JP2016156569A - 冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮機、放熱器、膨張弁、蒸発器が接続されることによって構成された冷媒回路と、圧縮機及び膨張弁を制御する制御部と、を備えた冷凍装置において、圧縮機の逆回転検知を正確かつ短時間で行える装置を提供する。【解決手段】冷凍装置1は、膨張弁24の出口から蒸発器23、41を通じて圧縮機21に至るまでの間の低圧部における冷媒の圧力である低圧値を検出する低圧検出機構37をさらに有しており、制御部8は、圧縮機21を起動する際に、膨張弁24を全閉状態又は微小開度状態にする起動制御を行っており、制御部8は、前回の起動制御時における低圧値を記憶低圧値として記憶して、今回の起動制御時における低圧値である今回低圧値を記憶低圧値と比較することによって、圧縮機21が逆回転しているかどうかを判定する逆回転検知を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍装置、特に、圧縮機、放熱器、膨張弁、蒸発器が接続されることによって構成された冷媒回路と、圧縮機及び膨張弁を制御する制御部と、を備えた冷凍装置に関する。
従来より、特許文献1(特開2013−83361号公報)に示すように、圧縮機、放熱器、膨張弁、蒸発器が接続されることによって構成された冷媒回路を備えており、圧縮機を起動する際に、圧縮機から吐出される冷媒の温度の変化に基づいて、誤配線等によって圧縮機が逆回転しているかどうかを判定する逆回転検知を行うもの冷凍装置がある。
上記従来のような冷媒の温度の変化に基づいて逆回転検知では、冷媒の温度の変化が緩やかなことが多いため、十分な温度の変化が現れるまでに時間がかかる。このため、逆回転検知を正確かつ短時間で行うことが難しい。
本発明の課題は、圧縮機、放熱器、膨張弁、蒸発器が接続されることによって構成された冷媒回路と、圧縮機及び膨張弁を制御する制御部と、を備えた冷凍装置において、圧縮機の逆回転検知を正確かつ短時間で行えるようにすることにある。
第1の観点にかかる冷凍装置は、圧縮機、放熱器、膨張弁、蒸発器が接続されることによって構成された冷媒回路と、圧縮機及び膨張弁を制御する制御部と、を有している。そして、ここでは、膨張弁の出口から蒸発器を通じて圧縮機に至るまでの間の低圧部における冷媒の圧力である低圧値を検出する低圧検出機構をさらに有しており、制御部は、圧縮機を起動する際に、膨張弁を全閉状態又は微小開度状態にする起動制御を行っており、制御部は、前回の起動制御時における低圧値を記憶低圧値として記憶して、今回の起動制御時における低圧値である今回低圧値を記憶低圧値と比較することによって、圧縮機が逆回転しているかどうかを判定する逆回転検知を行う。
ここでは、圧縮機の逆回転検知にあたり、圧縮機を起動する際に膨張弁を全閉状態又は微小開度状態にする起動制御を行うことで、圧縮機が正常に回転している場合(すなわち、逆回転していない場合)には、低圧値が急激に低下する状態を作り出すようにしている。これに対して、圧縮機が逆回転している場合には、このような低圧値の低下がほとんど発生せず、圧縮機が正常に回転している場合と明確かつ短時間に区別することができる。
このように、ここでは、圧縮機を起動する際に膨張弁を全閉状態又は微小開度状態にする起動制御を行うことによって、低圧値に基づいて圧縮機の逆回転検知を行うことができる。特に、ここでは、前回の起動制御時における低圧値を記憶低圧値として記憶しておき、今回の起動制御時における低圧値である今回低圧値を記憶低圧値と比較するようにしているため、圧縮機の逆回転検知を正確かつ短時間で行うことができる。
第2の観点にかかる冷凍装置は、第1の観点にかかる冷凍装置において、制御部が、今回低圧値が記憶低圧値よりも高い場合に圧縮機が逆回転しているものと判定する。
第3の観点にかかる冷凍装置は、第1又は第2の観点にかかる冷凍装置において、制御部が、圧縮機が起動してから所定時間が経過した後における今回低圧値を記憶低圧値と比較する。
ここでは、上記のように、圧縮機が起動してから所定時間が経過した後における今回低圧値を記憶低圧値と比較するようにしているため、圧縮機の逆回転検知をより正確に行うことができる。
第4の観点にかかる冷凍装置は、第3の観点にかかる冷凍装置において、制御部が、前回の起動制御時における冷媒の比体積及び冷媒の循環量から低圧部の空間体積を算出して記憶空間体積として記憶して、記憶空間体積と今回の起動制御時における冷媒の比体積及び冷媒の循環量とによって、所定時間を補正する。
低圧値は、冷凍装置の周囲条件(天候や気温等)の影響を受けるため、前回の起動制御時と今回の起動制御時とで周囲条件が大幅に異なるような場合には、前回の起動制御時と同じ所定時間が経過した後の今回低圧値と記憶低圧値とを比較しても、圧縮機の逆回転検知を正確に行うことができないおそれがある。
