JP2018141587A - 空調機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、暖房運転開始の際、一旦、液冷媒を室内熱交換器に移動させる動作を行う空調機において、暖房遅れによる快適性の低下を抑制しつつ、圧縮機の信頼性を確保した空調機を提供することにある。
【解決手段】空調機1では、冷房サイクルで圧縮機11を起動することによって、暖房運転停止中に室外熱交換器13に溜まった冷媒を室内熱交換器16に移動させることができる。室外熱交換器13に溜まり込んだ液冷媒は、冷房サイクル運転により室外熱交換器13から押し出されて膨張弁14と室内ユニット3との間を流れる。その直前までガス冷媒の温度を測定していた第1温度センサ31は、それよりも低い温度である液冷媒の温度を測定することになる。
【選択図】図4

Description

本発明は、蒸気圧縮式冷凍サイクルにより冷房運転および暖房運転を行う空調機に関する。
空調機の停止中、とりわけ暖房運転が行われる時節、液冷媒が温度の低い室外熱交換器に溜まり込み、このような状態で圧縮機を起動すると、液圧縮、オイルフォーミング等、信頼性を損なう事態を発生させる虞がある。
そのため、特許文献1(特開昭63−129257号公報)に記載の空調機では、暖房運転開始に先立って圧縮機の起動から所定時間だけ冷房サイクルで運転して、室外熱交換器内の液冷媒を室内熱交換器に移動させ、所定時間経過後に暖房サイクルに切り換えている。このような運転制御を行うことによって、冷媒は圧縮機に吸い込まれる前に温まった室外熱交換器を流れることになるので、圧縮機に吸い込まれるときにはガス冷媒となり、液圧縮等の発生が防止される。
しかしながら、上記空調機では室外熱交換器と室内熱交換器との間に介在する膨張機構がキャピラリであり、開度を大きくすることができないため流通量が少なく当該所定時間を長く設定する必要があり、その分、暖房遅れによる快適性の低下が懸念される。
一方、キャピラリに替えて開度調整可能な膨張弁を採用した場合、開度を大きくすると、冷房サイクルで運転する間に室外熱交換器から押し出された液冷媒がほぼ一巡して圧縮機まで戻り、却って、圧縮機の信頼性を損なう事態を発生させる虞がある。
本発明の課題は、暖房運転開始の際、一旦、液冷媒を室内熱交換器に移動させる動作を行う空調機において、暖房遅れによる快適性の低下を抑制しつつ、圧縮機の信頼性を確保した空調機を提供することにある。
本発明の第1観点に係る空調機は、冷媒回路を用いて、冷房運転、又は暖房運転を行う空調機であって、制御部を備えている。冷媒回路は、圧縮機、室外熱交換器、膨張弁および室内熱交換器が順に接続された回路である。制御部は、冷房運転時には冷房サイクルを行い、暖房運転時には暖房サイクルを行う。冷房サイクルは、圧縮機の吐出冷媒を室外熱交換器へ流すサイクルである。暖房サイクルは、圧縮機の吐出冷媒を室内熱交換器へ流すサイクルである。また、制御部は、暖房運転の開始に先立ち、暖房前制御を実行する。暖房前制御とは、冷房サイクルで圧縮機を起動して膨張弁の開度を通常の冷房運転時よりも大きく開ける制御である。その後、制御部は所定条件が成立時に暖房サイクルへ切り換える。
この空調機では、冷房サイクルで圧縮機を起動することによって、暖房運転停止中に室外熱交換器に溜まった冷媒を室内熱交換器に移動させることができる。そして、所定条件成立時に冷房サイクルを終了させ暖房サイクルに切り換えることによって、室内熱交換器を通過した液冷媒が圧縮機に向かって流れてくることを防止することができる。
本発明の第2観点に係る空調機は、第1観点に係る空調機であって、制御部が、暖房前制御において、膨張弁の開度を全開にする。
この空調機では、膨張弁の開度を全開にすることによって、室外熱交換器に溜まり込んだ液冷媒の室内熱交換器への移動時間が短縮され、その分、暖房サイクルへの切り換えが早まるので、暖房遅れによる快適性の低下を抑制することができる。
本発明の第3観点に係る空調機は、第1観点又は第2観点に係る空調機であって、室内熱交換器が、空調対象空間に据付けられる室内ユニットに収容されている。また、空調機は、第1温度センサをさらに備えている。第1温度センサは、膨張弁と室内ユニットとの間を流れる冷媒の温度を測定する。制御部は、暖房前制御において、第1温度センサの測定値が第1閾値以下になったとき、暖房サイクルへ切り換える。
この空調機では、室外熱交換器に溜まり込んだ液冷媒は、冷房サイクル運転により室外熱交換器から押し出されて膨張弁と室内ユニットとの間を流れる。
