JP2005201333A - 直動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無限循環路内の転動体を円滑に循環させて、振動、騒音を低減させ得る直動装置を提供する。
【解決手段】案内軸12に複数のローラ46を介して可動体本体17を組み付ける。その可動体本体17の両端には、方向転換路を内部に有するエンドキャップ30を取り付ける。そのエンドキャップ30には、ローラ46を掬い上げる掬い上げ部36を形成する。そして、この掬い上げ部36は、その先端部36aが転動体案内面14に、ばねによる付勢力によって当接している。
【選択図】図5

Description

本発明は、ローラガイドやボールねじ等の直動装置に関する。
直動装置は、複数の転動体が無限循環路内を転動することによって、可動体を案内軸に対して相対移動可能としている。このような直動装置には、ローラガイドやボールねじ等がある(例えば特許文献1参照)。
このような直動装置は、例えば図17に示すように、可動体としてのスライダ160を、可動体本体17と、可動体本体17の両端部にそれぞれ設けられた方向転換路形成部材としての一対のエンドキャップ300とから構成するものが知られている。なお、同図は、複数の転動体46が循環する無限循環路の一部を断面にて示す説明的断面図である。
同図に示すように、可動体本体17には、転動体案内面14に略平行に設けられた転動体戻し通路22が内部に形成され、さらに負荷転動体案内面18が設けられている。この負荷転動体案内面18は、案内軸12の転動体案内面14に対向して転動体案内面14とともに転動体軌道路26を形成している。そして、各エンドキャップ300は、転動体軌道路26と転動体戻し通路22間を連通する方向転換路240をそれぞれ有している。
各方向転換路240には、掬い上げ部360が形成されている。掬い上げ部360は、転動体軌道路26を転がる転動体46を転動体軌道路26から掬い上げるようになっている。そして、掬い上げられた転動体46は、方向転換路240で方向を変えて転動体戻し通路22に入り、次いで転動体戻し通路22を通過して、反対側の方向転換路240で再び方向を変えて転動体軌道路26に戻されるという循環を繰り返すように構成されている。
特開2000−314420号公報(同公報の図3および図14)
しかしながら、従来の直動装置では、図17に示すように、スライダ160と案内軸12とが互いに接触しないように、エンドキャップ300の掬い上げ部360と転動体案内面14との間に隙間T1が開けられている。この隙間T1があるため、転動体案内面14上を転がる転動体46は、掬い上げ部360に僅かながらもぶつかってから掬い上げられる。すなわち、隙間T1の部分が段差になるため、転動体46の円滑な動きが妨げられる。
また、掬い上げ部360は、転動体46を掬い上げ易くするために、先端に向かって肉厚が薄くなっている。そのため、この薄肉のところに転動体46が衝突するので、掬い上げ部360の変形が起こり易くなる。特に、スライダ160を急速に加減速させたり高速移動させた場合には、転動体46が掬い上げ部360に衝突するエネルギも大きくなるため、掬い上げ部360が破損してしまうおそれがある。また、転動体46が掬い上げ部360に衝突することによって、騒音や振動の原因になるという問題もある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、転動体を円滑に転動させるとともに騒音や振動を低減し、掬い上げ部が損傷する可能性を軽減することができる直動装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の転動体が転動しつつ循環する無限循環路を備え、その無限循環路は、複数の無限循環路構成路を組み合わせて構成されており、且つ、一の前記無限循環路構成路から前記転動体を掬い上げて他の前記無限循環路構成路に送り込む掬い上げ部を有している直動装置において、前記掬い上げ部は、その先端が前記一の無限循環路構成路に、ばねによる付勢力によって当接していることを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、軸方向に延びる転動体案内面を有する案内軸と、その案内軸に対して相対移動可能に配設される可動体本体と、その可動体本体に形成されて前記転動体案内面に対向して前記転動体案内面とともに転動体軌道路を形成する負荷転動体案内面と、前記可動体本体に配設されて可動体本体とともに移動する方向転換路形成部材と、その方向転換路形成部材に形成されて前記転動体軌道路に連なる方向転換路と、前記可動体本体または前記方向転換路に形成されて前記方向転換路に連通する転動体戻し通路と、前記方向転換路に形成されて前記転動体を前記転動体軌道路から掬い上げる掬い上げ部と、前記転動体軌道路、前記方向転換路、および前記転動体戻し通路から構成される無限循環路内を転動しつつ循環する複数の転動体と、を備える直動装置において、前記掬い上げ部は、その先端部が前記転動体案内面に、ばねによる付勢力によって当接していることを特徴としている。
