JP6731479B2 - 微小球形粒 - Google Patents

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Description

本発明は、粉末状セルロースを含む微小球形粒に関する。
洗浄用クリームなどの洗浄用組成物や化粧品用途において、その洗浄性やマッサージ効果を高めるためにスクラブ剤を用いられてきており、特にアメリカなどの諸外国において好まれている。
その様なスクラブ剤としてはタルクや雲母チタン、カオリン等の無機顔料や、ポリエチレン等の有機材料粉末が選択され使用されており、特に材料の入手性や製造性、マッサージ効果に優れるものとして、ポリエチレンビーズが用いられている(特許文献1)。
しかし、そのようなスクラブ剤は微小なため下水に排出された際に除去することができず、また生分解性を要しないため環境中に堆積しやすく、河川や海洋などの環境破壊が懸念され始めており、環境適応性の高い代替え品が求められている。
生分解性を有するスクラブ剤としては、結晶セルロースを用いた造粒物(特許文献2)や、生分解性のあるデンプンなどの粉状物質とアニオン性バインダーとを造粒し2価以上の陽イオンでコーティングする方法(特許文献3)が提案されている。また、洗浄剤組成物として、セルロース等の繊維と界面活性剤を用いた洗浄組成物(特許文献4)が提案されている。
特許第3032531号公報 特開2003−261436号公報 特開2000-302630号公報 WO01/052798号パンフレット
しかし特許文献2では結晶セルロースを造粒物とするために造粒時に水溶性の結合剤を用いており、水を含む化粧品などに添加すると、結合剤が溶出し造粒物の崩壊が発生しやすくマッサージ効果が低下する問題があった。
また特許文献3では、この様な水溶性のバインダーを用いても、造粒後に2価以上の陽イオンをコーティングすることで耐水性を得られることが述べられているが、塩の形態となるために粉状物の均一な崩壊が起こり難くなり洗浄効果が低下する、という問題があった。
また、特許文献4では、無機材料や有機材料粉末を用いた場合に比べ硬度に劣るため、そのマッサージ効果(スクラブ感)に劣るものであった。
そこで本発明では、マッサージ効果に優れる微小球形粒を提供することを目的とする。
また、本発明は、洗浄用組成物等に配合した際に、優れたマッサージ効果および洗浄効果を付与する微小球形粒を提供することを目的とする。
本発明者等は、鋭意研究の結果、下記の手段によって上記課題を解決し得ることを見出し、本願発明を完成させるに至った。
〔1〕粉末状セルロースを含有する微小球形粒であって、該微小球形粒の平均粒子径が50〜2000μm、真球度0.7〜1.0、乾式硬度1〜5000である、微小球形粒。
〔2〕前記微小球形粒が、前記粉末状セルロース同士を結合させるための結合剤を含まない造粒物である、上記〔1〕に記載の微小球形粒。
〔3〕前記微小球形粒が、実質的に前記粉末状セルロースのみからなる、上記〔1〕に記載の微小球形粒。
〔4〕前記乾式硬度が210〜5000である、上記〔1〕〜〔3〕のいずれか一項に記載の微小球形粒。
〔5〕前記粉末状セルロースが、平均粒子径10〜50μm、平均重合度50〜750である、上記〔4〕に記載の微小球形粒。
〔6〕前記乾式硬度が1〜210未満である、上記〔1〕〜〔3〕のいずれか一項に記載の微小球形粒。
〔7〕前記粉末状セルロースが、平均粒子径10〜50μm、平均重合度50〜2000である、上記〔6〕に記載の微小球形粒。
〔8〕上記〔1〕〜〔7〕のいずれか一項に記載の微小球形粒を含有するマッサージ用組成物。
〔9〕上記〔1〕〜〔7〕のいずれか一項に記載の微小球形粒を含有する、洗浄用組成物。
本発明によれば、マッサージ効果に優れる、粉末状セルロースを含有してなる微小球形粒を提供することができる。
本発明によれば、マッサージ効果に優れ、且つ洗浄効果が高い、粉末状セルロースを含有してなる微小球形粒を提供することができる。
