JP2018006477A - 光源装置およびプロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性が高い光源装置を提供する。【解決手段】金属材料を形成材料とし、第1の面を有する基板と、第1の面側に設けられた複数の発光素子と、複数の発光素子を囲むように第1の面側に設けられた第1フレームと、第1フレームの基板とは反対側に設けられた透光性部材と、透光性部材の基板とは反対側に設けられた第2フレームと、を備え、第2フレームの形成材料の線膨張係数は、透光性部材の形成材料の線膨張係数よりも大きく、第2フレームは、第1フレームと接合される第1枠部と、透光性部材の基板とは反対側に接合される第2枠部と、第1フレームおよび透光性部材のうちいずれにも接合されていない第3枠部と、を有する、光源装置。【選択図】図2

Description

本発明は、光源装置およびプロジェクターに関するものである。
光源装置に用いられる発光ダイオードや半導体レーザー等の発光素子は、有機物や水分が付着すると発光時に破損することがある。このことから、光源装置には、発光素子と外気とを遮断する構造が備えられている。従来、このような構造としては、基板とガラス製の蓋とを接合して、発光素子を封止する気密封止構造が知られている(例えば特許文献1)。近年では、光源装置の小型化に伴い、基板に複数の発光素子を高密度に搭載した構造をもつ光源装置が検討されている。
一般に、これらの発光素子は発光時に発熱するため、この熱により発光素子が劣化したり、発光特性が低下したりするおそれがある。そのため、光源装置は、発光素子から発生する熱を外部へ放出することにより、発光素子が高温にならないように構成されている。
特開2015−045843号公報
特許文献1の光源装置では、放熱性を高めるために、基板の形成材料として熱伝導率が高い金属材料が用いられる。しかしながら、金属製の基板とガラス製の蓋とは線膨張の差が大きいことから、光源装置が高温下に曝されると蓋が破損する等して、光源装置の信頼性が低くなるおそれがあった。
本発明の一態様は、このような事情に鑑みてなされたものであって、信頼性が高い光源装置を提供することを目的の一つとする。また、本発明の一態様は、上記の光源装置を備えることによって、信頼性が高いプロジェクターを提供することを合わせて目的の一つとする。
上記の課題を解決するため、本発明の一態様は、金属材料を形成材料とし、第1の面を有する基板と、第1の面側に設けられた複数の発光素子と、複数の発光素子を囲むように第1の面側に設けられた第1フレームと、第1フレームの基板とは反対側に設けられた透光性部材と、透光性部材の基板とは反対側に設けられた第2フレームと、を備え、第2フレームの形成材料の線膨張係数は、透光性部材の形成材料の線膨張係数よりも大きく、第2フレームは、第1フレームと接合される第1枠部と、透光性部材の基板とは反対側に接合される第2枠部と、第1フレームおよび透光性部材のうちいずれにも接合されていない第3枠部と、を有する、光源装置を提供する。
この構成によれば、第1フレームと透光性部材とは接合されておらず、かつ、第2フレームは、第1枠部において第1フレームに、第2枠部において透光性部材に、それぞれ接合されている。また、第2フレームは、透光性部材よりも線膨張しやすい。これにより、複数の発光素子周辺の封止性を確保するとともに、従来の光源装置の構成において、第1フレームと透光性部材との接合部にかかる応力よりも、第2フレームと第1フレームとの接合部にかかる応力を低減することができる。
よって、第1フレームと透光性部材とが接合された従来の光源装置と比較して、透光性部材の破損または脱落を低減することができるので、光源装置の信頼性を高くすることができる。
本発明の一態様においては、透光性部材は、第1フレームに当接している構成としてもよい。
この構成によれば、本発明の光源装置が高温下に曝され、例えば基板が線膨張する場合でも、第1フレームと透光性部材との相対位置を、第1の面と略平行な方向にずらし、第1フレームと透光性部材との相対位置が基板の第1の面に交差する方向にずれることを抑制することができる。
さらに、光源装置が高温下に曝されて光源装置の各部材が線膨張する場合も、第1フレームと透光性部材との相対位置が基板の第1の面に交差する方向にずれることを抑制し、複数の発光素子と透光性部材との間隔が変化するのを抑制することができる。よって、本発明の光源装置は、所望の光学的特性を維持することができる。
本発明の一態様においては、透光性部材は、第2フレームによって第1フレームに向かって押圧されている構成としてもよい。
この構成によれば、本発明の光源装置が高温下に曝され、例えば基板が線膨張する場合でも、第1フレームと透光性部材との相対位置が基板の第1の面に交差する方向にずれることがより抑制され、第1フレームと透光性部材との相対位置を、第1の面と略平行な方向にずらすことができる。
さらに、光源装置が高温下に曝されて光源装置の各部材が線膨張する場合も、第1フレームと透光性部材との相対位置が基板の第1の面に交差する方向にずれることをより抑制し、複数の発光素子と透光性部材との間隔が変化するのを抑制することができる。よって、本発明の光源装置は、所望の光学的特性を維持することができる。