請求項1または2に記載の発明によれば、一の無限循環路構成路(転動体案内面)と掬い上げ部とが連続する。そのため、転動体が掬い上げられる際の軌道の段差を少なくすることができる。これにより、転動体を円滑に転動させることができる。
そして、掬い上げ部を、ばねによる付勢力によって一の無限循環路構成路に当接させている。そのため、一の無限循環路構成路の面粗さや転動体の形状誤差などによる作動時の変動をばねの弾性変形によって吸収することができる。これにより、一の無限循環路構成路に掬い上げ部を当接させても、掬い上げ部の破損が防止される。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の直動装置であって、前記ばねは、前記掬い上げ部自身を加工することにより構成されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、掬い上げ部自身がばねとしてはたらく。そのため、例えば別途にばね部材を取り付ける等の構成に比べて構造を簡単にすることができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の直動装置であって、前記掬い上げ部の先端部は、その幅方向の両側にリブを有することを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、掬い上げ部の先端部をリブによって補強できる。これにより、転動体を掬い上げる際に、掬い上げ部の先端部を撓ませる荷重が掬い上げ部に加わっても、掬い上げ部が損傷する可能性をより小さくすることができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか1項に記載の直動装置であって、前記掬い上げ部の先端部は、その幅方向の両側を、前記転動体案内面の長手方向に沿ってそれぞれ延長したことを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、当該延長した幅方向の両側によって前記転動体を掬い上げ部に導き入れることができる。これにより、転動体への負荷領域である転動体案内面から無負荷領域である方向転換路への掬い上げを、転動体の負荷が少ない両側から掬い上げることができる。そのため、転動体をより円滑に掬い上げることができる。また、転動体の両側をほぼ同時に接触させ得るため、転動体が掬い上げ部に衝突する衝撃力を分散することができる。これにより、掬い上げ部が損傷する可能性をより小さくすることができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項2〜5のいずれか1項に記載の直動装置であって、前記転動体案内面と対向する前記掬い上げ部の裏面に逃げ部を有することを特徴としている。
請求項6に記載の発明によれば、掬い上げ部は、その裏面に形成した逃げ部によって自身のばねとしての撓みを、さらに効果的に働かせることができる。そのため、例えば転動体案内面の面粗さや転動体の形状誤差などによる直動装置の作動時の変動等があっても、その変動等をより好適に吸収することができる。
さらに、掬い上げ部と転動体案内面との接触面積を少なくして、直動装置の作動トルクの必要以上の増加も抑制することができる。そのため、直動装置の作動性が低下することもほとんどない。
また、請求項7に記載の発明は、請求項2〜6のいずれか1項に記載の直動装置であって、前記掬い上げ部の先端部は、その内側面同士が対向する幅を、前記方向転換路側から前記転動体案内面側に向かって拡幅したことを特徴としている。
請求項7に記載の発明によれば、掬い上げ部が前記転動体案内面側に拡幅しているから、掬い上げ部の位置が部品同士の組付け誤差や製造による寸法誤差等によって多少変化しても、転動体を安定して掬い上げることができる。また、転動体が掬い上げ部に強く衝突する可能性が低くなるため、掬い上げ部に損傷が生じることもより軽減される。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の直動装置が、ローラガイドであることを特徴としている。
請求項8に記載の発明によれば、請求項1〜7のいずれか1項に記載の直動装置の作用・効果を奏するローラガイドを提供することができる。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の直動装置が、ボールねじであることを特徴としている。
請求項9に記載の発明によれば、請求項1〜7のいずれか1項に記載の直動装置の作用・効果を奏するボールねじを提供することができる。
