JP2008246540A - レーザ加工装置及び加工システム - Google Patents

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大樹 加藤
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直樹 森田
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Abstract

【課題】レーザ光源の出力強度に応じた適切な異常検出を行うことが可能なレーザ加工装置及び加工システムを提供する。
【解決手段】レーザ光を出力するレーザ光源53と、レーザ光源53からのレーザ光Lを加工物Wに照射して加工を施す加工手段51と、レーザ光源53からのレーザ光Lを受光する受光手段58と、受光手段58の受光レベルRが第1基準値TH1を下回った場合、その下回った時間等に関する第1報知条件を満たしたときに第1異常信号S2を出力する第1報知手段56と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、レーザ加工装置に関する。
レーザ加工装置は、レーザ光源を有し、これのレーザ光源からのレーザ光を加工物に照射して加工を施すための装置である。この種のレーザ加工装置では、一般的に、上記レーザ光源の出力強度を一定に保つためにAPC(Auto Power Control)を行うようになっている。APCは、レーザ光源からのレーザ光をモニタ用の受光素子で受光し、ここでの受光レベルをフィードバックする定出力制御であり、これにより加工品質を一定レベルに保つことができる。しかし、例えばレーザ光源が劣化したりすると、上記APCでは制御しきれなくなり、レーザ光源の出力強度が加工品質に実質的影響を与える程度まで低下してしまうことがある。そこで、特許文献1には、搬送機構によって搬送される複数の加工物に順次加工を施すレーザ加工装置が開示されている。このレーザ加工装置は、モニタ用の受光素子での受光レベルが所定の閾値を下回った場合に、上記搬送機構を停止或いは減速させるようにしている。
特開平11−90666号公報
ところが、上記特許文献1のレーザ加工装置では、例えば一時的なノイズによって受光レベルが一時的に所定の閾値を下回った場合でも、搬送機構を停止或いは減速してしまう。搬送機構を停止或いは減速することは、生産効率が低下するため、なるべ避けるべきである。これに対処するために、上記所定の閾値を極端に低い値に設定することも考えられる。しかしながら、これでは、レーザ光源の出力強度が極めて低いレベルにならなければ異常を検出できないという問題が生じ得る。印字かすれなど、僅かな加工品質の低下でも異常として検出したい場合もある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、レーザ光源の出力強度に応じた適切な対応をすることが可能なレーザ加工装置及び加工システムを提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、第1の発明に係るレーザ加工装置は、レーザ光を出力するレーザ光源と、前記レーザ光源からのレーザ光を加工物に照射して加工を施す加工手段と、前記レーザ光源からのレーザ光を受光する受光手段と、前記受光手段の受光レベルが第1基準値を下回った場合に、所定の報知動作を実行する第1報知手段と、を備える。
本発明によれば、受光手段の受光レベルが第1基準値を下回った場合、所定の報知動作(例えば、発音手段の警報により報知したり、表示手段による表示によって報知したり、外部への異常信号の出力によって報知したり、或いは、加工手段で加工物に識別マークを付与することによる報知など)を行う。従って、その報知動作に基づき、レーザ光源の出力強度に応じた適切な対応を行うことができる。
第2の発明は、第1の発明であって、前記第1報知手段は、前記受光レベルが前記第1基準値を下回った時間、下回った回数、及び、下回った状態で加工を施した加工物の個数、のうち少なくともいずれか一つに関する第1報知条件を満たしたときに前記報知動作を実行する。
この発明によれば、受光手段の受光レベルが第1基準値を下回った場合、その下回った時間(継続時間、或いは、断続時間の累計時間)及び下回った回数(連続回数、或いは、断続的な回数の累計回数)、下回った状態で加工を施した加工物の個数のうち少なくともいずれか一つに関する第1報知条件を満たしたときに報知動作を行う。
第3の発明は、第2の発明であって、前記加工手段は、前記受光手段の受光レベルが第1基準値を下回った場合に、前記第1報知条件を満たしたかどうかにかかわらず、前記加工物に対して識別マークを付与する。
この発明によれば、受光手段の受光レベルが第1基準値を下回った場合に、そのときの加工物に識別マークを付与するから、その識別マークをもとに不良な加工物かどうかを選別できる。
