JP2018059409A - 圧縮機および冷凍サイクル装置 - Google Patents

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板倉 俊二
Shunji Itakura
俊二 板倉
藤 利行
Toshiyuki Fuji
利行 藤
堀口 賢
Masaru Horiguchi
賢 堀口
嶋田 宗太
Sota Shimada
宗太 嶋田
和也 船田
Kazuya Funada
和也 船田
健治 小峰
Kenji Komine
健治 小峰
田中 順也
Junya Tanaka
順也 田中
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Abstract

【課題】冷媒の不均化反応の発生を低減する。【解決手段】圧縮機21は、圧縮機部12とモータ部11と巻き線温度センサ115と室外機制御部とを備えている。モータ部11は、3相電流が印加されることによりその回転動力を生成し、欠相電流が印加されることにより冷媒を加熱する。圧縮機部12は、モータ部11により生成された回転動力を用いて冷媒を圧縮する。巻き線温度センサ115は、モータ部11の複数の巻き線114の温度を測定する。室外機制御部は、複数の巻き線114の温度に基づいて、冷媒が不均化反応を起こす温度の下限値より低い温度に冷媒が加熱されるように、モータ部11を制御する。【選択図】図2

Description

本開示の技術は、圧縮機および冷凍サイクル装置に関する。
冷凍サイクル装置は、圧縮機と凝縮器と膨張弁と蒸発器とが設けられ、密閉された系内に冷媒を循環させている。その冷媒としては、HFO1123を含有する混合冷媒、R410A、R32が例示される。HFO1123を含有する混合冷媒は、R410A、R32に比較して、温暖化係数(GWP:Global Warming Potential)が低く、R410A、R32に代わる冷媒として注目されている(特許文献1参照)。
国際公開第2012/157764号
しかしながら、HFO1123は、所定の条件下で次化学反応式:
CF=CHF→1/2CF+3/2C+HF+20kJ/mol
により表現される不均化反応を引き起こすことが知られている。不均化反応は、例えば、物質同士が高密度の状態で、温度や圧力の上昇、又は物質に対して何らかの強いエネルギーが加わると発生する。不均化反応を起こすと、物質は発熱する。冷凍サイクル装置は、HFO1123を含有する混合冷媒を冷媒として利用している場合で、HFO1123が系内で不均化反応を起こすと、系内で急激な温度上昇と圧力上昇とが発生し、配管が破裂する等の不具合を発生させる可能性があるという問題がある。
開示の技術は、かかる点に鑑みてなされたものであって、冷媒の不均化反応の発生を低減する圧縮機および冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
開示の態様では、圧縮機は、筐体と、前記筐体内に設けられ、冷媒を圧縮する圧縮機部と、前記筐体内の冷媒を加熱する加熱部と、前記筐体の内部又は外部に設けられた温度センサと、前記温度センサの測定結果を用いて前記筐体内の冷媒の温度を算出し、前記圧縮機部の停止中において、前記筐体内の冷媒の温度が不均化反応を起こす温度の下限値より低い温度に前記冷媒が加熱されるように、前記加熱部を制御する制御部とを備えている。
開示の圧縮機および冷凍サイクル装置は、冷媒の不均化反応の発生を低減することができる。
図1は、実施形態の冷凍サイクル装置を示す冷媒回路図である。 図2は、実施形態の圧縮機を示す断面図である。 図3は、室外機制御部を示すブロック図である。 図4は、HFO1123が不均化反応を起こす圧力と温度とを示すグラフである。
以下に、本願が開示する実施形態にかかる圧縮機および冷凍サイクル装置について、図面を参照して説明する。なお、以下の記載により本開示の技術が限定されるものではない。また、以下の記載においては、同一の構成要素に同一の符号を付与し、重複する説明を省略する。
[冷凍サイクル装置]
図1は、実施形態の冷凍サイクル装置を示す冷媒回路図である。冷凍サイクル装置1は、複数の室内を冷暖房する空気調和装置に利用され、図1に示されているように、室外機2と複数の室内機5a〜5dとを備えている。室外機2は、圧縮機21と四方弁22と室外熱交換器23と複数の絞り装置24a〜24dとバイパスライン25とバイパス弁26と吐出温度センサ33と室外機制御部200とを備えている。