本発明の一態様においては、第2フレームは、第2フレームの厚み方向に屈曲または湾曲した形状を有し、第1の面に対して略平行な方向に弾性変形可能である構成としてもよい。
この構成によれば、架橋フレームの線膨張に加えて、架橋フレームの弾性変位の分だけ、さらに接合フレームと透光性部材との相対位置を第1の面と略平行な方向によりずらすことができる。よって、透光性部材の破損または脱落を低減することができるので、信頼性の高い光源装置が得られる。
本発明の一態様においては、第1フレームは、第1フレームの内側の周縁部において、透光性部材の少なくとも一部を収納する凹部を有する構成としてもよい。
この構成によれば、接合フレームと透光性部材との相対位置を容易に決定することができる。
本発明の一態様においては、透光性部材の基板側に設けられた複数のプリズムをさらに備え、複数のプリズムのうち各プリズムは、発光素子から射出される光が入射する光入射面と、光入射面に対して傾斜し、光入射面から入射した光を第1の面から遠ざける方向に反射させる光反射面と、を有し、複数の発光素子は、第1の面の法線と交差する方向に光を射出し、複数のプリズムは、それぞれ対応した複数の発光素子が射出する光の光路上に配置されている構成としてもよい。
この構成によれば、複数の発光素子から第1の面の法線と交差する方向に射出された光を透光性部材の光射出側に取り出すことができる。
また、複数の発光素子と基板との接触面積を大きくして光源装置自体の放熱性を高めることができる。これにより、複数の発光素子の劣化を抑制し、所望の光学的特性を維持することができる。
本発明の一態様においては、複数のプリズムは、複数のプリズムと、複数のプリズムにそれぞれ対応した複数の発光素子との相対位置を規定する位置決め部を有する構成としてもよい。
一般に、発光素子に対するプリズムのアライメントは高い精度が要求される。上記の構成によれば、複数のプリズムと、複数のプリズムにそれぞれ対応した複数の発光素子との相対位置を容易に決定することができる。
本発明の一態様においては、透光性部材は、透光性部材の基板側において、透光性部材と複数の発光素子との間隔を規定するスペーサーを備えた構成としてもよい。
この構成によれば、基板の線膨張に伴って複数の発光素子と透光性部材との間隔が変化するのを抑制することができる。よって、本発明の光源装置は、所望の光学的特性を維持することができる。
本発明の一態様においては、透光性部材の光射出側に設けられた集光レンズを備え、集光レンズは、透光性部材とは別体である構成としてもよい。
一般に、発光素子から射出される光は発散光である。上記の構成によれば、複数の発光素子から射出された光を効率的に利用することができる。また、例えば透光性部材にプリズムが設けられている場合、集光レンズと透光性部材とが別体であるので、集光レンズの位置を気にする必要がなく、複数の発光素子に対するプリズムのアライメントを行うことができる。
本発明の一態様においては、透光性部材の光射出側に設けられた集光レンズを備え、集光レンズは、透光性部材と一体になっている構成としてもよい。
この構成によれば、複数の発光素子から射出された光を効率的に利用することができ、かつ、部品点数が少ないので組立作業が簡単である。
本発明の一態様は、上記の光源装置と、光源装置から射出された光を変調する光変調装置と、光変調装置によって変調された光を投写する投写光学系と、を備えたプロジェクターを提供する。
この構成によれば、上記の光源装置を備えているので、信頼性が高く、所望の光学的特性を維持できるプロジェクターを提供することができる。
第1実施形態の光源装置1を示す斜視図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 第1実施形態の光源装置1を示す平面図である。 第1実施形態に係るプロジェクター1000の光学系を示す概略図である。 第2実施形態の光源装置2を示す断面図である。 第3実施形態の光源装置3を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率等が実際と同じであるとは限らない。また、同様の目的で、特徴とならない部分を省略して図示している場合がある。
<第1実施形態>
[光源装置]
以下、本実施形態の光源装置について説明する。図1は、本実施形態の光源装置1を示す斜視図である。図2は、図1のA−A線に沿う断面図である。
図1、図2に示すように、本実施形態の光源装置1は、基板11と、複数の補助基板12と、複数の発光素子21と、蓋体40と、架橋フレーム(第2フレーム)51と、を備える。蓋体40は、接合フレーム(第1フレーム)31と、複数の電極33と、透光性部材41と、を備える。
[基板]
基板11は、第1の面11aと、その反対側に位置する第2の面11bと、を有する。第1の面11aは、例えば平坦面であり、複数の発光素子21が搭載されている。一方、第2の面11bは、例えば放熱器が取り付けられていてもよい。
基板11の平面形状は、例えば略正方形または略長方形などの矩形状である。
基板11の形成材料として、放熱性を高められる観点から、金属材料が用いられる。金属材料の例としては、銅またはアルミニウムが好ましく、銅がより好ましい。