以下、本発明の詳細を記述する。なお、特に規定がない限り、「AA〜BB%」という記載は、「AA%以上BB%以下」を示すこととする。
(微小球形粒)
本発明の微小球形粒は、粉末状セルロースを含有する微小球形粒であって、該微小球形粒の平均粒子径が50〜2000μm、真球度0.7〜1.0、乾式硬度1〜5000である。
本発明の微小球形粒は、後述する粉末状セルロースを造粒して得ることができ、所望の効果を阻害しない範囲において、バインダーなどを含有させることができる。
上記バインダーとしては、粉末状セルロース同士の結着力を向上させる、有機系バインダー、無機系バインダーなどを例示することができる。
しかしながら、この様なバインダーを配合すると、排水の汚染につながる可能性があったり、粉末状セルロース同士の結着が強くなりすぎるため洗浄効果を発現させるための崩壊性に影響を及ぼす可能性がある。しかし、本発明の微小球形粒はいわゆる結着剤を配合せずに形成することができるため、本発明の好ましい一形態としては、バインダーを含有せずに所望のマッサージ感を得られる造粒を行うことが挙げられる。
すなわち、本発明の微小球形粒は、粉末状セルロース同士を結合させるための結合剤を含まない造粒物としてもよい。また、本発明の微小球形粒は、実質的に前記粉末状セルロースのみからなる造粒物としてもよい。
本発明の微小球形粒を得る方法としては、粉末状セルロースを造粒し球形粒を作成できるものであればよく公知の造粒方法を用いることができ、転動造粒法、転動流動造粒法、遠心転動造粒法、流動層造粒法、撹拌転動造粒法、噴霧乾燥造粒法、押出造粒法、溶融造粒法などの湿式造粒法が好ましく、本発明の微小球形粒を得るには転動造粒法がより好ましく、遠心転動造粒法がさらに好ましい。
その様な遠心転動造粒法を行う場合、CFグラニュレータ(フロイント産業社製)等の遠心転動造粒装置を用いることができる。遠心転動造粒時の回転数は、使用する装置により異なるが、通常100〜500rpmとすることができる。
遠心転動造粒装置に粉末状セルロースを仕込む際には、飛散しないように予め水又は水を主成分とする液体を添加し湿潤にさせていることが好ましく、遠心転動造粒中には、さらに水又は水を主成分とする液体を粉末状セルロースに噴霧する。水又は水を主成分とする液体とは、水単独または水とエタノールの混合溶液等を用いることができるが、硬度や比重に優れる造粒物を得るためには、水のみを用いることが好ましい。造粒乾燥時にはセルロース間に水素結合や分子間力などの相互作用が形成され造粒物を形成していくが、造粒後の乾燥が阻害されないバランス内において、添加・噴霧液中の水比率が高くなるほど、セルロース間の相互作用が促進され、比重や硬度に優れる微小球形粒となることができると推測される。
その様な造粒時における噴霧条件(噴霧量、時間、回数)は、回転数や、原料となる粉末状セルロースの量などとの関係で異なり、一概に規定することは出来ないが、一例として、回転数を定めたのち、スリットエアー量と噴霧液とのバランスを適宜調整し定めることができる。例えばスリットエアー量としては原料1kgに対し100〜400L/minの範囲に調整することができ、水の噴霧量としては原料1kgに対し総量で0.8〜1.5kgの範囲に調整することができ、造粒時間としては1〜4時間の範囲に調整することができる。
なお、本発明において、平均粒子径を所望の範囲にするための方法としては、遠心転動造粒装置の造粒条件をコントロールする、あるいは造粒した微小球形粒に粉砕処理、分級処理を施すことによりコントロールすることも可能である。
本発明の微小球形粒は、硬度により2つに分類しうる。硬度としては、乾燥硬度を好適に用いうる。
本発明において乾式硬度とは、微小球形粒の1粒当たりが圧潰(破断)する荷重(g/mm2)を現す。その様な乾式硬度は、粒子顆粒硬度計(製品名:グラノ、岡田精工株式会社製)を用い、1個の微小球形粒の圧潰強度のピーク値を測定し、粒子20個の平均値として求めた。