そこで、ここでは、上記のように、前回の起動制御時における冷媒の比体積及び循環量から低圧部の空間体積を算出して記憶空間体積として記憶しておき、この記憶空間体積と今回の起動制御時における冷媒の比体積及び循環量とによって、今回低圧値を記憶低圧値とを比較するための所定時間を補正するようにしている。
このため、ここでは、前回の起動制御時と今回の起動制御時とで周囲条件が異なる場合であっても、所定時間が冷凍装置の周囲条件を考慮して適切に補正されるようになり、これにより、圧縮機の逆回転検知を正確に行うことができる。
第5の観点にかかる冷凍装置は、第3又は第4の観点にかかる冷凍装置において、制御部が、前回の起動制御時における雰囲気温度を記憶雰囲気温度値として記憶して、今回の起動制御時における雰囲気温度である今回雰囲気温度値と記憶雰囲気温度値との温度差によって、所定時間を補正する。
低圧値は、冷凍装置の周囲条件(天候や気温等)の影響を受けるため、前回の起動制御時と今回の起動制御時とで周囲条件が大幅に異なるような場合には、前回の起動制御時と同じ所定時間が経過した後の今回低圧値と記憶低圧値とを比較しても、圧縮機の逆回転検知を正確に行うことができないおそれがある。
そこで、ここでは、上記のように、前回の起動制御時における雰囲気温度を記憶雰囲気温度値として記憶しておき、この記憶雰囲気温度値と今回の起動制御時における雰囲気温度値との温度差によって、今回低圧値を記憶低圧値とを比較するための所定時間を補正するようにしている。
このため、ここでは、前回の起動制御時と今回の起動制御時とで周囲条件が異なる場合であっても、所定時間が冷凍装置の周囲条件を考慮して適切に補正されるようになり、これにより、圧縮機の逆回転検知を正確に行うことができる。
第6の観点にかかる冷凍装置は、第3〜第5の観点のいずれかにかかる冷凍装置において、制御部が、今回の起動制御前の運転停止中において、低圧値が記憶低圧値まで達しなかった場合には、所定時間を補正する。
低圧値は、冷凍装置の運転停止条件の影響を受けるため、前回の起動制御時と今回の起動制御時とで運転停止の際の状況が大幅に異なるような場合には、前回の起動制御時と同じ所定時間が経過した後の今回低圧値と記憶低圧値とを比較しても、圧縮機の逆回転検知を正確に行うことができないおそれがある。
そこで、ここでは、上記のように、今回の起動制御前の運転停止中において、低圧値が記憶低圧値まで達しなかった場合には、前回の起動制御時と今回の起動制御時とで運転停止条件が異なるものとして、今回低圧値を記憶低圧値とを比較するための所定時間を補正するようにしている。
このため、ここでは、前回の起動制御時と今回の起動制御時とで運転停止条件が異なる場合であっても、所定時間が冷凍装置の運転停止条件を考慮して適切に補正されるようになり、これにより、圧縮機の逆回転検知を正確に行うことができる。
第7の観点にかかる冷凍装置は、第1〜第6の観点のいずれかにかかる冷凍装置において、制御部が、圧縮機が逆回転しているものと判定した場合には、圧縮機を停止する。
ここでは、上記のように、圧縮機が逆回転しているものと判定した場合に圧縮機を停止するようにしているため、圧縮機の保護を図ることができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1及び第2の観点にかかる冷凍装置では、圧縮機を起動する際に膨張弁を全閉状態又は微小開度状態にする起動制御を行うことによって、低圧値に基づいて圧縮機の逆回転検知を行うことができる。特に、ここでは、前回の起動制御時における低圧値を記憶低圧値として記憶しておき、今回の起動制御時における低圧値である今回低圧値を記憶低圧値と比較するようにしているため、圧縮機の逆回転検知を正確かつ短時間で行うことができる。
第3の観点にかかる冷凍装置では、圧縮機が起動してから所定時間が経過した後における今回低圧値を記憶低圧値と比較するようにしているため、圧縮機の逆回転検知をより正確に行うことができる。
第4及び第5の観点にかかる冷凍装置では、前回の起動制御時と今回の起動制御時とで周囲条件が異なる場合であっても、所定時間が冷凍装置の周囲条件を考慮して適切に補正されるようになり、これにより、圧縮機の逆回転検知を正確に行うことができる。
第6の観点にかかる冷凍装置では、前回の起動制御時と今回の起動制御時とで運転停止条件が異なる場合であっても、所定時間が冷凍装置の運転停止条件を考慮して適切に補正されるようになり、これにより、圧縮機の逆回転検知を正確に行うことができる。
第7の観点にかかる冷凍装置では、圧縮機が逆回転しているものと判定した場合に圧縮機を停止するようにしているため、圧縮機の保護を図ることができる。
