防蟻性能を確保することができる。
以上説明したように、本発明の建物の床構造によれば、床下空間が存在しない場所での防蟻性能を長期間に亘って維持することができる。
本発明の第1実施形態にかかる建物の床構造を示す平面図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 図1のIII−III線に沿った断面図である。 上記床構造から上層部材を取り外した状態の図1相当図である。 図4と同様の状態の床構造を示す斜視図である。 上記床構造の施工手順(その1)を示す図であり、(a)は斜視図、(b)(c)は断面図である。 上記床構造の施工手順(その2)を示す図であり、(a)は斜視図、(b)(c)は断面図である。 上記床構造の施工手順(その3)を示す図であり、(a)は斜視図、(b)(c)は断面図である。 上記床構造の施工手順(その4)を示す図であり、(a)は斜視図、(b)(c)は断面図である。 上記第1実施形態の変形例を説明するための断面図である。 上記第1実施形態の別の変形例を説明するための図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図である。 本発明の第2実施形態にかかる建物の床構造を示す断面図である。
<第1実施形態>
図1〜図3は、本発明の第1実施形態にかかる建物の床構造を示す平面図および断面図である。これらの図に示される当実施形態の床構造は、家屋等の建物の1階の玄関に適用されており、建物を支持するために枠状に打設された基礎コンクリート1と、玄関下の地盤Eの上面を覆うように打設された土間コンクリート2と、玄関における屋内S1と屋外S2との境界(つまり建物の出入口に対応する位置)に打設された境界基礎3と、土間コンクリート2の上面に敷設された上層部材4とを備えている。
基礎コンクリート1は、断面視逆T字状のいわゆる布基礎であり、地盤Eから鉛直上方に立ち上がるように形成された立直部11と、地盤Eに埋設された立直部11の下端から水平方向に張り出すように形成されたフーチング部12とを一体に有している。立直部11の上面の高さは、土間コンクリート2の上面よりも高い位置に設定されている。この立直部11の上面には、建物の床部の骨格を構成する木製の角材等からなる土台Vが、図外のアンカーボルト等を介して固定されている。
基礎コンクリート1は、図1に示す平面視において、互いに直交するように組み合わされた複数の枠辺1A〜1Eを有している。このうち、土間コンクリート2の周囲を囲む3つの枠辺1A,1B,1Cは、全体として、屋外S2側に開放された平面視コ字型の形状を有しており、当該コ字状部分の開放面に対応する位置が建物の出入口とされている。
図4は、図1から上層部材4を取り除いた状態を示す平面図であり、図5はその斜視図である。これら図4、図5、および先の図2、図3に示すように、土間コンクリート2は、玄関下の地盤Eのうち境界基礎3よりも屋内S1側の部分を覆う屋内側土間コンクリート21(いわゆる玄関土間)と、玄関下の地盤Eのうち境界基礎3よりも屋外S2側の部分を覆う屋外側土間コンクリート22(いわゆるポーチ土間)とを有している。これら両土間コンクリート21,22の周縁部と、これを取り囲む基礎コンクリート1の立直部11とは、施工時のコンクリート硬化によって互いに結合されている。
境界基礎3は、後述する図6(a)にも示すように、建物の出入口に対応する位置、つまり玄関における屋内S1側の地盤Eと屋外S2側の地盤Eとの間に立設されており、基礎コンクリート1の対向する2つの枠辺1B,1Cどうしを互いに連結している。境界基礎3の上面の高さは、基礎コンクリート1および土間コンクリート2の双方の上面よりも低い位置に設定されている。この境界基礎3の上側には玄関ドア9(図2)が設置される。
上層部材4は、玄関の床面を構成する部材であり、土間コンクリート2(屋内側および屋外側土間コンクリート21,22)の上面を直接覆うように塗布されたモルタル層41と、モルタル層41の上面に配設、固着された舗装材42とを有している。舗装材42は、例えば、一定パターンで並べられた複数の石材製タイル(あるいはセラミックプレート、レンガ等)により構成することができる。
