JP2017509763A - 溶融状態で高いレベルの流動性を有する、新規耐衝撃性改質熱可塑性組成物 - Google Patents

溶融状態で高いレベルの流動性を有する、新規耐衝撃性改質熱可塑性組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2017509763A
JP2017509763A JP2016559646A JP2016559646A JP2017509763A JP 2017509763 A JP2017509763 A JP 2017509763A JP 2016559646 A JP2016559646 A JP 2016559646A JP 2016559646 A JP2016559646 A JP 2016559646A JP 2017509763 A JP2017509763 A JP 2017509763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prepolymer
polyamide
weight
composition
composition according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016559646A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7084107B2 (ja
Inventor
マチュー サバード,
マチュー サバード,
ブノワ ブリュレ,
ブノワ ブリュレ,
ジャン−ジャック フラット,
ジャン−ジャック フラット,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arkema France SA
Original Assignee
Arkema France SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Arkema France SA filed Critical Arkema France SA
Publication of JP2017509763A publication Critical patent/JP2017509763A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7084107B2 publication Critical patent/JP7084107B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L77/00Compositions of polyamides obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L77/02Polyamides derived from omega-amino carboxylic acids or from lactams thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L51/00Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L51/06Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to homopolymers or copolymers of aliphatic hydrocarbons containing only one carbon-to-carbon double bond
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L77/00Compositions of polyamides obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L77/06Polyamides derived from polyamines and polycarboxylic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2205/00Polymer mixtures characterised by other features
    • C08L2205/02Polymer mixtures characterised by other features containing two or more polymers of the same C08L -group
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2205/00Polymer mixtures characterised by other features
    • C08L2205/02Polymer mixtures characterised by other features containing two or more polymers of the same C08L -group
    • C08L2205/025Polymer mixtures characterised by other features containing two or more polymers of the same C08L -group containing two or more polymers of the same hierarchy C08L, and differing only in parameters such as density, comonomer content, molecular weight, structure
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2205/00Polymer mixtures characterised by other features
    • C08L2205/03Polymer mixtures characterised by other features containing three or more polymers in a blend
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2205/00Polymer mixtures characterised by other features
    • C08L2205/03Polymer mixtures characterised by other features containing three or more polymers in a blend
    • C08L2205/035Polymer mixtures characterised by other features containing three or more polymers in a blend containing four or more polymers in a blend
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2205/00Polymer mixtures characterised by other features
    • C08L2205/06Polymer mixtures characterised by other features having improved processability or containing aids for moulding methods

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

本発明は、少なくとも一のポリアミドからなる45から94.95重量%のマトリックス;0.05から20重量%の少なくとも一のプレポリマー(ここで、ポリアミドマトリックスの重量割合及びプレポリマーの重量割合が、ポリアミド−プレポリマーの総量に対してそれぞれ60から99.9%及び40から0.1%である);5から45重量%の少なくとも一の耐衝撃性改良剤、及び0から20%の添加剤を含む組成物に関し、前記組成物は溶融状態でプレポリマーなしの同じ組成物よりも高レベルの流動性を有する。【選択図】なし

