JP2018018909A - レーザ加工機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ビームスキャナよりも下流側に配置された光学部品の汚れや劣化に起因する光強度の低下をオンラインモニタリングすることが可能なレーザ加工機を提供する。【解決手段】レーザ光源から出力されたレーザビームをビームスキャナが走査する。ビームスキャナによって走査されたレーザビームの経路に光学部品が配置されている。光学部品へのレーザビームの入射から出射までの過程で発生する光を光検出器が検出する。制御装置がビームスキャナに走査指令を与えるとともに、光検出器で検出された光の強度に基づいて、ビームスキャナによるレーザビームの走査範囲内における光の強度分布を求める。【選択図】図1

Description

本発明はレーザ加工機に関する。
ガルバノスキャナ等のビームスキャナを有するレーザ加工機では、例えばチャンバ内に加工対象物を配置し、チャンバに設けたレーザ透過窓を透過させてチャンバ内にレーザビームを入射させる。レーザ加工を行う前に、チャンバ内に配置された光検出器にレーザビームを入射させて、レーザ照射面に対応する位置に配置された光検出器で光強度(例えばレーザパワー、パルスエネルギ等)を測定することにより、レーザ照射条件が許容範囲に納まっているか否かの確認を行う。
また、光路中のレーザビームのエネルギの一部を取り出してレーザ発振器の出力のフィードバック制御を行う技術が知られている(特許文献1)。
特開2003−53564号公報
ビームスキャナで走査されたレーザビームが入射する加工対象物の面内における光強度の分布を均一に保つことが望まれている。例えば、加工対象物をチャンバ内に配置し、チャンバに設けたレーザ透過窓を透過させてチャンバ内にレーザビームを入射させる。レーザ加工中に発生する粉塵等の影響を考慮し、通常、ビームスキャナと加工対象物との間にレーザ透過窓が配置される。経時変化によりレーザ透過窓に部分的な汚れや劣化が生じると透過率が低下する。透過率の部分的な低下は、加工対象物の面内における光強度に影響を及ぼし、加工品質のばらつきの要因になる。
レーザ加工前に、チャンバ内に配置された光検出器で光強度を測定する方法では、走査範囲内の全域の検査を行うことが困難である。さらに、レーザ加工中に加工対象物の表面に入射するレーザビームの光強度をモニタリング(以下、オンラインモニタリングという。)することはできない。レーザ加工前に光強度をモニタリング(以下、オフラインモニタリングという。)する方法では、異常が発生してからオフラインモニタリングで異常が検出されるまでの期間に処理された加工対象物が不良となってしまう。
光路中のレーザビームのエネルギの一部を取り出してレーザ発振器の出力のフィードバック制御を行う方法では、光路が不変の位置のレーザビームの一部が取り出される。ビームスキャナで走査された後の光路中のレーザビームの一部を取り出すことは困難である。このため、ビームスキャナよりも下流側に配置された光学部品の汚れや劣化に起因する光強度の想定外の低下を検出することは困難である。
本発明の目的は、ビームスキャナよりも下流側に配置された光学部品の汚れや劣化に起因する光強度の低下をオンラインモニタリングすることが可能なレーザ加工機を提供することである。
本発明の一観点によると、
レーザビームを出力するレーザ光源と、
前記レーザ光源から出力されたレーザビームを走査するビームスキャナと、
前記ビームスキャナによって走査されたレーザビームの経路に配置された光学部品と、
前記光学部品へのレーザビームの入射から出射までの過程で発生する光を検出する光検出器と、
前記ビームスキャナに走査指令を与えるとともに、前記光検出器で検出された光の強度に基づいて、前記ビームスキャナによるレーザビームの走査範囲内における光の強度分布を求める制御装置と
を有するレーザ加工機が提供される。
光学部品の汚れや劣化に起因して、光学部品へのレーザビームの入射から出射までの過程で光(例えば蛍光、散乱光、熱放射光等)が発生する。この光をオンラインモニタリングすることにより、光学部品の汚れや劣化の程度の知ることができる。
