JP6680051B2 - 光源装置、光源装置の製造方法およびプロジェクター - Google Patents
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Description
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、同様の目的で、特徴とならない部分を省略して図示している場合がある。
[光源装置]
以下に、本実施形態に係る光源装置の一例について説明するが、本実施形態はこれらに限定されない。
以下、図1を基に、各部の構成について詳細に説明する。
基板11は、平面視において、例えば略正方形または略長方形などの四角形状である。発光素子21を搭載する第1の面11aは、例えば平坦面である。
発光素子21としては、例えば発光ダイオードまたは半導体レーザーなどが用いられる。発光素子21は、用途に応じて任意の波長のものを選択することができる。例えば、波長430nm〜490nmの青色光の発光素子としては、窒化物系半導体(InXAlYGa1−X−YN、0≦X≦1、0≦Y≦1、X+Y≦1)を含むことができる。また、これに加えて、III族元素としてホウ素原子が一部に置換されたものや、V族元素として窒素原子の一部をリン原子、ヒ素原子で置換されたものを含むこともできる。
接合フレーム31の形成材料としては、基板11と比べて熱伝導率が低い材料が用いられている。このような材料としては、例えば、コバールが用いられる。接合フレーム31の表面にはめっき層が形成されており、例えばニッケル−金からなるめっき層が形成されている。
本実施例においては、透光性部材43は集光機能を持つ平凸レンズで構成されている。平面視において、透光性部材43の形状は、円形である。しかし、透光性部材43は必ずしも集光機能を持っていなくてもよい。透光性部材43が集光機能を持っていない場合は、透光性部材43の光入射側または光射出側に、集光レンズを設けてもよい。さらに、集光機能を有する透光性部材43と、集光レンズを有する透光性部材43と、が混在していてもよい。
支持部材41の形成材料としては、透光性部材43と比べて線膨張係数が大きい材料を用いることが好ましい。このような形成材料としては、例えば金属が挙げられ、銅またはアルミニウムが好ましい。また、支持部材41の形成材料として、基板11と比べて線膨張係数が大きい材料を用いることが好ましい。例えば、基板11の形成材料が銅である場合、支持部材41の形成材料としては、アルミニウムがより好ましい。本明細書において、「支持部材41の線膨張係数」というときには、「支持部材41の形成材料の線膨張係数」を意味しており、他の部材についても同様である。支持部材41の表面にはめっき層が形成されており、例えばニッケルからなるめっき層が形成されている。
収納空間Sは密閉空間である。収納空間Sは、真空であることが好ましい。また、収納空間Sが真空でない場合には、窒素ガスなどの不活性ガスで満たされていることが好ましい。この不活性ガスは、工業用の高純度のものを使用するとよい。これにより、収納空間Sが上記以外の状態である光源装置と比べて、発光素子21の表面に対する有機物や水分の付着を低減できる。よって光源装置1は、使用時に発光素子が破損する可能性が低いため、信頼性が高い。なお、本明細書において、真空とはJIS Z 8126に規定されているように、通常の大気圧より低い圧力の気体で満たされた空間の状態をいう。この定義において、その気体は不活性ガスであってもよい。
以下に、本実施形態に係る光源装置の製造方法の一例について説明するが、本実施形態はこれらに限定されない。
まず、基板11に設けられた複数の発光素子21に対応するように、支持部材41に複数の開口部45を形成する。次いで、透光性部材43の位置を規定するための位置決め部47を、各開口部45に形成する。なお、位置決め部47の寸法および形状が透光性部材43の寸法および形状に合うように、位置決め部47を形成する。そして、透光性部材43が開口部45を覆うように、透光性部材43を接着材51によって位置決め部47に固定する。なお、開口部45の形成と位置決め部47の形成の順序は問わない。
また、接合フレーム31と支持部材41との接合部を局所的に加熱し、溶接することができる。さらに、ニッケル−金を用いた溶接は、溶接温度が低いため、少ない加熱で溶接を行うことができる。これらの作用によって、本実施形態に係る光源装置の製造方法は、製造時の熱による発光素子21の劣化を低減できる。
以下に、本実施形態に係るプロジェクターの一例について説明するが、本実施形態に係るプロジェクターはこれに限定されない。
波長変換層92は、青色光Bを透過し赤色光R及び緑色光Gを反射するダイクロイック膜94を介して円板96上に形成されている。ダイクロイック膜94は、例えば、誘電体多層膜からなる。