本発明の一実施形態にかかる冷凍装置としての空気調和装置の概略構成図である。 空気調和装置の制御ブロック図である。 圧縮機の起動制御及び逆回転検知のフローチャートである。 変形例<A>における圧縮機の起動制御及び逆回転検知のフローチャートである。 変形例<B>における圧縮機の起動制御及び逆回転検知のフローチャートである。 変形例<C>における圧縮機の起動制御及び逆回転検知のフローチャートである。
以下、本発明にかかる冷凍装置の実施形態及びその変形例について、図面に基づいて説明する。尚、本発明にかかる冷凍装置の具体的な構成は、下記の実施形態及びその変形例に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(1)空気調和装置の構成
図1は、本発明の一実施形態にかかる冷凍装置としての空気調和装置1の概略構成図である。
空気調和装置1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うことによって、建物等の室内の冷房及び暖房を行うことが可能な装置である。空気調和装置1は、主として、室外ユニット2と、室内ユニット4とが接続されることによって構成されている。ここで、室外ユニット2と室内ユニット4とは、液冷媒連絡管5及びガス冷媒連絡管6を介して接続されている。すなわち、空気調和装置1の蒸気圧縮式の冷媒回路10は、室外ユニット2と、室内ユニット4とが冷媒連絡管5、6を介して接続されることによって構成されている。
<室内ユニット>
室内ユニット4は、室内に設置されており、冷媒回路10の一部を構成している。室内ユニット4は、主として、室内熱交換器41を有している。
室内熱交換器41は、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却し、暖房運転時には冷媒の放熱器として機能して室内空気を加熱する熱交換器である。室内熱交換器41の液側は液冷媒連絡管5に接続されており、室内熱交換器41のガス側はガス冷媒連絡管6に接続されている。
室内ユニット4は、室内ユニット4内に室内空気を吸入して、室内熱交換器41において冷媒と熱交換させた後に、供給空気として室内に供給するための室内ファン42を有している。すなわち、室内ユニット4は、室内熱交換器41を流れる冷媒の加熱源又は冷却源としての室内空気を室内熱交換器41に供給するファンとして、室内ファン42を有している。ここでは、室内ファン42として、室内ファン用モータ42aによって駆動される遠心ファンや多翼ファン等が使用されている。
室内ユニット4は、室内ユニット4を構成する各部の動作を制御する室内側制御部40を有している。そして、室内側制御部40は、室内ユニット4の制御を行うために設けられたマイクロコンピュータやメモリ等を有しており、室内ユニット4を個別に操作するためのリモコン(図示せず)との間で制御信号等のやりとりを行ったり、室外ユニット2との間で伝送線を介して制御信号等のやりとりを行うことができるようになっている。
<室外ユニット>
室外ユニット2は、室外に設置されており、冷媒回路10の一部を構成している。室外ユニット2は、主として、圧縮機21と、四路切換弁22と、室外熱交換器23と、膨張弁24と、液側閉鎖弁25と、ガス側閉鎖弁26とを有している。
圧縮機21は、冷凍サイクルの低圧の冷媒を高圧になるまで圧縮する機器である。圧縮機21は、ロータリ式やスクロール式等の容積式の圧縮要素(図示せず)を圧縮機用モータ21aによって回転駆動する密閉式構造となっている。圧縮機21は、吸入側に吸入管31が接続されており、吐出側に吐出管32が接続されている。吸入管31は、圧縮機21の吸入側と四路切換弁22とを接続する冷媒管である。吐出管32は、圧縮機21の吐出側と四路切換弁22とを接続する冷媒管である。
四路切換弁22は、冷媒回路10における冷媒の流れの方向を切り換えるための切換弁である。四路切換弁22は、冷房運転時には、室外熱交換器23を圧縮機21において圧縮された冷媒の放熱器として機能させ、かつ、室内熱交換器41を室外熱交換器23において放熱した冷媒の蒸発器として機能させる冷房サイクル状態への切り換えを行う。すなわち、四路切換弁22は、冷房運転時には、圧縮機21の吐出側(ここでは、吐出管32)と室外熱交換器23のガス側(ここでは、第1ガス冷媒管33)とが接続される(図1の四路切換弁22の実線を参照)。しかも、圧縮機21の吸入側(ここでは、吸入管31)とガス冷媒連絡管6側(ここでは、第2ガス冷媒管34)とが接続される(図1の四路切換弁22の実線を参照)。また、四路切換弁22は、暖房運転時には、室外熱交換器23を室内熱交換器41において放熱した冷媒の蒸発器として機能させ、かつ、室内熱交換器41を圧縮機21において圧縮された冷媒の放熱器として機能させる暖房サイクル状態への切り換えを行う。すなわち、四路切換弁22は、暖房運転時には、圧縮機21の吐出側(ここでは、吐出管32)とガス冷媒連絡管6側(ここでは、第2ガス冷媒管34)とが接続される(図1の四路切換弁22の破線を参照)。しかも、圧縮機21の吸入側(ここでは、吸入管31)と室外熱交換器23のガス側(ここでは、第1ガス冷媒管33)とが接続される(図1の四路切換弁22の破線を参照)。ここで、第1ガス冷媒管33は、四路切換弁22と室外熱交換器23のガス側とを接続する冷媒管である。第2ガス冷媒管34は、四路切換弁22とガス側閉鎖弁26とを接続する冷媒管である。
