JP6083146B2 - ボールねじ用デフレクタ及びデフレクタ式ボールねじ - Google Patents
ボールねじ用デフレクタ及びデフレクタ式ボールねじ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6083146B2 JP6083146B2 JP2012170297A JP2012170297A JP6083146B2 JP 6083146 B2 JP6083146 B2 JP 6083146B2 JP 2012170297 A JP2012170297 A JP 2012170297A JP 2012170297 A JP2012170297 A JP 2012170297A JP 6083146 B2 JP6083146 B2 JP 6083146B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deflector
- ball
- ball screw
- tongue portion
- screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
Description
このようなボールねじ用デフレクタにおいて、ボールと接触し、ボールをボール循環機構へ誘導するタング部の表面形状は平面であるか、ボールよりも曲率の小さい単一のR形状をしている(特許文献1参照)。
このような問題に鑑みて、本発明は、タング部の破損が生じ難いボールねじ用デフレクタ及び当該デフレクタを備えたデフレクタ式ボールねじを提供することを目的とする。
また、このボールねじ用デフレクタにおいて、前記タング部の断面は、ゴシックアーク形状をしていることが好ましい。
また、このボールねじ用デフレクタにおいて、前記タング部の断面はV溝形状としてもよい。
更に、上記課題を解決するため、本発明のある実施形態に係るデフレクタ式ボールねじは、これらのボールねじ用デフレクタを備えたことを特徴としている。
以下、添付の図1乃至図3を参照しながら本発明の第1実施形態について説明する。
本発明に係るボールねじ用デフレクタは、ボールねじに用いられるものである。ボールねじとは、回転運動を直線運動に変換する機構であって、雄ねじを備えたねじ軸の外周に、多数のボールを介装して雌ねじを備えたナット(雌ねじ部材)を螺合させ、ねじ軸を回転させることによりナットを軸線方向へ移動させるものである。
ナット4の内部に挿通されたねじ軸3は、そのねじ溝3aがナットのねじ溝4aと対向するように配置され、かかる溝3a、4a内には多数のボール7が転動自在に収納されている。そして、ねじ軸3とナット4とが相対回転運動を行うと、ボール7はねじ溝3a、4aから構成された転送路(螺旋軌道)8に沿って転動する。
図3(a)はデフレクタ1の平面図を示している。デフレクタ1は、端部にタング部10を備え、ねじ用孔11が2箇所設けられている。本第1実施形態においては、図2に示すように、ボール7を転送路8の接線方向に誘導するためにデフレクタ1の端部をX軸付近まで延在させている。したがって、図3(a)に示すデフレクタ1の平面形状はねじ溝の形状に合わせて両端部付近がわずかにカーブした形状をしている。
以下、図4を参照しながら、本発明の第2実施形態に係るボールねじ用デフレクタ22について説明する。
本発明の第2実施形態に係るボールねじ用デフレクタ(以下、単にデフレクタという)22は、上記の第1実施形態と同様にデフレクタ式のボールねじ機構において、転送路8内を転動するボール7をボール循環チューブ(ボール循環機構)6に誘導するものであり、基本的な構成は第1実施形態と共通する。
なお、本第2実施形態のタング部20の断面形状を第1実施形態と同様にゴシックアーク形状とすることも可能である。また、これとは逆に、第1実施形態のタング部10を第2実施形態のタング部20と同様に2次曲線状の断面とすることも可能である。
次に、図5を参照しながら、本発明の第3実施形態に係るボールねじ用デフレクタ1について説明する。
本発明の第3実施形態に係るボールねじ用デフレクタ(以下、単にデフレクタという)1は、第1実施形態と同様にデフレクタ式のボールねじ機構において、転送路8内を転動するボール7をボール循環チューブ(ボール循環機構)6に誘導するものであり、基本的な構成は第1実施形態と共通する。
以上のように、本発明によれば、タング部の破損が生じ難いボールねじ用デフレクタ及び当該デフレクタを備えたデフレクタ式ボールねじを提供することができる。
2 デフレクタ式ボールねじ
3 ねじ軸
3a ねじ溝(ねじ軸)
4 ナット
4a ねじ溝(ナット)
4b 円筒径部材
4c フランジ
5 貫通孔
6 ボール循環チューブ(ボール循環機構)
7 ボール
8 転送路(螺旋軌道)
9 固定ねじ
10、20、30 タング部
11、21 ねじ用孔
Claims (5)
- ボールねじの螺旋軌道を転動するボールを前記螺旋軌道から逸らして前記ボールを循環させるボール循環機構へ誘導するタング部を有するボールねじ用デフレクタにおいて、
前記タング部は、前記ボールに2つの接触点で接触して誘導するものであり、
前記タング部の平面が略楕円形状であり、前記タング部の長軸がねじ軸と垂直な方向に対して傾斜していることを特徴とするボールねじ用デフレクタ。 - 前記タング部の断面は、ゴシックアーク形状をしていることを特徴とする請求項1に記載のボールねじ用デフレクタ。
- 前記タング部の断面は、底部に向かうにつれて曲率が高くなる2次曲線状であることを特徴とする請求項1に記載のボールねじ用デフレクタ。
- 前記タング部の断面は、V溝形状であることを特徴とする請求項1に記載のボールねじ用デフレクタ。
- 請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載のボールねじ用デフレクタを備えたことを特徴とするデフレクタ式ボールねじ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012170297A JP6083146B2 (ja) | 2011-08-02 | 2012-07-31 | ボールねじ用デフレクタ及びデフレクタ式ボールねじ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011169232 | 2011-08-02 | ||
