JP2019210997A - ボールねじ - Google Patents

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修二 金澤
治 篠田
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治 篠田
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【課題】スリーブの位相を容易に管理することができ、スリーブをナットに組み付ける時間を短縮することができるボールねじを提供する。【解決手段】ボールねじ1は、外周面に螺旋状の第1ねじ溝11が形成されたねじ軸10と、ねじ軸10の周囲に配置され、内周面に螺旋状の第2ねじ溝21が形成されたナット20と、対向する両ねじ溝11,21により形成される転走路23内に収容される複数のボール30と、ナットの孔内に取り付けられ、該複数のボールを前記転走路の一端から他端へと循環させるためのボール戻し通路42を有するコマ40と、コマ40を半径方向外方への移動を抑えるように、ナット20の外周面に嵌合するスリーブ50と、を有する。スリーブ50は、板材Bから成形され、周方向に継ぎ目52を有して筒状に形成され、且つ、その軸方向端面に位相検出用の切欠き53を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ボールねじに関し、より詳細には、電動ブレーキに使用可能なボールねじに関する。
ボールねじは、ねじ軸と、ねじ軸に外嵌するナットと、ねじ軸とナットによって形成される転走路内を転動する複数のボールと、転走路の一端から他端へとボールを循環させるボール戻し通路を有するコマと、を備えるものが知られている。コマは、ナットのコマ孔内に埋め込まれて使用されるため、コマ式のボールねじは、コンパクトに構成できるという長所を有する。
また、コマ式のボールねじとしては、スリーブをナットに嵌合させ、コマを径方向外方から押えるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開2006−97832号公報 特開平10−141465号公報
ところで、スリーブには、板材を円筒状に丸めて、互いに対向する周方向端面を繋ぎ合わせることで、周方向に継ぎ目を有して筒状に形成されているものがある。このため、そのような継ぎ目を有するスリーブをナットに組み付ける際には、ナットに対する継ぎ目の周方向の位相を管理する必要があり、さらなる改良が求められる。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、スリーブの位相を容易に管理することができ、スリーブをナットに組み付ける時間を短縮することができるボールねじを提供することにある。
本発明の上記目的は、
外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、
前記ねじ軸の周囲に配置され、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、
対向する前記両ねじ溝により形成される転走路内に収容される複数のボールと、
前記ナットのコマ孔内に取り付けられ、該複数のボールを前記転走路の一端から他端へと循環させるためのボール戻し通路を有するコマと、
前記コマの半径方向外方への移動を抑えるように、前記ナットの外面に嵌合するスリーブと、
を有するボールねじであって、
前記スリーブは、板材から成形され、周方向に継ぎ目を有して筒状に形成され、且つ、その軸方向端面に位相検出用の切欠きを備える、ことで達成される。
本発明のボールねじによれば、スリーブはその軸方向端面に位相検出用の切欠きを備えるので、スリーブの位相を容易に管理することができ、スリーブをナットに組み付ける時間を短縮することができる。
本発明の一実施形態に係る、スリーブ取り付け前のボールねじの斜視図である。 スリーブ取り付け後のボールねじの主要部の断面図である。 (a)は、図2のIII部拡大図であり、(b)は、図2のIII´部拡大図である。 図1のスリーブの斜視図である。 (a)は、スリーブの素材を切断した状態を示す図であり、(b)は、丸めた後のスリーブの側面図である。 (a)〜(l)は、継ぎ目と切欠きの位置関係がそれぞれ異なる各スリーブの斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係るボールねじを図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、ボールねじ1は、内部循環方式であり、ねじ軸10と、ナット20と、複数のボール30と、複数のコマ40と、スリーブ50と、を主に備えて構成されている。ねじ軸10は、中心軸CLを中心とした円柱形状に形成され、その外周面に所定のリードを有する螺旋状の第1ねじ溝11が形成されている。なお、図2に示すボール30は、その一部を仮想線で示している。