室外熱交換器23は、冷房運転時には室外空気を冷却源とする冷媒の放熱器として機能し、暖房運転時には室外空気を加熱源とする冷媒の蒸発器として機能する熱交換器である。室外熱交換器23は、液側が液冷媒管35に接続されており、ガス側が第1ガス冷媒管33に接続されている。液冷媒管35は、室外熱交換器23の液側と液冷媒連絡管5側とを接続する冷媒管である。
膨張弁24は、冷房運転時には、室外熱交換器23において放熱した冷凍サイクルの高圧の冷媒を冷凍サイクルの低圧まで減圧する弁である。また、膨張弁24は、暖房運転時には、室内熱交換器41において放熱した冷凍サイクルの高圧の冷媒を冷凍サイクルの低圧まで減圧する弁である。膨張弁24は、液冷媒管35の液側閉鎖弁25寄りの部分に設けられている。ここでは、膨張弁24として、電動膨張弁が使用されている。
液側閉鎖弁25及びガス側閉鎖弁26は、外部の機器・配管(具体的には、液冷媒連絡管5及びガス冷媒連絡管6)との接続口に設けられた弁である。液側閉鎖弁25は、液冷媒管35の端部に設けられている。ガス側閉鎖弁26は、第2ガス冷媒管34の端部に設けられている。
室外ユニット2は、室外ユニット2内に室外空気を吸入して、室外熱交換器23において冷媒と熱交換させた後に、外部に排出するための室外ファン36を有している。すなわち、室外ユニット2は、室外熱交換器23を流れる冷媒の冷却源又は加熱源としての室外空気を室外熱交換器23に供給するファンとして、室外ファン36を有している。ここでは、室外ファン36として、室外ファン用モータ36aによって駆動されるプロペラファン等が使用されている。
室外ユニット2には、圧縮機21に吸入される冷凍サイクルの低圧の冷媒の圧力である低圧値Psを検出する吸入圧力センサ37(低圧検出機構)が設けられている。ここで、低圧値Psとは、膨張弁24の出口から蒸発器(冷房運転時には室内熱交換器41、暖房運転時には室外熱交換器23)を通じて圧縮機21に至るまでの冷媒の圧力の代表値であり、ここでは、吸入管31に設けられている。尚、この圧力センサ37は、低圧値Psを検出できればよいため、膨張弁24の出口から蒸発器(冷房運転時には室内熱交換器41、暖房運転時には室外熱交換器23)を通じて圧縮機21に至るまでの間の低圧部であれば、どこに設けてもよい。
室外ユニット2は、室外ユニット2を構成する各部の動作を制御する室外側制御部40を有している。そして、室外側制御部40は、室外ユニット2の制御を行うために設けられたマイクロコンピュータやメモリ等を有しており、室内ユニット4との間で伝送線を介して制御信号等のやりとりを行うことができるようになっている。
<冷媒連絡管>
冷媒連絡管5、6は、空気調和装置1を建物等の設置場所に設置する際に、現地にて施工される冷媒管であり、設置場所や室外ユニットと室内ユニットとの組み合わせ等の設置条件に応じて種々の長さや管径を有するものが使用される。
以上のように、室外ユニット2と、室内ユニット4と、冷媒連絡管5、6とが接続されることによって、空気調和装置1の冷媒回路10が構成されている。冷媒回路10は、圧縮機21、放熱器(冷房運転時には室外熱交換器23、暖房運転時には室内熱交換器41)、膨張弁24、蒸発器(冷房運転時には室内熱交換器41、暖房運転時には室外熱交換器23)が接続されることによって構成されている。
<制御部>
空気調和装置1は、室内側制御部40と室外側制御部20とから構成される制御部8によって、室外ユニット2及び室内ユニット4の各機器の制御を行うことができるようになっている。すなわち、室内側制御部40と室外側制御部20との間を接続する伝送線とによって、空気調和装置1全体の運転制御を行う制御部8が構成されている。
制御部8は、図2に示すように、各種センサ37等の検出信号を受けることができるように接続されるとともに、これらの検出信号等に基づいて各種機器及び弁21、22、24、36、42等を制御することができるように接続されている。
(2)空気調和装置の基本動作
次に、空気調和装置1の基本動作について、図1を用いて説明する。空気調和装置1は、基本動作として、冷房運転及び暖房運転を行うことが可能である。尚、冷房運転及び暖房運転は、制御部8によって行われる。
<冷房運転>
冷房運転時には、四路切換弁22が冷房サイクル状態(図1の実線で示される状態)に切り換えられる。
冷媒回路10において、冷凍サイクルの低圧のガス冷媒は、圧縮機21に吸入され、冷凍サイクルの高圧になるまで圧縮された後に吐出される。
