JP2017529468A - ドア及びホームセキュリティシステム及び方法 - Google Patents

Abstract

本発明は、ドア及びホームセキュリティシステム及び方法に関する。より詳細には、本発明は、居住者のプライバシ及び利便性を制限することなく、高齢者のために家でのセキュリティを改善する、ドアのセキュリティシステム及び方法を提供する。該方法は、ドアの閉鎖を検出するステップと、前記閉鎖後、第１の所定期間中、前記ドアの第１のロック機構を解錠位置に維持するステップと、前記第１の所定期間後、前記第１のロック機構を施錠位置に変更するステップとを含む。再入室時間枠は、ユーザが鍵を忘れたことに気付いた直後に、ユーザが、鍵なしで再入室することを可能にする。さらに、本発明は、ホームセイキュリティ方法を提供する。該方法は、ドア内又はドア近くに設けられたカメラを介して家のドアの前の人間の動きを認識するステップと、ビデオカメラを介してストリーミング映像を生成するステップと、家の内側に隠された中央処理サーバに、生成されたストリーミング映像を送信するステップと、外側の人間が、家主によって肯定的にマークされた友達又は家族のような人間か、又は、否定的にマークされた人間かを評価するために、顔認識目的でストリーミング映像を処理し、幾つかのデータベースをチェックするステップと、サーバに全てのデータを格納するステップとを含む。このホームセイキュリティ方法は、潜在的犯罪の評価プロセス設定を用いて、プライバシを維持しつつ居住者の安全を確保する。【選択図】図１

Description

本発明は、ドア及びホームセキュリティシステム及び方法に関する。より詳細には、本発明は、居住者のプライバシ及び利便性を制限することなく、高齢者のための家でのセキュリティを改善する、ドアセキュリティシステム及び方法を提供する。

現在、高齢者は、これまで以上に、活発に活動している。彼らは、特別な監視付きの家及び老人ホームへ入居するよりも、長い間住んでいる自分の家をリタイヤ後に住み落ち着くのに理想的な場所であると考えている。これは、最近の１５年から２５年の間に起きた世代的な変化である。それよりも以前、退職者は、通常、今よりもはるかに若い年齢で、老人ホーム又は生活施設に入居することを考えていた。現在、老人ホームは、認知症等の病気が進行した人々又は他の２４時間介護が必要な人々を助けるために最も使用されている。

しかしながら又は上述の社会的な変化に起因して、退職者は、ある種の悪人にとって恰好の獲物とみなされている；詐欺師が自宅の高齢者を襲うことは、完全な産業へと発展している。退職者に対する暴力行為さえも耳にする；一部の犯罪者は、若い犠牲者を襲うことは懸念するが、高齢者の脆弱性を、凶悪犯罪を実行するための、絶好の機会だと考える。

そのために、セキュリティシステムが発展した。一般的なセキュリティシステムは、全ての動きを監視センタで放送する初期の「ビックブラザー」ＴＶシリーズと同様に、バスルームからキッチンまでの全部屋に安価な監視器具を取り付けることで構成され、安価でコスト効率に優れたものである。しかしながら、これは、プライバシを侵害し、許容し得ない。さらに、このようなシステムにて監視し続けることは、一人暮らしの家庭にも出向いて監視するための労働力が継続的に要求されるため、経済的に実行可能ではない。

さらに、私用及び公共の建物に用いられるドアは、通常、様々な異なるロックシステムを用いて、施錠されて保護される。例えば、ドアには、機械式の鍵によって回されるか又は電気的に駆動される、ロックボルトが取り付けられていてもよい。加えて、ドアはラッチ及びストライクを備えていてもよい。これにより、ドアを押すことによって、及び／又は、ハンドルを押すか又は一方又は両方の側からドアノブを回すことによって、ドアを開くことが可能になる。

住宅では、度々、ラッチ及びストライクプレートと、ロックボルトとを組み合わせて、２段階のドアセキュリティを提供している。さらに、多くのドアは、外側に固定ノブを有し、かつ内側にハンドル又は回転ノブを有し、こうすることで、ドアは、鍵（又は、ＲＦＩＤチップ又はナンバーパッドに入力されたＰＩＮコードなどの他のセキュリティ手段）が使用されたときにのみ、外側から開錠可能になる。ドアが速やかに閉められ、かつユーザが鍵を忘れた場合、建物に再度入るのに簡単な方法はない。これは、高齢者によく起こると予測される。それゆえ、効率的かつ便利なセキュリティシステム及び方法は、ドアを閉めたり又は建物内に鍵を忘れたりする偶発的なケースを考慮する必要がある。

さらに、ロックボルトのような第２のロックは、完全なセキュリティを提供するために、ある種の鍵を用いて閉めることが要求される。ほとんどの住居侵入盗難保険契約では、ダブルロックが完全な補償のために要求されるが、被保険者及び特に高齢者は、度々、忘れてしまうことがある。１９９７年、ベルギー警察は、強盗が開けた全てドアのうち１７％が、二度はもちろん一度も施錠されていなかったと推定した。

従って、居住者のプライバシ又は利便性を損なわずに家の安全性を高める、セキュリティシステム及び方法が要求される。

従って、添付の特許請求の範囲に係るドアセキュリティ方法が提案される。第１の例示的な実施形態では、ドアロック方法が提供される。該方法は、ドアの閉鎖を検出するステップと、前記閉鎖後、第１の所定期間中、前記ドアの第１のロック機構を解錠位置に維持するステップと、前記第１の所定期間後、前記第１のロック機構を施錠位置に変更するステップとを含む。

上述の方法は、前記第１のロック機構の前記施錠から始まる第２の所定期間内に、鍵特性による前記第１のロック機構のロック解除を有効にするステップをさらに含んでいてもよい。

上述の方法において、前記鍵特性は、ＲＦＩＤチップ、顔特性及び／又は声特性をさらに含んでいてもよい。

上述の方法において、前記鍵特性又は前記鍵特性の組み合わせは、顔特性を含み、前記ロック解除は、前記顔特性が第１のデータベースに含まれる場合に、有効にされる。

上述の方法は、前記顔特性が前記第１のデータベースに含まれない場合、前記顔特性を少なくとも１つの第２のデータベースと比較するステップと、前記顔特性が前記第２のデータベースに含まれる場合に、警告信号を管理センタに伝送するステップとをさらに含んでいてもよい。

上述の方法は、前記第１のロック機構の前記施錠から始まる第３の所定期間後に、前記ドアの第２のロック機構を施錠位置に変更するステップをさらに含んでいてもよい。

上述の方法において、前記第１のロック機構は、解錠位置にあるときは両側から前記ドアを開くことを可能にし、施錠位置にあるときは少なくとも１つの側から前記ドアを施錠する。

上述の方法において、前記第１のロック機構は、電子ストライクロック又は電磁ロックである。

上述の方法において、前記第１のロック機構を施錠位置に変更するステップは、回転ノブ又はプレスハンドルをブロックするステップを含む。

上述の方法は、前記第１のロック機構及び／又は第２のロック機構が、施錠位置へ変わったときに、監視システムへロック信号を送信するステップをさらに含んでいてもよい。

上述の方法は、前記第１の所定期間中に、前記ドアが再開されたか否かを確認するステップと、前記第１の所定期間中に前記ドアが再開された場合、前記ドアの閉鎖を検出した後、前記第１のロック機構を施錠位置に変更するステップとをさらに含んでいてもよい。

上述の方法は、居住者が、前記居住者の動きを測定するパーソナル身体着用型のセキュリティ装置を着ている場合、前記居住者の動きと前記ドアの前記再開との間の不一致を認定し、前記装置に伝送し、前記居住者に侵入について通知するステップをさらに含んでいてもよい。

上述の方法において、前記データベースは、アイドルタイムで、インターネットから切断され、潜在的な脅威が検出されるか又はリモートリソースが要求されると、前記サーバは、情報のショートバーストのためにインターネットに再接続される。

さらに、本発明は、システムを提供する。該システムは、第１のロック機構を含むドアと、前記第１のロック機構を、解錠位置と施錠位置との間で動かすことができる、少なくとも１つの駆動素子と、前記ドアの閉鎖を検出するように構成された閉鎖検出素子とを備える。前記システムは、前記閉鎖検出素子によって前記ドアの前記閉鎖を検出し、前記閉鎖の第１の所定期間の間前記ドアの前記第１のロック機構を解錠位置に維持し、前記第１の所定期間後、前記駆動素子によって、前記第１のロック機構を施錠位置へ変えるように、構成される。

上述のシステムは、前記ドアの中又は前記ドア上に配置されたカメラと、前記第１のロック機構の施錠から始まる第２の所定期間内、鍵特性による前記第１のロック機構のロック解除を有効にするように構成されたコンピューティング装置とをさらに備えていてもよい。

上述のシステムは、適切なデータ伝送技術によって、データ通信するための手段をさらに備えていてもよい。

上述のシステムにおいて、前記ドアは、第２のロック機構と、前記第２のロック機構を、解錠位置と施錠位置との間で動かすことができる、少なくとも１つの駆動素子とをさらに備えていてもよい。前記駆動素子は、前記第１のロック機構の施錠から始まる第２の所定期間後、前記ドアの前記第２ロック機構を施錠位置に変えるよう構成される。

上述のシステムにおいて、前記駆動素子は、タイマを含む。前記第１の所定時間及び／又は前記第２の所定時間は、前記タイマによって決定される。

上述のシステムにおいて、前記駆動素子は、駆動命令を受信するように構成された接続を含む。

上述のシステムにおいて、前記第１のロック機構は、電子ストライク又は電磁ロックである。

上述のシステムにおいて、前記第２のロック機構は、ボルトロックである。

本発明の第２の例示的実施形態では、ドアセキュリティのための方法が提供される。該方法は、ドア内又はドア近くに設けられたカメラを介して家のドアの前の人間の動きを認識するステップと、ビデオカメラを介してストリーミング映像を生成するステップと、前記家の内部に隠された中央処理サーバに、前記生成されたストリーミング映像を送信するステップと、ドア外の人間が、家主によって肯定的にマークされた友達又は家族のような人間か、又は、否定的にマークされた人間かを評価するために、顔認識目的で前記ストリーミング映像を処理し、幾つかのデータベースをチェックするステップと、サーバに全てのデータを格納するステップとを含む。

