JP2017201684A - 発光装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つの発光装置内において、各レンズ部から出射される光の広がり角度のばらつきを抑制することができる。また、発光装置を量産する場合に、量産された発光装置間における光の広がり角度のばらつきを抑制することができる。【解決手段】基部を有する基体を準備する工程と、前記基部の上面に複数の半導体レーザ素子を固定する工程と、複数のレンズ部と、上面視において前記複数のレンズ部の周囲に設けられた非レンズ部と、を備える光学部材を前記基体に固定する工程と、を有し、前記光学部材を固定する工程において、前記光学部材を前記基体の上方に配置し、前記基体と前記非レンズ部との間に接着剤を介在させた後に前記光学部材の傾き及び高さを調整し、又は、前記光学部材の傾き及び高さを調整した後に前記基体と前記非レンズ部との間に接着剤を介在させ、その後、前記接着剤を硬化することにより、前記光学部材を前記基体に固定する。【選択図】図5A

Description

本発明は発光装置の製造方法に関する。
レーザ発光素子等の励起光源と、励起光源からの光を集光するコリメータレンズとしてのレンズアレイと、を有する光源装置が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1では、レンズアレイを含むレンズアレイホルダは、励起光源が固定された光源保持体に螺子止めされている。また、レンズアレイは複数のレンズ部を有している。
特開2013−73079号公報
しかしながら、レンズアレイなどの光学部材には、寸法公差に起因したある程度の寸法ばらつきがある。したがって、上記の光源装置によると、各レンズ部から出射する光の広がり角度が1つの光源装置内において大きくばらつく虞がある。また、上記の光源装置を量産すると、光源装置全体としての光の広がり角度が量産された光源装置間で大きくばらつく虞がある。
上記の課題は、例えば、次の手段により解決することができる。
基部を有する基体を準備する工程と、前記基部の上面に複数の半導体レーザ素子を固定する工程と、複数のレンズ部と、上面視において前記複数のレンズ部の周囲に設けられた非レンズ部と、を備える光学部材を前記基体に固定する工程と、を有し、前記光学部材を固定する工程において、前記光学部材を前記基体の上方に配置し、前記基体と前記非レンズ部との間に接着剤を介在させた後に前記光学部材の傾き及び高さを調整し、又は、前記光学部材の傾き及び高さを調整した後に前記基体と前記非レンズ部との間に接着剤を介在させ、その後、前記接着剤を硬化することにより、前記光学部材を前記基体に固定する、発光装置の製造方法。
基部と前記基部の上面における一領域を取り囲む壁部とを有する基体と、前記壁部の内側における前記基部の上面に固定された複数の半導体レーザ素子と、前記半導体レーザ素子の出射光を透過する透光部を有し前記壁部の上面に固定された蓋体と、を備える光源ユニットを準備する工程と、複数のレンズ部と、上面視において前記複数のレンズ部の周囲に設けられた非レンズ部と、を備える光学部材を、前記光源ユニットに固定する工程と、を有し、前記光学部材を固定する工程において、前記光学部材を前記基体の上方に配置し、前記壁部の上面と前記非レンズ部との間に接着剤を介在させた後に前記光学部材の傾き及び高さを調整し、又は、前記光学部材の傾き及び高さを調整した後に前記壁部の上面と前記非レンズ部との間に接着剤を介在させ、その後、前記接着剤を硬化することにより、前記光学部材を前記光源ユニットに固定する、発光装置の製造方法。
上記の製造方法によれば、1つの発光装置内において、各レンズ部から出射される光の広がり角度のばらつきを抑制することができる。また、発光装置を量産する場合に、量産された発光装置間における光の広がり角度のばらつきを抑制することができる。
実施形態1に係る発光装置を示す模式的平面図である。 図1A中のA−A断面図である。 図1A中のB−B断面図である。 図1A中のC−C断面図である。 基体を準備する工程の一例を説明する模式的平面図である。 図2A中のD−D断面図である。 図2A中のI−I断面図である。 半導体レーザ素子を固定する工程の一例を説明する模式的平面図である。 図3A中のE−E断面図である。 図3A中のJ−J断面図である。 蓋体を基体に固定する工程の一例を説明する模式的平面図である。 図4A中のF−F断面図である。 図4A中のK−K断面図である。 光学部材を基体に固定する工程の一例を説明する模式的平面図である。 光学部材を基体に固定する工程の一例を説明する模式的断面図である。 光学部材を基体に固定する工程の一例を説明する模式的断面図である。 光学部材及び吸着治具を説明する斜視図である。 吸着治具を吸着面側から見た図である。 光学部材を基体に固定する工程の他の例を説明する模式的断面図である。 光学部材の一例を説明する模式的断面図である。 実施形態2に係る光学部材を説明する模式的平面図である。 図9A中のG−G断面図である。 実施形態3に係る光学部材を説明する模式的平面図である。 図10A中のH−H断面図である。 実施形態4に係る光学部材を説明する模式的平面図である。 実施例において、レンズ番号1等から出射される光が平行化されるときのZステージ位置を示す表である。 実施例において、レンズ番号1等から出射される光を平行化するために必要な光学部材の傾きの調整量を示す表である。 実施例において、レンズ番号1等から出射される光の光軸のズレ角度を示す表である。 図14のデータをプロットした図である。
[実施形態1に係る発光装置1の製造方法]
