JP2018059598A - 循環部品押さえ具及びボールねじ - Google Patents

循環部品押さえ具及びボールねじ Download PDF

Info

Publication number
JP2018059598A
JP2018059598A JP2016198980A JP2016198980A JP2018059598A JP 2018059598 A JP2018059598 A JP 2018059598A JP 2016198980 A JP2016198980 A JP 2016198980A JP 2016198980 A JP2016198980 A JP 2016198980A JP 2018059598 A JP2018059598 A JP 2018059598A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
circulating
ball
leg
presser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016198980A
Other languages
English (en)
Inventor
裕介 渡会
Yusuke Watarai
裕介 渡会
明彦 石川
Akihiko Ishikawa
明彦 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2016198980A priority Critical patent/JP2018059598A/ja
Priority to TW106134011A priority patent/TWI658223B/zh
Priority to CN201780058135.5A priority patent/CN109715982A/zh
Priority to EP17858500.6A priority patent/EP3524853A4/en
Priority to KR1020197009420A priority patent/KR20190043596A/ko
Priority to PCT/JP2017/036358 priority patent/WO2018066664A1/ja
Priority to US16/339,406 priority patent/US20190271381A1/en
Publication of JP2018059598A publication Critical patent/JP2018059598A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
    • F16H25/20Screw mechanisms
    • F16H25/22Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members
    • F16H25/2204Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members with balls
    • F16H25/2214Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members with balls with elements for guiding the circulating balls
    • F16H25/2223Cross over deflectors between adjacent thread turns, e.g. S-form deflectors connecting neighbouring threads
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
    • F16H25/20Screw mechanisms
    • F16H25/22Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
    • F16H25/20Screw mechanisms
    • F16H25/22Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members
    • F16H25/2204Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members with balls
    • F16H25/2214Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members with balls with elements for guiding the circulating balls
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
    • F16H25/20Screw mechanisms
    • F16H25/24Elements essential to such mechanisms, e.g. screws, nuts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

