JP2018039786A - 口腔用組成物及び口腔内歯垢分散剤 - Google Patents

口腔用組成物及び口腔内歯垢分散剤 Download PDF

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Abstract

【課題】口腔内に適用することで、歯面に堅固に付着した歯垢を効果的に分散させることのできる口腔用組成物及び口腔内歯垢分散剤に関する。
【解決手段】次の成分(A)、(B)、及び(C):
(A)炭素数14以上20以下のオレフィンスルホン酸塩、
(B)炭素数14以上20以下のヒドロキシアルカンスルホン酸塩、及び
(C)ソルビトール
を含有し、かつ
成分(A)の含有量が、成分(A)と成分(B)との合計含有量中に、3質量%以上50質量%以下である口腔用組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、口腔用組成物及び口腔内歯垢分散剤に関する。
歯垢(プラーク)は、口腔内に存在する種々の細菌の集合体、いわゆるバイオフィルムの1種として知られている。こうした歯垢は、口腔内において、ネバツキの発生や口臭の原因ともなり、不快感をもたらすだけでなく、う蝕や歯石、歯周病等の原因にもなりかねない。こうしたなか、口腔内に適用するための剤や組成物には、従来より洗浄作用を有する各種界面活性剤が好適に用いられているものの、さらに歯垢やバイオフィルムの除去効果を充分に高めるべく、種々の開発がなされている。
例えば、特許文献1には、α−オレフィンスルホン酸塩とデキストラナーゼと糖アルコールとからなる口腔バイオフィルム除去剤が開示されており、良好な使用感や適度な泡立ちの付与とともに、口腔バイオフィルムの優れた化学的除去効果を発揮している。また、特許文献2には、炭素数14のα−オレフィンスルホン酸塩と、アシルアミノ酸塩及び/又はアルギニンとを含有する口腔用組成物が開示されており、アニオン界面活性剤特有の苦味を抑制しながら口腔バイオフィルムの除去効果の向上を図っている。
特開2015−20970号公報 特開2013−151474号公報
しかしながら、上記特許文献では、いずれもテトラデセンスルホン酸塩のようなα−オレフィンスルホン酸塩を用いようとするものであって、かかるテトラデセンスルホン酸塩は、副生物としてせいぜい20質量%以下程度のヒドロキシアルキルスルホン酸塩を含み得るにすぎず、歯面に堅固に付着した歯垢を効果的に分散させるには、未だ改善の余地がある。
したがって、本発明は、口腔内に適用することで、歯面に堅固に付着した歯垢を効果的に分散させることのできる口腔用組成物及び口腔内歯垢分散剤に関する。
そこで本発明者は、種々検討したところ、主鎖に二重結合を有し、かつ特定の炭素数を有する、いわゆるオレフィンを原料としたオレフィンスルホン酸塩とともに、かかるオレフィンスルホン酸塩を得る際に生成するヒドロキシアルカンスルホン酸塩を有効成分としつつ、ヒドロキシアルキルスルホン酸塩を多く含み得るよう、これらを特定の量的関係下で用いれば、歯面に堅固に付着した歯垢であっても効果的に分散させることのできる口腔用組成物及び口腔内歯垢分散剤が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、次の成分(A)、(B)、及び(C):
(A)炭素数14以上20以下のオレフィンスルホン酸塩、
(B)炭素数14以上20以下のヒドロキシアルカンスルホン酸塩、及び
(C)ソルビトール
を含有し、かつ
成分(A)の含有量が、成分(A)と成分(B)との合計含有量中に、3質量%以上50質量%以下である口腔用組成物に関する。
また、本発明は、次の成分(A)、及び(B):
(A)炭素数14以上20以下のオレフィンスルホン酸塩、及び
(B)炭素数14以上20以下のヒドロキシアルカンスルホン酸塩
を有効成分とし、かつ
成分(A)の含有量が、成分(A)と成分(B)との合計含有量中に、3質量%以上50質量%以下である口腔内歯垢分散剤に関する。
本発明の口腔用組成物によれば、口腔内に適用することによって、歯面に堅固に付着した歯垢を効果的に分散させることができ、かかる歯垢の除去を有効に促進することが可能である。そして、本発明の口腔内歯垢分散剤は、口腔内の歯垢を効果的に分散することのできる極めて有用な剤である。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の口腔用組成物は、成分(A)として、炭素数14以上20以下のオレフィンスルホン酸塩を含有するとともに、成分(B)として、炭素数14以上20以下のヒドロキシアルカンスルホン酸塩を含有する。
成分(A)のオレフィンスルホン酸塩は、主鎖に二重結合を有するオレフィンを原料とし、これをスルホン化、中和及び加水分解した後、精製することにより得られる。一方、成分(B)のヒドロキシアルカンスルホン酸塩は、成分(A)のヒドロキシ体であり、成分(A)を得る際に生成される成分である。
成分(A)のオレフィンスルホン酸塩の炭素数は、歯垢分散効果を高める観点から、14以上であって、好ましくは16以上である。成分(A)のオレフィンスルホン酸塩の炭素数は、組成物の安定性及び生産性の観点から、20以下であって、好ましくは18以下である。なお、かかる炭素数は、原料として用いるオレフィンに由来するものであり、用いる原料に応じて、上記以外の炭素数を有するオレフィンスルホン酸塩が含まれていてもよい。
成分(B)のヒドロキシアルカンスルホン酸塩の炭素数は、歯垢分散効果を高める観点から、14以上であって、好ましくは16以上である。成分(B)のヒドロキシアルカンスルホン酸塩の炭素数は、組成物の安定性及び生産性の観点から、20以下であって、好ましくは18以下である。なお、かかる炭素数は、原料として用いるオレフィン(原料オレフィン)に由来するものであり、成分(A)の原料オレフィンとは異なる原料オレフィンを用いてもよく、すなわち成分(A)の炭素数と成分(B)の炭素数とが異なっていてもよい。
本発明の口腔用組成物において、上記成分(A)の含有量は、成分(A)と成分(B)との合計含有量中に3質量%以上50質量%以下である。本発明者は、従来は副生成物として扱われるにすぎない成分(B)が、歯垢分散効果を効果的に高めるのに有用な成分であることに着目し、成分(A)を上記含有量とすることによって、成分(B)であるヒドロキシ体の含有量を増大させ、好ましくは成分(A)であるオレフィン体の含有量以上とし、歯垢分散効果を飛躍的に高めることを可能とするものである。
成分(A)の含有量は、歯面に堅固に固着した歯垢を効果的に分散する観点から、成分(A)と成分(B)との合計含有量中に、50質量%以下であって、好ましくは45質量%以下であり、より好ましくは30質量%以下であり、さらに好ましくは25質量%以下である。また、成分(A)の含有量は、組成物の安定性や生産性の観点から、成分(A)と成分(B)との合計含有量中に、3質量%以上であって、好ましくは5質量%以上であり、より好ましくは7質量%以上であり、さらに好ましくは9質量%以上である。そして、成分(A)の含有量は、成分(A)と成分(B)との合計含有量中に、3質量%以上50質量%以下であって、好ましくは5〜50質量%であり、より好ましくは7〜45質量%であり、さらに好ましくは9〜30質量%であり、よりさらに好ましくは9〜25質量%である。
なお、成分(A)と成分(B)との合計含有量中における成分(A)の含有量は、高速液体クロマトグラフィー質量分析計(HPLC−MS)を用いて測定することができる。具体的には、有効成分からHPLCによりヒドロキシ体とオレフィン体を分離した後、MSにかけることで成分(A)を同定し、そのHPLC−MSピーク面積から、成分(A)と成分(B)との合計含有量中の成分(A)の含有量を求めることができる。より具体的には、HPLC装置「アジレントテクノロジー1100」(アジレントテクノロジー社製)、カラム「L−columnODS4.6×150mm」(一般財団法人化学物質評価研究機構製)を用い、次の条件で測定することができる。