圧縮機21は、吐出管41と吸入管42とを備えている。圧縮機21は、室外機制御部200に制御されることにより、吸入管42を介して四方弁22から供給される冷媒を圧縮し、吐出管41を介してその圧縮された冷媒を四方弁22に供給する。その冷媒は、HFO1123を含有する混合冷媒である。
四方弁22は、冷媒配管を介して吐出管41と吸入管42と複数の室内機5a〜5dと室外熱交換器23とに接続されている。四方弁22は、室外機制御部200に制御されることにより、暖房モードまたは冷房モードのどちらかに切り替えられる。四方弁22は、冷房モードに切り替えられたときに、吐出管41を介して圧縮機21から供給された冷媒を室外熱交換器23に供給し、複数の室内機5a〜5dから供給された冷媒を圧縮機21に吸入管42を介して供給する。四方弁22は、暖房モードに切り替えられたときに、吐出管41を介して圧縮機21から供給された冷媒を複数の室内機5a〜5dに供給し、室外熱交換器23から供給された冷媒を圧縮機21に吸入管42を介して供給する。
室外熱交換器23は、冷媒配管を介して複数の絞り装置24a〜24dに接続されている。室外熱交換器23は、冷房モードの際、四方弁22から冷媒が供給されたときに、室外機2の内部に取り込まれた外気とその冷媒とを熱交換させ、その熱交換された冷媒を複数の絞り装置24a〜24dに供給する。室外熱交換器23は、複数の絞り装置24a〜24dから冷媒が供給されたときに、室外機2の内部に取り込まれた外気とその冷媒とを熱交換させ、その熱交換された冷媒を四方弁22に供給する。
複数の絞り装置24a〜24dは、複数の室内機5a〜5dに対応している。尚、室内機5a〜5dの構成は全て同じであるため、以下の説明で記載される室内機5xは任意の室内機5a〜5dのうちの一つに読み替えるものとし、後述する室内機5a〜5dが備える構成部品の符号の末尾の“x”についても任意の“a〜d”のうちの一つに読み替えるものとする。また、絞り装置24xについても同様に任意の絞り装置24a〜24dに読み替えるものとする。任意の絞り装置24xは、冷媒配管を介して対応する室内機5xに接続されている。絞り装置24xは、冷房モードの際、室外熱交換器23から冷媒が供給されるときに、その冷媒を断熱膨張させることにより減圧し、低温低圧となった二相冷媒を室内機5xに供給する。絞り装置24xは、暖房モードの際、室内機5xから冷媒が供給されるときに、その冷媒を断熱膨張させることにより減圧し、低温低圧となった二相冷媒を室外熱交換器23に供給する。絞り装置24xは、さらに、室外機制御部200に制御されることにより、開度が調節され、暖房モードの際、室内機5xから室外熱交換器23に供給される冷媒の流量を調節する。
バイパスライン25は、吐出管41と吸入管42とを接続している。バイパス弁26は、バイパスライン25の途中に設けられている。バイパス弁26は、室外機制御部200に制御されることにより、バイパスライン25を介して、吐出管41から吸入管42に冷媒を供給したり、吐出管41から吸入管42に冷媒を供給することを停止したりする。吐出温度センサ33は、吐出管41に設けられ、吐出温度を測定する。吐出温度は、圧縮機21から吐出される冷媒の温度を示している。
複数の室内機5a〜5dのうちの任意の室内機5xは、室内熱交換器51xと室内熱交温度センサ61xと室内温度センサ62xと室内機制御部500xとを備えている。室内熱交換器51xは、冷媒配管を介して室外機2の絞り装置24xと四方弁22とに接続されている。室内熱交換器51xは、四方弁22が冷房モードに切り替えられたときに蒸発器として機能し、四方弁22が暖房モードに切り替えられたときに凝縮器として機能する。すなわち、室内熱交換器51xは、冷房モードの際、絞り装置24xから低温低圧となった二相冷媒が供給されたときに、室内機5xの内部に取り込まれた室内空気とその冷媒とを熱交換させ、その熱交換された室内空気を室内へ供給し、その熱交換された冷媒を四方弁22に供給する。室内熱交換器51xは、暖房モードの際、四方弁22から冷媒が供給されたときに、室内機5xの内部に取り込まれた室内空気とその冷媒とを熱交換させ、その熱交換された室内空気を室内へ供給し、その熱交換された冷媒を絞り装置24xに供給する。
室内熱交温度センサ61xは、室内熱交温度を測定する。室内熱交温度は、室内熱交換器51xの温度を示している。室内温度センサ62xは、室内温度を測定する。室内温度は、室内機5xの内部に取り込まれる室内空気の温度を示している。
室内機制御部500xは、双方向に情報伝達可能に室外機制御部200に接続されている。室内機制御部500xは、図示されていない入力装置を備えている。入力装置としては、リモコンが例示される。入力装置は、使用者により操作され、設定温度や設定風量に例示される運転条件を室内機制御部500xに入力することに利用される。室内機制御部500xは、入力装置を介して入力された運転条件と、室内熱交温度センサ61xにより測定された室内熱交温度と、室内温度センサ62xにより測定された室内温度とを室外機制御部200に送信する。