圧縮機21から吐出された高圧のガス冷媒は、四路切換弁22を通じて、室外熱交換器23に送られる。
室外熱交換器23に送られた高圧のガス冷媒は、室外熱交換器23において、室外ファン36によって冷却源として供給される室外空気と熱交換を行って放熱して、高圧の液冷媒になる。
室外熱交換器23において放熱した高圧の液冷媒は、膨張弁24に送られる。
膨張弁24に送られた高圧の液冷媒は、膨張弁24によって冷凍サイクルの低圧まで減圧されて、低圧の気液二相状態の冷媒になる。膨張弁24で減圧された低圧の気液二相状態の冷媒は、液側閉鎖弁25及び液冷媒連絡管5を通じて、室内熱交換器41に送られる。
室内熱交換器41に送られた低圧の気液二相状態の冷媒は、室内熱交換器41において、室内ファン42によって加熱源として供給される室内空気と熱交換を行って蒸発する。これにより、室内空気は冷却され、その後に、室内に供給されることで室内の冷房が行われる。
室内熱交換器41において蒸発した低圧のガス冷媒は、ガス冷媒連絡管6、ガス側閉鎖弁26及び四路切換弁22を通じて、再び、圧縮機21に吸入される。
<暖房運転>
暖房運転時には、四路切換弁22が暖房サイクル状態(図1の破線で示される状態)に切り換えられる。
冷媒回路10において、冷凍サイクルの低圧のガス冷媒は、圧縮機21に吸入され、冷凍サイクルの高圧になるまで圧縮された後に吐出される。
圧縮機21から吐出された高圧のガス冷媒は、四路切換弁22、ガス側閉鎖弁26及びガス冷媒連絡管6を通じて、室内熱交換器41に送られる。
室内熱交換器41に送られた高圧のガス冷媒は、室内熱交換器41において、室内ファン42によって冷却源として供給される室内空気と熱交換を行って放熱して、高圧の液冷媒になる。これにより、室内空気は加熱され、その後に、室内に供給されることで室内の暖房が行われる。
室内熱交換器41で放熱した高圧の液冷媒は、液冷媒連絡管5及び液側閉鎖弁25を通じて、膨張弁24に送られる。
膨張弁24に送られた高圧の液冷媒は、膨張弁24によって冷凍サイクルの低圧まで減圧されて、低圧の気液二相状態の冷媒になる。膨張弁24で減圧された低圧の気液二相状態の冷媒は、室外熱交換器23に送られる。
室外熱交換器23に送られた低圧の気液二相状態の冷媒は、室外熱交換器23において、室外ファン36によって加熱源として供給される室外空気と熱交換を行って蒸発して、低圧のガス冷媒になる。
室外熱交換器23で蒸発した低圧の冷媒は、四路切換弁22を通じて、再び、圧縮機21に吸入される。
(3)圧縮機の起動制御及び逆回転検知
次に、圧縮機の起動制御及び逆回転検知について、図1〜図3を用いて説明する。ここで、図3は、圧縮機21の起動制御及び逆回転検知のフローチャートである。尚、以下に説明する圧縮機21の起動制御及び逆回転検知は、上記の基本動作と同様、制御部8によって行われる。
制御部8は、まず、ステップST1において、圧縮機21の起動指令がなされると、ステップST2において、圧縮機21を起動するとともに、圧縮機21を起動する際に膨張弁24を全閉状態又は微小開度状態にする起動制御を行う。ここで、微小開度とは、膨張弁24の開度を、0%〜100%の百分率開度で表した場合には5%以下の開度を意味し、0パルス〜最大パルスのパルス開度で表した場合には、最大パルスの20分の1以下のパルス開度を意味する。すなわち、全閉状態又は微小開度状態とは、百分率開度で表した場合には0〜5%までの開度を意味し、パルス開度で表した場合には0〜最大パルスの20分の1以下の開度を意味する。
これにより、圧縮機21が正常に回転している場合(すなわち、逆回転していない場合)には、低圧値Psが急激に低下する状態が作り出される。これに対して、圧縮機21が逆回転している場合には、このような低圧値Psの低下がほとんど発生せず、圧縮機21が正常に回転している場合と明確かつ短時間に区別できる運転状態になる。これに対して、圧縮機21を起動する際に膨張弁24が開いた状態にしていると、圧縮機21が正常に回転している場合における低圧値Psの低下が緩やかになるため、圧縮機21が逆回転している場合と区別できる状態になるまでに時間がかかったり、明確に区別できない場合がある。