屋内S1側の地盤Eの上面(当該地盤Eと屋内側土間コンクリート21との間)には、防湿シート5が敷設されている。防湿シート5は、地盤Eに含まれる湿気を遮断する性質つまり防湿性を有するシート状の部材であり、例えばEVA樹脂(エチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂)、ポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂材料から構成されている。なお、防湿シート5は、後述する防蟻シート6と異なり、防蟻薬剤は含有されていない。
境界基礎3の上端部とこれに隣接する屋内S1側および屋外S2側の地盤Eの上面には、防蟻シート6が敷設されている。すなわち、防蟻シート6は、境界基礎3の上端部を跨いだ所定範囲を覆うように断面ハット状に敷設されており、境界基礎3の上面を覆う部分と、境界基礎3の上端部の側面と屋内側土間コンクリート21または屋外側土間コンクリート22との間に挟まれる部分と、屋内S1側の地盤E(より詳しくは当該地盤Eを覆う防湿シート5)と屋内側土間コンクリート21との間に挟まれる部分と、屋外S2側の地盤Eと屋外側土間コンクリート22との間に挟まれる部分とを有している。防蟻シート6は、白蟻を忌避する性質つまり防蟻性を有するシート状の部材であり、例えば防蟻薬剤が含有されたEVA樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂材料から構成されている。このような防蟻シート6は、防蟻性だけでなく防湿性をも有している。
防蟻シート6に含有される防蟻薬剤は、防蟻性能を発揮し得るものであればその種類を問わないが、例えば、ピレスロイド様薬剤(シラフルオフェン、エトフェンプロックス等)、ピレスロイド系薬剤(ビフェントリン、サイパーメストン、デルタメスリン、パーメスリン、ペルメスリン、アレスリン、トラロメスリン等)、カーバメント系薬剤(プロボクスル、フェノブカルブ、セビン等)、クロルニコチル系薬剤(イミダクロプリド、アセタプリド、クロチアニシン等)、ニトロガニリン系薬剤(ジノテフラン等)、有機リン系殺虫剤(ホキシム、テトラクロクピンホス、フェニトロチオン、プロベタンホス等)、ピラゾール系薬剤(フィブロニル等)、クロルフェノール系薬剤(4−プロモ−2,5−ジクロルフェノール(BDCP)等)、フェニルピロール系(クロルフェナビル等)、ヒバ油、ウコン、カプリン酸、ヤシ油、パーム油等を、上記防蟻薬剤として使用することができる。
図2〜図5に示すように、土間コンクリート2の周縁部と基礎コンクリート1との境界部には、白蟻を忌避可能な物理的性質を有する防蟻材7が配置されている。具体的に、防蟻材7は、特に図4に示すように、平面視コ字状を呈する基礎コンクリート1の3つの枠辺1A,1B,1Cの内側面とこれに沿う屋内側土間コンクリート21の周縁部との間に主に配置されている。加えて、当該箇所と連続するように、境界基礎3の長手方向の両端部とこれに対向する基礎コンクリート1の各枠辺1B,1Cとの間、および、屋外側土間コンクリート22における境界基礎3の近傍部と基礎コンクリート1の各枠辺1C,1Dとの間にも、防蟻材7が配置されている。
防蟻材7の配置箇所に対応する土間コンクリート2の周縁部および境界基礎3の両端部には、それぞれ面取り部P(図2、図3参照)が形成されている。すなわち、基礎コンクリート1の立直部11の側面に沿う土間コンクリート2の周縁部の上面、つまり土間コンクリート2の側端面と上面とが交差する角部には、当該部を斜め45度にカットしたテーパ状の面取り部Pが形成されている。防蟻材7は、この面取り部Pに対応して形成される間隙、つまり面取り部Pの上面と上層部材4(モルタル層41)の下面と立直部11の側面とに囲まれた空間を埋めるように配置される。なお、詳細な図示は省略するが、境界基礎3の両端部にも同様の面取り部が形成されており、当該面取り部に対応する位置に防蟻材7が配置されている。
防蟻材7は、自身の物理的性質により防蟻性能を発揮するものであればその種類を問わないが、当実施形態では、尖角形状の細かなガラス片を集めたガラス粒材を防蟻材7として使用する。このようなガラス粒材からなる防蟻材7は、白蟻にかじられることがなく、また白蟻の通過を許容するような隙間をもたないので、防蟻薬剤を含有していないにもかかわらず十分な防蟻性能を発揮することが可能である。なお、ガラス粒材はそのままでも防蟻材7として使用可能であるが、必要に応じて、粒子同士を結合させる固化剤をガラス粒材に吹き付けてもよい。