[圧縮機]
図2は、実施形態の圧縮機を示す断面図である。圧縮機21は、図2に示されているように、圧縮機筐体10とシャフト15とモータ部11と圧縮機部12とを備えている。圧縮機筐体10は、概ね円筒形に形成され、圧縮機21が設置された環境から密閉された内部空間16を形成している。内部空間16は、概ね円柱状に形成されている。圧縮機筐体10は、圧縮機筐体10を水平面上に垂直に置いたとき内部空間16の円柱の軸が鉛直方向に平行になるように、配置されている。圧縮機筐体10は、内部空間16の下部に油溜め17が形成されている。油溜め17には、圧縮機部12を潤滑させる潤滑油が貯留される。圧縮機筐体10は、内部空間16が吸入管42と吐出管41とに接続されている。吸入管42は、第1吸入管421と第2吸入管422とを含んでいる。シャフト15は、棒状に形成され、圧縮機筐体10の内部空間16に配置されている。シャフト15は、内部空間16が形成する円柱の軸に平行である回転軸を中心に回転可能に圧縮機筐体10に支持されている。
[モータ部]
モータ部11は、内部空間16のうちの上部に配置されている。モータ部11は、ロータ112とステータ111とを備えている。ロータ112は、概ね円柱状に形成され、シャフト15に固定されている。ステータ111は、概ね円筒形に形成され、ロータ112を囲むように配置され、圧縮機筐体10に固定されている。ステータ111は、ステータコア113と複数の巻き線114と巻き線温度センサ115とを備えている。複数の巻き線114は、ステータコア113に形成される複数のティース部にそれぞれ巻かれている。巻き線温度センサ115は、複数の巻き線114の温度を測定し、複数の巻き線114の温度を室外機制御部200に送信する。
モータ部11は、複数の巻き線114に三相電流が印加されることにより、ステータ111が回転磁界を発生させる。ロータ112は、ステータ111により生成された回転磁界により、シャフト15を回転させる。すなわち、モータ部11は、複数の巻き線114に三相電流が印加されることにより、シャフト15を回転させる。モータ部11は、複数の巻き線114に三相電流のうち一相又は二相を欠く欠相電流が印加されると、ステータ111が回転磁界を発生させず、シャフト15を回転させない。モータ部11は、冷凍サイクル装置1の運転停止中、複数の巻き線114に欠相電流が印加されることにより、発熱し、圧縮機筐体10の内部空間16内の冷媒と潤滑油とを加熱する。
[圧縮機部]
圧縮機部12は、いわゆるロータリー圧縮機から形成され、第1の圧縮部12Sと第2の圧縮部12Tとを備えている。第1の圧縮部12Sは、第1シリンダ121Sと第1環状ピストン125Sとを備え、図示されていない第1ベーンを備えている。第1シリンダ121Sは、第1シリンダ室130Sを形成している。第1環状ピストン125Sは、第1シリンダ室130Sに配置され、シャフト15に固定されている。第1ベーンは、移動可能に第1シリンダ室130Sに支持され、第1シリンダ121Sと第1環状ピストン125Sとの間に形成される作動室を吸入室と圧縮室とに区画している。吸入室は、圧縮機筐体10の内部空間16に接続されず、吸入管42のうちの第1吸入管421に接続されている。吸入室は、シャフト15が回転することにより、容積が拡張し、所定の容積まで拡張した後に、圧縮室に遷移する。圧縮室は、2つの吸入管42に接続されていないで、圧縮機筐体10の内部空間16に接続されている。圧縮室は、シャフト15が回転することにより、容積が縮小し、所定の容積まで縮小した後に、吸入室に遷移する。
第2の圧縮部12Tは、第1の圧縮部12Sと概ね同様に形成され、第1の圧縮部12Sの上部に配置されている。第2の圧縮部12Tは、第2シリンダ121Tと第2環状ピストン125Tとを備え、図示されていない第2ベーンを備えている。第2シリンダ121Tは、第2シリンダ室130Tを形成している。第2環状ピストン125Tは、第2シリンダ室130Tに配置され、シャフト15に対して第2環状ピストン125Tと180°の位相差が形成されるように、シャフト15に固定されている。第2ベーンは、移動可能に第2シリンダ室130Tに支持され、第2シリンダ121Tと第2環状ピストン125Tとの間に形成される作動室を吸入室と圧縮室とに区画している。吸入室は、圧縮機筐体10の内部空間16に接続されていないで、2つの吸入管42のうちの第2吸入管422に接続されている。吸入室は、シャフト15が回転することにより、容積が拡張し、所定の容積まで拡張した後に、圧縮室に遷移する。圧縮室は、2つの吸入管42に接続されていないで、圧縮機筐体10の内部空間16に接続されている。圧縮室は、シャフト15が回転することにより、容積が縮小し、所定の容積まで縮小した後に、吸入室に遷移する。