次に、制御部8は、ステップST3において、圧縮機21が起動してから所定時間tsが経過したら、ステップST4において、今回の起動制御時(すなわち、圧縮機21が起動してから所定時間tsが経過した時点)における低圧値Ps(以下、今回低圧値Pspとする)を検出し、ステップST5において、前回の起動制御時における低圧値Ps(以下、記憶低圧値Psmとする)と比較して、圧縮機21が逆回転しているかどうかを判定する逆回転検知を行う。具体的には、制御部8は、制御部8のメモリ(例えば、EEPROM)に記憶されている記憶低圧値Psmをメモリから読み出す。ここで、記憶低圧値Psmは、前回の起動制御時(圧縮機21が起動してから所定時間tsが経過した時点)における低圧値Psであり、前回の起動制御及び逆回転検知の処理後に、ステップST6(後述)において、制御部8のメモリに記憶された値である。そして、制御部8は、今回低圧値Pspから記憶低圧値Psmを差し引いた圧力差ΔPを演算する。そして、制御部8は、演算した圧力差ΔPが所定圧力差ΔPsを超えない範囲内にあって今回低圧値Pspが記憶低圧値Psmとの差が小さい場合には、圧縮機21が正常に回転しているもの(すなわち、逆回転していないもの)と判定する。一方、制御部8は、演算した圧力差ΔPが所定圧力差ΔPsを超えており今回低圧値Pspが記憶低圧値Psmよりも高い場合には、圧縮機21が逆回転しているものと判定する。
このように、ここでは、圧縮機21を起動する際に膨張弁24を全閉状態又は微小開度状態にする起動制御を行うようにしているため、低圧値Psに基づいて圧縮機21の逆回転検知を行うことができるようになっている。特に、ここでは、前回の起動制御時における低圧値Psを記憶低圧値Psmとして記憶しておき、今回の起動制御時における低圧値Psである今回低圧値Pspを記憶低圧値Psmと比較するようにしているため、圧縮機21の逆回転検知を正確かつ短時間で行うことができるようになっている。しかも、ここでは、制御部8が、圧縮機21が起動してから所定時間(ここでは、所定時間ts)が経過した後における今回低圧値Pspを記憶低圧値Psmと比較するようにしているため、圧縮機21の逆回転検知をより正確に行うことができるようになっている。
次に、制御部8は、ステップST5において、圧縮機21が正常に回転しているもの(すなわち、逆回転していないもの)と判定した場合には、ステップST6において、今回低圧値Pspを記憶低圧値Psmとして制御部8のメモリに記憶した後に、通常運転に移行する。一方、制御部8は、圧縮機21が逆回転しているものと判定した場合には、ステップST7において、圧縮機21を停止する。
このように、ここでは、圧縮機21が逆回転している場合に圧縮機21を停止するようにしているため、圧縮機21の保護を図ることができるようになっている。また、ここでは、圧縮機21が正常に回転している(すなわち、逆回転していない)場合にだけ、今回低圧値Pspを記憶低圧値Psmとして記憶しているため、逆回転検知に使用する記憶低圧値Psmを圧縮機21の現状性能を反映した最新の値として準備しておくことができ、圧縮機21の逆回転検知の正確性の向上に寄与している。
(4)変形例
<A>
上記実施形態では、圧縮機21が起動してから所定時間tsが経過した後における今回低圧値Pspと記憶低圧値Psmとを比較するようにしている。
しかし、低圧値は、冷凍装置1の周囲条件(天候や気温等)の影響を受けるため、前回の起動制御時と今回の起動制御時とで周囲条件が大幅に異なるような場合には、前回の起動制御時と同じ所定時間tsが経過した後の今回低圧値Pspと記憶低圧値Psmとを比較しても、圧縮機21の逆回転検知を正確に行うことができないおそれがある。
そこで、ここでは、図4に示すように、ステップST2において、制御部8が、前回の起動制御時における冷媒の比体積Vr1及び冷媒の循環量Gr1から低圧部(膨張弁24の出口から蒸発器41、23を通じて圧縮機21に至るまでの間の部分)の空間体積Vsを算出して記憶空間体積Vsmとして記憶して、記憶空間体積Vsmと今回の起動制御時における冷媒の比体積Vr2及び冷媒の循環量Vr2とによって、所定時間tsを補正するようにしている。
例えば、前回の起動制御時における低圧値Psから冷媒の比体積Vr1を算出し、起動制御中に低圧値Psが変化して所定時間tsが経過するまでの間、冷媒の循環量Gr1を圧縮機21の運転データや特性(電流値や電圧値、特性値等)から算出する。ここでは、低圧値Psの変化に伴い比体積Vr1も変化することから、圧縮機21が起動してから所定時間tsが経過するまでの間の冷媒の循環量の時間変化率ΔGr1を算出し、これらの冷媒の循環量の時間変化率ΔGr1を積算して冷媒の循環量Gr1を得るのである。そして、冷媒の比体積Vr1、冷媒の循環量Gr1及び低圧値Psから前回の起動時における低圧部の空間体積Vsを算出して、ステップST6において、記憶空間体積Vsmとして制御部8のメモリに記憶しておく。そして、今回の起動制御時において、低圧値Psから比体積Vr2を算出し、そして、冷媒の循環量Gr2を圧縮機21の運転データや特性(電流値や電圧値、特性値等)から算出し、記憶空間体積Vsmを記憶低圧値Psmとともに制御部8のメモリから読み出し、この記憶空間体積Vsmとこれらの比体積Vr2及び冷媒の循環量Gr2とによって、前回の起動制御時における記憶低圧値Psmに達するまでの時間を算出し、これを所定時間tsとするのである。