【課題】循環部品の破損やボールの飛び出しを抑制する循環部品押さえ具を提供する。【解決手段】ボール3の循環部品20は、両端の脚部21と該両脚部21の間に配された中間部22とを有して略C字状に形成された樹脂製の管状部材である。そして、循環部品20は、ナット2の外面に開口しナット2の螺旋溝2aに連通する一対の貫通孔13に、両脚部21がナット2の外面側からそれぞれ挿入され、中間部22がナット2の外面上に位置するようにナット2に取り付けられている。循環部品20をナット2に固定するための金属製の循環部品押さえ具30は、循環部品20の中間部22の表面のうちナット2の外面から露出する表面を全て覆うように循環部品20の中間部22を押さえる中間部押さえ部32と、循環部品20の脚部21の表面のうちナット2の外面から露出する表面を全て覆うように循環部品20の脚部21を押さえる脚部押さえ部31と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は循環部品押さえ具及びボールねじに関する。
射出成形機等に使用されるボールねじは、長年の使用によって螺旋溝に摩耗や剥離が生じて劣化するため、剥離粉等が原因でリターンチューブ等のボールの循環部品内においてボール詰まりが発生しやすくなる。ボール詰まりが発生すると、循環部品に負荷される力が増大するため、循環部品が樹脂製である場合には破損が生じるおそれがある。循環部品が破損すると、破損箇所からボールが外部に飛び出し、ボールねじに動作不良が生じる場合がある。
特許文献1には、樹脂製の循環部品を、ナットからの露出部分を金属製の循環部品押さえ具を用いて覆いつつナットに固定したボールねじが開示されている。特許文献1に開示のボールねじにおいては、循環部品を循環部品押さえ具で覆っているので、循環部品押さえ具で覆われている部分については、破損が生じにくく、破損が生じたとしても循環部品押さえ具によってボールの飛び出しが抑制される。
しかしながら、特許文献1に開示のボールねじにおいては、ボールの循環時に循環部品がナットから浮き上がることを防止する目的で循環部品を循環部品押さえ具で覆っているので、必ずしも循環部品のナットからの露出部分の全てを循環部品押さえ具で覆う必要はない。よって、循環部品押さえ具で覆われていない露出部分に破損が生じるおそれがあり、破損した場合には、破損箇所からのボールの飛び出しが生じて、ボールねじに動作不良が生じるおそれがあった。
特開2005−155887号公報
本発明は、循環部品の破損やボールの飛び出しを抑制する循環部品押さえ具、及び、循環部品の破損やボールの飛び出しが抑制され動作不良が生じにくいボールねじを提供することを課題とする。
本発明の一態様に係る循環部品押さえ具は、螺旋溝を外周面に有するねじ軸と、ねじ軸の螺旋溝に対向する螺旋溝を内周面に有するナットと、両螺旋溝により形成されるボール転動路に転動自在に配された複数のボールと、ボールをボール転動路の終点から始点に戻すボール戻し路を有する循環部品と、を備え、循環部品が、両端の脚部と該両脚部の間に配された中間部とを有して略C字状に形成された樹脂製の管状部材であり、且つ、ナットの外面に開口しナットの螺旋溝に連通する一対の貫通孔に、両脚部がナットの外面側からそれぞれ挿入され、中間部がナットの外面上に位置するようにナットに取り付けられたボールねじに使用され、循環部品をナットに固定するための金属製の循環部品押さえ具であって、循環部品の中間部の表面のうちナットの外面から露出する表面を全て覆うように循環部品の中間部を押さえる中間部押さえ部と、循環部品の脚部の表面のうちナットの外面から露出する表面を全て覆うように循環部品の脚部を押さえる脚部押さえ部と、を備えることを要旨とする。
本発明の他の態様に係るボールねじは、上記一態様に係る循環部品押さえ具を備えることを要旨とする。
本発明に係る循環部品押さえ具は、循環部品の破損やボールの飛び出しを抑制する。本発明に係るボールねじは、循環部品の破損やボールの飛び出しが抑制され動作不良が生じにくい。
本発明の第一実施形態に係るボールねじを軸方向に沿う平面で切断した断面図である。 図1のボールねじの平面図である。 図1のボールねじを軸方向に直交する平面で切断した断面図である。 図1のボールねじに備えられた循環部品押さえ具の斜視図である。 図1のボールねじに備えられた循環部品押さえ具を中間部の端部側から見た図である。 図1のボールねじに備えられた循環部品の斜視図である。 本発明の第二実施形態に係るボールねじの平面図である。 図7のボールねじを軸方向に直交する平面で切断した断面図である。 図7のボールねじに備えられた循環部品押さえ具の斜視図である。 図7のボールねじに備えられた循環部品押さえ具を中間部の端部側から見た図である。 比較例のボールねじを軸方向に直交する平面で切断した断面図である。 図11のボールねじに備えられた循環部品押さえ具の斜視図である。
本発明の一実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、下記の第一及び第二実施形態は本発明の一例を示したものであって、本発明は下記の各実施形態に限定されるものではない。さらに、下記の各実施形態には種々の変更又は改良を加えることが可能であり、その様な変更又は改良を加えた形態も本発明に含まれ得る。
〔第一実施形態〕
図1、2、3に示すように、第一実施形態のボールねじは、略円柱状のねじ軸1と、略円筒状のナット2と、複数のボール3、3、・・・と、を有しており、ねじ軸1はナット2を貫通している。