第２の実施形態の方法は、前記カメラ又は前記ビデオカメラによって捕捉された、前記家への入室を求める人間の写真を、前記家の居住者の携帯装置に伝送するステップと、前記居住者が、前記人間の前記家への入室許可を確認した場合に、前記ドアを遠隔的に開くステップとをさらに含んでいてもよい。

第２の実施形態の上述の方法は、現時点で建物に入る許可を得た人間の写真を、前記サーバにアップロードするステップと、人間がドアをブザーすると、内部の前記データベースがプロフィール写真との類似性を認識し、プリセット時間条件が満たされた場合、家に入ることを許可するステップと、別の人間又はプリセット時間条件が満たさない場合、アクセスを拒否し、前記居住者に、通知するステップとをさらに含んでいてもよい。

第２の実施形態の上述の方法は、どの写真（スピニット）が認証ソフトウェアを適用するのに最も適しているかを推定するために、顔特徴点の三角測量を用いて、前記処理されたストリーミング映像の複数の画像の中から少なくとも１つの画像を選択するステップと、前記人間又は評価される人間の顔の特徴、性別及び年齢層を捕捉するために、前記少なくとも１つのスピニットに顔認識ソフトウェアを使用するステップとを含んでいてもよい。

第２の実施形態の上述の方法は、数ある特徴の中で特に前記顔認識ソフトウェアから得られた特徴データを比較することによって、前記スピニットを少なくとも１つのデータベースと照合するステップと、外側の人間が、前記居住者によって肯定的にマークされた友達及び家族のような人間、前記居住者によってストーカであるとマークされた人間、又は、治安部隊によって否定的にマークされた人間の何れかである確率を、計算するステップと、その結果を、屋内スクリーン及び／又は前記居住者の携帯装置に提示するステップとをさらに含んでいてもよい。

第２の実施形態の上述の方法において、前記サーバは、アイドルタイムで、インターネットから切断され、潜在的な脅威が検出されるか又はリモートリソースが要求されると、前記サーバは、情報のショートバーストのためにインターネットに再接続される。

本発明は、記憶媒体をさらに提供する。該記憶媒体は、上述の方法を、コンピュータが実行するのに適したコンピュータプログラムコードを含む。

例示的な実施形態において、前記方法は、ドアの閉鎖を検出するステップと、前記閉鎖後、第１の所定期間中、前記ドアの第１のロック機構を解錠位置に維持するステップと、前記第１の所定期間後、前記第１のロック機構を施錠位置に変更するステップとを含む。再入室の時間枠は、ユーザが鍵を忘れたことに気付いた直後に、ユーザが、鍵なしで再入室することを可能にする。別の実施形態では、該方法は、前記第１のロック機構の施錠から始まる第２の所定期間内、鍵特性による前記第１のロック機構のロック解除を有効にするステップをさらに含んでいてもよい。前記鍵特性は、ドアの施錠に対応する通常の鍵ではなく、任意の信号又は装置とし得る。例えば、鍵特性は、ユーザが持ち運ぶＲＦＩＤチップとし、カメラと顔認証ソフトウェアとロック解除機構の使用が許可された人々の顔の特徴のリストを含むデータベースとによって、ドアの前の人間の顔の特徴を確認する、或いは声認識ソフトウェアとロック解除機構の使用が許可された人々の声の特徴のリストを含むデータベースと及び／又は前記鍵特性の組み合わせとによってドアの前の人間の声の特徴を確認することができる。別の実施形態では、前記方法は、前記第１のロック機構が施錠してから始まる第２の所定期間後、前記ドアの第２のロック機構を施錠位置に変更するステップをさらに含んでいてもよい。この第２の時間枠を使用すると、前記ドアは、ユーザからのさらなる作用がなくても、完全に安全に施錠される。

別の実施形態では、前記第１のロック機構は、解錠位置にあるときは両側から前記ドアを開くことを可能にし、施錠位置にあるときは少なくとも１つの側から前記ドアを施錠する。これは、第１の所定期間中、押されて開く又はハンドルによって開く標準的な住宅用のドアにおいて、有用である。

第１のロック機構は、電子ストライク又は電磁ロックであってもよい。本発明の実施形態では、前記第１のロック機構を施錠位置に変更するステップは、代替的に又は追加的に、回転ノブ又はプレスハンドルを含む。これにより、ドアは、第１時間枠を超えれば、このノブ又はハンドルを用いても開けることができない。

別の実施形態では、前記方法は、前記第１のロック機構及び／又は第２のロック機構が、施錠位置へ変わったときに、監視システムへロック信号を送信するステップをさらに含んでいてもよい。この場合、モニタシステムは、後の再調査のためにロック処理を記録し、不規則性を決定することができる。別の実施形態では、前記方法は、前記第１の所定期間中に、前記ドアが再開されたか否かを確認するステップと、前記第２の所定期間中に前記ドアが再開された場合、前記ドアの閉まりを検出した後、前記第１のロック機構を施錠状態に変更するステップとをさらに含んでいてもよい。つまり、ユーザが第１時間枠中にドアを再開し、かつ家へ再入室した場合、ドアは、第１のロック機構を用いて自動的に施錠される。これにより、誰も、外側からドアを開けて中へ進むことはできない。

さらに、本発明は、システムに関するものである。該システムは、第１のロック機構を含むドアと、前記第１のロック機構を、解錠状態と施錠状態との間に動かすことが可能な、少なくとも１つの駆動素子と、前記ドアの閉まりを検出するように構成された閉鎖検出素子とを備える。前記システムは、前記閉鎖検出素子によって前記ドアの前記閉鎖を検出し、前記閉鎖後の第１の所定期間中前記ドアの前記第１のロック機構を解錠位置に維持し、前記第１の所定期間後、前記駆動素子によって、前記第１のロック機構を施錠位置へ変えるように、構成される。

前記ドアは、第２のロック機構と、前記第２のロック機構を、解錠位置と施錠位置との間で動かすことができる、少なくとも１つの駆動素子とをさらに備えていてもよい。前記駆動素子は、前記第１のロック機構の施錠から始まる第２の所定期間後、前記ドアの前記第２ロック機構を施錠位置に変えるよう構成される。第１のロック機構及び第２のロック機構のための駆動素子は、分けてもよいし、１つの素子として組み合わされていてもよい。例示的な実施形態では、前記駆動素子は、タイマを含む。前記第１の所定期間及び第２の所定期間は、前記タイマによって判定される。

代替的に又は追加的に、前記駆動素子は、駆動命令を受信するように構成される接続を含んでいてもよい。

前記ロック機構は、例えば、電子ストライク又は電磁ロックであってもよい。第２のロック機構は、ボルトロックであってもよい。

本発明の一好適な実施形態に係る方法のフローチャートである。 本発明の別の好適な実施形態に係る方法のフローチャートである。 本発明のさらなる別の好適な実施形態に係る方法のフローチャートである。 本発明の別の好適な実施形態に係る方法のフローチャートである。

［方法１−自動ドアロックシステム］
図１は、本発明の一好適な実施形態に係る方法のフローチャートである。本発明に係るドアは、ドアハンドル、ドアノブ及び異なるタイプのドアロックのような、ハードウェアの特徴を備えていてもよい。さらに、ドアは、電子ストライク、電磁ロック、及び、ドアの閉鎖及び施錠位置を検出する多様なタイプのセンサを備えていてもよい。ドアは、通常、ヒンジを備え、スイングオープンするが、２つのドア部分を備え、閉じたとき一方のドア部分が他方のドア部分に施錠されるスライドドアもあることを理解されたい。本発明は、事実上、任意のタイプのドアとともに使用され得る。

ドアユニットは、外側から開かれるドアと、内側から開かれるドアとに区別可能である。この区別は、例えば、ストライク、ラッチ、ハンドル、及び／又は、ノブに接続された、機械式、光学式若しくは電気式センサによって成され得る。センサは、単一又は複数のセンサとして、ドアの要素の何れの箇所に配置され、所定の事象を検出したときに、信号をプロセッサ又は他の装置に送信するようにしてもよい。このようなセンサは、ドアが現在開いているか又は現在閉じているかを検出するため、及びどのロック素子が施錠位置にあるかを検出するために使用してもよい。

本発明の一実施形態によれば、ハンドルが内側から一旦回されると、ドアロックが、鍵を使用することなく、解錠され得るため、人は、速やかに家から出ることができる。ドアが再び元の位置に戻っても、外側のハンドルは、まだ作動可能である。外側にドアハンドルが存在しない場合、ドアを再び押すことができる。従って、鍵を忘れたことに気付いた所有者は、例えば３〜１５秒の所定の時間枠内でドアを再度開くことができ、鍵なしで家へ再び入ることができる。この所定の時間経過後、ハンドルは、もはや外部から作動しない。後述のように、鍵を用いてのみドアを開けることができる。つまり、第１の所定期間後、ドアの第１のロック素子が施錠される。これは、例えば、電子ストライクであってもよく、この場合、電子ストライクは、解錠位置である間はドアを押すことによって再入室を可能にし、所望の時間間隔後に、施錠位置へ電気的に切り替えられる。

時間枠内の再入室後、ドアは、単に、自動的に施錠される；外側からはドアを再開することはできないが、内側からはハンドルによってドアを再開することができる。ドア内のセンサ又はカメラを用いて、例えば、所定の時間枠中に、誰かが再入室したか否かを検出してもよい。

ドアの再開は、ドアが開いてから閉まるまでの前後の短時間のタイムスタンプとビデオシーケンスで、ベータベース（例えば、後述のデータベース１−５）に記録し、処理してもよい。このようなデータベースは、例えばビデオカメラ又は赤外線カメラを用いた顔認識によって、ドアから入った人間が、許可された居住者であるか又は侵入者であるかを判定するために、使用されてもよい。この特定の場合には、第三者がカメラショット外となるドアの近辺に隠れることができ、ドアが開いている時間間隔を利用して、家の中に走り込み、家の中からドアを施錠することができるので、このビデオシーケンスは、通常より長い時間間隔で削除可能又は手動的にのみ削除可能としてマークしてもよい。

人が家に再入室せずに家の中から去った後、例えば１５秒から３分の、さらなる別の時間間隔後に、ドアボルトは完全にロック（機械式ロックにおいて鍵を２度回すような、通常の「ダブルロック」）される。

さらに、家内の監視システム、例えば対応するデータ処理手段と組み合わされた又はドアロックシステムに接続された赤外線カメラ等のカメラ又は他のセンサによって、人々がまだ家の中にいることが示された場合、この機能は中止することができる。

前述の時間期間は、単なる例示であり、適宜変更してもよい。必要に応じて、システムは、ユーザによってドアの再開及び最終的なダブルロックの両方のための適切な期間を設定し得るように、構成してもよい。

プリセット時間間隔を有する２つのロック方法の組み合わせによれば、
・高齢者に頻発しているだけではない鍵の置き忘れ、
・非常に高額になり得る、ドアを開けるサービスを呼ぶ必要性を避けること、及び、
・たとえユーザがドアをロックすることを忘れても、盗難保険の完全なセキュリティを保証すること、
が可能になる。

家主又は居住者は、手動若しくは（標準的なドアの鍵と似ている）電子鍵、ＲＦＩＤチップ又は自分でキーパッドに入力し得るコード番号等の鍵特性を用いて、施錠されたドアを開けることもできる。

鍵が電子的識別情報を担持する場合、又は、家主若しくは居住者がＲＦＩＤチップ若しくは個人に固有のコード番号を使用する場合、システムは、コード又は識別情報と、ドアを開ける人間とが一致するか否か、データベース内で照合することができる。セキュリティユニット、コンシェルジュサービス又は家主若しくは居住者（又は鍵等を使用したことがある人間）は、後者のケースにおいて、スマートフォン又は別の通信装置を介して、接触され得る。

ＲＦＩＤチップは、ユーザの日常の非読書用メガネの上に配置されるのが最もよい。メガネは常に一人だけに使用される。メガネが無いことは、家を出て直ぐに気付く。メガネを忘れた場合、家主又は居住者は、家に直ぐに戻る。

上述のように、彼らが鍵を持たない場合、彼らは、短時間のロック遅延によって簡単に出入りすることができる。身体機能を測定するために、固有のＩＤ番号を持つ、より多くのセンサがＲＦＩＤの使用によって提供される。チップは、代替的に、胸、腕又は手首のような、身体のどこにでも取り付けることができる。本発明の別の実施形態では、本発明に係るダブルロックシステムは、他のドアセキュリティ手段に組み合わされる。例えば、前述したようなカメラシステムを、ドアリーフ、ドアフレーム又はドアの周囲のどこかに組み込んでもよい。

本発明の別の実施形態では、認識ユニットを、家主が日常的に若しくは一時的に身につけるスマートフォン又はスマートウォッチに、埋め込んでもよい。

［方法２−ドアロックセキュリティ］
［操作方法］
図２は、本発明の一好適な実施形態に係る方法のフローチャートである。人間がドアシステムのユーザのフロントドアに近づくと、カメラ又は埋め込み型の動作認識センサは、その動きを識別する。ブザーが押されて家の中でベルが鳴ると、家主又は居住者には、２つの可能な通信手段が提供される。ビデオカメラは、ストリーミング映像を生成する。ストリーミング映像は、その後、家の中に隠された中央処理サーバに無線送信される；ビデオは、外部の人間が、家主によって肯定的にマークされた人間（例えば、友達及び家族）であるか又は否定的にマークされた人間であるかを評価するために、顔認識の目的のために処理されて幾つかのデータベースと照合される。家主及び居住者は、それに応じて行動することができる。全てのデータは、サーバに格納される。

［再入室動作モード］
ＲＦＩＤの鍵特性及び（好適にはローカル）データベース１−内部的肯定−を利用して、ベアラ（所持者）のＲＦＩＤチップ情報は、ドアが開いたときに取得されるビデオシーケンス内の写真の静止画と比較されてもよい。その静止画がデータベース内の写真と一致しない場合、顔認識ソフトウェアが、全ての埋め込み型のデータベースを調べて、一致するものを探す。一致の有無に関わらず、この情報は、予め決められたユニット、例えば、ベアラ及び／又は家主のスマートフォン、又は、リモートコールセンタに送信され、そこで、彼らは写真を比較し、それに応じて、例えば近辺の警察、近所住民による監視又は他の治安部隊に連絡するといった、行動をしてもよい。鍵又は鍵シーケンスは、同様の情報を所持することができ、同じ方法が、他のケースにも同様に適用される。

顔認識ソフトウェアが、システムの再入室モードの使用を許可された人間との一致を発見した場合、ドアは、一般に他の鍵特性を必要とせずに、有効にされてもよい。同じことが、音声認識、個人鍵番号等の他の鍵特性又は指紋認識についても、適用される。

［コンシェルジュ機能］
例えば予定の訪問者が来る、配達がある及び／又は自宅内で行われるサービスがあるが、家主が特定の時間に家を不在にすることを計画する場合、家主は、以下のツールを使用して家の中に入ることを許可する。

第１の変形例では、システムは、家に入ることを求める人間の写真を、ドアを遠隔で開けることができる家主又は居住者の、スマートフォン、スマートウォッチ、又は、写真表示可能なディスプレイを有する他のウェアバブル端末といった、携帯機器に伝送する。

別の変形例では、例えば、家主又は居住者が特定の時間内に到達することができない場合、又は、予め決められた時間間隔に家の中にゲストがいる場合、家主又は居住者は、特定の時間及び／又は特定の時間枠に、人が家に入ることを可能にすることができる。この場合、家主又は居住者は、建物に入ると予測される人の写真（例えば、従業者、管理人のプロフィール写真）を、内部の肯定的データベース１にアップロードする。人がドアをブザーすると、内部のデータベースは、プロフィール写真との類似性を認識し、所与のプリセット時間制限が満たされれば、家に入ることを許可する；別の人である場合又はプリセット時間制限が満たされない場合、立ち入りは拒否され、家主又は居住者に、上述のようにして、通知される。

ドアが開いている間、動きが記録かつ格納され、これにより、システムが安全化される。さらに、認識ソフトウェアが、建物に入ることが許可されたよりも多数の人を確認した場合、アラームをサービス会社、警察、他のセキュリティユニット及び／又は家主若しくは居住者に発信し得る。

［居住者用のコンシェルジュ機能］
家主又は居住者が自身を閉め出した場合、彼は、上述のように、例えばキーパッド及び自身の個人セキュリティコードを使用することによって又はリモートコールセンサ（コンシェルジュ機能があれば）又は近所住民の監視がベアラに気がつくようにブザーを特定の方法で押すことによって、家へ再び入ることができる。このとき、彼の顔及び／又は声は、データベースに保存された情報と比較されてもよい。受信者は、それに応じ、ドアを開けるか、又はさらなるセキュリティの質問を行ってもよい。

［遠隔ドア閉鎖］
ある理由によって長い時間ドアが開いたままである場合、警告信号を居住者及び／又はコンシェルジュサービスに送信することができ、このとき居住者又はコンシェルジュサービスはドアを閉めるためにドアの電子的機構（防火に広く使用されている）を遠隔的に起動することができる。例えば重量物又はドアストッパーによって、ドアが手動でロックされているとみなされる場合、潜在的な問題について情報を家主及び／又は居住者、及び／又は、治安部隊／警察に、送信することができる。家主又は家主の家族が家から閉め出されないようにするために、最後のビデオシーケンスを、このような対策の実行前に、確認することができる。

［窃盗の場合の内側のドアロック］
ドアの埋め込み型ビデオカメラ及び／又は後述の屋内動作監視システムによって、窃盗犯が建物の内側で検出された場合、ドアを、リモートセンタ、セキュリティユニット、警察又はスマートフォンを介した所有者によって、電子的に施錠することができる。これにより、内側からドアを開けることが不可能になる。内側からのドアの施錠は、居住者が標準的な方法によって家を出ることが出来なくなり、火事のようなケースでは、非常に危険な実施となる。そのため、このオプションは十分な注意を払って行う必要があり、特に窃盗犯を建物内にとどめるだけで、火事が検出された場合、又は、明らかに窃盗犯ではない人間が建物内に入る場合、可能な限り直ぐに、解除する必要がある。

外側からドアを開くことは、窃盗ロックの進行中、用心していない居住者には不可能である。

窓が解錠されてなく、窃盗犯が、窓を開けて窓から家を出ることが可能である場合であっても、フロントドアの施錠は、大きな品物を持ち去ろうとする試みを妨害する。なぜなら、大きな品物は開いたドアから運び出すよりも、窓から持ち出す方が困難であるためである。

［ハードウェアの説明］
次の説明は、単なる例示であり、本発明を限定するものと解釈すべきではない。ここに記述される様々な部品は、当業者に容易に理解されるように、任意に組み合わせても、省略してもよい。本発明全体は、リモートサーバＤ１と、
・システムへのアクセスが許可されていない人間による改ざん、
・収集された証拠の破壊、及び、
・家の居住者の完璧な保護のために要求される操作方法のシャットダウン、
を防ぐために、建物内の離れた場所に隠された又は容易には開けられない安全な領域に隠された／施錠された機器とを必要とする方法を、中心とするものである。
エントリドアセキュリティモジュール及びルームセセキュリティモジュールの両方は、−好適には無線によって−サーバＤ１に接続される。

［エントリドアの監視］
Ａ）家の外側のドアにて
ドアＢの外側から見て、次のアイテムが本発明において使用されてもよい。

１）カメラ
ビデオカメラ（Ａ１−２）は、外部ドアに度々用いられる覗き穴（Ａ１−１）に、独立ユニットとして取り付けられるか、又は（家主又は居住者に覗き穴を通して直接見ることを可能にする）鏡を利用して取り付けられる。外側からはカメラだけが存在するのか、又は、覗き穴を通して直接見ることができるカメラが存在するのか、又は、代わりに内側にモニタスクリーン（Ｃ３−１）のみ使用しているのか、識別することは不可能である。

本発明の代替的な実施形態では、カメラは、外観上、カメラと識別できないように設置されるか、又は、カメラと明確に識別できるように設置される。

２）動作認識
カメラＡ１−２は、スタンバイ状態にすることができ、ドアの外側の動作を監視し続けることができる。本発明の代替的な実施形態では、赤外線又は音声認識とともに広く使用されている動作認識センサ（Ａ２）を使用することができる。

３）鍵穴、キーパッド、ＲＦＩＤセンサ
ドアロックの近くに、通常の鍵（Ａ３−１ｂ）又は電子的鍵（Ａ３−１ｃ）用の鍵穴（Ａ３−１ａ）、場合によってはキーパッド（Ａ３−２）、場合によってはＲＦＩＤセンサ（Ａ３−３）、及び、場合によってはさらに、必ずではないが、ドアハンドル（Ａ３−４）が存在する。

４）ブザー、マイクロフォン、拡声器
ブザー（Ａ４−１）、マイクロフォン（Ａ４−２）、拡声器（Ａ４−３）及び場合によってはＬＥＤ（Ａ４−４）が：
・システムの機能性
・動きが検出され、記録された事実、及び／又は、
・マイクロフォン及び拡声器システムの使用、
を見せるために使用される。

５）警告信号
一部の地域では、動きを格納し記録するという警告信号（Ａ５）を与えるよう法律的に命令される可能性がある。

６）夜間照明
場合によっては夜間の視認性を補助する照明（Ａ６）がある。

７）建物の内側のユニットへの接続
家の内側のドアのユニット（Ｃ）への無線接続及び／又は有線接続（Ａ７）がある。ここでは及び以下の説明では、「ユニット」という単語は、位置又は領域を共有する複数の部品を備えるサブシステムを指す。

８）第２のカメラ
場合によっては、第２のカメラ（Ａ８）が、ドアの周囲を確認するために、ドアの上方又は側面に配置される。第２のカメラ（Ａ８）は、家（Ｃ）のドアの内側のユニット及び／又はリモートサーバ及び／又は家の内部のコンピューティングユニット（Ｄ１）に、無線接続又は有線接続される。

Ｂ）ドアの内側
ドアＢには次のアイテムを実装してもよい。

１）ロック機構
ロック機構（Ｂ１）、これは一般的に、簡単なダブルロックボルトと、ロックとともに使用され、永久的に、解錠又は施錠され得る。

２）動作センサ
場合によっては、ドアを開けようとする試みを認識する動作センサ（Ｂ２）。

３）充電式バッテリ
家の内部のユニット（Ｃ）からのみ再充電することができ、それ以外はアクセス不可能な充電式バッテリ（Ｂ３）。

４）建物内のユニットへの有線接続又は無線接続
家の内側のユニット（Ｃ）及び／又は家の内側のリモートサーバ（Ｄ１）への無線接続及び／又は有線接続（Ｂ４）。

５）窃盗犯の場合におけるダブルロック解除ユニット
窃盗犯の場合、機械式解除（Ｂ５）によって、ダブルロックは内側からドアを開けることができないがが、火災が検出されるか又はバッテリユニット（Ｃ２）が完全に機能停止する寸前になると、直ぐに解除できるようになっている。

６）防火ドア施錠ユニット
場合によっては、ドアを開いた位置で固定することができるが、火災又はバッテリが機能停止する場合、電気信号によって、直ぐにドアを閉じることができる防火ドア閉ユニット（Ｂ６）が存在する。

Ｃ）建物の内側のドアにて
家の内側から見て、本発明では、次のアイテム及び装置を実装してもよい。

１）ハンドル、鍵穴、ドアロック解除ノブ
ハンドル及び／又は回転ノブ（Ｃ１−１）、場合によっては標準的な鍵Ｃ１−４用の鍵穴（Ｃ１−２）、ドアロック解除ノブ（Ｃ１−３）である。

２）バッテリ
再充電可能なバッテリ（Ｃ２−１）、好適には、この再充電バッテリが外されるか、機能停止しても落ちても、特定の期間、システムの機能を補償し続ける別の再充電可能なバッテリ（Ｃ２−２）を備えてもよい。

３）モニタ、覗き穴、タッチスクリーン又はタッチパッド
モニタスクリーン（Ｃ３−１）、覗き穴（Ｃ３−２）が有っても無くてもよく、タッチスクリーン面（Ｃ３−３）若しくはタッチパッド（Ｃ３−４）、又は、モニタ近くに少なくとも３つのスイッチ（Ｃ３−５）を有する。

４）マイクロフォン、拡声器
マイクロフォン（Ｃ４−１）、拡声器（Ｃ４−２）、通話スイッチ（Ｃ４−３）、これらは、代替的に、タッチスクリーン面（Ｃ３−３）又はタッチパッド（Ｃ３−４）に組み込んでもよい。

５）サーバへの無線又は有線接続
家の内側のリモートサーバ（Ｄ１）への無線接続及び／又は有線接続（Ｃ５）。

Ｄ）建物の内部に隠されたハードウェア
収集したデータを悪意ある人が容易に除去できないようにすることを確実にするために、好ましくは、家に精通していなければ見つけることが困難な、隠された位置に配置されたサーバＤ１。本発明のあまり好ましくない別の実施形態では、サーバは、例えば保護会社のサーバルームのような、建物の外側に格納してもよい。

１）サーバ及び／又はコンピューティングユニット
サーバ（Ｄ１）は、好適には、上述のユニット（Ｃ）に無線接続され、場合によっては、ユニット（Ａ）及びユニット（Ｂ）に無線接続される。外部接続は、好適には、次の３つの手段によって確立される：
・（Ｄ１ａ）標準的なインターネット接続
・（Ｄ１ｂ）標準的な固定電話接続
・（Ｄ１ｃ）サーバ（Ｄ１）又は格納ユニット（Ｄ２）内に隠され、かつサーバ（Ｄ１）及び格納ユニット（Ｄ２）を壊すことなく取り出すことができない、携帯電話ユニット。

２）データ格納ユニット
全てのビデオ、写真及びオーディオファイルと、データベース（Ｄ４）及びタイムスタンプとが収集されて格納されるデータ格納ユニット（Ｄ２）。

３）電源接続及びバッテリ
電源ソケット接続（Ｄ３）及び再充電可能なバッテリ（Ｄ４）、それらはサーバ（Ｄ１）の内部に隠されており、簡単に取り外すことができない。

Ｅ）データベース
データ格納ユニット（Ｄ２）には、５つまでのデータベースが存在し、それらは、顔認識及び音声認識のために継続的に使用される。

［データベース１−内部的肯定］
データベース１−内部的肯定（ＤＢ１）には、家主、家族のメンバ及び家に入ることが許可されたスタッフの、顔及び声が格納される；それらは、家主によって、変更、削除及び／又はアップデートされ得る。

［データベース２−内部的否定］
データベース２−内部的否定（ＤＢ２）には、家主又は居住者によって、家に入ることが概して拒否された人間の顔及び潜在的な声が格納される；それらは、警察又は他の人間の同意なしに、家主又は居住者によって、変更、削除及び／又はアップデートされ得る。しかしながら、ストーカ又は不法侵入が容認されないと正式に通知された人間の場合には、警察、近所住民による監視、コンシェルジュサービス、居住者によって予め決められた家族及び近隣の友人等の団体又はグループ（以後、「既定のバックアップネットワーク」と称する）に周囲で犯罪が起きた直後に通知されるように管理することができる。

［データベース３−地域］
データベース３−地域（ＤＢ３）には、地元警察又は別の団体が、その地域で特定の時間に「働く」ことが知られている容疑者又は有罪判決を受けた人の顔及び場合によっては声をアップデートすることができる。これは、例えば彼らが近所又は市内で詐欺等の犯罪を試みている間に目撃された場合又は本明細書で説明されるツールによって撮影された場合に行うことができる。

［データベース４−全国］
データベース４−全国（ＤＢ４）には、警察又は別の団体が、警察によって指名手配されている人間及び／又は国で有罪判決を受けた人間の顔及び場合によっては声をアップデートすることができる；これは、武装強盗、レイプ及び児童虐待等であってもよい。一般的には、彼らは、家に入ることが許可されない。

［データベース５−全世界］
データベース５−全世界（ＤＢ５）には、警察又は別の団体が、非常に重大であるとみなされる犯罪で有罪判決を受けた人間の顔及び場合によっては声をアップデートすることができる。彼らは、一般的には、疑うことを知らない人々の家に入ることを許可すべきではない。例えば、国境を簡単に超えることができると知られている、データベース４（ＤＢ４）内の逃亡者又は別の極端に野蛮な犯罪者の場合、素早い警察の行動が要求される。

家主又は居住者は、データベース３〜５の使用を自由に止めること又はサーバＤ１によって与えられる選択を自由に無効にすることができる。

［機能性：居住者ユーザとドアの外の任意の人との間の通信−代替例１：ユーザはドアの後ろにいる］
人がドアブザーＡ４−１を押すと、ホームシステム又は家中の人Ｒは、標準的な通信装置を用いて、外の人Ｖと通信することができる。

［機能性：ユーザとドアの外の人との間の通信−代替例２：ユーザは建物の中にいない］
家主又は居住者Ｒが不在である場合、通信は、隠してあるサーバを介して、指定されたスマートフォン又は他の通信装置に伝送され得る。これにより、家主又は居住者は、ドアの前の人間Ｖを見て会話することができる。この通信は、規定に従い、コンシェルジュサーバに転送されてもよい。

［機能性：ビデオシーケンスのトリガとしての動作検出］
スタンバイモードである、動作認識センサＡ２及び／又はカメラＡ１−２が、ドアの前の動きを認識すると、カメラＡ１−２は、動きのシーケンス撮影を開始する。

［ソフトウェア］
Ａ）ソフトウェア−動作検出及び顔認識
図３及び図４は、本発明の別の好適な実施形態に係る方法のフローチャートである。図３及び図４は、動作検出のケースを示し、ドアの前の動きのビデオが処理サーバＤ１を経て中央サーバＤ２に転送され、サーバＤ１は、動作認識ソフトウェアを使用して少なくとも一人の人間Ｖ（Ｖ１，２，…，ｎ）の存在を検出する。

