JP2018001802A - ワイパーアーム - Google Patents

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Abstract

【課題】 アームヘッドに対するアーム本体の回動に適切な付勢力を与える付勢手段を備えたワイパーアームにおいて、適切な付勢力を確保しつつ、薄型化を図り得るワイパーアームを提供する。【解決手段】 ワイパーアーム1に、アームヘッド2と、アーム本体3と、コイルスプリング4と、スプリングプレート5とを備える。アーム本体3は、アームヘッド2に対してヒンジピン15を介して回動可能に連結されたヒンジブロック21と、ヒンジブロック21から延び出す軸部22を備える。スプリングプレート5は、軸部22が挿通される挿通穴33を備えた前端壁31と、ローラピン18を介してアームヘッド2に回動可能に取り付けられた脚部32A、32Bを備える。コイルスプリング4は、軸部22と同軸上に配置され、ヒンジブロック21の前端面21cとスプリングプレート5の前端壁31の間に挟持された状態で保持される。【選択図】 図1

Description

本発明は、アームヘッドに対するアーム本体の回動に適切な付勢力を与える付勢手段を備えたワイパーアームに関する。
ワイパー装置は、一般に、自動車のガラス面等の被払拭面を払拭するワイパーブレードと、ワイパーブレードを保持するワイパーアームと、ワイパーアームを駆動する駆動手段(駆動モータ)とから構成される。ワイパーアームは、駆動手段に対して連係されるアームヘッドと、アームヘッドに対して回動可能に連結されたアーム本体とを備え、アーム本体でワイパーアームを保持するようになっている。
図9には、このような従来のワイパーアームの一部を断面図で示す。図示されるように、ワイパーアーム101は、アームヘッド102と、アームヘッド102に対して連結軸103を介して回動可能に連結されたリテーナ104とを備えている。ここで、リテーナ104は、アーム本体の一部を構成する部材であり、天壁104Aと両側の側壁104Bとからなるコの字型断面を有している。
リテーナ104の内側(天壁104Aと両側側壁104Bにより囲まれた空間)には、引っ張りコイルばねであるスプリング105が備えられている。スプリング105の先端側係止部105Aは、固定リベット106を介してリテーナ104に対して取り付けられている。一方、スプリング105の基端側係止部105Bは、フック部材107及び固定ピン108を介してアームヘッド102に対して取り付けられている。
このような構成により、スプリング105は、アームヘッド102に対するリテーナ104の回動動作に対して、適切な付勢力を付与するように機能する。具体的には、図9に示すようなワイパーアーム101の通常使用状態(リテーナ104がアームヘッド102からほぼ真っすぐに延び出した位置に配置された状態)においては、スプリング105は、リテーナ104に対して、図の時計回り回転方向に回動させる力を与える。これにより、アーム本体に保持されたワイパーブレード(図示せず)は、適度な押し付け力で、被払拭面(図示せず)に押し付けられるようになっている。一方、ワイパーアーム101がロックバック状態(アームヘッド102に対してリテーナ104が図の反時計回り回転方向に回動して起立した状態)にあるときには、スプリング105は、リテーナ104を図の反時計回り回転方向に付勢し、リテーナ104を起立状態に保持するようになっている。
特許第5601733号
このように、ワイパーアーム101において、スプリング105は、アームヘッド102とリテーナ104を連結軸103の周りで回動させようとするモーメントを発生させるものである。この場合、アームヘッド102とリテーナ104の間に十分な大きさのモーメントを作用させるためには、アームヘッド102の回動中心(連結軸103の中心)とスプリング105からの力の作用点(固定ピン108の中心)を結ぶ線分Lの方向に対して、スプリング105から及ぼされる力Wの方向が、ある程度の角度αを有していることが必要である。このため、固定ピン108は、連結軸103よりも下側(リテーナ104が回動していく側)に配置されている必要がある。この結果、スプリング105全体をリテーナ104の内側に配置することは出来ず、フック部材107(あるいはスプリング105の端部と一体になったフック部)が、リテーナ104の下側にはみ出す位置に配置されることになり、これは、ワイパーアーム101の薄型化を妨げていた。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、アームヘッドに対するアーム本体の回動に適切な付勢力を与える付勢手段を備えたワイパーアームにおいて、適切な付勢力を確保しつつ、薄型化を図り得るワイパーアームを提供することを目的とする。