Description

本発明は、同じ弾性率及び衝撃特性を保持しながら、溶融状態でプレポリマーを欠く組成物よりも高い流動性を有する、少なくとも一のプレポリマーを含む耐衝撃性改質熱可塑性ポリアミド組成物に関する。本発明はまた、押出又は射出のため、特に押出又は射出により得られる物品(とりわけスキーブーツ又はランニングシューズなどのスポーツシューズ)の製造のため、又は圧縮成形のための該組成物の使用に関する。
本発明はまた、溶融状態で流動性を高めるための、耐衝撃性改質熱可塑性ポリアミドマトリックス併せたプレポリマーの使用に関する。
本発明はまた、前記方法により得られる前記スポーツ用品及び物品の製造方法に関する。
熱可塑性ポリアミド系組成物は、プラスチック部品を製造するための押出、成型又は射出により、特に射出成形により変形可能である。
特にこのような変形方法において用いられる場合、該ポリアミド系組成物に望まれるいくつかの主要な特性がある。
そのような特性の一つは、用いられるこれらの熱可塑性組成物が、溶融状態で、射出成形などの目的の成形方法に適合する流動性又はレオロジー挙動によって特徴づけなければならないことである。実際、これらの熱可塑性組成物は、溶融状態で、例えば射出成形など成形のための特定の手段において容易に且つ迅速に運搬され、扱われうるほど十分に流動性である必要がある。
一般に、官能化ポリオレフィンは、非グラフト化ポリオレフィンが添加されていてもいなくても、ポリアミドの衝撃特性を改善するために使用される。それにもかかわらず、このようなポリオレフィンの添加は、一般的に官能化ポリオレフィンの無水マレイン酸とポリアミドのアミン鎖末端との反応のために、溶融状態における流動性を損ねることが多い。高すぎる粘度は、生成物の使用、特に射出成形のための使用を困難にしうる。押出において、高すぎる粘度は、ライン速度及び生産性を制限する。よって、他のより流動性のポリアミドを使用することが必要である。
欧州特許(EP)第1568487号は、
− 少なくとも一のポリアミドオリゴマーを含むアミノ基を有する化合物及びポリアミド系樹脂を含む樹脂組成物であってもよいポリアミド系樹脂を含む樹脂成分、及び
− ポリウレタン系樹脂を含む樹脂成分
を含む成形品を記載している。
この文献では、得られた組成物の流動性について言及していない。
欧州特許(EP)第0272695号は、アミド基転移によって中間体の数平均分子量のポリアミドを得るために、耐衝撃性改良剤の存在下での高い数平均分子量のポリアミドと低分子量のポリアミドとの混合物を含む組成物について記載している。
国際公開第2006/079890号は、30000g/molを上回る数平均分子量を有するポリアミドの95から10重量部、及び15000から30000g/molの数平均分子量を有するポリアミドの5から90重量部を含む組成物について記載している。
最も驚くべきことに、官能化ポリオレフィン(非グラフト化ポリオレフィンが添加されていてもいなくても)を含む高粘度の組成物へのプレポリマーの添加が、該組成物の流動性を向上させること、それにより射出成形などの目的の成形方法に適合する流動性又はレオロジー挙動を得ることを可能にすることが本出願人により今回発見された。
本発明は、
− 45重量%から94.95重量%、特に55重量%から94.95重量%の少なくとも一のポリアミドからなるマトリックス
− 0.05重量%から20重量%の少なくとも一のプレポリマーであって、ポリアミド−プレポリマーの合計に対するポリアミドマトリックスの重量の割合とプレポリマーの重量の割合が、それぞれ60%から99.9%及び40%から0.1%であるプレポリマー
− 5重量%から45重量%の少なくとも一の耐衝撃性改良剤
− 0から20%の添加剤
を含む組成物に関し、
前記組成物はプレポリマーを欠く同じ組成物よりも溶融状態で高い流動性を有し、前記組成物のポリアミドの数平均分子量は前記プレポリマーの存在下又は非存在下で実質的に同じである。
本明細書を通して、組成物の種々の成分のパーセンテージはすべて、重量パーセントで与えられる。
「〜と実質的に同じ」という表現は、前記ポリアミドの数平均分子量がプレポリマーの存在下又は非存在下で10%より多く変化しないことを意味する。
ポリアミドについて
用語「ポリアミド」は、カルボン酸とアミン官能基との間の重縮合反応から生じるアミド官能基を含む、広い意味で理解されなければならない。
ポリアミドを定義するために使用される命名法は、ISO規格1874−1:2011 Plastics - Polyamide (PA) molding and extrusion materials - Part 1:Designation、特に3頁(表1及び2)に記載されており、当業者によく知られている。
本願によれば、用語「ポリアミド」は、「PA」とも表記され、
− ホモポリマー
− 種々のアミド単位をベースとするコポリマー又はコポリアミド、例えばラクタム6及びラクタム12から誘導されるアミド単位を持つコポリアミド6/12
を包含する。
記号「/」は、コポリマーの単位を区切るためである。
有利には、上記組成物中に存在するマトリックスのポリアミドは、鎖状又は分枝鎖の脂肪族ポリアミド、脂環式ポリアミド、半芳香族ポリアミド、芳香族ポリアミド、及びPEBAから選択される。
鎖状又は分岐状脂肪族ポリアミド、脂環式ポリアミド、半芳香族ポリアミド、芳香族ポリアミド:
該ポリアミドは、アミノカルボン酸(アミノ酸とも呼ばれる)、ラクタム又は式X.Yに対応する単位(ここで、XはCaジアミンであり、YはCb二酸であり、(Caジアミン).(Cb二酸)とも呼ばれ、ここで、aはジアミンの炭素原子数を表し、bは二酸の炭素原子数を表し、a及びbはそれぞれ4から36の範囲である)から得られる。
該ポリアミドがアミノ酸から誘導される単位から得られる場合、9−アミノノナン酸、10−アミノデカン酸、10−アミノウンデカン酸、11−アミノウンデカン酸、及び12−アミノドデカン酸並びにそれらの誘導体、特にN−ヘプチル−11−アミノウンデカン酸から選択されうる。
該ポリアミドがラクタムから誘導される単位から得られる場合、ピロリジノン、2−ピペリジノン、カプロラクタム、エナントラクタム、カプリロラクタム、ペラルゴラクタム、デカノラクタム、ウンデカノラクタム、及びラウリルラクタムから選択されうる。
該ポリアミドが式(Caジアミン).(Cb二酸)に対応する単位から誘導される単位から得られる場合、(Caジアミン)単位は、鎖状又は分岐状脂肪族ジアミン、脂環式ジアミン、及びアルキル芳香族ジアミンから選択される。
ジアミンが式HN−(CH)a−NHの直鎖脂肪族である場合、(Caジアミン)モノマーは、ブタンジアミン(a=4)、ペンタンジアミン(a=5)、ヘキサンジアミン(a=6)、ヘプタンジアミン(a=7)、オクタンジアミン(a=8)、ノナンジアミン(a=9)、デカンジアミン(a=10)、ウンデカンジアミン(a=11)、ドデカンジアミン(a=12)、トリデカンジアミン(a=13)、テトラデカンジアミン(a=14)、ヘキサデカンジアミン(a=16)、オクタデカンジアミン(a=18)、オクタデセンジアミン(a=18)、エイコサンジアミン(a=20)、ドコサンジアミン(a=22)、及び脂肪酸から得られるジアミンから優先的に選択される。
ジアミンが分岐状脂肪族である場合、主鎖上の一若しくは複数のメチル又はエチル置換基を含みうる。例えば、(Caジアミン)モノマーは、有利には2,2,4−トリメチル−1,6−ヘキサンジアミン、2,4,4−トリメチル−1,6−ヘキサンジアミン、1,3−ジアミノペンタン、2−メチル−1,5−ペンタンジアミン、2−メチル−1,8−オクタンジアミンから選択されうる。
(Caジアミン)モノマーが脂環式である場合、ビス(3,5−ジアルキル−4−アミノシクロヘキシル)メタン、ビス(3,5−ジアルキル−4−アミノシクロヘキシル)エタン、ビス(3,5−ジアルキル−4−アミノシクロヘキシル)プロパン、ビス(3,5−ジアルキル−4−アミノシクロヘキシル)ブタン、ビス(3−メチル−4−アミノシクロヘキシル)メタン(BMACM又はMACM)、p−ビス(アミノシクロヘキシル)メタン(PACM)、及びイソプロピリデンジ(シクロヘキシルアミン)(PACP)から優先的に選択される。(Caジアミン)モノマーはまた、次の炭素骨格も含みうる:ノルボルニルメタン、シクロヘキシルメタン、ジシクロヘキシルプロパン、ジ(メチルシクロヘキシル)、ジ(メチルシクロヘキシル)プロパン。これらの脂環式ジアミンの非網羅的なリストが、刊行物「Cycloaliphatic Amines」(Encyclopaedia of Chemical Technology、Kirk-Othmer、4th Edition(1992)、pp. 386-405)で提供されている。
(Caジアミン)モノマーがアルキル芳香族である場合、1,3−キシリレンジアミン及び1,4−キシリレンジアミンから優先的に選択される。
単位Cが式(Caジアミン).(Cb二酸)に対応する単位である場合、(Cb二酸)単位は、鎖状又は分岐状脂肪族二酸、脂環式二酸、及び芳香族二酸から選択される。
(Cb二酸)モノマーが直鎖脂肪族である場合、コハク酸(b=4)、ペンタン二酸(b=5)、アジピン酸(b=6)、ヘプタン二酸(b=7)、オクタン二酸(b=8)、アゼライン酸(b=9)、セバシン酸(b=10)、ウンデカン二酸(b=11)、ドデカン二酸(b=12)、ブラシル酸(b=13)、テトラデカン二酸(b=14)、ヘキサデカン二酸(b=16)、オクタデカン二酸(b=18)、オクタデセン二酸(b=18)、エイコサン二酸(b=20)、ドコサン二酸(b=22)、及び36の炭素を含有する脂肪酸ダイマーから優先的に選択される。
上述の脂肪酸ダイマーは、特に文献 欧州特許(EP)第0471566号に記載のような、長い炭化水素ベースの鎖を有する不飽和一塩基脂肪酸(例えばリノール酸及びオレイン酸)のオリゴマー化又は重合により得られるダイマー化脂肪酸である。
二酸が脂環式である場合、次の炭素骨格を含みうる:ノルボルニルメタン、シクロヘキシルメタン、ジシクロヘキシルメタン、ジシクロヘキシルプロパン、ジ(メチルシクロヘキシル)、ジ(メチルシクロヘキシル)プロパン。
二酸が芳香族である場合、テレフタル酸(Tと表記される)、イソフタル酸(Iと表記される)、及びナフタレン二酸(naphthalenic diacid)から優先的に選択される。
該ポリアミドは、特に好ましくは単一のアミノカルボン酸、単一のラクタム又は単一のX.Y単位から得られる。
とはいえ、このポリアミドを得るために、二以上のアミノカルボン酸の混合物、二以上のラクタムの混合物、及び一、二又はそれ以上のラクタムと一、二又はそれ以上のアミノカルボン酸との混合物を使用することも十分に考えられる。
有利には、第二のラクタム又はアミノ酸は、二のラクタム又はアミノ酸の合計の最大30重量%に相当する。
また、X.Y単位の各モノマーは、X又はYとは異なる別のX’及び/又はY’モノマーで置換されていてもよい。
有利には、第二のX’及び/又はY’モノマーは、X+X’及び/又はY+Y’の合計の最大30重量%に相当する。
PEBA:
PEBAは、特に以下のような反応性末端基を有するポリエーテルブロックとの反応性末端基を有するポリアミドブロックの共重縮合から生じるアミド単位(Aa1)及びポリエーテル単位(Aa2)を有するコポリマー(A)である。
1)ジカルボキシル鎖末端を有するポリオキシアルキレンブロックを持つジアミン鎖末端を有するポリアミドブロック
