JP2018059409A - 圧縮機および冷凍サイクル装置 - Google Patents
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Abstract
Description
CF2=CHF→1/2CF4+3/2C+HF+20kJ/mol
により表現される不均化反応を引き起こすことが知られている。不均化反応は、例えば、物質同士が高密度の状態で、温度や圧力の上昇、又は物質に対して何らかの強いエネルギーが加わると発生する。不均化反応を起こすと、物質は発熱する。冷凍サイクル装置は、HFO1123を含有する混合冷媒を冷媒として利用している場合で、HFO1123が系内で不均化反応を起こすと、系内で急激な温度上昇と圧力上昇とが発生し、配管が破裂する等の不具合を発生させる可能性があるという問題がある。
図1は、実施形態の冷凍サイクル装置を示す冷媒回路図である。冷凍サイクル装置1は、複数の室内を冷暖房する空気調和装置に利用され、図1に示されているように、室外機2と複数の室内機5a〜5dとを備えている。室外機2は、圧縮機21と四方弁22と室外熱交換器23と複数の絞り装置24a〜24dとバイパスライン25とバイパス弁26と吐出温度センサ33と室外機制御部200とを備えている。
図2は、実施形態の圧縮機を示す断面図である。圧縮機21は、図2に示されているように、圧縮機筐体10とシャフト15とモータ部11と圧縮機部12とを備えている。圧縮機筐体10は、概ね円筒形に形成され、圧縮機21が設置された環境から密閉された内部空間16を形成している。内部空間16は、概ね円柱状に形成されている。圧縮機筐体10は、圧縮機筐体10を水平面上に垂直に置いたとき内部空間16の円柱の軸が鉛直方向に平行になるように、配置されている。圧縮機筐体10は、内部空間16の下部に油溜め17が形成されている。油溜め17には、圧縮機部12を潤滑させる潤滑油が貯留される。圧縮機筐体10は、内部空間16が吸入管42と吐出管41とに接続されている。吸入管42は、第1吸入管421と第2吸入管422とを含んでいる。シャフト15は、棒状に形成され、圧縮機筐体10の内部空間16に配置されている。シャフト15は、内部空間16が形成する円柱の軸に平行である回転軸を中心に回転可能に圧縮機筐体10に支持されている。
モータ部11は、内部空間16のうちの上部に配置されている。モータ部11は、ロータ112とステータ111とを備えている。ロータ112は、概ね円柱状に形成され、シャフト15に固定されている。ステータ111は、概ね円筒形に形成され、ロータ112を囲むように配置され、圧縮機筐体10に固定されている。ステータ111は、ステータコア113と複数の巻き線114と巻き線温度センサ115とを備えている。複数の巻き線114は、ステータコア113に形成される複数のティース部にそれぞれ巻かれている。巻き線温度センサ115は、複数の巻き線114の温度を測定し、複数の巻き線114の温度を室外機制御部200に送信する。
圧縮機部12は、いわゆるロータリー圧縮機から形成され、第1の圧縮部12Sと第2の圧縮部12Tとを備えている。第1の圧縮部12Sは、第1シリンダ121Sと第1環状ピストン125Sとを備え、図示されていない第1ベーンを備えている。第1シリンダ121Sは、第1シリンダ室130Sを形成している。第1環状ピストン125Sは、第1シリンダ室130Sに配置され、シャフト15に固定されている。第1ベーンは、移動可能に第1シリンダ室130Sに支持され、第1シリンダ121Sと第1環状ピストン125Sとの間に形成される作動室を吸入室と圧縮室とに区画している。吸入室は、圧縮機筐体10の内部空間16に接続されず、吸入管42のうちの第1吸入管421に接続されている。吸入室は、シャフト15が回転することにより、容積が拡張し、所定の容積まで拡張した後に、圧縮室に遷移する。圧縮室は、2つの吸入管42に接続されていないで、圧縮機筐体10の内部空間16に接続されている。圧縮室は、シャフト15が回転することにより、容積が縮小し、所定の容積まで縮小した後に、吸入室に遷移する。
図3は、室外機制御部を示すブロック図である。室外機制御部200は、いわゆるマイクロコンピュータから形成され、図示されていないCPU(Central Processing Unit)と記憶装置と入出力装置とを備えている。CPUは、室外機制御部200にインストールされるコンピュータプログラムを実行して、その記憶装置と入出力装置とを制御する。CPUは、さらに、圧縮機21と四方弁22と複数の絞り装置24a〜24dとバイパス弁26と吐出温度センサ33と巻き線温度センサ115と複数の室内機制御部500a〜500dとを制御する。記憶装置は、そのコンピュータプログラムを記録する。その記憶装置は、さらに、そのCPUにより利用される情報を記録する。