本発明によれば、無限循環路内の転動体を円滑に循環させるとともに騒音や振動を低減し、掬い上げ部が損傷する可能性を軽減し得る直動装置を提供することができる。
以下、本発明に係る直動装置の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る直動装置としてのローラガイドの外観を示す斜視説明図、図2は、そのローラガイドの一部を破断して示す説明図、また、図3は、図2のローラガイドでのX−X線部分における断面図である。なお、以下の説明において、上記背景技術で説明した従来の直動装置と同じ構成については、同一の符号を付して説明する。
このローラガイド10は、図1に示すように、案内軸12と、スライダ16とを備えている。案内軸12には、その両側面にそれぞれ2条づつ計4条の転動体案内面14が、その長手方向に沿って形成されている。スライダ16は、可動体本体17と一対のエンドキャップ30とをねじによって相互に組み合わせて構成されており、案内軸12に対して相対移動可能に跨設されている。なお、可動体本体17およびエンドキャップ30の軸方向に連続した形状は、ともに略コ字形の断面形状である。
図2および図3に示すように、可動体本体17の略コ字形の内側には、案内軸12の各転動体案内面14にそれぞれ対向する負荷転動体案内面18が計4条形成されている。そして、転動体案内面14と、これに対向する負荷転動体案内面18との間に挟まれた空間が転動体軌道路26をなしている。また、可動体本体17の略コ字形の両袖部17bには、転動体案内面14と略平行で可動体本体17の長手方向に貫通する4本の転動体戻し通路22が設けられている。エンドキャップ30は、可動体本体17の軸方向両端にそれぞれ装着された一対の方向転換路形成部材である。各エンドキャップ30には、負荷転動体案内面18の両端に連なるとともに、転動体戻し通路22に連通する一対の方向転換路24がそれぞれ形成されている。そして、これらの無限循環路構成路、つまり、一対の方向転換路24、転動体戻し通路22、および、転動体軌道路26を組み合わせて環状に連続する無限循環路28が計4本構成されている。そして、この無限循環路28内に、転動体としての円筒状のローラ46が複数装填されてローラ列を構成している。
エンドキャップ30には、方向転換路24の外周を構成する外周案内部32と、方向転換路24の内周を構成する内周案内部34とによって半円状に湾曲した方向転換路24が形成されている(図3参照)。なお、内周案内部34と外周案内部32とを組み合わせる際に相互の位置決めができるように、エンドキャップ30の両袖部30bと可動体本体17の両袖部17bに不図示の位置決め用の凹凸部がそれぞれに形成されている。
次に、上記エンドキャップについてより詳しく説明する。なお、図4から図6は、本発明に係るエンドキャップの掬い上げ部を示す説明図であり、図4は、エンドキャップに形成された方向転換路および掬い上げ部を示す斜視図、図5は、その掬い上げ部の要部(図3でのA部)を拡大して示す説明図、図6は、その掬い上げ部を平面視方向(図4でのB矢視方向)から示す説明図である。
図4に示すように、方向転換路24の外周案内部32には、転動体案内面14を転がるローラ46を転動体案内面14から掬い上げて方向転換路24に送り込む掬い上げ部36が形成されている。掬い上げ部36は樹脂からなり、方向転換路24が転動体案内面14に連続する位置に、転動体案内面14に合わせた幅W1の外周案内部32と一体に成形されている。
この掬い上げ部36は、掬い上げ部自身を加工することにより、ばねとして構成されている。すなわち、樹脂材料の弾性変形領域の範囲で掬い上げ部自身がばねとして働くようになっている。これにより、掬い上げ部36の裏面と転動体案内面14とが対向する方向(同図の高さ方向)に撓むことができる。
また、掬い上げ部36は、エンドキャップ30の裏面30aよりも転動体案内面14側に僅かに先端部36aが出っ張っている。この先端部36aの出っ張りの度合いは、案内軸12とスライダ16とを組み合わせた状態で、掬い上げ部36全体がもつ自身のばねによって撓んだときに、所定の付勢力をもって転動体案内面14と掬い上げ部36とを当接させるように予め設定されている。なお、この所定の付勢力としては、先端部36aが僅かな力で転動体案内面14に付勢されて当接していればよい。例えば、相互の当接状態を維持する程度の付勢力を加えつつ、掬い上げ部36に生じる応力を、例えばクリープによる破壊等を生じない範囲で設定すればよい。
そして、同図に示すように、掬い上げ部36の先端部36aの幅方向の両側36bは、リブ40として形成されている。詳しくはリブ40は、先端部36aの両側36bを高さ方向に斜めに且つローラ46側に凹に湾曲させて立ち上げている。そして、その立ち上げた高さを、先端部36a側から方向転換路24側に向かって徐々に低くすることによって、エンドキャップ30の外周案内部32となだらかに合流させて一体にして構成している。このようなリブ40を先端部36aの両側36bに設けることで、先端部36aの高さ方向での薄肉による強度の低下を補助するようになっている。なお、先端部36aは、当該リブ構造で補強されているが、掬い上げ部36全体としては、上記ばねによって転動体案内面14との対向方向に撓むことができるようになっている。