第4の発明は、第1から第3のいずれか1つの発明であって、前記受光手段の受光レベルが前記第1基準値よりも低い第2基準値を下回った場合、前記第1報知条件よりも緩やかな第2報知条件を満たしたときに、前記報知動作を実行する第2報知手段を備える。
この発明によれば、受光手段の受光レベルが第1基準値を下回った場合よりも、第2基準値(<第1基準値)を下回った場合の方が、報知動作を行うための報知条件が緩やかである。換言すれば、受光レベルが第1基準値を下回った場合よりも、受光レベルが第2基準値を下回った場合の方が報知動作が実行され易い。従って、レーザ光源の出力強度に応じたタイミングで報知動作を行うことができる。
第5の発明は、第1から第4のいずれか一つの発明であって、前記報知動作は、前記レーザ光源の駆動を禁止するための信号を出力することである。
この発明によれば、レーザ光源の出力強度に応じた適切な異常検出ができる。或いは、レーザ光源の出力強度に応じたタイミングでレーザ光源の駆動を禁止することができる。
第6の発明は、第1から第5のいずれか一つの発明であって、前記第1報知条件は、前記受光レベルが前記第1基準値を下回った継続時間が基準時間に達したことを含む条件である。
第1報知条件を、受光レベルが第1基準値を下回った時間に基づく条件とすると、例えば、受光レベルが第1基準値を下回った状態が続いた継続時間が、基準時間に達したことを条件とする場合、受光レベルが第1基準値を下回った時間(継続時間だけでなく断続的な時間も含む)の累積時間が基準時間に達することを条件とする場合などが考えられる。この発明では後者を採用した。
第7の発明は、第1から第6のいずれか一つの発明であって、前記第1報知条件は、前記受光レベルが前記第1基準値を下回った状態で連続して加工を施した加工物の個数が基準個数に達したことを含む条件である。
第1報知条件を、受光レベルが第1基準値を下回った状態で加工を施した加工物の個数に基づく条件とすると、例えば、受光レベルが第1基準値を下回った状態で連続して加工を施した加工物の個数が基準個数に達したことを条件とする場合、受光レベルが第1基準値を下回った状態で加工を施した加工物の個数(連続的な加工に限らない)の累計個数が基準個数に達したことを条件とする場合などが考えられる。この発明は後者を採用した。
第8の発明は、第1から第7のいずれか一つの発明であって、前記レーザ光源からのレーザ光を分割する分割手段を備え、前記加工手段は、前記分割手段で分割された一方のレーザ光を前記加工物に照射して加工を施す構成であり、前記受光手段は、前記分割手段で分割された他方のレーザ光を受光する構成とされている。
この発明によれば、実際に加工物に加工している際に、そのときのレーザ光源の出力強度を監視して報知動作の出力の有無を判断できる。
第9の発明は、第1から第8のいずれか一つの発明であって、モニタ用受光手段の受光レベルに基づき前記レーザ光源の出力強度を制御する制御手段を備え、
前記モニタ用受光手段は、前記受光手段を兼ねる。
もともとレーザ光源の出力強度の制御のために備えられているモニタ用受光手段を利用して、報知動作の実行の有無を判断する構成であるため、別々の受光手段を設けるものに比べて部品点数を低減できる。
第10の発明は、第1から第9のいずれか一つのレーザ加工装置と、処理装置とを備える加工システムであって、前記レーザ加工装置は、複数の加工物に順次加工を施す構成とされ、前記受光手段の受光レベルが前記第1基準値を下回った場合に異常信号を前記処理装置に出力する出力手段を備え、前記処理装置は、前記レーザ加工装置から前記異常信号を受けた場合には、前記加工物に対して識別マークを付与する付与手段を備える。
本発明によれば、受光手段の受光レベルが第1基準値を下回った状態で加工が施された加工物には、識別マークが付与されるから、その識別マークをもとに不良な加工物かどうかを選別できる。
レーザ光源の出力強度に応じた適切な異常検出を行うことができる。
本発明の一実施形態1を図1から図3によって説明する。
1.本実施形態の構成
図1に示すように、搬送ベルト10(搬送機構の一例)は、複数の電子部品W(例えばICチップ部品等。加工物の一例。)を間隔を開けて順次搬送する。本実施形態の加工システム1は上記搬送ベルト10に隣接配置される。この加工システム1は、光電スイッチ11、レーザマーキング装置50(レーザ加工装置の一例)及び処理装置60を備えて構成されている。光電スイッチ11はレーザマーキング装置50よりも搬送方向(同図で右から左に向かう方向)の上流側に設けられ、処理装置60はレーザマーキング装置50よりも搬送方向の下流側に設けられている。レーザマーキング装置50は、上記複数の電子部品Wに例えば製造番号等のロット番号を順次マーキングする。
(光電スイッチ)