ナット20は、略円筒状をなし、その内径はねじ軸10の外径よりも大きく形成されており、ねじ軸10に所定の隙間をもって外嵌している。ナット20の内周面には、ねじ軸10の第1ねじ溝11と等しいリードを有し、第1ねじ溝11と対向する螺旋状の第2ねじ溝21が形成されている。そして、ねじ軸10の第1ねじ溝11とナット20の第2ねじ溝21とによって断面略円形状の転走路23が形成されている。この転走路23内に複数のボール30が転動可能に充填配置されている。
また、ナット20に形成された複数のコマ孔24には、ボール30を手前の転走路23に戻すための複数のコマ40が周方向に異なる位相でそれぞれ装着されている。各コマ40には、転走路23の一端と一巻き手前の転走路23の他端とを連結するボール戻し通路42が形成されている。このボール戻し通路42により、各コマ40に向かって転走路23を転がってくるボール30をねじ軸10の径方向にすくい上げ、さらに、ねじ軸10のねじ山12を乗り越えさせ、一巻き手前(一リード手前)の転走路23に戻すことでボール30を循環可能にしている。
そして、このボール戻し通路42及び転走路23によってねじ軸10の外側に略円環状の無限循環路が形成される。これにより、ナット20のねじ軸10に対する相対的な回転に伴って、複数のボール30が無限循環路内を無限循環することによって、ナット20とねじ軸10が軸方向に相対的に直線運動することが可能となる。
ねじ軸10の一端側には、中心軸CLに沿って延び、第1ねじ溝11が形成される部分より小径の軸部13が形成されている。この軸部13には、回り止め部材35がねじ軸10と一体回転可能に取り付けられている。
回り止め部材35は、軸部13に固定される円筒部36と、円筒部36の外周面に、互いに180°離れ、半径方向に突出する案内突起37、38と、を有する。案内突起37、38は、図示しないハウジングに形成された、中心軸CLに沿って延在する一対の凹形状の溝に入り込んでおり、ナット20がねじ軸10に対して直線運動する際に、この溝内を摺動する。
また、案内突起37は、案内突起38に比べて軸方向に長く形成されており、ねじ軸10のストロークエンドで、ナット20の軸方向端面に形成されたストッパ部25と当接する。
ナット20の外周面には、スリーブ50が外嵌する部分に隣接して、ボールねじ支持軸受60の内輪軌道溝26が一体に形成されており、また、軸方向他端側には、図示しないトルク伝達機構の動力伝達部材(例えば、ベルト部材が架け渡されるプーリ)が係合するキー溝27が形成されている。
したがって、ナット20は、ボールねじ支持軸受60を介して、図示しないハウジングに回転自在に支持されている。
スリーブ50は、ナット20の外周面に外嵌され、コマ40の径方向外方への移動を防止している。図3(a)にも示すように、コマ40の両面には微小突起47が設けられており、この微小突起47がコマ孔24の内面に軽圧入されることで、組立時の脱落防止を可能にする。なお、この場合、コマ孔24の内面には凹部は予め形成されていない。
さらに、コマ40には、座面44が設けられており、この座面44により、コマ40がナット20の内側へ侵入することが防止されている。
ここで、スリーブ50は、軸方向一方側の端面における周方向複数箇所を、ナット20の軸方向端部の外周面に形成された加締め溝28に向けて加締めることで形成された複数の加締め部51を有する。これにより、スリーブ50は、ナット20に対して軸方向に位置決め固定される。
また、スリーブ50は、図4に示すように、鋼板などの板材Bを円筒状に丸めることで円筒状に成形され、その軸方向両端面に位相検出用の切欠き53を周方向に2つずつ同位相で備える。板材Bは、図5(a)に示すように、複数のスリーブ素材B1が所定の方向(長手方向)に並び、且つ、所定の方向と直交する方向(幅方向)の一部の結合部分Cで繋がった状態で打ち抜かれている。スリーブ素材B1の幅方向両端部は、円筒状に丸めた際に、互いに係合して、周方向に継ぎ目52を形成するように打ち抜かれる。なお、継ぎ目52の形状は、図5に示すものに限らないが、スリーブ50が方向性を持たないように形成されることが好ましい。
その後、板材Bは、複数のスリーブ素材B1が繋がった状態のまま、円筒状に丸められ、さらに、スリーブ素材B1間の結合部分Cの一部を切断することで、複数のスリーブ50を形成する。
また、結合部分Cは、その幅方向両側で、スリーブ素材B1間の間隔よりも長手方向に長く形成されるように打ち抜かれている。このため、スリーブ素材B1間の間隔に合わせて、結合部分Cの一部を切断した際に、スリーブ50は、軸方向両端面に、周方向に2つの位相検出用の切欠き53をそれぞれ構成する。