サンプル調製(メタノールで1000倍希釈)、溶離液A(10mM酢酸アンモニウム添加水)、溶離液B(10mM酢酸アンモニウム添加メタノール)、グラジェント(0min.(A/B=30/70%)→10min.(30/70%)→55min.(0/100%)→65min.(0/100%)→66min.(30/70%)→75min.(30/70%))、MS装置「アジレントテクノロジー1100MS SL(G1946D))」(アジレントテクノロジー社製),MS検出(陰イオン検出 m/z60−1600、UV240nm)。
成分(A)におけるスルホン酸基は、主鎖のオレフィン鎖の1位又は2位、或いはさらにオレフィン鎖の内部にも存在し得るが、歯面に堅固に固着した歯垢の分散効果を高める観点から、成分(A)には、スルホン酸基がオレフィン鎖の2位に存在するオレフィンスルホン酸塩が含まれていることが好ましい。また、成分(B)におけるスルホン酸基についても同様であり、主鎖のアルカン鎖の1位又は2位、或いはさらにアルカン鎖の内部に存在し得るが、歯面に堅固に固着した歯垢の分散効果を高める観点から、成分(B)には、スルホン酸基がアルカン鎖の2位に存在するヒドロキシアルカンスルホン酸塩が含まれていることが好ましい。
具体的には、成分(A)におけるスルホン酸基がオレフィン鎖の2位に存在するオレフィンスルホン酸塩と、成分(B)におけるスルホン酸基がアルカン鎖の2位に存在するヒドロキシアルカンスルホン酸塩との合計含有量は、歯面に堅固に固着した歯垢の分散効果を高める観点から、成分(A)及び成分(B)の合計含有量中に、好ましくは5質量%以上であり、より好ましくは8質量%以上であり、さらに好ましくは10質量%以上であり、よりさらに好ましくは15質量%以上である。また、成分(A)におけるスルホン酸基がオレフィン鎖の2位に存在するオレフィンスルホン酸塩と、成分(B)におけるスルホン酸基がアルカン鎖の2位に存在するヒドロキシアルカンスルホン酸塩との合計含有量は、生産性等の観点から、成分(A)及び成分(B)の合計含有量中に、好ましくは30質量%以下であり、より好ましくは25質量%以下である。そして、成分(A)におけるスルホン酸基がオレフィン鎖の2位に存在するオレフィンスルホン酸塩と、成分(B)におけるスルホン酸基がアルカン鎖の2位に存在するヒドロキシアルカンスルホン酸塩との合計含有量は、成分(A)及び成分(B)の合計含有量中に、好ましくは5〜30質量%であり、より好ましくは8〜30質量%であり、さらに好ましくは10〜25質量%であり、よりさらに好ましくは15〜25質量%である。
成分(A)におけるスルホン酸基がオレフィン鎖の1位に存在するオレフィンスルホン酸塩と、成分(B)におけるスルホン酸基がアルカン鎖の1位に存在するヒドロキシアルカンスルホン酸塩との合計含有量は、生産性等の観点から、成分(A)及び成分(B)の合計含有量中に、好ましくは1質量%以上であり、より好ましくは1.5質量%以上であり、さらに好ましくは2質量%以上であり、よりさらに好ましくは2.5質量%以上である。また、成分(A)におけるスルホン酸基がオレフィン鎖の1位に存在するオレフィンスルホン酸塩と、成分(B)におけるスルホン酸基がアルカン鎖の1位に存在するヒドロキシアルカンスルホン酸塩との合計含有量は、歯面に堅固に固着した歯垢の分散効果を高める観点から、成分(A)及び成分(B)の合計含有量中に、好ましくは20質量%以下であり、より好ましくは10質量%以下であり、さらに好ましくは5質量%以下である。そして、成分(A)におけるスルホン酸基がオレフィン鎖の1位に存在するオレフィンスルホン酸塩と、成分(B)におけるスルホン酸基がアルカン鎖の1位に存在するヒドロキシアルカンスルホン酸塩との合計含有量は、成分(A)及び成分(B)の合計含有量中に、好ましくは1〜20質量%であり、より好ましくは1.5〜10質量%であり、さらに好ましくは2〜5質量%であり、よりさらに好ましくは2.5〜5質量%である。
なお、成分(A)及び成分(B)の合計含有量中の、成分(A)におけるスルホン酸基がオレフィン鎖の1位に存在するオレフィンスルホン酸塩と、成分(B)におけるスルホン酸基がアルカン鎖の1位に存在するヒドロキシアルカンスルホン酸塩との合計含有量、或いは成分(A)におけるスルホン酸基がオレフィン鎖の2位に存在するオレフィンスルホン酸塩と、成分(B)におけるスルホン酸基がアルカン鎖の2位に存在するヒドロキシアルカンスルホン酸塩との合計含有量は、いずれもガスクロマトグラフィー(GC)を用いて得られる各成分のピーク面積比を元に、求めることができる。
具体的には、成分(A)、(B)に対してトリメチルシリルジアゾメタンを反応させることによりメチルエステル化誘導体とした後、各成分をGCで分離する。各成分のピーク面積比を質量比として、スルホン酸基が2位に存在する内部オレフィンスルホン酸塩の含有量を算出する。測定に使用する装置及び分析条件は、次の通りである。
GC装置「アジレントテクノロジー6850」(アジレントテクノロジー社製)、カラム「HP−1キャピラリーカラム」(30m×320μm×0.25μm,アジレントテクノロジー社製)、検出器(水素炎イオン検出器(FID))、インジェクション温度300℃、ディテクター温度300℃、He流量1.0mL/min.、オーブン(60℃(0min.)→10℃/min.→300℃(10min.)。
本発明の口腔用組成物において、有効成分である成分(A)及び成分(B)の合計含有量は、優れた歯垢分散効果を確保する観点から、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは0.2質量%以上であり、さらに好ましくは0.3質量%以上であり、よりさらに好ましくは0.4質量%以上である。また、成分(A)及び成分(B)の合計含有量は、口腔内適用時における良好な使用感を保持する観点から、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは10質量%以下であり、より好ましくは8質量%以下であり、さらに好ましくは5質量%以下である。そして、成分(A)及び成分(B)の合計含有量は、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは0.1質量%以上10質量%以下であり、より好ましくは0.2〜8質量%であり、さらに好ましくは0.3〜5質量%であり、よりさらに好ましくは0.4〜5質量%である。
成分(A)及び成分(B)は、炭素数14以上20以下の原料オレフィンをスルホン化した後、中和し、次いで加水分解した後、得られた分解物を精製する工程を経ることにより得ることができる。
スルホン化、中和、加水分解の条件には特に制限はなく、例えば、特許第1633184号公報、特許第2625150号公報、Tenside Surf.Det.31(5)299(1994)に記載の条件を参照することができる。また、上記加水分解を経ることにより得られた分解物を精製する工程としては種々の方法を用いることができるが、かかる精製する工程は、非極性溶媒を添加して油相分離した後の水相に含まれる成分(A)及び成分(B)を抽出する工程を備えるのが好ましい。すなわち、具体的には、加水分解により得られた分解物をエタノールに分散させ、そして非極性溶媒を添加する工程、及びその後に油相を分離する工程を備え、さらに分離された後の水相から成分(A)及び成分(B)を抽出する工程を備える。上記非極性溶媒としては、石油エーテル、ヘキサン、トルエン等から選ばれる1種又は2種以上を用いることができる。また、油相を分離する工程は、複数回行ってもよい。分離された水相から成分(A)及び成分(B)を抽出する工程としては、水を蒸発させる手段、水相の析出物を除去する手段が挙げられる。
なお、成分(A)の原料オレフィンと成分(B)の原料オレフィンは、同一であってもよく、異なっていてもよい。
原料オレフィンをスルホン化し、中和し、加水分解した後、非極性溶媒を添加して油相分離した後の水相から抽出することにより、成分(A)及び成分(B)を得る場合、成分(A)及び成分(B)の原料であるオレフィン中における二重結合が2位に存在するオレフィンの合計含有量は、歯垢分散効果を高める観点から、成分(A)及び成分(B)の原料オレフィン全量中に、合計で好ましくは10質量%以上であり、より好ましくは15質量%以上であり、さらに好ましくは20質量%以上である。また、成分(A)及び成分(B)の原料オレフィン中における二重結合が2位に存在するオレフィンの合計含有量は、生産コストの低減、生産性向上の観点から、成分(A)及び成分(B)の原料オレフィン全量中に、合計で好ましくは50質量%以下であり、より好ましくは45質量%以下であり、さらに好ましくは35質量%以下である。