具体的には、光電スイッチ11は、搬送ベルト10を挟んで対向配置される投光部12と受光部13とを備える、透過型光電スイッチである。投光部12と受光部13との間の検出領域内に電子部品Wが有る場合と無い場合とで受光部13での受光量レベルが変化する。光電スイッチ11は、この受光量レベルの変化に基づき上記検出領域内の電子部品Wの有無を判定し、電子部品W有りと判定したときにはトリガ信号S1を出力してレーザマーキング装置50に与えるようになっている。
(レーザマーキング装置)
レーザマーキング装置50は、上記光電スイッチ11の下流側において搬送ベルト10の上方に配置され、電子部品Wの先頭部分が光電スイッチ11の検出領域に進出することで当該光電スイッチ11から出力される上記トリガ信号S1を受けるようになっている。そして、レーザマーキング装置50は、上記搬送ベルト10上に所定のマーキングエリア52が設定されている。レーザマーキング装置50は、トリガ信号S1を受けてから所定時間経過したときに、そのマーキングエリア52内に移動してきた上記電子部品Wに対してレーザ光L1を照射してマーキングを行う。
より具体的には、レーザマーキング装置50は、例えば、レーザ光源53から放たれたレーザ光L1の照射点Mを、例えばガルバノスキャナ51によって、上記マーキングエリア52内で移動させることができる。そして、レーザマーキング装置50は、電子部品Wがマーキングエリア52に進出してから通過し終わるまでの間に、その電子部品W上で照射点Mを移動させて上記ロット番号等のマーキング処理を行う。
上記ガルバノスキャナ51(加工手段の一例)は、一対のガルバノミラー54,54を備えており、一方のガルバノミラー54は、駆動手段55によって縦方向に角度を変移させることができ、他方のガルバノミラー54は、駆動手段55によって横方向に角度を変移させることができる。これにより、レーザ光が両ガルバノミラー54,54によって2方向に向きを変えられ、そのレーザ光の照射点Mが、電子部品W上を二次元的に移動する。
ガルバノスキャナ51には、コントローラ部56が連ねられ、このコントローラ部56は、上記光電スイッチ11からのトリガ信号S1を受け、このトリガ信号S1を受けたことに同期したタイミングで上記レーザ光源53を駆動制御するとともに、上記ロット番号に関するマーキングパターンに基づく駆動信号を各駆動手段55を与えて各ガルバノミラー54を回動させる。
また、レーザ光源53からのレーザ光Lの光路上には、ビームスプリッタ57(分割手段の一例)が設けられており、このビームスプリッタ57によって分割された一部のレーザ光L1がガルバノミラー54を介して電子部品Wへのマーキングに使用される。また、分割された残りのレーザ光L2は、モニタ用受光部58(モニタ用受光手段、受光手段の一例)にて受光される。このモニタ用受光部58での受光レベルは、受光信号S2として随時コントローラ部56に与えられる。コントローラ部56では、モニタ用受光部58での受光レベルが所定レベルになるようにレーザ光源53の出力制御(APC制御)を実行する。このとき、コントローラ部56は制御手段として機能する。
また、コントローラ部56は、上記モニタ用受光部58での受光レベルを利用してレーザ光源53の異常判定を行っている。具体的には、本実施形態では、図2に示すように、第1基準値TH1と第2基準値TH2(<TH1)とがある。第1基準値TH1は、レーザ光源53の出力強度が正規のレベルよりもやや低くなり、電子部品Wにマーキングかすれが生じ得るレベルである。一方、第2基準値TH2は、上記第1基準値TH1よりも低く、レーザ光源53が劣化等によって明らかにその出力強度が低下し、このままマーキングを継続すべきでないレベルである。なお、第1基準値TH1及び第2基準値TH2は、コントローラ部56への例えばユーザによる操作によって任意のレベルに変更できるようにすることが好ましい。
2.異常判定処理
コントローラ部56は、マーキング開始指令を受けると、図3に示す異常判定処理を実行する。まず、S1で所定のタイミングごとにモニタ用受光部58の受光レベルRを読み込む。そして、S2でその受光レベルRが第2基準値TH2よりも低いかどうかを判断する(このときの条件が第2報知条件の一例)。低い場合には(S2:Y)、このままマーキングを継続すべきでないレベルまでレーザ光源の出力強度が低下していることを意味する。そこで、コントローラ部56は、S3で第1異常信号S2をレーザ光源53に与えてその駆動を停止させる。また、第1異常信号S2は搬送ベルト10にも与えられ、これにより搬送ベルト10は停止し、加工システム1全体が停止する。このとき、コントローラ部56は、第2報知手段として機能する。