図5に示すように、このローラガイド10は、案内軸12とスライダ16とを組み合わせると、先端部36aは、その先端裏面36fが転動体案内面14に対して当接するように構成されている。すなわち、掬い上げ部36全体は、上述のように先端部36aが転動体案内面14側に僅かに出っ張っているため、掬い上げ部36のもつ上記ばねによって転動体案内面14との対向方向に適度な撓み(所定の付勢力)をもって組み付けられる。
詳しくは、掬い上げ部36の先端部36aは、方向転換路24の外周案内部32を形成する円弧の中心点Oから案内軸12の転動体案内面14に対して延びる仮想垂線VLとの交点Qの近傍まで延長して形成される。なお、同図中の符号Pは、掬い上げ部36がローラ46を掬い上げ始める掬い上げ点である。このように、掬い上げ部36は、掬い上げ点Pを交点Qにできるだけ近づけて構成されている。
そして、掬い上げ部36が転動体案内面14と対向する掬い上げ部裏面36dには、当接した先端裏面36fを除いて掬い上げ部36が転動体案内面14に当接しないようにする逃げ部36eを形成している。また、掬い上げ部裏面36dは、先端部36a(先端裏面36f)が転動体案内面14に対して当接したときの掬い上げ部裏面36dと転動体案内面14との相互の間に当接角γを生じるように形成している。なお、この当接角γの角度としては、2°〜8°が好ましい。すなわち、当接角γが2°未満になると僅かな変動によっても当接部分の面積が広くなってしまうため、作動トルクの上昇の要因になる。また、当接角γが8°を超えると必要な掬い上げ点Pまでの長さと肉厚を先端部36aに確保することが困難になるとともに、当接部分の面積が少なくなってしまうため、掬い上げの安定性が低下するおそれがあるためである。
さらに、図6に示すように、掬い上げ点P付近での掬い上げ部36の平面形状は、両側36bの内側面同士で対向する幅W2を、方向転換路24側から転動体案内面14側に向かって拡幅して形成している。また、先端部36aは、その中央部36gを窪ませて形成している。換言すれば、先端部36aは、その幅方向の両側36bを、転動体案内面14に沿ってそれぞれ延長して形成しており、転動体軌道路26の側にリブ40が張り出す形状になっている。これにより、ローラ46の両端から掬い上げ部36が当接して、徐々に掬い上げが行なわれるようになっている。なお、上記説明した掬い上げ部36は、計4本の無限循環路28に対して同様にそれぞれ形成されており、計8箇所にそれぞれ備えられている。
次に、このローラガイドの作用・効果について説明する。
以上説明した構成からなるローラガイド10は、スライダ16または案内軸12を軸方向に相対移動させると、ローラ46はスライダ16からの負荷を受けつつ転動体軌道路26を転動する。そして、転動体軌道路26においてスライダ16とは反対方向にローラ46が移動し、転動体軌道路26の一方の端部に連続する一方の方向転換路24の掬い上げ点Pまで転がると、ローラ46は掬い上げ部36に掬い上げられる。
そして、一方の方向転換路24に入って移動方向を変え、その方向転換路24から転動体戻し通路22に入ってスライダ16と同じ方向に移動し、他方の方向転換路24に入って再び移動方向を変えて転動体軌道路26へ戻るという循環を繰り返す。このようにして、ローラ46の列全体が無限循環路28内を循環移動することができる。
次に、上記掬い上げ部36の作用・効果について詳しく説明する。
図7〜図9は、掬い上げ部36を従来の掬い上げ部と比較して説明する説明図であり、図7は、隙間T1の変化による掬い上げ角の差異を説明する説明図、図8は、転動体軌道路26から掬い上げ部36へローラ46が進入する状態の説明図、また、図9は、掬い上げ部36から転動体軌道路26へローラ46が進入する際に転動体案内面14に生じる分力の差異を説明する説明図である。なお、これらの図は、従来の隙間T1を約0.2mmとしたときの比較例である。
このローラガイド10は、上述のように、掬い上げ部36をばねをもたせて形成し、そのばねによる付勢力を転動体案内面14に加えて掬い上げ部36の先端を転動体案内面14に当接させている。これにより、転動体案内面14と掬い上げ部36とが無限循環路28内でほぼ連続して形成されるため、ローラ46が掬い上げられる際の軌道の段差を少なくすることができる。
詳しくは、図7に示すように、上記ローラガイド10によれば、掬い上げ点Pで、ローラ46を方向転換路24に掬い上げる掬い上げ角βが、隙間T1を有していたときの掬い上げ角αに対して約1/2〜1/3とすることができる。したがって、従来のように隙間T1を有していたときに比べて、掬い上げ点Pでの接線方向への掬い上げ角を小さくすることができる。そのため、ローラ46を円滑に掬い上げて、転動させることができる。