本発明の微小球形粒の好ましい一形態としては、乾式硬度が210〜5000g/mm2であるものが挙げられる(以下、本明細書において、乾式硬度が210〜5000g/mm2未満のものをハードタイプという場合がある)。ハードタイプの微小球形粒は、強いマッサージ感を与えるのに好適である。ハードタイプの微小球形粒としては、乾燥硬度は240〜4500g/mm2が好ましく、240〜4000g/mm2がより好ましい。乾式硬度が210g/mm2未満であると、ハードタイプとして期待される程のマッサージ感は得られにくくなる。乾式硬度が5000g/mm2を超えると、微小球形粒の崩壊性が少なく、洗浄組成物に用いるのに適さない。
本発明の微小球形粒の好ましい一形態としては、乾式硬度が1〜210g/mm2未満であるものが挙げられる(以下、本明細書において、乾式硬度が1〜210g/mm2未満のものをソフトタイプという場合がある)。ソフトタイプの微小球形粒は、上記のハードタイプほどにはマッサージ感を与えないマイルドなものとなる一方、洗浄用組成物などに配合した場合に洗浄性をより向上させやすい。ソフトタイプの微小球形粒としては、乾燥硬度は20〜210g/mm2未満がより好ましく、30〜200g/mm2がさらに好ましい。乾式硬度が1g/mm2未満であると、微小球形粒は崩壊しやすい為洗浄効果は高いが、マッサージ感が感じられ難くなる。乾式硬度が210g/mm2以上であると、マッサージ効果は高まるが、ソフトタイプとしては微小球形粒の崩壊性が低下し、洗浄効果が得られにくい傾向が高まっていく。
本発明において示される平均粒子径は、例えば、レーザー回折・散乱式粒子径分布測定装置(例えば、マイクロトラックMT3300EX、マイクロトラックベル株式会社)を使用し、測定に用いる分散媒としてメタノールを用い、試料0.2gを加えて測定し、堆積累計50%粒子径を平均粒子径として求めることができる。
ハードタイプの微小球形粒としては、平均粒子径は50〜2000μmであることが好適であり、50〜1700μmがより好ましく、100〜1500μmが更に好ましく、300〜900μmが更に好ましい。平均粒子径が50μm未満であると、マッサージ感は得られにくくなる。平均粒子径が2000μmを超えると、粒子が大きすぎるためスクラブ剤としてのマッサージ感が劣る傾向が高まる。
ソフトタイプの微小球形粒としては、平均粒子径は50〜2000μmであることが好適であり、50〜1700μmがより好ましく、100〜1500μmが更に好ましく、200〜900μmが更に好ましい。平均粒子径が50μm未満であると、マッサージ感が得られにくくなる。平均粒子径が2000μmを超えると、粒子が大きすぎるためスクラブ剤としてのマッサージ感が劣る傾向が高まる。
本発明において真球度とは、光学顕微鏡(製品名:デジタルマイクロスコープVHX‐600、キーエンス社製)を用い、観察対象の微小球形粒の画像データを取得し、その後得られた画像データ中の微小球形粒を、Image HyperII(デジモ社製)を用いて画像解析し得られる。その様な真球度は、画像解析により求められる微小球形粒の面積Aと、計算で求められる微小球形粒の最大長径を直径とする真球形状とみなした際の面積Bとから、真球度=A/Bとして得ることができる。よって、真球度が1に近づくほど真球形状に近く、1から遠ざかるほど不定形状となる。なお、微小球形粒は20個を観察し、真球度は各粒子の平均値を示した。
ハードタイプの微小球形粒としては、真球度は、0.7〜1.0であることが好適であり、0.8〜1.0がより好ましく、0.84〜1.0が更に好ましい。本発明の微小球形粒は、上記記載の通り、粉末状セルロース又は粉末状セルロース組成物を造粒して得るため、その様な微小球形粒の真球度が0.7未満であると、微小球形粒の形が歪になるためマッサージ中に歪み箇所を起点に崩壊しやすく、継続的なマッサージ感が得られ難く、スクラブ剤に適しにくくなる。