実施形態1に係る発光装置1の製造方法は、基部12を有する基体10を準備する工程(図2Aから図2C参照)と、基部12の上面に複数の半導体レーザ素子30を固定する工程(図3Aから図3C参照)と、複数のレンズ部22と、上面視において複数のレンズ部22の周囲に設けられた非レンズ部24と、を備える光学部材20を基体10に固定する工程(図5A、図5B、及び図5C参照)と、を有する。そして、光学部材20を固定する工程において、光学部材20を基体10の上方に配置し、光学部材20の傾き及び高さを調整した後に基体10と非レンズ部24との間に接着剤100を介在させ、その後、接着剤100を硬化することにより、光学部材20を基体10に固定する。このようにして得られる発光装置1を図1A〜図1Dに示す。本実施形態によれば、光学部材20の傾き及び高さが調整されるため、1つの発光装置内における各レンズ部22から出射される光の広がり角度のばらつきを抑制することができる。また、発光装置1を量産する場合に、量産された発光装置間において、光の広がり角度のばらつきを抑制することができる。以下、この点について詳述する。
一般的に、光学部材としては光が入射する側(下面側)が平らな光学部材が用いられる。このような光学部材を作製する際は、下面側から光学部材を研磨等することにより光学部材の厚みが調整される。しかるところ、光学部材は、寸法公差に起因して、一端から他端に向かって厚くなる場合があり、この場合は、厚い部分と薄い部分とで光の広がり角度が異なってしまう。しかし、本実施形態では、レンズ部22から出射する光の広がり角度が所定の範囲内に収まるよう、光学部材20の傾き及び高さを調整する。したがって、寸法公差の許容範囲内で光学部材20に寸法ばらつきがあったとしても、各レンズ部22から出射される光の広がり角度の1つの発光装置1内におけるばらつきを抑制することができる。さらに、発光装置1ごとに光学部材20の傾き及び高さを調整するため、発光装置全体としての光の広がり角度の量産された発光装置間におけるばらつきを抑制することができる。以下、発光装置1の製造方法について、詳細に説明する。
(基体10を準備する工程)
まず、図2Aから図2Cに示すように、基部12を有する基体10を準備する。本実施形態では、基体10として、基部12の上面における一領域を取り囲む壁部14を有する基体を用いている。壁部14には、壁部14の内側と外側を貫通する孔が設けられている。その孔には半導体レーザ素子30に電流を供給するための配線90としてリードが挿入されている。孔の内側において、配線90と壁部14の間には絶縁部が介在されており、両者を絶縁している。基体10には、例えば、鉄、鉄合金、銅、若しくは銅合金などの金属材料、Al、AlN、SiC、若しくはSiNなどのセラミック材料、又はこれらの材料を組み合わせた材料を用いることができる。このとき、基部12には放熱性が高いことから銅又は銅合金を用いることが好ましく、壁部14には後述する蓋体80と溶接できることから鉄又は鉄合金を用いることが好ましい。
(半導体レーザ素子30を固定する工程)
次いで、図3Aから図3Cに示すように、基部12の上面に複数の半導体レーザ素子30を固定する。本実施形態では、基部12と半導体レーザ素子30との間に載置体40を介在させることにより、半導体レーザ素子30を基部12の上面に間接的に固定している。複数の半導体レーザ素子30は端面発光レーザであり、レーザ光を横方向(基部12の上面に平行な方向)にそれぞれ出射する。本実施形態のように、載置体40を用いれば半導体レーザ素子30の出射面を基部12の上面から離すことができるので、レーザ光が基部12の上面に当たることを抑制できる。ただし、載置体を介在させることなく、半導体レーザ素子を基部の上面に直接的に固定してもよい。
各半導体レーザ素子30から出射されたレーザ光は、光反射部材50で反射された後に個々のレンズ部22の光入射面LAにそれぞれ入射する。本実施形態のように1つの半導体レーザ素子30から出射したレーザ光を1つのレンズ部22に入射させてもよいが、例えば2つ以上の半導体レーザ素子から出射したレーザ光を集光して、1つのレンズ部に入射させてもよい。
本実施形態では、図3AにおいてX方向を行方向としY方向を列方向としたときに、4行×5列の行列状に複数の半導体レーザ素子30を配置している。本実施形態では4行×5列の行列状とするが、複数の半導体レーザ素子30を行列状に配置する場合、行数及び列数は任意に設定(m行×n列(m≧2、n≧2))することができる。
上記のとおり、本実施形態では、複数の半導体レーザ素子30が行列状に設けられている。行方向に設けられた隣り合う半導体レーザ素子30は、本実施形態のように、ワイヤ60と中継部材70とを用いて直列接続することができる。中継部材70を用いれば、一本のワイヤ60の長さを短くすることができるため、電気抵抗率が高くなることを抑制することができる。ワイヤ60としては、金、銀、銅、アルミニウム等を用いることができる。中継部材70としては、鉄、鉄合金、銅などの金属材料、又は上面に電気配線が形成されたAl、AlN、SiC、SiNなどの絶縁材料を用いることができる。
基部12の上面には、本実施形態のように、光反射部材50をさらに固定してもよい(図3Aから図3C参照)。ここでは、光反射部材50は、複数の半導体レーザ素子30のうちの1つの半導体レーザ素子30からの出射光を複数のレンズ部22のうちの1つのレンズ部22に向けて反射する部材である。光反射部材50を配置すれば、半導体レーザ素子30から光学部材20に光を直接照射する場合と比較して、光路長(半導体レーザ素子30の出射光が半導体レーザ素子30の光出射面からレンズ部22の光出射面LBに達するまでの距離。以下同じ。)が長くなる。しかるところ、光路長が長くなれば、実装精度に起因して半導体レーザ素子30が所定の位置からずれた場合であっても各レンズ部22から出射する光の光軸の方向を所定の範囲内に収めやすくなる。そこで、本実施形態では、光学部材20の傾き及び高さを調整することで光学部材20全体としての光の広がり角度(つまり発光装置1としての光の広がり角度)を所定の範囲内に収めつつ、光反射部材50を配置することにより光路長を長くして、個々のレンズ部22から出射する光の光軸のずれもある程度抑制することとしている。
複数のレンズ部を上面視において一行に配列し、これら複数のレンズ部に光を入射させるだけであれば、一行に並ぶ複数のレンズ部の下方において行方向に延びた一つの光反射部材を配置することも可能である。しかしながら、本実施形態では一行に並ぶ複数のレンズ部22それぞれに1つの光反射部材50が対応するよう複数の光反射部材50を配置している。このようにすれば、一行に並ぶ複数の光反射部材50のうち1つの光反射部材50の位置にずれが生じても、同じ行にある他の光反射部材50に位置ずれは生じない。したがって、一行に並ぶ複数のレンズ部22から出射された光の光軸が、全体的にずれることを抑制できる。
複数の光反射部材50は、本実施形態のように、複数の半導体レーザ素子を固定する工程において、複数の半導体レーザ素子30を基体10に固定した後に基体10に固定してもよいが、他の形態として、例えば、複数の半導体レーザ素子30を基体10に固定する前に基体10に固定してもよい。また、例えば、複数の半導体レーザ素子を固定する工程において、1つの半導体レーザ素子30と1つの光反射部材50とを交互に固定してもよい。
光反射部材50は半導体レーザ素子30の出射光を反射させる反射面を有する。光反射部材50としては、例えば、ガラス、サファイア、金属、又はセラミックスに光反射膜を形成したものや、鏡面加工を施した反射面を有する金属を用いることができる。光反射膜としては、例えば、誘電体多層膜又は金属膜を用いることができる。
本実施形態では、上記のとおり光反射部材50が設けられるが、光反射部材を設けずに、半導体レーザ素子の出射光を上方に出射させてもよい。
(蓋体80を固定する工程)
次いで、図4Aから図4Cに示すように、蓋体80を基体10に固定する。蓋体80は、半導体レーザ素子30の出射光を透過する透光部84を備える。蓋体80を用いれば、半導体レーザ素子30が配置される空間を密閉状態とすることができる。したがって、特に半導体レーザ素子30として窒化物半導体を用いる場合において、半導体レーザ素子30の光出射面への有機物の集塵を抑制することができる。なお、発光装置1が蓋体80を有さない場合、本工程は省略される。
蓋体80としては、複数の貫通孔82aが設けられた枠部82と、各貫通孔82aを塞ぐ複数の透光部84と、を有する蓋体を用いている。1つの半導体レーザ素子30から出射されたレーザ光は1つの貫通孔82aを通る。壁部14の上面には枠部82の周辺部が固定される。本実施形態では、図4B等に示すように、枠部82は、基部12の側に凹んだ凹部82bを有する。このようにすれば、蓋体80に生じる応力(蓋体80と基体10との熱膨張係数の違いにより生じる応力)を、蓋体80の上下方向に延びた部分(凹部82bの内壁に相当する部分)で吸収しやすくなるので、蓋体80の破損、特に透光部84の破損を低減することができる。
蓋体80としては、本実施形態とは異なり、複数の貫通孔が設けられた枠部と複数の貫通孔を塞ぐ1つの透光部とを有する蓋体を用いることもできる。また、複数の半導体レーザ素子から出射された複数のレーザ光が透過するように比較的大きな1つの貫通孔が設けられた枠部と、その貫通孔を塞ぐ1つの透光部とを有する蓋体を用いることもできる。
蓋体80は、本実施形態のようにシーム溶接により基体10に固定してもよいし、樹脂からなる接着剤により基体10に固定してもよい。シーム溶接によれば、半導体レーザ素子30が配置された空間(基体10と蓋体80とにより構成される空間)を気密封止して集塵を抑制することができる。
本実施形態では、基体10を準備する工程と、複数の半導体レーザ素子30を基部12の上面に固定する工程と、蓋体80を壁部14の上面に固定する工程と、を順次に実施しているが、各工程を経て製造されたものと同様のものを準備してもよい。つまり、後述する光学部材20を固定する工程の前に、基部12と基部12の上面における一領域を取り囲む壁部14を有する基体10と、壁部14の内側における基部12の上面に固定された複数の半導体レーザ素子30と、半導体レーザ素子30の出射光を透過する透光部84を有し壁部14の上面に固定された蓋体80と、を備える光源ユニットを準備してもよい。
(光学部材20を固定する工程)
次いで、図5Aから図5Cに示すように、光学部材20を基体10に固定する。光学部材20は、複数のレンズ部22と、上面視において複数のレンズ部22の周囲に設けられた非レンズ部24と、を備える。本実施形態では、基体10に固定された蓋体80に光学部材20を固定することで、光学部材20を蓋体80を介して基体10に固定する。具体的には、光学部材20を基体10の上方に配置し、図5A及び図5Bに示すように光学部材20の傾き及び高さを調整した後に、図5Cに示すように基体10と非レンズ部24との間に接着剤100を介在させ、その後、接着剤100を硬化することにより、光学部材20を蓋体80を介して基体10に固定する。接着剤100が介在されていない状態で光学部材20の傾き及び高さを調整することで、調整時に接着剤100が内側にはみ出すことによる光学特性への悪影響を抑制することができる。
上述のとおり、蓋体80はシーム溶接や樹脂からなる接着剤などにより基体10に固定することができる。しかしながら、いずれの場合においても、光学部材を蓋体を介して基体に単純に固定するだけでは、1つの発光装置の各レンズ部から出射される光の広がり角度を所定の範囲内に収めることができない虞がある。また、量産される発光装置それぞれにおいて、発光装置としての光の広がり角度を所定の範囲内に収めることができない虞がある。例えばシーム溶接により蓋体を基体に固定する場合は、ローラにより蓋体を押圧しながら蓋体を基体に溶接するため、蓋体の上面のうちローラに接触した部分の厚みが小さくなり、蓋体の上面が平坦でなくなるおそれがある。また、樹脂からなる接着剤により蓋体を基体に固定する場合は、接着剤から有機物が発生するため集塵のおそれがあるだけでなく、接着剤の厚みにムラがでたり接着剤がはみ出したりして、蓋体が傾いて固定されるおそれがある。しかし、本実施形態のように発光装置1ごとに光学部材20の傾き及び高さを調整すれば、蓋体80の上面が平らでない場合や蓋体80が傾いて固定されている場合であっても、1つの発光装置の各レンズ部から出射される光の広がり角度を所定の範囲内に収めることができる。また、量産される発光装置1それぞれにおいて、発光装置1としての光の広がり角度を所定の範囲に収めることができる。
一般に、光学部材20だけでなく、光反射部材50等の他の部材にも寸法ばらつきがある。また、光反射部材50等を実装する際には実装精度に起因して実際に実装される位置がばらつく場合もある。つまり、各レンズ部から出射される光の光軸の方向を量産される発光装置間において完全に一致させることは難しい。そこで、本実施形態では、図5Bに示すように、光学部材20の傾き及び高さの調整に加えて、光学部材20の平面位置も調整している。このようにすれば、各レンズ部から出射される光をまとめてみたときに、発光装置としての光の広がり角度だけでなく、発光装置としての光軸の方向も所定の範囲に収めることができる。したがって、本実施形態によれば、1つの発光装置内における光の広がり角度及び量産された発光装置間における光の広がり角度のばらつきに加えて、量産された発光装置間における光軸の方向のばらつきも抑制することができる。ここで、光学部材20の平面位置の調整とは、基部12の上面と平行な面(図5Bの上下方向、左右方向、及び回転方向)における光学部材20の位置の調整を意味する。なお、以下では、光学部材20の傾き及び高さ並びに平面位置を、単に「傾き等」ということがある。
以下、本実施形態における光学部材20の傾き等の調整について詳細に説明する。
まず、後述する吸着治具で光学部材20を保持し、各半導体レーザ素子30から出射されるレーザ光が各レンズ部22を透過するように光学部材20を基体10の上方に配置する。
次に、図5Aに示すように、光学部材20の傾き及び高さの調整を行う(第1の調整)。具体的には、上面視において4隅に位置する4つのレンズ部22が適切な高さとなるように、光学部材20の傾き及び高さを調整する。より具体的に説明すると、まず、上面視において4隅に位置する4つのレンズ部22それぞれについて、レンズ部を透過した光が平行光となるときの高さを測定する。つまり、4つのレンズ部22それぞれについて、半導体レーザ素子30を実際にレーザ発振させながらレンズ部から出射される光が平行光となるときの高さを測定する。そして、4つのレンズ部22それぞれが測定した高さ又はその近傍に配置されるよう、光学部材20の傾き及び高さを調整する。1つの光学部材20においてレンズ部22ごとに光の広がり角度が異なる主な要因は、光学部材20の寸法公差に起因して、光学部材20が一端から他端に向かって徐々に厚くなっていることと考えられる。そのため、上面視において4隅に位置する4つのレンズ部22それぞれを適切な高さにすれば、その間に位置するレンズ部22においても適切な高さが得られる。なお、光学部材の傾き及び高さの調整は、例えば、すべてのレンズ部が適切な高さに配置されるように行ってもよいし、すべてのレンズ部のうち4隅以外に位置する複数のレンズ部が適切な高さに配置されるように行ってもよい。また、本実施形態では、レンズ部22から平行光又はそれに近い状態のレーザ光が出射されるよう第1の調整を行うが、平行光ではない任意の広がり角度のレーザ光が出射されるよう第1の調整を行うこともできる。
本実施形態では、図5BのY方向における広がり角度を用いて第1の調整を行う。一般に、半導体レーザ素子30から出射されたレーザ光のFFP(ファーフィールドパターン)は楕円形である。本実施形態においても、図5Bに示すように、レンズ部22の光入射面LAにおけるFFPは、X方向よりもY方向に広がる楕円形となり、Y方向における光の広がり角度がX方向における光の広がり角度よりも大きくなる。したがって、図5BのY方向における光の広がり角度を用いて第1の調整を行えば、光の広がり角度の調整の効果がより得られやすい。さらに、光の広がり角度が大きいY方向を調整することにより、第1の調整を容易に行うことができる。なお、他の実施形態として、Y方向における光の広がり角度だけでなくX方向における光の広がり角度を用いて調整することもできるし、X方向における光の広がり角度だけを用いて調整することもできる。
次に、光学部材20の平面位置の調整を行う(第2の調整)。第2の調整においては、まず、全てのレンズ部22それぞれについて、レンズ部22から出射される光の光軸が基準軸となす角度(以下「ズレ角度」ともいう。)を測定する。そして、この測定結果をもとに、全てのレンズ部22それぞれから出射されるレーザ光のズレ角度の平均値を求め、その平均値が0に近づくように光学部材20の平面位置を調整する。つまり、全てのレンズ部22それぞれから出射される光の光軸が全体として基準軸に近づくように光学部材20の平面位置を調整する。基準軸としては、典型的には基体10の下面に垂直をなす直線を想定することができるが、任意の方向に延びる直線を想定することもできる。
本実施形態では、第1の調整及び第2の調整を一通り行うものとしたが、より厳密な調整を行うために、第1の調整及び第2の調整を繰り返し行ってもよい。また、第1の調整の後に第2の調整を行うのではなく、第2の調整の後に第1の調整を行ってもよい。
本実施形態では、上述のように光学部材20の傾き、高さ、及び平面位置を調整し、調整後の傾き、高さ及び平面位置に関する情報をメモリなどに記憶する。次に、光学部材20を基体10から一旦離し、その後に蓋体80の上面に接着剤100を塗布する。次に、記憶された情報に基づいて、光学部材20を所定の傾き、高さ及び平面位置に戻しつつ、光学部材20の下面を、蓋体80の上面に塗布した接着剤100に接触させる。このように光学部材20を基体10から一旦離し、その後に、蓋体80の上面に接着剤100を塗布するものとすれば、蓋体80の上面に接着剤100を配置しやすい。なお、一旦離さずに、光学部材20の傾き、高さ、及び平面位置を調整した状態を保持しながら、上面視における光学部材20の外側から基体10と非レンズ部24との間に接着剤100を注入することもできる。
光学部材20の傾き、高さ、及び平面位置の調整は、図6A及び図6Bに示すような吸着治具110を用いて行うことができる。図6Aは吸着治具110が光学部材20を保持している状態を示す図であり、図6Bは吸着治具110を吸着面(光学部材20を保持する面)側から見た図である。吸着治具110には、光学部材20を吸着した際に光学部材20が常に一定の位置で保持されるように、光学部材20の外周の形に沿った窪み部112が設けられている。そして、窪み部112の一部には吸引するための貫通孔112aが設けられている。本実施形態では1つの吸着治具で光学部材を保持するものとしたが、例えば、棒状の吸着治具を2つ準備し、2つの吸着治具で光学部材20を保持することもできる。
光学部材20(レンズ部22及び非レンズ部24)はガラス又は合成石英などの透光性を有する材料を用いて形成することができる。図5A等に示すように、各レンズ部22は光入射面LAと光出射面LBをそれぞれ有しており、各レンズ部22の光入射面LAに入射した各レーザ光は各レンズ部22の光出射面LBからそれぞれ出射される。
光学部材20としては、複数のレンズ部22が上面視において二次元配置されたものを用いることができ、典型的には複数のレンズ部22が上面視において行列状に配置されたものを用いる。図5B等に示すように、本実施形態では、列方向において、1つのレンズ部22とそれに隣り合うレンズ部22とが接続部により接続されている。複数のレンズ部22が二次元配置されている場合は、複数のレンズ部22が一列に配置されている場合よりも、各レンズ部22から出射する光の広がり角度がばらつきやすく、また、量産された発光装置間において光の広がり角度がばらつきやすい。しかし、本実施形態によれば、光学部材20の傾き及び高さを調整するため、複数のレンズ部22が二次元配置されている場合であっても、1つの発光装置内において、各レンズ部22から出射される光の広がり角度を所定の範囲内に収めることができる。また、発光装置を量産する場合に、量産された発光装置それぞれにおいて、発光装置1としての光の広がり角度を所定の範囲内に収めることができる。
接着剤100としては、紫外線硬化性樹脂などの光硬化性の接着剤を用いることが好ましい。光硬化性の接着剤は、時間の経過に伴って硬化する通常の接着剤とは異なり、光を当てるタイミングで硬化のタイミングを任意に決めることができる。また、硬化までの時間も短い。したがって、光硬化性の接着剤を接着剤100として用いれば、光学部材20を所定の傾き等で精度よく固定することができる。
本実施形態では、図1Aに示すように、上面視で光学部材20の外周部分の一部を除く領域において、蓋体80と光学部材20との間に接着剤100を介在させている。図1Aにおいて、ハッチングを施している領域が接着剤100を介在させている領域である。このように接着剤100を部分的に設ければ、接着剤100と接着剤100の間に隙間が生じるため、この隙間を利用して、発光装置1の外部と凹部82bとを空間的に繋げることができる。接着剤が有機物を含む場合は、レーザ光に起因して有機物がレンズ部の入射面LAに集塵するおそれがある。しかし、上記のようにして発光装置1の外部と凹部82bとを空間的に繋げれば、接着剤100に有機物が含まれていても、有機ガスが凹部82bの内側に留まりにくくなる。したがって、レンズ部22や透光部84における有機物の堆積(集塵)を抑制することができる。また、結露の発生を抑制することもできる。
光学部材20を基体10に固定する工程においては、図7に示すように、蓋体80と光学部材20との間に接着剤100が存在する状態で、光学部材20の傾き及び高さを調整し、その後、接着剤100を硬化してもよい。このようにすれば、光学部材の傾き及び高さを調整した後に基体から光学部材を離さずに接着剤を塗布する場合と比較して、基体10の上面あるいは蓋体80の上面に接着剤100を配置しやすくなる。
光学部材20として、図8に示すような非レンズ部24の下面が外側に向かうにつれて上面に近づく傾斜面を有する光学部材を用い、蓋体80と傾斜面との間に接着剤100を介在させることもできる。このようにすれば、光学部材20を基体10に固定する際に、接着剤100が壁部14の内側(本実施形態においては、蓋体80の凹部82b)に入りにくくすることができる。光学部材の高さの調整において、光学部材と蓋体との間に接着剤が存在する状態で光学部材を基体に近づけていくと、接着剤が押圧されて壁部の内側に入りやすくなる。しかし、このように接着剤を介在させた後に光学部材の傾き等を調整する場合であっても、傾斜面を有する光学部材20を用いれば、接着剤100を外側に押し出しやすくなるため、接着剤100が壁部14の内側に入ることを低減することができる。
光学部材20は、本実施形態のように蓋体80などの部材を介して基体10に間接的に固定してもよいし、蓋体80などの部材を介することなく基体10に直接的に固定してもよい。また、接着剤100は、本実施形態のように蓋体80などの部材を介して基体10と光学部材20との間に介在させてもよいし、蓋体80などの部材を介することなく基体10と光学部材20との間に介在させてもよい。
[実施形態2に係る発光装置2の製造方法]
発光装置2の製造方法は、次に説明する事項以外は、発光装置1の製造方法と同様である。
本実施形態では、図9A及び図9Bに示すように、光学部材20として、接着剤100を注入するための複数の注入孔24aが非レンズ部24に設けられている光学部材20を用いている。注入孔24aから接着剤100を注入することで、基体10と非レンズ部24の間に接着剤100を容易に介在させることができる。また、光学部材20の下面だけでなく注入孔24aの内面にも接着剤100が接することで、接着強度を向上させることができる。
本実施形態では、光学部材20の傾き及び高さの調整の後であって基体10と光学部材20との間に接着剤100を介在させる前に、図9Aのハッチングを施している領域において、基体10に光学部材20を仮止めする。仮止めは、例えば、光硬化性の接着剤により行うことができる。仮止めを行うことで、接着剤を介在させる際に光学部材20を吸着治具110で保持する必要がなくなるため、注入孔24aから接着剤100を注入しやすくなる。仮止めは必須の工程ではなく、注入孔24aを塞がない吸着治具110を用いることで、仮止めせずに吸着治具110で光学部材20を保持した状態で基体10と光学部材20との間に接着剤100を介在させてもよい。
[実施形態3に係る発光装置3の製造方法]
発光装置3の製造方法は、次に説明する事項以外は、発光装置1の製造方法と同様である。
発光装置3では、図10A及び図10Bに示すように、光学部材20として、非レンズ部24に貫通孔Fが設けられた光学部材20を用いている。この場合は、上面視において非レンズ部24のうち貫通孔Fよりも複数のレンズ部22から遠い領域と、基体10と、の間に接着剤100を介在させる。図10Aにおいて、ハッチングを施している領域が接着剤100を介在させている領域である。そして、上面視で光学部材20の外周部分の全体に亘る領域において、基体10と光学部材20との間に接着剤100を介在させている。貫通孔Fが設けられた光学部材20を用いることで、接着剤100が有機物を含む場合であっても、接着剤100から生じた有機ガスを貫通孔Fから外部に逃がすことができる。したがって、光学部材20と蓋体80との間に形成される空間において、結露を抑制することができるだけでなく、有機物の堆積(集塵)も抑制することができる。また、上面視で光学部材20の外周全体に亘る領域において、基体10と光学部材20との間に接着剤100を介在させることで、光学部材20と基体10との接着強度を向上させることができる。なお、本実施形態でも、実施形態2で説明した注入孔24aが設けられた光学部材を用いることができる。
[実施形態4に係る発光装置4の製造方法]
発光装置4の製造方法は、次に説明する事項以外は、発光装置1の製造方法と同様である。
本実施形態では、図11に示すように、光学部材20を固定する工程において、上面視で光学部材20の外周部分の一部が凹部82bの内側に位置するように、蓋体80を介して光学部材20を基体10に固定している。つまり、本実施形態で用いる光学部材20は、上面視において4隅が切り掛かれた形状をしており、4つの切り掛かれた形状の部分において、開口部Gを形成している。図11において、ハッチングを施している領域が接着剤100を介在させている領域である。このような光学部材20を用いれば、壁部14の上面に部分的に接着剤100を配置する実施形態1と比較して、上面視において光学部材20と基体10あるいは蓋体80とが接着剤によって接合されない部分をより確実に形成することができる。なお、本実施形態でも、実施形態2で説明した注入孔24aが設けられた光学部材を用いることができる。
[実施例]
本実施例では、実施形態4に対応する製造方法により発光装置を製造した。以下、図2A〜図5C及び図11を参照して本実施例に係る発光装置の製造方法について説明する。
まず、銅からなる基部12と、基部12の上面における一領域を取り囲み鉄合金からなる壁部14と、を有する基体10を準備した(図2Aから図2C参照)。
次に、壁部14の内側における基部12の上面に窒化物半導体からなる発振波長が455nmの半導体レーザ素子30を配置し、その後、当該基部12の上面に誘電体多層膜からなる光反射膜が形成されたガラスからなる光反射部材50を配置した。これを20回繰り返し行い、半導体レーザ素子30と光反射部材50のそれぞれが4行×5列で計20個となるように配置した(図3Aから図3C参照)。
次に、20個の貫通孔82aが設けられた鉄合金からなる枠部82と、各貫通孔82aを塞ぐ20個の透光部84と、を備える蓋体80を、壁部14の上面にシーム溶接により固定した(図4Aから図4C参照)。蓋体80は、壁部14に固定された状態で、壁部14の内側で基部12の側に凹んだ凹部82bを有している。
次に、光学部材20を基体10の上方に配置し、オートコリメータ及び各種ステージを用いて、光学部材20の傾き及び高さ並びに平面位置を調整した。調整の際、測定対象となるレンズ部以外を遮光板で覆い、測定対象となるレンズ部のみから光が出射されるようにして、平行光が得られるレンズ部の高さ及びレンズ部から出射される光の光軸ズレ角度を測定した。
以下では図5A〜図5Cを用いて説明するが、光学部材20としては図11に示す光学部材20を用いた。図11において、一行目一列目に位置するレンズ部22をレンズ番号1、その右となる一行目二列目に位置するレンズ部22をレンズ番号2、その右となる一行目三列目に位置するレンズ部22をレンズ番号3、その右となる一行目四列目に位置するレンズ部22をレンズ番号4、その右となる一行目五列目に位置するレンズ部22をレンズ番号5などとして説明する(つまり、最も上の行の左端から右端に向かって、レンズ番号1〜5としている。)。同様に、二行目(上から2つ目の行)においては一列目から五列目に向かってレンズ番号6〜10とし、3行目(上から3つ目の行)においては一列目から五列目に向かってレンズ番号11〜15とし、4行目(上から4つ目の行)においては一列目から五列目に向かってレンズ番号16〜20とする。また、X方向(図11の横方向)におけるステージ位置をXステージ位置、Y方向(図11の縦方向)におけるステージ位置をYステージ位置、Z方向(図11において紙面に垂直をなす方向。つまり、高さ方向。)におけるステージ位置をZステージ位置として説明する。