また、歯垢分散効果をより一層高める観点、及び泡立ち性や泡質等の向上を加味する観点から、成分(A)及び成分(B)の原料であるオレフィン中に含まれる二重結合が1位に存在するオレフィン、いわゆるα−オレフィンの含有量は、成分(A)及び成分(B)の原料オレフィン全量中に、合計で好ましくは5質量%以下であり、より好ましくは2質量%以下であり、好ましくは0.1質量%以上であり、好ましくは0.2質量%以上である。
なお、原料であるオレフィン中における二重結合の分布は、例えば、ガスクロマトグラフ質量分析計(GC−MSと省略)により測定することができる。具体的には、ガスクロマトグラフ分析計(以下、GCと省略)により炭素鎖長及び二重結合位置の異なる各成分を正確に分離し、それぞれを質量分析計(以下、MSと省略)にかけることで、その二重結合位置を同定することができ、そのGCピーク面積から各々の割合を求めることができる。
上記スルホン化反応は、原料であるオレフィン1モルに対し、三酸化硫黄ガスを1.0〜1.2モル反応させることにより行うことができる。反応温度は、20〜40℃で行うことが好ましい。中和は、スルホン酸基の理論値に対し1.0〜1.5モル倍量の水酸化ナトリウム、アンモニア、2−アミノエタノール等のアルカリ水溶液を反応させることにより行なわれる。加水分解反応は、水の存在下90〜200℃で30分〜3時間反応を行えばよい。これらの反応は、連続して行うことができる。加水分解反応終了後、不純物を抽出除去し、適宜洗浄等をすることにより、成分(A)及び成分(B)を各々精製することができる。上記精製には種々の方法を用いることが可能であるが、例えば減圧蒸留する方法を用いることが好ましく、減圧蒸留では、120〜180℃、0.1〜10mmHgの条件を採用するのが好ましい。
本発明の口腔用組成物は、成分(C)としてソルビトールを含有する。かかる成分(C)を含有することにより、口腔内に適用するための組成物として、その安定性を確保しながら歯垢分散効果を確保し、成分(A)と成分(B)による口腔内においてピリピリと感じられるような刺激性や為害性等の不快感の抑制効果を増強し、良好な風味をもたらすことができる。かかる成分(C)の含有量は、不快感の抑制効果を高め、良好な風味をもたらす観点から、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは2質量%以上であり、より好ましくは4質量%以上であり、さらに好ましくは5質量%以上である。また、成分(C)の含有量は、みずみずしい使用感と香味をもたらす観点から、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは60質量%以下であり、より好ましくは50質量%以下であり、さらに好ましくは40質量%以下であり、よりさらに好ましくは30質量%以下である。さらに成分(C)の含有量は、本発明の口腔用組成物が液体口腔用組成物である場合には、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは15質量%以下であり、より好ましくは10質量%以下であり、さらに好ましくは7質量%以下である。そして、成分(C)の含有量は、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは2〜60質量%であり、より好ましくは4〜50質量%であり、さらに好ましくは5〜40質量%であり、よりさらに好ましくは5〜30質量%である。さらに成分(C)の含有量は、本発明の口腔用組成物が液体口腔用組成物である場合には、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは2〜15質量%であり、より好ましくは4〜10質量%であり、さらに好ましくは4〜7質量%である。
本発明の口腔用組成物は、成分(A)及び成分(B)以外の界面活性剤(D)を含有することができる。かかる成分(D)の界面活性剤としては、アルキル硫酸エステル塩、アシルグルタミン酸ナトリウムやアシルサルコシンナトリウム等のアシルアミノ酸塩、アルキルリン酸ナトリウム等のアルキルリン酸塩、高級脂肪酸スルホン化モノグリセリド塩、イセチオン酸の脂肪酸エステル塩、N−メチル長鎖アシルタウリンナトリウム塩、及びポリオキシエチレンモノアルキルリン酸塩から選ばれる1種又は2種以上のアニオン界面活性剤;
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油;ショ糖脂肪酸エステル;ソルビタン脂肪酸エステル;ステアリン酸モノグリセリン、モノステアリン酸デカグリセリン、モノミリスチン酸ペンタグリセリン等のグリセリン脂肪酸エステル;アルキルグルコシド;ポリグリセリン脂肪酸エステル:ポリオキシエチレンモノアルキル(又はアルケニル)エーテル;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体;ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル;アミンオキサイド系界面活性剤;モノ−(又はジ−)エタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド等の脂肪酸アルカノールアミド;ステアリン酸デカグリセリル、ラウリン酸デカグリセリル等のポリグリセリン脂肪酸エステル;並びにポリエチレンポリプロピレングリコール等のポリグリコールから選ばれる1種又は2種以上のノニオン界面活性剤;
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等の酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチル−N−イミダゾリウムベタイン等のイミダゾリニウムベタイン、ラウリルスルホベタインやラウリルヒドロキシスルホベタイン等のアルキルスルホベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン等のヤシ油脂肪酸アミドアルキルベタイン、及びアルキル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリンベタインナトリウム等の長鎖アルキルイミダゾリンベタイン塩から選ばれる1種又は2種以上の両性界面活性剤が挙げられる。
なかでも、成分(D)の界面活性剤としては、本発明の口腔用組成物中における各成分の分散性、起泡性能、歯垢分散効果、又は安定性等の観点から、成分(A)及び成分(B)以外のアニオン界面活性剤、及びノニオン界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上が好ましく、アルキル硫酸ナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、アシルグルタミン酸塩、及びアシルサルコシン塩から選ばれる1種又は2種以上のアニオン性界面活性剤;ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、及びソルビタン脂肪酸エステルから選ばれる1種又は2種以上のノニオン性界面活性剤がより好ましい。
成分(D)の界面活性剤としてアニオン界面活性剤(D1)を用いる場合、かかる成分(D1)の含有量は、起泡性能、歯垢分散効果、安定性と為害性抑制とのバランスを確保する観点から、本発明の口腔用組成物中に、成分(D1)の合計で、好ましくは0.05質量%以上であり、より好ましくは0.1質量%以上であり、さらに好ましくは0.2質量%以上であり、好ましくは1.5質量%以下であり、より好ましくは1.2質量%であり、さらに好ましくは1質量%以下であり、よりさらに好ましくは0.8質量%以下である。
また、成分(D)の界面活性剤としてノニオン性界面活性剤(D2)を用いる場合、かかる成分(D2)の含有量は、各成分の分散性を促進させ、安定性を向上する観点、歯垢分散効果を充分に確保させる観点、及びこれらの効果の発揮と口腔内適用時における良好な使用感の確保とのバランスを確保する観点から、本発明の口腔用組成物中に、成分(D2)の合計で、好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは0.2質量%以上であり、さらに好ましくは0.3質量%以上であり、好ましくは2質量%以下であり、より好ましくは1.5質量%以下であり、さらに好ましくは1質量%以下であり、よりさらに好ましくは0.8質量%以下である。