すなわち、図8に示すように、ローラ46を掬い上げる際、掬い上げ点Pでは、掬い上げ部36を同図中の矢印(Fα1、Fβ1)方向に撓ませるような荷重が加わるが、このローラガイド10によれば、ローラ46を方向転換路24に掬い上げる掬い上げ角βが、隙間T1を有していたときの掬い上げ角αの約1/2〜1/3となるため、掬い上げ点Pでの面方向への分速度が小さくなる。そのため、掬い上げ部36の面方向への分力Fβ1を、従来の掬い上げ部での面方向への分力Fα1に比べて小さくすることができる。したがって、掬い上げ部36へのローラ46の衝突による振動や騒音を低減することができる。また、掬い上げ部36が損傷する可能性も少ない。
さらに、図9に示すように、方向転換路24から負荷圏の転動体軌道路26にローラ46が転動する場合においても、転動体案内面14に掬い上げ部36を延長して当接させているため、ローラ46が高速で方向転換路24から離れて転動体案内面14に進入するときの転動体案内面14方向への分速度も小さくできる。すなわち、転動体案内面14の面方向への分力が小さくなる。同図の例では、掬い上げ部36の面方向への分力Fβ2を、従来の掬い上げ部での面方向への分力Fα2より小さくすることができる。これにより、やはりローラ46の衝突による振動や騒音を低減することができる。また、転動体案内面14が損傷する可能性も同様に少なくなる。
ここで、単に掬い上げ部36を、転動体案内面14に当接させたのではローラガイド10の作動時の摩擦力が増大してしまうが、この掬い上げ部36は、ばねによる付勢力によって転動体案内面14に当接させている。これにより、転動体案内面14の面粗さやローラ46の形状誤差などによる作動時の変動をばねによって吸収することができる。したがって、掬い上げ部36を転動体案内面14に当接させても掬い上げ部36が損傷する可能性が少ない。そして、その付勢力は、当接状態を維持可能な範囲での僅かな力に設定している。そのため、転動体案内面14と掬い上げ部36との摩擦が増大することも抑制されるため、ローラガイド10の作動性が低下することもほとんどない。
また、掬い上げ部36が転動体案内面14と対向する掬い上げ部裏面36dに逃げ部36eを形成したため、この逃げ部36eによって、掬い上げ部36と転動体案内面14との接触面積を少なくすることができる。そのため、ローラガイド10の作動トルクの増加をより小さくすることができる。そして、掬い上げ部36のばねをさらに効果的に働かせることができる。これにより、掬い上げ部36は、転動体案内面14の面粗さやローラ46の形状誤差などによる作動時の変動をより好適に吸収することができる。
また、掬い上げ部36の先端部36aは、その両側36bを転動体案内面14に沿ってそれぞれ延長し(中央部36gを窪ませ)、その延長した両側36bの内側面にローラ46をそれぞれ接触させて掬い上げるように形成している。これにより、延長した両側36bの内側面でローラ46を導き入れることができる。そのため、ローラ46の負荷領域である転動体案内面14から無負荷領域である方向転換路への掬い上げを、ローラ46の負荷が少ない両側36b側から掬い上げることができる。したがって、ローラ46をより円滑に掬い上げることができる。
また、両側36bがローラ46にほぼ同時に接触するから、ローラ46が掬い上げ部に衝突した場合であっても、衝撃力を分散することができる。したがって、掬い上げ部36が損傷する可能性をより小さくすることができる。
また、両側36bは、先端部36aの両側36bを高さ方向に斜めに且つローラ46側に凹に湾曲させて立ち上げてリブ40として構成している。これにより、掬い上げ部36の先端部36aをこのリブ構造によって補強している。そのため、ローラ46を掬い上げる際、先端部36aを撓ませる荷重が加わっても、掬い上げ部36が損傷する可能性をより小さくすることができる。
さらにまた、両側36bの内側面の対向する幅W2は、方向転換路24から転動体案内面14の方向に向かって拡幅して形成している。これにより、掬い上げ部36が転動体案内面14側に拡幅しているから、掬い上げ部36の位置が部品同士の組付け誤差や製造による寸法誤差等により多少変化しても、この誤差を吸収してローラ46を確実に掬い上げることができる。そして、ローラ46が掬い上げ部36に強く衝突する可能性が低くなるため、掬い上げ部36に損傷が生じることがより軽減される。
次に、本発明に係る直動装置の第二実施形態としてエンドキャップ式のボールねじについて説明する。
