JP2018011798A - 止血器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】止血器具とは別体の専用の器具を使用することなく、簡単な操作で拡張部を拡張させることが可能な止血器具を提供することを目的とする。
【解決手段】止血器具10は、手首Wの穿刺部位Pに巻きつけるための帯体20と、帯体を手首に巻きつけた状態で固定する固定手段30と、穿刺部位Pを圧迫する拡張部40と、拡張部の変形を制御する操作部60と、を備えており、拡張部は、拡張可能な弾性部材41と、弾性部材の内腔41aに弾性変形可能な状態で配置された変形部材43と、を有しており、操作部は、変形部材の弾性変形を停止させるロック部62を有しており、拡張部は、ロック部を解除した状態で、変形部材が弾性変形することによって拡張可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、穿刺した部位を圧迫して止血するための止血器具に関する。
近年、腕や脚等の血管を穿刺し、穿刺部位にイントロデューサーシースを導入し、イントロデューサーシースの内腔を介してカテーテル等の医療器具を病変部に送達する、経皮的な治療・検査等が行われている。このような治療・検査等を行った場合、術者は、イントロデューサーシースを抜去した後の穿刺部位を止血する必要がある。この止血を行うために、腕や脚等の肢体に巻き付けるための帯体と、帯体を肢体に巻き付けた状態で固定する固定手段と、帯体に連結されており、流体を注入することにより拡張して、穿刺部位を圧迫する拡張部と、を備えた止血器具が知られている。
特許文献1に記載されているように、止血器具を用いる際は、一般的に、医師や看護師が、止血器具の拡張部に連通するポートに、止血器具とは別体のシリンジ等の専用の器具を接続し、当該専用の器具を用いて拡張部に流体を注入することによって、止血器具の拡張部を拡張している。
実願平7−7965号公報
上記のように、止血器具とは別体の専用の器具を使用する場合、医師や看護師は、専用の器具を持ち運ぶ手間や、専用の器具を止血器具に接続する手間が掛かる。また、医師や看護師は、専用の器具を紛失して拡張部に流体を注入できなくなったりする可能性もある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、止血器具とは別体の専用の器具を使用することなく、簡単な操作で拡張部を拡張させることができる止血器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成する止血器具は、肢体の止血すべき部位に巻きつけるための帯体と、前記帯体を前記肢体に巻きつけた状態で固定する固定手段と、前記止血すべき部位を圧迫する拡張部と、前記拡張部の変形を制御する操作部と、を備え、前記拡張部は、拡張可能な弾性部材と、前記弾性部材の内腔に弾性変形可能な状態で配置された変形部材と、を有し、前記操作部は、前記変形部材の弾性変形を停止させるロック部を有し、前記拡張部は、前記ロック部を解除した状態で、前記変形部材が弾性変形することによって拡張可能である。
上記止血器具では、操作部が備えるロック部を解除して、弾性部材の内腔で変形部材を弾性変形させることにより、拡張部を拡張させることができる。したがって、本発明によれば、止血器具とは別体の専用の器具を使用することなく、簡単な操作で拡張部を拡張させることが可能な止血器具を提供することができる。
実施形態に係る止血器具を示す平面図であり、図1(A)は、内面側から見た止血器具の平面図、図1(B)は、外面側から見た止血器具の平面図である。 実施形態に係る止血器具を示す断面図であり、図2(A)は、図1(A)の2−2線に沿う断面図、図2(B)は、図2(A)の破線部2B部分を拡大して示す断面図である。 実施形態に係る止血器具を手首に装着した状態を示す斜視図である。 図3の4−4線に沿う断面図であって、拡張部が収縮している様子を示す図である。 図3の4−4線に沿う断面図であって、拡張部が拡張している様子を示す図である。 変形例に係る止血器具の使用例を示す断面図であって、拡張部が収縮している様子を示す図である。 変形例に係る止血器具の使用例を示す断面図であって、拡張部が拡張している様子を示す図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態およびその変形例を説明する。なお、以下の記載は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1〜図5を参照して、本実施形態に係る止血器具10を説明する。図1および図2は、止血器具10の各部の説明に供する図である。図3〜図5は、止血器具10の使用例の説明に供する図である。