一方、受光レベルRが第2基準値TH2以上である場合には(S2:N)、S4で受光レベルRが第1基準値TH1より低いかどうかを判断する。受光レベルRが第1基準値TH1以上である場合には(S4:N)、レーザ光源53の出力強度は正常であり、そのままS1に戻る。従って、レーザマーキング装置50は、電子部品Wへのマーキングをそのまま続行する。これに対して、受光レベルRが第2基準値TH2以上で且つ、第1基準値TH1よりも低い場合には(S4:Y)、S5で第1報知条件を満たしているかどうかを判断する。ここで第1報知条件としては、次の条件がある。なお、この第1報知条件は、S2における第2報知条件よりも第1異常信号S2を出力するための条件が厳しい。
条件A:受光レベルRが第1基準値TH1より低くなっている状態が続いた継続時間が基準時間に達したこと。
条件B:受光レベルRが第1基準値TH1より低くなっている時間を累計し、その累計時間が基準時間に達したこと。例えば受光レベルRが一時的に第1基準値TH1よりも高いレベルになっても、上記累計時間が基準時間に達すれば、この条件Bを満たすことになる。受光レベルRが一時的に第1基準値TH1よりも高くなったときに累計時間をクリアしない点が、上記条件Aと異なる。
条件C:受光レベルRが第1基準値TH1より低くなっている状態で連続してマーキングを施した電子部品Wの個数が基準個数に達したこと。コントローラ部56は、電子部品Wの個数を、上記光電スイッチ11からトリガ信号S1を受けた回数によって把握できる。
条件D:受光レベルRが第1基準値TH1より低くなっている状態でマーキングを施した電子部品Wの累計個数が基準個数(2個以上)に達したこと。受光レベルRが一時的に第1基準値TH1よりも高くなったときに累計個数をクリアしない点が、上記条件Cと異なる。
これらの条件A〜Dのいずれか、或いは、これらのうちの複数を含む条件を満たした場合には(S5:Y)、レーザ光源53の出力強度の低下は一時的ではなく、ある程度継続的に発生していることになり、やはり、このままマーキングを継続すべきでない。そこで、S3に進み、上記第1異常信号S2を出力する。このとき、コントローラ部56は、第1報知手段として機能する。
上記第1報知条件を満たしていない場合には(S5:N)、加工システム1を停止させるほどではないが、マーキングかすれが生じた不良の電子部品Wが形成され得る。そこで、S6で第2異常信号S3(異常信号の一例)を出力して処理装置60に与える。このとき、コントローラ部56は、出力手段として機能する。
この処理装置60は、基本的には上記レーザマーキング装置50と同じ構成を有し、上記第2異常信号S3を受けると、レーザマーキング装置50側から搬送されてきた電子部品Wに識別マークN(例えば”×”マーク)をマーキングする。従って、作業者は電子部品W上の識別マークNを見れば、この電子部品Wは、受光レベルRが第1基準値TH1より低くなっている状態でマーキングを施したものであり、不良品である可能性が高いと判断できる。なお、例えば処理装置60の下流側に設けた撮像手段によって電子部品Wを撮像し、その撮像画像から識別マークNを有無を判断して、電子部品Wの良品・不良品を自動選別するようにしてもよい。
3.本実施形態の効果
第1報知条件が例えば上記条件Aである場合、図2に示すように、受光レベルRが第1基準値TH1を下回った継続時間T1が基準時間T2に達しなければ加工システム1は停止しない。つまり、レーザ光源53の出力強度がノイズなどによって一時的に第1基準値を下回る場合には、加工システム1を停止せずにマーキングを継続し、電子部品Wの生産効率を低下させないようにする。これに対して、受光レベルRが第1基準値TH1を下回った継続時間T1が基準時間T2を超えるか、或いは、受光レベルRが第2基準値TH2を下回ったときに、このままマーキングを継続しても不良品を生産するだけになり、却って生産効率が低下することになるため、加工システム1を停止させる。
また、ビームプリッタ57の代わりに、反射ミラー等を回動可能に設けて、レーザ光源53からのレーザ光Lを、マーキング時にはガルバノスキャナ51側に導き、異常判定処理(図3)時にはモニタ用受光部53側に導く構成であってもよい。しかし、ビームプリッタ57を利用してレーザ光源53からのレーザ光Lの一部をモニタ用受光部58に受光させる構成であれば、電子部品Wへのマーキング中に異常判定処理を行うことができる。
また、異常判定処理に利用するモニタ用受光部58は、レーザマーキング装置53においてAPCのために既に設けられたものであり、部品点数の低減を図ることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)レーザ加工装置としては、レーザマーキング装置以外にドットマーキング装置などであってもよい。
(2)上記実施形態において、第2基準値による異常判定(図3のS2)を行わない構成であってもよい。
