JP6680051B2 - 光源装置、光源装置の製造方法およびプロジェクター - Google Patents

光源装置、光源装置の製造方法およびプロジェクター Download PDF

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Description

本発明は、光源装置、光源装置の製造方法およびプロジェクターに関する。
光源装置に用いられる発光ダイオードや半導体レーザーなどの発光素子は、有機物や水分が付着すると発光時に破損することがある。このことから、光源装置には、発光素子と外気とを遮断する構造が備えられている。従来、このような構造としては、基板とガラス製の蓋とを接合して、発光素子を封止する気密封止構造が知られている(例えば特許文献1)。近年では、光源装置の小型化に伴い、基板に複数の発光素子を高密度に搭載した構造をもつ光源装置が検討されている。
一般に、これらの発光素子は発光時に発熱するため、この熱により発光素子が劣化したり、発光特性が低下したりするおそれがある。そのため、光源装置は、発光素子から発生する熱を外部へ放出することにより、発光素子が高温にならないように構成されている。
特開2015−45843号公報
特許文献1の気密封止構造では、放熱性を高めるために、熱伝導率が高い金属材料で基板を形成している。しかしながら、金属製の基板とガラス製の蓋とは、線膨張係数が大きく異なることから、光源装置が高温下に曝されると、蓋が破損したり、光源装置から脱落したりするおそれがあった。
そこで本発明の一態様は、信頼性が高い光源装置を提供することを目的の一つとする。また、本発明の一態様は、発光素子にダメージを与えにくい、光源装置の製造方法を提供することを目的の一つとする。さらに、本発明の一態様は、この光源装置を備えることによって、信頼性が高いプロジェクターを提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様は、金属を形成材料とし、第1の面を有する基板と、基板の第1の面側に設けられた第1の発光素子と第2の発光素子と、第1の発光素子および第2の発光素子を囲むように基板の第1の面側に設けられた接合フレームと、接合フレームの基板とは反対側に接合されるとともに、第1の発光素子に対応する第1の開口部および第2の発光素子に対応する第2の開口部を有する支持部材と、第1の開口部に設けられ、支持部材よりも線膨張係数が小さい第1の透光性部材と、第2の開口部に設けられ、支持部材よりも線膨張係数が小さい第2の透光性部材と、を備えた光源装置を提供する。
本発明の一態様による光源装置は、複数の開口部を備えた支持部材と、複数の透光性部材とを備えている。そのため、全ての発光素子に対して共通した一つの透光性部材を設けた場合と比較して、支持部材の外周によって規定される面積に対する複数の透光性部材の総面積の割合が小さい。また、支持部材の線膨張係数は複数の透光性部材の線膨張係数よりも大きい。よって、支持部材と複数の透光性部材とが組み合わされてなる部材の線膨張係数を、全ての発光素子に対して共通した一つの透光性部材を設けた場合よりも大きくして、基板の線膨張係数に近づけることができる。これにより、光源装置が高温下に曝されたとしても透光性部材が破損したり、光源装置から脱落したりする可能性を低減できる。そのため、本発明の一態様による光源装置は、信頼性が高い。
本発明の光源装置の一態様においては、接合フレームは、基板と比べて熱伝導率が低いことが好ましい。これにより、接合フレームを支持部材に接合する際に発生する熱が基板に伝わりにくいため、熱による発光素子の劣化を低減できる。
本発明の光源装置の一態様においては、支持部材は、基板と比べて線膨張係数が大きいことが好ましい。これにより、支持部材と複数の透光性部材とが組み合わされてなる部材の線膨張係数を、基板の線膨張係数にさらに近づけることができる。よって、光源装置が高温下に曝されたとしても透光性部材が破損したり、光源装置から透光性部材が脱落したりする可能性を低減できる。そのため、本発明の一態様による光源装置は、信頼性が高い。
本発明の光源装置の一態様においては、第1の透光性部材は、集光機能を有することが好ましい。これにより、発光素子から射出された光を効率的に利用することができる。
本発明の光源装置の一態様においては、第1の透光性部材は、支持部材の基板側に設けられていることが好ましい。一般に、発光素子から射出された光は発散光である。また、透光性部材の光射出側には、例えば集光レンズなどの光学素子が設けられることがある。また、透光性部材は集光機能を有する光学素子で構成されることがある。上記構成によれば、発光素子と透光性部材との間隔を小さくすることができる。つまり、発光素子から射出された光が入射する光学素子と発光素子との間隔を小さくすることができる。そのため、発光素子から射出された光を効率的に利用することができる。
本発明の光源装置の一態様においては、支持部材は、接合フレームに溶接されていることが好ましい。これにより、支持部材と接合フレームとの接合部を局所的に加熱することができる。そのため、本発明の光源装置の一態様は、製造時の熱による発光素子の劣化を低減できる。