なお、図1は、第一実施形態に係るボールねじを軸方向に沿う平面で切断した断面図であり、ナット2に関しては、ボールねじの軸方向に沿う平面で切断した断面が描かれているが、後述する循環部品20及び循環部品押さえ具30に関しては、ボール戻し路12内を移動するボール3の移動方向に沿う面で切断した断面が描かれている。また、図3は、図1のボールねじを軸方向に直交する平面で切断した断面図であり、ねじ軸1及びナット2に関しては、ボールねじの軸方向に直交する平面で切断した断面が描かれているが、後述する循環部品20に関しては、ボール戻し路12内を移動するボール3の移動方向に沿う面で切断した断面が描かれている。後述する図8、11についても同様である。
ねじ軸1の外周面には螺旋状に連続する螺旋溝1aが形成され、また、ナット2の内周面には螺旋状に連続する螺旋溝2aが形成されており、これら両螺旋溝1a、2aが対向して、ボール3が転動する螺旋状のボール転動路11が形成されている。そして、ボール転動路11内には複数のボール3が転動自在に配置されている。なお、螺旋溝1a、2aの断面形状(螺旋溝1a、2aの連続方向に直交する平面で切断した場合の断面の形状)は、曲率中心の異なる2つの円弧を組合せた略V字状をなすゴシックアーク状でもよいし、単一の円弧からなる曲線状でもよい。
さらに、第一実施形態のボールねじは、ボール3をボール転動路11の終点から始点へ戻し循環させるボール戻し路12を備えている。すなわち、第一実施形態のボールねじは、図1に示すように、ボール戻し路12を有する循環部品20を備えており、循環部品20がナット2に取り付けられることにより、ボール転動路11とボール戻し路12とが連結されて、無端状の循環経路が形成される。
ボール転動路11内を転動するボール3は、この循環部品20を通って循環されるようになっている。すなわち、ボール3は、ボール転動路11内を移動しつつねじ軸1の回りを回ってボール転動路11の終点に至り、そこでボール転動路11から循環部品20内に掬い上げられてボール戻し路12の一方の端部に入る。ボール戻し路12に入ったボール3は、循環部品20のボール戻し路12内を通ってボール戻し路12の他方の端部に達し、そこからボール転動路11の始点に戻されるようになっている。
よって、第一実施形態のボールねじは、ねじ軸1とナット2を相対回転運動させると、ボール転動路11とボール戻し路12とからなる循環経路を循環しボール転動路11内で転動するボール3を介して、ねじ軸1とナット2とが軸方向に相対直線移動するようになっている。そして、ボール3は、無端状の循環経路内を無限に循環するようになっているため、ねじ軸1とナット2とは継続的に相対直線移動することができる。
ここで、循環部品20について、図1、2、3、6を参照しながら詳細に説明する。循環部品20は、略同一方向に延びる両端の脚部21、21と、該両脚部21、21の間に配され両脚部21、21と略直角をなす中間部22と、を有して略C字状に形成された樹脂製の管状部材である。循環部品20は、一体的な部材でもよいし、複数の部品を組み立ててなる部材でもよい。例えば、図6に示すように、中間部22内を移動するボール3の移動方向に沿って二つに分割された部品をその分割面で結合して構成された部材でもよい。
ナット2の外周面の一部は平坦に削られ切り欠かれていて、軸方向に平行な平面部2bが形成されている。また、ナット2には、平面部2bに開口しボール転動路11の始点及び終点においてナット2の螺旋溝2aに連通する一対の貫通孔13、13が設けられている。なお、1つのナット2に複数の循環部品20を取り付けてもよく、その際には、2対以上の貫通孔を設ける。
循環部品20は、両脚部21、21が両貫通孔13、13に平面部2b側からそれぞれ挿入され、両貫通孔13、13の外に位置する中間部22が平面部2b上に位置するように、ナット2に取り付けられている。そして、循環部品20は、金属製の循環部品押さえ具30に上から押さえられることによって平面部2b上に固定されている。
このとき、両貫通孔13、13は、平面部2bに直交する方向(図1では下方)に延びているのではなく、平面部2bに対して傾斜する方向で且つねじ軸1の外周面の接線方向に延びている。よって、両脚部21、21と中間部22は、完全な直角をなしているのではなく、直角よりも若干大きな角度をなしている。そのため、平面部2b上に固定された循環部品20の両脚部21、21の基端部(中間部22に接続する部分)の外面の一部は、貫通孔13、13から露出している。
次に、循環部品押さえ具30について、図1〜5を参照しながら詳細に説明する。循環部品押さえ具30は、循環部品20の脚部21の表面のうちナット2の外面(貫通孔13、13)から露出する表面を全て覆うように循環部品20の脚部21を押さえる脚部押さえ部31、31と、循環部品20の中間部22の表面のうちナット2の外面(平面部2b)から露出する表面を全て覆うように循環部品20の中間部22を押さえる中間部押さえ部32と、中間部押さえ部32の幅方向両側にそれぞれ突出して設けられたフランジ部33、33と、を備えている。
脚部押さえ部31は、例えば、中間部押さえ部32からナット2側に突出するように形成された略板状とすることができる(図3、4、5を参照)。中間部押さえ部32は、例えば、循環部品20の外径と略同寸法の内径を有する横断面略U字状の半管状とすることができる。