冷凍サイクル装置1の運転停止中は、室外機制御部200は、巻き線温度センサ115によって圧縮機21の複数の巻き線114の巻き線温度を測定し、その測定された巻き線温度に基づいて、圧縮機21の内部空間16の冷媒の温度を算出する。
通常運転は、ユーザにより冷凍サイクル装置1が起動されたときに実行される。すなわち、冷凍サイクル装置1のユーザは、室内機5xが配置されている室内を温度調節したいときに、図示しないリモコンを操作することにより、冷凍サイクル装置1を起動し、室内機制御部500xに運転条件を入力する。室内機制御部500xは、運転条件が入力されると、その入力された運転条件と、室内熱交温度センサ61xにより測定された室内熱交温度と、室内温度センサ62xにより測定された室内温度とを室外機制御部200に送信する。
室外機制御部200は、冷房運転が選択されたときに、四方弁22を制御することにより、四方弁22を冷房モードに切り替える。室外機制御部200は、モータ部11を制御ことにより、吸入管42を介して四方弁22から圧縮機21に供給されたガス冷媒を圧縮する。圧縮機21は、圧縮された高温高圧のガス冷媒を四方弁22に供給する。四方弁22は、冷房モードに切り替えられていることにより、圧縮機21から供給された高温高圧のガス冷媒を室外熱交換器23に供給する。室外熱交換器23は、室外機2の内部に取り込まれた外気とその高温高圧のガス冷媒とを熱交換させることにより、高温高圧のガス冷媒を凝縮させて液化させる。室外熱交換器23は、その高圧の液冷媒を複数の絞り装置24a〜24dに供給する。
室外機制御部200は、暖房運転が選択されたときに、四方弁22を制御することにより、四方弁22を暖房モードに切り替える。室外機制御部200は、モータ部11を制御ことにより、吸入管42を介して四方弁22から圧縮機21に供給されたガス冷媒を圧縮する。圧縮機21は、圧縮された高温高圧のガス冷媒を四方弁22に供給する。四方弁22は、暖房モードに切り替えられていることにより、圧縮機21から供給された高温高圧のガス冷媒を複数の室内機5a〜5dに供給する。複数の室内機5a〜5dの各室内機5xの室内熱交換器51xは、四方弁22から室内機5xに供給された高温高圧のガス冷媒と、室内機5xの内部に取り込まれた室内空気とを熱交換させることにより、その高温高圧のガス冷媒を凝縮させて液化させる。室内熱交換器51xは、高圧の液冷媒を絞り装置24xに供給する。
実施形態の圧縮機21は、冷媒を圧縮する圧縮機部12と、冷媒を加熱するモータ部11と、冷媒が不均化反応を起こす温度の温度下限値73より低い温度に冷媒が加熱されるように、モータ部11を制御する室外機制御部200とを備えている。このような圧縮機21は、圧縮機筐体10内の冷媒を加熱することにより、冷媒が液圧縮されることを防止することができる。このような圧縮機21は、冷媒が液圧縮されることを防止することにより、第1シリンダ室130S及び第2シリンダ室130Tにおける圧縮過程で冷媒の圧力が過剰に上昇することを防ぎ、液圧縮による冷媒の不均化反応を起こすことを防止することができる。このような圧縮機21は、さらに、冷媒の温度が温度下限値73より高い温度にならないように冷媒を加熱することにより、その加熱により冷媒が不均化反応を起こすことを防止することができる。
2 :室外機
5a〜5d:複数の室内機
21:圧縮機
23:室外熱交換器
24a〜24d:複数の絞り装置
25:バイパスライン
26:バイパス弁
33:吐出温度センサ
41:吐出管
42:吸入管
51a〜51d:複数の室内熱交換器
200:室外機制御部
500a〜500d:複数の室内機制御部
11:モータ部
12:圧縮機部
15:シャフト
16:内部空間
17:油溜め
111:ステータ
112:ロータ
113:ステータコア
114:複数の巻き線
115:巻き線温度センサ
Claims (4)
- 筐体と、
前記筐体内に設けられ、冷媒を圧縮する圧縮機部と、
前記筐体内の冷媒を加熱する加熱部と、
前記筐体の内部又は外部に設けられた温度センサと、前記温度センサの測定結果を用いて前記筐体内の冷媒の温度を算出し、
前記圧縮機部の停止中において、前記筐体内の冷媒の温度が不均化反応を起こす温度の下限値より低い温度に前記冷媒が加熱されるように、前記加熱部を制御する制御部
とを備える圧縮機。 - 前記加熱部は、3相電流が印加されることにより回転動力を生成するモータ部から形成され、
前記モータ部は、欠相電流が印加されることにより前記筐体内の冷媒を加熱する
請求項1に記載の圧縮機。 - 前記モータ部は、前記3相電流が流れる複数の巻き線を有し、
前記温度センサは、前記複数の巻き線の温度を測定し、
前記制御部は、前記複数の巻き線の温度に基づいて前記冷媒の温度を算出する
請求項2に記載の圧縮機。 - 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の圧縮機を備えた
冷凍サイクル装置。
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