実施形態に係る止血器具10は、図3および図5に示すように、治療・検査等を行うカテーテル等を血管内に挿入する目的で、手首W(「肢体」に相当)の橈骨動脈Rに形成された穿刺部位P(「止血すべき部位」に相当)に留置していたイントロデューサーシースを抜去した後、その穿刺部位Pを止血するために使用するものである。
止血器具10は、図1(A)および図5に示すように、手首Wに巻き付けるための帯体20と、帯体20を手首Wに巻き付けた状態で固定する面ファスナー30(「固定手段」に相当)と、穿刺部位Pを圧迫する拡張部40と、拡張部40の手首W側に配置された圧迫部50と、拡張部40の変形を制御する操作部60と、を有している。
なお、本明細書中では、帯体20を手首Wに巻き付けた状態のとき、帯体20において手首Wの体表面に向かい合う側の面(装着面)を「内面」(「第1面」に相当)と称し、その反対側の面を「外面」(「第2面」に相当)と称する。
図2(A)に示すように、帯体20は、可撓性を備える帯状の部材によって構成しているベルト21と、ベルト21よりも硬度の高い支持板22と、を備えている。
ベルト21は、図3および図4に示すように、手首Wの外周を略一周するように巻き付けられる。図2(A)に示すように、ベルト21の中央部には、支持板22を保持する支持板保持部21aが形成されている。支持板保持部21aは、外面側(または内面側)に別個の帯状の部材が融着(熱融着、高周波融着、超音波融着等)または接着(接着剤や溶媒による接着)等の方法によって接合されることにより、二重になっており、これらの隙間に挿入された支持板22を保持する。
ベルト21の図1中の左端付近の部分の外面側には、一般にマジックテープ(登録商標)などと呼ばれる面ファスナー30の雄側(または雌側)31が配置されており、ベルト21の図1中の右端付近の部分の内面側には、面ファスナー30の雌側(または雄側)32が配置されている。図4に示すようにベルト21を手首Wに巻き付け、雄側31および雌側32が接合することにより、帯体20が手首Wに装着される。なお、帯体20を手首Wに巻き付けた状態で固定する手段は、面ファスナー30に限らず、例えば、スナップ、ボタン、クリップ、またはベルト21の端部を通す枠部材であってもよい。
ベルト21の構成材料は、可撓性を備える材料であれば特に限定されない。そのような材料としては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)のようなポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)のようなポリエステル、ポリ塩化ビニリデン、シリコーン、ポリウレタン、ポリアミドエラストマー、ポリウレタンエラストマー、ポリエステルエラストマー等の各種熱可塑性エラストマー、あるいはこれらを任意に組み合わせたもの(ブレンド樹脂、ポリマーアロイ、積層体等)が挙げられる。
また、ベルト21は、例えば、透明、半透明、有色透明で形成することが好ましいが、不透明に形成されていてもよい。
支持板22は、図2(A)に示すように、ベルト21の二重に形成された支持板保持部21aの間に挿入されることによりベルト21に保持されている。支持板22は、その少なくとも一部が内面側(装着面側)に向かって湾曲した板形状をなしている。支持板22は、ベルト21よりも硬質な材料で構成されており、ほぼ一定の形状を保つようになっている。
支持板22は、ベルト21の長手方向に長い形状をなしている。この支持板22の長手方向における中央部22aは、ほとんど湾曲せずに平板状になっており、この中央部22aの両側には、それぞれ、内周側に向かって、かつ、ベルト21の長手方向(手首Wの周方向)に沿って湾曲した第1湾曲部22b(図2(A)の左側)および第2湾曲部22c(図2(B)の右側)が形成されている。
支持板22の構成材料は、例えば、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル(特に硬質ポリ塩化ビニル)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエンのようなポリオレフィン、ポリスチレン、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、ポリカーボネート、ABS樹脂、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリアセタール、ポリアクリレート、ポリアクリロニトリル、ポリフッ化ビニリデン、アイオノマー、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)のようなポリエステル、ブタジエン−スチレン共重合体、芳香族または脂肪族ポリアミド、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂等が挙げられる。