そして、ここでは、今回の起動制御時において、冷媒の比体積及び循環量によって補正された所定時間tsが経過した後における今回低圧値Pspを記憶低圧値Psmと比較するのである。
このため、ここでは、前回の起動制御時と今回の起動制御時とで周囲条件が異なる場合であっても、所定時間tsが冷凍装置1の周囲条件を考慮して適切に補正されるようになり、これにより、圧縮機21の逆回転検知を正確に行うことができる。
尚、ここで、冷凍装置1の雰囲気温度Taを検出する室内温度センサや室外温度センサが設けられている場合には、冷媒の比容積を算出する際に、低圧値Psだけでなく雰囲気温度Taも用いて冷媒の比容積を算出することができる。
<B>
また、上記変形例<A>のように冷凍装置1の周囲条件(天候や気温等)の影響を考慮するにあたり、以下のような所定時間tsの補正を行うようにしてもよい。
ここでは、図5に示すように、ステップST6において、制御部8が、前回の起動制御時における冷凍装置1の雰囲気温度Ta(例えば、室内温度や室外温度)を記憶雰囲気温度値Tamとして記憶して、ステップST2において、今回の起動制御時における雰囲気温度Psである今回雰囲気温度Tapとの温度差ΔTaによって、所定時間tsを補正するようにしている。
そして、ここでは、今回の起動制御時において、雰囲気温度によって補正された所定時間tsが経過した後における今回低圧値Pspを記憶低圧値Psmと比較するのである。
このため、ここでは、前回の起動制御時と今回の起動制御時とで周囲条件が異なる場合であっても、所定時間tsが冷凍装置1の周囲条件を考慮して適切に補正されるようになり、これにより、圧縮機21の逆回転検知を正確に行うことができる。
<C>
上記実施形態及びその変形例<A>、<B>では、圧縮機21が起動してから所定時間tsが経過した後における今回低圧値Pspと記憶低圧値Psmとを比較するようにしている。
しかし、低圧値Psは、冷凍装置1の運転停止条件の影響を受けるため、前回の起動制御時と今回の起動制御時とで運転停止の際の状況が大幅に異なるような場合には、前回の起動制御時と同じ所定時間tsが経過した後の今回低圧値Pspと記憶低圧値Psmとを比較しても、圧縮機21の逆回転検知を正確に行うことができないおそれがある。
そこで、ここでは、図6に示すように、ステップST8において、制御部8が、今回の起動制御前の運転停止中において、低圧値Psが記憶低圧値Psmまで達しなかった場合には、所定時間tsを補正するようにしている。
このような状況は、例えば、冷凍装置1が運転停止を行う際にポンプダウン運転を行うものである場合には、蒸発器41、23に溜まり込む冷媒が少ない状態にしているが、このようなポンプダウン運転が通常通りに行えないまま運転停止された場合等がある。このような場合には、その後の起動制御時における低圧値Psの変化が異なるものとなる。このような状況の有無を、上記のように、今回の起動制御前の運転停止中において、低圧値Psが記憶低圧値Psmまで達したかどうかによって判定して、例えば、低圧値Psと記憶低圧値Psmとの圧力差ΔPsに応じて所定時間tsを補正するのである。
そして、ここでは、今回の起動制御時において、雰囲気温度によって補正された所定時間tsが経過した後における今回低圧値Pspを記憶低圧値Psmと比較するのである。
このため、ここでは、前回の起動制御時と今回の起動制御時とで運転停止条件が異なる場合であっても、所定時間tsが冷凍装置1の運転停止条件を考慮して適切に補正されるようになり、これにより、圧縮機21の逆回転検知を正確に行うことができる。
<D>
また、上記変形例<A>〜<C>においては、3つの所定時間tsの補正手法のいずれか1つを上記実施形態に適用した例を説明しているが、これに限定されるものではなく、上記変形例<A>〜<C>のいずれか2つ以上を組み合わせて上記実施形態に適用するようにしてもよい。ここで、変形例<A>の冷媒の比容積及び循環量による所定時間tsの補正と変形例<C>の運転停止条件による所定時間tsの補正とを組み合わせる場合には、変形例<A>の補正において使用される冷媒の比容積Vr1を算出するために、前回の起動制御時における低圧値Psのデータのうち運転停止中に実際に到達した低圧値までのデータを使用すればよい。
また、冷媒回路によっては、圧縮機21の吐出から吸入にバイパス管が設けられる場合があるが、このような場合には、圧縮機21への液バック等を防止するという観点も考慮して圧縮機21の起動制御が終了するまではバイパス管を開けないようにすることが好ましい。但し、圧縮機21の起動制御時にバイパス管が開いている場合であっても、バイパス管の流路抵抗や圧力損失からバイパス管を流れる冷媒の循環量を算出して、これを差し引くことで変形例<A>の所定時間tsの補正に使用される冷媒の循環量Gr1、Gr2を得るようにしてもよい。
<E>