図10に示すように、このボールねじ50は、軸方向に延びる断面半円状の転動体案内面であるねじ溝54を外周面に有する案内軸としてのねじ軸52に、断面半円状の負荷転動体案内面である負荷ねじ溝58を内周面に有する可動体であるボールナット56が嵌合している。ボールナット56は、ねじ軸52に嵌合する可動体本体であるナット本体57と、そのナット本体57の軸方向の両端部に止めねじ等によってそれぞれ固定された方向転換路形成部材であるエンドキャップ70とを備えて構成されている。
ボールナット56の負荷ねじ溝58とねじ軸52のねじ溝54とは互いに対向して両者の間に転動体軌道路である螺旋状通路66を形成しており、その螺旋状通路66には転動体としての多数の鋼製のボール86が転動可能に装填されている。そして、ねじ軸52の回転により、ボールナット56がボール86の転動を介して相対的に直線移動するようになっている。
ここで、ボールナット56が直線移動する際には、ボール86が螺旋状通路66内を転動しつつ移動するが、ボールナット56を継続して移動させていくためには、ボール86を無限循環させる必要がある。そのため、ナット本体57内に軸方向に貫通するボール戻し通路62が形成されており、さらにナット本体57の端面とエンドキャップ70との間に前記ボール戻し通路62と螺旋状通路66間とを繋ぐ方向転換路64を形成している。つまり方向転換路64は、螺旋状通路66を転動するボール86を負荷圏から掬い上げる側と、ボール戻し通路62にボール86を戻す側との二カ所でボール86の受け渡しをするようにボール戻し通路62と螺旋状通路66とを連通している。これにより、これらの無限循環路構成路、つまり、方向転換路64、ボール戻し通路62、および螺旋状通路66によって、ボール86を無限に循環させる無限循環路68を構成している。
次に、上記エンドキャップ70についてより詳しく説明する。
エンドキャップ70は、樹脂材料から成形されている。そして、図11および図12に示すように、このエンドキャップ70には、3次元的な形状から形成された凹状の案内溝によって方向転換路64を構成している。そして、螺旋状通路66を転動するボール86を負荷圏から掬い上げて方向転換路64に導く掬い上げ部76が一体に形成されている。なお、エンドキャップ70およびナット本体57の端面には、位置合わせ用の凹凸をそれぞれ設けている。これにより、方向転換路64は予め精度良く加工されているので、各方向転換路64を上記二カ所のボール受け渡し部において、それぞれ同時に且つ段差無くボール戻し通路62と螺旋状通路66とに連通することができる。
ここで、この第二実施形態においても上述した第一実施形態と同様に、本発明の構成を掬い上げ部76に採用している。
すなわち、掬い上げ部76は、図13に示すように、ねじ溝54に向けて張り出して設けられている。そして、その張り出した長さは、僅かにねじ溝54に当接するようになっている。さらに、掬い上げ部76の裏面とねじ溝54とが対向する方向に撓むようにばねをもたせて掬い上げ部76を形成している。つまり、このボールねじ50は、上記第一実施形態と同様に、エンドキャップ70をナット本体57の端面に位置合わせして組み付けたときに、掬い上げ部76のばねによる付勢力をねじ溝54に加えて掬い上げ部76をねじ溝54に当接させている。なお、掬い上げ部76の先端部の出っ張りの度合いや、掬い上げ点に対する当接位置の詳細な関係等については、上記第一実施形態と同様であるため、その詳しい説明は省略する。
このような構成からなる第二実施形態のボールねじにおいても、上述した第一実施形態と同様の作用・効果を奏することができる。
すなわち、図13(a)に示すように、上記構成によれば、掬い上げ点P近傍まで掬い上げ部76を延長することができるとともに、ねじ溝54と掬い上げ部76とが無限循環路68内でほぼ連続して形成可能となる。したがって、ボール86が掬い上げられる際の軌道の段差を少なくすることができる。そのため、ボール86を円滑に転動させることができる。また、掬い上げ点Pでの面方向への分速度を小さくすることができるため、掬い上げ部76が損傷する可能性も少ない。
さらに、掬い上げ部76は、ばねによる付勢力によってねじ溝54に当接させているため、ねじ溝54の面粗さやボール86の形状誤差などによる作動時の変動をばねによって吸収することができる。これにより、掬い上げ部86をねじ溝54に当接させても掬い上げ部86が損傷する可能性が少ない。また、ねじ溝54と掬い上げ部86との摩擦が増大することも抑制されるため、ボールねじ50の作動性が低下することもほとんどない。
このように、このボールねじ50においても上述した第一実施形態のローラガイド同様に、ボール86を方向転換路64内へ円滑に掬い上げてボール86を円滑に転動させることができるため、低騒音化を図ることができる。
以上説明したように、本発明に係る直動装置(ローラガイド10、ボールねじ50)によれば、無限循環路28、68内の転動体(ローラ46、ボール86)を円滑に循環させるとともに騒音や振動を低減することができる。また、掬い上げ部36、76が損傷する可能性を軽減することができる。