膨張弁と室内ユニットとを繋ぐ配管は通常は断熱材で覆われており、その管内のガス冷媒は、室内ユニット内のガス冷媒に比べると温度は低いが、外気に晒された室外熱交換器で自然冷却された液冷媒よりは高い温度を維持している。
そこに室外熱交換器から押し出された液冷媒が流れると、その直前までガス冷媒の温度を測定していた第1温度センサは、それよりも低い温度である液冷媒の温度を測定することになる。
この温度変化をトリガーとして、暖房サイクルへ切り換えることによって、室外熱交換器から押し出された液冷媒が一巡して圧縮機まで戻ることを防止することができる。
本発明の第4観点に係る空調機は、第1観点又は第2観点に係る空調機であって、室内熱交換器が、空調対象空間に据付けられる室内ユニットに収容されている。また、空調機は、第2温度センサをさらに備えている。第2温度センサは、室内ユニット内で冷媒の温度を測定する。制御部は、暖房前制御において、第2温度センサの測定値が第2閾値以下になったとき、暖房サイクルへ切り換える。
この空調機では、室外熱交換器に溜まり込んだ液冷媒は、冷房サイクル運転により室外熱交換器から押し出されて室内ユニット内に至る。
室内ユニット内のガス冷媒は、外気に晒された室外熱交換器で自然冷却された液冷媒よりは高い温度を維持している。
そこに室外熱交換器から押し出された液冷媒が流れると、その直前までガス冷媒の温度を測定していた第2温度センサはそれよりも低い温度である液冷媒の温度を測定することになる。
この温度変化をトリガーとして、暖房サイクルへ切り換えることによって、室外熱交換器から押し出された液冷媒が一巡して圧縮機まで戻ることを防止することができる。
本発明の第5観点に係る空調機は、第1観点又は第2観点に係る空調機であって、第3温度センサをさらに備えている。第3温度センサは、室内熱交換器内の冷媒の温度を測定する。制御部は、暖房前制御において、第3温度センサの測定値が第3閾値以下になったとき、暖房サイクルへ切り換える。
この空調機では、室外熱交換器に溜まり込んだ液冷媒は、冷房サイクル運転により室外熱交換器から押し出されて室内熱交換器に至る。
室内熱交換器内のガス冷媒は、外気に晒された室外熱交換器で自然冷却された液冷媒よりは高い温度を維持している。
そこに室外熱交換器から押し出された液冷媒が流れると、その直前までガス冷媒の温度を測定していた第3温度センサはそれよりも低い温度である液冷媒の温度を測定することになる。
この温度変化をトリガーとして、暖房サイクルへ切り換えることによって、室外熱交換器から押し出された液冷媒が一巡して圧縮機まで戻ることを防止することができる。
本発明の第6観点に係る空調機は、第1観点又は第2観点に係る空調機であって、第4温度センサをさらに備えている。第4温度センサは、室外熱交換器と膨張弁との間を流れる冷媒の温度を測定する。制御部は、暖房前制御において、第4温度センサの測定値が第4閾値以上になったとき、暖房サイクルへ切り換える。
この空調機では、室外熱交換器に溜まり込んだ液冷媒は、冷房サイクル運転により室外熱交換器から押し出され、その後、圧縮機からの高温ガス冷媒が室外熱交換器と膨張弁との間を流れる。
直前まで室外熱交換器から押し出される液冷媒の温度を測定していた第4温度センサは、それよりも高い温度である高温ガス冷媒の温度を測定することになる。
この温度変化をトリガーとして、暖房サイクルへ切り換えることによって、室外熱交換器から押し出された液冷媒が一巡して圧縮機まで戻ることを防止することができる。
本発明の第7観点に係る空調機は、第1観点から第6観点のいずれか1つに係る空調機であって、空調対象空間の温度を測定する室内温度センサをさらに備えている。制御部は、暖房前制御において、室内温度センサの測定値に基いて圧縮機の運転周波数を制御する。
この空調機では、空調対象空間である室内の温度に基いて圧縮機の運転周波数を増減するので、室外熱交換器に溜まり込んだ液冷媒を適切な時間で室内熱交換器へ移動させることができる。
本発明の第1観点に係る空調機では、冷房サイクルで圧縮機を起動することによって、暖房運転停止中に室外熱交換器に溜まった冷媒を室内熱交換器に移動させることができる。そして、所定条件成立時に冷房サイクルを終了させ暖房サイクルに切り換えることによって、室内熱交換器を通過した液冷媒が圧縮機に向かって流れてくることを防止することができる。
本発明の第2観点に係る空調機では、膨張弁の開度を全開にすることによって、室外熱交換器に溜まり込んだ液冷媒の室内熱交換器への移動時間が短縮され、その分、暖房サイクルへの切り換えが早まるので、暖房遅れによる快適性の低下を抑制することができる。