2)ポリアルキレンエーテルジオール(ポリエーテルジオール)と称される脂肪族アルファ−オメガ−ジヒドロキシル化ポリアルキレンブロックのシアノエチル化及び水素化により得られる、ジアミン鎖末端を有するポリオキシアルキレンブロックを持つジカルボキシル鎖末端を有するポリアミドブロック
3)ポリエーテルジオールを持つジカルボキシル鎖末端を有するポリアミドブロック(この特定の場合に得られる生成物はポリエーテルエステルアミドである)。本発明のコポリマーは、有利にはこのタイプのものである。
ジカルボキシル鎖末端を有するポリアミドブロックは、例えば連鎖制限剤のジカルボン酸の存在下でのポリアミド前駆体の縮合から生じる。
ジアミン鎖末端を有するポリアミドブロックは、例えば連鎖制限剤のジアミンの存在下でのポリアミド前駆体の縮合から生じる。
ポリアミドブロックとポリエーテルブロックとを有するポリマーは、ランダムに分布した単位も含みうる。これらのポリマーは、ポリエーテルと、ポリアミドブロックの前駆体との並発反応によって製造されうる。
例えば、ポリエーテルジオール、ポリアミド先駆体、及び連鎖制限剤の二酸を反応させることが可能である。ポリマーは、極めて多様な長さのポリエーテルブロック及びポリアミドブロックを本質的に有するとともに、ランダムに反応し、ポリマー鎖に沿ってランダムに(統計的に)分布している様々な試薬をも有するものが得られる。
ポリエーテルジアミン、ポリアミド前駆体、及び連鎖制限剤の二酸を反応させることも可能である。ポリマーは、極めて多様な長さのポリエーテルブロック及びポリアミドブロックを本質的に有するとともに、ランダムに反応し、ポリマー鎖に沿ってランダムに(統計的に)分布している様々な試薬をも有するものが得られる。
アミド単位(Aa1):
アミド単位(Aa1)は、ポリアミドの場合に上で定義したような脂肪族の繰り返し単位に該当する。
有利には、(Aa1)は、11−アミノウンデカン酸又はウンデカノラクタムを表す。
ポリエーテル単位(Aa2):
ポリエーテル単位は、特に少なくとも一のポリアルキレンエーテルポリオールから誘導される。
ポリエーテルブロックの数平均分子量は、有利には200から4000g/mol、好ましくは250から2500g/mol、特に300から1100g/molである。
コポリマー(A)は、以下に従う方法により製造されうる:
− 第一の工程では、ポリアミドブロック(Ba1)が
O ジアミン(複数可)の重縮合;
O ジカルボン酸(複数可)の重縮合;及び
適切な場合には、ラクタム及びアルファ−オメガ−アミノカルボン酸から選択されるコポリマー(複数可)の重縮合により、
O ジカルボン酸から選択される連鎖制限剤の存在下で
製造され;次いで
− 第二の工程では、得られたポリアミドブロック(Aa1)が、触媒の存在下でポリエーテルブロック(Aa2)と反応する。
本発明のコポリマーのためのこの一般的な二工程製造方法は知られており、例えばフランス特許(FR)第2846332号及び欧州特許(EP)第1482011号に記載されている。
ブロック(Aa1)を形成するための反応は、通常は180と300℃の間、好ましくは200から290℃で実施され、反応器内の圧力は、5と30barの間で確立され、約2から3時間維持される。反応器を大気圧に戻しつつ、圧力を徐々に低下させ、その後過剰の水を、例えば1又は2時間かけて留去する。
カルボン酸末端基を有するポリアミドを製造し、次いでポリエーテル及び触媒を添加する。触媒と同様に、ポリエーテルを一又は複数のポーションに分けて添加することができる。有利な形態によれば、ポリエーテルが最初に添加され、ポリエーテルのOH末端基とポリアミドのCOOH末端基との反応と、エステル結合の形成及び水の除去が一緒に始まる。蒸留により最大量の水が反応媒体から除去され、次いで触媒がポリアミドブロック及びポリエーテルブロックの結合を完了するために導入される。この第二の工程は、試薬及び得られるコポリマーが溶融状態にあるような温度で、好ましくは少なくとも15mmHg(2000Pa)の減圧下で攪拌しながら実施される。一例として、この温度は、100と400℃の間であってもよく、通常は200と300℃の間でよい。反応は、溶融ポリマーによって攪拌機上にかかるトルクを測定することにより、又は攪拌機によって消費される電力を測定することによりモニターされる。反応の終了は、目標トルク値又は電力値により決定される。
合成中、最も適切であると考えらえる瞬間に、例えばIrganox(登録商標)1010又はIrganox(登録商標)245などの抗酸化剤として使用される一又は複数の分子を添加することも可能である。
− ジカルボン酸から選択される連鎖制限剤の存在下で
− (Aa2)(ポリエーテル)ブロックの存在下で
− 軟質(Aa2)ブロックと(Aa1)ブロックとの反応のための触媒の存在下で
− ジアミン(複数可)の重縮合;
− ジカルボン酸(複数可)の重縮合;及び
− 適切な場合、他のポリアミドコモノマー(複数可)の重縮合;
をもたらすために最初に、すなわち単一工程の中ですべてのモノマーが添加されるようにコポリアミド(A)を製造するための方法を検討することも可能である。
有利には、前記ジカルボン酸は、連鎖制限剤として使用され、ジアミン(複数可)の化学量論に対して過剰に導入される。
有利には、チタン、ジルコニウム、及びハフニウムから、又はリン酸、次亜リン酸若しくはホウ酸などの強酸から形成される群から選択される金属の誘導体が触媒として使用される。
重縮合は、240から280℃の温度で実施されうる。
一般的に言えば、エーテル及びアミド単位を有する既知のコポリマーは、半結晶性鎖状脂肪族ポリアミドブロック(例えばArkemaのPebax(登録商標))からなる。
プレポリマーについて
用語プレポリマーは、マトリックスにおいて用いられるポリアミドの数平均分子量よりも低い数平均分子量を必然的に有するポリアミドオリゴマー、特に1000から10000g/molの数平均分子量を持つ前記プレポリマーを指す。
該プレポリマーは、鎖状又は分岐状脂肪族ポリアミドのオリゴマー、脂環式ポリアミドのオリゴマー、半芳香族ポリアミドのオリゴマー、芳香族ポリアミドのオリゴマー、上と同じ定義を有する鎖状又は分岐状脂肪族、脂環式、半芳香族、及び芳香族ポリアミドから選択されうる。
プレポリマーはまた、コポリアミドオリゴマー又はポリアミドオリゴマーとコポリアミドオリゴマーとの混合物であってもよい。
有利には、プレポリマーは、単官能性NHである。
耐衝撃性改良剤について
耐衝撃性改良剤は、有利には、ISO規格178に従って測定される100MPa未満の曲げ弾性率及び0℃未満のTg(規格11357−2に従って、DSCサーモグラムの変曲点で測定)を有するポリマーから、特に<200MPaの曲げ弾性率を有するPEBAと結合しているか又は結合していないポリオレフィンからなる。
耐衝撃性改良剤のポリオレフィンは、官能化されていてもいなくてもよく、あるいは少なくとも一の官能化ポリオレフィン及び/又は少なくとも一の非官能化ポリオレフィンの混合物であってもよい。簡略化のために、ポリオレフィンは(B)と表記されており、官能化ポリオレフィン(B1)及び非官能化ポリオレフィン(B2)は以下に記載されている。
非官能化ポリオレフィン(B2)は、通常、例えばエチレン、プロピレン、1−ブテン、1−オクテン、ブタジエン等のアルファ−オレフィン若しくはジオレフィンのホモポリマー又はコポリマーである。例としては、以下が挙げられる。
− ポリエチレンホモポリマー及びコポリマー、特にLDPE、HDPE、LLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)、VLDPE(超低密度ポリエチレン)、及びメタロセンポリエチレン
− プロピレンホモポリマー又はコポリマー
− エチレン/アルファ−オレフィンコポリマー、例えばエチレン/プロピレン、EPR(エチレン−プロピレンゴム)、及びエチレン/プロピレン/ジエン(EPDM)
− スチレン/エチレン−ブチレン/スチレン(SEBS)、スチレン/ブタジエン/スチレン(SBS)、スチレン/イソプレン/スチレン(SIS)又はスチレン/エチレン−プロピレン/スチレン(SEPS)ブロックコポリマー
− エチレンと、例えばアルキル(メタ)アクリレート(例えばメチルアクリレート)などの不飽和カルボン酸の塩又はエステル、あるいは酢酸ビニルなどの飽和カルボン酸のビニルエステルから選択される少なくとも一の生成物とのコポリマー(EVA)であって、コモノマーの割合は40重量%に達しうる。
官能化ポリオレフィン(B1)は、反応単位(官能基)を有するアルファ−オレフィンのポリマーであってもよく、このような反応単位は酸、無水物又はエポキシ基である。例として、グリシジル(メタ)アクリレートなどの不飽和エポキシドにより、あるいはカルボン酸又は対応する塩若しくは(メタ)アクリル酸などのエステル(後者は場合によって完全に又は部分的にZnなどの金属によって中和されている)により、あるいは無水マレイン酸などのカルボン酸無水物によりグラフト化又は共重合又は三元共重合されている前述のポリオレフィン(B2)が挙げられる。官能化ポリオレフィンは、重量比が例えば40/60と90/10の間の幅広い限界値内で変化しうる、例えばPE/EPR混合物であり、前記混合物は例えば0.01重量%から5重量%のグラフト化度で無水物(特に無水マレイン酸)で共グラフト化されている。
該官能化ポリオレフィン(B1)は、グラフト化度が例えば0.01重量%から5重量%の、無水マレイン酸又はグリシジルメタクリレートでグラフト化されている以下の(コ)ポリマーから選択されうる:
− PE、PP、例えば35%から80重量%のエチレンを含有する、プロピレン、ブテン、ヘキセン又はオクテンとエチレンとのコポリマー;
− エチレン/アルファ−オレフィンコポリマー、例えばエチレン/プロピレン、EPR(エチレン/プロピレンゴム)、及びエチレン/プロピレン/ジエン(EPDM);
− スチレン/エチレン−ブチレン/スチレン(SEBS)、スチレン/ブタジレン/スチレン(SBS)、スチレン/イソプレン/スチレン(SIS)又はスチレン/エチレン−プロピレン/スチレン(SEPS)ブロックコポリマー;
− 最大40重量%の酢酸ビニルを含有する、エチレンと酢酸ビニルとのコポリマー(EVA);
− 最大40重量%のアルキル(メタ)アクリレートを含有する、エチレンとアルキル(メタ)アクリレートとのコポリマー;
− 最大40重量%のコモノマーを含有する、エチレンと酢酸ビニル(EVA)とアルキル(メタ)アクリレートとのコポリマー。
官能化ポリオレフィン(B1)はまた、無水マレイン酸によりグラフト化され、次いでモノアミノ化ポリアミド(又はポリアミドオリゴマー)で縮合されたプロピレンを主成分とする、エチレン/プロピレンコポリマーから選択することもできる(欧州特許出願公開第0342066号に記載の生成物)。
官能化ポリオレフィン(B1)はまた、少なくとも次の単位のコポリマー又はターポリマーでありうる:(1)エチレン、(2)アルキル(メタ)アクリレート又は飽和カルボン酸ビニルエステル、及び(3)無水マレイン酸などの無水物又は(メタ)アクリル酸又はグリシジル(メタ)アクリレートなどのエポキシ。
後者のタイプの官能化ポリオレフィンの例としては、エチレンが好ましくはコポリマーの少なくとも60重量%に相当し、ターモノマー(官能基)がコポリマーの例えば0.1重量%から10重量%に相当する、以下のコポリマーが挙げられる:
−エチレン/アルキル(メタ)アクリレート/(メタ)アクリル酸又は無水マレイン酸又はグリシジルメタクリレートのコポリマー;
−エチレン/酢酸ビニル/無水マレイン酸又はグリシジルメタクリレートのコポリマー;
−エチレン/酢酸ビニル又はアルキル(メタ)アクリレート/(メタ)アクリル酸又は無水マレイン酸又はグリシジルメタクリレートのコポリマー。
前述のコポリマーにおいて、(メタ)アクリル酸は、Zn又はLiで塩化されうる。
(B1)又は(B2)中の用語「アルキル(メタ)アクリレート」は、C1からC8のアルキルメタクリレート及びアクリレートを指し、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、メチルメタクリレート、及びエチルメタクリレートから選択されうる。
さらに、上記のポリオレフィン(B1)は、任意の適切な方法又は試薬(ジエポキシ、二酸、過酸化物等)により架橋されていてもよく;用語官能化ポリオレフィンはまた、相互に反応しうるこれらのポリオレフィン又は少なくとも二の官能化ポリオレフィンの混合物と反応することができる二酸、二無水物、ジエポキシ等の二官能性試薬と上記のポリオレフィンとの混合物を含む。
上記コポリマー(B1)及び(B2)は、ランダム又はブロック共重合であってもよく、鎖状又は分枝状構造を有していてもよい。
これらのポリオレフィンの分子量、MFIインデックス、及び密度はまた、当業者によって理解される広い範囲内で変えることができる。MFIはメルトフローインデックスの略語である。MFIは、ASTM規格1238に従って測定される。
非官能化ポリオレフィン(B2)は、有利にはポリプロピレンホモポリマー又はコポリマー及び任意のエチレンホモポリマー、又はエチレンのコポリマー及び高級アルファオレフィンタイプのコモノマー、例えばブテン、ヘキセン、オクテン又は4−メチル−1−ペンテンから選択される。例えば、PP、高密度PE、中密度PE、直鎖低密度PE、低密度PE、超低密度PEが挙げられる。これらのポリエチレンは、「チーグラー−ナッタ」型触媒、又はごく最近では「メタロセン」触媒によって「ラジカル」重合方法に従い製造されることが、当業者に知られている。
官能化ポリオレフィン(B1)は、有利には、アルファオレフィン単位と、例えばエポキシ、カルボン酸又はカルボン酸無水物などの官能基を有する単位とを含む任意のポリマーから選択される。このようなポリマーの例として、エチレンとアルキルアクリレートと無水マレイン酸又はグリシジルメタクリレートとのターポリマー、例えば本出願人のLotader(登録商標)、又は無水マレイン酸によりグラフト化されたポリオレフィン、例えば本出願人のOrevac(登録商標)、及びエチレンとアルキルアクリレートと(メタ)アクリル酸とのターポリマーが挙げられる。また、カルボン酸無水物によりグラフト化され、次いでポリアミド又はモノアミノ化ポリアミドオリゴマーで縮合されたポリプロピレンのホモポリマー又はコポリマーも挙げられる。
ポリアミド並びに(B1)及び(B2)のMFIは広い範囲内で選択することができるものの、(B)の分散を容易にするためには、ポリアミドのMFIが(B)のそれよりも高いことが推奨される。
添加剤について
組成物は、組成物の総重量に対して20重量%までの、帯電防止フィラー、核化剤、潤滑剤、染料、顔料、光学的漂白剤、酸化防止剤、繊維(特にアラミド繊維、ガラス繊維、炭素繊維、有利にはガラス繊維)、フィラー(特にシリカ、グラファイト、膨張グラファイト、カーボンブラック、ガラスビーズ、カオリン、マグネシア、スラグ、タルク、珪灰石、ナノフィラー(カーボンナノチューブ))、及び安定剤から選択される添加剤も含むことができる。
ポリマーと共に使用される慣用の安定剤は、フェノール、ホスファイト、UV吸収剤、HALS系安定剤(ヒンダードアミン光安定剤)、金属ヨウ化物等である。CibaのIrganox1010、245、1098、Irgafos168、Tinuvin312、及びIodide P201が挙げられる。
そのため本出願人らは、驚くべきことに、PA/耐衝撃性改良剤組成物へのプレポリマーの導入が、溶融状態で、プレポリマーを欠く同じ組成物よりも流体の組成物を生じさせ、前記組成物のポリアミドの数平均分子量は前記プレポリマーの存在下又は非存在下で実質的に同じであることを見出した。
該組成物のより高い流動性の他に、本発明のもう一つの利点は、衝撃特性及び曲げ剛性特性がプレポリマーなしの同じ組成物の特性と比べて変化しないということである。
その結果、プレポリマーとポリアミドとの間に反応がなく、したがってプレポリマーとポリアミドとの間にアミド基転移反応もない。
有利には、本発明の組成物は、熱可塑性ポリウレタンを欠いている。
マトリックスのポリアミドは、該組成物中に存在する全ポリアミドに対して優勢である。
有利には、該組成物中に存在するマトリックスのポリアミドは、特に長鎖ポリアミド(例えばPA11、PA12、又は特にPA10.10、PA10.12又はPA12.12のようなX.Yポリアミド)又は短鎖ポリアミド(例えばPA6、6.6又は6.10)などの脂肪族ポリアミドであり、該ポリアミドはPA6及びPA11から選択される。
ホモポリアミドとコポリアミドは、アミド基(−CO−NH−)と同数の窒素原子があることが分かっているので、窒素原子あたりの炭素原子の数によって相互に区別される。
PAX.Yタイプのホモポリアミドの場合、窒素原子あたりの炭素原子の数は、X単位とY単位の平均である。
長鎖ポリアミドは、窒素原子あたりの炭素原子の数が9より多いポリアミドとして理解されなければならない。
短鎖ポリアミドは、窒素原子あたりの炭素原子の数が9以下のポリアミドとして理解されなければならない。
有利には、前記プレポリマーは、ポリアミド、特に脂肪族ポリアミドであって、特にPA6、PA11、PA12、及びPA6/12又はそれらの混合物から選択されるものに相当する。
有利には、単一のプレポリマーは、該組成物中で使用される。
前記プレポリマーは、1000から10000g/mol、特に1000から9000g/mol、特に1000から8000g/mol、特に1000から7000g/mol、特に1000から6000g/mol、特に1000から5000g/mol、特に2000から5000g/mol、特に2000から4000g/mol、特に2000から3000g/mol、好ましくは2500g/molの数平均分子量を有しうる。
有利には、プレポリマーの重量割合は、該組成物の総重量に対して0.1%から20%、特に1%から20%、特に3%から20%、特に3%から15%である。
有利には、プレポリマーの重量割合は、プレポリマー−ポリアミドの重量に対して1%から30%、特に3%から25%である。
有利には、プレポリマーの重量割合は、プレポリマー−ポリアミドの重量に対して0.1%から6%である。
有利には、100s−1のせん断速度での、プレポリマーなしの組成物の粘度/プレポリマーありの組成物の粘度の比率は、260℃でGoettfert Rheo_テスター2000によるキャピラリーレオメトリーによって決定して、少なくとも1.6、特に少なくとも1.6から約5である。
この比率は、該組成物の種々の成分の同等の濃度において決定され、すなわち同じ耐衝撃性改良剤で、適切な場合は添加剤で、マトリックスのポリアミドの割合が導入されたプレポリマーの割合の関数として補正される。その結果、本発明の組成物の流動性は、導入されたプレポリマーの濃度に依存し、かつプレポリマーを欠く組成物の流動性よりも高い。
有利には、プレポリマーなしの組成物の23℃での曲げ弾性/プレポリマーありの組成物の23℃での曲げ弾性の比率は、ISO規格178:2010に従って決定して、約1である。
有利には、プレポリマーなしの組成物の−30℃でのノッチ付き衝撃強さ/プレポリマーありの組成物の−30℃でのノッチ付き衝撃強さの比率は、ISO規格179−1:2010 eAに従って決定して、約1である。
有利には、本発明の組成物は、少なくとも1.6の、特に少なくとも1.6から約5の粘度比率、約1の曲げ弾性比率、及び約1のノッチ付き衝撃強さ比率を有し、この三つの比率はすでに定義済みである。
本発明のプレポリマーは、共に組成物中に導入されるポリアミドの特性、特に弾性率特性及び衝撃特性に影響を与えない。
プレポリマーは、ポリアミドとは異なるか、ポリアミドと同じか、又はポリアミドに近い窒素原子あたりの炭素数を含みうる。
ゆえに、ポリアミドとプレポリマーは、両方とも長鎖又は両方とも短鎖であってもよく、あるいはポリアミドが長鎖でプレポリマーが短鎖、又はポリアミドが短鎖でプレポリマー長鎖である。
有利には、本発明の組成物において、プレポリマーは、短鎖ポリアミドから選択され、かつマトリックスのポリアミドと相溶性であり、特にマトリックスのポリアミドは短鎖ポリアミドから選択される。短鎖プレポリマー及びマトリックスの短鎖ポリアミドは、6、4.6、6.6、6.T、6.I、6.10、6.12、9.T、9’T、2−メチル−1,8−オクタンジアミン、すなわち9−ジアミン又は1,9−ノナンジアミンの異性体を意味する9’、6/6.6、6.T/6.6、6.T/6.I/6.6から選択される。
例として、本発明の組成物において、プレポリマーはPA6からなり、ポリアミドは短鎖PA、特にPA6、PA6.Y(ここでYはC−C12二酸を表す)、特にPA6.10又はPA6.12である。
別の例によれば、プレポリマーはPA6/12コポリマーからなり、ポリアミドは短鎖PA、特にPA6又はPA6.12である。
PA6/PA12コポリアミド中のモノマーの重量比率が0.1/99.9と99.9/0.1の間でありうることは明らかである。
有利には、本発明の組成物において、プレポリマーは、長鎖ポリアミドから選択され、かつマトリックスのポリアミドと相溶性であり、特にマトリックスのポリアミドは長鎖ポリアミド、特に脂肪族、半芳香族又は脂環式から選択される。
長鎖プレポリマー及びマトリックスの長鎖ポリアミドは、12、11、10.10、10.12、6.18、10.T、12.T、12/10.T、12.12、10.10/10.12、及び10.10/10.Tから選択されうる。
例として、プレポリマーは、PA11からなり、ポリアミドは、PA11、PA12、PA10.10、及びPA10.12から選択される。
有利には、組成物において用いられる耐衝撃性改良剤は、ポリオレフィン又は複数のポリオレフィンの混合物又は非反応性PEBAから選択される。
特に、すべての又は一部のポリオレフィンは、カルボン酸、カルボン酸無水物、及びエポキシド官能基から選択される官能基を有し、特にエラストマー特性を有するエチレンとプロピレンとのコポリマー(EPR)、エラストマー特性を有するエチレン−プロピレン−ジエンコポリマー(EPDM)、及びエチレン/アルキル(メタ)アクリレートコポリマー、エチレン−高級アルケンコポリマー、特にエチレン−オクテンコポリマー又はエチレン−アルキルアクリレート−無水マレイン酸ターポリマーから選択される。
有利には、耐衝撃性改良剤は、F493、Lotader(登録商標)(特にLotader5500又はLotader7500)、VA1803又はそれらの混合物から選択され、この場合それらは0.1/99.9から99.9/0.1、二種の混合物の場合は、優先的に1/2から2/1の範囲の比率である。
例として、耐衝撃性改良剤は、F493/Lotader(登録商標)、特にF493/Lotader(登録商標)5500又はF493/Lotader(登録商標)7500から選択される。