本発明の光源装置の一態様においては、基板と、接合フレームと、支持部材と、第1の透光性部材と、第2の透光性部材と、によって囲まれた収納空間を有し、収納空間は、真空であることが好ましい。これにより、収納空間が真空でない光源装置と比べて、発光素子の表面に対する有機物や水分の付着を低減できる。そのため、本発明の光源装置の一態様は、使用時における発光素子の破損を低減でき、信頼性が高い。
本発明の光源装置の一態様においては、収納空間は、不活性ガスによって満たされることが好ましい。これにより、収納空間が不活性ガスによって満たされていない光源装置と比べて、発光素子の表面に対する有機物や水分の付着を低減できる。そのため、本発明の光源装置の一態様は、使用時における発光素子の破損を低減でき、信頼性が高い。
本発明の光源装置の一態様においては、支持部材は、第1の透光性部材の位置を規定する位置決め部を備えることが好ましい。これにより、開口部と第1の透光性部材との位置関係を容易に規定することができる。
本発明の一態様は、金属を形成材料とし、第1の面を有する基板と、基板の第1の面側に設けられた複数の発光素子と、複数の発光素子を囲むように基板の前記第1の面側に設けられた接合フレームと、接合フレームの基板とは反対側に接合されるとともに、複数の発光素子に対応する複数の開口部を有する支持部材と、複数の開口部それぞれに対応して設けられた複数の透光性部材と、を備えた光源装置の製造方法であって、接合フレームと、支持部材と、を溶接する溶接工程を備え、接合フレームは、基板と比べて熱伝導率が低い光源装置の製造方法を提供する。
この構成によれば、接合フレームと支持部材との接合部を局所的に加熱し、溶接することができる。そのため、本発明の一態様における光源装置の製造方法は、発光素子にダメージを与えにくい。
本発明の光源装置の製造方法の一態様においては、支持部材は、複数の透光性部材のうち少なくとも一つの透光性部材の位置を規定する位置決め部を備えることが好ましい。これにより、開口部と透光性部材との位置関係を容易に規定することができる。
本発明の一態様は、上記の光源装置と、光源装置から射出された光を変調する光変調装置と、光変調装置によって変調された光を投射する投写光学系と、を備えるプロジェクターを提供する。本発明の一態様のプロジェクターは、上述の光源装置を備えるため、所望の明るさの画像を表示でき、かつ信頼性が高い。
本発明の一態様のプロジェクターにおいては、上記の光によって励起され、蛍光光を射出する波長変換素子をさらに備えることが好ましい。これにより、プロジェクターの用途に応じて任意の波長の蛍光光を射出する波長変換素子を選択することができる。そのため、本発明の一態様のプロジェクターは、所望の色の画像を表示できる。
第1実施形態に係る光源装置1を示す斜視図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 第1実施形態に係る光源装置の製造方法を示す断面図である。 第1実施形態に係る光源装置1の開口部45を示す拡大図である。 第1実施形態に係るプロジェクター1000の光学系を示す概略図である。 第2実施形態に係る光源装置2を示す平面図である。 第3実施形態に係る光源装置3を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、同様の目的で、特徴とならない部分を省略して図示している場合がある。
<第1実施形態>
[光源装置]
以下に、本実施形態に係る光源装置の一例について説明するが、本実施形態はこれらに限定されない。
図1は、本実施形態に係る光源装置1を示す断面図である。図2は、図1のA−A線に沿う断面図である。図1、図2に示すように、本実施形態に係る光源装置1は、基板11と、複数の発光素子21と、接合フレーム31と、複数の電極33と、支持部材41と、複数の透光性部材43と、を備える。
基板11は、第1の面11aと、その反対側に、例えば放熱器が取り付けられる第2の面11bと、を有する。発光素子21は接合材61によって基板11の第1の面11a側に設けられている。発光素子21は基板11とは反対側に向けて光を射出する。接合材61としては、例えば金−スズなどのはんだ材料が用いられる。
複数の発光素子21は、第1の発光素子21Aと、第2の発光素子21Bと、を含む。ここで、第1の発光素子21Aは、特許請求の範囲における第1の発光素子に相当する。また、第2の発光素子21Bは、特許請求の範囲における第2の発光素子に相当する。
接合フレーム31は、複数の発光素子21を囲むように基板11の第1の面11a側に設けられている。接合フレーム31は、接合材63によって基板11に接合されている。接合材63は、基板11と接合フレーム31とを接合することができれば特に限定されないが、金属ろうが好ましく、銀ろうがより好ましく用いられる。
また、接合フレーム31には、複数の貫通孔35が設けられている。各貫通孔35には、発光素子21へ電力を供給するための電極33が設けられている。電極33には、発光素子21と電気的に接続するためのボンディングワイヤーが設けられている(図示略)。接合フレーム31と電極33との間は封止材71によって封止されている。封止材71としては、例えば低融点ガラスなどが好ましく用いられる。