[室外機制御部]
図3は、室外機制御部を示すブロック図である。室外機制御部200は、いわゆるマイクロコンピュータから形成され、図示されていないCPU(Central Processing Unit)と記憶装置と入出力装置とを備えている。CPUは、室外機制御部200にインストールされるコンピュータプログラムを実行して、その記憶装置と入出力装置とを制御する。CPUは、さらに、圧縮機21と四方弁22と複数の絞り装置24a〜24dとバイパス弁26と吐出温度センサ33と巻き線温度センサ115と複数の室内機制御部500a〜500dとを制御する。記憶装置は、そのコンピュータプログラムを記録する。その記憶装置は、さらに、そのCPUにより利用される情報を記録する。
室外機制御部200にインストールされるコンピュータプログラムは、室外機制御部200に複数の機能をそれぞれ実現させるための複数のコンピュータプログラムから形成されている。その複数の機能は、図3に示されているように、冷媒加熱部201と通常運転部202とを含んでいる。
冷媒加熱部201は、冷凍サイクル装置1が冷房運転または暖房運転を実行していないときに、すなわち、圧縮機21が冷媒を圧縮していないときに、巻き線温度センサ115によって複数の巻き線114の巻き線温度が測定される。冷媒加熱部201は、その測定された巻き線温度に基づいて、圧縮機21の内部空間16に配置される冷媒の温度を算出する。冷媒加熱部201は、冷媒の温度が所定の温度未満のときに、圧縮機筐体10の内部空間16内の冷媒と潤滑油とが加熱されるように、複数の巻き線114へ欠相電流を印加する。冷媒加熱部201は、さらに、冷媒の温度が所定の温度(閾温度)以上となったときに、冷媒と潤滑油とが加熱されないように、すなわち、モータ部11のステータ111の複数の巻き線114への欠相電流を停止する。
ここで、所定の温度(閾温度)について図4を用いて説明する。図4は、HFO1123が不均化反応を起こす圧力と温度とを示すグラフである。図4のグラフは、HFO1123の雰囲気の温度と圧力とが領域71に含まれるときに、HFO1123が不均化反応を起こすことを示している。曲線72は、領域71の境界を示し、温度と圧力とを対応付けている。領域71は、曲線72の上側の領域である。図4のグラフは、曲線72が示す温度が温度下限値73より高いことを示し、すなわち、領域71上の温度が温度下限値73より高いことを示している。図4のグラフは、さらに、曲線72上の圧力が圧力下限値74より高いことを示し、すなわち、領域71上の圧力が圧力下限値74より高いことを示している。
図4のグラフは、さらに、HFO1123の雰囲気の温度と圧力とが領域71に含まれないときに、HFO1123が不均化反応を起こさないことを示している。すなわち、図4のグラフは、温度下限値73より低い温度でHFO1123が不均化反応を起こさないことを示し、圧力下限値74より低い圧力でHFO1123が不均化反応を起こさないことを示している。
室外機制御部200は、温度下限値73を上述の閾温度に設定し、巻き線温度センサ115により測定された巻き線温度に基づいて、冷媒の温度が温度下限値73以上の温度にならないように、冷媒を加熱する。冷媒の温度は、巻き線温度センサ115により測定された巻き線温度に基づいて算出され、具体的には、室外機制御部200は、予め試験結果等に基づき巻き線温度と冷媒の温度との差を補正値として記憶している。
冷媒加熱部201は、さらに、その測定された巻き線温度の変化に基づいて、所定の時間が経過した後に冷媒が閾温度以上となるかどうかを判定する。冷媒加熱部201は、冷媒が所定の温度未満であると判定されたときに、冷媒の加熱が継続されるように、複数の巻き線114への欠相電流の印加を継続する。冷媒加熱部201は、冷媒が所定の温度以上となったと判定されたときに、冷媒が加熱されないように、モータ部11のステータ111の複数の巻き線114への欠相電流の印加を停止する。
冷媒加熱部201は、圧縮機21の複数の巻き線114に欠相電流が印加されることにより冷媒が加熱されているときに、バイパスライン25を介して吐出管41から吸入管42に冷媒が供給されないように、すなわち、バイパス弁26が閉鎖されるように、バイパス弁26を制御する。