ソフトタイプの微小球形粒としては、真球度は0.7〜1.0であることが好適であり、より好ましくは0.7〜0.84である。真球度が0.7未満であると、微小球形粒の形が歪になるためマッサージ感はザラザラとした触感であり、ソフトタイプとしては皮膚への刺激が大きすぎ、ソフトな刺激が求められるスクラブ剤に適さない。また真球度が0.7〜0.84の範囲では、真球性を維持しつつも表面がある程度粗さを残すため、乾式硬度210g未満の低硬度領域においてマッサージ感が向上する。
本発明の微小球形粒は、所望の効果を阻害しない範囲で、香料、崩壊助剤、造粒促進剤などの添加剤を含有し造粒することもできる。
(粉末状セルロース)
本発明において、粉末状セルロースの原料としては、広葉樹由来のパルプ、針葉樹由来のパルプ、リンター由来のパルプ、非木材由来のパルプなど特に限定されるものではないが、微小球形粒化の造粒調整の簡便性から平均粒子径が小さい粉末状セルロースを得ることが好ましく、繊維径や繊維幅が針葉樹パルプよりも小さい広葉樹パルプを用いることが好ましい。
また、本発明において、パルプ化法(蒸解法)は特に限定されるものではなく、サルファイト蒸解法、クラフト蒸解法、ソーダ・キノン蒸解法、オルガノソルブ蒸解法などを例示することができるが、これらの中では、環境面の点から、平均重合度が低くなる、サルファイト蒸解法が好ましい。
本発明に用いられる粉末状セルロースは、塩酸、硫酸、硝酸などの鉱酸で酸加水分解処理したパルプを粉砕処理、あるいは酸加水分解処理を施さないパルプを機械粉砕して得ることができる。
上記のパルプ原料を酸加水分解処理し機械粉砕して粉末状セルロースを得る場合、原料パルプスラリー調製工程、酸加水分解反応工程、中和・洗浄・脱液工程、乾燥工程、粉砕工程、分級工程を経て製造される。
パルプ原料は、流動状態でもシート状でも可能である。パルプ漂白工程からの流動パルプを原料とする場合は、加水分解反応槽へ投入する前に、濃度を高める必要があり、スクリュープレスやベルトフィルターなどの脱水機で濃縮され、反応槽へ所定量が投入される。パルプのドライシートを原料とする場合は、ロールクラッシャーなどの解砕機などでパルプをほぐした後、反応槽へ投入する。
次に、酸濃度0.10〜1.2Nに調整したパルプ濃度3〜10重量%(固形分換算)の分散液を、温度80〜100℃、時間30分間〜3時間の条件で処理する。パルプの加水分解処理後、脱水工程で加水分解処理されたパルプと廃酸とに固液分離される。加水分解処理されたパルプはアルカリ剤を添加して中和し、洗浄される。その後、乾燥機で乾燥され、粉砕機で規定の大きさに機械的に粉砕・分級される。
粉砕機としては、カッティング式ミル:メッシュミル(株式会社ホーライ製)、アトムズ(株式会社山本百馬製作所製)、ナイフミル(パルマン社製)、カッターミル(東京アトマイザー製造株式会社製)、CSカッタ(三井鉱山株式会社製)、ロータリーカッターミル(株式会社奈良機械製作所製)、パルプ粗砕機(株式会社瑞光製)シュレッダー(神鋼パンテック株式会社製)等、ハンマー式ミル:ジョークラッシャー(株式会社マキノ製)、ハンマークラッシャー(槇野産業株式会社製)、衝撃式ミル:パルベライザ(ホソカワミクロン株式会社製)、ファインインパクトミル(ホソカワミクロン株式会社製)、スーパーミクロンミル(ホソカワミクロン株式会社製)、イノマイザ(ホソカワミクロン株式会社製)、ファインミル(日本ニューマチック工業株式会社製)、CUM型遠心ミル(三井鉱山株式会社製)、イクシードミル(槇野産業株式会社製)、ウルトラプレックス(槇野産業株式会社製)、コントラプレックス(槇野産業株式会社製)、コロプレックス(槇野産業株式会社製)、サンプルミル(株式会社セイシン製)、バンタムミル(株式会社セイシン製)、アトマイザー(株式会社セイシン製)、トルネードミル(日機装株式会社製)、ネアミル(株式会社ダルトン製)、HT形微粉砕機(株式会社ホーライ製)、自由粉砕機(株式会社奈良機械製作所製)、ニューコスモマイザー(株式会社奈良機械製作所製)、ギャザーミル(株式会社西村機械製作所製)、スパーパウダーミル(株式会社西村機械製作所製)、ブレードミル(日清エンジニアリング株式会社製)、スーパーローター(日清エンジニアリング株式会社製)、Npaクラッシャー(三庄インダストリー株式会社製)、ウイレー粉砕機(株式会社三喜製作所製)、パルプ粉砕機(株式会社瑞光製)ヤコブソン微粉砕機(神鋼パンテック株式会社製)、ユニバーサルミル(株式会社徳寿工作所製)、気流式ミル:CGS型ジェットミル(三井鉱山株式会社製)、ミクロンジェット(ホソカワミクロン株式会社製)、カウンタジェットミル(ホソカワミクロン株式会社製)、クロスジェットミル(株式会社栗本鐵工所製)、超音速ジェットミル(日本ニューマチック工業株式会社製)、カレントジェット(日清エンジニアリング株式会社製)、ジェットミル(三庄インダストリー株式会社製)、エバラジェットマイクロナイザ(株式会社荏原製作所製)、エバラトリアードジェット(株式会社荏原製作所製)、セレンミラー(増幸産業株式会社製)ニューミクロシクトマット(株式会社増野製作所製)、クリプトロン(川崎重工業株式会社製)、竪型ローラーミル:竪型ローラーミル(シニオン株式会社製)、縦型ローラーミル(シェフラージャパン株式会社製)、ローラーミル(コトブキ技研工業株式会社製)、VXミル(株式会社栗本鐵工所)、KVM型竪形ミル(株式会社アーステクニカ)、ISミル(株式会社IHIプラントエンジニアリング)等が例示される。
本発明における粉末状セルロースに、機能性付与、もしくは機能性向上を目的に、粉末状セルロースの原料とその他有機および/または無機成分を単独もしくは2種類以上任意の割合で混合し、粉砕することも可能である。また、原料に使用する天然セルロースの重合度を大幅に損なわない範囲で、化学的処理を施すことが可能である。
一方、酸加水分解処理を施していないパルを原料から機械粉砕のみで粉体を製造する場合、粉砕機は、微粉砕性の高い、竪型ローラーミルを用いることが好ましい。本発明において、竪型ローラーミルとは、ローラーミルに属する遠心式の竪型粉砕機のことであり、円盤状のターンテーブルと、竪型ローラーで磨り潰すようにして粉砕する。竪型ローラーミルの最大の特徴は、微粉砕性に優れることであり、その理由として、ローラーとテーブル間で原料を圧縮する力と、ローラーとテーブル間で発生する剪断力とで、原料を粉砕することが挙げられる。従来から使用されている粉砕機としては、竪型ローラーミル(シニオン株式会社製)、縦型ローラーミル(シェフラージャパン株式会社製)、ローラーミル(コトブキ技研工業株式会社製)、VXミル(株式会社栗本鐵工所)、KVM型竪形ミル(株式会社アーステクニカ)、ISミル(株式会社IHIプラントエンジニアリング)等が例示される。
ハードタイプの微小球形粒に用いる粉末状セルロースは、前記粉末状セルロースの、平均粒子径が10〜50μm、平均重合度が50〜750であることが好ましい。
ソフトタイプの微小球形粒に用いる粉末状セルロースは、前記粉末状セルロースの、平均粒子径が10〜50μm、平均重合度が50〜2000であることが好ましい。
ハードタイプの微小球形粒に用いる粉末状セルロースの平均粒子径は、10〜50μmが好ましく、より好ましくは、15〜40μmである。粉末状セルロースの平均粒子径が10μm未満であると、粒子が細かい為微小球形粒の造粒が困難になり、また粉末状セルロースの平均粒子径が50μmを超えると、粒子が大きい為造粒が困難になる。
ソフトタイプの微小球形粒に用いる粉末状セルロースの平均粒子径は、10〜50μmが好ましく、より好ましくは、15〜40μmである。粉末状セルロースの平均粒子径が10μm未満であると、粒子が細かい為微小球形粒の造粒が困難になり、また粉末状セルロースの平均粒子径が50μmを超えると、粒子が大きい為造粒が困難になる。
ハードタイプの微小球形粒に用いる粉末状セルロースの平均重合度は、50〜750が好ましく、より好ましくは100〜500の範囲である。平均重合度が上記範囲より高いと、粉末状セルロース自体の強度が高くなるため、造粒時に圧縮され難く、嵩高い微小球形粒となり、ハードタイプの微小球形粒として乾式硬度が不十分となりやすい。一方で、平均重合度を上記範囲より小さいと、造粒時のセルロース繊維の絡まりが少なくなるために、微小球形粒の乾式硬度が劣りやすい。