上記実施形態では、膨張弁24が室外ユニット2だけに設けられた構成を例に挙げて、圧縮機21の起動制御時に、この膨張弁24を全閉状態又は微小開度状態にする旨の説明をしているが、これに限定されるものではない。
例えば、膨張弁24が室内ユニット4に設けられた構成においても、圧縮機21の起動制御時に膨張弁24を全閉状態又は微小開度状態にすればよい。また、膨張弁が室外ユニット2及び室内ユニット4の両方に設けられている場合には、圧縮機21の起動制御時にいずれか一方の膨張弁を全閉状態又は微小開度状態にすればよい。但し、圧縮機21の逆回転検知を正確かつ短時間で行うという観点では、圧縮機21が正常に回転している場合の低圧値Psの低下を明確かつ短時間に発生させるために、圧縮機21の起動制御時に冷媒の流れに対して蒸発器(冷房運転時には室内熱交換器41、暖房運転時には室外熱交換器23)に近い側の膨張弁を全閉状態又は微小開度状態にすることが好ましい。
<F>
上記実施形態では、冷房運転と暖房運転とを切り換えて運転することが可能な空気調和装置1(冷凍装置)を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、冷房運転専用や暖房専用の空気調和装置(冷凍装置)であってもよい。
本発明は、圧縮機、放熱器、膨張弁、蒸発器が接続されることによって構成された冷媒回路と、圧縮機及び膨張弁を制御する制御部と、を備えた冷凍装置に対して、広く適用可能である。
1 空気調和装置(冷凍装置)
8 制御部
10 冷媒回路
21 圧縮機
23 室外熱交換器(放熱器、蒸発器)
24 膨張弁
37 吸入圧力センサ(低圧検出機構)
41 室内熱交換器(蒸発器、放熱器)
特開2013−83361号公報

Claims (7)

  1. 圧縮機(21)、放熱器(23、41)、膨張弁(24)、蒸発器(41、23)が接続されることによって構成された冷媒回路(10)と、前記圧縮機及び前記膨張弁を制御する制御部(8)と、を備えた冷凍装置において、
    前記膨張弁の出口から前記蒸発器を通じて前記圧縮機に至るまでの間の低圧部における冷媒の圧力である低圧値を検出する低圧検出機構(37)をさらに備えており、
    前記制御部は、前記圧縮機を起動する際に、前記膨張弁を全閉状態又は微小開度状態にする起動制御を行っており、
    前記制御部は、前回の前記起動制御時における前記低圧値を記憶低圧値として記憶して、今回の前記起動制御時における前記低圧値である今回低圧値を前記記憶低圧値と比較することによって、前記圧縮機が逆回転しているかどうかを判定する逆回転検知を行う、
    冷凍装置(1)。
  2. 前記制御部(8)は、前記今回低圧値が前記記憶低圧値よりも高い場合に前記圧縮機(21)が逆回転しているものと判定する、
    請求項1に記載の冷凍装置(1)。
  3. 前記制御部(8)は、前記圧縮機(21)が起動してから所定時間が経過した後における前記今回低圧値を前記記憶低圧値と比較する、
    請求項1又は2に記載の冷凍装置(1)。
  4. 前記制御部(8)は、前記前回の起動制御時における前記冷媒の比体積及び前記冷媒の循環量から前記低圧部の空間体積を算出して記憶空間体積として記憶して、前記記憶空間体積と前記今回の起動制御時における前記冷媒の比体積及び前記冷媒の循環量とによって、前記所定時間を補正する、
    請求項3に記載の冷凍装置(1)。
  5. 前記制御部(8)は、前記前回の起動制御時における雰囲気温度を記憶雰囲気温度値として記憶して、前記今回の起動制御時における前記雰囲気温度である今回雰囲気温度値と前記記憶雰囲気温度値との温度差によって、前記所定時間を補正する、
    請求項3又は4に記載の冷凍装置(1)。
  6. 前記制御部(8)は、前記今回の起動制御前の運転停止中において、前記低圧値が前記記憶低圧値まで達しなかった場合には、前記所定時間を補正する、
    請求項3〜5のいずれか1項に記載の冷凍装置(1)。
  7. 前記制御部(8)は、前記圧縮機(21)が逆回転しているものと判定した場合には、前記圧縮機を停止する、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の冷凍装置(1)。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107339780A (zh) * 2017-07-21 2017-11-10 广东美的暖通设备有限公司 多联式空调压缩机高低压侧压差的控制方法、装置及空调
JP2018152287A (ja) * 2017-03-14 2018-09-27 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム

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