本発明の第3観点に係る空調機では、室外熱交換器に溜まり込んだ液冷媒は、冷房サイクル運転により室外熱交換器から押し出されて膨張弁と室内ユニットとの間を流れる。その直前までガス冷媒の温度を測定していた第1温度センサは、それよりも低い温度である液冷媒の温度を測定することになる。この温度変化をトリガーとして、暖房サイクルへ切り換えることによって、室外熱交換器から押し出された液冷媒が一巡して圧縮機まで戻ることを防止することができる。
本発明の第4観点に係る空調機では、室外熱交換器に溜まり込んだ液冷媒は、冷房サイクル運転により室外熱交換器から押し出されて室内ユニット内に至る。その直前までガス冷媒の温度を測定していた第2温度センサはそれよりも低い温度である液冷媒の温度を測定することになる。この温度変化をトリガーとして、暖房サイクルへ切り換えることによって、室外熱交換器から押し出された液冷媒が一巡して圧縮機まで戻ることを防止することができる。
本発明の第5観点に係る空調機では、室外熱交換器に溜まり込んだ液冷媒は、冷房サイクル運転により室外熱交換器から押し出されて室内熱交換器に至る。その直前までガス冷媒の温度を測定していた第3温度センサはそれよりも低い温度である液冷媒の温度を測定することになる。この温度変化をトリガーとして、暖房サイクルへ切り換えることによって、室外熱交換器から押し出された液冷媒が一巡して圧縮機まで戻ることを防止することができる。
本発明の第6観点に係る空調機では、室外熱交換器に溜まり込んだ液冷媒は、冷房サイクル運転により室外熱交換器から押し出され、その後、圧縮機からの高温ガス冷媒が室外熱交換器と膨張弁との間を流れる。その直前まで室外熱交換器から押し出される液冷媒の温度を測定していた第4温度センサは、それよりも高い温度である高温ガス冷媒の温度を測定することになる。この温度変化をトリガーとして、暖房サイクルへ切り換えることによって、室外熱交換器から押し出された液冷媒が一巡して圧縮機まで戻ることを防止することができる。
本発明の第7観点に係る空調機では、空調対象空間である室内の温度に基いて圧縮機の運転周波数を増減するので、室外熱交換器に溜まり込んだ液冷媒を適切な時間で室内熱交換器へ移動させることができる。
本発明の一実施形態に係る空調機の構成図。 空調機の制御部を示すブロック図。 空調機の停止中に液冷媒が温度の低い室外熱交換器に溜まり込んだ状態を示すイメージ図。 空調機が暖房運転開始に先立って圧縮機の起動から所定条件が成立するまで冷房サイクルで運転したときの各部の冷媒状態を示すイメージ図。 暖房前制御から通常の暖房運転制御までの制御フローチャート。 第1変形例に係る空調機の暖房前制御から通常の暖房運転制御までの制御フローチャートの一部を示すチャート。 第2変形例に係る空調機の暖房前制御から通常の暖房運転制御までの制御フローチャートの一部を示すチャート。 第3変形例に係る空調機の暖房前制御から通常の暖房運転制御までの制御フローチャートの一部を示すチャート。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)空調機1の構成
図1は、本発明の一実施形態に係る空調機1の構成図である。図1において、空調機1は、冷房運転および暖房運転が可能な冷凍装置であり、室外ユニット2と、室内ユニット3と、室外ユニット2と室内ユニット3とを接続するための液冷媒連絡配管4、及びガス冷媒連絡配管5とを備えている。空調機1の冷媒回路Cには、例えば、単一冷媒であるR32が封入されている。
(1−1)室外ユニット2の構成
図1において、室外ユニット2は、主に、圧縮機11、四方切換弁12、室外熱交換器13、及び膨張弁14を有している。さらに、室外ユニット2は室外ファン29も有している。
(1−1−1)圧縮機11
圧縮機11は、低圧の冷媒を圧縮し、圧縮後の高圧の冷媒を吐出する。圧縮機11では、スクロール式、ロータリ式等の圧縮機構が圧縮機モータによって駆動される。圧縮機モータの運転周波数は、インバータ装置によって変更される。
(1−1−2)四方切換弁12
四方切換弁12は、第1から第4までのポートP1〜P4を有している。四方切換弁12では、第1ポートP1が圧縮機11の吐出側に接続され、第2ポートP2が圧縮機11の吸入側に接続され、第3ポートP3が室外熱交換器13のガス側端部に接続され、第4ポートP4がガス側閉鎖弁18に接続されている。
四方切換弁12は、第1状態(図1の実線で示す状態)と第2状態(図1の破線で示す状態)とに切り換わる。第1状態の四方切換弁12では、第1ポートP1と第3ポートP3とが連通し且つ第2ポートP2と第4ポートP4とが連通する。第2状態の四方切換弁12では、第1ポートP1と第4ポートP4とが連通し且つ第2ポートP2と第3ポートP3とが連通する。