支持板22は、例えば、透明、半透明、有色透明で形成することが好ましいが、不透明に形成されていてもよい。なお、支持板22は、中央部22aのような湾曲していない部分を有さないもの、すなわち、その全長にわたり湾曲しているものであってもよい。
拡張部40は、図2(B)に示すように、拡張可能な弾性部材41と、弾性部材41の内腔41aに弾性変形可能な状態で配置された変形部材43と、を有している。本実施形態では、弾性部材41は、変形部材43が貫通される貫通孔41bを備える袋状の部材で構成している。弾性部材41は、帯体20の内面(ベルト21の内面)に連結されている。弾性部材41と帯体20の連結は、例えば、融着や接着により行うことができる。
弾性部材41の構成は、変形部材43の変形に伴って拡張可能であれば特に限定されない。例えば、弾性部材41は、略矩形状の2枚のシートを重ね合わせ、周縁を接着または融着した袋状の部材によって構成してもよいし、1枚のシートを折り曲げ、縁部を接着または融着した袋状の部材によって構成してもよいし、縁部を備えない風船状の部材によって構成してもよい。また、弾性部材41の外形形状は、特に限定されない。例えば、弾性部材41は、拡張していない状態において、平面視した際に、円形、楕円形、多角形等の外形形状を備えていてもよい。
なお、弾性部材41(拡張部40)が1枚のシートによって構成される場合、弾性部材41は、当該シートの外周縁を帯体20の内面に連結することで形成してもよい。この場合、弾性部材41は、変形部材43が貫通される貫通孔41bを備えていなくてもよい。
変形部材43は、後述するように、変形部材43の一部が帯体20を貫通して配置されている。また、変形部材43は、移動可能な状態で弾性部材41の内外に配置されている。上記の「変形部材が弾性部材の内外に配置される」とは、弾性部材41により帯体20の内面側に形成される空間(内腔41a)内外に亘って変形部材43を配置することを意味する。例えば、本実施形態のように、弾性部材41が閉じられた袋状の内腔41aを形成するように帯体20の内側に連結される場合、変形部材43は、弾性部材41の内腔41aと当該内腔43a外部とに亘って配置することができる。また、例えば、上述したように、弾性部材41が帯体20の内面に連結された1枚のシートによって構成される場合、変形部材43は、帯体20の内面と弾性部材41とにより囲われた空間(隙間)と当該空間外部とに亘って配置することができる。
拡張部40は、図2(A)に示すように、支持板22の第1湾曲部22bおよび中央部22aの間の近辺と重なるように配置されている。このため、図5に示すように、拡張部40を拡張させた際、ベルト21および支持板22により、拡張部40の手首Wの体表面から離れる方向への拡張が抑制され、拡張部40の圧迫力が手首W側に集中する。このため、穿刺部位Pを好適に圧迫することができる。
弾性部材41の構成材料は、手首Wの体表面に弾性部材41が触れても痛みが生じることのないような可撓性を備える材料であることが好ましい。例えば、軟質の樹脂材料、スポンジ状の物質、弾性材料、各種のゴム、前述した帯体20の構成材料と同様のもの等で構成することができる。また、弾性部材41は、内腔41aで変形部材43が拡張変形した際に破れ等が生じることのない程度の厚みを有することが好ましい。
弾性部材41は、例えば、透明、半透明、有色透明で形成することが可能であるが、色等が付されていてもよい。
圧迫部50は、拡張部40が拡張した際に、穿刺部位Pに圧迫力を付与する。また、圧迫部50は、図5に矢印で示すように、拡張部40により押圧されることにより、拡張部40が穿刺部位Pに付与する圧迫力の方向を調整する機能も備えている。
圧迫部50の構成材料は、手首Wの体表面に圧迫部50が触れても痛みが生じることのないような可撓性を備える材料であることが好ましい。例えば、前述した弾性部材41の構成材料と同様のもの、ゲル、スポンジ状の物質、綿のような繊維の集合体、これらの組み合わせ等で構成することができる。また、例えば、圧迫部50は、例示した上記材料等を袋状の弾性部材に収容したもので構成してもよい。