有利には、本発明の組成物中の耐衝撃性改良剤は、組成物の総重量に対して5%から45%、特に10%から30%、特に15%から30%の割合で存在する。
組成物の添加剤は、有利には安定剤、染料、可塑剤、繊維、フィラー、及びポリオレフィン以外の耐衝撃性改良剤から選択される。
別の態様によれは、本発明は、押出、射出又は成型により得られる物品の製造のための、上に定義した組成物の使用に関する。
押出により得られる物品は、流体、特にガソリン、圧搾空気又は冷媒流体の分配のためのパイプ又はチューブであってもよい。
射出により得られる物品は、例えばスポーツ用品、特にスポーツシューズ、とりわけスキーブーツ又はランニングシューズである。
成型により得られる物品は、タンク、特にガソリン又はガス用タンクでありうる。
別の態様によれば、本発明は、上に定義した組成物の押出、射出又は成型の工程を含む、上に定義した物品を製造するための方法に関する。
別の態様によれば、本発明は、上に定義した方法により得られる物品に関する。
本発明において使用されるポリアミド組成物は、マトリックスのポリアミドと、プレポリマーと、耐衝撃性改良剤とを(任意選択的に離型剤及び他の任意選択の成分も)コンパウンドすることにより製造されうる。該組成物は、通例、ペレット又は顆粒形態で回収される。
別の態様によれば、本発明は、プレポリマーを欠く同じ組成物よりも溶融状態で高い流動性を有する組成物を構成するための、少なくとも一のポリアミド、耐衝撃性改良剤、及び場合によって添加剤からなるマトリックスと併せたプレポリマーの使用に関し、そのポリアミドは、前記プレポリマーの存在下又は非存在下で、実質的に同じ数平均分子量を有し、
前記ポリアミドは45重量%から94.95重量%、特に55重量%から94.95重量%の割合で存在し;
前記プレポリマーは0.05重量%から20重量%の割合で存在し;
ポリアミド−プレポリマーの合計に対するポリアミドマトリックスの重量の割合とプレポリマーの重量の割合は、それぞれ60%から99.9%及び40%から0.1%であり;
前記耐衝撃性改良剤は5重量%から45重量%の割合で存在し;かつ
前記添加剤は0から20重量%の割合で存在し;
ポリアミド、プレポリマー、耐衝撃性改良剤、及び任意選択的に添加剤の合計が100%に等しい。
ポリアミド、プレポリマー、耐衝撃性改良剤、及び添加剤は上に定義されている通りである。
本発明者らは、プレポリマーが耐衝撃性改良剤と優先的に反応し、耐衝撃性改良剤及びポリアミドと混合された場合はポリアミドと反応しなかったこと、よってプレポリマーとポリアミドとのアミド基転移反応は存在しないことを見出した。したがって、ポリアミドの数平均分子量は、前記プレポリマーの存在下又は非存在下で実質的に同じである。
前記の構成組成物は、有利にはポリウレタン系樹脂を欠いている。
別の態様によれば、本発明は、少なくとも一のポリアミド、耐衝撃性改良剤、及び任意選択的に添加剤からなるマトリックスとプレポリマーとを接触させることを含む、組成物を製造するための方法に関し、
前記ポリアミドは45重量%から94.95重量%の割合で存在し;
前記プレポリマーは0.05重量%から20重量%の割合で存在し;
ポリアミド−プレポリマーの合計に対するポリアミドマトリックスの重量の割合及びプレポリマーの重量の割合は、それぞれ60%から99.9%及び40%から0.1%であり;
前記耐衝撃性改良剤は5重量%から45重量%の割合で存在し;かつ
前記添加剤は0から20重量%の割合で存在し;
ポリアミド、プレポリマー、耐衝撃性改良剤、及び任意選択的に添加剤の合計が100%に等しく、
前記組成物はプレポリマーを欠く同じ組成物よりも溶融状態で高い流動性を有し、前記組成物のポリアミドの数平均分子量は前記プレポリマーの存在下又は非存在下で実質的に同じであり、前記方法は前記プレポリマーと前記ポリアミドとの間のアミド基転移反応を欠いている。
この三つの成分−プレポリマー、ポリアミド、及び耐衝撃性改良剤−を同時に接触させ、それによりプレポリマーが耐衝撃性改良剤と優先的に反応して、ポリアミドとのアミド基転移反応に入らないようにすることができ、それゆえその数平均分子量は前記プレポリマーの存在下又は非存在下で実質的に同じである。
可変量のPA6プレポリマー(0から10重量%)の存在下での、可変量のPA6(重量割合60%から70%)と耐衝撃性改良剤(Lotader7500:10重量%及びFusabond F493:20重量%)とからなる本発明の組成物の、260℃でのGoettfert Rheo_テスター2000によるキャピラリーレオメトリーを示す。横座標:Rabinowitsch補正したせん断勾配(s−1)縦座標:Rabinowitsch補正した粘度(Pa.s)四角:0%PA6プレポリマー及び70%PA6(マトリックス)三角:5%PA6プレポリマー及び65%PA6(マトリックス)丸:10%PA6プレポリマー及び60%PA6(マトリックス) 可変量のPA6プレポリマーの存在下での、PA6((重量割合55%から70%)と耐衝撃性改良剤(Lotader 5500:10重量%及びFusabond F493:20重量%)とからなる本発明の組成物の、260℃でのGoettfert Rheo_テスター2000によるキャピラリーレオメトリーを示す。横座標:Rabinowitsch補正したせん断勾配(s−1)縦座標:Rabinowitsch補正した粘度(Pa.s)四角:0%PA6プレポリマー及び70%PA6(マトリックス)三角:10%PA6プレポリマー及び60%PA6(マトリックス)丸:15%PA6プレポリマー及び55%PA6(マトリックス) 本発明の組成物(3重量%のPA11プレポリマーの存在下又は非存在下での、PA11及び20%耐衝撃性改良剤:Fusabond F493)の、260℃でのGoettfert Rheo_テスター2000によるキャピラリーレオメトリーを示す。横座標:Rabinowitsch補正したせん断勾配(s−1)縦座標:Rabinowitsch補正した粘度(Pa.s)丸:0%PA11プレポリマー及び80%PA11(マトリックス)四角:3%PA11プレポリマー及び77%PA11(マトリックス) 本発明の組成物(3重量%のPA11プレポリマーの存在下又は非存在下での、PA11及び15%耐衝撃性改良剤:Fusabond F493)の、260℃でのGoettfert Rheo_テスター2000によるキャピラリーレオメトリーを示す。横座標:Rabinowitsch補正したせん断勾配(s−1)縦座標:Rabinowitsch補正した粘度(Pa.s)丸:0%PA11プレポリマー及び85%PA11(マトリックス)四角:3%PA11プレポリマー及び82%PA11(マトリックス) 本発明の組成物(3重量%のPA6プレポリマーの存在下又は非存在下での、PA6.10、30%耐衝撃性改良剤:15%Tafmer MH5020及び15%engage8200)の、260℃でのGoettfert Rheo_テスター2000によるキャピラリーレオメトリーを示す。横座標:Rabinowitsch補正したせん断勾配(s−1)縦座標:Rabinowitsch補正した粘度(Pa.s)白抜き三角:0%PA6プレポリマー及び70%PA6.10(マトリックス)塗りつぶし三角:3%PA6プレポリマー及び67%PA6.10(マトリックス) 本発明の組成物(3重量%のPA6プレポリマーの存在下又は非存在下での、PA6.10、30%耐衝撃性改良剤:Tafmer MH5020)の、260℃でのGoettfert Rheo_テスター2000によるキャピラリーレオメトリーを示す。横座標:Rabinowitsch補正したせん断勾配(s−1)縦座標:Rabinowitsch補正した粘度(Pa.s)白抜き四角:0%PA6プレポリマー及び70%PA6.10(マトリックス)塗りつぶし四角:3%PA6プレポリマー及び67%PA6.10(マトリックス) 本発明の組成物(3重量%のPA11プレポリマーの存在下又は非存在下での、PA10.10、30%耐衝撃性改良剤:15%Tafmer MH5020及び15%engage8200)の、260℃でのGoettfert Rheo_テスター2000によるキャピラリーレオメトリーを示す。横座標:Rabinowitsch補正したせん断勾配(s−1)縦座標:Rabinowitsch補正した粘度(Pa.s)白抜き菱形:0%PA11プレポリマー及び70%PA10.10(マトリックス)塗りつぶし菱形:3%PA11プレポリマー及び67%PA10.10(マトリックス) 本発明の組成物(3重量%のPA11プレポリマーの存在下又は非存在下での、PA10.10、30%耐衝撃性改良剤:Tafmer MH5020)の、260℃でのGoettfert Rheo_テスター2000によるキャピラリーレオメトリーを示す。横座標:Rabinowitsch補正したせん断勾配(s−1)縦座標:Rabinowitsch補正した粘度(Pa.s)白抜き丸:0%PA11プレポリマー及び70%PA10.10(マトリックス)塗りつぶし丸:3%PA11プレポリマー及び67%PA10.10(マトリックス)
使用した製品:
Fusabond493:Dupontにより販売されている無水マレイン酸(MAH)−グラフト化エチレン−オクテンコポリマー
Lotader7500及び5500:本出願人により販売されているエチレン/アルキルアクリレート/無水マレイン酸ターポリマー
Exxelor TM VA1803:Exxon Mobil Chemicalにより販売されている無水マレイン酸−グラフト化エチレンとプロピレンとのコポリマー
Tafmer MH5020:Mitsui Chemicalsにより販売されている無水マレイン酸(MAH)−グラフト化エチレン−ブテンコポリマー
Engage 8200:Dow Chemicalにより販売されているエチレン−オクテンコポリマー
Domamid 24:Domo Chemicalsにより販売されているポリアミド6(iv=1.15dl/g、メタクレゾール中で測定)
PA11 KNO(iv=1.42)、本出願人により製造
PA6.10:本出願人により製造されているポリアミド6.10(iv=1.2dl/g、メタクレゾール中で測定)
PA10.10(iv=1.23dl/g、メタクレゾール中で測定)、本出願人により製造
プレポリマー:Mn 2500g/molのモノNHポリアミド−11及びポリアミド−6(本出願人により製造)
以下の組成物が例証される:
PA11をベースとした本発明の組成物
− ポリアミド−11(KNO、マトリックス)
− 無水マレイン酸−グラフト化エチレン−オクテンコポリマー(Dupontにより販売のFusabond493参照)
− 重量2500g/molの単官能性NHプレポリマー11
実施例1:
80%PA11(KNO)+20%F493
77%PA11(KNO)+20%F493+3%PA11プレポリマー
(PA11マトリックス/PA11プレポリマー 重量比率96.25/3.75)
実施例2:
85%PA11(KNO、マトリックス)+15%F493
82%PA11(KNO、マトリックス)+15%F493+3%PA11プレポリマー
(PA11マトリックス/PA11プレポリマー 重量比率96.5/3.5)
実施例3:
85%PA11(KNO、マトリックス)+15%VA1803
82%PA11(KNO、マトリックス)+15%VA1803+3%PA11プレポリマー
(PA11マトリックス/PA11プレポリマー 重量比率96.5/3.5)