特に、本実施形態では、鋼板(帯材)Bからスリーブ形状をプレスで打抜く際に、プレス機の刃形状を工夫することにより、同時に切欠き53の形状を打抜きで形成するようにしており、プレスでスリーブ形状を打抜いた後に切欠き形状を形成する工程を増加することなく、切欠き53を形成している。
また、結合部分Cは、幅方向において、スリーブ素材B1の幅方向両端部の中間位置に設けられている。上述したように、2つの切欠き53は、結合部分Cの幅方向両側に位置するので、円筒状に丸められることで形成される継ぎ目52は、2つの切欠き53の周方向における略中点位置から180度ずれた位相に位置する(図4参照)。
このように、スリーブ50は位相検出用切欠き53を備えることで、スリーブ50の位相を容易に管理することができ、スリーブ50をナット20に組み付ける時間を短縮することができる。例えば、位相検出用切欠き53を図示しないセンサで検出して、継ぎ目52の位相を管理することによって、継ぎ目52の位相とコマ40との位相とが一致しないように、スリーブ50をナット20に組み付けることができる。
また、本実施形態では、スリーブ50は、軸方向他端部に複数の加締め部51を有することから、スリーブ50は、ナット20に対して軸方向に位置決め固定される。この加締めの際、位相検出用切欠き53によって、継ぎ目52の位相を容易に管理することで、継ぎ目52の加締めに伴うバレを防止することが可能になり、また、継ぎ目52を加締めないようにするための位相合わせの時間を短縮できる。
また、本実施形態では、図3(a)及び図3(b)に示すように、スリーブ50の軸方向端面で、内周面との境界部分に面取り54が施されている。スリーブ50の境界部分が、鋭いエッジを持った形状の場合、スリーブ50をナット20に挿入する際、スリーブ50がナット20と接触してコンタミが発生したり、スリーブ50とナット20とがかじって挿入できなくなってしまう懸念がある。さらに、コンタミが、そのままコマ孔24を通してボールねじ1の内部に侵入してしまう可能性がある。このため、スリーブ50の軸方向端面に面取り54を施す事で、スリーブ50とナット20とが擦れてコンタミが発生するのを抑制している。
なお、面取り54をスリーブ50の軸方向両端面に行うことで、いずれの方向からスリーブ50をナット20に挿入しても上記効果を奏することができる。
さらに、スリーブの軸方向端面に、面取り54を設ける代わりに、型抜き時に断面曲面形状を形成するようにした場合も、挿入時のコンタミ防止やかじり防止の効果を見込める。
なお、本実施形態のスリーブ50には、メッキ材が適用されている。即ち、板材Bの表面に、メッキ処理が施されることにより、金属の表面が覆われることとなり、空気と触れても錆びが発生しにくい。従来のスリーブでは、外周面だけでなく、内周面(スリーブとナットの間)にも錆びが発生してしまう可能性があり、それがコマ孔24を通りボールねじ1の無限循環路内に異物として侵入してしまう場合があった。このため、本実施形態のように、メッキ材を使用することにより、上述した異物の侵入を防止することができる。
なお、メッキ材は、亜鉛メッキ鋼板など、防錆効果を有するものであればよく、また、メッキ処理の手法は、特に限定されない。例えば、メッキ処理は、鋼板を加工する前に行われても良いし、また、加工後に行われてよい。
以上説明したように、本実施形態のボールねじ1によれば、外周面に螺旋状の第1ねじ溝11が形成されたねじ軸10と、ねじ軸10の周囲に配置され、内周面に螺旋状の第2ねじ溝21が形成されたナット20と、対向する両ねじ溝11,21により形成される転走路23内に収容される複数のボール30と、複数のボール30を転走路23の一端から他端へと循環させるためのボール戻し通路42を有するコマ40と、コマの半径方向外方への移動を抑えるように、ナット20の外面に嵌合するスリーブ50と、を有する。そして、スリーブ50は、板材Bから成形され、周方向に継ぎ目52を有して筒状に形成され、且つ、その軸方向端面に位相検出用の切欠き53を備える。したがって、切欠き53によって、スリーブ50の位相を容易に管理することができ、スリーブ50をナット20に組み付ける時間を短縮することができる。
また、スリーブ50の軸方向端面は、ナット20の外周面に形成された加締め溝28に加締められた加締め部51を有する。このため、位相検出用切欠き53によって、継ぎ目52の位相を容易に検出できることにより、継ぎ目52からずれた位置を容易に加締めることができ、継ぎ目52の加締めに伴うバレを防止することが可能になる。また、継ぎ目52を加締めないようにするための位相合わせの時間を短縮できる。