(1−1−3)室外熱交換器13
室外熱交換器13は、フィン・アンド・チューブ式の熱交換器である。室外熱交換器13の近傍には、室外ファン29が設置される。室外熱交換器13では、室外ファン29が搬送する空気と冷媒とが熱交換する。
(1−1−4)膨張弁14
膨張弁14は、開度可変の電動膨張弁である。膨張弁14は、冷房運転時の冷媒回路Cにおける冷媒の流れ方向において室外熱交換器13の下流側に配置されている。
冷房運転時、膨張弁14の開度は、室内熱交換器16に流入する冷媒を室内熱交換器16において蒸発させることが可能な圧力(すなわち、蒸発圧力)まで減圧するように調節される。また、暖房運転時は、膨張弁14の開度は、室外熱交換器13に流入する冷媒を室外熱交換器13において蒸発させることが可能な圧力まで減圧するように調節される。
(1−1−5)ガス側閉鎖弁18及び液側閉鎖弁19
ガス側閉鎖弁18は、四方切換弁12に接続されている。液側閉鎖弁19は、膨張弁14に接続されている。ガス側閉鎖弁18及び液側閉鎖弁19は、冷媒の通過を遮断することができる。
(1−1−6)室外ファン29
室外ファン29は、プロペラファンと、プロペラファンを駆動するモータとで構成されている。モータは、インバータ装置によって、その回転数が可変である。
(1−1−7)室外側制御部41
図1に示すように、室外ユニット2には室外側制御部41が搭載されている。また、図2は、空調機1の制御部40を示すブロック図である。図2において、室外側制御部41は、マイコン41a、メモリ41bを内蔵している。マイコン41aは、各種の演算を行い、制御対象機器への指令を行う。メモリ41bは、各種データを格納する。
(1−1−8)各種温度センサ
室外ユニット2には、吐出管温度センサ51、室外温度センサ52、高圧センサ53、第4温度センサ54及び第5温度センサ55が設けられている。吐出管温度センサ51は、圧縮機11の吐出配管に取付けられ、吐出管温度を検出する。
室外温度センサ52は、室外ユニット2が設置されている周囲温度を測定する。高圧センサ53は、圧縮機11の吐出圧力を測定する。第4温度センサは、室外熱交換器13と膨張弁14との間の配管に取り付けられ、その配管の内側を通る冷媒の温度を測定する。第5温度センサ55は、室外熱交換器13の中間位置に設置され、内部の冷媒温度を測定する。
本実施形態において、吐出管温度センサ51、室外温度センサ52、第4温度センサ54及び第5温度センサ55は、サーミスタからなる。
(1−2)室内ユニット3の構成
室内ユニット3は、室内熱交換器16と、室内ファン27とを有している。室内熱交換器16では、室内ファン27が搬送する空気と冷媒とが熱交換する。
(1−2−1)室内熱交換器16
室内熱交換器16は、フィン・アンド・チューブ式の熱交換器である。室内熱交換器16の近傍には、室内ファン27が設置される。
室内熱交換器16は、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却し、暖房運転時には冷媒の凝縮器として機能して室内空気を加熱する。
(1−2−2)室内ファン27
室内ファン27は、クロスフローファンである。室内ファン27は、ファンと、ファンを回転させるためのファンモータとを有している。
室内ファン27の稼動によって、室内ユニット3は内部に室内空気を吸入し、室内熱交換器16において冷媒と熱交換させた後に、供給空気として室内に供給する。また、室内ファン27は、室内熱交換器16に供給する空気の風量を所定風量範囲において変更することができる。
(1−2−3)室内側制御部42
図1に示すように、室内ユニット3には、室内側制御部42が搭載されている。また、図2に示すように、室内側制御部42は、マイコン42a及びメモリ42bを内蔵している。マイコン42aは、各種の演算を行う。また、メモリ42bは、各種データを格納する。
(1−2−4)各種センサ
室内ユニット3には、第1温度センサ31、第2温度センサ32、第3温度センサ33及び室内温度センサ35が設けられている。第1温度センサ31は、液冷媒連絡配管4のうちの室外ユニット2と室内ユニット3との間の配管部分に取り付けられ、その配管部分の内部を流れる冷媒の温度を測定する。
第2温度センサ32は、液冷媒連絡配管4のうちの室内ユニット3の内部に位置する配管部分に取り付けられ、その配管部分の内側を通る冷媒の温度を測定する。
第3温度センサ33は、室内熱交換器16の中間位置に設置され、内部の冷媒温度を測定する。
室内温度センサ35は、室内ユニット3の室内空気の吸入口側に設けられている。室内温度センサ35は、室内ユニット3内に流入する室内空気の温度を測定する。
本実施形態において、第1温度センサ31、第2温度センサ32、第3温度センサ33及び室内温度センサ35は、サーミスタからなる。

(1−3)制御部40
制御部40は、室内側制御部42と室外側制御部41と伝送線とによって構成されている。制御部40は、各種センサと接続され、各種センサからの検出信号等に基づいて各種機器を制御する。
(2)空調機1の動作
空調機1では、四方切換弁12によって、冷媒の循環サイクルを冷房運転時の循環サイクルおよび暖房運転時の循環サイクルのいずれか一方に切り換えることが可能である。
(2−1)冷房運転
冷房運転では、図1に示す四方切換弁12が実線で示す状態となり、圧縮機11、室内ファン27、室外ファン29が運転状態となる。これにより、冷媒回路Cでは、室外熱交換器13が凝縮器となり、室内熱交換器16が蒸発器となる冷凍サイクルが行われる。
具体的には、圧縮機11で圧縮された高圧冷媒は、室外熱交換器13を流れ、空気と熱交換する。室外熱交換器13では、高圧冷媒が空気へ放熱して凝縮する。室外熱交換器13で凝縮した冷媒は、室内熱交換器16へ送られる途中において、膨張弁14で減圧され、その後、室内熱交換器16を流れる。
室内ユニット3では、室内ファン27によって吸い込まれた室内空気が、室内熱交換器16を通過し、その際に冷媒と熱交換する。室内熱交換器16では、冷媒が室内空気から吸熱して蒸発し、その際に空気が冷却される。室内熱交換器16で冷却された空気は、室内空間へ供給される。また、室内熱交換器16で蒸発した冷媒は、圧縮機11に吸入され再び圧縮される。
(2−2)暖房運転
暖房運転では、図1に示す四方切換弁12が破線で示す状態となり、圧縮機11、室内ファン27、室外ファン29が運転状態となる。これにより、冷媒回路Cでは、室内熱交換器16が凝縮器となり、室外熱交換器13が蒸発器となる冷凍サイクルが行われる。
具体的には、圧縮機11で圧縮された高圧冷媒は、室内熱交換器16を流れる。室内ユニット3では、室内ファン27よって吸い込まれた室内空気が、室内熱交換器16を通過し、その際に冷媒と熱交換する。室内熱交換器16では、冷媒が室内空気へ放熱して凝縮し、その際に空気が加熱される。室内熱交換器16で加熱された空気は、室内空間へ供給される。また、室内熱交換器16で凝縮した冷媒は、膨張弁14で減圧された後、室外熱交換器13を流れる。室外熱交換器13では、冷媒が空気から吸熱して蒸発する。室外熱交換器13で蒸発した冷媒は、圧縮機11に吸入され再び圧縮される。
(3)暖房前制御から通常の暖房運転までの動作
図3Aは、空調機1の停止中に液冷媒が温度の低い室外熱交換器13に溜まり込んだ状態を示すイメージ図である。図3Aにおいて、黒塗り部分は液冷媒であり、このような状態で圧縮機11を起動すると、液圧縮、オイルフォーミング等、信頼性を損なう事態を発生させる虞がある。
図3Bは、空調機1が暖房運転開始に先立って圧縮機11の起動から所定条件が成立するまで冷房サイクルで運転したときの各部の冷媒状態を示すイメージ図である。図3Bにおいて、黒塗り部分は液冷媒であり、室外熱交換器13内の液冷媒を室内熱交換器16に移動させている。
このような暖房前制御を行うことによって、所定条件が成立後に暖房サイクルに切り換えて暖房運転を開始しても、冷媒は圧縮機11に吸い込まれる前に温まった室外熱交換器13を流れることになるので、圧縮機11に吸い込まれるときにはガス冷媒となり、液圧縮等の発生が防止される。
本実施形態における暖房前制御では、制御部40は、膨張弁14の開度を通常の冷房運転時よりも大きく開けて当該制御を実行している。膨張弁14の開度が通常の冷房運転時よりも大きく開けられることによって、室外熱交換器13に溜まり込んだ液冷媒の室内熱交換器16への移動時間が、通常の冷房運転時の膨張弁14の開度で運転されるときよりも短縮される。その結果、暖房サイクルへの切り換えが早まるので、暖房遅れによる快適性の低下を抑制することができる。
図4は、暖房前制御から通常の暖房運転制御までの制御フローチャートである。以下、図4を参照しながら、その動作を説明する。
(ステップS1)
先ず、制御部40は、ステップS1において、暖房運転指令の有無を判定し、暖房運転指令があったときは、ステップS2へ進み、無い場合はこの判定を継続する。ここで、「暖房運転指令があったとき」とは、例えば、ユーザーが空調機に備えられているリモコン(図示せず)で暖房運転モードを選択したときが、それに該当する。
(ステップS2)
次に、制御部40は、ステップS2において、所定の5条件のうちの少なくとも1つに該当するか否かを判定する。所定の5条件とは、
・室外温度Toが室内温度Tiよりも低い(To<Ti)、
・室外熱交換器温度Thoが室内熱交換器温度Thiより小さい、
・前回の停止からの経過時間tが所定時間tsを超えている、
・前回停止の運転モードが不明、
・今回、初めて電源投入した、
である。
なお、室外温度Toは室外温度センサ52の測定値で代用され、室内温度Tiは室内温度センサ35の測定値で代用される。
また、室外熱交換器温度Thoは室外熱交換器13の中間位置に設置されている第5温度センサ55の測定値で代用され、室内熱交換器温度Thiは室内熱交換器16の中間位置に設置されている第3温度センサ33の測定値で代用される。
制御部40は、上記5条件のうちの1つでも該当していると判定したときはステップS3に進み、いずれの条件にも該当しないと判定したときはステップS9へ進み、通常の暖房運転を開始する。
(ステップS3)
次に、制御部40は、ステップS3において、四方切換弁12を冷房サイクル側(図1に示す四方切換弁12が実線で示す状態)へ切り換える。
(ステップS4)
次に、制御部40は、ステップS4において、膨張弁14の開度を全開にする。
(ステップS5)
次に、制御部40は、ステップS5において、圧縮機11を起動する。起動時の周波数は、室内温度Tiから算出する。なお、室外ファン29及び室内ファン27は停止している。
(ステップS6)
次に、制御部40は、ステップS6において、第1液管温度T1が第1閾値Ts1以下か否かを判定する。ここで、第1液管温度T1は、第1温度センサ31の測定値で代用される。
暖房運転開始前に室外熱交換器13に溜まっていた低温の液冷媒は、冷房サイクル運転によって室外熱交換器13から押し出されて液冷媒連絡配管4を通って室内ユニット3に向う。
液冷媒連絡配管4は断熱材で覆われており、運転停止時における管内のガス冷媒は、室内ユニット3内のガス冷媒に比べると温度は低いが、外気に晒された室外熱交換器13で自然冷却された液冷媒よりは高い温度を維持している。
それゆえ、液冷媒連絡配管4のうちの第1温度センサ31が取り付けられている配管部分の内部に、室外熱交換器13から押し出された液冷媒が流れると、その直前までガス冷媒の温度を測定していた第1温度センサ31は、それよりも低い温度である液冷媒の温度を測定することになる。
したがって、「第1液管温度T1≦第1閾値Ts1」を検出することによって、液冷媒の管内通過を判定することができる。
制御部40は、「第1液管温度T1≦第1閾値Ts1」と判定したときは、ステップS7へ進む。
(ステップS7)
次に制御部40は、ステップS7において、四方切換弁12を暖房サイクル側(図1に示す四方切換弁12が破線で示す状態)へ切り換える。
(ステップS8)
そして、制御部40は、ステップS8において、運転制御を通常の暖房運転制御へ移行する。
上記の通り、ステップS2からステップS7の直前までは、通常の暖房運転制御に入る前の制御であり、本願では「暖房前制御」と称しており、その技術的意義は、液管の温度変化を冷房サイクル運転から暖房サイクルへ切り換えるトリガーとすることによって、室外熱交換器13から押し出された液冷媒が一巡して圧縮機11まで戻ることを防止しようとするところにある。
(4)特徴
(4−1)
空調機1では、冷房サイクルで圧縮機11を起動することによって、暖房運転停止中に室外熱交換器13に溜まった冷媒を室内熱交換器16に移動させることができる。室外熱交換器13に溜まり込んだ液冷媒は、冷房サイクル運転により室外熱交換器13から押し出されて膨張弁14と室内ユニット3との間を流れる。その直前までガス冷媒の温度を測定していた第1温度センサ31は、それよりも低い温度である液冷媒の温度を測定することになる。この温度変化をトリガーとして、暖房サイクルへ切り換えることによって、室外熱交換器13から押し出された液冷媒が一巡して圧縮機11まで戻ることを防止することができる。
(4−2)
空調機1では、膨張弁14の開度を全開にすることによって、室外熱交換器13に溜まり込んだ液冷媒の室内熱交換器16への移動時間が短縮され、その分、暖房サイクルへの切り換えが早まるので、暖房遅れによる快適性の低下を抑制することができる。
(4−3)
空調機1では、室内温度Tiに基いて圧縮機11の運転周波数を増減するので、室外熱交換器13に溜まり込んだ液冷媒を適切な時間で室内熱交換器16へ移動させることができる。
(5)変形例
上記実施形態では、制御部40が「第1液管温度T1<第1閾値Ts1」と判定したときを、冷房サイクル運転から暖房サイクルへ切り換えるトリガーとしているが、これに限定されるものではなく、以下の変形例を適用することもできる。
(5−1)第1変形例
図5Aは、第1変形例に係る空調機1の暖房前制御から通常の暖房運転制御までの制御フローチャートの一部を示すチャートであり、図4記載のフローチャートのうちステップS6に替えてステップS6aを使用することを意図している。その他のステップは、上記実施形態と同様であるので、ここではステップS6aについてのみ説明する。
図5Aに示すように、制御部40は、ステップS6aにおいて、第2液管温度T2が第2閾値Ts2以下か否かを判定する。ここで、第2液管温度T2は、第2温度センサ32の測定値で代用される。
暖房運転開始前に室外熱交換器13に溜まっていた低温の液冷媒は、冷房サイクル運転によって室外熱交換器13から押し出されて液冷媒連絡配管4を通って室内熱交換器16に向う。
第2温度センサ32は、液冷媒連絡配管4のうちの室内ユニット3の内部に位置する配管部分に取り付けられ、その配管部分の内側を通る冷媒の温度を測定しており、外気に晒された室外熱交換器13で自然冷却された液冷媒よりは高い温度を測定している。
それゆえ、液冷媒連絡配管4のうちの第2温度センサ32が取り付けられている配管部分の内部に、室外熱交換器13から押し出された液冷媒が流れると、その直前までガス冷媒の温度を測定していた第2温度センサ32は、それよりも低い温度である液冷媒の温度を測定することになる。
したがって、「第2液管温度T2≦第2閾値Ts2」を検出することによって、液冷媒の管内通過を判定することができる。
制御部40は、「第2液管温度T2≦第2閾値Ts2」と判定したときは、ステップS7へ進む。
上記の通り、「第2液管温度T2≦第2閾値Ts2」と判定したことを冷房サイクル運転から暖房サイクルへ切り換えるトリガーとすることによって、室外熱交換器13から押し出された液冷媒が一巡して圧縮機11まで戻ることを防止することができる。
(5−2)第2変形例
図5Bは、第2変形例に係る空調機1の暖房前制御から通常の暖房運転制御までの制御フローチャートの一部を示すチャートであり、図4記載のフローチャートのうちステップS6に替えてステップS6bを使用することを意図している。その他のステップは、上記実施形態と同様であるので、ここではステップS6bについてのみ説明する。
図5Bに示すように、制御部40は、ステップS6bにおいて、室内熱交換器温度T3が第3閾値Ts3以下か否かを判定する。ここで、室内熱交換器温度T3は、第3温度センサ33の測定値で代用される。
暖房運転開始前に室外熱交換器13に溜まっていた低温の液冷媒は、冷房サイクル運転によって室外熱交換器13から押し出されて液冷媒連絡配管4を通って室内熱交換器16に向う。
第3温度センサ33は、室内熱交換器16の中間位置に取り付けられ、その部分の内側を通る冷媒の温度を測定しており、外気に晒された室外熱交換器13で自然冷却された液冷媒よりも高い温度を測定している。
それゆえ、室内熱交換器16の内部に、室外熱交換器13から押し出された液冷媒が流れると、その直前までガス冷媒の温度を測定していた第3温度センサ33は、それよりも低い温度である液冷媒の温度を測定することになる。
したがって、「室内熱交換器温度T3≦第3閾値Ts3」を検出することによって、液冷媒の管内通過を判定することができる。
制御部40は、「室内熱交換器温度T3≦第3閾値Ts3」であると判定したときは、ステップS7へ進む。
上記の通り、「室内熱交換器温度T3≦第3閾値Ts3」と判定したことを冷房サイクル運転から暖房サイクルへ切り換えるトリガーとすることによって、室外熱交換器13から押し出された液冷媒が一巡して圧縮機11まで戻ることを防止することができる。
(5−3)第3変形例
図5Cは、第3変形例に係る空調機1の暖房前制御から通常の暖房運転制御までの制御フローチャートの一部を示すチャートであり、図4記載のフローチャートのうちステップS6に替えてステップS6cを使用することを意図している。その他のステップは、上記実施形態と同様であるので、ここではステップS6cについてのみ説明する。
図5Cに示すように、制御部40は、ステップS6cにおいて、第4液管温度T4が第4閾値Ts4以上か否かを判定する。ここで、第4液管温度T4は、第4温度センサ54の測定値で代用される。
暖房運転開始前に室外熱交換器13に溜まっていた低温の液冷媒は、冷房サイクル運転によって室外熱交換器13から押し出されて液冷媒連絡配管4を通って室内熱交換器16に向う。