支持部材41は、接合フレーム31の基板11とは反対側に、第1の面11aと対向するように接合されている。支持部材41は、各々が複数の発光素子21と対応するように設けられた複数の開口部45を有している。つまり、発光素子21から射出された光は、該発光素子21に対応した開口部45を通って光源装置1の外部に射出する。
複数の開口部45は、第1の発光素子21Aに対応する第1の開口部45Aと、第2の発光素子21Bに対応する第2の開口部45Bと、を含む。ここで、第1の開口部45Aは、特許請求の範囲における第1の開口部に相当する。また、第2の開口部45Bは、特許請求の範囲における第2の開口部に相当する。
さらに、支持部材41は、開口部45に設けられる透光性部材43の位置を規定する位置決め部47を備えている。位置決め部47については、図4を用いて後で説明する。
複数の透光性部材43が支持部材41に設けられている。複数の開口部45は、それぞれ対応する透光性部材43によって覆われている。すなわち、透光性部材43の数は、発光素子21の数と同じである。
複数の透光性部材43は、第1の開口部45Aに設けられた第1の透光性部材43Aと、第2の開口部45Bに設けられた第2の透光性部材43Bと、を含む。ここで、第1の透光性部材43Aは、特許請求の範囲における第1の透光性部材に相当する。また、第2の透光性部材43Bは、特許請求の範囲における第2の透光性部材に相当する。
このとき、複数の透光性部材43は、支持部材41の基板11側に、第1の面11aと対向するように設けられている。また、複数の透光性部材43は、接着材51によって支持部材41に固定されている。接着材51としては、例えば低融点ガラスなどが好ましく用いられる。本実施形態では、複数の透光性部材43は、支持部材41および接着材51とともに蓋体40を構成している。
光源装置1は、基板11と、接合フレーム31と、支持部材41と、複数の透光性部材43と、によって囲まれた収納空間Sを有する。複数の発光素子21は収納空間S内に設けられている。
(基板)
以下、図1を基に、各部の構成について詳細に説明する。
基板11は、平面視において、例えば略正方形または略長方形などの四角形状である。発光素子21を搭載する第1の面11aは、例えば平坦面である。
基板11の形成材料として、放熱性が高い材料、例えば金属材料が用いられる。このような金属材料として、銅またはアルミニウムが好ましく、銅がより好ましく用いられる。
(発光素子)
発光素子21としては、例えば発光ダイオードまたは半導体レーザーなどが用いられる。発光素子21は、用途に応じて任意の波長のものを選択することができる。例えば、波長430nm〜490nmの青色光の発光素子としては、窒化物系半導体(InAlGa1−X−YN、0≦X≦1、0≦Y≦1、X+Y≦1)を含むことができる。また、これに加えて、III族元素としてホウ素原子が一部に置換されたものや、V族元素として窒素原子の一部をリン原子、ヒ素原子で置換されたものを含むこともできる。
(接合フレーム、電極)
接合フレーム31の形成材料としては、基板11と比べて熱伝導率が低い材料が用いられている。このような材料としては、例えば、コバールが用いられる。接合フレーム31の表面にはめっき層が形成されており、例えばニッケル−金からなるめっき層が形成されている。
電極33の形成材料としては、例えばコバールが用いられる。また、電極33の表面にはめっき層が形成されており、例えばニッケル−金からなるめっき層が形成されている。
収納空間S内において、電極33の端部にはボンディングワイヤーが設けられており、電極33は発光素子21と電気的に接続している(図示略)。このボンディングワイヤーの形成材料としては、金が好ましく用いられる。電極33の他方の端部は、外部電気回路と接続している(図示略)。
(透光性部材)
本実施例においては、透光性部材43は集光機能を持つ平凸レンズで構成されている。平面視において、透光性部材43の形状は、円形である。しかし、透光性部材43は必ずしも集光機能を持っていなくてもよい。透光性部材43が集光機能を持っていない場合は、透光性部材43の光入射側または光射出側に、集光レンズを設けてもよい。さらに、集光機能を有する透光性部材43と、集光レンズを有する透光性部材43と、が混在していてもよい。
透光性部材43は、発光素子21から射出された光を透過することができる限り、特に限定されない。透光性部材43の形成材料としては、ホウケイ酸ガラス、石英ガラス、合成石英ガラスなどのガラス、水晶、またはサファイアなどが挙げられる。
(支持部材)
支持部材41の形成材料としては、透光性部材43と比べて線膨張係数が大きい材料を用いることが好ましい。このような形成材料としては、例えば金属が挙げられ、銅またはアルミニウムが好ましい。また、支持部材41の形成材料として、基板11と比べて線膨張係数が大きい材料を用いることが好ましい。例えば、基板11の形成材料が銅である場合、支持部材41の形成材料としては、アルミニウムがより好ましい。本明細書において、「支持部材41の線膨張係数」というときには、「支持部材41の形成材料の線膨張係数」を意味しており、他の部材についても同様である。支持部材41の表面にはめっき層が形成されており、例えばニッケルからなるめっき層が形成されている。