圧迫部50は、図2(B)に示すように、手首Wの体表面に触れた際の痛み等を軽減するために丸みを帯びた断面形状で形成することが好ましい。例えば、圧迫部50は、楕円形、円形等の断面形状で形成することができる。ただし、圧迫部50の断面形状は、これらの形状に限定されることなく、例えば、矩形、多角形等の断面形状で形成されていてもよい。また、圧迫部50は、穿刺部位Pを圧迫する際に手首Wの体表面と接触する範囲(図3に示す橈骨動脈Rの延在方向と交差する方向で接触する長さ)が2mm〜3mm程度であることが好ましい。本実施形態では、手首Wの体表面と接触する範囲が2mm〜3mmとなる楕円形状の断面形状で圧迫部50を形成している。
図2(A)および図2(B)に示すように、変形部材43は、巻回された状態で弾性部材41の内腔41aに収容された巻き付け部43bと、弾性部材41の貫通孔41bおよび帯体20に形成された貫通孔20aを貫通して、内腔41aから導出された延在部43cと、を有している。
巻き付け部43bは、弾性部材41の内腔41aに配置された巻取部90に巻き付けられている。巻取部90は、弾性部材41を貫通して帯体20に連結された支持部材91により、位置が固定された状態で内腔41aに配置されている。
なお、上述したように、弾性部材41(拡張部40)が1枚のシートによって構成される場合、拡張部40は、当該シートの外周縁を帯体20の内面に連結することで形成してもよい。この場合、巻取部90は、弾性部材41を貫通せず、帯体20に連結された支持部材91により、位置が固定された状態で弾性部材41の内腔41aに配置されていてもよい。
巻取部90は、帯体20の長手方向(図1(A)の左右方向)と交差する幅方向(図1(A)の上下方向)に沿って配置された軸状の部材で構成している。巻き付け部43bは、変形部材43を弾性部材41の内腔41aに向けて移動させた際、弾性部材41の内腔41aでの変形部材43の拡張が妨げられることがないように、かつ、巻取部90から変形部材43が脱落することのないように巻取部90に巻き付けている。
変形部材43の延在部43cには、凹凸状の溝部43aが形成されている。溝部43aは図1(B)に示すように、帯体20の長手方向(図中の左右方向)に対して斜めに交差して延びている。
図2(A)に示すように、操作部60は、凹凸状の溝部62が形成された本体部61と、手指等により把持が可能な把持部63と、を有している。
帯体20の外面側には、所定のカバー部材70を配置している。カバー部材70は、変形部材43の延在部43cおよび操作部60の本体部61を収容する収容空間70aと、操作部60が挿通される挿通孔70bと、を有している。操作部60は、挿通孔70bに挿通した状態で回転可能に保持されている。なお、挿通孔70bに軸受(ベアリング)等を配置して、操作部60の回転操作を円滑に行い得るようにしてもよい。
変形部材43は、巻き付け部43bが弾性部材41の内腔41aに配置されており、弾性部材41の内腔41aから導出された延在部43cがカバー部材70内に収容されている。このため、医師や装着者(患者)が不用意に変形部材43に触れて、手指等が傷つくのを防止することができる。なお、カバー部材70は、樹脂材料や金属材料で構成することができ、例えば、帯体20の外面に融着や接着により連結することができる。
操作部60が備える溝部62は、変形部材43の変形を停止させるロック部を構成している。後述するように、ロック部は、操作部60を回転操作して、ロック部によるロックを解除する(変形部材43を弾性部材41の内腔41aに向けて移動させる)と、弾性部材41の内腔41aで変形部材43を拡張させる。
変形部材43の溝部43aと、操作部60の溝部62とは、互いに噛み合うネジ溝で構成している。操作部60が回転すると、操作部60の溝部62と変形部材43の溝部43aとが噛み合わされた状態で変形部材43が移動する。そのため、操作部60を所定の方向(例えば、時計周り)に回転させると、変形部材43の延在部43cは、図2(A)中の左側に送られるように移動する。変形部材43が弾性部材41の内腔41aに向けて移動すると、変形部材43の一部は、弾性部材41の内腔41aへ送られる。この操作により、図5に示すように、変形部材43は、弾性部材41の内腔41aで巻回した状態で配置されていた巻き付け部43bを展開(拡張)させて、弾性部材41を拡張させる。また、操作部60を所定の方向(例えば、反時計周り)に回転させると、変形部材43の延在部43cは、図2(A)中の右側に送られるように移動する。変形部材43が弾性部材41の内腔41aから遠ざかる方向(カバー部材70の収容空間70aの方向)に移動すると、変形部材43の一部は、弾性部材41の内腔41aからカバー部材70の収容空間70aへ送られる。この操作により、図4に示すように、変形部材43は、弾性部材41の内腔41aで巻き付け部43bが巻回されるため、内腔41aで変形部材43が収縮し、弾性部材41が収縮する。