JP2011169232 | 2011-08-02 | ||
JP2012170297A JP6083146B2 (ja) | 2011-08-02 | 2012-07-31 | ボールねじ用デフレクタ及びデフレクタ式ボールねじ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013050209A JP2013050209A (ja) | 2013-03-14 |
JP6083146B2 true JP6083146B2 (ja) | 2017-02-22 |
Family
ID=48012394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012170297A Active JP6083146B2 (ja) | 2011-08-02 | 2012-07-31 | ボールねじ用デフレクタ及びデフレクタ式ボールねじ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6083146B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI651479B (zh) * | 2017-11-24 | 2019-02-21 | 上銀科技股份有限公司 | 滾珠螺桿 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5014568A (en) * | 1990-02-28 | 1991-05-14 | Dana Corporation | Deflector for ball screw and nut assembly |
JP3915709B2 (ja) * | 2003-02-06 | 2007-05-16 | 日本精工株式会社 | ボールねじ装置 |
JP3925438B2 (ja) * | 2003-03-07 | 2007-06-06 | 日本精工株式会社 | ボールねじ装置 |
JP2005016591A (ja) * | 2003-06-24 | 2005-01-20 | Nsk Ltd | ボールねじ用循環コマおよびボールねじ |
JP2011112132A (ja) * | 2009-11-26 | 2011-06-09 | Shangyin Sci & Technol Co Ltd | チェーン付き型ボールねじ |
-
2012
- 2012-07-31 JP JP2012170297A patent/JP6083146B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013050209A (ja) | 2013-03-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4852593B2 (ja) | 還流素子を具えるボールスクリュー | |
US7530283B2 (en) | Ball screw mechanism | |
JP4712894B2 (ja) | ローラねじ | |
JP5700127B2 (ja) | 転がりねじ用シール及び転がりねじ | |
US6978693B2 (en) | Ball screw | |
EP2487388B1 (en) | Ball screw device | |
JP6083146B2 (ja) | ボールねじ用デフレクタ及びデフレクタ式ボールねじ | |
KR101152786B1 (ko) | 나사산 프로파일의 단면이 다중첨두 고딕 아치 형상인 개선된 하중 인가식 볼 나사 | |
WO2016204023A1 (ja) | ボールねじ用ボール循環チューブ及びボールねじ並びにボールねじの製造方法 | |
TWI713938B (zh) | 滾珠螺桿花鍵 | |
JP2006002812A (ja) | ボールねじ | |
JP6503446B1 (ja) | ボールねじ | |
JP7471912B2 (ja) | 運動案内装置 | |
JP2017078439A (ja) | ボールねじ | |
JP2008157374A (ja) | ボールねじ機構 | |
WO2005038301A1 (ja) | ローラねじ | |
KR102510139B1 (ko) | 디플렉터식 볼 나사 | |
JP2016142341A (ja) | 循環こま及びこれを備えたボールねじ | |
JP7501292B2 (ja) | ボールねじ | |
WO2015194168A1 (ja) | リニアガイド装置 | |
KR102626030B1 (ko) | 비순환형 볼 스크류 | |
JP2022059667A (ja) | ボールねじ | |
JP2007218278A (ja) | ボールねじ装置 | |
TW201111661A (en) | Ball screw having a diverter | |
JP2010190384A (ja) | ボールねじ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150703 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160513 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160517 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160719 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161227 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170109 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6083146 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |