JP2018052909A - 化粧用組成物 - Google Patents

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Sakiko Saito
早紀子 齋藤
喜輝 鹿又
Yoshiteru Shikamata
喜輝 鹿又
裕樹 國府
Hiroki Kokubu
裕樹 國府
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Shinya Yamaguchi
信也 山口
薫 佐治
Kaoru Saji
薫 佐治
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Abstract

【課題】マッサージ感および安全性に優れた化粧用組成物を提供することを課題とする。また、同種素材を用いて、使用者や適用部位ごとの多種多様なニーズに応えることができる化粧用組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】平均粒子径が10〜50μmの粉末状セルロースの造粒物であって且つ平均粒子径が50〜2000μmである微小球形粒を配合し化粧用の組成物とする。当該微小球形粒の真球度は真球度が0.7〜1.0であることが好ましい。また、ハードタイプの微小球形粒またはソフトタイプの微小球形粒など様々なタイプの微小球形粒を用いて、様々なニーズに応える化粧用組成物を提供する。
【選択図】なし

Description

本発明は、化粧用組成物に関し、詳しくはマッサージ感を与えることができる化粧用組成物に関する。
洗浄用クリームなどの洗浄用組成物や化粧品用途において、その洗浄性やマッサージ効果を高めるためにスクラブ剤が用いられてきており、特にアメリカなどの諸外国において好まれている。
そのようなスクラブ剤としてはタルクや雲母チタン、カオリン等の無機顔料や、ポリエチレン等の有機材料粉末が選択され使用されており、特に材料の入手性や製造性、マッサージ効果に優れるものとして、ポリエチレンビーズが用いられている(特許文献1)。
しかし、そのようなスクラブ剤は微小なため下水に排出された際に除去することができず、また生分解性を要しないため環境中に堆積しやすく、河川や海洋などの環境破壊が懸念され始めており、環境適応性の高い代替え品が求められている。生分解性を有するスクラブ剤としては、結晶セルロースを用いた造粒物が提案されている(特許文献2)。
ところで、粉末状セルロースは、さらに用途に適するよう造粒し、微小球形粒とすることができることも知られている(特許文献3)。粉末状セルロースは、結晶セルロースとは異なる品質のセルロース素材として、新たな製品や用途の開発が進められている。粉末状セルロースの造粒物である微小球形粒は、増粘性、乳化安定性、保水性、吸油性、保形性等の特徴を有するため、食品添加剤、錠剤賦形剤、分散剤、保形剤、保水剤、ろ過助剤、充填剤、塗料・接着剤用添加剤等として、食品、医薬、化粧品、建材、窯業、ゴム、プラスチック等の幅広い分野での使用が模索されている。
特許第3032531号公報 特開2003−261436号公報 特開平9−295947号公報
特許文献2では結晶セルロースを造粒物とするために造粒時に水溶性の結合剤を用いており、水を含む化粧品などに添加すると、結合剤が溶出し造粒物の崩壊が発生しやすくマッサージ効果が低下する問題があった。
また、結晶セルロースの造粒物やセルロースなどの繊維は、無機材料や有機材料粉末を用いた場合に比べて硬度に劣る傾向があるため、使用者によってはマッサージ効果(スクラブ感)の不足を感じる場合があった。さらに、化粧品においては、個人差や適用箇所(例えば、頭、顔、手、又は体など)によってマッサージ感の受け取り方が様々であり、化粧品に用いられるスクラブ剤は、その適用部位によって繊細なニーズに応えることが求められている。
上記のような状況に鑑み、本発明は、マッサージ感および安全性に優れた化粧用組成物を提供することを課題とするものである。さらに、本発明は、同種素材を用いて、使用者や適用部位ごとの多種多様なニーズに応えることができる化粧用組成物を提供することを課題とする。
本発明者等は、鋭意研究の結果、下記の手段によって上記課題を解決し得ることを見出し、本願発明を完成させるに至った。
〔1〕粉末状セルロースの造粒物である微小球形粒を含む化粧用組成物であって、
前記微小球形粒の平均粒子径が50〜2000μmであり、
前記粉末状セルロースの平均粒子径が10〜50μmである、
化粧用組成物。
〔2〕前記微小球形粒の真球度が0.7〜1.0である、上記〔1〕に記載の化粧用組成物。
〔3〕前記微小球形粒が、前記粉末状セルロース同士を結合させるための結合剤を含まない造粒物である、上記〔1〕または〔2〕に記載の化粧用組成物。
〔4〕前記微小球形粒の乾式硬度が210〜5000であり、
前記粉末状セルロースの平均重合度が50〜750である、
上記〔1〕〜〔3〕のいずれか一項に記載の化粧用組成物。
〔5〕前記微小球形粒の乾式硬度1以上210未満であり、
前記粉末状セルロースの平均重合度が50〜2000である、
上記〔1〕〜〔3〕のいずれか一項に記載の化粧用組成物。
〔6〕前記化粧用組成物の剤型が、オイル、バーム、乳液、ジェル、クリーム、および固形状スティックからなる群から選ばれる、上記〔1〕〜〔5〕のいずれか一項に記載の化粧用組成物。
〔7〕前記化粧用組成物の適用部位が、顔、唇、ボディ、および頭皮からなる群から選ばれる、上記〔1〕〜〔6〕のいずれか一項に記載の化粧用組成物。
本発明によれば、マッサージ感および安全性に優れた化粧用組成物を提供することができる。また、本発明によれば、同種素材を用いて、使用者や適用部位ごとの多種多様なニーズに応えることができる化粧用組成物を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、特に規定がない限り、「AA〜BB%」という記載は、「AA%以上BB%以下」を示すこととする。
本発明の化粧用組成物は、粉末状セルロースの造粒物である微小球形粒を含む。
粉末状セルロースの平均粒子径は、好ましくは10〜50μmであり、より好ましくは10〜50μmであり、さらに好ましくは15〜40μmである。粉末状セルロースの平均粒子径が上記下限未満であると、粒子が細かいため微小球形粒の造粒が困難となり、また粉末状セルロースの平均粒子径が上記上限を超えても、粒子が大きいため造粒が困難となる。(粉末状セルロースについては下記にてさらに詳述する。)
本発明で用いられる微小球形粒は、上記の粉末状セルロースを造粒したものである。
微小球形粒の平均粒子径の下限は、好ましくは50μm以上であり、より好ましくは100μm以上、さらに好ましくは、200μm以上、250μm以上、300μm以上、350μm以上、または400μm以上である。また、微小球形粒の平均粒子径の上限は、2000μm以下であり、より好ましくは1700μm以下であり、さらに好ましくは1500μm以下、1200μm以下、1000μm以下、900μm以下、または700μm以下である。微小球形粒の平均粒子径が上記下限未満であると、マッサージ感が不足する傾向が現れやすい。微小球形粒の平均粒子径が上記上限を超えると、粒子が大きすぎるためスクラブ剤としてのマッサージ感が劣る傾向が現れやすい。
微小球形粒の真球度は、好ましくは0.7〜1.0である。真球度が0.7未満であると、微小球形粒の形が歪になるためマッサージ感はザラザラとした触感が強まり、皮膚への刺激が大きすぎ、スクラブ剤に適さなくなる傾向が現れやすい。
本発明において、真球度は、光学顕微鏡(製品名:デジタルマイクロスコープVHX−600、キーエンス社製)を用い、観察対象の微小球形粒の画像データを取得し、その後得られた画像データ中の微小球形粒を、Image HyperII(デジモ社製)を用いて画像解析して得られる。その様な真球度は、画像解析により求められる微小球形粒の面積Aと、計算で求められる微小球形粒の最大長径を直径とする真球形状とみなした際の面積Bとから、真球度=A/Bとして得ることができる。よって、真球度が1に近づくほど真球形状に近く、1から遠ざかるほど不定形状となる。なお、微小球形粒は20個を観察し、真球度は各粒子の平均値を示した。
本発明の化粧用組成物に配合される微小球形粒は、後述する粉末状セルロースを造粒して得ることができ、所望の効果を阻害しない範囲において、粉末状セルロース同士の結着性を向上させる結合剤(バインダーともいう。)を含有させてもよい。このような結合剤としては、有機系バインダー、無機系バインダーなどを例示することができる。
また、本発明の化粧料に用いられる微小球形粒は、所望の効果を阻害しない範囲で、香料、崩壊助剤、造粒促進剤、賦形剤などの他の添加剤を含有し造粒してもよい。
しかしながら、この様な結合剤などを配合すると、排水の汚染につながる可能性もあり、環境負荷の観点からは、少ないほど好ましい。また、結合剤などを用いた場合、粉末状セルロース同士の結着が強くなりすぎるため、崩壊性に影響を及ぼす可能性がある。
そのため、本発明の好ましい一形態としては、微小球形粒として粉末状セルロース同士を結合させるための結合剤を含まない造粒物を用いる形態が挙げられる。
下記に詳説する粉末状セルロースと微小球形粒の製法を採用することによって、実質的に粉末状セルロースのみで造粒された微小球形粒とすることができる。結着剤などの余分な成分を含まず、しかも天然素材である粉末状セルロースを利用するので、環境に対する負荷を低減できる。また、実質的に粉末状セルロースのみで造粒された微小球形粒を用いることにより、安全性の高い化粧用組成物とすることができ、使用者に対する安心感を与えることができる。
マッサージ感は、使用者やその適用部位などによって感じ方が様々であるため、本発明の化粧用組成物の好ましい形態としては、下記のように、微小球形粒の硬さが固いタイプ(ハードタイプ)を用いた形態と、微小球形粒の硬さが固すぎずにソフトであるタイプ(ソフトタイプ)を用いた形態を、それぞれ提供しうる。
<微小球形粒(ハードタイプ)>
ハードタイプの微小球形粒としては、微小球形粒の真球度が0.7〜1.0であり、乾式硬度が210〜5000であり、これに用いる粉末状セルロースの平均重合度が50〜750であることが好ましい。
上記のとおり微小球形粒の真球度は好ましくは0.7〜1.0であるが、ハードタイプの微小球形粒の真球度としては、より好ましくは0.8〜1.0であり、さらに好ましくは0.84〜1.0である。本発明の粉末状セルロースは、上記記載の通り、粉末状セルロースを造粒して得るため、その様な微小球形粒の真球度が0.8未満であると、微小球形粒の形が歪になるためマッサージ中に歪み箇所を起点に崩壊しやすく、継続的なマッサージ感が得にくくなる場合がある。
ハードタイプの微小球形粒の乾式硬度は、好ましくは210〜5000gであり、より好ましくは240〜4500gであり、さらに好ましくは240〜4000gである。乾式硬度が上記下限未満であると、マッサージ感が劣る傾向が現れやすい。他方、乾式硬度が上記上限を超えると、マッサージ効果は高いが、微小球形粒の崩壊性が低くなりすぎ、化粧の拭き取り用などの場合に毛穴などから化粧を掻き出す作用は低くなりやすい。
本発明において、乾式硬度とは、微小球形粒の1粒当たりが圧潰(破断)する荷重(g)を示す。その様な乾式硬度は、粒子顆粒硬度計(製品名:グラノ、岡田精工株式会社製)を用い、1個の微小球形粒の圧潰強度のピーク値を測定し、粒子20個の平均値として求めた。
ハードタイプの微小球形粒では、粉末状セルロースの平均重合度は、好ましくは50〜750であり、より好ましくは100〜500である。ハードタイプの微小球形粒を造粒するにあたり、平均重合度が上記範囲より高いと、粉末状セルロース自体の強度が高くなるため、造粒時に圧縮され難く、嵩高い微小球形粒となり、ハードタイプの微小球形粒として乾式硬度が不十分となりやすい。他方、平均重合度が上記範囲より小さいと、造粒時のセルロース繊維の絡まりが少なくなるために、ハードタイプの微小球形粒として乾式硬度が不十分となりやすい。
<微小球形粒(ソフトタイプ)>
ソフトタイプの微小球形粒としては、微小球形粒の真球度が0.7〜1.0、乾式硬度が1以上210未満であり、これに用いる粉末状セルロースの平均重合度が50〜2000であることが好ましい。
上記のとおり微小球形粒の真球度は好ましくは0.7〜1.0であるが、ソフトタイプの微小球形粒の真球度としては、より好ましくは0.7〜0.90であり、さらに好ましくは0.7〜0.84である。真球度が上記の範囲では、真球性を維持しつつも表面がある程度粗さを残すため、乾式硬度210g未満の低硬度領域においてマッサージ感が向上する。
ソフトタイプの微小球形粒としては、乾式硬度が1以上210g未満であることが好ましく、より好ましくは20以上210g未満であり、さらに好ましくは30〜200gである。乾式硬度が上記下限未満であると、微小球形粒は崩壊しやすいためマッサージ感が感じられ難くなる。乾式硬度が上記上限以上であると、マッサージ効果は高まるが、ある程度粗さが残るソフトタイプのものとしては強すぎると感じられる傾向が増す。
ソフトタイプの微小球形粒では、粉末状セルロースの平均重合度は、好ましくは50〜2000であり、より好ましくは100〜1500である。ソフトタイプの微小球形粒を造粒するにあたり、平均重合度が上記範囲より高いと、粉末状セルロース自体の強度が高くなるため、造粒時に圧縮され難く、嵩高い微小球形粒となり、ソフトタイプの微小球形粒として乾式硬度が不十分となりやすい。他方、平均重合度が上記範囲より小さいと、造粒時のセルロース繊維の絡まりが少なくなるために、ソフトタイプの微小球形粒としての乾式硬度として不十分となりやすい。
<粉末状セルロース>
本発明で用いられる粉末状セルロースについてさらに詳説する。本発明において、粉末状セルロースの原料としては、広葉樹由来のパルプ、針葉樹由来のパルプ、リンター由来のパルプ、非木材由来のパルプなど特に限定されるものではないが、微小球形粒化の造粒調整の簡便性から平均粒子径が小さい粉末状セルロースを得ることが好ましく、繊維径や繊維幅が針葉樹パルプよりも小さい広葉樹パルプを用いることが好ましい。
また、本発明において、パルプ化法(蒸解法)は特に限定されるものではなく、サルファイト蒸解法、クラフト蒸解法、ソーダ・キノン蒸解法、オルガノソルブ蒸解法などを例示することができるが、これらの中では、環境面の点から、平均重合度が低くなる、サルファイト蒸解法が好ましい。
本発明に用いられる粉末状セルロースは、塩酸、硫酸、硝酸などの鉱酸で酸加水分解処理したパルプを粉砕処理、あるいは酸加水分解処理を施さないパルプを機械粉砕して得ることができる。
上記のパルプ原料を酸加水分解処理し機械粉砕して粉末状セルロースを得る場合、原料パルプスラリー調製工程、酸加水分解反応工程、中和・洗浄・脱液工程、乾燥工程、粉砕工程、分級工程を経て製造される。
パルプ原料は、流動状態でもシート状でも可能である。パルプ漂白工程からの流動パルプを原料とする場合は、加水分解反応槽へ投入する前に、濃度を高める必要があり、スクリュープレスやベルトフィルターなどの脱水機で濃縮され、反応槽へ所定量が投入される。パルプのドライシートを原料とする場合は、ロールクラッシャーなどの解砕機などでパルプをほぐした後、反応槽へ投入する。
次に、酸濃度0.10〜1.2Nに調整したパルプ濃度3〜10重量%(固形分換算)の分散液を、温度80〜100℃、時間30分間〜3時間の条件で処理する。パルプの加水分解処理後、脱水工程で加水分解処理されたパルプと廃酸とに固液分離される。加水分解処理されたパルプはアルカリ剤を添加して中和し、洗浄される。その後、乾燥機で乾燥され、粉砕機で規定の大きさに機械的に粉砕・分級される。
粉砕機としては、カッティング式ミル:メッシュミル(株式会社ホーライ製)、アトムズ(株式会社山本百馬製作所製)、ナイフミル(パルマン社製)、カッターミル(東京アトマイザー製造株式会社製)、CSカッタ(三井鉱山株式会社製)、ロータリーカッターミル(株式会社奈良機械製作所製)、パルプ粗砕機(株式会社瑞光製)シュレッダー(神鋼パンテック株式会社製)等、ハンマー式ミル:ジョークラッシャー(株式会社マキノ製)、ハンマークラッシャー(槇野産業株式会社製)、衝撃式ミル:パルベライザ(ホソカワミクロン株式会社製)、ファインインパクトミル(ホソカワミクロン株式会社製)、スーパーミクロンミル(ホソカワミクロン株式会社製)、イノマイザ(ホソカワミクロン株式会社製)、ファインミル(日本ニューマチック工業株式会社製)、CUM型遠心ミル(三井鉱山株式会社製)、イクシードミル(槇野産業株式会社製)、ウルトラプレックス(槇野産業株式会社製)、コントラプレックス(槇野産業株式会社製)、コロプレックス(槇野産業株式会社製)、サンプルミル(株式会社セイシン製)、バンタムミル(株式会社セイシン製)、アトマイザー(株式会社セイシン製)、トルネードミル(日機装株式会社製)、ネアミル(株式会社ダルトン製)、HT形微粉砕機(株式会社ホーライ製)、自由粉砕機(株式会社奈良機械製作所製)、ニューコスモマイザー(株式会社奈良機械製作所製)、ギャザーミル(株式会社西村機械製作所製)、スパーパウダーミル(株式会社西村機械製作所製)、ブレードミル(日清エンジニアリング株式会社製)、スーパーローター(日清エンジニアリング株式会社製)、Npaクラッシャー(三庄インダストリー株式会社製)、ウイレー粉砕機(株式会社三喜製作所製)、パルプ粉砕機(株式会社瑞光製)ヤコブソン微粉砕機(神鋼パンテック株式会社製)、ユニバーサルミル(株式会社徳寿工作所製)、気流式ミル:CGS型ジェットミル(三井鉱山株式会社製)、ミクロンジェット(ホソカワミクロン株式会社製)、カウンタジェットミル(ホソカワミクロン株式会社製)、クロスジェットミル(株式会社栗本鐵工所製)、超音速ジェットミル(日本ニューマチック工業株式会社製)、カレントジェット(日清エンジニアリング株式会社製)、ジェットミル(三庄インダストリー株式会社製)、エバラジェットマイクロナイザ(株式会社荏原製作所製)、エバラトリアードジェット(株式会社荏原製作所製)、セレンミラー(増幸産業株式会社製)ニューミクロシクトマット(株式会社増野製作所製)、クリプトロン(川崎重工業株式会社製)、竪型ローラーミル:竪型ローラーミル(シニオン株式会社製)、縦型ローラーミル(シェフラージャパン株式会社製)、ローラーミル(コトブキ技研工業株式会社製)、VXミル(株式会社栗本鐵工所)、KVM型竪形ミル(株式会社アーステクニカ)、ISミル(株式会社IHIプラントエンジニアリング)等が例示される。
本発明における粉末状セルロースに、機能性付与、もしくは機能性向上を目的に、粉末状セルロースの原料とその他有機および/または無機成分を単独もしくは2種類以上任意の割合で混合し、粉砕してもよい。また、原料に使用する天然セルロースの重合度を大幅に損なわない範囲で、化学的処理を施してもよい。
一方、酸加水分解処理を施していないパルプを原料から機械粉砕のみで粉体を製造する場合、粉砕機は、微粉砕性の高い、竪型ローラーミルを用いることが好ましい。本発明において、竪型ローラーミルとは、ローラーミルに属する遠心式の竪型粉砕機のことであり、円盤状のターンテーブルと、竪型ローラーで磨り潰すようにして粉砕する。竪型ローラーミルの最大の特徴は、微粉砕性に優れることであり、その理由として、ローラーとテーブル間で原料を圧縮する力と、ローラーとテーブル間で発生する剪断力とで、原料を粉砕することが挙げられる。従来から使用されている粉砕機としては、竪型ローラーミル(シニオン株式会社製)、縦型ローラーミル(シェフラージャパン株式会社製)、ローラーミル(コトブキ技研工業株式会社製)、VXミル(株式会社栗本鐵工所)、KVM型竪形ミル(株式会社アーステクニカ)、ISミル(株式会社IHIプラントエンジニアリング)等が例示される。
なお、本発明において用いられる微小球形粒を作成するために用いうる粉末状セルロースは、市販入手も可能である。
<微小球形粒の製造方法>
本発明において用いられる微小球形粒を得る方法としては、粉末状セルロースを造粒し球形粒を作成できるものであればよく、公知の造粒方法を用いることができる。造粒方法としては、例えば、転動造粒法、転動流動造粒法、遠心転動造粒法、流動層造粒法、撹拌転動造粒法、噴霧乾燥造粒法、押出造粒法、溶融造粒法などの湿式造粒法が好ましく、転動造粒法がより好ましく、遠心転動造粒法がさらに好ましい。
遠心転動造粒法を行う場合、CFグラニュレータ(フロイント産業社製)等の遠心転動造粒装置を用いることができる。遠心転動造粒時の回転数は、使用する装置により異なるが、通常100〜500rpmとすることができる。
遠心転動造粒装置に粉末状セルロースを仕込む際には、飛散しないように予め水又は水を主成分とする液体を添加し湿潤にさせていることが好ましく、遠心転動造粒中には、さらに水又は水を主成分とする液体を粉末状セルロースに噴霧する。水又は水を主成分とする液体とは、水単独または水とエタノールの混合溶液等を用いることができるが、硬度や比重に優れる造粒物を得るためには、水のみを用いることが好ましい。造粒乾燥時にはセルロース間に水素結合や分子間力などの相互作用が形成され造粒物を形成していくが、造粒後の乾燥が阻害されないバランス内において、添加・噴霧液中の水比率が高くなるほど、セルロース間の相互作用が促進され、比重や硬度に優れる微小球形粒となることができると推測される。
その様な造粒時における噴霧条件(噴霧量、時間、回数)は、回転数や、原料となる粉末状セルロースの量などとの関係で異なり、一概に規定することは出来ないが、一例として、回転数を定めたのち、スリットエアー量と噴霧液とのバランスを適宜調整し定めることができる。
なお、本発明において、平均粒子径を所望の範囲にするための方法としては、遠心転動造粒装置の造粒条件をコントロールする、あるいは造粒した微小球形粒に粉砕処理、分級処理を施すことによりコントロールすることも可能である。
<化粧用組成物>
本発明の化粧用組成物は、用途が化粧用である組成物であって、上記の微小球形粒を含むものである。したがって、本発明の化粧用組成物は、化粧用組成物中に上記の微小球形粒を配合することによって得ることができる。なお、本発明において、「化粧用」との用語には、美容の目的の用途も含むものとする。
一般に化粧用組成物は、人の感覚的な要因によって求められる性状が多種多様かつ繊細であるところ、本発明で用いられる微小球形粒は、配合量のみならず、粒径、硬さなどを適宜調整しやすいため、化粧用組成物の具体的な用途に応じて最適な微小球形粒を配合することにより、各種の具体的な用途に適したマッサージ感等を付与する化粧用組成物とすることができる。
微小球形粒の種類や配合量は、化粧用組成物の種類、剤型、具体的な用途などの諸条件によって適宜調整して設定しうる。剤型等にもよるが、化粧用組成物中の微小球形粒の配合量は、好ましくは、1〜50重量%、より好ましくは1〜40重量%である。
本発明の化粧用組成物は、皮膚に塗布して擦ることにより優れたマッサージ感を付与するため、皮膚に投与する、より具体的には皮膚に擦りつけるタイプの化粧料として好適である。本発明の化粧用組成物は、皮膚に擦りつけることにより、マッサージ感を与えるだけではなく、余分な角質などを除去したり、皮膚の血行促進を促したりすることもできる。また、本発明の化粧用組成物は使用後に簡便に拭き取ることができる。
また、本発明の化粧用組成物には、皮膚に塗布された化粧料を拭き取るための組成物(拭き取り用化粧料)も含むものとする。本発明において、「拭き取り用化粧料」の用語は、皮膚に付着した化粧、汗、汚れ、または余分な角質などを拭き取るための組成物のことを意味する。拭き取り用化粧料を、口紅、アイシャドウまたはチークカラーなどが付着した部位に適量塗布し、必要に応じて擦りつけた後、綿や不織布などのシートや、ティッシュペーパー、スポンジチーフなどを用いて拭き取ることによって、付着物を除去することができる。本発明の拭き取り用化粧料は、使用者が本人の好みによって水などで洗い流すことを制限する必要はないが、水などで洗い流すことなく、シートなどを用いて簡便かつ十分に拭き取ることができる形態としうる。拭き取り用化粧料の一形態例としては、例えば、洗浄目的の界面活性剤を含まない、または洗浄目的には達しない量の界面活性剤を含む、拭き取り用化粧料としうる。本発明の化粧用組成物には、上述のような微小球形粒が配合されているため、微小球形粒がそのまま擦りつけられて、または微小球形粒が擦りつけられて徐々に崩壊しさらに微小な粒子または粉末状セルロースが擦りつけられて、皮膚に塗布された化粧料を拭き取る補助的な役割を担うことができる。
本発明の化粧用組成物は、例えば、スキンケア、ボディケア、フェイスケア、ヘアケアなどの化粧料として好適である。すなわち、本発明の化粧用組成物の適用部位として好ましくは、顔、唇、ボディ、および頭皮などが挙げられる。
本発明の化粧用組成物は、化粧用の範疇において、特に制限はなく、様々な化粧用製品の形態を採用しうる。皮膚に投与する形態の化粧料には様々な形態があり、例えば、オイル、バーム、乳液、ジェル、クリーム、固形状スティックなどが挙げられる。さらに、オイル、バーム、乳液、ジェルなどを浸した、または表面に付着させたシートの形態としてもよい。このようなシートは、製品としてはメイク落とし用シート等としうる。シート基材は、化粧料や衛生用品等の分野において一般的に用いられるコットン、不織布、ペーパーなどの素材を用いうる。
本発明の化粧用組成物には、上記の微小球形粒の他に、化粧用に用いられる各種成分を配合しうる。化粧用組成物に用いられる成分としては、水、アルコール、油性原料、界面活性剤、保湿剤、美白剤、増粘剤、pH調整剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、金属イオン封鎖剤(キレート剤)、色材、香料、賦形剤、血行促進剤、皮膚用薬剤、頭皮用薬剤、その他薬効剤、ビタミン類、ホルモン類、アミノ酸類、抗ヒスタミン剤などが挙げられる。
本発明の化粧用組成物が、マッサージ効果等に優れる要因のいくつかとしては、以下のことが考えられる。すなわち平均粒子径が大きいものほど、皮膚に接触するときの接触面積が大きくなるためマッサージ感を増すことができるが、従来セルロースを用いた微小球形粒は、平均粒子径を大きくすると造粒化の為、結着剤をより多く配合する必要があり、そのため造粒時の変形等が起こり易く、マッサージ感が損なわれ、さらに崩壊性が低下し洗浄効果にも劣ると考えられる。本発明の化粧用組成物は、上述したような所定の粉末状セルロースを用いて造粒した所定の微小球形粒を用いることにより、良好なマッサージ効果を与えることができると推測される。
<剤型ごとの実施形態>
各剤型ごとの好ましい実施形態を示す。
(1)オイル(オイル状化粧料)
本発明の化粧用組成物は、オイル(オイル状化粧料ともいう。)の形態とすることができる。本発明において、「オイル」との用語は、流動パラフィンなどの油性成分を主たる成分とする液状物のことを意味する。オイルは、文字どおり、皮膚に塗布すると油分のべたべたした感触を与えるものである。その様なオイルとしては、ホホバ油などの植物由来油脂、高級アルコール、高級脂肪酸、エステル油、エーテル油、炭化水素油、シリコーン油を上げることができ、形態として液状であれば特に制限はないが、目安として、液状の油性成分が、少なくとも1重量%以上、好ましくは5重量%以上、より好ましくは10重量%以上含まれる。製品形態としては、例えば、ベビーオイル、日焼け用オイル、爪用オイルなどの形態が挙げられる。
オイルには、他の成分として、上記にて、化粧用に用いられる成分として示した各種成分を配合しうる。
オイルに配合する微小球形粒は、次のような形状又は性状のものを好適に用いうる。
・平均粒子径:好ましくは50〜1700μm、より好ましくは50〜900μm。
・真球度:好ましくは0.7〜1。
・乾式硬度:好ましくは50〜1500、より好ましくは50〜1000。
オイルに配合する微小球形粒の配合量は、好ましくは1〜50重量%であり、より好ましくは2〜30重量%である。
(2)バーム(バーム状化粧料又は軟膏状化粧料)
本発明の化粧用組成物は、バーム(バーム状化粧料又は軟膏状化粧料ともいう。)の形態とすることができる。本発明において、「バーム」との用語は、ワセリンや蜜ろうなどの炭化水素系の油脂成分を主たる基剤とする固形状〜半固形の物を意味する。
バームには、他の成分として、上記にて化粧用に用いられる成分として示した各種成分を配合しうる。
バームに配合する微小球形粒は、次のような形状又は性状のものを好適に用いうる。
・平均粒子径:好ましくは250〜1000μm、より好ましくは300〜700μm。
・真球度:好ましくは0.7〜1。
・乾式硬度:好ましくは50〜1500、より好ましくは210〜1500。
バームに配合する微小球形粒の配合量は、好ましくは1〜50重量%であり、より好ましくは5〜40重量%である。
(3)乳液(乳液状化粧料)
本発明の化粧用組成物は、乳液(乳液状化粧料ともいう。)の形態とすることができる。本発明において、「乳液」との用語は、化粧水とクリームの中間的性格をもち、流動性の高いエマルションである液状物を意味する。O/W型が多いが、W/O型もありうる。通常、油性成分量に対して水性成分量の比率が大きい。
乳液の構成成分としては油性成分、水性成分、界面活性剤などが挙げられる。一般的に、乳液の構成成分は下記に説明するクリームと類似するが、クリームに比べて固形油分やロウ類などの配合割合はかなり低い。
乳液には、他の成分として、上記にて化粧用に用いられる成分として示した各種成分を配合しうる。
乳液に配合する微小球形粒は、次のような形状又は性状のものを好適に用いうる。
・平均粒子径:好ましくは250〜1500μm、より好ましくは450〜1500μm。
・真球度:好ましくは0.7〜1、より好ましくは0.84〜1。
・乾式硬度:好ましくは100〜5000、より好ましくは400〜2500、更に好ましくは400〜1500。
乳液に配合する微小球形粒の配合量は、好ましくは1〜50重量%であり、より好ましくは5〜30重量%である。
(4)ジェル(ジェル状化粧料)
本発明の化粧用組成物は、ジェル(ジェル状化粧料又はゼリー状化粧料ともいう。)の形態とすることができる。本発明において、「ジェル」との用語は、水分を多く含み、外圧がかからない状態では略一定の形状を保ち、柔軟性が高く外圧により簡単に形状が崩れるゼリー状の形態のものをいう。
水性ジェルは、水溶性高分子(例えば、カルボキシビニルポリマーまたはメチルセルロースなど)を含む。油分含有タイプのジェルは、水性ジェルに少量の油分と界面活性剤が加えられた透明から半透明のジェルである。
ジェルには、他の成分として、上記にて化粧用に用いられる成分として示した各種成分を配合しうる。
ジェルに配合する微小球形粒は、次のような形状又は性状のものを好適に用いうる。
・平均粒子径:好ましくは100〜1500μm、より好ましくは250〜650μm。
・真球度:好ましくは0.7〜1。
・乾式硬度:好ましくは50〜1500、より好ましくは50〜900。
ジェルに配合する微小球形粒の配合量は、好ましくは1〜50重量%であり、より好ましくは5〜40重量%である。
(5)クリーム(クリーム状化粧料)
本発明の化粧用組成物は、クリーム(クリーム状化粧料ともいう。)の形態とすることができる。本発明において、「クリーム」との用語は、水と油のように互いに混じり合わない2つの成分の一方を分散媒とし、他方の成分を分散媒中に安定的な状態で分散させたエマルションの一種のことを意味する。半固形状(すなわちクリーム状)であり、乳液に比べると、流動性は低いが、バームよりは流動性が高い。O/W型とW/O型の乳化型がある。乳液に比べ、水性成分量に対する油性成分量の比率が大きいものが多い。
クリームの構成成分としては、油性成分、水性成分、界面活性剤、保湿剤などが挙げられる。
その他任意成分として、上記にて化粧用に用いられる成分として示した各種成分を配合しうる。
クリームに配合する微小球形粒は、次のような形状又は性状のものを好適に用いうる。
・平均粒子径:好ましくは250〜1500μm、より好ましくは300〜650μm。
・真球度:好ましくは0.7〜1。
・乾式硬度:好ましくは50〜4000、より好ましくは300〜900。
クリームに配合する微小球形粒の配合量は、好ましくは1〜50重量%であり、より好ましくは5〜40重量%である。
(6)固形状スティック
本発明の化粧用組成物は、固形状スティックの形態とすることができる。本発明において、「固形状スティック」との用語は、スティック状の形状に成形された固形物のことを意味する。固形状スティックは、常温下においてスティック状の形態が維持でき、且つ皮膚に擦ることにより塗布できる硬さを有する。ここで常温とは、およそ20℃±15℃(5〜35℃)、好ましくはおよそ15〜25℃である。
固形状スティックには、形状や硬さを安定させるための基剤成分が配合され、上記バームに類似した成分を配合しうる。賦形剤により成形してもよい。
固形状スティックには、他の成分として、上記にて化粧用に用いられる成分として示した各種成分を配合しうる。
固形状スティックに配合する微小球形粒は、次のような形状又は性状のものを好適に用いうる。
・平均粒子径:好ましくは50〜1700μm、より好ましくは300〜1500μm。
・真球度:好ましくは0.7〜1、より好ましくは0.8〜1。
・乾式硬度:好ましくは50〜4000、より好ましくは210〜1500。
固形状スティックに配合する微小球形粒の配合量は、好ましくは1〜50であり、より好ましくは5〜30である。
固形状スティックの好ましい一形態として、拭き取り用化粧料としてのリップスティックが挙げられる。リップスティックの形態とすることにより、手を汚さず、塗布することができ、唇や目元など狭い特定部位に塗布するのが容易である。また、小型の固形物であるため、こぼれたりすることもなく、持ち運びが容易である。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に示すが、本願はかかる実施例に限定されるものではない。
<製造例1(H1)>
粉末セルロースW−100G(日本製紙(株)製、平均粒子径35μm、平均重合度450、見掛け比重0.29g/ml、安息角58°)0.5kgを混合機に入れ、水を適量加えて攪拌混合した。この湿潤粉末を遠心転動造粒装置CF−360N(フロイント産業社製)に仕込み、回転円板を回転しながら、100分間中に水を適宜噴霧し造粒を行った。生成粒子を流動乾燥して平均粒子径650μm、真球度0.85、乾式硬度452g、見掛け比重0.65g/mlの微小球形粒を得た。
<製造例2(H2)>
粉末セルロースW−400G(日本製紙(株)製、平均重合度が150、平均粒子径が24μm、見掛け比重が0.48g/ml、安息角が52°)1kgを、混合機に入れ、水を適量加えて撹拌混合した。この湿潤粉末を、遠心転動造粒装置CF−360N(フロイント産業社製)に仕込み、回転円板を回転しながら、100分間中に水を適宜噴霧し造粒を行った。生成粒子を流動乾燥して平均粒子径340μm、真球度0.84、乾式硬度247g、見掛け比重0.83g/mlの微小球形粒を得た。
<製造例3(H3)>
100分間の造粒中に、水の噴霧回数を増やした以外は、製造例2と同様にして平均粒子径490μm、真球度0.87、乾式硬度490g、見掛け比重0.85g/mlの微小球形粒を得た。
<製造例4(S1)>
粉末セルロースW−100GK(日本製紙(株)製、平均粒子径37μm、平均重合度1420、見掛け比重0.32g/ml)1.0kgを混合機に入れ、水を適量加えて攪拌混合した。この湿潤粉末を遠心転動造粒装置CF−360N(フロイント産業社製)に仕込み、回転円板を回転しながら、100分間中に水を適宜噴霧し造粒を行った。生成粒子を流動乾燥して平均粒子径547μm、真球度0.73、乾式硬度39g、見掛け比重0.38g/mlの微小球形粒を得た。
<製造例5(S2)>
粉末セルロースW−400M(日本製紙(株)製、平均粒子径24μm、平均重合度130、見掛け比重0.48g/ml)1.0kgを、混合機に入れ、水を適量加えて撹拌混合した。この湿潤粉末を、遠心転動造粒装置CF−360N(フロイント産業社製)に仕込み、回転円板を回転しながら、100分間中に水を適宜噴霧し造粒を行った。生成粒子を流動乾燥して平均粒子径440μm、真球度0.78、乾式硬度148g、見掛け比重0.74g/mlの微小球形粒を得た。
<製造例6(S3)>
100分間の造粒中に、水の噴霧回数を増やした以外は、製造例5と同様にして平均粒子径211μm、真球度0.79、乾式硬度180g、見掛け比重0.80g/mlの微小球形粒を得た。
<製造例7(S4)>
100分間の造粒中に、水の噴霧回数と回転数を適宜調整した以外は、製造例5と同様にして平均粒子径76μm、真球度0.70、乾式硬度50g、見掛け比重0.67g/mlの微小球形粒を得た。
<製造例8(S5)>
100分間の造粒中に、水の噴霧回数と回転数を適宜調整した以外は、製造例5と同様にして平均粒子径295μm、真球度0.78、乾式硬度105g、見掛け比重0.78g/mlの微小球形粒を得た。
<参考例A>
粉末状セルロースを含有してなる微小球形粒の代わりに、平均粒子径350μm、真球度0.38のポリエチレンビーズ(製品名:Microscrub 35PC、Prospector社製)を用いた。
<評価方法>
<平均粒子径>
レーザー回折・散乱式粒子径分布測定装置(マイクロトラックMT3300EX、マイクロトラックベル株式会社)を使用した。測定に用いる分散媒はメタノールとし、試料0.2gを加え、測定を実施し、堆積累計50%粒子径(平均粒子径)を得た。
<真球度測定>
光学顕微鏡(製品名:デジタルマイクロスコープVHX−600、キーエンス社製)を用い、観察対象の微小球形粒の画像データを取得し、Image HyperII(デジモ社製)を用いて画像解析した。画像解析により求められる微小球形粒の面積Aと、計算で求められる微小球形粒の最大長径を直径とする真球形状とみなした際の面積Bとから、真球度=A/Bを得た。
<乾式硬度測定>
粒子顆粒硬度計(製品名:グラノ、岡田精工株式会社製)を用い、1個の微小球形粒の圧潰強度のピーク値を測定し、粒子20個の平均値を乾式硬度(g)として得た。
<参考例1〜4>
市販の身体洗浄料(製品名:ダブ ボディウォッシュG、ユニリーバ・ジャパン社製)95gに対し、上記製造例1〜3の各微小粒径粒、または上記参考例Aのポリエチレンビーズ5gを添加し、良く撹拌し、各混合液を作製し、それぞれ参考例1〜4の混合液を得た。
<参考例5〜8>
市販ボディソープ(製品名:ビオレuRf、花王株式会社製)95gに対し、上記製造例4〜6の各微小球形粒を5g、または上記参考例Aのポリエチレンビーズを5g添加し、各洗浄液を作製し、それぞれ参考例5〜8の洗浄液とした。
<実施例1〜4及び比較例1(バーム)>
市販の保湿化粧料(製品名:ヴァセリン オリジナルピュアスキンオイルA、ユニリーバ・ジャパン社製)10gに対し、上記製造例1、3,5,8の微小球形粒、又は上記参考例Aのポリエチレンビーズ3.5gを添加し、よく攪拌し、各混合液を作製し、それぞれ実施例1〜4及び比較例1のバーム剤を得た。
<実施例5〜10及び比較例2(固形状スティック)>
市販の固形状スティックの保湿化粧料(製品名:メンターム薬用スティック、近江兄弟社製)の使用面に対し、上記製造例1、3、5〜8の微小球形粒、又は上記参考例Aのポリエチレンビーズ1gを均一に付着させ、それぞれ実施例5〜10及び比較例2の固形状スティック剤を得た。
<実施例11〜15及び比較例3(乳液)>
市販の保湿化粧料(製品名:グランデーヌルクサージュリフトモイスチュアエマルジョン、コーセー社製)10gに対し、上記製造例1、3,5,6,8の微小球形粒、又は上記参考例Aのポリエチレンビーズ2gを添加し、よく攪拌し、各混合液を作製し、それぞれ実施例11〜15及び比較例3の乳液剤を得た。
<実施例16〜19及び比較例4(クリーム)>
市販の保湿化粧料(製品名:ニベアクリームc、ニベア花王社製)10gに対し、上記製造例1、3、5,8の微小球形粒、又は上記参考例Aのポリエチレンビーズ2gを添加し、よく攪拌し、各混合液を作製し、それぞれ実施例16〜19及び比較例4のクリーム剤を得た。
<実施例20〜25及び比較例5(オイル)>
市販の保湿化粧料(製品名:ジョンソンベビーオイル、ジョンソン・エンド・ジョンソン社製)10gに対し、上記製造例1、3、5〜8の微小球形粒、又は上記参考例Aのポリエチレンビーズ3gを添加し、よく攪拌し、各混合液を作製し、それぞれ実施例20〜25及び比較例5のオイル剤を得た。
<実施例26〜30及び比較例6(ジェル)>
市販の保湿化粧料(製品名:ちふれうるおいジェル、ちふれ社製)10gに対し、上記製造例1、3、5、6,8の微小球形粒、又は上記参考例Aのポリエチレンビーズ2gを添加し、よく攪拌し、各混合液を作製し、それぞれ実施例26〜30及び比較例6のジェル剤を得た。
<リップマッサージ>
[マッサージ感]
得られた実施例1〜10及び比較例1〜2で得られた化粧用組成物を、5名からなる被験者の唇に、それぞれ適量を軽くなでるように塗り、塗布時の触感について、下記の評価指標に基づいて評価しその平均値を示す。
◎:触感があり、マッサージ触感を強く感じる。
○:触感があり、マッサージ触感を感じる。
△:触感があるが、マッサージ触感が弱い。
×:触感がなく、マッサージ触感も感じない。
[ふき取り感]
さらに塗布面について、ティッシュ(製品名:スコッティ、日本製紙クレシア社製)で1回なでるようにふき取り、ふき取り時の触感について、下記の評価指標に基づいて評価しその平均値を示す。
◎:ふき取り時に摩擦を感じない。
○:ふき取り時に摩擦をほとんど感じない。
△:ふき取り時の摩擦を若干感じる。
×:ふき取り時の摩擦が強く、痛みを感じる。
<フェイスマッサージ>
実施例1〜30、比較例1〜6で得られた化粧用組成物を用い、5名からなる被験者の頬及び、おでこから鼻にかけてのTゾーンで、評価を行った以外は、上記と同様にマッサージ感、ふき取り感を評価しその平均値を示す。
<ボディマッサージ>
参考例1〜8、実施例1〜19、比較例1〜4で得られた化粧用組成物を用い、5名からなる被験者の上腕及び肘で、評価を行った以外は、上記と同様にマッサージ感、ふき取り感を評価しその平均値を示す。
上記のようにして実施した評価の結果を、表1−1〜表1−3に示す。

Claims (7)

  1. 粉末状セルロースの造粒物である微小球形粒を含む化粧用組成物であって、
    前記微小球形粒の平均粒子径が50〜2000μmであり、
    前記粉末状セルロースの平均粒子径が10〜50μmである、
    化粧用組成物。
  2. 前記微小球形粒の真球度が0.7〜1.0である、請求項1に記載の化粧用組成物。
  3. 前記微小球形粒が、前記粉末状セルロース同士を結合させるための結合剤を含まない造粒物である、請求項1または2に記載の化粧用組成物。
  4. 前記微小球形粒の乾式硬度が210〜5000であり、
    前記粉末状セルロースの平均重合度が50〜750である、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の化粧用組成物。
  5. 前記微小球形粒の乾式硬度1以上210未満であり、
    前記粉末状セルロースの平均重合度が50〜2000である、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の化粧用組成物。
  6. 前記化粧用組成物の剤型が、オイル、バーム、乳液、ジェル、クリーム、および固形状スティックからなる群から選ばれる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化粧用組成物。
  7. 前記化粧用組成物の適用部位が、顔、唇、ボディ、および頭皮からなる群から選ばれる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の化粧用組成物。
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