巻取部90は、変形部材43が拡張する前後において、変形部材43の巻き付け部43bの位置をずらすことなく、保持する。このため、変形部材43が拡張する際の拡張の起点(展開の起点)となる位置は、変形部材43を拡張する都度、一定の位置に定められる。したがって、止血器具10を使用した止血処置を行う度に、拡張部40が圧迫力を付与する位置にズレが生じるのを防止できる。
巻取部90は、図5に示すように、圧迫部50の圧迫方向(図中の矢印で示す方向)から帯体20に向かう垂線X1上に配置することができる。このように配置することにより、変形部材43の拡張方向を穿刺部位P側に向くように調整することができるため、圧迫部50は、穿刺部位Pを好適に圧迫することが可能になる。なお、巻取部90は、変形部材43の変形に伴って位置ズレしないように設けられていればよく、例えば、帯体20に一体成形した部材等で構成してもよい。
変形部材43は、弾性変形可能なバネ部材で構成している。ただし、変形部材43は、弾性部材41の内腔41aで弾性変形可能に構成されている限りにおいてその構造は特に限定されない。例えば、変形部材43は、コイルバネ、板バネ、ねじりバネ、拡張(展開)に伴って弾発力を付与する弾性部材等で構成することが可能である。また、変形部材43は、上記のように弾性変形可能であれば、金属材料であってもよいし、樹脂材料であってもよい。また、変形部材43は、拡張した際に、穿刺部位Pに対して圧迫力を好適に付与し得るようにある程度の剛性を備える材料で形成されていることが好ましい。
変形部材43は、板状(帯状)の部材で構成している。変形部材43を板状の部材で構成しているため、変形部材43の移動に伴う巻き付け部43aの拡張および収縮が容易なものとなる。また、変形部材43は、拡張および収縮が容易なものとなるように、例えば、0.3mm程度の厚みで形成することが好ましい。
変形部材43の構造(形状、長さ寸法、幅寸法)等は、特に限定されず適宜変更することが可能である。同様に、変形部材43の巻き付け部43bの巻き付け量、延在部43cに形成した溝部43aのピッチ、形状、寸法等も特に限定されず、製品仕様等に応じて適宜変更することが可能である。また同様に、操作部60に形成された溝部62のピッチ、形状、寸法等も特に限定されることはない。
なお、変形部材43には、例えば、弾性部材41の内腔41aで変形部材43がどの程度拡張したかを確認する目印となるマーカーを設けることが可能である。マーカーは、例えば、変形部材43の表面に色、記号、文字、数字等を付して、医師や装着者が目視により簡単に変形部材43の拡張量を確認できるように構成されていることが好ましい。このようなマーカーを設ける場合、例えば、カバー部材70の一部または全部を透明にして、変形部材43に設けたマーカーを目視により確認可能に構成したり、カバー部材70に窓部(開口部)を設けてマーカーを目視により確認可能に構成したりすることが好ましい。
図1(A)に示すように、弾性部材41の内腔41aには、変形部材43の形状を制御する第1制御部81aと第2制御部81bを配置している。
第1制御部81aと第2制御部81bは、帯体20の長手方向と交差する幅方向(図1(A)の上下方向)に沿って、変形部材43を挟み込むように配置されている。変形部材43は、拡張変形する際、各制御部81a、81bにより、帯体20の幅方向への拡張が制限される。このため、変形部材43が弾性部材41の内腔41aで意図しない方向に拡張されるのを防止できる。特に、本実施形態では、第1制御部81aと第2制御部81bにより帯体20の幅方向への変形が規制されるため、変形部材43は穿刺部位Pを圧迫する方向に変形方向が規制される(図5を参照)。このため、拡張部40は、圧迫力を付与する方向を穿刺部位P側に向けることができ、穿刺部位Pを好適に圧迫することが可能になる。
各制御部81a、81bは、帯体20の幅方向において変形部材43を挟み込むように配置された板状の部材で構成しているが、変形部材43の拡張方向を制御可能であればその形状、構造、個数、寸法、材質等は特に限定されない。また、各制御部81a、81bは、例えば、弾性部材41の内腔41aで位置ズレしないように、巻取部90に固定したり、帯体20に固定したりすることができる。
次に、本実施形態に係る止血器具10の使用例について説明する。