次に、以上のような建物の床構造の施工手順について、図6〜図9等を用いて説明する。
まず、図6に示すように、玄関下の地盤Eの周囲を囲むように基礎コンクリート1を打設するとともに、基礎コンクリート1の対向する2つの枠辺1B,1Cの間(玄関ドア9に対応する位置)に境界基礎3を打設する。
次に、図7に示すように、屋内S1側の地盤Eの上面を全面的に覆うように防湿シート5を敷設する。さらに、境界基礎3の上端部(地盤Eから露出している部分)と、境界基礎3に隣接する屋内S1側の所定範囲の地盤E(より詳しくは当該地盤Eを覆う防湿シート5)の上面と、境界基礎3に隣接する屋外S2側の所定範囲の地盤Eの上面とを覆うように防蟻シート6を敷設する。
次に、上記のように防湿シート5および防蟻シート6が上面に敷設された地盤Eを覆うように土間コンクリート2を打設する。すなわち、図8に示すように、屋内S1側の地盤Eの上面を覆うように屋内側土間コンクリート21を打設するとともに、屋外S2側の地盤Eの上面を覆うように屋外側土間コンクリート22を打設する。これにより、防湿シート5は、その全部が屋内側土間コンクリート21と地盤Eとの間に挟まれる。また、防蟻シート6は、その一部が屋内側および屋外側土間コンクリート21,22と地盤Eとの間に挟まれる一方、残りの一部(境界基礎3の上面を覆う部分)は外部に露出する。
上記のようにして土間コンクリート2等を打設するとき、防蟻材7の配置予定箇所(図4等参照)には面取り部Pを形成しておく。すなわち、基礎コンクリート1の3つの枠辺1A,1B,1Cの内側面に沿う屋内側土間コンクリート21の周縁部と、境界基礎3の長手方向の両端部と、屋外側土間コンクリート22における境界基礎3の近傍部とに、それぞれ面取り部Pを形成する。例えば、面取り部Pの形状に対応する型材を基礎コンクリート1の各辺部の側面に取り付けた状態で土間コンクリート2を打設し、土間コンクリート2の硬化後に当該型材を取り外す等により、防蟻材7の配置予定箇所に面取り部Pを形成する。
次に、図9に示すように、土間コンクリート2および境界基礎3の面取り部Pに、ガラス粒材からなる防蟻材7を充填する。このとき、防蟻材7としてのガラス粒材の充填量は、土間コンクリート2および境界基礎3における面取り部P以外の上面と防蟻材7の上面とが面一になるような量に設定する。また、ガラス粒材を固めるために、必要に応じてガラス粒材に固化剤を吹き付ける。
次に、土間コンクリート2および境界基礎3の上面を全面的に覆うように上層部材4を敷設する。すなわち、図1〜図3に示すように、土間コンクリート2(屋内側土間コンクリート21および屋外側土間コンクリート22)の上面と、防蟻シート6により覆われた状態の境界基礎3の上面とをともに覆うようにモルタル層41を塗布するするとともに、当該モルタル層41の上面に舗装材42を配設することにより、上層部材4を形成する。これにより、土間コンクリート2等の面取り部Pに配置されていた防蟻材7も上層部材4により覆われ、防蟻材7が密閉される。
以上説明したように、上記第1実施形態の建物の床構造では、玄関用の土間コンクリート2(屋内側土間コンクリート21および屋外側土間コンクリート22)の上面を直接覆うように上層部材4が敷設されるとともに、当該上層部材4と土間コンクリート2との間に防湿シート5が敷設されている。そして、土間コンクリート2の周縁部と基礎コンクリート1の立直部11との境界部には、ガラス粒材からなる防蟻材7が配置されている。このような構成によれば、床下空間が存在しないためにメンテナンスが困難な玄関の防蟻性能を長期間に亘って維持できるという利点がある。
すなわち、ガラス粒材からなる防蟻材7は、白蟻を忌避可能な物理的性質を有するため、このような防蟻材7が玄関用の土間コンクリート2の周縁部と基礎コンクリート1との境界部に配置されることにより、土中(地盤E)に住む白蟻は、当該境界部を通って上方に這い上がることができなくなる。例えば、第1実施形態の場合は、施工時には基礎コンクリート1の側面に密着していた土間コンクリート2の周縁部が経年劣化によるコンクリートの収縮等により基礎コンクリート1の側面から剥離し、両者(土間コンクリート2の周縁部と基礎コンクリート1の側面)の間に隙間が生じることが想定される。しかしながら、上記第1実施形態によれば、このような隙間が生じたとしても、当該隙間を通じた白蟻の這い上がりが上記防蟻材7によって確実に阻止される。しかも、防蟻材7が本来有する物理的性質によって白蟻を忌避するため、例えば防蟻薬剤(つまり白蟻を忌避する化学的性質を有する物質)を含有したシール材を上記防蟻材7に代えて使用した場合と異なり、長期間の使用期間を経ても防蟻材7の防蟻性能が損なわれることがない。