支持部材41は、接合フレーム31に、例えばニッケル−金を用いて溶接されている。つまり、支持部材41と接合フレーム31との接合部を局所的に加熱することで支持部材41を接合フレーム31に接合することができる。よって、製造時の熱による発光素子21の劣化が低減される。
図4は、本実施形態に係る光源装置1の開口部45を、基板11側から斜めに見た拡大図である。位置決め部47は、支持部材41の透光性部材43が設けられる側の面に設けられている。開口部45の形状と寸法は、透光性部材43によって覆われるように設定されている。図4に示すように、開口部45は円形であるが、円形に限られない。本実施形態において開口部45は円形であるため、位置決め部47の平面視の形状は円環状である。開口部45が矩形状であれば、位置決め部47を矩形の環状とすればよい。位置決め部47の直径は開口部45と比べて大きくなっている。すなわち、位置決め部47は開口部45の周りに設けられている。具体的には、透光性部材43の外形寸法は開口部45の寸法よりも大きく、位置決め部47の外周の寸法よりも小さい。つまり、透光性部材43は位置決め部47にはめ込まれている。
(収納空間)
収納空間Sは密閉空間である。収納空間Sは、真空であることが好ましい。また、収納空間Sが真空でない場合には、窒素ガスなどの不活性ガスで満たされていることが好ましい。この不活性ガスは、工業用の高純度のものを使用するとよい。これにより、収納空間Sが上記以外の状態である光源装置と比べて、発光素子21の表面に対する有機物や水分の付着を低減できる。よって光源装置1は、使用時に発光素子が破損する可能性が低いため、信頼性が高い。なお、本明細書において、真空とはJIS Z 8126に規定されているように、通常の大気圧より低い圧力の気体で満たされた空間の状態をいう。この定義において、その気体は不活性ガスであってもよい。
発光素子21は発光時に発熱するため、この熱により発光素子21が劣化したり、発光特性が低下したりするおそれがある。本実施形態に係る光源装置1は、金属材料を形成材料とする基板11を備えている。これにより、従来のセラミックスを形成材料とする基板と比べて、基板自体の放熱性が高い。
支持部材41は複数の発光素子21に対応した複数の開口部45と、各開口部45を覆う透光性部材43とを備えている。そのため、全ての発光素子21に対して共通した一つの透光性部材を設けた場合と比較して、支持部材41の外周によって規定される面積に対する複数の透光性部材43の総面積の割合が小さい。また、支持部材41の線膨張係数は複数の透光性部材43の線膨張係数よりも大きいことが好ましい。さらに、支持部材41の線膨張係数は基板11の線膨張係数よりも大きいことが好ましい。よって、支持部材41と複数の透光性部材43とが組み合わされてなる蓋体40の線膨張係数を、全ての発光素子21に対して共通した一つの透光性部材を設けた場合よりも大きくして、基板11の線膨張係数に近づけることができる。これにより、光源装置1が高温下に曝されたとしても透光性部材43が破損したり、光源装置1から脱落したりする可能性を低減できる。この作用によって、本実施形態に係る光源装置1は、信頼性が高い。
接合フレーム31は、基板11と比べて熱伝導率が低い。これにより、支持部材41を接合フレーム31に接合する際に発生する熱が基板11に伝わりにくく、基板11から発光素子21へ伝わる熱を少なくすることができる。この作用によって、本実施形態に係る光源装置1は、熱による発光素子21の劣化を低減できる。
複数の透光性部材43は、支持部材41の基板11側に設けられている。これにより、発光素子21と集光機能を有する透光性部材43との間を小さくすることができる。一般に、発光素子21から射出された光は発散光である。そのため、発光素子21と透光性部材43との間が小さいほど、集光機能を有する透光性部材43は、発光素子21から射出された光を効率的に取り込むことができる。また、透光性部材43が集光機能を持たず、光源装置1の外部に集光レンズを配置する場合でも、発光素子21と当該集光レンズとの間を小さくすることができる。したがって、発光素子から射出された光を効率的に利用することができる。
本実施形態によれば、信頼性が高い光源装置が提供される。
[光源装置の製造方法]
以下に、本実施形態に係る光源装置の製造方法の一例について説明するが、本実施形態はこれらに限定されない。
図3は、本実施形態に係る光源装置の製造方法を示す断面図である。図3に示すように、まず、基板11の第1の面11aに、貫通孔35が形成された接合フレーム31および発光素子21を接合しておく。このとき、第1の面11aに対して、発光素子21または接合フレーム31のどちらか一方を先に接合しておいてもよい。なお、接合フレーム31の接合の後で発光素子21の接合を行なえば、接合フレーム31の接合時に発生する熱を発光素子21が受けることがないため、接合フレーム31の接合を先に行なう方が好ましい。
次に、蓋体40を形成する方法について説明する。
まず、基板11に設けられた複数の発光素子21に対応するように、支持部材41に複数の開口部45を形成する。次いで、透光性部材43の位置を規定するための位置決め部47を、各開口部45に形成する。なお、位置決め部47の寸法および形状が透光性部材43の寸法および形状に合うように、位置決め部47を形成する。そして、透光性部材43が開口部45を覆うように、透光性部材43を接着材51によって位置決め部47に固定する。なお、開口部45の形成と位置決め部47の形成の順序は問わない。
次いで、接合フレーム31に封止材71を用いて電極33を固定する。なお、この工程は、接合フレーム31を第1の面11aに接合する前に行ってもよい。
次いで、発光素子21と、電極33とをボンディングワイヤーを用いて電気的に接続する。具体的には、超音波接合または熱圧着接合もしくは両方を用いて、ボンディングワイヤーの一方の端部を電極33に接合するとともに、ボンディングワイヤーの他方の端部を発光素子21に接合する。
次いで、基板11に設けられた接合フレーム31と、複数の透光性部材43が設けられた支持部材41と、を溶接する。本実施形態において、この工程は特許請求の範囲の溶接工程に相当する。この溶接工程において、複数の透光性部材43は第1の面11aと対向するように配置される。
具体的には、接合フレーム31と支持部材41との接合部を局所的に加熱し、接合フレーム31の表面に形成されたニッケル−金からなるめっき層を溶かすことにより溶接することができる。溶接方法としては、例えば抵抗溶接またはレーザー溶接などの局所加熱による溶接が用いられる。
溶接工程は、真空で行うとよい。また、溶接工程は、窒素ガスなどの不活性ガスで満たされた空間で行うとよい。これにより、光源装置1の製造時に発光素子21の表面に対する有機物や水分の付着を低減できる。また、収納空間Sを真空または窒素ガスで満たすことができるため、光源装置1の使用時においても発光素子21の表面に対する有機物や水分の付着を低減できる。したがって、使用時における発光素子の破損が低減された信頼性が高い光源装置を容易に製造できる。
本実施形態に係る光源装置の製造方法において、接合フレーム31は、基板11と比べて熱伝導率が低いため、支持部材41を接合フレーム31に接合する際に発生する熱が基板11に伝わりにくい。そのため、発光素子21の周辺温度を、光源装置1における使用温度以下に抑えることができる。なお、本実施形態に係る光源装置1の使用温度は50〜70℃である。
また、接合フレーム31と支持部材41との接合部を局所的に加熱し、溶接することができる。さらに、ニッケル−金を用いた溶接は、溶接温度が低いため、少ない加熱で溶接を行うことができる。これらの作用によって、本実施形態に係る光源装置の製造方法は、製造時の熱による発光素子21の劣化を低減できる。
また、本実施形態において、透光性部材43を取り付ける際には、支持部材41に備えられた位置決め部47が用いられる。これにより、透光性部材43が開口部45を確実に覆うように、透光性部材43を支持部材41に配置することができる。そのため、収納空間Sの気密性を確保することができる。また、平凸レンズからなる透光性部材43の光軸と発光素子21から射出された光の光軸とを合わせることが容易である。そのため、複数の発光素子21から射出された光を効率的に利用することができる。
本実施形態によれば、発光素子にダメージを与えにくい、光源装置の製造方法が提供される。
[プロジェクター]
以下に、本実施形態に係るプロジェクターの一例について説明するが、本実施形態に係るプロジェクターはこれに限定されない。
図5は、本実施形態に係るプロジェクター1000の光学系を示す概略図である。図5に示すように、本実施形態に係るプロジェクター1000は、照明装置100、色分離導光光学系200、光変調装置としての3つの液晶光変調装置400R、液晶光変調装置400G、液晶光変調装置400B、クロスダイクロイックプリズム500および投写光学系600を備える。
照明装置100は、光源装置1、集光光学系80、波長変換素子90、コリメート光学系110、第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130、偏光変換素子140及び重畳レンズ150を備える。
光源装置1は、上述の光源装置1を用いることができる。光源装置1は、例えば青色光Bを集光光学系80に向けて射出する。
集光光学系80は、第1レンズ82及び第2レンズ84を備える。集光光学系80は、光源装置1から波長変換素子90までの光路中に配置され、全体として青色光Bを略集光した状態で後述する波長変換層92に入射させる。第1レンズ82及び第2レンズ84は、凸レンズからなる。
波長変換素子90はいわゆる透過型の波長変換素子であり、モーター98により回転可能な円板96の一部に、単一の波長変換層92が円板96の周方向に沿って連続して形成されてなる。波長変換素子90は、青色光Bを赤色光R及び緑色光Gを含む蛍光光に変換し、この光を青色光Bが入射する側とは反対の側に向けて射出するように構成されている。
円板96は、青色光Bを透過する材料からなる。円板96の材料としては、例えば、石英ガラス、水晶、サファイア、光学ガラス、透明樹脂等を用いることができる。
光源装置1からの青色光Bは、円板96側から波長変換素子90に入射する。
波長変換層92は、青色光Bを透過し赤色光R及び緑色光Gを反射するダイクロイック膜94を介して円板96上に形成されている。ダイクロイック膜94は、例えば、誘電体多層膜からなる。