（例えば、風が木に吹いていたり又は動物が走っていたりすることによって）人間Ｖではない動作が検出された場合、撮影部分は、削除可能としてマークし、特定の間隔で自動的に又は手動で削除し得る。

［写真スニペット処理］
ドアに近づく少なくとも一人の人間Ｖが検出され、Ｖが最後にブザースイッチを押した場合、数ある中で特に、目と鼻の先端及び目と下唇の中央との間の三角形及び鼻の先端と口の左右の角との間の三角形を比較することによって、標準的な顔認証ソフトウェアへ適用するのに最も有用な静止スニペットが検出される。同様に、処理サーバＤ１は、三角測量ソフトウェア又は別の基本的な顔認識アルゴリズムを使用し、最良の顔認識目的で静止画を検査して標準的な顔認識ソフトウェアへ適用するのに最も有用な静止スニペットを検出することができる。

次の工程では、顔認識ソフトウェアが、人間又は評価する人間の、顔の特徴、性別及び年齢層を捕捉するために使用される。顔認識方法の詳細自体は、当該技術分野にて周知であり、実際のニーズに従い、使用してもよく、組み合わせてもよい。

顔は、前記５つのデータベースＤＢ１〜ＤＢ５まで比較される。

選択された最も良い写真スニペットは、数ある特徴の中で特に、目と鼻の先端の間及び目と下唇の中央との間の三角形及び鼻の先端と口の左右の角との間の三角形を比較することによって、５つのデータベースを調べ、少なくとも一人又は一人以上の性別及び年齢層を評価する。さらに、標準的な顔認識ソフトウェアの使用によって、外の人間が家主によって肯定的にマークされたデータベース１−内部的肯定（ＤＢ１）内の人間（例えば、友達及び家族）、外の人間が家主によってマークされたデータベース２−内部的否定（ＤＢ２）内の人間（例えば、ストーカ）、又は、外の人間が治安部隊によって否定的にマークされたＤＢ３，ＤＢ４及び／又はＤＢ５内の人間の何れかである可能性を計算する。この逐次方法は、ここでは「写真スピニット処理」と称する。

結果は、ドアの内側のユニットに転送され、モニタ及び／又はスマートフォン、タブレット、ＴＶ等のようなスマートデバイスに提示される。その後、中にいる家主又は居住者には、スクリーン上に幾つかの選択肢が提示される；代替的に、情報が、家主のスマートフォン又は別の通信装置に転送され、外の人間が誰であるかの評価と、データベースに格納された写真と比較して取得された写真スペニットとが示される；家主は、選択を受け入れ、それに応じて操作することができる。

居住者Ｒに示され得る結果は、以下の通りである。

［データベース１ 一致］
データベース１における一致：外で取得された写真；データベース１−内部的肯定−内にて一致する可能性があるとのメモ及び名前と、格納データベース内からの写真及び名前；この場合、ユーザ居住者Ｒは、これは正しいか、間違いか又は不明確かを問われ、タッチスクリーン及び／又は自身の声（音声認識を介して）で又はモニタのスイッチを使用して、自身の評価を行うことができる。

・選択が「正しい」である場合、システムの向上のために、この新しい写真をデータベースに加えることができる。
・選択が「間違い」である場合、将来の確率計算を減らすために、ソフトウェア内に類似性が存在するとのメモが生成される。
・選択が「不明確」である場合、２つの写真は、後の利用のために、家主が後で再度問い合わせ、その人のアイデンティティを彼自身で確認するまで、又は、ドアで別の選択が成されるまでリ、モートサーバに格納されたままにする。

「間違い」又は「不明確」のケースでは、より多くの選択肢が示される。

［データベース２ 一致］
データベース２−内部的否定−において一致がある場合、以下が示される。

外で取得された写真；データベース２−内部的否定−内の人間との一致の可能性があるとのメモと、格納データベース内からの写真及び名前；この場合、ユーザは、これは正しいか、間違いか又は不明確かを問われ、タッチスクリーン又は自身の声で又はモニタの近くのスイッチを用いて、自身の評価を行うことができる。

・選択が「正しい」である場合、システムの向上のために、この新しい写真をデータベースに加えることができる。
・選択が「間違い」である場合、将来の確率計算を減らすために、ソフトウェア内に類似性が存在するとのメモが生成される。
・選択が「不明確」である場合、２つの写真は、後の利用のために、家主が後で再度問合せ、その人のアイデンティティを彼自身で確認するまで、又は、ドアで別の選択が成されるまで、リモートサーバに格納されたままにする。

選択が「正しい」である場合、ユーザは、次のオプションから一以上を選択する。
１．とりあえず、中へ入れる？
２．事前に録音されたメッセージを流す？
３．何もせず、まだ入ることを許可しない？
４．メッセージを残して、後で連絡する方法を尋ねる？
５．１と同様にし、さらに、自警団、警察及び／又は既定のバックアップセキュリティネットワークにコールする？

［データベース３，４及び／又は５ 一致］
同様の方法が、データベースＤＢ３，４，５についても使用される。居住者Ｒに、「潜在的に危険な人間」としてＶを示す選択が提示され、さらに居住者Ｒが、写真の静止画とデータベース３，４又は５内の写真との間の納得のいく比較を見出した場合、Ｒは、「正しい」ボタンを押すことができ、この情報を共有することを選択することができる；サーバＤ１は、ビデオシーケンス、比較に使用した静止画又は潜在的な全ての静止画と、Ｒの指定に応じたデータベース内の写真とを、通信リンクを介して、評価の目的で既定のバックアップセキュリティネットワークのリモートセンサＣＣに送信するか、又は、警察Ｐ又は自警団のような地方自治体に直ぐに送信する。その後、地方自治体は、自身の評価に応じて、その人間の経歴調査が進んでいることをその人間に悟られることなく、その人間をチェック及び／又は合理的な理由があれば逮捕するために、男性をその地域に移動させることができる。

Ｂ）ドアＢが開く度にその全ての場合に、入室が記録される。人間の入室は、タイムスタンプによって記録される；人間が建物に入る間、ビデオカメラは、後述の目的のために彼の入室を撮影し続け、リモートサーバにそれを流す。全てのメディアシーケンス及び情報が、現在時刻で、リモートサーバの格納ユニットに格納される。

ユーザ居住者Ｒが、人間の入場を許可し、詐欺師又は強盗の犠牲者になった場合、ビデオシーケンス及び写真は、後での犯人の発見及び捜査のために、地方自治体に与えるために使用され得る。地方自治体は、システムの全地域のデータベースを更新すると決定してもよい。同じ人間は、よく似た地域及びファッションで、再び犯行を犯す可能性が高いので、警察は、その人間から取得した写真を利用して、同僚の部署に通知することができ、これにより、犯人の現在の容姿及び着衣の手がかりを与える。

Ｃ）音声認識
顔認識が高い確率評価で成功した場合、音声認識を、発見された結果をダブルチェックするために使用することができる。

Ｄ）家を出たときのドアロック機能
ａ）ショートロックディレイ
前述のように、ドアユニットは、外側から開けられるドアと、内側から開けられるドアとに区別することができる。ハンドルＣ１−１が内側から一度回されると、ドアロックＢ１は、鍵を使用することなく開くため、だれでも家から速やかに出ることができる。ドアが再び元の位置に戻っても、外側のハンドルは、まだ作動可能である。外側にドアハンドルが存在しない場合、ドアを再び押すことができるため、鍵を忘れたことに気付いた所有者は、例えば３〜１５秒の所定の時間枠内でドアを再度開くことができ、鍵なしで家へ再度入ることができる。

所定の時間経過後、外側のハンドルは、もはや作動しない。後述のように、鍵を用いてのみドアを開けることができる。

時間枠内の再入室後、ドアは、単に、自動的にロックされる。なお、外側からはドアを再開することはできないが、内側からはハンドルによってドアを再開することができる。

ドアの再開は、タイムスタンプと、ドアが開いて閉まるまでの短い時間のビデオシーケンスとによって、データベース１〜５に記録され処理される。この特定の場合には、第三者がカメラショット外となるドアの近辺に隠れることができ、ドアが開いている時間間隔を利用して、家の中に走り込み、家の中からドアを施錠することができるので、そのビデオシーケンスは通常よりも長い時間間隔で削除可能であるとしても又は手動でのみ削除可能であるとしてもよい。

居住者Ｒが、同権利者によるPCT EP 2014 055495及びPCT EP 1679 671 A1に記載されるような、パーソナル身体着用型のセキュリティ装置（これは、特に自分の動きを測定する）を着ている場合、自分の動きとドアの新たな開放との間の不一致を認定し、装置に伝送することができるので、Ｒは、侵入についての通知を受けることができる。

ｂ）ダブルロック間隔
人間が家に再び入らずに家から出て行った後、例えば１５秒から３分の、さらなる別の時間間隔後に、ドアボルトは、完全にロック（機械式ロックにおいて鍵を２度回すような、通常の「ダブルロック」）する。

本発明に係る完全なシステムは、人々がまだ家の中にいることを確証した場合、この機能は、事前設定に従い、中止され得る。

２つのロック方法の組み合わせによれば、
・高齢者に頻発しているだけではない、鍵の置き忘れ、
・非常に高額になり得る、ドアの開錠サービスを呼ぶ必要性を避けること、及び、
・たとえユーザがドアをロックすることを忘れても、盗難保険の完全な安全を保証すること、
が可能になる。

［機能性（ソフトウェア）：データベースのアップデート］
図３は、侵入にほぼ成功したとき又は家の内部で犯罪を実行したときに、悪人が警察によって発見されたときに、撮影シーケンス及び写真の静止画を、（家主又は居住者の同意によって）隠された格納ユニットから収集することができるという上述の場合に関連する。その情報で、地域データベースを、警察Ｐ、治安部隊及び／又はリモート処理センタがクラウド又はインターネット上の標準的なアップデートソフトウェアシステムを用いて、即座にアップデートすることができる。