通常運転部202は、複数の室内機制御部500a〜500dからそれぞれ伝送された複数の情報に基づいて、四方弁22が暖房モードまたは冷房モードのどちらかに切り替えられるように、四方弁22を制御する。通常運転部202は、さらに、冷媒が冷凍サイクル装置1の冷凍回路を循環するように、すなわち、圧縮機21が冷媒を圧縮するように制御する。通常運転部202は、圧縮機21が冷媒の圧縮を開始してから所定時間が経過するまで、バイパスライン25を介して吐出管41から吸入管42に冷媒が供給されるように、バイパス弁26を制御する。ここで、所定時間は、予め試験等で定められ、バイパスライン25を介して吐出管41から吸入管42に冷媒が供給されるようにバイパス弁26を制御された状態で、圧縮機21内に貯留された潤滑油に溶け込んだ冷媒が潤滑油から分離しやすくなる程度に十分に加熱されるのに必要な時間が設定される。さらに、バイパスライン25を介して吐出管41から吸入管42に冷媒が供給されたとき、複数の絞り装置24a〜24dが全閉されるように、複数の絞り装置24a〜24dを制御する。通常運転部202は、さらに、吐出温度センサ33によって検出された圧縮機21から吐出される冷媒の吐出温度を取り込む。通常運転部202は、さらに、吐出温度センサ33により測定された吐出温度に基づいて、冷媒が圧縮されるようにモータ部11を制御する。通常運転部202は、さらに、圧縮機21が冷媒の圧縮を開始してから所定時間が経過した後、バイパス弁26が閉鎖されるように、バイパス弁26を制御し、複数の室内機制御部500a〜500dからそれぞれ伝送された複数の情報に基づいて、複数の室内機5a〜5dに冷媒が適切に供給されるように、複数の絞り装置24a〜24dを制御する。
[冷凍サイクル装置の動作]
冷凍サイクル装置1の運転停止中は、室外機制御部200は、巻き線温度センサ115によって圧縮機21の複数の巻き線114の巻き線温度を測定し、その測定された巻き線温度に基づいて、圧縮機21の内部空間16の冷媒の温度を算出する。
室外機制御部200は、その算出された冷媒の温度が閾温度未満であるときに、モータ部11のステータ111の複数の巻き線114に欠相電流を印加する。モータ部11は、複数の巻き線114に欠相電流が印加されると、シャフト15を回転させないで、発熱する。圧縮機21の内部空間16に配置される冷媒は、モータ部11が発熱することにより、加熱される。
室外機制御部200は、さらに、冷媒の温度が閾温度以上であるときに、複数の巻き線114への欠相電流の印加を停止する。冷媒の温度が閾温度未満と判定されたときに、複数の巻き線114への欠相電流の印加を継続する。冷凍サイクル装置1の運転停止中、室外機制御部200は、所定の制御間隔時間(例えば1分)毎に上述の判定を繰り返す。
冷凍サイクル装置1には、圧縮機21を構成する機械要素の摩擦を低減する潤滑油が、冷媒とともに循環している。圧縮機21の中に貯留された潤滑油は、圧縮機21が低外気温下で長時間停止していると、多量の冷媒が溶け込む。潤滑油に多量の冷媒が溶け込むと、油溜め17に貯留された潤滑油の油面が上昇し、第1の圧縮部12S及び第2の圧縮部12Tが潤滑油に浸された状態となり、第1の圧縮部12S及び第2の圧縮部12Tを構成する部品同士の隙間から冷媒を含んだ潤滑油が徐々にそれぞれ第1シリンダ室130Sと第2シリンダ室130Tに染み込んでいく。そのため、圧縮機21は、多量の冷媒が潤滑油に溶け込んでいる状態で、起動すると、冷媒を液圧縮することがある。液圧縮は、圧縮機21の機械要素を破壊させることがあり、さらに、第1シリンダ室130S及び第2シリンダ室130Tにおける圧縮過程で冷媒の圧力が過剰に上昇するため、冷媒に含有されるHFO1123が不均化反応を起こす可能性がある。
冷凍サイクル装置1は、このような制御を実行されることにより、圧縮機21の内部空間16に貯留される潤滑油に溶け込んだ冷媒を潤滑油から分離させ易くすることができる。冷凍サイクル装置1は、潤滑油に溶け込んでいる冷媒の量を低減することにより、圧縮機21が冷媒を液圧縮することを防止することができる。冷凍サイクル装置1は、圧縮機21が冷媒を液圧縮することを防止することにより、第1シリンダ室130S及び第2シリンダ室130Tにおける圧縮過程で冷媒の圧力が過剰に上昇することを防ぎ、冷媒に含有されるHFO1123が不均化反応を起こすことを防止することができる。また、冷媒の温度をHFO1123が不均化反応を起こす温度の下限値である温度下限値73(所定の温度)以上とならないように加熱されるので、冷媒に含有されるHFO1123が不均化反応を起こすことをさらに防止することができる。