図1は、実施例によるレーザ加工機の概略図である。 図2Aは、光検出器で検出された光の強度の時間変化の一例を示すグラフであり、図2Bは、パルスレーザビームを走査したときの加工対象物の表面におけるレーザ入射位置の軌跡を示す図であり、図2Cは、制御装置が出力装置の表示画面に表示させた図形の一例を示す図である。 図3は、上記実施例の変形例によるレーザ加工機の制御装置のブロック図である。 図4Aは、上記実施例の他の変形例によるレーザ加工機の制御装置のブロック図であり、図4Bは、レーザ透過窓と光検出器との相対位置関係を示す概略図である。 図5は、上記実施例のさらに他の変形例によるレーザ加工機のレーザ透過窓と光検出器との相対位置関係を示す平面図である。 図6は、他の実施例によるレーザ加工機の概略図である。 図7は、さらに他の実施例によるレーザ加工機の概略図である。
図1及び図2A〜図2Cを参照して、実施例によるレーザ加工機について説明する。
図1は、実施例によるレーザ加工機の概略図である。レーザ光源10が制御装置40からの指令に基づきパルスレーザビームを出力する。レーザ光源10から出力されたパルスレーザビームがアッテネータ11、ビームエキスパンダ12、ビームホモジナイザ13、ビームスキャナ14、レンズ15を経由して加工対象物50に入射する。加工対象物50は、チャンバ20の内部に配置されたステージ22に支持されている。パルスレーザビームは、チャンバ20に設けられたレーザ透過窓21を透過してチャンバ20内に導入される。レンズ15及びレーザ透過窓21は、ビームスキャナ14によって走査されたパルスレーザビームの経路に配置された光学部品である。レーザ透過窓21は、例えば合成石英の板の表面に反射防止膜をコーティングした構造を有する。
加工対象物50は、例えば炭化シリコン(SiC)基板と、その表面に形成されたニッケル膜とを含む。加工対象物50にパルスレーザビームを入射させてレーザアニールを行うことにより、ニッケルシリサイド膜を形成することができる。レーザアニール中、チャンバ20内は、窒素ガス、アルゴンガス等の不活性ガス雰囲気にされるか、または真空にされる。
レーザ光源10は、紫外域のパルスレーザビームを出力する。パルスレーザビームのパルスの繰返し周波数は、例えば20kHzである。レーザ光源10には、例えば波長355nmの第3高調波を出力するNd:YVOレーザ発振器が用いられる。その他に、Nd:YLFレーザ発振器、Nd:YAGレーザ発振器等を用いてもよい。
アッテネータ11は、制御装置40からの指令に基づいて、パルスレーザビームの減衰率を変化させる。
ビームエキスパンダ12は、パルスレーザビームのビーム径を拡大する。ビームホモジナイザ13は、加工対象物50の表面におけるビームプロファイルを均一化する。ビームスキャナ14は、制御装置40からの走査指令に基づき、パルスレーザビームを二次元方向に走査する。ビームスキャナ14には、例えば一対の可動ミラーを持つガルバノスキャナを用いることができる。レンズ15は、例えばfθレンズで構成され、ほぼ像側テレセントリック光学系を実現している。ビームスキャナ14で走査されたパルスレーザビームの入射位置の、加工対象物50の表面における移動速度は、例えば660mm/sである。レーザ透過窓21の位置におけるビーム径は例えば直径約3mmであり、加工対象物50の表面におけるビーム径は例えば直径約0.1mmである。
チャンバ20内に光検出器25が配置されている。ビームスキャナ14を制御することにより、パルスレーザビームを光検出器25に入射させることができる。この状態で、光検出器25はパルスレーザビームの光強度、例えば平均パワー、パルスエネルギ等を測定することができる。測定結果に基づいて、レーザ光源10、アッテネータ11、ビームエキスパンダ12、ビームホモジナイザ13の正常性を確認することができる。さらに、レンズ15、レーザ透過窓21の、パルスレーザビームが透過した箇所の汚れや劣化の有無を確認することができる。
ビームスキャナ14で走査されたパルスレーザビームの経路の側方、より具体的にはレンズ15とレーザ透過窓21と間のパルスレーザビームの経路の側方(外側)に光検出器30が配置されている。光検出器30は、レーザ透過窓21へのレーザビームの入射から出射までの過程で発生する光を検出する。検出した光の強度に応じた信号が制御装置40に入力される。
レーザ透過窓21へのレーザビームの入射から出射までの過程で発生する光として、例えばレーザ透過窓21の表面の汚れや異物に起因する発光(例えば蛍光)、レーザ透過窓21に生じた傷に起因する散乱光、レーザ透過窓21の温度上昇に起因する赤外放射光等が挙げられる。光検出器30として、レーザ光源10の発振周波数程度の応答性能を持つセンサ、例えばフォトダイオードセンサを用いることができる。フォトダイオードセンサとして、異物から発生する蛍光の波長、傷に起因する散乱光(パルスレーザビームを同一の波長)、及び赤外放射光の波長の領域の光を検出可能なものを用いることが好ましい。