偏光変換素子140は、波長変換素子90からの光に含まれる偏光成分のうち一方の直線偏光成分をそのまま透過し、他方の直線偏光成分を照明光軸100axに垂直な方向に反射する偏光分離層と、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を照明光軸100axに平行な方向に反射する反射層と、反射層で反射された他方の直線偏光成分を一方の直線偏光成分に変換する位相差板とを有している。
ダイクロイックミラー220は、フィールドレンズ300Gに向けて緑色光G成分を反射して、青色光B成分を通過させる。
次に、本発明の第2実施形態の光源装置について説明する。
以下に示す本実施形態の光源装置の基本構成は、上記第1実施形態と略同様であるが、支持部材41と透光性部材43において異なっている。よって、以下の説明では、先の実施形態と異なる点について詳しく説明し、共通な箇所の説明は省略する。また、説明に用いる図面において、図1〜図4と共通の構成要素には同一の符号を付すものとする。
次に、本発明の第3実施形態の光源装置について説明する。
以下に示す本実施形態の光源装置の基本構成は、上記第1実施形態と略同様であるが、支持部材41と透光性部材43において異なっている。よって、以下の説明では、先の実施形態と異なる点について詳しく説明し、共通な箇所の説明は省略する。また、説明に用いる図面において、図1〜図4と共通の構成要素には同一の符号を付すものとする。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本実施形態における各構成およびそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはない。
Claims (13)
- 金属を形成材料とし、第1の面を有する基板と、
前記基板の前記第1の面側に設けられた第1の発光素子と第2の発光素子と、
前記第1の発光素子および前記第2の発光素子を囲むように前記基板の前記第1の面側に設けられた接合フレームと、
前記接合フレームの前記基板とは反対側に接合されるとともに、前記第1の発光素子に対応する第1の開口部および前記第2の発光素子に対応する第2の開口部を有する支持部材と、
前記第1の開口部に設けられ、前記支持部材よりも線膨張係数が小さい第1の透光性部材と、
前記第2の開口部に設けられ、前記支持部材よりも線膨張係数が小さい第2の透光性部材と、を備えた光源装置。 - 前記接合フレームは、前記基板と比べて熱伝導率が低い請求項1に記載の光源装置。
- 前記支持部材は、前記基板と比べて線膨張係数が大きい請求項1または2に記載の光源装置。
- 前記第1の透光性部材は、集光機能を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の光源装置。
- 前記第1の透光性部材は、前記支持部材の前記基板側に設けられている請求項1〜4のいずれか1項に記載の光源装置。
- 前記支持部材は、前記接合フレームに溶接されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の光源装置。
- 前記基板と、前記接合フレームと、前記支持部材と、前記第1の透光性部材と、前記第2の透光性部材と、によって囲まれた収納空間を有し、
前記収納空間は、真空である請求項1〜6のいずれか1項に記載の光源装置。 - 前記基板と、前記接合フレームと、前記支持部材と、前記第1の透光性部材と、前記第2の透光性部材と、によって囲まれた収納空間を有し、
前記収納空間は、不活性ガスによって満たされている請求項1〜6のいずれか1項に記載の光源装置。 - 前記支持部材は、前記第1の透光性部材の位置を規定する位置決め部を備える請求項1〜8のいずれか1項に記載の光源装置。
- 金属を形成材料とし、第1の面を有する基板と、
前記基板の前記第1の面側に設けられた複数の発光素子と、
前記複数の発光素子を囲むように前記基板の前記第1の面側に設けられた接合フレームと、
前記接合フレームの前記基板とは反対側に接合されるとともに、前記複数の発光素子に対応する複数の開口部を有する支持部材と、
前記複数の開口部それぞれに対応して設けられた複数の透光性部材と、を備えた光源装置の製造方法であって、
前記接合フレームと、前記支持部材と、を溶接する溶接工程を備え、
前記接合フレームは、前記基板と比べて熱伝導率が低い光源装置の製造方法。 - 前記支持部材は、前記複数の透光性部材のうち少なくとも一つの透光性部材の位置を規定する位置決め部を備える請求項10に記載の光源装置の製造方法。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載の光源装置と、
前記光源装置から射出された光を変調する光変調装置と、
前記光変調装置によって変調された光を投射する投写光学系と、を備えるプロジェクター。 - 前記光によって励起され、蛍光光を射出する波長変換素子をさらに備える請求項12に記載のプロジェクター。
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