一方、従来の冷凍サイクル装置1では、圧縮機21の内部空間に配置される冷媒を加熱する際に、本実施例の様に巻き線温度が閾温度以上とならないように制御してはいなかった。そのため、冷凍サイクル装置1の運転停止中の圧縮機21の内部空間16の冷媒の加熱温度を制御することによって、従来の冷凍サイクル装置よりも加熱温度が低下する場合がある。これによって、圧縮機21が冷媒を液圧縮することを防止するという効果が低減してしまう恐れがある。そのため、本実施例では、通常運転の開始から所定時間、圧縮機21から吐出されて吐出管41を流れる冷媒がバイパスライン25を介して吸入管42に供給されるようにして、圧縮機21の内部空間16の冷媒の温度を素早く上昇させている。以下、通常運転の起動時の動作を説明する。
[通常運転]
通常運転は、ユーザにより冷凍サイクル装置1が起動されたときに実行される。すなわち、冷凍サイクル装置1のユーザは、室内機5xが配置されている室内を温度調節したいときに、図示しないリモコンを操作することにより、冷凍サイクル装置1を起動し、室内機制御部500xに運転条件を入力する。室内機制御部500xは、運転条件が入力されると、その入力された運転条件と、室内熱交温度センサ61xにより測定された室内熱交温度と、室内温度センサ62xにより測定された室内温度とを室外機制御部200に送信する。
室外機制御部200は、さらに、室内機制御部500xから受信した情報に基づいて、暖房運転または冷房運転のどちらかを選択する。たとえば、室外機制御部200は、運転条件が示す設定温度が室内温度より高いときに暖房運転を選択し、運転条件が示す設定温度が室内温度より低いときに冷房運転を選択する。その後、室外機制御部200は、複数の絞り装置24a〜24dを制御することにより、複数の絞り装置24a〜24dの全部を全閉にする。室外機制御部200は、さらに、バイパス弁26を制御することにより、バイパスライン25を介して冷媒が吐出管41から吸入管42に供給されるようにバイパス弁26を開放する。次に、室外機制御部200は、圧縮機21が吸入管42から供給されたガス冷媒を圧縮するようにモータ部11を制御する。圧縮された高温高圧のガス冷媒は、内部空間16の冷媒を加熱して吐出管41に吐出される。吐出管41に吐出された冷媒は、バイパスライン25を介して吸入管42に供給され、圧縮機21に戻される。このように、圧縮機21の内部空間16の冷媒の温度を素早く上昇させることで、冷凍サイクル装置1は、圧縮機21が冷媒を液圧縮することを防止している。所定時間経過後、バイパス弁26が閉鎖されるように、バイパス弁26を制御する。複数の室内機制御部500a〜500dからそれぞれ伝送された複数の情報に基づいて、複数の室内機5a〜5dに冷媒が適切に供給されるように、複数の絞り装置24a〜24dを制御する。
[冷房運転]
室外機制御部200は、冷房運転が選択されたときに、四方弁22を制御することにより、四方弁22を冷房モードに切り替える。室外機制御部200は、モータ部11を制御ことにより、吸入管42を介して四方弁22から圧縮機21に供給されたガス冷媒を圧縮する。圧縮機21は、圧縮された高温高圧のガス冷媒を四方弁22に供給する。四方弁22は、冷房モードに切り替えられていることにより、圧縮機21から供給された高温高圧のガス冷媒を室外熱交換器23に供給する。室外熱交換器23は、室外機2の内部に取り込まれた外気とその高温高圧のガス冷媒とを熱交換させることにより、高温高圧のガス冷媒を凝縮させて液化させる。室外熱交換器23は、その高圧の液冷媒を複数の絞り装置24a〜24dに供給する。
複数の絞り装置24a〜24dの各絞り装置24xは、室外熱交換器23から供給された高圧の液冷媒を断熱膨張させて低温低圧の二相冷媒にする。絞り装置24xは、低温低圧の二相冷媒を室内機5xの室内熱交換器51xに供給する。室内熱交換器51xは、絞り装置24xから供給された低温低圧の二相冷媒と、室内機5xの内部に取り込まれた室内空気とを熱交換させることにより、低温低圧の二相冷媒を蒸発させてガス化させる。室内熱交換器51xは、低圧のガス冷媒を、四方弁22に供給する。四方弁22は、冷房モードに切り替えられていることにより、複数の室内熱交換器51a〜51dから供給された低圧のガス冷媒を圧縮機21に供給する。
[暖房運転]