犯罪の重要度に応じて、全国データサーバ又は全世界データサーバを更新することを選択することができる。

特に、その人を最後に見た時間及び場所に関してデータベースをアップデータすることは、有用である；人間が信じられないほど大きい距離を移動することは不可能である（言ってみればＵＳＡの東海岸から西海岸までを１時間で行くのは不可能である）。そのため、特定の時間枠内での目撃の確率が減少し、誤報の可能性を低減する。

［機能性：ロックシーケンス］
家主又は居住者は、手動鍵又は電子鍵、ＲＦＩＤチップ又はキーパッドに入力可能なコード番号を使用して、施錠されたドアを開くことができる。

鍵が電子識別子を有する場合、又は、家主若しくは居住者がＲＦＩＤチップ又は個人に固有のコード番号を使用する場合、システムは、ドアをコード又は識別子と、開ける人間とが一致するか否か、データベース内を照合することができる。後者の場合には、セキュリティユニット、コンシェルジュサービス又は家主若しくは居住者（又は鍵等を使用したことがある人間）は、スマートフォン又は別の通信装置を介して、連絡され得る。

ＲＦＩＤチップは、ユーザの日常の非読書用メガネの上に配置されるのが好ましい。メガネは常に一人だけに使用される。メガネが無いことは、家を出て直ぐに気付く。メガネを忘れた場合、家主又は居住者は、家に直ぐに戻る。上述のように、彼らが鍵を持たない場合、彼らは、ショートロックディレイによって簡単にアクセスすることができる。身体機能を測定するＲＦＩＤの使用によって、固有のＩＤ番号を持つ、より多くのセンサが提供され、そのチップは、代替的に、胸、腕又は手首のような、身体のどこにでも取り付けることができる。

［ソフトウェア：リモートシステムとＶＰＮ接続］
家主又は居住者が家にいない場合、ドアからの任意の情報を、（好適には）安全なＶＰＮ接続を使用して、スマートフォン又は別の通信装置に、遠隔的に伝送することができる。これは、彼らがその場に存在しているかのように行動することを可能にし、ドアを遠隔的に開けること及び人間と話すことを含む。物理的に存在していない間に居住者がドアを開けた場合、家の中に取り付けられた後述の内部ツールを備えることが特に重要になる。

［ソフトウェア：コンシェルジュシステム］
標準的なコンシェルジュ機能では、第三者である「コンシェルジュ」ＣＣは、コールセンタと類似するリモートエンティティであり、これは、全てのドア情報を隠されたリモートサーバを経て直接転送することができ、さらに、入室要求の正当性を確保した後にドアを遠隔的に開けることができる。後者は、家主又は居住者により残された指示に応じる。例えば、コンシェルジュサーバに残された指示は、「毎週水曜日に、花が家に配達される」を含んでいてもよい。ＩＤ又は運搬者の顔をチェックした後、家主又は居住者が家にいない場合又は居住者が遠く離れていて到達できない場合、ドアを遠隔的に開けることができる。

［ソフトウェア：接続の安全性］
外部セキュリティを保証するために、隠されたサーバは、アイドルタイムにインターネットから切断される。但し、潜在的な脅威が検出されるか又はリモートリソースが要求されると、リモートサーバは、情報のショートバーストのためにインターネットに再接続される。

［ハードウェア：低機能ユニットとフェイク］
泥棒、詐欺師又は他の悪人は、「監視及び顔認識進行中」と言うサインを読み取っても、監視が実際に実行されているか否かを知ることはできず、どの程度の対応が外部と確立されているかを知ることはできない。外部からは、彼又は彼女は、標準的な覗き穴及び警告サインを見ることができるだけである。システムは、犯罪の実行直前又は実行中に、犯罪者を捕まえようとはしないで、犯罪後に捕まえようとする。これは、格納された彼の特徴を用い、さらに最後に知られた彼の位置を立証して、後で彼又は彼女を逮捕する可能性を高める。従って、次の可能性がある。
・システムは前から悪人を認識しているとともに、セキュリティユニット又は地元警察に通知されているので、家への侵入は、たとえ彼又は彼女が入場を許可されていても、彼の逮捕につながる。
・犯行は後で発覚するが、彼の所在及び現在のルックスが、近場で類似の犯罪を実行する彼を見つけ出すために利用されるか、又は、犯罪が発覚したか否かを彼又は彼女が知り得ない間に、ある地域にいる彼又は彼女についての情報を通知された地元警察が彼を見つけ出すために利用される。
・犯行が監視され、格納される。これにより、人間がドア（又は窓）をから家に侵入したときに顔が認識可能になる。さらに、家内の犯行が、監視され、悪人がアクセスできない場所に格納されるが、その格納情報は、犯罪が発見されれば、家主の同意の下に、容易に使用可能である。

従って、悪人とって、発見可能という、より不快な生活状態を生成するために、より低機能のユニットを製造し販売することができる。これらのユニットは、必ずしもリモートサーバへの接続機能を持たず；内部記憶装置を有するがモニタなしのカメラのみ又はリモート記憶装置への無線接続機能を備えるが、顔認識ソフトウェア又は声認識ソフトウェアを備えないカメラを有する。犯罪が家の内部で実行された場合、格納されたデータを、手動で取り出し、地方自治体に手渡すことができ、さらに、悪人を見つけ出すために及び／又は他のユーザのデータベースをアップデートするために、使用することができる。

ワーキングユニットのコストの一部の代わりにモニタを備えない最も簡単な形式のフェイクユニットが採用される。それらは、システムの外観だけを与えるため、悪人は、それが低機能ワーキングモデルであるか又はフェイクであるか確信することができない。フェイクユニットは、より少ない費用で詐欺及びその他の犯罪から自身をより良く保護するシステムである；犯罪者は、侵入する前、すべてのドアをダブルチェックしなければならない。犯罪者は、外からの侵入直後に、違いを見つけることはできない。これは、標準的な犯罪生活をより困難にする地域社会の取り組みである。

［方法３：窓セキュリティモジュール］
窓パネル又は窓枠に配置する窓セキュリティモジュールは、侵入者が窓を開ける前に又は侵入者が既に開いている窓からよじ登って侵入する前に、侵入者を認識するように設計される。

このモジュールは、ルーム監視ユニットＥ１とドア監視ユニットの混成であるが、それらのいくつかのモジュールは含まない。

窓の前にいる人間が検出されると、写真の静止画スニペットチェックが実行される。人間がデータベース１（内部的肯定）である場合、アラームの必要はない；そうでない場合、情報が、セキュリティセンタ、又は、家主又は居住者のスマートフォン及び／又は通信装置に、送信される。同時に、スピニットシステムのセットアップが実行され、写真及びビデオシーケンスから開始し、侵入前の潜在的な疑わしい行動が示される。

隣接するルームが、取り付けられたルーム監視ユニットを備えている場合、サービスセンタは、そのルームを覗き込み、侵入者と話すことができる。

［ハードウェア］
ハードウェアは、上述したエントリドアセキュリティモジュールとルームセキュリティモジュールの組み合わせで構成されるが、次のアイテムは備えない。
マイクロフォンＥ２，Ａ４−２
モニタＥ５−２
拡声器Ｅ５−１／Ａ４−３
キーパッド、タッチスクリーン又はＲＦＩＤセンサＥ６−１，Ｅ６−２，Ｅ６−３／Ａ３−1ａ〜ｃ，Ａ３−２，Ａ３−３
ブザーＡ４−１
ドア内部機構Ｂ１
無線通信Ｅ９

家の内側のユニットからは、ハンドルＣ１−１／Ａ３−４だけが使用されない。

次は、場合によっては使用されるものである：
赤外線カメラＥ３
アラームスイッチＥ８（これにより、ユーザは、外側から窓まで走り、アラームスイッチを押すことによって、セキュリティセンタＣＣ、家主又は居住者Ｒ又は警察Ｐに通知することができる）
ダブルロック機構Ｂ５
防火ドア閉鎖機構Ｂ６

［ハードウェアの説明］
次の説明は、単なる例示であり、本発明を限定するものと解釈すべきではない。ここに記述される様々な部品は、当業者に容易に理解されるように、任意に組み合わせても、省略してもよい。本発明全体は、リモートサーバと、
・システムへのアクセスが許可されていない人間による改ざん、
・収集された証拠の破壊、及び、
・家の居住者の完璧な保護のために要求される操作方法のシャットダウン、
を防ぐために、建物内の離れた場所に隠された又は容易には開けられない安全な領域に隠された／施錠された機器とを必要とする方法を、中心とするものである。
エントリドアセキュリティモジュール及びルームセセキュリティモジュールの両方は、−好適には無線によって−サーバＤ１に接続される。

１）カメラ
ビデオカメラは、外部ドアに度々用いられる覗き穴に、独立ユニットとして取り付けられるか、又は（家主又は居住者に覗き穴を通して直接見ることを可能にする）鏡を利用して取り付けられる。外側からはカメラだけが存在するのか、又は、覗き穴を通して直接見ることができるカメラが存在するのか、又は、代わりに内側にモニタスクリーンのみ使用しているのか、識別することは不可能である。

２）動作認識
カメラは、スタンバイ状態にすることができ、ドアの外側の動作を監視し続けることができる。本発明の代替的な実施形態では、赤外線又は音声認識とともに広く使用されている動作認識センサを使用することができる。

３）鍵穴、キーパッド、ＲＦＩＤセンサ
ドアロックの近くに、通常の鍵又は電子的鍵用の鍵穴、場合によってはキーパッド、場合によってはＲＦＩＤセンサ、及び、場合によってはさらに、必ずではないが、ドアハンドルが存在する。

４）ブザー、マイクロフォン、拡声器
ブザー、マイクロフォン、拡声器及び場合によってはＬＥＤが：
・システムの機能性
・動きが検出され、記録された事実、及び／又は、
・マイクロフォン及び拡声器システムの使用、
を見せるために使用される。

５）警告信号
一部の地域では、動きを格納し記録するという警告信号を与えるよう法律的に命令される可能性がある。

６）夜間照明
場合によっては夜間の視認性を補助する照明がある。

７）建物の内側のユニットへの接続
家の内側のドアのユニットへの無線接続及び／又は有線接続がある。ここでは及び以下の説明では、「ユニット」という単語は、位置又は領域を共有する複数の部品を備えるサブシステムを指す。

８）第２のカメラ
場合によっては、第２のカメラが、ドアの周囲を確認するために、ドアの上方又は側面に配置される。第２のカメラは、家のドアの内側のユニット及び／又はリモートサーバ及び／又は家の内部のコンピューティングユニットに、無線接続又は有線接続される。

１）ロック機構
ロック機構、これは一般的に、簡単なダブルロックボルトと、ロックとともに使用され、永久的に、解錠又は施錠され得る。

２）動作センサ
場合によっては、ドアを開けようとする試みを認識する動作センサ。

３）充電式バッテリ
家の内部のユニットからのみ再充電することができ、それ以外はアクセス不可能な充電式バッテリ。

４）建物内のユニットへの有線接続又は無線接続
家の内側のユニット及び／又は家の内側のリモートサーバへの無線接続及び／又は有線接続。

５）窃盗犯の場合におけるダブルロック解除ユニット
窃盗犯の場合、機械式解除によって、ダブルロックは内側からドアを開けることができないがが、火災が検出されるか又はバッテリユニットが完全に機能停止する寸前になると、直ぐに解除できるようになっている。

６）防火ドア施錠ユニット
場合によっては、ドアを開いた位置で固定することができるが、火災又はバッテリが機能停止する場合、電気信号によって、直ぐにドアを閉じることができる防火ドア閉ユニットが存在する。

１）ハンドル、鍵穴、ドアロック解除ノブ
ハンドル及び／又は回転ノブ、場合によっては標準的な鍵用の鍵穴、ドアロック解除ノブである。

２）バッテリ
再充電可能なバッテリ、好適には、この再充電バッテリが外されるか、機能停止しても落ちても、特定の期間、システムの機能を補償し続ける別の再充電可能なバッテリを備えてもよい。

３）モニタ、覗き穴、タッチスクリーン又はタッチパッド
モニタスクリーン、覗き穴が有っても無くてもよく、タッチスクリーン面若しくはタッチパッド、又は、モニタ近くに少なくとも３つのスイッチを有する。

４）マイクロフォン、拡声器
マイクロフォン、拡声器、通話スイッチ、これらは、代替的に、タッチスクリーン面又はタッチパッドに組み込んでもよい。

５）サーバへの無線又は有線接続
家の内側のリモートサーバへの無線接続及び／又は有線接続。

Ｄ）建物の内部に隠されたハードウェア
収集したデータを悪意ある人が容易に除去できないようにすることを確実にするために、好ましくは、家に精通していなければ見つけることが困難な、隠された位置に配置されたサーバ。本発明のあまり好ましくない別の実施形態では、サーバは、例えば保護会社のサーバルームのような、建物の外側に格納してもよい。

１）サーバ及び／又はコンピューティングユニット
サーバは、好適には、上述のユニットに無線接続され、場合によっては、ユニット及びユニットに無線接続される。外部接続は、好適には、次の３つの手段によって確立される：
・（ａ）標準的なインターネット接続
・（ｂ）標準的な固定電話接続
・（ｃ）サーバ又は格納ユニット内に隠され、かつサーバ及び格納ユニットを壊すことなく取り出すことができない、携帯電話ユニット。

２）データ格納ユニット
全てのビデオ、写真及びオーディオファイルと、データベース及びタイムスタンプとが収集されて格納されるデータ格納ユニット。

３）電源接続及びバッテリ
電源ソケット接続及び再充電可能なバッテリ、それらはサーバの内部に隠されており、簡単に取り外すことができない。

Ｅ）データベース
データ格納ユニットには、５つまでのデータベースが存在し、それらは、顔認識及び音声認識のために継続的に使用される。

［データベース１−内部的肯定］
データベース１−内部的肯定には、家主、家族のメンバ及び家に入ることが許可されたスタッフの、顔及び声が格納される；それらは、家主によって、変更、削除及び／又はアップデートされ得る。

［データベース２−内部的否定］
データベース２−内部的否定には、家主又は居住者によって、家に入ることが概して拒否された人間の顔及び潜在的な声が格納される；それらは、警察又は他の人間の同意なしに、家主又は居住者によって、変更、削除及び／又はアップデートされ得る。しかしながら、ストーカ又は不法侵入が容認されないと正式に通知された人間の場合には、警察、近所住民による監視、コンシェルジュサービス、居住者によって予め決められた家族及び近隣の友人等の団体又はグループ（以後、「既定のバックアップネットワーク」と称する）に周囲で犯罪が起きた直後に通知されるように管理することができる。

［データベース３−地域］
データベース３−地域には、地元警察又は別の団体が、その地域で特定の時間に「働く」ことが知られている容疑者又は有罪判決を受けた人の顔及び場合によっては声をアップデートすることができる。これは、例えば彼らが近所又は市内で詐欺等の犯罪を試みている間に目撃された場合又は本明細書で説明されるツールによって撮影された場合に行うことができる。

［データベース４−全国］
データベース４−全国には、警察又は別の団体が、警察によって指名手配されている人間及び／又は国で有罪判決を受けた人間の顔及び場合によっては声をアップデートすることができる；これは、武装強盗、レイプ及び児童虐待等であってもよい。一般的には、彼らは、家に入ることが許可されない。

［データベース５−全世界］
データベース５−全世界には、警察又は別の団体が、非常に重大であるとみなされる犯罪で有罪判決を受けた人間の顔及び場合によっては声をアップデートすることができる。彼らは、一般的には、疑うことを知らない人々の家に入ることを許可すべきではない。例えば、国境を簡単に超えることができると知られている、データベース４内の逃亡者又は別の極端に野蛮な犯罪者の場合、素早い警察の行動が要求される。

家主又は居住者は、データベース３〜５の使用を自由に止めること又はサーバによって与えられる選択を自由に無効にすることができる。

［機能性：居住者ユーザとドアの外の任意の人との間の通信−代替例１：ユーザはドアの後ろにいる］
人がドアブザーを押すと、ホームシステム又は家中の人Ｒは、標準的な通信装置を用いて、外の人Ｖと通信することができる。

［機能性：ユーザとドアの外の人との間の通信−代替例２：ユーザは建物の中にいない］
家主又は居住者Ｒが不在である場合、通信は、隠してあるサーバを介して、指定されたスマートフォン又は他の通信装置に伝送され得る。これにより、家主又は居住者は、ドアの前の人間を見て会話することができる。この通信は、規定に従い、コンシェルジュサーバに転送されてもよい。

［機能性：ビデオシーケンスのトリガとしての動作検出］
スタンバイモードである、動作認識センサ及び／又はカメラが、ドアの前の動きを認識すると、カメラは、動きのシーケンス撮影を開始する。

［ソフトウェア］
Ａ）ソフトウェア−動作検出及び顔認識
図３及び図４は、本発明の別の好適な実施形態に係る方法のフローチャートである。図３及び図４は、動作検出のケースを示し、ドアの前の動きのビデオが処理サーバを経て中央サーバに転送され、サーバは、動作認識ソフトウェアを使用して少なくとも一人の人間（Ｖ１，２，…，ｎ）の存在を検出する。

（例えば、風が木に吹いていたり又は動物が走っていたりすることによって）人間ではない動作が検出された場合、撮影部分は、削除可能としてマークし、特定の間隔で自動的に又は手動で削除し得る。

［写真スニペット処理］
ドアに近づく少なくとも一人の人間が検出され、人間が最後にブザースイッチを押した場合、数ある中で特に、目と鼻の先端及び目と下唇の中央との間の三角形及び鼻の先端と口の左右の角との間の三角形を比較することによって、標準的な顔認証ソフトウェアへ適用するのに最も有用な静止スニペットが検出される。同様に、処理サーバは、三角測量ソフトウェア又は別の基本的な顔認識アルゴリズムを使用し、最良の顔認識目的で静止画を検査して標準的な顔認識ソフトウェアへ適用するのに最も有用な静止スニペットを検出することができる。

顔は、前記５つのデータベースまで比較される。

選択された最も良い写真スニペットは、数ある特徴の中で特に、目と鼻の先端の間及び目と下唇の中央との間の三角形及び鼻の先端と口の左右の角との間の三角形を比較することによって、５つのデータベースを調べ、少なくとも一人又は一人以上の性別及び年齢層を評価する。さらに、標準的な顔認識ソフトウェアの使用によって、外の人間が家主によって肯定的にマークされたデータベース１−内部的肯定（ＤＢ１）内の人間（例えば、友達及び家族）、外の人間が家主によってマークされたデータベース２−内部的否定内の人間（例えば、ストーカ）、又は、外の人間が治安部隊によって否定的にマークされたデータベース３，データベース４及び／又はデータベース５内の人間の何れかである可能性を計算する。この逐次方法は、ここでは「写真スピニット処理」と称する。

［データベース３，４及び／又は５ 一致］
同様の方法が、データベース３，４，５についても使用される。居住者Ｒに、「潜在的に危険な人間」としてＶを示す選択が提示され、さらに居住者Ｒが、写真の静止画とデータベース３，４又は５内の写真との間の納得のいく比較を見出した場合、Ｒは、「正しい」ボタンを押すことができ、この情報を共有することを選択することができる；サーバは、ビデオシーケンス、比較に使用した静止画又は潜在的な全ての静止画と、Ｒの指定に応じたデータベース内の写真とを、通信リンクを介して、評価の目的で既定のバックアップセキュリティネットワークのリモートセンサに送信するか、又は、警察又は自警団のような地方自治体に直ぐに送信する。その後、地方自治体は、自身の評価に応じて、その人間の経歴調査が進んでいることをその人間に悟られることなく、その人間をチェック及び／又は合理的な理由があれば逮捕するために、男性をその地域に移動させることができる。

Ｂ）ドアが開く度にその全ての場合に、入室が記録される。人間の入室は、タイムスタンプによって記録される；人間が建物に入る間、ビデオカメラは、後述の目的のために彼の入室を撮影し続け、リモートサーバにそれを流す。全てのメディアシーケンス及び情報が、現在時刻で、リモートサーバの格納ユニットに格納される。

Ｄ）家を出たときのドアロック機能
ａ）ショートロックディレイ
前述のように、ドアユニットは、外側から開けられるドアと、内側から開けられるドアとに区別することができる。ハンドルが内側から一度回されると、ドアロックは、鍵を使用することなく開くため、だれでも家から速やかに出ることができる。ドアが再び元の位置に戻っても、外側のハンドルは、まだ作動可能である。外側にドアハンドルが存在しない場合、ドアを再び押すことができるため、鍵を忘れたことに気付いた所有者は、例えば３〜１５秒の所定の時間枠内でドアを再度開くことができ、鍵なしで家へ再度入ることができる。

このモジュールは、ルーム監視ユニットとドア監視ユニットの混成であるが、それらのいくつかのモジュールは含まない。

［ハードウェア］
ハードウェアは、上述したエントリドアセキュリティモジュールとルームセキュリティモジュールの組み合わせで構成されるが、次のアイテムは備えない。
マイクロフォン
モニタ
拡声器
キーパッド、タッチスクリーン又はＲＦＩＤセンサ
ブザー
ドア内部機構
無線通信

家の内側のユニットからは、ハンドルだけが使用されない。

次は、場合によっては使用されるものである：
赤外線カメラ
アラームスイッチ（これにより、ユーザは、外側から窓まで走り、アラームスイッチを押すことによって、セキュリティセンタ、家主又は居住者Ｒ又は警察に通知することができる）
ダブルロック機構
防火ドア閉鎖機構

Claims (28)

1. ドアロック方法であって、該方法は、
   ドアの閉鎖を検出するステップと、
   前記閉鎖後、第１の所定期間中、前記ドアの第１のロック機構を解錠位置に維持するステップと、
   前記第１の所定期間後、前記第１のロック機構を施錠位置に変更するステップと、を含む、ドアロック方法。
2. 請求項１に記載の方法において、前記第１のロック機構の施錠から始まる第２の所定期間内、鍵特性による前記第１のロック機構のロック解除を有効にするステップをさらに含む、ドアロック方法。
3. 請求項２に記載の方法において、前記鍵特性は、ＲＦＩＤチップ、顔特性及び／又は声特性を含む、ドアロック方法。
4. 請求項３に記載の方法において、前記鍵特性又は前記鍵特性の組み合わせは、顔特性を含み、前記ロック解除は、前記顔特性が第１のデータベースに含まれる場合に、有効にされる、ドアロック方法。
5. 請求項４に記載の方法において、前記顔特性が前記第１のデータベースに含まれない場合、前記顔特性を少なくとも１つの第２のデータベースと比較するステップと、前記顔特性が前記第２のデータベースに含まれる場合に、警告信号を管理センタに送信するステップと、をさらに含む、ドアロック方法。
6. 請求項１から５の何れか一項に記載の方法において、前記第１のロック機構の施錠から始まる第３の所定期間後、前記ドアの第２のロック機構を施錠位置に変更するステップをさらに含む、ドアロック方法。
7. 請求項１から６の何れか一項に記載の方法において、前記第１のロック機構は、解錠位置にあるときは両側から前記ドアを開くことを可能にし、施錠位置にあるときは少なくとも１つの側から前記ドアを施錠する、ドアロック方法。
8. 請求項１から７の何れか一項に記載の方法において、前記第１のロック機構は、電子ストライクロック又は電磁ロックである、ドアロック方法。
9. 請求項１から８の何れか一項に記載の方法において、前記第１のロック機構を施錠位置に変更するステップは、回転ノブ又はプレスハンドルをブロックするステップを含む、ドアロック方法。
10. 請求項１から９の何れか一項に記載の方法において、前記第１のロック機構及び／又は第２のロック機構が、施錠位置へ変わったときに、監視システムへロック信号を送信するステップをさらに含む、ドアロック方法。
11. 請求項１から１０の何れか一項に記載の方法において、前記第１の所定期間中に、前記ドアが再開されたか否かを確認するステップと、
    前記第１の所定期間中に前記ドアが再開された場合、前記ドアの閉まりを検出した後、前記第１のロック機構を施錠状態に変更するステップと、をさらに含む、ドアロック方法。
12. 請求項１から１１の何れか一項に記載の方法において、居住者が、自身の動きを測定するパーソナル身体着用型のセキュリティ装置を着ている場合、前記居住者の動きと前記ドアの前記再開との間の不一致を認定し、前記装置に伝送し、前記居住者に侵入について通知するステップをさらに含む、ドアロック方法。
13. 請求項１から１２の何れか一項に記載の方法において、前記データベースは、アイドルタイムで、インターネットから切断され、潜在的な脅威が検出されるか又はリモートリソースが要求されると、前記データベースは、情報のショートバーストのためにインターネットに再接続される、ドアロック方法。
14. 第１のロック機構を含むドアと、
    前記第１のロック機構を、解錠位置と施錠位置との間で動かすことができる、少なくとも１つの駆動素子と、
    前記ドアの閉鎖を検出するように構成された閉鎖検出素子と、を備えるシステムにおいて、
    前記システムは、
    前記閉鎖検出素子によって前記ドアの前記閉鎖を検出し、
    前記閉鎖の第１の所定期間の間前記ドアの前記第１のロック機構を解錠位置に維持し、
    前記第１の所定期間後、前記駆動素子によって、前記第１のロック機構を施錠位置へ変えるように、構成される、システム。
15. 請求項１４に記載のシステムにおいて、
    前記ドアの中又は前記ドア上に、配置されたカメラと、
    前記第１のロック機構の施錠から始まる第２の所定期間内、鍵特性による前記第１のロック機構のロック解除を有効にするように構成されたコンピューティング装置と、をさらに備える、システム。
16. 請求項１５に記載のシステムにおいて、
    少なくとも一つの適切なデータ伝送技術によって、データ通信するための手段をさらに備える、システム。
17. 請求項１４から１６の何れか一項に記載のシステムにおいて、
    前記ドアは、
    第２のロック機構と、
    前記第２のロック機構を、解錠位置と施錠位置との間で動かすことができる、少なくとも１つの駆動素子とをさらに備え、
    前記駆動素子は、前記第１のロック機構の施錠から始まる第２の所定期間後、前記ドアの前記第２ロック機構を施錠位置に変えるよう構成される、システム。
18. 請求項１４から１７の何れか一項に記載のシステムにおいて、
    前記駆動素子は、タイマを含み、
    前記第１の所定時間及び／又は前記第２の所定時間は、前記タイマによって決定される、システム。
19. 請求項１４から１８の何れか一項に記載のシステムにおいて、
    前記駆動素子は、駆動命令を受信するように構成された接続を含む、システム。
20. 請求項１４から１９の何れか一項に記載のシステムにおいて、
    前記第１のロック機構は、電子ストライク又は電磁ロックである、システム。
21. 請求項１４から２０の何れか一項に記載のシステムにおいて、
    前記第２のロック機構は、ボルトロックである、システム。
22. ドアロックセキュリティのための方法であって、該方法は、
    ドア内又はドア近くに設けられたカメラを介して家のドアの前の人間の動きを認識するステップと、
    ビデオカメラを介してストリーミング映像を生成するステップと、
    前記家の中に隠された中央処理サーバに、前記生成されたストリーミング映像を送信するステップと、
    外の人間が、家主によって肯定的にマークされた友達又は家族のような人間であるか、又は、否定的にマークされた人間であるかを評価するために、顔認識目的で前記ストリーミング映像を処理し、幾つかのデータベースをチェックするステップと、
    サーバに全てのデータを格納するステップと、を含む、ドアロックセキュリティのための方法。
23. 請求項２２に記載の方法であって、
    前記カメラ又は前記ビデオカメラによって捕捉された、前記家への入室を求める人間の写真を、前記家の居住者の携帯装置に伝送するステップと、
    前記居住者が、前記人間の前記家へ入る許可を確認した場合に、前記ドアを遠隔的に開くステップと、をさらに含む、ドアロックセキュリティのための方法。
24. 請求項２２に記載の方法であって、
    現時点で建物に入る許可を得た人間の写真を、前記サーバにアップロードするステップと、
    人間がドアをブザーすると、内部の前記データベースがプロフィール写真との類似性を認識し、プリセット時間条件が満たされた場合、家に入ることを許可するステップと、
    別の人間である場合又はプリセット時間条件が満たさない場合、アクセスを拒否し、前記居住者に、通知するステップと、をさらに含む、ドアロックセキュリティのための方法。
25. 請求項２２から２４の何れか一項に記載の方法において、
    どの写真（スピニット）が認識ソフトウェアを適用するのに最も適しているかを推定するために、顔特徴点の三角測量を用いて、前記生成されたストリーミング映像の複数の画像の中から少なくとも１つの画像を選択するステップと、
    前記人間又は評価する人間の顔の特徴、性別及び年齢層を捕捉するために、前記少なくとも１つのスピニットに顔認識ソフトウェアを使用するステップと、を含む、ドアロックセキュリティのための方法。
26. 請求項２５に記載の方法において、
    数ある特徴の中で特に前記顔認識ソフトウェアから得られた特徴データを比較することによって、前記スピニットを少なくとも１つの１つのデータベースと照合するステップと、
    屋外の人間が、前記居住者によって肯定的にマークされた友達及び家族のような人間、前記居住者によってストーカであるとマークされた人間、又は、治安部隊によって否定的にマークされた人間の何れかである確率を、計算するステップと、
    その結果を、屋内のスクリーン及び／又は前記居住者の携帯装置に提示するステップと、をさらに含む、ドアロックセキュリティのための方法。
27. 請求項２２から２６の何れか一項に記載の方法において、
    前記サーバは、アイドルタイムで、インターネットから切断され、潜在的な脅威が検出されるか又はリモートリソースが要求されると、前記サーバは、情報のショートバーストのためにインターネットに再接続される、ドアロックセキュリティのための方法。
28. 請求項１から１３及び２２から２７の何れか一項に記載の方法を、コンピュータが実行するのに適したコンピュータプログラムコードを含む記憶媒体。