なお、本発明に係る直動装置は、上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。
例えば、上記各実施形態では、掬い上げ部は、掬い上げ部自身を加工することによって樹脂材料の弾性変形領域の範囲でばねとしてはたらくように構成している。これにより、必要なばねとしての機能を掬い上げ部自身がもつ弾性によって実現しているが、これに限定されるものではない。例えば掬い上げ部に、ばね鋼を樹脂とともに複合して成形してもよいし、掬い上げ部自体をばね鋼等の別個の部品とし、これを固定手段を介して方向転換路の所定の位置に取り付けることも可能である。しかし、別途にばね部材を取り付ける等の構成に比べて構造を簡単にする上では、ばねとしての機能を、掬い上げ部自身を加工することによって自身の弾性変形領域の範囲でばねとしてはたらくように構成することが好ましい。
また、上記第一実施形態では、掬い上げ部36の先端部36aの両側36bにリブ40を形成しているが、これに限定されず、例えば図14に変形例として示すように、必ずしもリブ構造を備える必要はない。しかし、ローラ46を掬い上げる際に、先端部を撓ませる荷重が加わっても、掬い上げ部が損傷する可能性を小さくする上では、上記実施形態のようにリブを形成することが好ましい。なお、このようなリブを上記第二実施形態に適用することも可能である。
また、上記第一実施形態では、掬い上げ部36の裏面に形成した逃げ部36eを、連続する一つの平面のみによって形成しているが、これに限定されず、例えば図14および図15に変形例として示すように、逃げ溝36hをさらに備える構成としてもよい。この逃げ溝36hによって掬い上げ部の剛性を意図的に下げて、ばねとしての掬い上げ部にもたせるばね定数を調整することができる。なお、同図のような切り欠き状の逃げ溝は、掬い上げ点Pからの距離Lを方向転換路の内径R2より小さくすることが好ましい。距離L<内径R2となる位置で逃げ溝36hを形成すれば掬い上げ部にもたせるべきばね定数の調整が容易になる。また、逃げ溝36hが連続する方向での当該逃げ溝36hの断面形状は、角がないように円滑な形状で形成することが好ましい。逃げ溝36h部での応力集中を防止するためである。このような形状であれば任意の断面形状とすることができる。なお、このような逃げ部を上記第二実施形態に適用することも可能である。
また、上記第一実施形態では、掬い上げ部36の両側36bを延長して(中央部36gを凹ませて)いるが、これに限定されず、例えば図16に変形例として示すように、先端部36aを直線的に形成してもよい。しかし、延長した両端部の内側面でローラを導き入れて、ローラをより円滑に掬い上げる上では、上記実施形態のように両端部を延長して形成することが好ましい。なお、このような掬い上げ部の両端部を延長する構成を上記第二実施形態に適用することも可能である。
また、上記第一実施形態では、両側36bの内側面の幅W2は、方向転換路24から転動体案内面14の方向に向かって拡幅して形成しているが、これに限定されず、例えば均一な幅によって両側36bの内側面を対向させて形成してもよい。しかし、部品同士の組付け誤差や製造による寸法誤差等により多少組み付け位置が変化しても、この誤差を吸収してローラを確実に掬い上げる上では、上記実施形態のように両端部の内側面の幅を、方向転換路から転動体案内面の方向に向かって拡幅して形成することが望ましい。なお、このような掬い上げ部の両端部の内側面の幅を拡幅する構成を上記第二実施形態に適用することも可能である。
また、上記第一実施形態では、転動体列をローラのみによって構成しているが、これに限定されず、ローラ同士の間に各ローラを回転摺動自在に保持するセパレータを設けてもよい。なお、このようなセパレータを上記第二実施形態の隣合うボール同士の間に適用することも可能である。
また、上記第一実施形態では、転動体としてローラ46を使用した例で説明しているが、これに限定されず、転動体としてボールを使用するリニアガイドにも適用可能である。
また、上記第二実施形態では、直動装置の実施形態としてエンドキャップ式のボールねじに適用した例で説明しているが、これに限定されるものではない。本発明は、複数の無限循環路構成路を組み合わせて構成される無限循環路を備えており、一の無限循環路構成路から転動体を掬い上げて他の無限循環路構成路に送り込む掬い上げ部を有している直動装置であれば適用可能である。そのため、例えばボールねじとしては、掬い上げ部を有している循環こまを使用するボールねじにも適用可能である。