止血器具10を手首Wに装着する前は、図2に示すように、拡張部40は、拡張していない状態となっている。図3に示すように、右手の手首Wの橈骨動脈Rに穿刺を行う場合、穿刺部位Pは、親指側へ片寄った位置にある。通常、穿刺部位Pにはイントロデューサーシースが留置されている。このイントロデューサーシースが留置されたままの状態の手首Wに帯体20を巻き付け、拡張部40が穿刺部位P上に重なるように拡張部40および帯体20を位置合わせして、面ファスナー30の雄側31および雌側32を接触させて接合し、帯体20を手首Wに装着する。
止血器具10を手首Wに装着した後、図5に示すように、矢印で示す方向(例えば、時計周り)に沿って操作部60を回転させる。操作部60を回転させることにより、変形部材43は、弾性部材41の内腔41aで拡張して、拡張部40を拡張させる。止血器具10と一体的に設けられた変形部材43により拡張部40の拡張が行えるため、医師や看護師は、拡張部40を拡張するための別体の専用の器具(シリンジ等)を持ち運ぶ必要がない。
拡張部40を拡張させた後、穿刺部位Pからイントロデューサーシースを抜去する。
イントロデューサーシースを穿刺部位Pから抜去した後、医師や看護師は、止血の進行具合や経過時間に応じて、操作部60を操作することにより、変形部材43の拡張及び収縮を制御し、拡張部40が穿刺部位Pに付与する圧迫力を調整してもよい。例えば、拡張した拡張部40が、長時間にわたって穿刺部位Pおよびその周辺の血管や神経を圧迫し続けると、しびれや痛みを引き起こしたり、血管を閉塞したりすることがある。また、血管閉塞等を防ぐため、拡張部40が拡張した後、医師や看護師は、拡張部40を収縮させて、拡張部40の圧迫力を低下させる操作を行うことで、穿刺部位Pに作用する圧迫力を経時的に低減させてもよい。この圧迫力を経時的に低減させる操作も、操作部60により行うことが可能である。そのため、医師や看護師は、減圧操作を行うための専用の器具(シリンジ等)を持ち運ぶ手間をなくすことができる。
所定の時間が経過して、穿刺部位Pの止血が完了した後、医師や看護師は、止血器具10を取り外す。止血器具10は、面ファスナー30の雄側31および雌側32を剥がすことによって手首Wから取り外される。なお、操作部60を操作して拡張部40を収縮させてから、医師や看護師は、止血器具10を取り外してもよい。
以上のように、本実施形態に係る止血器具10は、手首Wの穿刺部位Pに巻きつけるための帯体20と、帯体20を手首Wに巻きつけた状態で固定する固定手段30と、穿刺部位Pを圧迫する拡張部40と、拡張部40の変形を制御する操作部60と、を備えている。拡張部40は、拡張可能な弾性部材41と、弾性部材41の内腔41aに弾性変形可能な状態で配置された変形部材43と、を有している。また、操作部60は、変形部材43の弾性変形を停止させるロック部(溝部)62を有している。拡張部40は、ロック部62を解除した状態で、変形部材43が弾性変形することによって拡張可能である。
上記止血器具10では、操作部60が備えるロック部62を解除して、弾性部材41の内腔41aで変形部材43を弾性変形させることにより、拡張部40を拡張させることができる。したがって、本実施形態によれば、止血器具10とは別体の専用の器具を使用することなく、簡単な操作で拡張部40を拡張させることができる。
また、変形部材43は、帯体20を貫通して配置されており、かつ、移動可能な状態で弾性部材41の内外に配置されている。このため、止血器具10は、操作部60を操作して変形部材43を弾性部材41の内外に移動させる簡単な操作により、拡張部40を拡張および収縮させることができる。
また、操作部60は、回転可能に構成されており、ロック部(溝部)62は、操作部60が回転した際、変形部材43の弾性変形の停止を解除し、操作部60の回転が停止した状態で変形部材43の弾性変形を停止させるように構成されている。このため、止血器具10は、操作部60を回転操作する簡単な作業により、拡張部40を拡張させることができる。
また、止血器具10は、弾性部材41の内腔41aに配置され、変形部材43の形状を制御する第1制御部81aおよび第2制御部81bを有している。このため、止血器具10は、変形部材43が弾性部材41の内腔41aで意図しない方向に拡張されるのを防止することができ、穿刺部位Pに対して好適に圧迫力を付与することができる。
また、変形部材43の一部は、弾性部材41の内腔41aに巻回した状態で収容されており、拡張部40は、変形部材43が巻回した状態から展開することにより拡張変形する。このため、止血器具10は、操作部60を操作して、変形部材43の巻回および展開を制御することにより、拡張部40を好適に拡張および収縮させることが可能になる。