まず、光学部材20の4隅に位置するレンズ部22のそれぞれにおいて、レンズ部22から出射される光がY方向において平行光又はそれに近い状態となるときのZステージ位置を測定した。Zステージ位置を測定することにより、レンズ部22から出射される光が平行光となるときのレンズ部の相対的な高さが把握できる。測定の結果、各レンズ部で平行光となったZステージ位置は、レンズ番号1については174μm、レンズ番号5については185μm、レンズ番号16については165μm、レンズ番号20については162μmであった。
次に、レンズ番号1のZステージ位置とレンズ番号5のZステージ位置との差と、レンズ番号1において平行光が得られる高さを測定する際におけるXステージ位置とレンズ番号5において平行光が得られる高さを測定する際におけるXステージ位置との差と、に基づいて、レンズ番号1とレンズ番号5の双方で平行光を得るために必要な、X方向における調整すべき傾きを角度Aとして算出したところ、−0.045°となった。同様に、レンズ番号16のZステージ位置とレンズ番号20のZステージ位置との差と、レンズ番号16において平行光が得られる高さを測定する際におけるXステージ位置とレンズ番号20において平行光が得られる高さを測定する際におけるXステージ位置との差と、に基づいて、レンズ番号16とレンズ番号20の双方で平行光を得るために必要な、X方向における調整すべき傾きを角度Bとして算出したところ、0.012°となった。同様に、レンズ番号1のZステージ位置とレンズ番号16のZステージ位置との差と、レンズ番号1において平行光が得られる高さを測定する際におけるYステージ位置とレンズ番号16において平行光が得られる高さを測定する際におけるYステージ位置との差と、に基づいて、レンズ番号1とレンズ番号16の双方で平行光を得るために必要な、Y方向における調整すべき傾きを角度Cとして算出したところ、−0.029°となった。同様に、レンズ番号5のZステージ位置とレンズ番号20のZステージ位置との差と、レンズ番号5において平行光が得られる高さを測定する際におけるYステージ位置とレンズ番号20において平行光が得られる高さを測定する際におけるYステージ位置との差と、に基づいて、レンズ番号5とレンズ番号20の双方で平行光を得るために必要な、Y方向における調整すべき傾きを角度Dとして算出したところ、−0.073°となった。そして、X方向について得られた2つの値(角度Aと角度B)を平均した値(−0.039°)と、Y方向について得られた2つの値(角度Cと角度D)を平均した値(−0.066°)と、に基づいて、4隅のレンズ部22それぞれが適切な高さとなるように、光学部材20の傾きを調整した。ここでマイナスは、X方向において図11の左側が基部12の上面に近づくように調整する必要があること、又はY方向において図11の下側が基部12の上面に近づくように調整する必要があることを意味する。また、プラスは、X方向において図11の右側が基部12の上面に近づくように傾けて調整する必要があること、又はY方向において図11の上側が基部12の上面に近づくように傾けて調整する必要があることを意味する。
調整の効果を確認するため、調整後において、レンズ番号1、5、16、20それぞれについて、平行光となるZステージ位置を測定した。その結果、レンズ番号1については225μm、レンズ番号5については228μm、レンズ番号16については227μm、レンズ番号20については222μmとなった。さらに、調整後において、上述と同様に角度A〜Dを算出したところ、角度Aついては−0.012°、角度Bについては0.020°、角度Cについては0.006°、角度Dについては−0.019°となった。また、X方向について得られた2つの値(角度Aと角度B)を平均した値については−0.002°、Y方向について得られた2つの値(角度Cと角度D)を平均した値については−0.004°となった。
これらの結果を図12及び図13に示す。図12及び図13から理解できるように、光学部材20の高さ及び傾きを調整することにより、上面視において4隅に位置するレンズ部22のすべてで平行光に近い光を得ることができた。なお、図12を見ると、調整前におけるレンズ番号1、5、16、20それぞれで平行光となるZステージ位置と、調整後におけるレンズ番号1、5、16、20それぞれで平行光となるZステージ位置と、が大きく異なる。これは、光学部材20の傾きを調整する基準軸が、光学部材20の中心でなく、光学部材20から離れた位置に存在する光学部材20の傾きを調整するためのステージに位置しているためである。つまり、レンズ番号1、5、16、20それぞれで平行光となるZステージ位置は調整の前後で変化しているものの、レンズ番号1、5、16、20それぞれで平行光となる各レンズ部の実際の高さは調整の前後で略同じである。
次に、20個のレンズ部22の全てについて、レンズ部22から出射されるレーザ光の光軸の、基準軸からのズレ角度を測定した(ここでは、基部12の下面と垂直をなす直線を基準軸とした。)。そして測定結果の平均値が基準軸に近づくように光学部材20の平面位置を調整した。
平面位置の調整前及び調整後における、レンズ部22から出射されるレーザ光の光軸のズレ角度を図14に示し、図14のデータをXY座標にプロットしたものを図15に示す。図14において、θxとは図11のX方向におけるズレ角度であり、θyとは図11のY方向におけるズレ角度であり、Dとはθxとθyとを合成することによって得られたズレ角度である。図14及び図15から明らかなように、光学部材20の平面位置の調整によって、発光装置を1つの光源としてみたときの光軸のずれ量を小さくすることができた。
以上、実施形態及び実施例について説明したが、本発明は実施形態及び実施例に何ら限定されるものではない。
1、2、3、4 発光装置
10 基体
12 基部
14 壁部
20 光学部材
22 レンズ部
24 非レンズ部
24a 注入孔
30 半導体レーザ素子