波長変換層92は、光源装置1からの波長が約445nmの青色光Bの一部を蛍光光に変換して射出し、かつ、青色光Bの残りの一部を変換せずに通過させる。このように、励起光を射出する光源装置1と波長変換層92とを用いて所望の色光を得ることができる。波長変換層92は、例えばYAG系蛍光体である(Y、Gd)(Al、Ga)12:Ceと有機バインダーを含有する層からなる。
コリメート光学系110は、各々が凸レンズからなる第1レンズ112と第2レンズ114を備え、波長変換素子90からの光を略平行化する。
第1レンズアレイ120は、コリメート光学系110からの光を複数の部分光束に分割するための複数の第1小レンズ122を有する。第1レンズアレイ120は、照明光軸100axと直交する面内にマトリクス状に配列された複数の第1小レンズ122を有する。
第2レンズアレイ130は、照明光軸100axに直交する面内にマトリクス状に配列された複数の第2小レンズ132を有する。複数の第2小レンズ132は第1レンズアレイ120の複数の第1小レンズ122に対応して設けられている。第2レンズアレイ130は、重畳レンズ150とともに、第1レンズアレイ120の各第1小レンズ122の像を液晶光変調装置400R、液晶光変調装置400G、液晶光変調装置400Bの画像形成領域近傍に結像させる機能を有する。
偏光変換素子140は、第1レンズアレイ120により分割された各部分光束の偏光方向を、偏光方向の揃った略1種類の直線偏光光として射出する偏光変換素子である。
偏光変換素子140は、波長変換素子90からの光に含まれる偏光成分のうち一方の直線偏光成分をそのまま透過し、他方の直線偏光成分を照明光軸100axに垂直な方向に反射する偏光分離層と、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を照明光軸100axに平行な方向に反射する反射層と、反射層で反射された他方の直線偏光成分を一方の直線偏光成分に変換する位相差板とを有している。
重畳レンズ150は、偏光変換素子140からの各部分光束を集光して液晶光変調装置400R、液晶光変調装置400G、液晶光変調装置400Bの画像形成領域近傍に重畳させる。
第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130及び重畳レンズ150は、波長変換素子90からの光の面内光強度分布を均一にするインテグレーター光学系を構成する。
色分離導光光学系200は、ダイクロイックミラー210、ダイクロイックミラー220、反射ミラー230、反射ミラー240、反射ミラー250およびリレーレンズ260、リレーレンズ270を備える。色分離導光光学系200は、照明装置100からの光を赤色光R、緑色光Gおよび青色光Bに分離し、赤色光R、緑色光Gおよび青色光Bのそれぞれの色光を照明対象となる液晶光変調装置400R、液晶光変調装置400G、液晶光変調装置400Bに導光する機能を有する。
色分離導光光学系200と、液晶光変調装置400R、液晶光変調装置400G、液晶光変調装置400Bとの間には、フィールドレンズ300R、フィールドレンズ300G、フィールドレンズ300Bが配置されている。
ダイクロイックミラー210は、赤色光R成分を通過させ、ダイクロイックミラー220に向けて、緑色光G成分及び青色光B成分を反射する。
ダイクロイックミラー220は、フィールドレンズ300Gに向けて緑色光G成分を反射して、青色光B成分を通過させる。
ダイクロイックミラー210を通過した赤色光Rは、反射ミラー230で反射され、フィールドレンズ300Rを通過して赤色光R用の液晶光変調装置400Rの画像形成領域に入射する。
ダイクロイックミラー210で反射された緑色光Gは、ダイクロイックミラー220でさらに反射され、フィールドレンズ300Gを通過して緑色光G用の液晶光変調装置400Gの画像形成領域に入射する。
ダイクロイックミラー220を通過した青色光Bは、リレーレンズ260、入射側の反射ミラー240、リレーレンズ270、出射側の反射ミラー250、フィールドレンズ300Bを経て青色光B用の液晶光変調装置400Bの画像形成領域に入射する。
液晶光変調装置400R、液晶光変調装置400G、液晶光変調装置400Bは、光源装置1から射出された光を変調する。これらは、入射された色光を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成するものであり、照明装置100の照明対象となる。
なお、図示は省略したが、液晶光変調装置400Rの光入射側と光射出側にはそれぞれ、入射側偏光板と射出側偏光板が設けられている。液晶光変調装置400G、液晶光変調装置400Bに関しても同様である。
クロスダイクロイックプリズム500は、液晶光変調装置400R,液晶光変調装置400G,液晶光変調装置400B各々から射出された画像光を合成してカラー画像を形成する。このクロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた直方体の形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。