さらに、スリーブ50の軸方向両端面には、内周面との境界部分に面取り54が施されているので、スリーブ50をいずれの軸方向からでもナット20に挿入することができ、スリーブ50をナット20に挿入する際、スリーブ50とナット20とが擦れてコンタミが発生するのを抑制することができる。
また、板材Bの表面には、メッキ処理が施されているので、錆びが発生しにくくなり、無限循環路内に異物が浸入するのを抑制できる。
さらに、スリーブ50は、その継ぎ目52が、ナット20のコマ孔24と周方向において位相が異なるように、ナット20の外面に嵌合されるので、継ぎ目52を構成する周方向両端部のずれなどによる、コマ40の位置ずれを確実に抑制できる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、スリーブ50の切欠き53は一方の軸方向端面のみに設けられても良いし、軸方向両端面に設けられてもよい。軸方向両端面に切欠き53を有する場合は、左右対称の形状に作られることが好ましい。この場合、スリーブ50の方向を考える必要がなくなり、スリーブ50の挿入方向を確認する工程を減らすことができる。
図6(a)〜図6(l)は、継ぎ目52と切欠き53の位置関係がそれぞれ異なるスリーブ50の変形例を示している。
例えば、図6(a)〜(d)のスリーブ50A〜50Dでは、一方の軸方向端面に切欠き53が周方向に1つの場合、または、軸方向両端面に切欠き53が周方向に1つずつ同位相の場合、継ぎ目52の位置は、切欠き53と同じ位相、または、その位相から180度ずれた位相に位置してもよい。
また、図6(e)〜(h)のスリーブ50、50F〜50Hでは、一方の軸方向端面に切欠き53が周方向に2つの場合、または、軸方向両端面に切欠き53が周方向に2つずつ同位相の場合、継ぎ目52の位置は、周方向に並んだ2つの切欠き53の周方向における略中点位置、または、その略中点位置から180度ずれた位相に位置してもよい。
特に、図6(e)のスリーブ50は、上記実施形態で説明したものであり、周方向に2つの切欠き53が軸方向両端面に同位相で設けられ、継ぎ目52の位置が、2つの切欠き53の周方向における略中点位置から180度ずれた位相に位置している。この場合、製造工程において、2つの切欠き53の間を複数の素材B1の結合部分Cとして、切欠き53の形状と、結合部分C以外のスリーブ50の形状を、同時に形成することができ、また、複数の素材B1を一度に丸めることができる。
さらに、図6(i)〜(l)のスリーブ50I〜50Lでは、切欠き53が軸方向両端面に1つずつで、周方向に位相がずれている場合、継ぎ目52の位置は、2つの切欠き53の周方向における略中点位置、または、その略中点位置から180度ずれた位相に位置してもよい。
特に、継ぎ目52が、点対称形状である場合には、切欠き53も点対称となる位相、または、その位相から180度ずれた位相に位置することで、スリーブ50の方向を考える必要がなくなる。
また、スリーブ50の形状は、上記実施形態の円筒形状に限定されず、角型形状であってもよい。即ち、スリーブ50は、ナット20の形状に合わせて、ナット20に外嵌できるように成形されればよい。
さらに、本実施形態では、加締め部51によってスリーブ50をナット20に軸方向に固定する構造としているが、他の手法によって固定されてもよい。
以上の通り、本明細書には次の事項が開示されている。
(1) 外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、
前記ねじ軸の周囲に配置され、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、
対向する前記両ねじ溝により形成される転走路内に収容される複数のボールと、
前記ナットのコマ孔内に取り付けられ、該複数のボールを前記転走路の一端から他端へと循環させるためのボール戻し通路を有するコマと、
前記コマの半径方向外方への移動を抑えるように、前記ナットの外面に嵌合するスリーブと、
を有するボールねじであって、
前記スリーブは、板材から成形され、周方向に継ぎ目を有して筒状に形成され、且つ、その軸方向端面に位相検出用の切欠きを備える、ボールねじ。
(2) 前記切欠きは、前記スリーブの軸方向端面において、周方向に1つ設けられ、
前記スリーブの継ぎ目は、前記切欠きと同じ位相、または、前記切欠きの位相から180度ずれた位相に位置する、(1)に記載のボールねじ。
(3) 前記切欠きは、前記スリーブの軸方向両端面において、周方向に1つずつ同位相で設けられ、
前記スリーブの継ぎ目は、前記切欠きと同じ位相、または、前記切欠きの位相から180度ずれた位相に位置する、(2)に記載のボールねじ。
(4) 前記切欠きは、前記スリーブの軸方向端面において、周方向に2つ設けられ、
前記スリーブの継ぎ目は、前記2つの切欠きの周方向における略中点位置、または、その略中点位置から180度ずれた位相に位置する、(1)に記載のボールねじ。