40 載置体
50 光反射部材
60 ワイヤ
70 中継部材
80 蓋体
82 枠部
82a 貫通孔
82b 凹部
84 透光部
90 配線
100 接着剤
110 吸着治具
112 窪み部
112a 貫通孔
LA 光入射面
LB 光出射面
F 貫通孔
G 開口部
X 行方向
Y 列方向

Claims (13)

  1. 基部を有する基体を準備する工程と、
    前記基部の上面に複数の半導体レーザ素子を固定する工程と、
    複数のレンズ部と、上面視において前記複数のレンズ部の周囲に設けられた非レンズ部と、を備える光学部材を前記基体に固定する工程と、を有し、
    前記光学部材を固定する工程において、
    前記光学部材を前記基体の上方に配置し、
    前記基体と前記非レンズ部との間に接着剤を介在させた後に前記光学部材の傾き及び高さを調整し、又は、前記光学部材の傾き及び高さを調整した後に前記基体と前記非レンズ部との間に接着剤を介在させ、
    その後、前記接着剤を硬化することにより、前記光学部材を前記基体に固定する、
    発光装置の製造方法。
  2. 前記基体を準備する工程において、前記基部の上面における一領域を取り囲む壁部を有する基体を準備し、
    前記半導体レーザ素子を固定する工程において、前記壁部の内側における前記基部の上面に前記複数の半導体レーザ素子を固定し、
    前記半導体レーザ素子を固定する工程と前記光学部材を固定する工程との間に、前記半導体レーザ素子の出射光を透過する透光部を備える蓋体を、前記壁部の上面に固定する工程を有し、
    前記光学部材を固定する工程において、
    前記光学部材を前記基体の上方に配置し、
    前記壁部の上面と前記非レンズ部との間に接着剤を介在させた後に前記光学部材の傾き及び高さを調整し、又は、前記光学部材の傾き及び高さを調整した後に前記壁部の上面と前記非レンズ部との間に接着剤を介在させ、
    その後、前記接着剤を硬化することにより、前記蓋体を介して前記光学部材を前記基体に固定する、
    請求項1に記載の発光装置の製造方法。
  3. 基部と前記基部の上面における一領域を取り囲む壁部とを有する基体と、前記壁部の内側における前記基部の上面に固定された複数の半導体レーザ素子と、前記半導体レーザ素子の出射光を透過する透光部を有し前記壁部の上面に固定された蓋体と、を備える光源ユニットを準備する工程と、
    複数のレンズ部と、上面視において前記複数のレンズ部の周囲に設けられた非レンズ部と、を備える光学部材を、前記光源ユニットに固定する工程と、を有し、
    前記光学部材を固定する工程において、
    前記光学部材を前記基体の上方に配置し、
    前記壁部の上面と前記非レンズ部との間に接着剤を介在させた後に前記光学部材の傾き及び高さを調整し、又は、前記光学部材の傾き及び高さを調整した後に前記壁部の上面と前記非レンズ部との間に接着剤を介在させ、
    その後、前記接着剤を硬化することにより、前記光学部材を前記光源ユニットに固定する、
    発光装置の製造方法。
  4. 前記光学部材を固定する工程において、前記光学部材の傾き及び高さの調整に加えて、平面位置を調整する請求項1から3のいずれか1項に記載の発光装置の製造方法。
  5. 前記光学部材を固定する工程において、前記光学部材として、前記複数のレンズ部が上面視において二次元配置された光学部材を用いる請求項1から4のいずれか1項に記載の発光装置の製造方法。
  6. 前記光学部材を固定する工程において、前記接着剤として光硬化性の接着剤を用いる請求項1から5のいずれか1項に記載の発光装置の製造方法。
  7. 前記光学部材を固定する工程において、前記光学部材の傾き及び高さを調整した後に前記基体と前記非レンズ部との間に接着剤を介在させる請求項1から6のいずれか1項に記載の発光装置の製造方法。
  8. 前記光学部材を固定する工程において、前記光学部材として、接着剤を注入するための複数の注入孔が前記非レンズ部に設けられている光学部材を用い、前記注入孔から前記接着剤を注入することで前記基体と前記非レンズ部との間に前記接着剤を介在させる請求項7に記載の発光装置の製造方法。
  9. 前記複数の半導体レーザ素子を固定する工程において、さらに、前記基部の上面に、それぞれが1つの前記半導体レーザ素子からの出射光を1つの前記レンズ部に向けて反射する複数の光反射部材を固定する請求項1から8のいずれか1項に記載の発光装置の製造方法。
  10. 前記光学部材を固定する工程において、前記光学部材として前記非レンズ部に貫通孔が設けられた光学部材を用い、前記接着剤として有機物を含む接着剤を用い、上面視において前記非レンズ部のうち前記貫通孔よりも前記複数のレンズ部から遠い領域と、前記基体と、の間に前記接着剤を介在させる請求項1から9のいずれか1項に記載の発光装置の製造方法。
  11. 前記光学部材を固定する工程において、上面視で前記光学部材の外周部分の全体に亘る領域において、前記基体と前記非レンズ部との間に前記接着剤を介在させる請求項10に記載の発光装置の製造方法。
  12. 前記光学部材を固定する工程において、前記接着剤として有機物を含む接着剤を用い、上面視で前記光学部材の外周部分の一部を除く領域において、前記基体と前記非レンズ部との間に前記接着剤を介在させる請求項1から10のいずれか1項に記載の発光装置の製造方法。
  13. 前記蓋体として前記壁部の内側で前記基部の側に凹んだ凹部が設けられた蓋体を用い、
    前記光学部材を固定する工程において、上面視で前記光学部材の外周部分の一部が前記凹部の内側に位置するようにして、前記蓋体を介して前記光学部材を前記基体に固定する請求項2を引用する請求項12又は請求項3を引用する請求項12に記載の発光装置の製造方法。
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