[補助基板]
複数の補助基板12は、基板11の第1の面11aにおいて所定の間隔を開けてマトリクス状に配置されている。基板11と補助基板12との間は、伝熱材料を介して熱的に接触している。基板11と補助基板12とを接続する伝熱材料としては、例えば金−スズ等のはんだ材料を挙げることができる。各補助基板12の離間距離は、例えば1.0mm〜5.0mmである。
補助基板12は、基板11よりも線膨張係数が小さい材料を形成材料としている。このような形成材料としては、例えば窒化アルミやアルミナ等のセラミックスを挙げることができる。
[発光素子]
複数の発光素子21は、複数の補助基板12の基板11とは反対側にそれぞれ設けられている。補助基板12と発光素子21とは、金−スズ等のはんだ材料により接合されている。
複数の発光素子21は、第1の面11aの法線と交差する方向に光を射出する。後に詳述するが、透光性部材41に設けられた複数のプリズム43により、その光は第1の面11aから遠ざかる方向に反射する。さらに、反射した光は、透光性部材41を通過して光源装置1の外部に放出される。つまり、複数のプリズム43を備えることで、複数の発光素子21を、第1の面11aの法線と交差する方向に光を射出するように、複数の補助基板12を介して基板11上にそれぞれ設けることができる。結果として、複数の発光素子21と基板11との接触面積を大きくすることができるので、光源装置1自体の放熱性を高めることができる。これにより、複数の発光素子21の劣化を抑制し、所望の光学的特性を維持することができる。
発光素子21の例としては、例えば発光ダイオードまたは半導体レーザーなどが挙げられる。発光素子21は、用途に応じて任意の波長のものを選択することができる。例えば、波長430nm〜490nmの青色光を射出する発光素子として、窒化物系半導体(InAlGa1−X−YN、0≦X≦1、0≦Y≦1、X+Y≦1)を含む材料を用いることができる。さらに、この材料に加えてIII族元素としてホウ素原子が一部に置換されたものや、V族元素として窒素原子の一部をリン原子、ヒ素原子で置換された材料を用いることもできる。
[接合フレーム、電極]
接合フレーム31は、複数の発光素子21を囲むように基板11の第1の面11a側に設けられている。基板11と接合フレーム31とは、銀ろう等の金属ろうにより、接合されている。
接合フレーム31の外周の平面形状は、基板11と同様に矩形状である。また、接合フレーム31は閉環状の形状を有する。接合フレーム31を平面視したとき、接合フレーム31の外周によって規定される面積は、透光性部材41の面積よりも大きい。
接合フレーム31の形成材料の例としては、コバールが挙げられる。接合フレーム31の表面にはめっき層が形成されており、例えばニッケル−金からなるめっき層が形成されている。
接合フレーム31には、複数の貫通孔35が設けられている。各貫通孔35には、発光素子21に電力を供給するための電極33が設けられている。各電極33の端部には、発光素子21と電気的に接続するためのボンディングワイヤーが設けられている(図示略)。
各貫通孔35と各電極33との間は、複数の発光素子21周辺の封止性を確保するため、低融点ガラス等により封止されている。
電極33の形成材料としては、例えばコバールが用いられる。また、電極33の表面にはめっき層が形成されており、例えばニッケル−金からなるめっき層が形成されている。
ボンディングワイヤーの形成材料の例としては、金が好ましく用いられる。
各電極33の他方の端部は、外部電気回路と接続されている(図示略)。
[透光性部材]
透光性部材41は、基板11の第1の面11aと対向するように、接合フレーム31の基板11とは反対側に設けられ、接合フレーム31に当接されている。さらに、接合フレーム31と透光性部材41とは接合されていない。かつ、後述する架橋フレーム51に接合フレーム31および透光性部材41が接合されている。そのため、光源装置1においては、基板11の線膨張に伴って、接合フレーム31と透光性部材41との相対位置を、基板11の第1の面11aと略平行な方向にずらし、接合フレーム31と透光性部材41との相対位置が第1の面11aに交差する方向にずれることを抑制することができる。
また、上述したように、基板11の線膨張に伴って接合フレーム31と透光性部材41との相対位置が第1の面11aに交差する方向にずれることが抑制され、複数の発光素子21と透光性部材41との間隔が変化しにくいので、例えば複数の発光素子21と透光性部材41とが接触して不具合が生じるのを抑制することができる。
透光性部材41は、後述する架橋フレーム51の基板11側に設けられている。これにより、例えば、透光性部材41の光射出側に集光レンズ等の光学素子を設ける場合、その光学素子と複数の発光素子21との間隔を小さくすることができる。一般に、発光素子から射出される光は発散光であるので、光学素子と複数の発光素子21との間隔が小さいほど、光の損失を低減することができる。そのため、複数の発光素子21から射出された光を効率的に利用することができる。
透光性部材41の基板11側には、複数のプリズム43が設けられている。各プリズム43は、対応した複数の発光素子21から射出された光の光路上に配置されている。