平面部2b上に固定された循環部品20の中間部22を中間部押さえ部32内に嵌め込むとともに、脚部押さえ部31、31の一方の板面(ナット2側を向く板面)で、貫通孔13、13から露出している脚部21、21の基端部を押さえるように、循環部品押さえ具30をナット2の平面部2b上に配置する。そして、この状態で、フランジ部33、33をナット2の平面部2bに例えばネジ留めする。
これにより、循環部品20の脚部21、21の表面のうちナット2の外面(貫通孔13、13)から露出する表面を脚部押さえ部31、31が全て覆い、循環部品20の中間部22の表面のうちナット2の外面(平面部2b)から露出する表面を中間部押さえ部32が全て覆った状態で、循環部品押さえ具30をナット2に固定することができる。このような循環部品押さえ具30は、例えば、プレス機による絞り成形を金属製の板材に施すことにより製作することができる。
このような第一実施形態のボールねじは、循環部品20の表面のうちナット2の外面から露出する表面が全て覆われるように、循環部品押さえ具30で循環部品20が押さえられているため、ボール詰まりが発生して循環部品20に負荷される力が増大したとしても、循環部品20の破損やボール3の飛び出しが抑制され動作不良が生じにくい。
よって、長年の使用によって螺旋溝1a、2aに摩耗や剥離が生じて劣化したとしても、循環部品20が破損しボールねじに動作不良が生じるまでの期間を延長することができる。循環部品20が破損してからボールねじに動作不良が発生するまでの期間を延長することができれば、その延長した期間内に新たなボールねじを準備して交換することができるから、ボールねじが使用されている装置を停止させる時間を極力少なくすることができる。
また、脚部21、21には、循環部品20内のボール3がボール転動路11に押し出される際に、ボール3が押し出される方向とは逆向きの力が作用するので、破損が生じやすい。一方で、中間部22が中間部押さえ部32で押さえられていて、脚部21、21が押さえられていないと、中間部22と脚部21との境界部分にせん断力が発生して脚部21に破損が生じやすい。第一実施形態のボールねじのように中間部22と脚部21の両方が押さえられていれば、上記のような脚部21の破損が抑制される。
さらに、循環部品20が、中間部22内を移動するボール3の移動方向に沿って二つに分割された部品をその分割面で結合して構成された部材であった場合には、ボール詰まりによってボール3が循環部品20を内側から押して分割面の合わせ目を押し広げようとするが、循環部品20が循環部品押さえ具30に押さえられていれば、分割面の合わせ目が開くことが抑制される。
さらに、循環部品20の表面のほぼ全面がナット2及び循環部品押さえ具30で覆われているので、循環部品20から放出される音が遮音され、ボールねじの騒音を低減することもできる。さらに、ボールねじの外部への潤滑剤等の飛散や内部への異物の侵入も、循環部品押さえ具30によって抑制することができる。
このような第一実施形態のボールねじは、例えば、工作機械、射出成形機、半導体製造装置に好適に使用することができる。
(第一実施形態のボールねじの実施例及び比較例)
ボール詰まりが発生しやすいように、ねじ軸の螺旋溝に剥離が生じて劣化したボールねじを用意して、耐久性試験を行った。脚部押さえ部を有しておらず中間部押さえ部のみ有する循環部品押さえ具で樹脂製の循環部品を固定した比較例のボールねじ(図11、12を参照)は、ボールねじを約8万サイクル(79162サイクル)駆動した時点で循環部品が破損し、脚部の基端部からボールの飛び出しが発生した。
これに対して、脚部押さえ部及び中間部押さえ部を有する循環部品押さえ具で樹脂製の循環部品を固定した実施例のボールねじ(図1〜5を参照)は、ボールねじを約59万サイクル(588479サイクル)駆動した時点で循環部品及び脚部押さえ部が破損し、脚部の基端部からボールの飛び出しが発生した。
以上の結果から、脚部押さえ部を有する循環部品押さえ具で循環部品を固定すれば、ボールねじは約7.4倍のサイクル数を走行できることが分かる。
〔第二実施形態〕
第二実施形態のボールねじを、図7〜10を参照しながら詳細に説明する。ただし、第二実施形態のボールねじの構成及び作用効果は、第一実施形態のボールねじとほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明し、同様の部分の説明は省略する。また、図7〜10においては、図1〜5と同一又は相当する部分には、図1〜5と同一の符号を付してある。
略板状の脚部押さえ部31は、図7〜10に示すように、循環部品20の脚部21、21の表面のうちナット2の外面(貫通孔13、13)から露出する表面を押さえる面とは反対側の面に、脚部押さえ部31を補強するリブ31aを備えていてもよい。リブ31aは例えば板状をなしており、脚部押さえ部31と中間部押さえ部32とを連結している。リブ31aにより脚部押さえ部31が補強されていれば、脚部21、21の破損がより一層抑制されるので、循環部品20の破損やボール3の飛び出しがより一層抑制され、ボールねじに動作不良がより一層生じにくい。
1 ねじ軸
1a 螺旋溝
2 ナット
2a 螺旋溝
2b 平面部
3 ボール
11 ボール転動路
12 ボール戻し路
13 貫通孔
20 循環部品
21 脚部
22 中間部
30 循環部品押さえ具
31 脚部押さえ部
31a リブ
32 中間部押さえ部

Claims (4)

  1. 螺旋溝を外周面に有するねじ軸と、前記ねじ軸の螺旋溝に対向する螺旋溝を内周面に有するナットと、前記両螺旋溝により形成されるボール転動路に転動自在に配された複数のボールと、前記ボールを前記ボール転動路の終点から始点に戻すボール戻し路を有する循環部品と、を備え、前記循環部品が、両端の脚部と該両脚部の間に配された中間部とを有して略C字状に形成された樹脂製の管状部材であり、且つ、前記ナットの外面に開口し前記ナットの螺旋溝に連通する一対の貫通孔に、前記両脚部が前記ナットの外面側からそれぞれ挿入され、前記中間部が前記ナットの外面上に位置するように前記ナットに取り付けられたボールねじに使用され、前記循環部品を前記ナットに固定するための金属製の循環部品押さえ具であって、
    前記循環部品の中間部の表面のうち前記ナットの外面から露出する表面を全て覆うように前記循環部品の中間部を押さえる中間部押さえ部と、前記循環部品の脚部の表面のうち前記ナットの外面から露出する表面を全て覆うように前記循環部品の脚部を押さえる脚部押さえ部と、を備える循環部品押さえ具。
  2. 前記脚部押さえ部は、前記中間部押さえ部に対して前記ナット側に突出している請求項1に記載の循環部品押さえ具。
  3. 前記脚部押さえ部は略板状をなしており、前記循環部品の脚部を押さえる面とは反対側の面に、前記脚部押さえ部を補強するリブを備える請求項1又は請求項2に記載の循環部品押さえ具。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の循環部品押さえ具を備えるボールねじ。
JP2016198980A 2016-10-07 2016-10-07 循環部品押さえ具及びボールねじ Pending JP2018059598A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016198980A JP2018059598A (ja) 2016-10-07 2016-10-07 循環部品押さえ具及びボールねじ
TW106134011A TWI658223B (zh) 2016-10-07 2017-10-02 循環零組件推壓具及滾珠螺桿
CN201780058135.5A CN109715982A (zh) 2016-10-07 2017-10-05 循环部件按压件和滚珠丝杠
EP17858500.6A EP3524853A4 (en) 2016-10-07 2017-10-05 CIRCULATION ELEMENT RETENTION DEVICE AND SPHERICAL SCREW
KR1020197009420A KR20190043596A (ko) 2016-10-07 2017-10-05 순환부품 누름도구 및 볼 나사
PCT/JP2017/036358 WO2018066664A1 (ja) 2016-10-07 2017-10-05 循環部品押さえ具及びボールねじ
US16/339,406 US20190271381A1 (en) 2016-10-07 2017-10-05 Circulation Component Retainer and Ball Screw

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016198980A JP2018059598A (ja) 2016-10-07 2016-10-07 循環部品押さえ具及びボールねじ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018059598A true JP2018059598A (ja) 2018-04-12

Family

ID=61832138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016198980A Pending JP2018059598A (ja) 2016-10-07 2016-10-07 循環部品押さえ具及びボールねじ

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20190271381A1 (ja)
EP (1) EP3524853A4 (ja)
JP (1) JP2018059598A (ja)
KR (1) KR20190043596A (ja)
CN (1) CN109715982A (ja)
TW (1) TWI658223B (ja)
WO (1) WO2018066664A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI661143B (zh) * 2018-05-23 2019-06-01 上銀科技股份有限公司 外循環式滾珠螺桿

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI718020B (zh) * 2020-03-04 2021-02-01 銀泰科技股份有限公司 迴流彎管輔助器及應用其之滾珠螺桿
TWI751831B (zh) * 2020-12-10 2022-01-01 上銀科技股份有限公司 外循環式滾珠螺桿
CN117662706A (zh) * 2022-08-25 2024-03-08 Oppo广东移动通信有限公司 传动机构、驱动装置及电子设备

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10141465A (ja) * 1996-11-07 1998-05-29 Nippon Seiko Kk ボール循環部埋め込み式ボールねじ装置
JP2004100815A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Ntn Corp リターンチューブ式ボールねじ
JP2005155887A (ja) * 2003-10-30 2005-06-16 Nsk Ltd ボールねじ装置
CN1875208A (zh) * 2003-10-30 2006-12-06 日本精工株式会社 滚珠丝杠装置
JP2007120760A (ja) * 2005-09-30 2007-05-17 Nsk Ltd 循環部品の押え具及び該押え具を備えたボールねじ装置
JP3122085U (ja) * 2006-03-20 2006-06-01 Thk株式会社 転動体ねじ装置
US20120000306A1 (en) * 2008-12-07 2012-01-05 Hiwin Technologies Corp. Ball screw with a buffering circulation member
US20100170359A1 (en) * 2009-01-06 2010-07-08 Hiwin Technologies Corp. Ball return device for ball screw device
JP5174121B2 (ja) * 2010-10-20 2013-04-03 上銀科技股▲分▼有限公司 ローラーねじ
EP2514999B1 (en) * 2011-04-19 2017-01-25 Aktiebolaget SKF Ball screw assembly with one-piece deflecting elements
CN202418466U (zh) * 2011-10-20 2012-09-05 日本精工株式会社 滚珠丝杠用循环部件及其安装部件
JP2013104535A (ja) * 2011-11-16 2013-05-30 Nsk Ltd ボールねじ用循環部品およびその取付部品
JP2013170618A (ja) * 2012-02-20 2013-09-02 Nsk Ltd ボールねじ
TWI519723B (zh) * 2012-09-26 2016-02-01 Hiwin Tech Corp Outer circulation ball screw
US8935967B2 (en) * 2012-12-20 2015-01-20 Hiwin Technologies Corp. Roller element retainer for ball screw device
CN104395644A (zh) * 2013-06-05 2015-03-04 日本精工株式会社 滚珠丝杠
JP2015224660A (ja) * 2014-05-26 2015-12-14 日本精工株式会社 ボールねじ
CN107107949A (zh) * 2014-12-03 2017-08-29 Trw汽车美国有限责任公司 用于车辆转向器的齿条滚珠螺母组件及其相关部件

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI661143B (zh) * 2018-05-23 2019-06-01 上銀科技股份有限公司 外循環式滾珠螺桿

Also Published As

Publication number Publication date
EP3524853A4 (en) 2019-11-06
TW201814186A (zh) 2018-04-16
TWI658223B (zh) 2019-05-01
KR20190043596A (ko) 2019-04-26
US20190271381A1 (en) 2019-09-05
CN109715982A (zh) 2019-05-03
WO2018066664A1 (ja) 2018-04-12
EP3524853A1 (en) 2019-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018066664A1 (ja) 循環部品押さえ具及びボールねじ
JP6264049B2 (ja) デフレクタ、ボールねじ装置、ボールねじ装置の製造方法、及びステアリング装置
US6092434A (en) Ball screw device of ball-circulating-part embedded type
JP5500268B2 (ja) ボールねじ装置
JP2007255435A (ja) 転動体ねじ装置及び転動体ねじ装置の製造方法
JP6693264B2 (ja) ボールねじ
JP5527006B2 (ja) ボールねじ
KR101101537B1 (ko) 가공 대상물의 교차홀에 형성된 버를 제거하기 위한 디버링 장치
KR200478051Y1 (ko) 볼 스크루
JP4467839B2 (ja) ボールねじ装置
JP3150527U (ja) 転動体ねじ装置
JP3124045U (ja) ボールねじ装置とその循環コマ
JP2019210997A (ja) ボールねじ
TWM519199U (zh) 外循環式滾珠螺桿
JP2006342976A (ja) ボールねじ装置
JP2005308081A (ja) ボールねじ装置
JP2005282677A (ja) リニアガイド装置
KR101761671B1 (ko) 체인 가이드
JP6315457B2 (ja) 転がり案内装置
KR100380164B1 (ko) 볼 스플라인
JP2008121833A (ja) リニアガイド装置
JP2006125580A (ja) ボールねじ装置
JP2005201333A (ja) 直動装置
JP2007120760A (ja) 循環部品の押え具及び該押え具を備えたボールねじ装置
KR860009246A (ko) 직선 슬라이드용 보올베어링

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200421

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201020