本発明の口腔用組成物は、例えば、練り歯磨剤や粉歯磨剤等の歯磨組成物である場合、適度な粘度を付与して歯面等への付着性を高め、歯垢分散効果の向上を図る観点から、粘結剤を含有することができる。かかる粘結剤としては、具体的には、例えば、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カラギーナン、キサンタンガム、ポリアクリル酸ナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ペクチン、トラガントガム、アラビアガム、グアーガム、カラヤガム、ローカストビーンガム、ジェランガム、タマリンドガム、サイリウムシードガム、ポリビニルアルコール、コンドロイチン硫酸ナトリウム、及びメトキシエチレン無水マレイン酸共重合体等からなる群より選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。なかでも、カルボキシメチルセルロースナトリウム、キサンタンガム、カラギーナンが好ましい。また、本発明の口腔用組成物が液体口腔用組成物である場合、粘結剤としては、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カラギーナン、及びキサンタンガムから選ばれる1種または2種以上が好ましい。
粘結剤の含有量は、適度な粘度の付与と歯垢分散効果の向上とをバランスよく実現する観点から、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは0.2質量%以上であり、より好ましくは0.3質量%以上であり、さらに好ましくは0.5質量%以上であり、好ましくは2質量%以下であり、より好ましくは1.5質量%以下である。
本発明の口腔用組成物は、例えば、練り歯磨剤や粉歯磨剤等の歯磨組成物である場合、歯垢分散効果を高め、効果的に歯垢を除去する観点から、さらに研磨剤を含有することができる。研磨剤としては、例えば研磨性シリカ(吸油量が50〜150mL/100gであり、かかる吸油量とはJIS K5101−13−2(2004年制定)に基づき吸収される煮あまに油の量によって測定される値を意味する)等が挙げられる。研磨剤は、RDA値(Radioactive Dentine Abrasion values、ISO11609(2010年制定)研磨性の試験方法 付随書Aにより測定される値)が20〜250のものが一般に用いられる。研磨剤の含有量は、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは5〜20質量%であり、より好ましくは8〜15質量%である。
本発明の口腔用組成物は、良好な使用感を得る観点から、グリセリン、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、重量平均分子量800以下のポリエチレングリコール、及びジプロピレングリコールから選ばれる湿潤剤を含有することが好ましく、これらの湿潤剤の含有量は、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは2〜15質量%であり、より好ましくは4〜10質量%である。また、適度な粘度と良好な使用感を得る観点から、増粘性シリカ(JIS K5101-13-2(2004年制定)に基づき吸収される煮あまに油の量によって測定される吸油量が、200〜400mL/100g)を含有することが好ましい。本発明の口腔用組成物における増粘性シリカの含有量は、組成物の適度な粘度と、口腔内における各成分の分散性の観点から、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは1〜15質量%であり、より好ましくは2〜10質量%である。
本発明の口腔用組成物は、上記成分の他、本発明の効果を阻害しない範囲で、発泡助剤;パラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラオキシ安息香酸エチル等の保存料;顔料;色素;香料;精製水等の水等を適宜含有させることができる。そして、本発明の口腔用組成物の形態としては、特に限定されず、練り歯磨剤や粉歯磨剤等の歯磨組成物であってもよく、洗口剤や液状歯磨剤等の液体口腔用組成物であってもよい。
本発明の口腔用組成物は、このように歯面に堅固に固着した歯垢の分散効果を高める効果に優れることから、口腔内歯垢分散用組成物、或いは口腔内歯垢除去用組成物として極めて有用である。
本発明の口腔内歯垢分散剤は、次の成分(A)、及び(B):
(A)炭素数14以上20以下のオレフィンスルホン酸塩、及び
(B)炭素数14以上20以下のヒドロキシアルカンスルホン酸塩
を有効成分とし、かつ
成分(A)の含有量が、成分(A)と成分(B)との合計含有量中に、3質量%以上50質量%以下である。
本発明の口腔内歯垢分散剤において、有効成分であるこれら成分(A)及び成分(B)の含有量や割合は、上記口腔用組成物における成分(A)及び成分(B)と同義である。本発明の口腔内歯垢分散剤は、かかる有効成分により、口腔内において優れた歯垢分散効果を発揮することができる。
なお、これら成分(A)及び成分(B)の有効成分以外の成分として、必要に応じ、上記口腔用組成物と同様のその他の成分を含有することもできる。
本発明の口腔内歯垢分散剤の形態は、液状であってもよく、ゲル状やペースト状であってもよい。
上述した本発明の実施態様に関し、さらに以下の口腔用組成物及びその製造方法、口腔内歯垢分散用組成物、並びに口腔内歯垢分散剤を開示する。
[1]次の成分(A)、(B)、及び(C):
(A)炭素数14以上20以下のオレフィンスルホン酸塩、
(B)炭素数14以上20以下のヒドロキシアルカンスルホン酸塩、及び
(C)ソルビトール
を含有し、かつ
成分(A)の含有量が、成分(A)と成分(B)との合計含有量中に、3質量%以上50質量%以下である口腔用組成物。
[2]成分(A)のオレフィンスルホン酸塩の炭素数は、好ましくは16以上であり、好ましくは18以下であり、成分(B)のヒドロキシアルカンスルホン酸塩の炭素数は、好ましくは16以上であり、好ましくは18以下である上記[1]の口腔用組成物。
[3]成分(A)の含有量は、成分(A)と成分(B)との合計含有量中に、好ましくは45質量%以下であり、より好ましくは30質量%以下であり、さらに好ましくは25質量%以下であり、好ましくは5質量%以上であり、より好ましくは7質量%以上であり、さらに好ましくは9質量%以上である上記[1]又は[2]の口腔用組成物。
[4]成分(A)におけるスルホン酸基がオレフィン鎖の2位に存在するオレフィンスルホン酸塩と、成分(B)におけるスルホン酸基がアルカン鎖の2位に存在するヒドロキシアルカンスルホン酸塩との合計含有量は、成分(A)及び成分(B)の合計含有量中に、好ましくは5質量%以上であり、より好ましくは8質量%以上であり、さらに好ましくは10質量%以上であり、よりさらに好ましくは15質量%以上であり、好ましくは30質量%以下であり、より好ましくは25質量%以下である上記[1]〜[3]いずれか1の口腔用組成物。
[5]成分(A)におけるスルホン酸基がオレフィン鎖の1位に存在するオレフィンスルホン酸塩と、成分(B)におけるスルホン酸基がアルカン鎖の1位に存在するヒドロキシアルカンスルホン酸塩との合計含有量は、成分(A)及び成分(B)の合計含有量中に、好ましくは1質量%以上であり、より好ましくは1.5質量%以上であり、さらに好ましくは2質量%以上であり、よりさらに好ましくは2.5質量%以上であり、好ましくは20質量%以下であり、より好ましくは10質量%以下であり、さらに好ましくは5質量%以下である上記[1]〜[4]いずれか1の口腔用組成物。
[6]成分(A)及び成分(B)の合計含有量は、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは0.2質量%以上であり、さらに好ましくは0.3質量%以上であり、よりさらに好ましくは0.4質量%以上であり、好ましくは10質量%以下であり、より好ましくは8質量%以下であり、さらに好ましくは5質量%以下である上記[1]〜[5]いずれか1の口腔用組成物。