ソフトタイプの微小球形粒に用いる粉末状セルロースの平均重合度は、50〜2000が好ましく、より好ましくは100〜1500の範囲である。平均重合度が上記範囲より高いと、粉末状セルロース自体の強度が高くなるため、造粒時に圧縮され難く、嵩高い微小球形粒となり、ソフトタイプの微小球形粒として乾式硬度が不十分となる。一方で、平均重合度を上記範囲より小さいと、造粒時のセルロース繊維の絡まりが少なくなるために、微小球形粒の乾式硬度が劣りやすい。
本発明の微小球形粒が、マッサージ効果及び洗浄効果に優れるのは、以下のことが考えられる。すなわち平均粒子径が大きいものほど、皮膚に接触するときの接触面積が大きくなるためマッサージ感を増すことができるが、従来セルロースを用いた微小球形粒は、平均粒子径を大きくすると造粒化の為、結着剤をより多く配合する必要があり、そのため造粒時の変形等が起こり易く、マッサージ感が損なわれると、さらに崩壊性が低下し洗浄効果にも劣ると考えられる。本発明の微小球形粒は、一定範囲の真球度、乾式硬度を保たせることで、平均粒子径に関わらず結着剤を必要とせずに、マッサージ効果と、洗浄効果を両立することができると推測される。
本発明の微小球形粒は、集合体をそのまま皮膚に適用してマッサージ用に利用してもよいが、基剤に混合してマッサージ用組成物としてもよい。マッサージ用組成物に用いうる基剤は、本発明の微小球形粒を分散させるための媒体であって皮膚に適用しうるものであれば、特に制限なく使用しうる。
また、本発明の微小球形粒を含有する化粧用組成物として用いることもできる。
本発明の微小球形粒は、ボディソープやハンドソープなどの起泡性を有する洗浄性成分とともに洗浄性組成物として用いることができ、その様な物としては例えば主剤として脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウム、アルファスルホ脂肪酸エステルナトリウム、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキル硫酸エステルナトリウム、アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム、アルファオレフィンスルホン酸ナトリウム、アルキルスルホン酸ナトリウム、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、アルキルアミノ脂肪酸ナトリウム、アルキルベタイン、アルキルアミンオキシド、アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩等の界面活性物質を含むものが挙げられる。また助剤として炭酸ナトリウム、硅酸ナトリウム、ゼオライト、クエン酸及びその塩、EDTA(エチレンジアミン四酢酸)やその塩、ヒドロキシエタンホスホン酸、L−アスパラギン酸二酢酸(ASDA)、L−グルタミン酸二酢酸(GLDA)、硫酸ナトリウム等を挙げられる。また、必要に応じグリセリンやポリエチレングリコール、増粘剤、香料、水やエタノール等を含むことができる。
本発明の微小球形粒は、化学的に安定な粉末状セルロースを主たる成分として含むため、上述される洗浄性成分の作用を阻害することなく洗浄性組成物を成すことができ、洗浄性成分及び微小球形粒により高い洗浄効果を得ることができる。さらに、マッサージ感に優れるためマッサージ組成物として優れており、化粧用組成物としても用いることができる。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に示すが、本発明はかかる実施例に限定されるものではない。
<実施例1H>
粉末セルロースW−100G(日本製紙(株)製、平均粒径35μm、平均重合度450、見掛け比重0.29g/ml、安息角58°)0.5kgを遠心転動造粒装置CF−360N(フロイント産業社製)に仕込み、回転円板を回転しながら、スリットエアー量200〜300L/minで100分間中に水を1.25kg噴霧し造粒を行った。生成粒子を流動乾燥して平均粒子径650μm、真球度0.85、乾式硬度452g、見掛け比重0.65g/mlの微小球形粒を得た。