投写光学系600は、液晶光変調装置400R、液晶光変調装置400G、液晶光変調装置400Bによって形成されたカラー画像をスクリーンSCR上に投射する。
本実施形態に係るプロジェクター1000は、光源装置1備えるため、信頼性が高い。また、本実施形態に係るプロジェクター1000は、波長変換素子90をさらに備えるため、所望の色の画像を表示することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態の光源装置について説明する。
以下に示す本実施形態の光源装置の基本構成は、上記第1実施形態と略同様であるが、支持部材41と透光性部材43において異なっている。よって、以下の説明では、先の実施形態と異なる点について詳しく説明し、共通な箇所の説明は省略する。また、説明に用いる図面において、図1〜図4と共通の構成要素には同一の符号を付すものとする。
図6は第2実施形態の光源装置2の平面図である。ただし、第1実施形態における電極33は図示していない。光源装置2は、第1実施形態における支持部材41の代わりに支持部材141を備えている。支持部材141は、複数の開口部145を備えている。ここで、支持部材141は、特許請求の範囲における支持部材に相当する。
複数の開口部145は、第1の発光素子21Aに対応する第1の開口部145Aと、第2の発光素子21Bに対応する第2の開口部145Bと、を含む。ここで、第1の開口部145Aは、特許請求の範囲における第1の開口部に相当する。また、第2の開口部145Bは、特許請求の範囲における第2の開口部に相当する。
各開口部145は矩形状であり、透光性部材143で覆われている。ひとつの開口部145は、例えば4つの発光素子21と対応している。つまり、4つの発光素子21から射出された光は、対応する開口部145を通って光源装置2の外部へ射出する。
複数の透光性部材143は、第1の開口部145Aに設けられた第1の透光性部材143Aと、第2の開口部145Bに設けられた第2の透光性部材143Bと、を含む。ここで、第1の透光性部材143Aは、特許請求の範囲における第1の透光性部材に相当する。また、第2の透光性部材143Bは、特許請求の範囲における第2の透光性部材に相当する。
透光性部材143はガラスからなる平板である。透光性部材143は集光機能を持っていない。そのため、透光性部材143の光射出側に、各発光素子21に対応した複数の集光レンズ146が設けられている。
本実施形態に係る光源装置2は、第1実施形態に係る光源装置1と同様に、信頼性が高い。また、光源装置2を備えたプロジェクターも信頼性が高い。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態の光源装置について説明する。
以下に示す本実施形態の光源装置の基本構成は、上記第1実施形態と略同様であるが、支持部材41と透光性部材43において異なっている。よって、以下の説明では、先の実施形態と異なる点について詳しく説明し、共通な箇所の説明は省略する。また、説明に用いる図面において、図1〜図4と共通の構成要素には同一の符号を付すものとする。
図7は第3実施形態の光源装置3の平面図である。ただし、第1実施形態における電極33は図示していない。光源装置3は、第1実施形態における支持部材41の代わりに支持部材241を備えている。支持部材241は、複数の開口部245を備えている。ここで、支持部材241は、特許請求の範囲における支持部材に相当する。
複数の開口部245は、第1の発光素子21Aに対応する第1の開口部245Aと、第2の発光素子21Bに対応する第2の開口部245Bと、を含む。ここで、第1の開口部245Aは、特許請求の範囲における第1の開口部に相当する。また、第2の開口部245Bは、特許請求の範囲における第2の開口部に相当する。
各開口部245はストライプ状の開口部であり、透光性部材243で覆われている。ひとつの開口部245は、例えば1列に並んだ4つの発光素子21と対応している。つまり、4つの発光素子21から射出された光は、対応する開口部245を通って光源装置3の外部へ射出する。
複数の透光性部材243は、第1の開口部245Aに設けられた第1の透光性部材243Aと、第2の開口部245Bに設けられた第2の透光性部材243Bと、を含む。ここで、第1の透光性部材243Aは、特許請求の範囲における第1の透光性部材に相当する。また、第2の透光性部材243Bは、特許請求の範囲における第2の透光性部材に相当する。
本実施形態に係る光源装置3は、第1実施形態に係る光源装置1と同様に、信頼性が高い。また、光源装置3を備えたプロジェクターも信頼性が高い。
[変形例]
以上、本発明の実施形態を説明したが、本実施形態における各構成およびそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはない。
例えば、透光性部材が支持部材の基板側に設けられた例を示したが、支持部材の基板とは反対側に設けられてもよい。これによれば、例えば収納空間が真空であるときに、透光性部材が支持部材から脱落しにくい。そのため、光源装置の信頼性が高くなる。また、この構成の場合には、蓋体の形成は、溶接工程前または溶接工程後のどちらで行ってもよい。さらに、第1の透光性部材と、第2の透光性部材と、は支持部材に対して同じ側に設けられていなくてもよい。