各プリズム43は、対応した複数の発光素子21から射出された光が入射する光入射面43aと、光入射面43aから入射した光を第1の面11aから遠ざける方向に反射させる光反射面43bと、を有している。光反射面43bの面法線は、光入射面43aから入射した光の主光線を第1の面11aから遠ざける方向に反射するように、光入射面43aに入射する光の主光線に対して傾斜している。すなわち、光反射面43bは、光入射面43aに対して傾斜している。これにより、複数の発光素子21から第1の面11aの法線と交差する方向に射出された光を透光性部材41の光射出側に取り出すことができる。
図3は、本実施形態の光源装置1を示す平面図である。図3では、蓋体40および架橋フレーム51は図示していない。図3に示すように、16個の発光素子21は、補助基板12を介して第1の面11a上に4行4列のマトリックス状に配置されている。ただし、発光素子21の数や配列はこれに限定されず、発光素子の数は複数であればよい。
これらの発光素子21は、略同一方向に光を射出するように基板11上に設けられている。各列の4つの発光素子21に対してその光射出側に共通した1つのプリズム43が設けられている。つまり、各プリズム43を平面視したとき、各プリズム43は4つの発光素子21の配列方向に沿って帯状に延びている。
一般に、発光素子に対するプリズムのアライメントは高い精度が要求される。4つの発光素子21に対して共通した1つのプリズム43を設けることで、1つの発光素子21に対して1つのプリズム43を設ける場合と比べて、効率よくアライメントを行うことができる。
さらに、各プリズム43は、各プリズム43と対応した複数の発光素子21との相対位置を規定する位置決め部45を備えている。これにより、各プリズム43と対応した複数の発光素子21とのアライメントを容易に、かつ、精度良く行うことができる。そのうえ、基板11の線膨張に伴って光源装置1全体が変形するような場合であっても、複数の発光素子21と複数のプリズム43とが接触して不具合が生じるのを抑制することができる。
透光性部材41の基板11とは反対側、すなわち光射出側には集光レンズが設けられていてもよい(図示略)。上述したように発光素子から射出される光は発散光であるので、透光性部材41に集光レンズが設けられていることにより、複数の発光素子21から射出された光を効率的に利用することができる。
集光レンズは、透光性部材41と別体であってもよく、一体であってもよい。集光レンズと透光性部材41とが別体である場合、集光レンズの位置を気にする必要がなく、複数の発光素子21に対するプリズム43のアライメントを行うことができる。一方、集光レンズと透光性部材41とが一体である場合、部品点数が少ないので組立作業が簡単である。
透光性部材41の形成材料は、複数の発光素子21から射出された光を透過することができる限り、特に限定されない。このような材料の例としては、ホウケイ酸ガラス、石英ガラス、合成石英ガラスなどのガラス、水晶、またはサファイア等が挙げられる。
なお、本実施形態では、透光性部材41の基板11側にプリズム43が設けられているが、プリズム43の代わりに反射ミラーが設けられていてもよい。
[架橋フレーム]
架橋フレーム51は、透光性部材41の基板11とは反対側に設けられている。架橋フレーム51の外周の平面形状は、接合フレーム31と同様に矩形状である。また、架橋フレーム51は接合フレーム31と同様に閉環状の形状を有する。平面視における架橋フレーム51の外周によって規定される面積は、透光性部材41の外周で規定される面積よりも大きい。
架橋フレーム51は、接合フレーム31と接合される第1枠部51aと、透光性部材41に接合される第2枠部51bと、第1枠部51aおよび第2枠部51bの間において接合フレーム31および透光性部材41のうちいずれにも接合されていない第3枠部51cと、を有する。
架橋フレーム51の第1枠部51aは、溶接またははんだ付け等により、接合フレーム31と接合されている。接合フレーム31と架橋フレーム51との接合は、接合時の熱による発光素子21の劣化を抑制する観点から、低温で行われることが好ましい。接合フレーム31と架橋フレーム51とがはんだ付けにより接合される場合、インジウムはんだが好ましく用いられる。
また、架橋フレーム51の第2枠部51bは、低融点ガラス等を用いて、透光性部材41と接合されている。
一方、架橋フレーム51の第3枠部51cは、接合フレーム31および透光性部材41のうちいずれにも接合されていない。
このようにして、架橋フレーム51の第1枠部51aおよび第2枠部51bは、それぞれ接合フレーム31および透光性部材41に接合されている。これにより、複数の発光素子21周辺の封止性を確保することができる。
架橋フレーム51の形成材料の線膨張係数は、透光性部材41の形成材料の線膨張係数よりも大きい。架橋フレーム51の形成材料の例としては、コバールまたはステンレス鋼等が挙げられる。