PA6をベースとした本発明の組成物
− ポリアミド−6(Domamid24参照)
− 無水マレイン酸−グラフト化エチレン−オクテンコポリマー(Dupontにより販売のFusabond493参照)
− エチレン/アクリレート/無水マレイン酸ターポリマー(Lotader(登録商標)シリーズ)
− 重量2500g/molの単官能性NHポリアミド−6プレポリマー
実施例4:
70%PA6+20%F493+10%Lotader5500
65%PA6+5%PA6プレポリマー+20%F493+10%Lotader5500
PA6/PA6プレポリマー 重量比率92.9/7.1
60%PA6+10%PA6プレポリマー+20%F493+10%Lotader5500
PA6/PA6プレポリマー 重量比率85.7/14.3
55%PA6+15%PA6プレポリマー+20%F493+10%Lotader5500
(PA6/PA6プレポリマー 重量比率78.6/21.4)
実施例5:
70%PA6+20%F493+10%Lotader7500
65%PA6+5%PA6プレポリマー+20%F493+10%Lotader7500
(PA6/PA6プレポリマー 重量比率92.8/7.1)
60%PA6+10%PA6プレポリマー+20%F493+10%Lotader7500
(PA6/PA6プレポリマー 重量比率85.7/14.3)

PA6.10をベースとした本発明の組成物
− ポリアミド−6.10(マトリックス)
− 無水マレイン酸−グラフト化エチレン−ブテンコポリマー、Mitsui Chemicalsにより販売のMH5020参照
− エチレン−オクテンコポリマー、Dow Chemicalにより販売のengage8200参照
− 重量2500g/molの単官能性NHプレポリマー6
実施例6:
70%PA6.10+15%MH5020+15%engage8200
67%PA6.10+15%MH5020+15%engage8200+3%PA6プレポリマー
(PA6.10/PA6プレポリマー 重量比率95.7/4.3)
実施例7:
70%PA6.10+30%MH5020
67%PA6.10+30%MH5020+3%PA6プレポリマー
(PA6.10/PA6プレポリマー 重量比率95.7/4.3)