室外機制御部200は、暖房運転が選択されたときに、四方弁22を制御することにより、四方弁22を暖房モードに切り替える。室外機制御部200は、モータ部11を制御ことにより、吸入管42を介して四方弁22から圧縮機21に供給されたガス冷媒を圧縮する。圧縮機21は、圧縮された高温高圧のガス冷媒を四方弁22に供給する。四方弁22は、暖房モードに切り替えられていることにより、圧縮機21から供給された高温高圧のガス冷媒を複数の室内機5a〜5dに供給する。複数の室内機5a〜5dの各室内機5xの室内熱交換器51xは、四方弁22から室内機5xに供給された高温高圧のガス冷媒と、室内機5xの内部に取り込まれた室内空気とを熱交換させることにより、その高温高圧のガス冷媒を凝縮させて液化させる。室内熱交換器51xは、高圧の液冷媒を絞り装置24xに供給する。
絞り装置24xは、室内熱交換器51xから供給された高圧の液冷媒を断熱膨張させて低温低圧の二相冷媒にする。絞り装置24xは、低温低圧の二相冷媒を室外熱交換器23に供給する。室外熱交換器23は、室外機2の内部に取り込まれた外気と、複数の絞り装置24a〜24dから供給された低温低圧の二相冷媒とを熱交換させることにより、その低温低圧の冷媒を蒸発させてガス化させる。室外熱交換器23は、その低圧のガス冷媒を四方弁22に供給する。四方弁22は、暖房モードに切り替えられていることにより、室外熱交換器23から供給された低圧のガス冷媒を圧縮機21に供給する。
室外機制御部200は、暖房運転または冷房運転を実行しているときに、さらに、室内機制御部500xから受信した運転条件と室内熱交温度と室内温度とに基づいて、絞り装置24xの開度を調節する。たとえば、室外機制御部200は、室外機2と室内機5xが起動されていないときに、絞り装置24xを制御することにより、絞り装置24xを全閉する。室外機2と室内機5xが運転されているときに、室外機制御部200は、室内機制御部500xから受信した運転条件と室内熱交温度と室内温度とに基づいて、室内熱交換器51xに流れる冷媒の量が少ないと判定されたときに、絞り装置24xを制御することにより、絞り装置24xの開度を増加させる。室外機制御部200は、室内機制御部500xから受信した運転条件と室内熱交温度と室内温度とに基づいて、室内熱交換器51xに流れる冷媒の量が多いと判定されたときに、絞り装置24xを制御することにより、絞り装置24xの開度を減少させる。
[圧縮機の効果]
実施形態の圧縮機21は、冷媒を圧縮する圧縮機部12と、冷媒を加熱するモータ部11と、冷媒が不均化反応を起こす温度の温度下限値73より低い温度に冷媒が加熱されるように、モータ部11を制御する室外機制御部200とを備えている。このような圧縮機21は、圧縮機筐体10内の冷媒を加熱することにより、冷媒が液圧縮されることを防止することができる。このような圧縮機21は、冷媒が液圧縮されることを防止することにより、第1シリンダ室130S及び第2シリンダ室130Tにおける圧縮過程で冷媒の圧力が過剰に上昇することを防ぎ、液圧縮による冷媒の不均化反応を起こすことを防止することができる。このような圧縮機21は、さらに、冷媒の温度が温度下限値73より高い温度にならないように冷媒を加熱することにより、その加熱により冷媒が不均化反応を起こすことを防止することができる。
また、実施形態の圧縮機21は、圧縮機筐体10内の冷媒の温度を測定する巻き線温度センサ115をさらに備えている。このとき、室外機制御部200は、その測定された温度に基づいて冷媒が加熱されるようにモータ部11を制御する。このような圧縮機21は、測定された温度に基づいて冷媒を加熱することにより、冷媒の温度が温度下限値73より高い温度にならないように冷媒の温度を適切に制御することができ、冷媒が不均化反応を起こすことを適切に防止することができる。
また、圧縮機部12は、回転動力を用いて冷媒を圧縮する。モータ部11は、3相電流が印加されることによりその回転動力を生成してモータを回転させ、欠相電流が印加されることによりモータを回転させずに冷媒を加熱する。このような圧縮機21は、冷媒を加熱するヒータをモータ部11と別個に備える必要がなく、製造コストを低減することができる。
モータ部11は、3相電流が流れる複数の巻き線114を有している。このとき、巻き線温度センサ115は、複数の巻き線114の温度を測定することにより冷媒の温度を測定する。
ところで、既述の圧縮機21は、巻き線温度センサ115により測定された巻き線温度に基づいて冷媒を加熱しているが、巻き線温度と異なる温度に基づいて冷媒を加熱してもよい。その温度としては、圧縮機21から吐出される冷媒の吐出温度が例示される。圧縮機21は、吐出温度に基づいて冷媒を加熱する場合でも、冷媒の温度が温度下限値73より高い温度にならないように冷媒を加熱することができ、その加熱により冷媒が不均化反応を起こすことを防止することができる。