従来の光源装置においては、発光素子周辺の封止性を確保するため、接合フレームと透光性部材とが接合されている。光源装置が高温下に曝されると、基板の線膨張に伴って、接合フレームは線膨張することができる。しかしながら、各部材の形成材料の線膨張係数差を比較したとき、基板と接合フレームとの差に比べて基板と透光性部材との差が大きいので、透光性部材は線膨張しにくい。その結果、接合フレームと透光性部材との接合部に応力が集中し、透光性部材が破損したり、脱落したりすることがあった。
これに対し、本実施形態の光源装置1において、接合フレーム31は透光性部材41と接合されておらず、かつ、架橋フレーム51は、接合フレーム31および透光性部材41と接合されている。また、架橋フレーム51は、透光性部材41よりも線膨張しやすい。そのため、複数の発光素子21周辺の封止性を確保するとともに、従来の光源装置の構成において接合フレームと透光性部材との接合部にかかる応力よりも、架橋フレーム51と接合フレーム31との接合部(第1枠部51a)にかかる応力を低減することができる。
さらに、透光性部材41は、接合フレーム31に当接されている。これにより、光源装置1が高温下に曝され、例えば基板11の線膨張が発生した場合でも、接合フレーム31と透光性部材41との相対位置が基板11の第1の面11aに交差する方向にずれることが抑制され、接合フレーム31と透光性部材41との相対位置を第1の面11aと略平行な方向にずらすことができる。
また、架橋フレーム51は、架橋フレーム51の厚み方向に屈曲または湾曲した形状を有している。架橋フレーム51は、第1の面11aに対して略平行な方向に弾性変形可能である。これにより、架橋フレーム51の弾性変位により、さらに接合フレームと透光性部材との相対位置を略平行な方向にずらすことができる。また、架橋フレーム51は、上述の通り弾性変形可能であり、透光性部材41を接合フレーム31に向かって押圧している。これにより、接合フレーム31と透光性部材41との相対位置が基板11の第1の面11aに交差する方向にずれることをより抑制することができる。
以上の構成によれば、光源装置1の各部材に線膨張が発生した場合に接合部にかかる応力を低減することができるとともに、接合フレーム31と透光性部材41との相対位置を略平行な方向にずらすことができる。よって、透光性部材41の破損または脱落を低減することができるので、信頼性の高い光源装置が得られる。
また、光源装置1が高温下に曝されて光源装置1の各部材に線膨張が発生した場合も、接合フレーム31と透光性部材41との相対位置が基板11の第1の面11aに交差する方向にずれることを抑制することができ、複数の発光素子21と透光性部材41との間隔が変化しにくいので、例えば複数の発光素子21と透光性部材41とが接触して不具合が生じるのを抑制することができる。よって、所望の光学的特性を維持することができる光源装置が得られる。
[プロジェクター]
以下、本実施形態のプロジェクターについて説明する。図4は、本実施形態に係るプロジェクター1000の光学系を示す概略図である。
図4に示すように、プロジェクター1000は、照明装置100、色分離導光光学系200、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ400R、液晶ライトバルブ400G、液晶ライトバルブ400B、クロスダイクロイックプリズム500および投写光学系600を備える。
照明装置100は、光源装置1、集光光学系80、波長変換素子90、コリメート光学系110、第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130、偏光変換素子140および重畳レンズ150を備える。
光源装置1は、上述の光源装置1を用いることができる。光源装置1は、例えば青色光Bを集光光学系80に向けて射出する。
集光光学系80は、第1レンズ82および第2レンズ84を備える。集光光学系80は、光源装置1から波長変換素子90までの光路中に配置され、全体として青色光Bを略集光した状態で後述する波長変換層92に入射させる。第1レンズ82および第2レンズ84は、凸レンズからなる。
波長変換素子90はいわゆる透過型の波長変換素子であり、モーター98により回転可能な円板96の一部に、単一の波長変換層92が円板96の周方向に沿って連続して形成されてなる。波長変換素子90は、青色光Bを赤色光Rおよび緑色光Gを含む蛍光光に変換し、この光を青色光Bが入射する側とは反対の側に向けて射出するように構成されている。
円板96は、青色光Bを透過する材料からなる。円板96の材料としては、例えば、石英ガラス、水晶、サファイア、光学ガラス、透明樹脂等を用いることができる。
光源装置1からの青色光Bは、円板96側から波長変換素子90に入射する。
波長変換層92は、青色光Bを透過し赤色光Rおよび緑色光Gを反射するダイクロイック膜94を介して円板96上に形成されている。ダイクロイック膜94は、例えば、誘電体多層膜からなる。
波長変換層92は、光源装置1からの波長が約445nmの青色光Bの一部を蛍光光に変換して射出し、かつ、青色光Bの残りの一部を変換せずに通過させる。このように、励起光を射出する光源装置1と波長変換層92とを用いて所望の色光を得ることができる。
波長変換層92は、例えばYAG系蛍光体である(Y、Gd)(Al、Ga)12:Ceと有機バインダーを含有する層からなる。