上記の実施形態では、支持部材は、第1の透光性部材および第2の透光性部材の位置を規定する位置決め部を備えているが、第2の透光性部材の位置を規定する位置決め部を備えていなくてもよい。
プロジェクターは波長変換素子を備えているが、波長変換素子を備えなくてもよい。このような場合には、プロジェクターの光源装置として、赤色光を射出する光源装置と、緑色光を射出する光源装置と、青色光を射出する光源装置とのうち少なくとも一つに光源装置1が用いられる。
本実施形態に係るプロジェクター1000では、光変調装置として液晶光変調装置を用いたが、これに限られない。光変調装置として、たとえばデジタルミラーデバイスを用いてもよい。
さらに例えば、本実施形態では、本発明による光源装置をプロジェクターに搭載した例を示したが、これに限定されない。本発明による光源装置は、照明器具や自動車のヘッドライト等にも適用することができる。
1、2、3…光源装置、11…基板、11a…第1の面、21…発光素子、21A…第1の発光素子、21B…第2の発光素子、31…接合フレーム、33…電極、35…貫通孔、41、141、241…支持部材、43、143、243…透光性部材、43A、143A、243A…第1の透光性部材、43B、143B、243B…第2の透光性部材、45、145、245…開口部、45A、145A、245A…第1の開口部、45B、145B、245B…第2の開口部、47…位置決め部、51…接着材、61、63…接合材、71…封止材、90…波長変換素子、400B、400G、400R…液晶光変調装置、600…投写光学系、1000…プロジェクター、S…収納空間

Claims (13)

  1. 金属を形成材料とし、第1の面を有する基板と、
    前記基板の前記第1の面側に設けられた第1の発光素子と第2の発光素子と、
    前記第1の発光素子および前記第2の発光素子を囲むように前記基板の前記第1の面側に設けられた接合フレームと、
    前記接合フレームの前記基板とは反対側に接合されるとともに、前記第1の発光素子に対応する第1の開口部および前記第2の発光素子に対応する第2の開口部を有する支持部材と、
    前記第1の開口部に設けられ、前記支持部材よりも線膨張係数が小さい第1の透光性部材と、
    前記第2の開口部に設けられ、前記支持部材よりも線膨張係数が小さい第2の透光性部材と、を備えた光源装置。
  2. 前記接合フレームは、前記基板と比べて熱伝導率が低い請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記支持部材は、前記基板と比べて線膨張係数が大きい請求項1または2に記載の光源装置。
  4. 前記第1の透光性部材は、集光機能を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の光源装置。
  5. 前記第1の透光性部材は、前記支持部材の前記基板側に設けられている請求項1〜4のいずれか1項に記載の光源装置。
  6. 前記支持部材は、前記接合フレームに溶接されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の光源装置。
  7. 前記基板と、前記接合フレームと、前記支持部材と、前記第1の透光性部材と、前記第2の透光性部材と、によって囲まれた収納空間を有し、
    前記収納空間は、真空である請求項1〜6のいずれか1項に記載の光源装置。
  8. 前記基板と、前記接合フレームと、前記支持部材と、前記第1の透光性部材と、前記第2の透光性部材と、によって囲まれた収納空間を有し、
    前記収納空間は、不活性ガスによって満たされている請求項1〜6のいずれか1項に記載の光源装置。
  9. 前記支持部材は、前記第1の透光性部材の位置を規定する位置決め部を備える請求項1〜のいずれか1項に記載の光源装置。
  10. 金属を形成材料とし、第1の面を有する基板と、
    前記基板の前記第1の面側に設けられた複数の発光素子と、
    前記複数の発光素子を囲むように前記基板の前記第1の面側に設けられた接合フレームと、
    前記接合フレームの前記基板とは反対側に接合されるとともに、前記複数の発光素子に対応する複数の開口部を有する支持部材と、
    前記複数の開口部それぞれに対応して設けられた複数の透光性部材と、を備えた光源装置の製造方法であって、
    前記接合フレームと、前記支持部材と、を溶接する溶接工程を備え、
    前記接合フレームは、前記基板と比べて熱伝導率が低い光源装置の製造方法。
  11. 前記支持部材は、前記複数の透光性部材のうち少なくとも一つの透光性部材の位置を規定する位置決め部を備える請求項10に記載の光源装置の製造方法。
  12. 請求項1〜のいずれか1項に記載の光源装置と、
    前記光源装置から射出された光を変調する光変調装置と、
    前記光変調装置によって変調された光を投射する投写光学系と、を備えるプロジェクター。
  13. 前記光によって励起され、蛍光光を射出する波長変換素子をさらに備える請求項12に記載のプロジェクター。
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