制御装置40は、光検出器30で検出された光の強度に基づく情報を出力装置41に出力する。出力装置41は、例えば画像を表示する表示画面、音声を発出するスピーカ等を含む。
次に、図2A〜図2Cを参照して、制御装置40が行う処理、及び出力装置41の表示画面に表示する画像について説明する。
図2Aは、光検出器30で検出された光の強度の時間変化の一例を示すグラフである。横軸は経過時間を表し、縦軸は光強度を表す。1枚の加工対象物50に対する走査開始時刻をt0で表し、走査終了時刻をt1で表す。図2Aに示した例では、1回の走査期間中に、2つの時点で光強度のピークが現れている。
図2Bは、パルスレーザビームを走査したときの加工対象物50及びレーザ透過窓21の表面におけるレーザ入射位置の軌跡を示す図である。図2Bの左右方向にパルスレーザビームを主走査し、上下方向に副走査することにより、加工対象物50の表面のほぼ全域をレーザアニールする。走査開始位置51にパルスレーザビームが入射する時刻が図2Aの時刻t0に対応し、走査終了位置52にパルスレーザビームが入射する時刻が図2Aの時刻t1に対応する。図2Aに示した時間軸上の位置と、図2Bに示した軌跡上の位置とは1対1に対応する。
制御装置40(図1)は、光検出器30で検出された光の強度の時間変化(図2A)を、ビームスキャナ14に与える走査指令に基づいて空間分布に変換する。ここで、空間分布は、例えばレーザ透過窓21の表面内における二次元分布に相当する。
図2Cは、制御装置40(図1)が出力装置41(図1)の表示画面に表示させた図形の一例を示す図である。制御装置40は、レーザ透過窓21の表面内における光強度分布を出力装置41の表示画面に二次元画像で表示させる。図2Cにおいて、光強度の強い箇所ほど密度の高いドットパターンを付して表している。光強度の強い箇所が、図2Aに示したピークが現れている時刻に対応する。
制御装置40は、さらに光検出器30で検出された光の強度が許容範囲に納まっているか否かを判定する。この許容範囲は、予め制御装置40に記憶されている。光の強度が許容範囲から外れている場合には、出力装置41から異常を通知する情報を出力する。異常を通知する情報は、例えば、スピーカから出力される音声情報であってもよいし、表示画面に表示される画像情報であってもよい。
次に、上記実施例によるレーザ加工機の優れた効果について説明する。
光検出器30で検出される光の強度は、レーザ透過窓21の汚れ、劣化(例えば傷)等に依存する。光検出器30で検出された光の強度が大きいことは、汚れまたは劣化によってレーザ透過窓21の透過率が低下していることを意味する。すなわち、光検出器30で検出された光の強度が大きいときにパルスレーザビームが入射した加工対象物50内の箇所において、パルスエネルギ不足が生じている可能性が懸念される。
本実施例においては、レーザアニール中に光検出器30で光の強度をオンラインモニタリングすることにより、パルスエネルギ不足が生じた可能性が懸念される箇所に関する情報を得ることができる。光検出器30で検出された光の強度分布が二次元画像(図2C)で表示されるため、オペレータはパルスエネルギ不足が生じた箇所を視覚的に容易に認識することができる。
オペレータは、光検出器30で検出された光の強度の最大値が許容範囲を超えたことに気づくと、レーザ透過窓21の洗浄または交換を行うことにより、今後のレーザアニールの不良の発生を回避することができる。このように、レーザ透過窓21の汚れ、劣化等をオンラインモニタリングしているため、異常が発生した状態に気付かず、不良の製品が継続して製造される事態が発生することを防止することができる。
上記実施例では、ビームスキャナ14による走査指令と、光検出器30の検出値の時間変化とに基づいて、光強度の二次元分布を求めたが、光検出器30として、二次元画像を取得可能な撮像装置を用いてもよい。撮像装置として、例えばCCDカメラ、CMOSカメラ等を用いることができる。この撮像装置は、レーザ透過窓21の表面を撮像して二次元画像を取得する。
次に、図3〜図5を参照して上記実施例の種々の変形例について説明する。
図3は、上記実施例の変形例によるレーザ加工機の制御装置40の一部の機能を示すブロック図である。本変形例においては、レーザ透過窓21(図1)の透過率に応じてアッテネータ11(図1)の減衰率を調整することにより、透過率の低下に起因するパルスエネルギの低下を補償する処理を行う。