ここで、建物の玄関では、建物の1階における一般の部屋と異なり、床下空間が存在しない(つまり土間コンクリート2の上面に上層部材4が直接配置される)ため、仮に防蟻材7を補充または交換するメンテナンスをしようとした場合には、上層部材4を少なくとも部分的に取り壊す必要が生じる。このため、防蟻材7に対するメンテナンスを行うことは非常に困難(あるいは実質的に不可能)である。これに対し、上記第1実施形態では、長期間使用しても防蟻性能が損なわれないガラス粒材からなる防蟻材7が使用されており、上記のようなメンテナンスが不要になるので、床下空間の存在しない(そのためにメンテナンスが困難な)玄関おいて非常に好適な防蟻構造を実現することができる。
また、上記第1実施形態では、白蟻の侵入経路になり易い土間コンクリート2の周縁部と基礎コンクリート1との境界部に防蟻材7が配置され、それによって白蟻の建物への侵入が阻止されるので、他の場所に防蟻のための特別な対策を施すことが不要になる。例えば、防蟻材7を用いずに上記境界部からの白蟻の侵入を阻止するために、地盤Eからの白蟻の這い出しがそもそも不可能となるように対策することが考えられるが、そのためには、例えば、地盤Eと土間コンクリート2との間に敷設される防湿シート5を、防蟻性が付与された(例えば防蟻薬剤が練り込まれた)防蟻シートに全面的に取り換えることが必要になる。しかしながら、このようにした場合には、防湿シート5に比べて高価な防蟻シートを広範な面積に亘って敷設する必要が生じるので、コストアップの要因になるし、また、防蟻シートによる防蟻効果が経年劣化により低下することも懸念される。これに対し、上記第1実施形態では、土間コンクリート2の周縁部と基礎コンクリート1との境界部にガラス粒材からなる防蟻材7を配置し、地盤Eよりも上側の侵入経路を確実にブロックするようにしているので、比較的安価な防湿シート5を用いて地盤Eを覆うことが可能になり、しかも長期間に亘って良好な防蟻性能を維持することができる。
また、上記第1実施形態では、基礎コンクリート1の対向する2つの枠辺1B,1Cの間の玄関ドア9(図2)に対応する位置に境界基礎3が打設され、この境界基礎3の上端部とこれに隣接する屋内S1側および屋外S2側の地盤Eの上面とに、防湿性および防蟻性を有する防蟻シート6が敷設されている。このような構成によれば、境界基礎3と屋内側土間コンクリート21との境界部、および境界基礎3と屋外側土間コンクリート22との境界部を通って白蟻が侵入するのを、防蟻シート6によって効果的に阻止することができる。また、境界基礎3およびその近傍にのみ防蟻シート6を使用しているので、コストアップを最小限に抑えることができる。
なお、上記第1実施形態では、土間コンクリート2の周縁部の上面に面取り部Pを形成し、当該面取り部Pに対応した間隙を埋めるように防蟻材7を配置したが、防蟻材7の配置の仕方はこれに限られない。例えば、図10に示すように、土間コンクリート2(図10では屋内側土間コンクリート21)の側端面の全体が基礎コンクリート1の立直部11の側面から所定距離だけ離間するような状態で土間コンクリート2を打設することにより、両者の間に上下方向(厚み方向)に貫通した溝部Qを形成し、当該溝部Qを全て埋めるように防蟻材7を配置してもよい。このように、土間コンクリート2の全厚みに亘って防蟻材7を配置した場合には、土間コンクリート2の周縁部と基礎コンクリート1との境界部を通じた白蟻の侵入をより確実に阻止できるという利点がある。一方、上記第1実施形態のように、土間コンクリート2の周縁部の上面に形成された面取り部Pにのみ防蟻材7を配置した場合には、防蟻材7の使用量を可及的に抑制しながら、必要十分な防蟻性能を確保できるという利点がある。