コリメート光学系110は、各々が凸レンズからなる第1レンズ112と第2レンズ114を備え、波長変換素子90からの光を略平行化する。
第1レンズアレイ120は、コリメート光学系110からの光を複数の部分光束に分割するための複数の第1小レンズ122を有する。第1レンズアレイ120は、照明光軸100axと直交する面内にマトリクス状に配列された複数の第1小レンズ122を有する。
第2レンズアレイ130は、照明光軸100axに直交する面内にマトリクス状に配列された複数の第2小レンズ132を有する。複数の第2小レンズ132は第1レンズアレイ120の複数の第1小レンズ122に対応して設けられている。第2レンズアレイ130は、重畳レンズ150とともに、第1レンズアレイ120の各第1小レンズ122の像を液晶ライトバルブ400R、液晶ライトバルブ400G、液晶ライトバルブ400Bの画像形成領域近傍に結像させる機能を有する。
偏光変換素子140は、第1レンズアレイ120により分割された各部分光束の偏光方向を、偏光方向の揃った略1種類の直線偏光光として射出する偏光変換素子である。
偏光変換素子140は、波長変換素子90からの光に含まれる偏光成分のうち一方の直線偏光成分をそのまま透過し、他方の直線偏光成分を照明光軸100axに垂直な方向に反射する偏光分離層と、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を照明光軸100axに平行な方向に反射する反射層と、反射層で反射された他方の直線偏光成分を一方の直線偏光成分に変換する位相差板とを有している。
重畳レンズ150は、偏光変換素子140からの各部分光束を集光して液晶ライトバルブ400R、液晶ライトバルブ400G、液晶ライトバルブ400Bの画像形成領域近傍に重畳させる。
第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130および重畳レンズ150は、波長変換素子90からの光の面内光強度分布を均一にするインテグレーター光学系を構成する。
色分離導光光学系200は、ダイクロイックミラー210、ダイクロイックミラー220、反射ミラー230、反射ミラー240、反射ミラー250およびリレーレンズ260、リレーレンズ270を備える。色分離導光光学系200は、照明装置100からの光を赤色光R、緑色光Gおよび青色光Bに分離し、赤色光R、緑色光Gおよび青色光Bのそれぞれの色光を照明対象となる液晶ライトバルブ400R、液晶ライトバルブ400G、液晶ライトバルブ400Bに導光する機能を有する。
色分離導光光学系200と、液晶ライトバルブ400R、液晶ライトバルブ400G、液晶ライトバルブ400Bとの間には、フィールドレンズ300R、フィールドレンズ300G、フィールドレンズ300Bが配置されている。
ダイクロイックミラー210は、赤色光R成分を通過させ、ダイクロイックミラー220に向けて、緑色光G成分および青色光B成分を反射する。
ダイクロイックミラー220は、フィールドレンズ300Gに向けて緑色光G成分を反射して、青色光B成分を通過させる。
ダイクロイックミラー210を通過した赤色光Rは、反射ミラー230で反射され、フィールドレンズ300Rを通過して赤色光R用の液晶ライトバルブ400Rの画像形成領域に入射する。
ダイクロイックミラー210で反射された緑色光Gは、ダイクロイックミラー220でさらに反射され、フィールドレンズ300Gを通過して緑色光G用の液晶ライトバルブ400Gの画像形成領域に入射する。
ダイクロイックミラー220を通過した青色光Bは、リレーレンズ260、入射側の反射ミラー240、リレーレンズ270、出射側の反射ミラー250、フィールドレンズ300Bを経て青色光B用の液晶ライトバルブ400Bの画像形成領域に入射する。
液晶ライトバルブ400R、液晶ライトバルブ400G、液晶ライトバルブ400Bは、光源装置1から射出された光を変調する。これらは、入射された色光を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成するものであり、照明装置100の照明対象となる。
なお、図示は省略したが、液晶ライトバルブ400Rの光入射側と光射出側にはそれぞれ、入射側偏光板と射出側偏光板が設けられている。液晶ライトバルブ400G、液晶ライトバルブ400Bに関しても同様である。
クロスダイクロイックプリズム500は、液晶ライトバルブ400R、液晶ライトバルブ400G、液晶ライトバルブ400B各々から射出された画像光を合成してカラー画像を形成する。このクロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた直方体の形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。
投写光学系600は、液晶ライトバルブ400R、液晶ライトバルブ400G、液晶ライトバルブ400Bによって形成されたカラー画像をスクリーンSCR上に投写する。
なお、本実施形態の照明装置100において、波長変換素子90が設けられているが、波長変換素子90は設けられていなくてもよい。このような場合には、プロジェクターの光源装置として、赤色光Rを射出する光源装置と、緑色光Gを射出する光源装置と、青色光Bを射出する光源装置とのうち少なくとも1つに、光源装置1が用いられる。