PA10.10をベースとした本発明の組成物
− ポリアミド−10.10(マトリックス)
− 無水マレイン酸−グラフト化エチレン−ブテンコポリマー、Mitsui Chemicalsにより販売のMH5020参照
− エチレン−オクテンコポリマー、Dow Chemicalにより販売engage8200参照
− 重量2500g/molの単官能性NHプレポリマー11
実施例8:
70%PA10.10+15%MH5020+15%engage8200
67%PA10.10+15%MH5020+15%engage8200+3%PA11プレポリマー
(PA10.10/PA11プレポリマー 重量比率95.7/4.3)
実施例9:
70%PA10.10+30%MH5020
67%PA10.10+30%MH5020+3%PA11プレポリマー
(PA10.10/PA11プレポリマー 重量比率95.7/4.3)

コンパウンド:
PA11系製剤:
Thermo Haake PTW 16/25D型二軸スクリュー押出機
機械温度:270℃
スクリュースピード:300rpm
押出機の出口流速:3.5kg/h
PA6系製剤:
Leistritz型二軸スクリュー押出機
機械温度:240℃
スクリュースピード:300rpm
押出機の出口流速:15kg/h

PA6.10系製剤:
Clextral Evolum 32型二軸スクリュー押出機
機械温度:270℃
スクリュースピード:300rpm
押出機の出口流速:40kg/h

PA10.10系製剤:
Clextral Evolum 32型二軸スクリュー押出機
機械温度:270℃
スクリュースピード:300rpm
押出機の出口流速:40kg/h

変形:
80x10x4mmのバーが射出成形により製造された。以下のプロセスパラメーターが用いられた:
PA11系製剤:
− 射出温度(フィード/ノズル):250/270℃
− 金型温度:40℃
− 保持時間:15秒
− 材料保持圧力:500bar
− 冷却時間:20秒
PA6系製剤:
− 射出温度(フィード/ノズル):240/260℃
− 金型温度:40℃
− 保持時間:15秒
− 材料保持圧力:340bar
− 冷却時間:25秒
PA6.10系製剤:
− 射出温度(フィード/ノズル):250/270℃
− 金型温度:40℃
− 保持時間:15秒
− 材料保持圧力:330bar
− 冷却時間:15秒
PA10.10系製剤:
− 射出温度(フィード/ノズル):250/270℃
− 金型温度:40℃
− 保持時間:15秒
− 材料保持圧力:330bar
− 冷却時間:15秒

組成物の粘度、得られたバーの曲げ弾性率及びノッチ付き衝撃強さの結果を以下の表Iに示す:
Figure 2017509763
Figure 2017509763

上記の実施例は、プレポリマーを含む本発明の耐衝撃性改質組成物が衝撃特性及び曲げ剛性特性に悪い影響を受けることなく、溶融状態で、プレポリマーなしの同じ組成物よりも高い流動性を有することを示している。
実施例10:プレポリマーの存在下又は非存在下での耐衝撃性改良剤と接触したポリアミドの数平均分子量の変化

Figure 2017509763
重量は、PMMA当量(g/mol)として表し、PA可溶性部分に基づいて測定した。
本実施例は、耐衝撃性改良剤と接触したか又は耐衝撃性改良剤及びプレポリマーと同時に接触したPA11の数平均分子量がPA11の元の数平均分子量に関係なく実質的に同じであること、プレポリマーとポリアミドとの間にアミド基転移反応がないことを示している。

Claims (20)

  1. − 少なくとも一のポリアミドからなる、45重量%から94.95重量%のマトリックス
    − 0.05重量%から20重量%の少なくとも一のプレポリマーであって、ポリアミド−プレポリマーの合計に対するポリアミドマトリックスの重量の割合とプレポリマーの重量の割合が、それぞれ60%から99.9%及び40%から0.1%であるプレポリマー
    − 5重量%から45重量%の少なくとも一の耐衝撃性改良剤
    − 0から20%の添加剤
    を含む組成物であって、
    前記組成物がプレポリマーを欠く同じ組成物よりも溶融状態で高い流動性を有し、前記組成物のポリアミドの数平均分子量が前記プレポリマーの存在下又は非存在下で実質的に同じである、組成物。
  2. マトリックスのポリアミドが鎖状又は分枝鎖の脂肪族ポリアミド、脂環式ポリアミド、半芳香族ポリアミド、芳香族ポリアミド、及びPEBAから選択される、請求項1に記載の組成物。
  3. ポリアミドが脂肪族ポリアミド、特にPA6及びPA11から選択される、請求項2に記載の組成物。
  4. プレポリマーがポリアミド、特に脂肪族ポリアミド、とりわけPA6、PA11、PA12、及びPA6/12又はそれらの混合物から選択される脂肪族ポリアミドに相当する、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 前記プレポリマーが1000から10000g/mol、特に1000から5000g/mol、好ましくは2500g/molの数平均分子量を有する、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. プレポリマーの重量割合が、組成物の合計に対して0.1%から20%、特に1%から20%、特に3%から20%、特に3%から15%である、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. プレポリマーの重量割合が、プレポリマー−ポリアミドの重量に対して1%から30%、特に3%から25%である、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. プレポリマーがポリアミドと相溶性である、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. プレポリマーがPA6からなり、ポリアミドが短鎖PA、特にPA6、PA6.Y(YはC−C12二酸を表す)、特にPA6.10又はPA6.12である、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. プレポリマーがPA11からなり、ポリアミドがPA11、PA12、PA10.10、及びPA10.12から選択される、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. プレポリマーがPA6/12からなり、ポリアミドがPA6及びPA6.12から選択される、請求項1から10のいずれか一項に記載の組成物。
  12. 耐衝撃性改良剤がポリオレフィン又は複数のポリオレフィンの混合物又は非反応性PEBAから選択される、請求項1から11のいずれか一項に記載の組成物。
  13. 一部又はすべてのポリオレフィンが、カルボン酸、カルボン酸無水物、及びエポキシド官能基から選択される官能基を有し、特にエラストマー特性を有するエチレンとプロピレンとのコポリマー(EPR)、エラストマー特性を有するエチレン−プロピレン−ジエンコポリマー(EPDM)、及びエチレン/アルキル(メタ)アクリレートコポリマーから選択される、請求項12に記載の組成物。
  14. 耐衝撃性改良剤が組成物の総重量に対して5%から45%、特に10%から30%の割合で存在する、請求項12及び13のいずれか一項に記載の組成物。
  15. 添加剤が安定剤、染料、可塑剤、繊維、フィラー、及びポリオレフィン以外の耐衝撃性改良剤から選択される、請求項1から14のいずれか一項に記載の組成物。
  16. 押出、射出又は成型により得られる物品製造のための、請求項1から15のいずれか一項に記載の組成物の使用。
  17. 射出により得られる物品の製造のため、特にスポーツシューズ、とりわけスキーブーツ又はランニングシューズの製造のための、請求項16に記載の組成物の使用。
  18. 成型により得られる物品、特にタンクの製造のための、請求項16に記載の組成物の使用。
  19. プレポリマーを欠く同じ組成物よりも高い流動性を有する組成物を構成するための、少なくとも一のポリアミド、耐衝撃性改良剤、及び任意選択的に添加剤からなるマトリックスと併せたプレポリマーの使用であって、そのポリアミドが前記プレポリマーの存在下又は非存在下で実質的に同じ数平均分子量を有し、
    前記ポリアミドが45重量%から94.95重量%、特に55重量%から94.95重量%の割合で存在し;
    前記プレポリマーが0.05重量%から20重量%の割合で存在し;
    ポリアミド−プレポリマーの合計に対するポリアミドマトリックスの重量の割合とプレポリマーの重量の割合が、それぞれ60%から99.9%及び40%から0.1%であり;
    前記耐衝撃性改良剤が5重量%から45重量%の割合で存在し;かつ
    前記添加剤が0から20重量%の割合で存在し;
    ポリアミド、プレポリマー、耐衝撃性改良剤、及び任意選択的に添加剤の合計が100%に等しい、使用。
  20. 少なくとも一のポリアミド、耐衝撃性改良剤、及び任意選択的に添加剤からなるマトリックスとプレポリマーを接触させることを含む、組成物を製造するための方法であって、
    前記ポリアミドが45重量%から94.95重量%の割合で存在し;
    前記プレポリマーが0.05重量%から20重量%の割合で存在し;
    ポリアミド−プレポリマーの合計に対するポリアミドマトリックスの重量の割合とプレポリマーの重量の割合が、それぞれ60%から99.9%及び40%から0.1%であり;
    前記耐衝撃性改良剤が5重量%から45重量%の割合で存在し;かつ
    前記添加剤が0から20重量%の割合で存在し;
    ポリアミド、プレポリマー、耐衝撃性改良剤、及び任意選択的に添加剤の合計が100%に等しく、
    前記組成物がプレポリマーを欠く同じ組成物よりも溶融状態で高い流動性を有し、前記組成物のポリアミドの数平均分子量が前記プレポリマーの存在下又は非存在下で実質的に同じであり、前記方法が前記プレポリマーと前記ポリアミドとの間のアミド基転移反応を欠いている、方法。
JP2016559646A 2014-04-02 2015-03-31 溶融状態で高いレベルの流動性を有する、新規耐衝撃性改質熱可塑性組成物 Active JP7084107B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR1452901A FR3019553B1 (fr) 2014-04-02 2014-04-02 Nouvelle composition thermoplastique modifiee choc presentant une plus grande fluidite a l'etat fondu
FR1452901 2014-04-02
PCT/FR2015/050825 WO2015150687A1 (fr) 2014-04-02 2015-03-31 Nouvelle composition thermoplastique modifiee choc presentant une plus grande fluidite a l'etat fondu