また、上記第1実施形態では、基礎コンクリート1における対向する2つの枠辺1B,1Cどうしを連結するように境界基礎3が設けられ、この境界基礎3の上方に玄関ドア9(図2)が設置されるものとしたが、例えば上記2つの枠辺1B,1Cの間の距離が比較的大きいような場合には、各枠辺1B,1Cの間の中間部のみに境界基礎が設けられることがある。例えば、図11(a)(b)に示す基礎コンクリート1は、上記第1実施形態と同様の枠辺1A〜1Eに加えて、枠辺1Bから1Cに向けて突出する追加基礎1Fと、枠辺1Cから1Bに向けて突出する追加基礎1Gとを有している。そして、これら一対の追加基礎1F,1Cの間に境界基礎3’が設けられている。このような構造の場合、防蟻材7は、基礎コンクリート1の3つの枠辺1A,1B,1Cと屋内側土間コンクリート21との境界部と、追加基礎1F,1Gの周囲(つまり追加基礎1F,1Gと屋内側土間コンクリート21との境界部、追加基礎1F,1Gと屋外側土間コンクリート22との境界部、および境界基礎3’の長手方向の両端部)とに、それぞれ配置することが望ましい。
また、上記実施形態では、玄関用の土間コンクリート2の上面が全て、モルタル層41および舗装材42からなる上層部材4により覆われているものとしたが、玄関の床構造はこれに限られない。例えば、建物によっては、玄関における屋内側土間コンクリート21の上面の一部に、いわゆる上がり框と呼ばれる高床部が設けられることがある。このような高床部では、屋内側土間コンクリート21の上面に、例えば断熱材やフローリング材からなる上層部材が直接(空間を隔てることなく)配置される。そこで、このような上層部材(断熱材およびフローリング材)が設けられる高床部にも、上記第1実施形態と同様の防蟻材7を使用した防蟻処理を施すことが望まれる。
<第2実施形態>
上記第1実施形態では、建物の居住空間の1つである玄関に本発明の床構造を適用した例について説明したが、本発明の床構造は、土間コンクリートと上層部材(居住空間の床面を構成する部材)との間に空間が形成されない場所であれば、玄関に限らず適用可能である。例えば、家屋等の建物の1階には、防音等の目的で通常よりも床面が低く設計された部屋(以下、これを低床部屋という)が設けられることがあり、このような低床部屋にも本発明の床構造を適用することが可能である。以下では、図12を用いて、本発明の床構造を低床部屋に適用した場合の具体例を本発明の第2実施形態として説明する。
図12に示すように、第2実施形態の床構造は、低床部屋下の地盤Eの上面を覆うように打設された土間コンクリート52と、土間コンクリート52の周囲に打設された基礎コンクリート51と、地盤Eと土間コンクリート52との間に敷設された防湿シート55と、土間コンクリート52の上面に直接(空間を隔てることなく)敷設され、低床部屋の床面を構成する上層部材54とを備えている。
基礎コンクリート51は、上記第1実施形態の基礎コンクリート1と同様の布基礎であり、上下方向に延びる立直部61と、立直部61の下端から水平方向に張り出すフーチング部62とを有している。
土間コンクリート52は、いわゆる補強土間とよばれるタイプのものである。すなわち、土間コンクリート52は、その周縁部に相対的に厚みの大きい増厚部52aを有している。増厚部52aの外周面は、基礎コンクリート1の立直部61に結合されており、増厚部52aの下面は、基礎コンクリート1のフーチング部62の上面に防湿シート55を介して載置されている。
基礎コンクリート51の立直部61の上面には土台Vが固定されている。土台Vには下地材80の下端部が固定されている。立直部61の内側面(室内側の面)には、例えば発泡性樹脂からなる断熱材81が取り付けられている。断熱材81および下地材80の内側面には、例えばグラスウールからなる断熱材82と、当該断熱材82を覆う壁材83とが積層されて取り付けられている。
上層部材54は、土間コンクリート52の上面を直接覆うように敷設された発泡性樹脂からなる断熱材71と、断熱材71の上面に取り付けられた下地材72と、下地材72の上面に取り付けられたフローリング材73とを有している。なお、断熱材71の複数個所には、断熱材71を厚み方向に貫通する貫通孔が形成されており、当該貫通孔に図外のレベル調整器が配設されている。下地材72は、断熱材71の上面と同じ高さになるように調整されたレベル調整器の上面に取り付けられている。