また、実施形態の圧縮機21は、圧縮機部12により圧縮された冷媒を吐出する吐出管41と、圧縮機部12に冷媒を供給する吸入管42と、吐出管41を吸入管42に接続するバイパスライン25を開閉するバイパス弁26をさらに備えている。室外機制御部200は、吐出管41から吸入管42に冷媒が流れるように、バイパス弁26を制御する。このような圧縮機21は、バイパスライン25を介して、吐出された冷媒を圧縮機筐体10の内部に戻すことにより、圧縮機筐体10の内部の冷媒を速やかに加熱させることができ、冷媒を速やかに気化させることができる。
ところで、既述の冷凍サイクル装置1は、バイパスライン25を備えているが、バイパスライン25を省略してもよい。圧縮機21は、冷凍サイクル装置1からバイパスライン25が省略された場合でも、冷媒の温度が温度下限値73より高い温度にならないように冷媒を加熱することにより、その加熱により冷媒が不均化反応を起こすことを防止することができる。
また、実施形態の冷凍サイクル装置1は、圧縮機21と室外熱交換器23と絞り装置24xと室内熱交換器51xとを備えている。圧縮機21は、高温低圧の冷媒を圧縮することにより高温高圧の冷媒を生成する。室外熱交換器23は、高温高圧の冷媒を冷却することにより低温高圧の冷媒を生成する。絞り装置24xは、低温高圧の冷媒を断熱膨張させることにより低温低圧の冷媒を生成する。室内熱交換器51xは、低温低圧の冷媒を加熱することにより高温低圧の冷媒を生成する。このような冷凍サイクル装置1は、運転停止時に、圧縮機21が温度下限値73より高い温度にならないように冷媒を加熱することにより、寝込み起動運転時に、冷媒が不均化反応を起こすことを防止することができる。
また、室外機制御部200は、モータ部11により冷媒が加熱されるときに、絞り装置24xを流れる冷媒の流量が低減されるように、絞り装置24xを制御する。このような冷凍サイクル装置1は、絞り装置24xから圧縮機21に供給される低温の冷媒の流量を低減することにより、バイパスライン25を介して吐出管41から供給される高温の冷媒の流量が低温の冷媒の流量に比べて相対的に多くなるため、圧縮機部12内の冷媒の温度を速やかに上昇させることができる。
ところで、既述の圧縮機21は、モータ部11を用いて圧縮機筐体10の内部の冷媒を加熱しているが、モータ部11と異なる他の加熱部を用いて圧縮機筐体10の内部の冷媒を加熱してもよい。その加熱部としては、圧縮機筐体10の下部を囲んで、圧縮機筐体10を加熱するヒータが例示される。このような加熱部を用いて圧縮機筐体10の内部の冷媒を加熱する場合でも、冷媒の温度が温度下限値73より高い温度にならないように冷媒を加熱することにより、その加熱により冷媒が不均化反応を起こすことを防止することができる。
1 :冷凍サイクル装置
2 :室外機
5a〜5d:複数の室内機
21:圧縮機
23:室外熱交換器
24a〜24d:複数の絞り装置
25:バイパスライン
26:バイパス弁
33:吐出温度センサ
41:吐出管
42:吸入管
51a〜51d:複数の室内熱交換器
200:室外機制御部
500a〜500d:複数の室内機制御部
11:モータ部
12:圧縮機部
15:シャフト
16:内部空間
17:油溜め
111:ステータ
112:ロータ
113:ステータコア
114:複数の巻き線
115:巻き線温度センサ

Claims (4)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に設けられ、冷媒を圧縮する圧縮機部と、
    前記筐体内の冷媒を加熱する加熱部と、
    前記筐体の内部又は外部に設けられた温度センサと、前記温度センサの測定結果を用いて前記筐体内の冷媒の温度を算出し、
    前記圧縮機部の停止中において、前記筐体内の冷媒の温度が不均化反応を起こす温度の下限値より低い温度に前記冷媒が加熱されるように、前記加熱部を制御する制御部
    とを備える圧縮機。
  2. 前記加熱部は、3相電流が印加されることにより回転動力を生成するモータ部から形成され、
    前記モータ部は、欠相電流が印加されることにより前記筐体内の冷媒を加熱する
    請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記モータ部は、前記3相電流が流れる複数の巻き線を有し、
    前記温度センサは、前記複数の巻き線の温度を測定し、
    前記制御部は、前記複数の巻き線の温度に基づいて前記冷媒の温度を算出する
    請求項2に記載の圧縮機。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の圧縮機を備えた
    冷凍サイクル装置。
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