<実施例2H>
粉末セルロースW−400G(日本製紙株式会社製、平均重合度が150、平均粒子径が24μm、見掛け比重が0.48g/ml、安息角が52°)1kgを遠心転動造粒装置CF−360N(フロイント産業社製)に仕込み、回転円板を回転しながら、スリットエアー量220L/minで100分間中に水を1.2kg噴霧し造粒を行った。生成粒子を流動乾燥して平均粒子径340μm、真球度0.84、乾式硬度247g、見掛け比重0.83g/mlの微小球形粒を得た。
<実施例3H>
100分間の造粒中に、水の噴霧回数を増やした以外は、実施例2Hと同様にして平均粒子径490μm、真球度0.87、乾式硬度490g、見掛け比重0.85g/mlの微小球形粒を得た。
<実施例1S>
粉末状セルロースW−100GK(日本製紙(株)製、平均粒径37μm、平均重合度1420、見掛け比重0.32g/ml)1.0kgを遠心転動造粒装置CF−360N(フロイント産業社製)に仕込み、回転円板を回転しながら、スリットエアー量200L/minで100分間中に水を1.2kg噴霧し造粒を行った。生成粒子を流動乾燥して平均粒子径547μm、真球度0.73、乾式硬度39g、見掛け比重0.38g/mlの微小球形粒を得た。
<実施例2S>
粉末状セルロースW−400M(日本製紙(株)製、平均粒径24μm、平均重合度130、見掛け比重0.48g/ml)1.0kgを遠心転動造粒装置CF−360N(フロイント産業社製)に仕込み、回転円板を回転しながら、スリットエアー量220L/minで100分間中に水を1.2kg噴霧し造粒を行った。生成粒子を流動乾燥して平均粒子径440μm、真球度0.78、乾式硬度148g、見掛け比重0.74g/mlの微小球形粒を得た。
<実施例3S>
100分間の造粒中に、水の噴霧回数を増やした以外は、実施例2Sと同様にして平均粒子径211μm、真球度0.79、乾式硬度180g、見掛け比重0.80g/mlの微小球形粒を得た。
<参考例>
粉末状セルロースを含有してなる微小球形粒の代わりに、平均粒子径350μm、真球度0.38のポリエチレンビーズ(製品名:Microscrub 35PC、Prospector社製)を用いた。
<評価>
<平均粒子径>
レーザー回折・散乱式粒子径分布測定装置(マイクロトラックMT3300EX、マイクロトラックベル株式会社)を使用した。測定に用いる分散媒はメタノールとし、試料0.2gを加え、測定を実施し、堆積累計50%粒子径(平均粒子径)を得た。
<真球度測定>
光学顕微鏡(製品名:デジタルマイクロスコープVHX‐600、キーエンス社製)を用い、観察対象の微小球形粒の画像データを取得し、Image HyperII(デジモ社製)を用いて画像解析した。画像解析により求められる微小球形粒の面積Aと、計算で求められる微小球形粒の最大長径を直径とする真球形状とみなした際の面積Bとから、真球度=A/Bを得た。
<乾式硬度測定>
粒子顆粒硬度計(製品名:グラノ、岡田精工株式会社製)を用い、1個の微小球形粒の圧潰強度のピーク値を測定し、粒子20個の平均値を乾式硬度(g)として得た。
<マッサージ(ボディ)評価>
市販の身体洗浄料(製品名:ダブ・ボディウォッシュG、ユニリーバ・ジャパン社製)95gに対し、実施例1H〜3H、1S〜3Sの各微小粒径粒、又は参考例のポリエチレンビーズを5g添加し、良く撹拌し、混合液を作製した。得られた混合液を5時間静置し、5名からなる被験者の頬に、それぞれ5g塗り、掌で塗布部分を20回擦り、擦り時の触感について評価し、平均値として示す。なお、最終的な評価として、下記A〜Dに分類した。
A:触感に優れ、マッサージ触感を強く感じる。
B:触感があり、マッサージ触感を感じる。
C:触感があるが、マッサージ触感が弱い。
D:触感がなく、マッサージ触感も感じない。