また、本実施形態のプロジェクター1000において、光変調装置として透過型の液晶ライトバルブを用いた例を示したが、これに限定されない。他の光変調装置として、例えば、反射型の液晶ライトバルブや、デジタルミラーデバイスを用いてもよい。ここで、「透過型」とは、液晶パネル等を含む液晶ライトバルブが光を透過するタイプであることを意味する。「反射型」とは、液晶ライトバルブが光を反射するタイプであることを意味する。
さらに、本実施形態において、光源装置をプロジェクターに搭載した例を示したが、これに限定されない。本実施形態の光源装置は、照明器具や自動車のヘッドライト等にも適用することができる。
以上の構成によれば、光源装置1を備えているため、信頼性が高く、所望の光学的特性を維持することができるプロジェクターが得られる。
<第2実施形態>
[光源装置]
以下、本発明の第2実施形態の光源装置について説明する。
以下に示す本実施形態に係る光源装置の基本構成は、第1実施形態と略同様であるが、接合フレームの断面形状が異なっている。よって、以下の説明では、先の実施形態と異なる点について詳しく説明し、共通な箇所の説明は省略する。また、説明に用いる図面において、図2と共通の構成要素には同一の符号を付すものとする。
図5は、第2実施形態の光源装置2を示す断面図である。図5に示すように、接合フレーム131は、接合フレーム131の内側の周縁部において、透光性部材41の厚み方向に透光性部材41の少なくとも一部を収納する凹部を有する。本実施形態において、凹部は、図2に示される第1実施形態の接合フレーム31の内側の周縁部を切り欠いた部分であり、後述する面131aおよび面131cに相当する。これにより、透光性部材41を収納していない構成と比べて、接合フレーム131と透光性部材41との相対位置を容易に決定することができる。なお、本実施形態において、凹部は、面131aおよび面131cにより構成されるとしたが、これに限らない。凹部は、接合フレーム31の後述する面131bに対して厚さ方向における相対位置が異なる部分を有していれば、どのような構成であってもよい。
また、凹部が図2に示す第1実施形態の接合フレーム31の内側の周縁部を切り欠いてなる場合、次のような効果が期待できる。図2に示すように、接合フレーム31の厚みが一様である場合と比べて、第2実施形態では、凹部の厚みの分だけ複数の発光素子21と透光性部材41との間隔をより小さくすることができる。さらに、例えば、透光性部材41の光射出側に光学素子を設ける場合、その光学素子と複数の発光素子21との間隔を小さくすることができる。前述したように、各発光素子21から射出される光は発散光であるので、光学素子と複数の発光素子21との間隔が小さいほど、光の損失を低減することができる。そのため凹部がない場合と比べて、複数の発光素子21から射出された光を効率的により利用することができる。
ここで、図5に示されるように、接合フレーム131は、透光性部材41および架橋フレーム51が配置される側において、基板11の第1の面11aから所定の高さとなる面131aと、基板11の第1の面11aからの高さが面131bよりも大きい面131bと、面131aおよび面131bと交差する面131cと、を有する。本実施形態の光源装置2において、面131bは、架橋フレーム51が接合される部分である。
なお、接合フレーム131の内側の周縁部において、接合フレーム131(凹部)が透光性部材41の全てを収納し、かつ、基板11の第1の面11aから接合フレーム131の面131bまでの高さが、第1の面11aから透光性部材41の光出射側の面までの高さと等しくなる場合、架橋フレーム51は屈曲または湾曲していなくてもよい。すなわち、架橋フレーム51の断面形状は略直線状であってもよい。このような場合においても、架橋フレーム51の形成材料の線膨張係数は、透光性部材41の形成材料の線膨張係数よりも大きいので、基板11と蓋体40との線膨張の差を小さくすることができる。そのため、接合フレーム131と透光性部材41とが接合される場合と比較して、透光性部材41の破損または脱落を低減することができる。
以上の構成によれば、第2実施形態においても第1実施形態と同様に、信頼性が高く、所望の光学的特性を維持することができる光源装置が得られる。特に、本実施形態の光源装置2は、接合フレームが透光性部材41を収納していない構成と比べて、接合フレーム131と透光性部材41との相対位置を容易に決定することができる。
また、第2実施形態の光源装置2は、図4に示すプロジェクター1000の光源装置として用いることができる。第2実施形態においても第1実施形態と同様に、信頼性が高く、所望の光学的特性を維持することができるプロジェクターが得られる。
<第3実施形態>
[光源装置]
以下、本発明の第3実施形態の光源装置について説明する。
以下に示す本実施形態に係る光源装置の基本構成は、第1実施形態と略同様であるが、透光性部材の構成が異なっている。よって、以下の説明では、先の実施形態と異なる点について詳しく説明し、共通な箇所の説明は省略する。また、説明に用いる図面において、図2と共通の構成要素には同一の符号を付すものとする。