土間コンクリート52の周縁部(増厚部52a)と基礎コンクリート51の立直部61との境界部には、上記第1実施形態の防蟻材7と同様のガラス粒材からなる防蟻材57が配置されている。すなわち、立直部61の内側面に沿う土間コンクリート52の周縁部の上面(土間コンクリート52の側端面と上面とが交差する角部)には面取り部Pが形成され、当該面取り部Pに対応した間隙、つまり面取り部Pの上面と断熱材81の下面と立直部61の内側面とに囲まれた空間を埋めるように、防蟻材57が配置されている。
以上説明したように、上記第2実施形態の床構造では、低床部屋用の土間コンクリート52の周縁部と基礎コンクリート51との境界部に、ガラス粒材からなる防蟻材57が配置されているので、当該境界部を通じた白蟻の這い上がりを防蟻材57により確実に阻止することができる。また、防蟻材57は、自身の物理的性質により白蟻を忌避するものであるから、メンテナンスをしなくても長期間に亘って十分な防蟻性能を発揮する。このため、床下空間の存在しない低床部屋に非常に好適な防蟻構造が実現される。
なお、上記第2実施形態では、土間コンクリート52の周縁部の上面に面取り部Pを形成し、当該面取り部Pに対応した間隙を埋めるように防蟻材57を配置したが、図10に示した例と同様に、土間コンクリート52の側端面の全体を基礎コンクリート51の内側面から離間させ、これによって形成される(上下方向に貫通する)溝部を埋めるように防蟻材57を配置してもよい。
また、上記第1実施形態および第2実施形態では、土間コンクリート2(52)の周縁部と基礎コンクリート1(51)との境界部にガラス製の粒材(ガラス粒材)からなる防蟻材7(57)を配置したが、本発明において使用可能な防蟻材は、白蟻を忌避可能な物理的性質を有するものであればよく、ガラス製の粒材に限られない。例えば、ガラスと同等もしくはそれ以上の硬度(白蟻がかじることができない程度の高い硬度)を有する素材を細かく粉砕し、これを防蟻材として使用してもよい。
さらに、特定の鉱物を破砕したものを防蟻材として使用することも可能である。例えば、ホウ酸塩鉱物(コレマナイト)、稚内珪藻頁岩、玄武岩、および花崗岩は、いずれも、自身が有する物理的性質(例えば白蟻の身体から水分を奪うなどの性質)に基づく防蟻効果を発揮ことが確認されている。したがって、これらの鉱物のいずれか一つ以上の破砕物を防蟻材として使用することも可能である。
1 基礎コンクリート
2 土間コンクリート
3 境界基礎
4 上層部材
5 防湿シート
6 防蟻シート
7 防蟻材
41 モルタル層
42 舗装材
51 基礎コンクリート
52 土間コンクリート
54 上層部材
55 防湿シート
57 防蟻材
71 断熱材
73 フローリング材
E 地盤
P 面取り部

Claims (3)

  1. 建物の床構造であって、
    前記建物の玄関下の地盤の上面を覆う土間コンクリートと、
    当該土間コンクリートの周囲に設けられ、前記地盤から上方に立設されて前記建物を支持する基礎コンクリートと、
    前記玄関における屋内側の地盤と屋外側の地盤との間に配設された境界基礎と、
    前記土間コンクリートの上面に直接配置され、前記建物の居住空間の床面を構成する上層部材と、
    前記地盤と土間コンクリートとの間に敷設された防湿性を有する防湿シートと、
    前記土間コンクリートの周縁部と前記基礎コンクリートとの境界部に配置され、白蟻を忌避可能な物理的性質を有する防蟻材とを備え
    前記上層部材には、前記土間コンクリートの上面に敷設されるモルタル層および舗装材が含まれ、
    前記土間コンクリートは、前記境界基礎よりも屋内側の地盤を覆う屋内側土間コンクリートと、前記境界基礎よりも屋外側の地盤を覆う屋外側土間コンクリートとを有し、
    少なくとも前記境界基礎の上端部とこれに隣接する屋内側および屋外側の地盤の上面とに、防湿性および防蟻性を有する防蟻シートが敷設された、ことを特徴とする建物の床構造。
  2. 請求項1記載の建物の床構造において、
    前記防蟻材は、ガラス製の粒材、または、ホウ酸塩鉱物、稚内珪藻頁岩、玄武岩、および花崗岩のいずれかの鉱物の破砕物を含むものである、ことを特徴とする建物の床構造。
  3. 請求項1または2記載の建物の床構造において、
    前記基礎コンクリートの側面に沿う前記土間コンクリートの周縁部の上面に面取り部が形成され、当該面取り部に対応した間隙を埋めるように前記防蟻材が配置された、ことを特徴とする建物の床構造。
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