また、変形部材43は、弾性変形可能なバネ部材で構成している。このため、止血器具10は、バネ部材が弾性変形して拡張する際の拡張力を利用して拡張部40を好適に拡張させることができる。
(変形例)
次に、上述した実施形態の変形例を説明する。なお、変形例の説明において前述した実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図6および図7には、変形例に係る止血器具100の断面図を示している。図6は、拡張部40が収縮している様子を示す図であり、図7は、拡張部40が拡張している様子を示す図である。
変形例に係る止血器具100は、変形部材143および操作部160の構成が前述した実施形態と相違している。
図6および図7に示すように、変形部材143の基端部143dは、当該変形部材143の他の部位(巻き付け部)143bよりも弾性変形し難く形成されている。また、操作部160が備えるロック部161は、変形部材143の基端部143dの固定および固定解除が可能なストッパーで構成している。
変形部材143の巻き付け部143bは、前述した実施形態において説明したように、弾性部材41の内腔41aに弾性変形可能な状態で配置されている。巻き付け部143bは、ロック部161によるロックが解除された際(変形部材143が弾性部材41の内腔41aに向けて移動した際)に、弾性部材41の内腔41aで拡張する。巻き付け部143bは、例えば、表面に溝部等の凹凸が形成されていない帯状(板状)の部材で構成することが可能である。
変形部材143において弾性部材41の内腔41aから導出された基端部143dは、ロック部161により直接的に固定がなされ、またその固定が解除可能に構成された部分である。基端部143dは、例えば、金属材料や樹脂材料などで構成された線材で構成することができる。例えば、基端部143dは、巻き付け部143bの基端に融着や接着等で取り付けてもよいし、巻き付け部143bと一体の部材で構成してもよい。
変形部材143の基端部143dには、径方向に突出した凸部143eを形成している。凸部143eは、図7に示すように、ロック部161のロックを解除した際に、ロック部161から変形部材143の基端部143dが抜けて出るのを防止する。凸部143eは、ロック部161の保持部材164と突き当たることにより移動が制限されて、拡張部40の最大拡張量を規制する。なお、凸部143eは、ロック部161の保持部材164と突き当たることにより、変形部材143の基端部143dがロック部161から抜け出るのを防止し得る限りにおいて、その具体的な形状や大きさ等について特に制限はない。
図6に示すように、操作部160が備えるロック部161は、手指等により押圧操作がなされる押圧部材162と、押圧部材162に付勢力を付与する付勢部材163と、押圧部材162が配置された保持部材164と、を有している。
押圧部材162や保持部材164は、金属材料や樹脂材料等で形成することが可能である。また、付勢部材163は、例えば、弾性変形可能なバネ等で形成することが可能である。保持部材164および付勢部材163は、帯体20の外面に固定している。
押圧部材162には、変形部材143の基端部143dを挿通させる挿通孔162aが形成されている。また、保持部材164にも、変形部材143の基端部143dを挿通させる挿通孔164aが形成されている。図6に示すように、付勢部材163は、押圧部材162に対して、押圧部材162を持ち上げる方向の付勢力を付与する。押圧部材162が持ち上げられた状態では、挿通孔162aの位置と挿通孔164aの位置が高さ方向にずれている。このため、各挿通孔162a、164aに挿通された変形部材143の基端部143dは、押圧部材162と保持部材164とに挟まれて、移動が停止した状態となる。
図7に示すように、付勢部材163の付勢力に抗して押圧部材162を押し下げて、挿通孔162aと挿通孔164aを高さ方向に位置合わせすると、変形部材143の基端部143dのロックが解除される。ロックが解除されると、変形部材143が移動して、前述した実施形態と同様に、拡張部40が拡張する。なお、拡張部40を一旦拡張させた後、拡張部40を収縮させる場合は、ロック部161によるロックを解除して、変形部材143の基端部143dを図7中の左側に向けて移動させる。
以上、変形例に係る止血器具100によれば、変形部材143の基端部143dは、当該変形部材143の他の部位(巻き付け部)143bよりも弾性変形し難く形成されている。また、ロック部161は、変形部材143の基端部143dの固定および固定解除が可能なストッパーで構成している。このため、止血器具100は、ロック部161を操作して、変形部材143の基端部143dの固定および固定解除をすることにより、拡張部40を容易に拡張させることができる。