[7]成分(C)の含有量は、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは2質量%以上であり、より好ましくは4質量%以上であり、さらに好ましくは5質量%以上であり、好ましくは60質量%以下であり、より好ましくは50質量%以下であり、さらに好ましくは40質量%以下であり、よりさらに好ましくは30質量%以下であり、本発明の口腔用組成物が液体口腔用組成物である場合には、好ましくは15質量%以下であり、より好ましくは10質量%以下であり、さらに好ましくは7質量%以下である上記[1]〜[6]いずれか1の口腔用組成物。
[8]さらに成分(A)及び成分(B)以外の界面活性剤(D)を含有し、成分(D)が、好ましくは成分(A)及び成分(B)以外のアニオン界面活性剤、及びノニオン界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上であり、より好ましくはアルキル硫酸ナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、アシルグルタミン酸塩、及びアシルサルコシン塩から選ばれる1種又は2種以上のアニオン性界面活性剤;ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、及びソルビタン脂肪酸エステルから選ばれる1種又は2種以上のノニオン性界面活性剤である上記[1]〜[7]いずれか1の口腔用組成物。
[9]成分(D)がアニオン界面活性剤(D1)である場合、成分(D1)の含有量は、本発明の口腔用組成物中に、成分(D1)の合計で、好ましくは0.05質量%以上であり、より好ましくは0.1質量%以上であり、さらに好ましくは0.2質量%以上であり、好ましくは1.5質量%以下であり、より好ましくは1.2質量%であり、さらに好ましくは1質量%以下であり、よりさらに好ましくは0.8質量%以下であり、成分(D)がノニオン性界面活性剤(D2)である場合、成分(D2)の含有量は、本発明の口腔用組成物中に、成分(D2)の合計で、好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは0.2質量%以上であり、さらに好ましくは0.3質量%以上であり、好ましくは2質量%以下であり、より好ましくは1.5質量%以下であり、さらに好ましくは1質量%以下であり、よりさらに好ましくは0.8質量%以下である上記[1]〜[8]いずれか1の口腔用組成物。
[10]口腔内歯垢分散用組成物である、上記[1]〜[9]いずれか1の口腔用組成物。
[11]次の成分(A)、及び(B):
(A)炭素数14以上20以下のオレフィンスルホン酸塩、及び
(B)炭素数14以上20以下のヒドロキシアルカンスルホン酸塩
を有効成分とし、かつ
成分(A)の含有量が、成分(A)と成分(B)との合計含有量中に、3質量%以上50質量%以下である口腔内歯垢分散剤。
[12]成分(A)におけるスルホン酸基がオレフィン鎖の2位に存在するオレフィンスルホン酸塩と、成分(B)におけるスルホン酸基がアルカン鎖の2位に存在するヒドロキシアルカンスルホン酸塩との合計含有量は、成分(A)及び成分(B)の合計含有量中に、好ましくは5質量%以上であり、より好ましくは8質量%以上であり、さらに好ましくは10質量%以上であり、よりさらに好ましくは15質量%以上であり、好ましくは30質量%以下であり、より好ましくは25質量%以下である上記[11]の口腔内歯垢分散剤。
[13]成分(A)におけるスルホン酸基がオレフィン鎖の1位に存在するオレフィンスルホン酸塩と、成分(B)におけるスルホン酸基がアルカン鎖の1位に存在するヒドロキシアルカンスルホン酸塩との合計含有量は、成分(A)及び成分(B)の合計含有量中に、好ましくは1質量%以上であり、より好ましくは1.5質量%以上であり、さらに好ましくは2質量%以上であり、よりさらに好ましくは2.5質量%以上であり、好ましくは20質量%以下であり、より好ましくは10質量%以下であり、さらに好ましくは5質量%以下である上記[11]又は[12]の口腔内歯垢分散剤。
[14]成分(A)及び成分(B)の合計含有量は、本発明の口腔用組成物中に、好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは0.2質量%以上であり、さらに好ましくは0.3質量%以上であり、よりさらに好ましくは0.4質量%以上であり、好ましくは10質量%以下であり、より好ましくは8質量%以下であり、さらに好ましくは5質量%以下である上記[11]〜[13]いずれか1の口腔内歯垢分散剤。
[15]成分(A)のオレフィンスルホン酸塩の炭素数は、好ましくは16以上であり、好ましくは18以下であり、成分(B)のヒドロキシアルカンスルホン酸塩の炭素数は、好ましくは16以上であり、好ましくは18以下である上記[11]〜[14]いずれか1の口腔内歯垢分散剤。
[16]成分(A)の含有量は、成分(A)と成分(B)との合計含有量中に、好ましくは45質量%以下であり、より好ましくは30質量%以下であり、さらに好ましくは25質量%以下であり、好ましくは5質量%以上であり、より好ましくは7質量%以上であり、さらに好ましくは9質量%以上である上記[11]〜[15]いずれか1の口腔内歯垢分散剤。
[17]炭素数14以上20以下の原料オレフィン(成分(A)及び成分(B)の原料として用いるオレフィン)をスルホン化した後、中和し、次いで加水分解した後、得られた分解物を精製する工程を経ることにより成分(A)及び成分(B)を得る工程を備える、上記[1]〜[9]いずれか1の口腔用組成物の製造方法。
[18]精製する工程が、加水分解により得られた分解物に非極性溶媒を添加する工程、及びその後に油相を分離する工程を備え、さらに分離された後の水相から成分(A)及び成分(B)を抽出する工程を備える上記[17]の口腔用組成物の製造方法。
[19]加水分解により得られた分解物に非極性溶媒を添加する工程が、加水分解により得られた分解物をエタノールに分散させ、そして非極性溶媒を添加する工程である上記[18]の口腔用組成物の製造方法。
[20]非極性溶媒が、石油エーテル、ヘキサン、及びトルエンから選ばれる1種又は2種以上である上記[18]又は[19]の口腔用組成物の製造方法。
[21]成分(A)及び成分(B)の原料として用いるオレフィン中における二重結合が2位に存在するオレフィンの合計含有量は、成分(A)及び成分(B)の原料として用いるオレフィン全量中に、合計で好ましくは10質量%以上であり、より好ましくは15質量%以上であり、さらに好ましくは20質量%以上であり、好ましくは50質量%以下であり、より好ましくは45質量%以下であり、さらに好ましくは35質量%以下である上記[18]〜[20]いずれか1の口腔用組成物の製造方法。
[22]練り歯磨剤又は粉歯磨剤である歯磨組成物、或いは洗口剤又は液状歯磨剤である液体口腔用組成物である上記[1]〜[9]いずれか1の口腔用組成物。
[23]歯面に固着した歯垢を分散させるための上記[1]〜[9]いずれか1の口腔用組成物の使用。
[24]上記[1]〜[9]いずれか1の口腔用組成物を口腔内に適用する、歯面に固着した歯垢の分散方法。
以下、本発明について、実施例に基づき具体的に説明する。なお、表中に特に示さない限り、各成分の含有量は質量%を示す。
なお、各物性については、以下の方法を用いた。
《原料オレフィンの二重結合位置の測定方法》
原料オレフィンの二重結合位置は、ガスクロマトグラフィー(以下、GCと省略)により測定した。具体的には、原料オレフィンに対し、ジメチルジスルフィドを反応させることでジチオ化誘導体とした後、各成分をGCで分離した。それぞれのピーク面積より原料オレフィンの二重結合位置を求めた。
なお、測定に使用した装置および分析条件は次の通りである。GC装置(商品名:HP6890,HEWLETT PACKARD社製)、カラム(商品名:Ultra−Alloy−1HTキャピラリーカラム30m×250μm×0.15μm,フロンティア・ラボ株式会社製)、検出器(水素炎イオン検出器(FID))、インジェクション温度300℃、ディテクター温度350℃、He流量4.6mL/min.