実施例1H〜3H及び参考例の結果を表1に示す。また、実施例1S〜3S及び参考例の結果を表2に示す。
<マッサージ(頭皮)効果>
市販のシャンプー(製品名:メリット、花王社製)95gに対し、実施例1H〜3H、1S〜3Sの各微小粒径粒、又は参考例のポリエチレンビーズ5g添加し、良く撹拌して混合液を作製した。得られた混合液を5時間静置し、5名からなる被験者の頭皮にそれぞれ0.5g塗り、手指で塗布部分を10回擦り、擦り時の触感について評価し、平均値として示す。
A:触感に優れ、マッサージ触感を強く感じる。
B:触感があり、マッサージ触感を感じる。
C:触感があるが、マッサージ触感が弱い。
D:触感がなく、マッサージ触感も感じない。
実施例1H〜3H及び参考例の結果を表1に示す。また、実施例1S〜3S及び参考例の結果を表2に示す。
<マッサージ(口内)効果>
市販の歯磨き粉(製品名:カードハロー スタンディングチューブ、花王社製)95gに対し、実施例1H〜3H、1S〜3Sの各微小粒径粒、又は参考例のポリエチレンビーズ5g添加し、良く撹拌して混合液を作製した。得られた混合液を5時間静置し、5名からなる被験者の手指に1g取り、口内や歯茎に10回擦り、擦り時の触感について評価し、平均値として示す。
A:触感に優れ、マッサージ触感を強く感じる。
B:触感があり、マッサージ触感を感じる。
C:触感があるが、マッサージ触感が弱い。
D:触感がなく、マッサージ触感も感じない。
実施例1H〜3H及び参考例の結果を表1に示す。また、実施例1S〜3S及び参考例の結果を表2に示す。
<洗浄性評価>
市販ボディソープ(製品名:ビオレuRf、花王株式会社製)95gに対し、実施例1S〜3Sの各微小粒径粒、又は参考例のポリエチレンビーズを5g添加し、洗浄液を作製した。パネラーの左掌部分に、油性青マジック(ハイマッキーケア、ゼブラ株式会社製)で2×2cm範囲をまんべんなく塗った。その後、上記洗浄液を5g塗工部に塗り、両掌で100回擦って洗浄し、水洗後の乾燥した掌をマイクロスコープ(VH−7000、キーエンス株式会社製)を用いて20倍での観察を行い、青マジックの落ち具合(洗浄性)を評価した。結果を表2に示す。
A:洗浄性が非常に良く、大部分の青色が落ちる。
B:洗浄性があり、青色が落ちる。
C:洗浄性はみられるが、青色が薄く残る。
D:洗浄性がみられず、青色が残る。
Figure 0006731479
Figure 0006731479

Claims (7)

  1. 粉末状セルロース同士を結合させるための結合剤を含まない、前記粉末状セルロースの造粒物である微小球形粒を製造する方法であって、
    前記粉末状セルロースを遠心転動造粒装置に仕込むことと、
    前記遠心転動造粒装置の回転板を回転しながら造粒することと、
    前記造粒中に、スリットエアー量100〜400L/minで水を噴霧することと、
    を含み、
    前記微小球形粒は、平均粒子径が200〜900μm、真球度が0.7〜1.0、乾式硬度が1〜5000g/mm 2 である、
    前記微小球形粒の製造方法。
  2. 前記微小球形粒の前記乾式硬度が210〜4000g/mm 2 である、請求項1に記載の微小球形粒の製造方法。
  3. 前記粉末状セルロースが、平均粒子径10〜50μm、平均重合度50〜750である、請求項2に記載の微小球形粒の製造方法。
  4. 前記微小球形粒の前記乾式硬度が1〜210g/mm 2 未満である、請求項1に記載の微小球形粒の製造方法。
  5. 前記粉末状セルロースが、平均粒子径10〜50μm、平均重合度50〜2000である、請求項4に記載の微小球形粒の製造方法。
  6. 請求項1〜のいずれか一項に記載の方法で得られる微小球形粒を配合することを含む、マッサージ用組成物の製造方法。
  7. 請求項1〜のいずれか一項に記載の方法で得られる微小球形粒を配合することを含む、洗浄用組成物の製造方法。
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