本発明は、アームヘッドと、前記アームヘッドに対してヒンジピンを介して回動可能に連結されたアーム本体と、前記アームヘッドに対する前記アーム本体の回動に対して付勢力を発生する付勢手段とを備えたワイパーアームにおいて、前記アームヘッドに対して回動可能に取り付けられたリンク部材を備え、前記アーム本体に、アーム本体側バネ座部を備え、前記リンク部材に、前記アーム本体側バネ座部に対して前記ヒンジピンと反対側に配置されたリンク部材側バネ座部を備え、前記付勢手段を、前記アーム本体側バネ座部と前記リンク部材側バネ座部の間に挟持した。
付勢手段は、押しバネであってもよい。
前記アーム本体は、前記アームヘッドに対して回動可能に取り付けられたブロック部材であるヒンジブロックを備え、前記アーム本体側バネ座部は、前記ヒンジブロックに設けられていてもよい。
前記アーム本体は、前記ヒンジブロックから延び出す軸部を備え、前記付勢手段は、前記軸部と同軸上に配置されたコイルスプリングであってもよい。
前記リンク部材側バネ座部は、前記軸部が挿通される貫通穴を備え、前記軸部上に配置されていてもよい。
前記ヒンジブロックは、前記ヒンジピンが装着されるヒンジピン穴を備えるとともに、前記ヒンジピンの外周面にセレーションを設け、前記セレーションが前記ヒンジピン穴の内周面に食い込むことにより、前記ヒンジピンが前記ヒンジピン穴に固定されるようになっていてもよい。
本発明によれば、ワイパーアーム(例えばワイパーアーム1)において、アームヘッド(例えばアームヘッド2)に対して回動可能に取り付けられたリンク部材(例えばスプリングプレート5)を備え、アームヘッドに対するアーム本体(例えばアーム本体3)の回動に付勢力を与える付勢手段(例えばコイルスプリング4)を、アーム本体に設けたアーム本体側バネ座部(例えばヒンジブロック21の前端面21c)と、アーム本体側バネ座部に対してヒンジピン(例えばヒンジピン15)と反対側に配置されたリンク部材側バネ座部(例えば前端壁31)との間に挟持したので、付勢手段の全体をヒンジピンよりも前方に配置することができる。したがって、付勢手段に、ヒンジピンの下方を迂回するための張り出し部分(フック部)を設ける必要はなくなるので、ワイパーアームの薄型化を図ることができる。
また、アーム本体に、アームヘッドに対して回動可能に取り付けられたブロック部材であるヒンジブロック(例えばヒンジブロック21)を備え、アーム本体側バネ座部をヒンジブロックに設けるようにすれば、付勢手段の基端側(ヒンジピン側)における支持構造を、少ない部品点数で簡素に構成することができる。
また、付勢手段をコイルスプリングとし、ヒンジブロックから延び出す軸部(例えば軸部22)と同軸上に(軸部の周囲に)配置するようにすれば、付勢手段の周囲への張り出しを最小限とでき、ワイパーアームをコンパクトに構成できる。
また、リンク部材側バネ座部(スプリングプレート5の前端壁31)に、軸部が挿通される貫通穴(例えば挿通穴33)を備え、リンク部材側バネ座部を軸部上に配置すれば、軸部の同軸上に配置された付勢手段に対するバネ座部を適切に構成することができ、付勢手段からの力がアーム本体に適切に作用するようにできる。
また、ヒンジピンの周囲にセレーションを設け、ヒンジピンのセレーションが、ヒンジブロックのヒンジピン穴(例えばヒンジピン穴24)の内周面に食い込むことにより、ヒンジピンがヒンジブロックに固定されるようにすれば、アームヘッドに対するヒンジブロックの連結作業を極めて容易に行うことができる。
本発明の実施形態におけるワイパーアームを示す斜視図である。 同じくワイパーアームの一部を示す分解斜視図である。 同じくアームヘッドを示す平面図である。 同じくアームヘッドを示す側面図である。 同じくアームヘッドを示す斜視図である。 同じくヒンジブロックを示す平面図である。 同じくヒンジブロックを示す側面図である。 同じくアームヘッドとアーム本体の連結部分を示す断面図である。 従来のワイパーアームの一部を示す断面図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。
図1及び図2には、本発明のワイパーアーム1の全体構成を示す。図示されるように、ワイパーアーム1は、ワイパーアーム1の基端部分を構成するアームヘッド2と、アームヘッド2に対して回動可能に連結されたアーム本体3と、押しバネであるコイルスプリング4と、コイルスプリング4のバネ力をアームヘッド2とアーム本体3の間に作用させるためのリンク部材であるスプリングプレート5とを備えている。なお、ワイパーアーム1のアームヘッド2側及びアーム本体3側には、必要に応じて、一部又は全体を被覆するカバー部材を設けてもよい。
図3から図5にも示すように、アームヘッド2は、略円柱形の基部11と、基部11から前方に延び出す本体部12と、本体部12から前方に延び出す左右一対の板状の腕部13A、13Bとを備えている。基部11には、上下方向に貫通した駆動軸穴11aが形成されており、この駆動軸穴11aに装着される駆動軸(図示せず)を介して、アームヘッド2が、図示されない駆動手段に連係されるようになっている。
腕部13A、13Bは、それぞれ本体部12の左右両側の側壁12a、12bのやや内側から、側壁12a、12bとほぼ平行に、本体部12の前端面12cから前方に延び出している。腕部13A、13Bは、アーム本体2の基端部(後述するヒンジブロック21)を挟持して保持し得るように、所定の間隔をもって配置されており、各腕部13A、13Bには、それぞれ、連結軸穴14A、14Bが貫通して形成されている。これらの連結軸穴14A、14Bに装着されたヒンジピン15を介して、アーム本体3(ヒンジブロック21)はアームヘッド2に対して回動可能に連結されるようになっている。なお、連結軸穴14A、14Bには、それぞれ軸受16A,16Bが設けられている(図2及び図8参照)。
腕部13A、13Bの間には、本体部12の前端面12cから張り出した隆起部12dが設けられている。隆起部12d及び両側の腕部13A、13Bにかけては、左右方向に貫通するローラピン穴17が形成されており、このローラピン穴17に、ローラピン18が挿通固定されるようになっている。また、本体部の両側側壁12a、12bには、ローラピン穴17と整合する位置に、ローラピン穴12e、12fが形成されており、これらのピン穴12e、12fに、ローラピン18の両側端部が固定されるようになっている。詳しくは後述するように、このローラピン18を介して、スプリングプレート5が、アームヘッド2に対して回動可能に連結される。
なお、ローラピン穴17の位置は、連結軸穴14A、14Bの位置に対して後方かつ下方にずれた位置に設けられており、スプリングプレート5の回動中心軸(ローラピン18)とアーム本体3の回動中心軸(ヒンジピン15)がずれた位置に配置されるようになっている。詳しくは後述するように、このような構成により、コイルスプリング4のバネ力が、アーム本体3の回動に対して適切に作用するようになっている。
図1及び図2に示すように、アーム本体3は、アーム本体3の基端に配置されたヒンジブロック21と、ヒンジブロック21から延び出す円柱棒形状の軸部22と、軸部22の先端に設けられた結合部23とを備えている。この結合部23に、図示されないワイパーブレードが装着されることにより、ワイパーアーム2とワイパーブレードの結合がなされるようになっている。
図6及び図7にも示すように、ヒンジブロック21は、軸部22よりも大きな幅及び高さを有するブロック部材である。ヒンジブロック21には、左右方向に貫通したヒンジピン穴24が形成されており、ヒンジブロック21の左右の側面21a、21bに開口している(図8参照)。また、ヒンジブロック21の平坦な前端面21cには、固定穴25が形成されており、前方に向けて開口している。この固定穴25に対して、軸部22が固定されているようになっている。
図7にも示すように、ヒンジブロック21は、アームヘッド2の両側の腕部13A、13Bの間に配置され、腕部13A、13Bの連結軸穴14A、14B(軸受16A,16B)及びヒンジブロック21のヒンジピン穴24を貫通して配置されたヒンジピン15により、腕部13A、13Bに対して回動可能に連結されている。
ヒンジピン15の中間部分の外周面には、軸方向に延びるセレーション15a(外周全体にわたる複数の三角形断面の凹凸形状)が形成されている。これにより、ヒンジピン15をヒンジピン穴24に圧入したときに、ヒンジピン15のセレーション15aがヒンジピン穴24の内周面に食い込むことにより、ヒンジピン15がヒンジピン穴24に固定されるようになっている。また、ヒンジピン15の両側端部15b、15cは、それぞれ軸受16A、16B内に回動可能に保持される。これにより、アームヘッド2に対してアーム本体3が回動可能に連結されるようになっている。
スプリングプレート5は、平板状のバネ受け部である前端壁31と、前端壁31の左右両側から後方に延びるレバー形状の脚部32A、32Bを備えている。前端壁31には、アーム本体3の軸部22よりも僅かに大きな径を有する円形の挿通穴33が貫通して形成されており、この挿通穴33に、軸部22が摺動可能に挿通されるようになっている。
スプリングプレート5の脚部32A、32Bは、アーム本体3の軸部22の左右両側に沿って後方に延び、脚部32A、32Bの後端部34A、34Bは、アームヘッド2の本体部12の両側の側壁12a、12bと両側の腕部13A、13Bの間の空間(アームヘッド2のローラピン穴17、12e、12fの側方)まで延び出している。
各脚部32A、32Bの後端部34A、34B付近には、ローラピン軸穴35A、35Bが形成されている。これらのローラピン軸穴35A、35Bに、アームヘッド2のローラピン穴17に固定されたローラピン18が、回動可能に挿通した状態となっている。これにより、スプリングプレート5の後端部34A、34Bが、アームヘッド2に対して、ローラピン18の周りで回動可能に連結されている。
コイルスプリング4は、アーム本体3の軸部22の周りに(同軸上に)配置されている。また、コイルスプリング4の後端部4aは、ヒンジブロック21の前端面21cに、またコイルスプリングの前端部4bは、スプリングプレート5の前端壁31に、それぞれ当接している。これにより、コイルスプリング4は、ヒンジブロック21の前端面21cとスプリングプレート5の前端壁31の間に圧縮状態で挟持された状態で保持されている。このように、ヒンジブロック21の前端面21cとスプリングプレート5の前端壁31は、コイルスプリング4の前後両側のバネ座部として機能する。
このような構成により、コイルスプリング4は、アームヘッド2に対するアーム本体3の回動に対して適切な付勢力を作用させる。詳しく説明すると、スプリングプレート5は、アーム本体3の回動中心軸(ヒンジピン15の中心軸)からずれた位置に配置された回動中心軸(ローラピン18の中心軸)を支点として回動するようになっているので、アーム本体3のヒンジピン15の周りで回動すると、スプリングプレート5の前端壁31は軸部22上における位置を変える。また、逆に、前端壁31の軸部22上の位置が変動すると、挿通穴33において前端壁31と係合しているアーム本体3は、前端壁31の移動方向に応じた回動方向に動かされるようになっている。
一方、コイルスプリング4は、ヒンジブロック21とスプリングプレート5の前端壁31の間に介装された押しバネであるため、前端壁31には、アーム本体3の軸部22に沿って前方(結合部23側)に押すバネ力が作用している。この結果、前端壁31は、軸部22上を前方に動こうとするので、アーム本体3に対しては、前端壁31の前方への移動に応じた回動方向に向けて、コイルスプリング4からのバネ力が作用することになる。
この場合、アーム本体3の回動中心軸とスプリングプレート5の回動中心軸の位置関係は、ワイパーアーム1が、図1に示すような通常使用状態(アームヘッド2からアーム本体3がまっすぐ延び出した状態)にあるか、ロックバック状態(アームヘッド2に対してアームヘッド本体3が略直角方向に起立するまで回動した状態)にあるかに応じて、適切な回動方向にバネ力が作用するように調整されている。具体的に、ワイパーアーム1が通常使用状態にあるときには、ワイパーアーム1に保持されたワイパーブレードが被払拭面に対して押し付けられる回動方向に、コイルスプリング4のバネ力が作用し、また、ワイパーアーム1がロックバック状態にあるときには、アーム本体3の起立状態を保持するように、コイルスプリング4のバネ力が作用するようになっている。
以上のように、本実施形態のワイパーアーム1によれば、アーム本体3の基端側にヒンジブロック21を備えるとともに、アーム本体3の回動中心とずれた位置に回動中心を有するようにアームヘッド2に対して回動可能に連結されたスプリングプレート5を備え、スプリングプレート5の前端壁31とヒンジブロック21の間に、アーム本体3の回動に適切な付勢力を与えるコイルスプリング4を挟持するようにした。この場合、スプリングプレート5の脚部32A、32Bが、アームヘッド2の腕部13A、13B及びヒンジピン15の外側(側方)に配置されて、ヒンジピン15の後方にまで達してアームヘッド2に連結されているので、ヒンジピン15よりも前方に全体が配置されたコイルスプリング4の力は、スプリングプレート5を介してアームヘッド2とアーム本体3の間で適切に作用する。したがって、コイルスプリング4には、ヒンジピン15の下方を迂回するための張り出し部分(フック部)を設ける必要はない。よって、ワイパーアーム1の薄型化を図ることができる。
また、ブロック部材であるヒンジブロック21は、アームヘッド2の腕部13A、13Bの間に挟持されて保持されるようになっているので、ヒンジブロック21のアームヘッド2への取り付けは、ヒンジブロック21のヒンジピン穴24及び腕部13A、13Bの連結軸穴14A、14Bに対してヒンジピン15を貫通させ、ヒンジピン15の外周面に形成したセレーション15aを介してヒンジピン15がヒンジピン穴24内に固定されるようにするだけで済む。したがって、アーム本体3をアームヘッド2に連結するヒンジピンの加締め等の作業が不要であり、アーム本体3のアームヘッド2への取り付け作業は極めて容易に行える。
また、コイルスプリング4はアーム本体と同軸上に配置されているので、ワイパーアーム2全体を極めてコンパクトに構成することができる。
なお、上記実施形態では、コイルスプリング4をアーム本体3の同軸上に配置したが、本発明は、このような形態に限られるものではない。例えば、コイルスプリング4を、アーム本体3の横に隣接させて配置することも可能である。
また、上記実施形態では、スプリングプレート5の脚部32A、32Bが、アームヘッド2の腕部13A、13B及びヒンジピン15の外側(側方)に配置されるようになっているが、本発明は、このような形態に限られるものではない。例えば、スプリングプレート5の脚部を、ヒンジブロック21及びヒンジピン15を貫通して、ヒンジピン15の後方まで延びるようにすることも可能である。
1 ワイパーアーム
2 アームヘッド
3 アーム本体
4 コイルスプリング
4a コイルスプリングの後端部
4b コイルスプリングの前端部
5 スプリングプレート
11 アームヘッドの基部
11a 駆動軸穴
12 アームヘッドの本体部
12a、12b 本体部の側壁
12c 本体部の前端面
12d 本体部の隆起部
12e、12f ローラピン穴
13A、13B アームヘッドの腕部
14A、14B 連結軸穴
15 ヒンジピン
15a セレーション
16A、16B 軸受
17 ローラピン穴
18 ローラピン
21 アーム本体のヒンジブロック
21a、21b ヒンジブロックの側面
21c ヒンジブロックの前端面
22 アーム本体の軸部
23 アーム本体の結合部
24 ヒンジピン穴
25 固定穴
31 スプリングプレートの前端壁
32A、32B スプリングプレートの脚部
33 挿通穴
34A、34B 脚部の後端部
35A、35B ローラピン軸穴
本発明は、アームヘッドと、前記アームヘッドに対してヒンジピンを介して回動可能に連結されたアーム本体と、前記アームヘッドに対する前記アーム本体の回動に対して付勢力を発生する付勢手段とを備えたワイパーアームにおいて、前記アームヘッドに対して回動可能に取り付けられたリンク部材を備え、前記アーム本体に、アーム本体側バネ座部を備え、前記リンク部材に、前記アーム本体側バネ座部に対して前記ヒンジピンと反対側に配置されたリンク部材側バネ座部を備え、前記付勢手段を、前記アーム本体側バネ座部と前記リンク部材側バネ座部の間に挟持し、前記アーム本体は、前記アームヘッドに対して回動可能に取り付けられたブロック部材であるヒンジブロックを備え、前記アーム本体側バネ座部は、前記ヒンジブロックに設けられている。

Claims (6)

  1. アームヘッドと、前記アームヘッドに対してヒンジピンを介して回動可能に連結されたアーム本体と、前記アームヘッドに対する前記アーム本体の回動に対して付勢力を発生する付勢手段とを備えたワイパーアームにおいて、
    前記アームヘッドに対して回動可能に取り付けられたリンク部材を備え、
    前記アーム本体に、アーム本体側バネ座部を備え、
    前記リンク部材に、前記アーム本体側バネ座部に対して前記ヒンジピンと反対側に配置されたリンク部材側バネ座部を備え、
    前記付勢手段を、前記アーム本体側バネ座部と前記リンク部材側バネ座部の間に挟持したワイパーアーム。
  2. 付勢手段は、押しバネである請求項1に記載のワイパーアーム。
  3. 前記アーム本体は、前記アームヘッドに対して回動可能に取り付けられたブロック部材であるヒンジブロックを備え、
    前記アーム本体側バネ座部は、前記ヒンジブロックに設けられている請求項1又は請求項2に記載のワイパーアーム。
  4. 前記アーム本体は、前記ヒンジブロックから延び出す軸部を備え、
    前記付勢手段は、前記軸部と同軸上に配置されたコイルスプリングである請求項3に記載のワイパーアーム。
  5. 前記リンク部材側バネ座部は、前記軸部が挿通される貫通穴を備え、前記軸部上に配置されている請求項4に記載のワイパーアーム。
  6. 前記ヒンジブロックは、前記ヒンジピンが装着されるヒンジピン穴を備えるとともに、
    前記ヒンジピンの外周面にセレーションを設け、前記セレーションが前記ヒンジピン穴の内周面に食い込むことにより、前記ヒンジピンが前記ヒンジピン穴に固定されるようになっている請求項3から請求項5のいずれか1項に記載のワイパーアーム。
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