以上、実施形態および変形例を通じて本発明に係る止血器具を説明したが、本発明は説明した各構成のみに限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。
例えば、止血器具を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明は、手首に装着して使用する止血器具に限らず、脚等に装着して使用する止血器具にも適用することができる。
また、前述した実施形態では、止血器具は圧迫部を備えている場合を説明したが、圧迫部を備えていなくてもよい。
また、前述した実施形態および変形例では、変形部材を変形させることにより、拡張部40の拡張と収縮の両方を実現可能に構成したが、変形部材は、少なくとも拡張部を拡張させるように構成されていればよい。
また、変形部材は、弾性変形により拡張部を拡張させることができれば、どのような形状で弾性部材の内腔に配置されていても構わない。例えば、変形部材は、実施形態で説明した巻回された形状以外の形状で弾性部材の内腔に配置されていてもよい。また、変形部材は、弾性部材の内腔で拡張した際の形状も特に限定されない。
また、変形部材の弾性変形を停止させるロック部は、変形部材の移動を規制することにより弾性変形を停止させる構成に限定されない。例えば、ロック部は、弾性部材の内腔で変形部材の弾性変形を直接停止させ、外部からの操作で停止状態を解除させることが可能に構成することができる。
10 止血器具、
20 帯体、
30 面ファスナー(固定手段)、
40 拡張部、
41 弾性部材、
41a 内腔、
43 変形部材、
43a 溝部、
43b 巻き付け部、
43c 延在部、
50 圧迫部、
60 操作部、
61 本体部、
62 溝部(ロック部)、
63 把持部、
70 カバー部材、
70a 収容空間、
70b 挿通孔、
81a 第1制御部(制御部)、
81b 第2制御部(制御部)、
90 巻取部、
91 支持部材、
100 止血器具、
143 変形部材、
143b 巻き付け部、
143d 基端部、
143e 凸部、
160 操作部、
161 ロック部(ストッパー)、
162 押圧部材、
162a 挿通孔、
163 付勢部材、
164 保持部材、
164a 挿通孔、
W 手首(肢体)、
P 穿刺部位(止血すべき部位)、
R 橈骨動脈。

Claims (7)

  1. 肢体の止血すべき部位に巻きつけるための帯体と、
    前記帯体を前記肢体に巻きつけた状態で固定する固定手段と、
    前記止血すべき部位を圧迫する拡張部と、
    前記拡張部の変形を制御する操作部と、を備え、
    前記拡張部は、拡張可能な弾性部材と、前記弾性部材の内腔に弾性変形可能な状態で配置された変形部材と、を有し、
    前記操作部は、前記変形部材の弾性変形を停止させるロック部を有し、
    前記拡張部は、前記ロック部を解除した状態で、前記変形部材が弾性変形することによって拡張可能である、止血器具。
  2. 前記変形部材は、前記帯体を貫通して配置されており、かつ、移動可能な状態で前記弾性部材の内外に配置されている、請求項1に記載の止血器具。
  3. 前記操作部は、回転可能に構成されており、
    前記ロック部は、前記操作部が回転した際、前記変形部材の弾性変形の停止を解除し、前記操作部の回転が停止した状態で前記変形部材の弾性変形を停止させる、請求項1または請求項2に記載の止血器具。
  4. 前記変形部材の基端部は、当該変形部材の他の部位よりも弾性変形し難く形成されており、
    前記ロック部は、前記変形部材の基端部の固定および固定解除が可能なストッパーを有する請求項1または請求項2に記載の止血器具。
  5. 前記弾性部材の内腔に配置され、前記変形部材の形状を制御する制御部を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の止血器具。
  6. 前記変形部材の一部は、前記弾性部材の内腔に巻回した状態で収容されており、
    前記拡張部は、前記変形部材が前記巻回した状態から展開することにより拡張変形する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の止血器具。
  7. 前記変形部材は、弾性変形可能なバネ部材である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の止血器具。
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