本発明に係る直動装置の第一実施形態としてのローラガイドを示す斜視図である。 図1に示すローラガイドの一部を破断して示す説明図である。 図1に示すローラガイドのX−X線部分での断面図である。 本発明に係るエンドキャップでの方向転換路の掬い上げ部を示す斜視図である。 図3の一部を拡大して示す要部拡大図である。 掬い上げ部を平面視方向から示す説明図である。 本発明に係る掬い上げ部の作用を説明する説明図である。 本発明に係る掬い上げ部の作用を説明する説明図である。 本発明に係る掬い上げ部の作用を説明する説明図である。 本発明に係る直動装置の第二実施形態としてのボールねじを説明するための説明的断面図である。 第二実施形態での方向転換路を説明するための説明的断面図である。 図11の左側面図である。 ボールが掬い上げ部を介して方向転換路側に掬い上げられる状態を説明するための説明図であり、(a)はその横から見た説明図、(b)は(a)の上方から見た説明図である。 本発明に係る掬い上げ部の変形例を示す斜視説明図である。 本発明に係る掬い上げ部の変形例を示す説明図である。 本発明に係る掬い上げ部の変形例を示す説明図である。 従来の直動装置(特にエンドキャップの方向転換路)を示す説明図である。
符号の説明
10 ローラガイド(直動装置)
12 案内軸
14 転動体案内面
16 スライダ
17 可動体本体
18 負荷転動体案内面
22 転動体戻し通路(無限循環路構成路)
24 方向転換路(無限循環路構成路)
26 転動体軌道路(無限循環路構成路)
28 無限循環路
30 エンドキャップ(方向転換路形成部材)
32 外周案内部
34 内周案内部
36 掬い上げ部
40 リブ
46 ローラ(転動体)
50 ボールねじ(直動装置)
52 ねじ軸(案内軸)
54 ねじ溝(転動体案内面)
56 ボールナット
57 ナット本体(可動体本体)
58 負荷ねじ溝(負荷転動体案内面)
62 ボール戻し通路(転動体戻し通路(無限循環路構成路))
64 方向転換路(無限循環路構成路)
66 螺旋状通路(転動体軌道路(無限循環路構成路))
68 無限循環路
70 エンドキャップ(方向転換路形成部材)
76 掬い上げ部
86 ボール(転動体)
L 仮想垂線
O 中心点
P 掬い上げ点
Q 交点
R 半径
T1 隙間
W1 幅
α、β 掬い上げ角
γ 当接角

Claims (9)

  1. 複数の転動体が転動しつつ循環する無限循環路を備え、その無限循環路は、複数の無限循環路構成路を組み合わせて構成されており、且つ、一の前記無限循環路構成路から前記転動体を掬い上げて他の前記無限循環路構成路に送り込む掬い上げ部を有している直動装置において、
    前記掬い上げ部は、その先端が前記一の無限循環路構成路に、ばねによる付勢力によって当接していることを特徴とする直動装置。
  2. 軸方向に延びる転動体案内面を有する案内軸と、その案内軸に対して相対移動可能に配設される可動体本体と、その可動体本体に形成されて前記転動体案内面に対向して前記転動体案内面とともに転動体軌道路を形成する負荷転動体案内面と、前記可動体本体に配設されて可動体本体とともに移動する方向転換路形成部材と、その方向転換路形成部材に形成されて前記転動体軌道路に連なる方向転換路と、前記可動体本体または前記方向転換路に形成されて前記方向転換路に連通する転動体戻し通路と、前記方向転換路に形成されて前記転動体を前記転動体軌道路から掬い上げる掬い上げ部と、前記転動体軌道路、前記方向転換路、および前記転動体戻し通路から構成される無限循環路内を転動しつつ循環する複数の転動体と、を備える直動装置において、
    前記掬い上げ部は、その先端部が前記転動体案内面に、ばねによる付勢力によって当接していることを特徴とする直動装置。
  3. 前記ばねは、前記掬い上げ部自身を加工することにより構成されていることを特徴とする請求項2に記載の直動装置。
  4. 前記掬い上げ部の先端部は、その幅方向の両側にリブを有することを特徴とする請求項2または3に記載の直動装置。
  5. 前記掬い上げ部の先端部は、その幅方向の両側を、前記転動体案内面の長手方向に沿ってそれぞれ延長したことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の直動装置。
  6. 前記転動体案内面と対向する前記掬い上げ部の裏面に逃げ部を有することを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の直動装置。
  7. 前記掬い上げ部の先端部は、その内側面同士が対向する幅を、前記方向転換路側から前記転動体案内面側に向かって拡幅したことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の直動装置。
  8. 前記直動装置は、ローラガイドであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の直動装置。
  9. 前記直動装置は、ボールねじであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の直動装置。
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