《成分(A)(オレフィン体)と成分(B)(ヒドロキシ体)との合計含有量中における成分(A)の含有量の測定方法》
かかる成分(A)の含有量は、HPLC−MSにより測定した。具体的には、HPLCによりヒドロキシ体とオレフィン体を分離し、オレフィン体をMSにかけることで同定した。そのHPLC−MSピーク面積からオレフィン体の割合を求めた。
なお、測定に使用した装置および条件は次の通りである。HPLC装置(商品名:アジレントテクノロジー1100、アジレントテクノロジー社製)、カラム(商品名:L−columnODS4.6×150mm、一般財団法人化学物質評価研究機構製)、サンプル調製(メタノールで1000倍希釈)、溶離液A(10mM酢酸アンモニウム添加水)、溶離液B(10mM酢酸アンモニウム添加メタノール)、グラジェント(0min.(A/B=30/70%)→10min.(30/70%)→55min.(0/100%)→65min.(0/100%)→66min.(30/70%)→75min.(30/70%))、MS装置(商品名:アジレントテクノロジー1100MS SL(G1946D)),MS検出(陰イオン検出 m/z60−1600、UV240nm)
《スルホン酸基が2位に存在するオレフィンスルホン酸塩の含有量の測定方法》
スルホン酸基の結合位置は、GCにより測定した。具体的には、オレフィンスルホン酸塩及びヒドロキシアルカンスルホン酸塩に対し、トリメチルシリルジアゾメタンを反応させることでメチルエステル化誘導体とした後、各成分をGCで分離した。それぞれのピーク面積比を質量比として、スルホン酸基が2位に存在するオレフィンスルホン酸塩及の含有量を算出し、成分(A)及び成分(B)の合計含有量中における含有量を求めた。
なお、測定に使用した装置および分析条件は次の通りである。GC装置(商品名:アジレントテクノロジー6850,アジレントテクノロジー社製)、カラム(商品名:HP−1キャピラリーカラム30m×320μm×0.25μm,アジレントテクノロジー社製)、検出器(水素炎イオン検出器(FID))、インジェクション温度300℃、ディテクター温度300℃、He流量1.0mL/min.、オーブン(60℃(0min.)→10℃/min.→300℃(10min.)。
[製造例A:炭素数16、2重結合2位30.4質量%の原料オレフィンの合成]
攪拌装置付きフラスコに1−ヘキサデカノール(製品名:カルコール6098、花王株式会社製)7000g(28.9モル)、固体酸触媒としてγ―アルミナ(STREM Chemicals,Inc社)700g(原料アルコールに対して10質量%)を仕込み、攪拌下、280℃にて系内に窒素(7000mL/min.)を流通させながら3時間、反応を行った。反応終了後のアルコール転化率は100%、炭素数16(C16)の原料オレフィン純度は99.6%であった。得られた粗原料オレフィンを蒸留用フラスコに移し、136−160℃/4.0mmHgで蒸留することでオレフィン純度100%の精製C16原料オレフィンを得た。得られた原料オレフィンの二重結合分布は、C1位1.8質量%、C2位30.4質量%、C3位23.9質量%、C4位16.8質量%、C5位12.0質量%、C6位7.4質量%、C7、8位の合計が7.8質量%であった。
[製造例B:炭素数16、2重結合2位15.5質量%の内部オレフィンの合成]
攪拌装置付きフラスコに1−ヘキサデカノール(製品名:カルコール6098、花王株式会社製)7000g(28.9モル)、固体酸触媒としてγ―アルミナ(STREM Chemicals,Inc社)700g(原料アルコールに対して10質量%)を仕込み、攪拌下、280℃にて系内に窒素(7000mL/min.)を流通させながら5時間、反応を行った。反応終了後のアルコール転化率は100%、C16内部オレフィン純度は99.7%であった。得られた粗内部オレフィンを蒸留用フラスコに移し、136−160℃/4.0mmHgで蒸留することでオレフィン純度100%の炭素数16の内部オレフィンを得た。得られた内部オレフィンの二重結合分布は、C1位0.9質量%、C2位15.5質量%、C3位14.0質量%、C4位16.7質量%、C5位16.2質量%、C6位15.6質量%、C7、8位の合計が21.2質量%であった。
[製造例C:炭素数18、2重結合2位31.3質量%の原料オレフィンの合成]
攪拌装置付きフラスコに1−オクタデカノール(製品名:カルコール8098、花王株式会社製)7000g(25.9モル)、固体酸触媒としてγ―アルミナ(STREM Chemicals,Inc社)700g(原料アルコールに対して10質量%)を仕込み、攪拌下、280℃にて系内に窒素(7000mL/min.)を流通させながら10時間、反応を行った。反応終了後のアルコール転化率は100%、炭素数18(C18)の原料オレフィン純度は98.2%であった。得られた粗原料オレフィンを蒸留用フラスコに移し、148−158℃/0.5mmHgで蒸留することでオレフィン純度100%の精製原料オレフィンを得た。得られた原料オレフィンの二重結合分布は、C1位0.8質量%、C2位31.3質量%、C3位22.9質量%、C4位15.5質量%、C5位10.8質量%、C6位7.2質量%、C7位5.3質量%,C8、9位の合計が6.2質量%であった。
[製造例D:炭素数18、2重結合2位13.8質量%の原料オレフィンの合成]
攪拌装置付きフラスコに1−オクタデカノール(製品名:カルコール8098、花王株式会社製)7000g(25.9モル)、固体酸触媒としてγ―アルミナ(STREM Chemicals,Inc社)700g(原料アルコールに対して10質量%)を仕込み、攪拌下、280℃にて系内に窒素(7000mL/min.)を流通させながら13時間、反応を行った。反応終了後のアルコール転化率は100%、炭素数18(C18)の原料オレフィン純度は98.5%であった。得られた粗原料オレフィンを蒸留用フラスコに移し、148−158℃/0.5mmHgで蒸留することでオレフィン純度100%の精製原料オレフィンを得た。得られた原料オレフィンの二重結合分布は、C1位0.8質量%、C2位13.8質量%、C3位12.4質量%、C4位14.8質量%、C5位14.2質量%、C6位13.1質量%、C7位12.1質量%,C8、9位の合計が18.6質量%であった。
[製造例E:炭素数14、2重結合2位31.8質量%の原料オレフィンの合成]
攪拌装置付きフラスコに1−テトラデセン(製品名:リニアレン14、出光興産株式会社製)6000g(26.7モル)、固体酸触媒としてプロトン性β―ゼオライト(CP−814E、Zeolyst社)180g(原料α―オレフィンに対して3質量%)を仕込み、攪拌下、120℃にて20時間、反応を行った。続いて、粗原料オレフィンを蒸留用フラスコに移し、124−136℃/7.5mmHgで蒸留することでオレフィン純度100%の炭素数14(C14)の精製原料オレフィンを得た。得られた原料オレフィンの二重結合分布は、C1位1.3質量%、C2位31.8質量%、C3位23.8質量%、C4位21.0質量%、C5位8.6質量%、C6、7位の合計が13.6質量%であった。
[製造例F:炭素数16/18(質量比79.4/20.6)、2重結合2位27.8質量%の原料オレフィンの合成]
製造例Aと同様の方法にて反応時間を調整することで、炭素数16(C16)の原料オレフィン(二重結合分布は、C1位0.5質量%、C2位30.1質量%、C3位25.5質量%、C4位18.9質量%、C5位11.1質量%、C6位7.0質量%、C7、8位の合計が7.0質量%)を得た。
また、製造例Bと同様の方法にて反応時間を調整することで、炭素数18(C18)の原料オレフィン(二重結合分布は、C1位0.3質量%、C2位19.0質量%、C3位17.6質量%、C4位17.4質量%、C5位14.9質量%、C6位12.3質量%、C7位8.8質量%、C8、9位の合計が9.8質量%)を得た。