(5) 前記切欠きは、前記スリーブの軸方向両端面において、周方向に2つずつ同位相で設けられ、
前記スリーブの継ぎ目は、前記2つの切欠きの周方向における略中点位置、または、その略中点位置から180度ずれた位相に位置する、(4)に記載のボールねじ。
(6) 前記切欠きは、前記スリーブの軸方向両端面に、互いに異なる周方向位相で、1つずつ設けられ、
前記スリーブの継ぎ目は、前記2つの切欠きの周方向における略中点位置、または、その略中点位置から180度ずれた位相に位置する、(1)に記載のボールねじ。
(7) 前記スリーブの軸方向端面は、前記ナットの外周面に形成された加締め溝に加締められた加締め部を有する、(1)〜(6)のいずれかに記載のボールねじ。
(8) 前記スリーブの軸方向両端面には、内周面との境界部分に面取りが施されている、(1)〜(7)のいずれかに記載のボールねじ。
(9) 前記板材の表面には、メッキ処理が施されている、(1)〜(8)のいずれかに記載のボールねじ。
(10) 前記スリーブは、その継ぎ目が、前記ナットのコマ孔と周方向において位相が異なるように、前記ナットの外面に嵌合される、(1)〜(9)のいずれかに記載のボールねじ。
1 ボールねじ
10 ねじ軸
11 第1ねじ溝(ねじ溝)
20 ナット
21 第2ねじ溝(ねじ溝)
23 転走路
24 コマ孔
30 ボール
40 コマ
42 ボール戻し通路
50 スリーブ
52 継ぎ目
53 位相検出用の切欠き

Claims (10)

  1. 外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、
    前記ねじ軸の周囲に配置され、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、
    対向する前記両ねじ溝により形成される転走路内に収容される複数のボールと、
    前記ナットのコマ孔内に取り付けられ、該複数のボールを前記転走路の一端から他端へと循環させるためのボール戻し通路を有するコマと、
    前記コマの半径方向外方への移動を抑えるように、前記ナットの外面に嵌合するスリーブと、
    を有するボールねじであって、
    前記スリーブは、板材から成形され、周方向に継ぎ目を有して筒状に形成され、且つ、その軸方向端面に位相検出用の切欠きを備える、ボールねじ。
  2. 前記切欠きは、前記スリーブの軸方向端面において、周方向に1つ設けられ、
    前記スリーブの継ぎ目は、前記切欠きと同じ位相、または、前記切欠きの位相から180度ずれた位相に位置する、請求項1に記載のボールねじ。
  3. 前記切欠きは、前記スリーブの軸方向両端面において、周方向に1つずつ同位相で設けられ、
    前記スリーブの継ぎ目は、前記切欠きと同じ位相、または、前記切欠きの位相から180度ずれた位相に位置する、請求項2に記載のボールねじ。
  4. 前記切欠きは、前記スリーブの軸方向端面において、周方向に2つ設けられ、
    前記スリーブの継ぎ目は、前記2つの切欠きの周方向における略中点位置、または、その略中点位置から180度ずれた位相に位置する、請求項1に記載のボールねじ。
  5. 前記切欠きは、前記スリーブの軸方向両端面において、周方向に2つずつ同位相で設けられ、
    前記スリーブの継ぎ目は、前記2つの切欠きの周方向における略中間位置、または、その略中点位置から180度ずれた位相に位置する、請求項4に記載のボールねじ。
  6. 前記切欠きは、前記スリーブの軸方向両端面に、互いに異なる周方向位相で、1つずつ設けられ、
    前記スリーブの継ぎ目は、前記2つの切欠きの周方向における略中点位置、または、その略中点位置から180度ずれた位相に位置する、請求項1に記載のボールねじ。
  7. 前記スリーブの軸方向端面は、前記ナットの外周面に形成された加締め溝に加締められた加締め部を有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載のボールねじ。
  8. 前記スリーブの軸方向両端面には、内周面との境界部分に面取りが施されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載のボールねじ。
  9. 前記板材の表面には、メッキ処理が施されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載のボールねじ。
  10. 前記スリーブは、その継ぎ目が、前記ナットのコマ孔と周方向において位相が異なるように、前記ナットの外面に嵌合される、請求項1〜9のいずれか1項に記載のボールねじ。
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