第4温度センサ54は、室外熱交換器13と膨張弁14との間に取り付けられ、その部分の内側を通る冷媒の温度を測定している。室外熱交換器13と膨張弁14との間は、圧縮機11の起動後は、外気に晒された室外熱交換器13で自然冷却された液冷媒が通過し、液冷媒が室外熱交換器13から完全に押し出された後は、高温のガス冷媒が通過する。
それゆえ、直前まで液冷媒の温度を測定していた第4温度センサ54は、それよりも高い温度であるガス冷媒の温度を測定することになる。
したがって、「第4液管温度T4≧第4閾値Ts4」を検出することによって、液冷媒が完全に室外熱交換器13から押し出されたことを判定することができる。
制御部40は、「第4液管温度T4≧第4閾値Ts4」であると判定したときは、ステップS7へ進む。
上記の通り、「第4液管温度T4≧第4閾値Ts4」と判定したことを冷房サイクル運転から暖房サイクルへ切り換えるトリガーとすることによって、室外熱交換器13から押し出された液冷媒が一巡して圧縮機11まで戻ることを防止することができる。
上記の通り、本願発明によれば、暖房運転開始の際、一旦、液冷媒を室内熱交換器に移動させる動作を行う空調機において、暖房遅れによる快適性の低下を抑制しつつ、圧縮機の信頼性を確保することができるので、蒸気圧縮式冷凍サイクルを利用する空調機に広く有用である。
1 空調機
3 室内ユニット
11 圧縮機
13 室外熱交換器
14 膨張弁
16 室内熱交換器
31 第1温度センサ
32 第2温度センサ
33 第3温度センサ
35 室内温度センサ
40 制御部
54 第4温度センサ
C 冷媒回路
特開昭63−129257号公報

Claims (7)

  1. 圧縮機(11)、室外熱交換器(13)、膨張弁(14)及び室内熱交換器(16)が順に接続された冷媒回路(C)を用いて、冷房運転、又は暖房運転を行う空調機であって、
    冷房運転時には前記圧縮機(11)の吐出冷媒を前記室外熱交換器(13)へ流す冷房サイクルを行い、暖房運転時には前記圧縮機(11)の吐出冷媒を前記室内熱交換器(16)へ流す暖房サイクルを行う、制御部(40)を備え、
    前記制御部(40)は、暖房運転の開始に先立ち、前記冷房サイクルで前記圧縮機(11)を起動して前記膨張弁(14)の開度を通常の冷房運転時よりも大きく開ける暖房前制御を実行し、所定条件が成立時に前記暖房サイクルへ切り換える、
    空調機。
  2. 前記制御部(40)は、前記暖房前制御において、前記膨張弁(14)の開度を全開にする、
    請求項1に記載の空調機。
  3. 前記室内熱交換器(16)は、空調対象空間に据付けられる室内ユニット(3)に収容されており、
    前記膨張弁(14)と前記室内ユニット(3)との間を流れる冷媒の温度を測定する第1温度センサ(31)をさらに備え、
    前記制御部(40)は、前記暖房前制御において、前記第1温度センサ(31)の測定値が第1閾値以下になったとき、前記暖房サイクルへ切り換える、
    請求項1又は請求項2に記載の空調機。
  4. 前記室内熱交換器(16)は、空調対象空間に据付けられる室内ユニット(3)に収容されており、
    前記室内ユニット(3)内で冷媒の温度を測定する第2温度センサ(32)をさらに備え、
    前記制御部(40)は、前記暖房前制御において、前記第2温度センサ(32)の測定値が第2閾値以下になったとき、前記暖房サイクルへ切り換える、
    請求項1又は請求項2に記載の空調機。
  5. 前記室内熱交換器(16)内の冷媒の温度を測定する第3温度センサ(33)をさらに備え、
    前記制御部(40)は、前記暖房前制御において、前記第3温度センサ(33)の測定値が第3閾値以下になったとき、前記暖房サイクルへ切り換える、
    請求項1又は請求項2に記載の空調機。
  6. 前記室外熱交換器(13)と前記膨張弁(14)との間を流れる冷媒の温度を測定する第4温度センサ(54)をさらに備え、
    前記制御部(40)は、前記暖房前制御において、前記第4温度センサ(54)の測定値が第4閾値以上になったとき、前記暖房サイクルへ切り換える、
    請求項1又は請求項2に記載の空調機。
  7. 空調対象空間の温度を測定する室内温度センサ(35)をさらに備え。
    前記制御部(40)は、前記暖房前制御において、前記室内温度センサ(35)の測定値に基いて前記圧縮機(11)の運転周波数を制御する、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の空調機。
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