得られたC16原料オレフィン11.9kgとC18原料オレフィン3.1kgとを混合することでC16/18(質量比79.4/20.6)原料オレフィン15.0kgを得た。この原料オレフィンの二重結合分布は、C1位0.4質量%、C2位27.8質量%、C3位23.9質量%、C4位18.6質量%、C5位11.9質量%、C6位8.1質量%、C7位4.6質量%、C8位3.8質量%、C9位1.0質量%であった。
[製造例I−1:C16の成分(A)及び成分(B)の製造]
製造例Aで得たC16の原料オレフィン(二重結合が2位に存在する原料オレフィンの含有量が30.4質量%)を、外部にジャケットを有する薄膜式スルホン化反応器を使用して三酸化硫黄ガス、反応器外部ジャケットに20℃の冷却水を通液することでスルホン化反応を行った。スルホン化反応の際のSO3/原料オレフィンのモル比は1.09に設定した。得られたスルホン化物を、理論酸価に対し1.5モル倍量の水酸化ナトリウムで調製したアルカリ水溶液へ添加し、攪拌しながら30℃、1時間中和した。中和物をオートクレーブ中で160℃、1時間加熱することで加水分解を行い、C16の粗生成物として成分(A)及び成分(B)を得た。該粗生成物300gを分液漏斗に移し、エタノール300mLを加えた後、1回あたり石油エーテル300mLを加えて油溶性の不純物を抽出除去した。この際、エタノールの添加により油水界面に析出した無機化合物(主成分は芒硝)も、油水分離操作により水相から分離除去した。この抽出除去操作を3回行った。次いで、水相側を蒸発乾固することで、C16の成分(A)及び成分(B)を得た。
得られた成分(A)及び成分(B)全量中における成分(A)の含有量は、10質量%であった。また、得られた成分(A)及び成分(B)全量中に残存する原料オレフィンの含有量は100ppm未満(GC検出下限未満)、無機化合物は1.9質量%であった。また、成分(A)及び成分(B)全量中における、スルホン酸基が2位に存在するオレフィンスルホン酸塩、及びスルホン酸基が2位に存在するヒドロキシアルカンスルホン酸塩の合計含有量は、20.3質量%であった。
[製造例I−2:C16の成分(A)及び成分(B)の製造]
製造例Bで得たC16の原料オレフィン(二重結合が2位に存在する原料オレフィンの含有量が15.5質量%)から製造例Iと同様の条件でC18の成分(A)及び成分(B)を得た。
得られた成分(A)及び成分(B)全量中における成分(A)の含有量は、16質量%であった。また、得られた成分(A)及び成分(B)全量中に残存する原料オレフィンの含有量は100ppm未満(GC検出下限未満)、無機化合物は0.2質量%であった。また、成分(A)及び成分(B)全量中における、スルホン酸基が2位に存在するオレフィンスルホン酸塩、及びスルホン酸基が2位に存在するヒドロキシアルカンスルホン酸塩の合計含有量は、9.3質量%であった。
[製造例I−3:C16の成分(A)及び成分(B)の製造]
製造例Aで得たC16の原料オレフィン(二重結合が2位に存在する原料オレフィンの含有量が30.1質量%)を、外部にジャケットを有する薄膜式スルホン化反応器を
使用して三酸化硫黄ガス、反応器外部ジャケットに20℃の冷却水を通液することでスル
ホン化反応を行った。スルホン化反応の際のSO3/内部オレフィンのモル比は1.09
に設定した。得られたスルホン化物を丸底フラスコへ移し、攪拌しながら40℃で30分
間の加熱熟成を行った。続いて、理論酸価に対し1.5モル倍量の水酸化ナトリウムで調
製したアルカリ水溶液へ添加し、攪拌しながら30℃、1時間中和した。中和物をオート
クレーブ中で160℃、1時間加熱することで加水分解を行い、C16の粗生成物として成分(A)及び成分(B)を得た。該粗生成物300gを分液漏斗に移し、エタノール
300mLを加えた後、1回あたり石油エーテル300mLを加えて抽出を行った。抽出操作は3回実施した。水相側を蒸発乾固することで、C16の成分(A)及び成分(B)を得た。
得られた成分(A)及び成分(B)全量中における成分(A)の含有量は、44質量%であった。また、得られた成分(A)及び成分(B)全量中に残存する原料オレフィンの含有量は100ppm未満(GC検出下限未満)、無機化合物は1.0質量%であった。また、成分(A)及び成分(B)全量中における、スルホン酸基が2位に存在するオレフィンスルホン酸塩、及びスルホン酸基が2位に存在するヒドロキシアルカンスルホン酸塩の合計含有量は、20.1質量%であった。
[製造例II−1:C18の成分(A)及び成分(B)の製造]
製造例Cで得たC18の内部オレフィン(二重結合が2位に存在する原料オレフィンの含有量が31.3質量%)から、製造例Iと同様の条件でC18の成分(A)及び成分(B)を得た。
得られた成分(A)及び成分(B)全量中の成分(A)の含有量は、20質量%であった。また、成分(A)及び成分(B)全量中に残存する原料内部オレフィンの含有量は100ppm未満(GC検出下限未満)、無機化合物は0.9質量%であった。また、成分(A)及び成分(B)全量中における、スルホン酸基が2位に存在するオレフィンスルホン酸塩、及びスルホン酸基が2位に存在するヒドロキシアルカンスルホン酸塩の合計含有量は、21.4質量%であった。
[製造例II−2:C18の成分(A)及び成分(B)の製造]
製造例Dで得たC18の内部オレフィン(二重結合が2位に存在する原料オレフィンの含有量が13.8質量%)から、製造例Iと同様の条件でC18の成分(A)及び成分(B)を得た。
得られた成分(A)及び成分(B)全量中の成分(A)の含有量は、20質量%であった。また、成分(A)及び成分(B)全量中に残存する原料内部オレフィンの含有量は100ppm未満(GC検出下限未満)、無機化合物は1.0質量%であった。また、成分(A)及び成分(B)全量中における、スルホン酸基が2位に存在するオレフィンスルホン酸塩、及びスルホン酸基が2位に存在するヒドロキシアルカンスルホン酸塩の合計含有量は、9.1質量%であった。
[製造例III−1:C14の成分(A)及び成分(B)の製造]
製造例Eで得たC14の原料オレフィン(二重結合が2位に存在する原料オレフィンの含有量が31.8質量%)から、製造例Iと同様の条件でC14の成分(A)及び成分(B)を得た。
得られた成分(A)及び成分(B)全量中の成分(A)の含有量は、7質量%であった。また、成分(A)及び成分(B)全量中に残存する原料オレフィンの含有量は0質量%、無機化合物は0質量%であった。また、成分(A)及び成分(B)全量中における、スルホン酸基が2位に存在するオレフィンスルホン酸塩、及びスルホン酸基が2位に存在するヒドロキシアルカンスルホン酸塩の合計含有量は、21.7質量%であった。
[製造例III−2:C14の成分(A)及び成分(B)の製造]
製造例III―2としては、市販のオレフィンスルホン酸塩(リポランLB―440、ライオン(株)製)を用いた。
[製造例IV:C16/18の成分(A)及び成分(B)の製造]
製造例Dで得たC16/18の原料オレフィン(二重結合が2位に存在する原料オレフィンの含有量が27.8質量%)を出発原料とし、製造例Iと同様の方法によりC16/18の成分(A)及び成分(B)を得た。得られた成分(A)及び成分(B)全量中の成分(A)の含有量は、14質量%であった。また、成分(A)及び成分(B)全量中に残存する原料オレフィンの含有量は100ppm未満(GC検出下限未満)、無機化合物は1.2質量%であった。また、成分(A)及び成分(B)全量中における、スルホン酸基が2位に存在するオレフィンスルホン酸塩、及びスルホン酸基が2位に存在するヒドロキシアルカンスルホン酸塩の合計含有量は、17.6質量%であった。
[製造例V:C14の成分(A)及び成分(B)の製造]
製造例III−1で得たC14の成分(A)及び成分(B)と、市販のオレフィンスルホン酸塩(リポランLB―440、ライオン(株)製)とを、質量比45:55で混合した。