制御装置40は、ビームスキャナ14に与える走査指令を生成する走査指令生成部40a、及びアッテネータ11の減衰量を制御するアッテネータ制御部40bを含む。さらに、制御装置40は、光検出器30で検出された光の強度の走査範囲内における分布を表す光強度分布データ40cを記憶している。
アッテネータ制御部40bは、走査指令生成部40aで生成された走査指令値から、レーザ透過窓21(図1)の表面内におけるパルスレーザビームの入射位置を求める。この入射位置と、光強度分布データ40cとに基づいて、アッテネータ11の減衰量を調整する。例えば、光強度分布データ40cから想定されるレーザ透過窓21の透過率の低下を補償するように、アッテネータ11の減衰量を小さくする。これにより、レーザ透過窓21の透過率低下に起因して加工対象物50(図1)の表面におけるパルスエネルギが不足する事態の発生を抑制することができる。
図4Aは、上記実施例の他の変形例によるレーザ加工機の制御装置40の一部の機能を示すブロック図である。本変形例においては、レーザ透過窓21の表面内のパルスレーザビーム入射位置から光検出器30までの距離のばらつきに起因する検出光の強度の増減を補償する。
光検出器30による光の強度の検出結果が制御装置40の光強度正規化部40dに入力される。光強度正規化部40dは、走査指令生成部40aで生成された走査指令値から、レーザ透過窓21(図1)の表面内におけるパルスレーザビームの入射位置を求める。この入射位置に基づいて、光検出器30で検出された光強度の検出値を正規化する。
図4Bを参照して、光強度の正規化の方法について説明する。図4Bは、レーザ透過窓21と光検出器30との相対位置関係を示す概略図である。光検出器30からレーザ透過窓21の表面におけるレーザ入射位置P1までの距離は一定ではない。レーザ入射位置P1における発光強度が同一でも、レーザ入射位置P1から光検出器30までの距離D1が異なると、光検出器30による光強度の検出値は同一にはならない。
本変形例においては、光検出器30によって検出された光の強度を、レーザ入射位置P1から光検出器30までの距離D1と基準距離D0との比に基づいて正規化する。ここで基準距離D0は、レーザ透過窓21の基準位置、例えば中心位置から光検出器30までの距離である。光検出器30で検出される光強度は光検出器30から光源までの距離の2乗に反比例するため、パルスレーザビームがレーザ入射位置P1に入射しているときに検出された光強度に(D1/D0)を乗算することにより正規化された光強度を算出することができる。制御装置40の判定部40e(図4A)が、正規化された光強度に基づいて、レーザ透過窓21の汚れ、劣化の有無を判定する。
本変形例では、レーザ透過窓21の表面におけるレーザ入射位置P1に依存しない正規化された光強度に基づいて判定を行うため、レーザ透過窓21の汚れ、劣化の有無の判定精度を高めることができる。
図5は、上記実施例のさらに他の変形例によるレーザ加工機のレーザ透過窓21と光検出器30(図1)との相対位置関係を示す平面図である。本変形例においては、光検出器30が複数、例えば4個の光検出部30a、30b、30c、30dを含む。複数の光検出部30a〜30dは、ビームスキャナ14(図1)で走査されたレーザビームの経路27の側方に、レーザビームの経路27を取り囲むように配置されている。
複数の光検出部30a〜30dで検出された光の強度の検出値が制御装置40に入力される。制御装置40は、複数の検出値に基づいて、レーザ透過窓21の汚れ、劣化の有無を判定する。
本変形例では、レーザ透過窓21の表面内におけるレーザ入射位置から光検出器30までの距離のばらつきが平準化される。これにより、レーザ入射位置から光検出器30までの距離のばらつきに起因する光強度の検出値のばらつきが少なくなり、レーザ透過窓21の汚れ、劣化の有無の判定精度を高めることができる。
光検出部の個数は4個に制限されない。例えば、光検出部を2個、3個、または5個以上配置してもよい。複数の光検出部は、ビームスキャナ14で走査されたレーザビームの経路27の中心軸を回転中心としたn回回転対称(nは2以上の整数)となる位置に配置することが好ましい。
上記実施例及び変形例では、パルスレーザビームを用いてレーザアニールを行ったが、上記実施例及び変形例によるレーザ加工機は、その他のレーザビームを走査するレーザ加工機一般に適用することができる。例えば、レーザドリルに適用することも可能である。