(3)上記実施形態では、識別マークNを処理装置60がマーキングする構成であったが、上記第1報知条件を満たさなくても、受光レベルRが第1基準値TH1を下回った時点で、レーザマーキング装置53(ガルバノスキャナ51)自身が、電子部品Wに識別マークをマーキングする構成であってもよい。また、この識別マークNは、不良品と良品との識別が可能であれば、”×”マーク以外に例えば”△”、”/”などであってもよい。また、ユーザがコントローラ部56の操作部にて、この識別マークを任意のマーク(大きさ・位置を含む)に設定できるようにしてもよい。
(4)第1報知条件として、所定時間内において、受光レベルRが第1基準値TH1より低くなった回数が基準回数(>2)に達したことなどであってもよい。
本発明の一実施形態に係る加工システムの全体構成図 第1基準値及び第2基準値と受光レベル変化を示したグラフ 異常判定処理を示すフローチャート
符号の説明
1…加工システム
10…搬送ベルト(搬送機構)
50…レーザマーキング装置(レーザ加工装置)
51…ガルバノスキャナ(加工手段)
53…レーザ光源
56…コントローラ部(第1報知手段、第2報知手段、制御手段、出力手段)
57…ビームスプリッタ(分割手段)
58…モニタ用受光部(モニタ用受光手段、受光手段)
60…処理装置
S3…第2異常信号(異常信号)
N…識別マーク
TH1…第1基準値
TH2…第2基準値
W…電子部品(加工物)

Claims (10)

  1. レーザ光を出力するレーザ光源と、
    前記レーザ光源からのレーザ光を加工物に照射して加工を施す加工手段と、
    前記レーザ光源からのレーザ光を受光する受光手段と、
    前記受光手段の受光レベルが第1基準値を下回った場合に、所定の報知動作を実行する第1報知手段と、を備えるレーザ加工装置。
  2. 請求項1に記載のレーザ加工装置であって、
    前記第1報知手段は、前記受光レベルが前記第1基準値を下回った時間、下回った回数、及び、下回った状態で加工を施した加工物の個数、のうち少なくともいずれか一つに関する第1報知条件を満たしたときに前記報知動作を実行する。
  3. 請求項2に記載のレーザ加工装置であって、
    前記加工手段は、前記受光手段の受光レベルが第1基準値を下回った場合に、前記第1報知条件を満たしたかどうかにかかわらず、前記加工物に対して識別マークを付与する。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のレーザ加工装置であって、
    前記受光手段の受光レベルが前記第1基準値よりも低い第2基準値を下回った場合、前記第1報知条件よりも緩やかな第2報知条件を満たしたときに、前記報知動作を実行する第2報知手段を備える。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のレーザ加工装置であって、
    前記報知動作は、前記レーザ光源の駆動を禁止するための信号を出力することである。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のレーザ加工装置であって、
    前記第1報知条件は、前記受光レベルが前記第1基準値を下回った継続時間が基準時間に達したことを含む条件である。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のレーザ加工装置であって、
    前記第1報知条件は、前記受光レベルが前記第1基準値を下回った状態で連続して加工を施した加工物の個数が基準個数に達したことを含む条件である。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のレーザ加工装置であって、
    前記レーザ光源からのレーザ光を分割する分割手段を備え、
    前記加工手段は、前記分割手段で分割された一方のレーザ光を前記加工物に照射して加工を施す構成であり、
    前記受光手段は、前記分割手段で分割された他方のレーザ光を受光する構成とされている。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のレーザ加工装置であって、
    モニタ用受光手段の受光レベルに基づき前記レーザ光源の出力強度を制御する制御手段を備え、
    前記モニタ用受光手段は、前記受光手段を兼ねる。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のレーザ加工装置と、処理装置とを備える加工システムであって、
    前記レーザ加工装置は、複数の加工物に順次加工を施す構成とされ、
    前記受光手段の受光レベルが前記第1基準値を下回った場合に異常信号を前記処理装置に出力する出力手段を備え、
    前記処理装置は、前記レーザ加工装置から前記異常信号を受けた場合には、前記加工物に対して識別マークを付与する付与手段を備える加工システム。
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