上記製造例I〜Vで得られた各成分(A)及び成分(B)の物性を表1に示す。
Figure 2018039786
[実施例1〜7、比較例1〜3]
表2に示す処方にしたがい、各組成物を調製した。なお、比較例2では、成分(A)及び成分(B)の代わりにラウリル硫酸ナトリウムを用いた。次いで、得られた各組成物を用い、下記試験方法にしたがって歯垢分散効果を評価した。
結果を表2に示す。
《歯垢分散効果試験》
1)刺激唾液の採取
20〜30代の健常男性を対象に、デントバフ ストリップ(株式会社オーラルケア OralCare Inc.)に含まれているガムペレットを噛んでもらい、その都度口の中に溜まった唾液をファルコンチューブに吐き出してもらうことにより、かかるファルコンチューブに唾液を採取した。なお、唾液中の細菌には個人差があるため、1名の健常男性の唾液により、全ての実施例と比較例について歯垢分散効果試験を行った。
2)歯垢モデルの作製
ファルコンチューブに採取した唾液を、3000rpm/rt/10minにて遠心分離した。分離された上澄み唾液を用い、スクロースを5質量%溶液となるように添加した後、撹拌機器(voltex、日本ジェネティクス(株)製)を用いて撹拌し、歯垢モデル試験液を調製した。
次にHAp基板(コスモ・バイオ製、1cm角)の片面を40μm、12μm、3μmの研磨紙を用いて鏡面研磨した後、1N HClに1分間浸漬して酸脱灰処理を施した。処理後のHAp板をイオン交換水で洗浄して乾燥し、24穴プレートに入れ、上記調製した歯垢モデル試験液を1mLずつ添加した後、これをCO2パックとともにプラスチックケースに格納して嫌気条件下とし、37℃で48時間培養した。
3)歯垢分散効果の評価
減圧ポンプを用い、プレート中の唾液を吸い取り、イオン交換水1mLを添加して5分間振とうした。次にポンプを用いて水を吸い取り、実施例及び比較例で得られた各組成物1mLを添加して1時間振盪した。振盪は、振盪機(BioShake iQ(ワケンビーテック株式会社))を用い、室温(25℃)、500rpmの条件で行った。
その後、各組成物を吸い取り、イオン交換水1mLを添加して5分間振盪し、これを2回繰り返した。次いで、水を吸い取り、0.1質量%クリスタルバイオレット(CV)溶液を750μL添加して15分間振盪した。
さらにポンプでCV染色液を吸い取り、イオン交換水1mLを添加して5分間振盪し、これを2回繰り返した。次いで、水をポンプで吸い取り、エタノール500mLを添加してピペッティングした後、抽出液をイオン交換水で10倍希釈し、マイクロプレートレコーダー(TECAN社製 波長可変型吸光マイクロプレートリーダー サンライズレインボーサーモ)で吸光度OD595nmを測定した。
また、上記得られた組成物を用いることなく、イオン交換水で洗浄したのみの吸光度OD595nm(初期値)を基準とし、下記式にしたがって歯垢残存率(%)を算出した。
なお、得られた歯垢残存率の値が小さいほど、歯垢分散効果が高いことを意味する。
歯垢残存率(%)={上記得られた組成物を用いた際のOD595nm/イオン交換水で洗浄したのみのOD595nm}×100
Figure 2018039786
[実施例8〜9、比較例4〜7]
表3に示す処方にしたがい、各口腔用組成物を調製した。次いで、得られた各口腔用組成物を用い、下記試験方法にしたがって不快感及び風味を評価した。
結果を表3に示す。
《不快感及び風味の評価》
得られた各口腔用組成物20mLを口腔内に40秒間含み、吐き出した後に歯肉や口腔内粘膜にてピリピリと感じるような刺激性による為害性等の不快感、及び風味について、専門パネラーにより、評価基準にしたがって評価し、協議により評価結果とした。
なお、得られた値が小さいほど、不快感が抑制され、風味も良好であることを意味する。
1:全くピリピリとした刺激感がなく、良好な風味を呈していた
2:わずかにピリピリとした刺激感があった
3:ピリピリとした刺激感があった
4:ピリピリとした刺激感を強く感じた
Figure 2018039786

Claims (12)

  1. 次の成分(A)、(B)、及び(C):
    (A)炭素数14以上20以下のオレフィンスルホン酸塩、
    (B)炭素数14以上20以下のヒドロキシアルカンスルホン酸塩、及び
    (C)ソルビトール
    を含有し、かつ
    成分(A)の含有量が、成分(A)と成分(B)との合計含有量中に、3質量%以上50質量%以下である口腔用組成物。
  2. 成分(A)におけるスルホン酸基がオレフィン鎖の2位に存在するオレフィンスルホン酸塩と、成分(B)におけるスルホン酸基がアルカン鎖の2位に存在するヒドロキシアルカンスルホン酸塩との合計含有量が、成分(A)及び成分(B)の合計含有量中に5質量%以上30質量%以下である請求項1に記載の口腔用組成物。
  3. 成分(A)におけるスルホン酸基がオレフィン鎖の1位に存在するオレフィンスルホン酸塩と、成分(B)におけるスルホン酸基がアルカン鎖の1位に存在するヒドロキシアルカンスルホン酸塩との合計含有量が、成分(A)及び成分(B)の合計含有量中に1質量%以上20質量%以下である請求項1又は2に記載の口腔用組成物。
  4. 成分(A)の炭素数が、16以上18以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
  5. 成分(C)の含有量が、2質量%以上60質量%以下である請求項1〜4のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
  6. 口腔内歯垢分散用組成物である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
  7. 成分(A)及び成分(B)の原料として用いる炭素数14以上20以下の原料オレフィンをスルホン化した後、中和し、次いで加水分解した後、得られた分解物を精製する工程を経ることにより成分(A)及び成分(B)を得る工程を備える、請求項1〜6のいずれか1項に記載の口腔用組成物の製造方法。
  8. 精製する工程が、加水分解により得られた分解物に非極性溶媒を添加する工程、及びその後に油相を分離する工程を備え、さらに分離された後の水相から成分(A)及び成分(B)を抽出する工程を備える請求項7に記載の口腔用組成物の製造方法。
  9. 成分(A)及び成分(B)の原料として用いる原料オレフィン中における二重結合が2位に存在するオレフィンの合計含有量が、原料オレフィン全量中に、合計で10質量%以上50質量%以下である請求項7又は8に記載の口腔用組成物の製造方法。
  10. 次の成分(A)、及び(B):
    (A)炭素数14以上20以下のオレフィンスルホン酸塩、及び
    (B)炭素数14以上20以下のヒドロキシアルカンスルホン酸塩
    を有効成分とし、かつ
    成分(A)の含有量が、成分(A)と成分(B)との合計含有量中に、3質量%以上60質量%以下である口腔内歯垢分散剤。
  11. 成分(A)におけるスルホン酸基がオレフィン鎖の2位に存在するオレフィンスルホン酸塩と、成分(B)におけるスルホン酸基がアルカン鎖の2位に存在するヒドロキシアルカンスルホン酸塩との合計含有量が、成分(A)及び成分(B)の合計含有量中に5質量%以上30質量%以下である請求項10に記載の口腔内歯垢分散剤。
  12. 成分(A)におけるスルホン酸基がオレフィン鎖の1位に存在するオレフィンスルホン酸塩と、成分(B)におけるスルホン酸基がアルカン鎖の1位に存在するヒドロキシアルカンスルホン酸塩との合計含有量が、成分(A)及び成分(B)の合計含有量中に1質量%以上20質量%以下である請求項10又は11に記載の口腔内歯垢分散剤。
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