次に、図6を参照して他の実施例によるレーザ加工機について説明する。以下、図1〜図2Cに示した実施例との相違点について説明し、共通の構成については説明を省略する。
図6は、本実施例によるレーザ加工機の概略図である。図1に示した実施例では、レンズ15とレーザ透過窓21との間のレーザビームの経路の側方に光検出器30が配置されていたが、図6に示した実施例では、ビームスキャナ14とレンズ15との間のレーザビームの経路の側方に光検出器30が配置されている。
光検出器30は、レンズ15へのレーザビームの入射から出射までの過程で発生する光を検出する。本実施例においては、レンズ15の汚れ、劣化等をオンラインモニタリングすることができる。
次に、図7を参照してさらに他の実施例によるレーザ加工機について説明する。以下、図1〜図2Cに示した実施例との相違点について説明し、共通の構成については説明を省略する。
本実施例においては、光検出器30がチャンバ20の中に配置されている。光検出器30は、レーザ透過窓21へのレーザビームの入射から出射までの過程で発生し、チャンバ20の内部に向かって伝搬する光の一部を検出する。
本実施例のように、光検出器30をチャンバ20の内部に配置しても、図1〜図2Cに示した実施例と同様にレーザ透過窓21の汚れ、劣化等をオンラインモニタリングすることができる。本実施例では、特にレーザ透過窓21の内側の表面の汚れ、傷等の検出を効率的に行うことができる。
上述の各実施例及び変形例は例示であり、異なる実施例で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。複数の実施例の同様の構成による同様の作用効果については実施例ごとには逐次言及しない。さらに、本発明は上述の実施例に制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
10 レーザ光源
11 アッテネータ
12 ビームエキスパンダ
13 ビームホモジナイザ
14 ビームスキャナ
15 レンズ
20 チャンバ
21 レーザ透過窓
22 ステージ
25 光検出器
27 走査されたレーザビームの経路
30 光検出器
30a、30b、30c、30d 光検出部
40 制御装置
40a 走査指令生成部
40b アッテネータ制御部
40c 光強度分布データ
40d 光強度正規化部
40e 判定部
41 出力装置
50 加工対象物
51 走査開始位置
52 走査終了位置

Claims (7)

  1. レーザビームを出力するレーザ光源と、
    前記レーザ光源から出力されたレーザビームを走査するビームスキャナと、
    前記ビームスキャナによって走査されたレーザビームの経路に配置された光学部品と、
    前記光学部品へのレーザビームの入射から出射までの過程で発生する光を検出する光検出器と、
    前記ビームスキャナに走査指令を与えるとともに、前記光検出器で検出された光の強度に基づいて、前記ビームスキャナによるレーザビームの走査範囲内における光の強度分布を求める制御装置と
    を有するレーザ加工機。
  2. 前記光検出器は、前記ビームスキャナで走査されたレーザビームの経路の側方に配置された複数の光検出部を含む請求項1に記載のレーザ加工機。
  3. 前記光検出部は、前記ビームスキャナで走査されたレーザビームの経路の中心軸を回転中心とした回転対称となる位置に配置されている請求項2に記載のレーザ加工機。
  4. 前記制御装置は、前記光検出器で検出された光の強度の時間変化を、前記ビームスキャナに与える走査指令に基づいて空間分布に変換する請求項1乃至3のいずれか1項に記載のレーザ加工機。
  5. 前記光検出器は二次元画像を取得する撮像装置を含む請求項1乃至3のいずれか1項に記載のレーザ加工機。
  6. さらに、画像を表示する出力装置を有し、
    前記制御装置は、前記光検出器で検出された光の強度の二次元分布を前記出力装置に二次元画像として表示する請求項1乃至5のいずれか1項に記載のレーザ加工機。
  7. 前記制御装置は、前記光検出器で検出された光の強度が許容範囲に納まっているか否かを判定し、許容範囲から外れている場合には異常を通知する請求項1乃至6のいずれか1項に記載のレーザ加工機。
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