図6は、第3実施形態の光源装置3を示す断面図である。図6に示すように、透光性部材41の基板11側には、透光性部材41と複数の発光素子21との間隔を規定するスペーサー47が設けられている。これにより、基板11の線膨張に伴って複数の発光素子21と透光性部材41との間隔がより変化しにくいので、複数の発光素子21と透光性部材41とが接触して不具合が生じるのを抑制することができる。
以上の構成によれば、第3実施形態においても第1実施形態と同様に、信頼性が高く、所望の光学的特性を維持することができる光源装置が得られる。特に、透光性部材41に設けられたスペーサー47により、高温下においても複数の発光素子21と透光性部材41との間隔の変化を抑制できるので、所望の光学的特性を維持することができる。
また、第3実施形態の光源装置3は、図4に示すプロジェクター1000の光源装置として用いることができる。第3実施形態においても第1実施形態と同様に、信頼性が高く、所望の光学的特性を維持することができるプロジェクターが得られる。
1、2、3…光源装置、11…基板、11a…第1の面、12…補助基板、21…発光素子、31、131…接合フレーム、40…蓋体、41…透光性部材、43…プリズム、45…位置決め部、47…スペーサー、51…架橋フレーム、51a…第1枠部、51b…第2枠部、51c…第3枠部、400B、400G、400R…液晶ライトバルブ、600…投写光学系、1000…プロジェクター

Claims (11)

  1. 金属材料を形成材料とし、第1の面を有する基板と、
    前記第1の面側に設けられた複数の発光素子と、
    前記複数の発光素子を囲むように前記第1の面側に設けられた第1フレームと、
    前記第1フレームの前記基板とは反対側に設けられた透光性部材と、
    前記透光性部材の前記基板とは反対側に設けられた第2フレームと、を備え、
    前記第2フレームの形成材料の線膨張係数は、前記透光性部材の形成材料の線膨張係数よりも大きく、
    前記第2フレームは、前記第1フレームと接合される第1枠部と、前記透光性部材の前記基板とは反対側に接合される第2枠部と、前記第1フレームおよび前記透光性部材のうちいずれにも接合されていない第3枠部と、を有する、光源装置。
  2. 前記透光性部材は、前記第1フレームに当接している、請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記透光性部材は、前記第2フレームによって前記第1フレームに向かって押圧されている、請求項2に記載の光源装置。
  4. 前記第2フレームは、前記第2フレームの厚み方向に屈曲または湾曲した形状を有し、前記第1の面に対して略平行な方向に弾性変形可能である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の光源装置。
  5. 前記第1フレームは、前記第1フレームの内側の周縁部において、前記透光性部材の少なくとも一部を収納する凹部を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の光源装置。
  6. 前記透光性部材の前記基板側に設けられた複数のプリズムをさらに備え、
    前記複数のプリズムのうち各プリズムは、前記発光素子から射出される光が入射する光入射面と、前記光入射面に対して傾斜し、前記光入射面から入射した前記光を前記第1の面から遠ざける方向に反射させる光反射面と、を有し、
    前記複数の発光素子は、前記第1の面の法線と交差する方向に前記光を射出し、
    前記複数のプリズムは、それぞれ対応した前記複数の発光素子が射出する前記光の光路上に配置されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の光源装置。
  7. 前記複数のプリズムは、前記複数のプリズムと、前記複数のプリズムにそれぞれ対応した前記複数の発光素子との相対位置を規定する位置決め部を有する、請求項6に記載の光源装置。
  8. 前記透光性部材は、前記透光性部材の前記基板側において、前記透光性部材と前記複数の発光素子との間隔を規定するスペーサーを備えた、請求項1〜7のいずれか1項に記載の光源装置。
  9. 前記透光性部材の光射出側に設けられた集光レンズを備え、
    前記集光レンズは、前記透光性部材と別体になっている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の光源装置。
  10. 前記透光性部材の光射出側に設けられた集光レンズを備え、
    前記集光レンズは、前記透光性部材とは一体である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の光源装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の光源装置と、
    前記光源装置から射出された光を変調する光変調装置と、
    前記光変調装置によって変調された光を投写する投写光学系と、を備えたプロジェクター。
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