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019165874A Division JP2020007563A (ja) 2014-04-02 2019-09-12 溶融状態で高いレベルの流動性を有する、新規耐衝撃性改質熱可塑性組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017509763A true JP2017509763A (ja) 2017-04-06
JP7084107B2 JP7084107B2 (ja) 2022-06-14

Family

ID=51168105

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016559646A Active JP7084107B2 (ja) 2014-04-02 2015-03-31 溶融状態で高いレベルの流動性を有する、新規耐衝撃性改質熱可塑性組成物
JP2019165874A Pending JP2020007563A (ja) 2014-04-02 2019-09-12 溶融状態で高いレベルの流動性を有する、新規耐衝撃性改質熱可塑性組成物

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019165874A Pending JP2020007563A (ja) 2014-04-02 2019-09-12 溶融状態で高いレベルの流動性を有する、新規耐衝撃性改質熱可塑性組成物

Country Status (7)

Country Link
US (1) US10800918B2 (ja)
EP (1) EP3126448A1 (ja)
JP (2) JP7084107B2 (ja)
KR (1) KR102277345B1 (ja)
CN (1) CN106133061B (ja)
FR (1) FR3019553B1 (ja)
WO (1) WO2015150687A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6296197B1 (ja) * 2017-09-06 2018-03-20 東洋インキScホールディングス株式会社 樹脂組成物、およびその成形体
JP2021503022A (ja) * 2017-11-14 2021-02-04 エボニック オペレーションズ ゲーエムベーハー 線状脂肪族ポリアミドをベースとするポリマー組成物
JP2021519353A (ja) * 2018-03-26 2021-08-10 エスケー グローバル ケミカル カンパニー リミテッド 熱可塑性組成物の溶融レオロジーを改質するために管型反応器で製造されたエチレンとアクリレートの共重合体の用途
WO2024010008A1 (ja) * 2022-07-04 2024-01-11 Ube株式会社 ポリアミド樹脂組成物、それを含むフィルム及びフィルム積層体、並びにペレット混合物

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3299165B1 (de) 2016-09-21 2020-08-12 Evonik Operations GmbH Mehrschichtiger hohlkörper mit hoher auswaschbeständigkeit
WO2019092018A1 (de) * 2017-11-10 2019-05-16 Covestro Deutschland Ag Mineralgefüllte thermoplastische zusammensetzung mit guten mechanischen eigenschaften
WO2019112910A1 (en) * 2017-12-05 2019-06-13 A. Schulman, Inc. High performance polyamide compounds and uses thereof
JP2022535246A (ja) * 2019-06-05 2022-08-05 ソルベイ スペシャルティ ポリマーズ ユーエスエー, エルエルシー ポリアミド/ポリオレフィンブレンド及び対応する携帯電子機器の構成部品
JP2022553748A (ja) * 2019-10-24 2022-12-26 インヴィスタ テキスタイルズ(ユー.ケー.)リミテッド ポリアミド組成物及び同組成物から作製される物品

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5170254A (ja) * 1974-11-13 1976-06-17 Du Pont
JPS5434361A (en) * 1977-08-03 1979-03-13 Allied Chem Highly impact resistant nylon molding composition
EP0272695A2 (en) * 1986-12-23 1988-06-29 E.I. Du Pont De Nemours And Company Tough high melt flow polyamides
JPH06133801A (ja) * 1992-10-21 1994-05-17 Tonen Chem Corp スキーブーツ用組成物
JPH07179751A (ja) * 1993-10-12 1995-07-18 Elf Atochem Sa ポリアミドとポリオレフィンとの混合物をベースとした溶着線を有する成形品
JP2004068740A (ja) * 2002-08-08 2004-03-04 Denso Corp 樹脂製ラジエータタンク
EP1568487A1 (en) * 2002-12-02 2005-08-31 Daicel-Degussa Ltd. Composite formed body and method for producing same
JP2006028314A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Daicel Degussa Ltd 複合材料及びその製造方法
WO2006079890A1 (de) * 2005-01-27 2006-08-03 Ems-Chemie Ag Hochviskose formmassen auf basis von thermoplastischen polymeren sowie deren verwendung
US20100137516A1 (en) * 2006-10-12 2010-06-03 Arkema France Impact-resistant composition based on a polyamide resin and on a blend of at least one graft copolymer with polyamide blocks and a low-density ethylene polymer
JP2011506201A (ja) * 2007-12-20 2011-03-03 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. エアバッグ容器
JP2014111761A (ja) * 2012-11-12 2014-06-19 Kuraray Co Ltd ポリアミド樹脂組成物

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4160790A (en) 1977-08-03 1979-07-10 Allied Chemical Corporation High impact nylon molding compositions
FR2629090B1 (fr) 1988-03-24 1990-11-23 Atochem Copolymere greffe a base d'alpha-mono-olefine, son procede de fabrication, son application a la fabrication d'alliages thermoplastiques, alliages thermoplastiques obtenus
KR920001730B1 (ko) * 1989-10-25 1992-02-24 금성전선 주식회사 케이블 접속용 열수축성 슬리이브
GB9018144D0 (en) 1990-08-17 1990-10-03 Unilever Plc Polymerisation process
DE19821719C2 (de) * 1998-05-14 2001-07-19 Inventa Ag Polyamidformmassen, Verfahren zu deren Herstellung und deren Verwendung
FR2846332B1 (fr) 2002-10-23 2004-12-03 Atofina Copolymeres transparents a blocs polyamides et blocs polyethers
US7056975B2 (en) 2003-05-27 2006-06-06 Ube Industries, Ltd. Thermoplastic resin composition having improved resistance to hydrolysis
DE102005023420A1 (de) 2005-05-20 2006-11-23 Ems-Chemie Ag Polyamidformmassen mit verbesserter Fliessfähigkeit, deren Herstellung sowie deren Verwendung
EP1882719B1 (de) * 2006-07-11 2017-04-19 Ems-Chemie Ag Polyamidformmasse und deren Verwendung
JP5303764B2 (ja) * 2007-07-23 2013-10-02 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. E/eコネクタおよびそこに使用されるポリマー組成物
JP5170254B2 (ja) 2008-11-26 2013-03-27 日本電気株式会社 表示装置、端末装置および表示方法
JP5434361B2 (ja) 2009-02-24 2014-03-05 株式会社リコー 画像処理装置及び画像処理方法
TWI563034B (en) * 2011-05-13 2016-12-21 Dsm Ip Assets Bv Flame retardant semi-aromatic polyamide composition and moulded products made therefrom

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5170254A (ja) * 1974-11-13 1976-06-17 Du Pont
JPS5434361A (en) * 1977-08-03 1979-03-13 Allied Chem Highly impact resistant nylon molding composition
EP0272695A2 (en) * 1986-12-23 1988-06-29 E.I. Du Pont De Nemours And Company Tough high melt flow polyamides
JPS63168455A (ja) * 1986-12-23 1988-07-12 イー・アイ・デュポン・デ・ニモアス・アンド・カンパニー 強い高メルトフローのポリアミド
JPH06133801A (ja) * 1992-10-21 1994-05-17 Tonen Chem Corp スキーブーツ用組成物
JPH07179751A (ja) * 1993-10-12 1995-07-18 Elf Atochem Sa ポリアミドとポリオレフィンとの混合物をベースとした溶着線を有する成形品
JP2004068740A (ja) * 2002-08-08 2004-03-04 Denso Corp 樹脂製ラジエータタンク
EP1568487A1 (en) * 2002-12-02 2005-08-31 Daicel-Degussa Ltd. Composite formed body and method for producing same
JP2006028314A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Daicel Degussa Ltd 複合材料及びその製造方法
WO2006079890A1 (de) * 2005-01-27 2006-08-03 Ems-Chemie Ag Hochviskose formmassen auf basis von thermoplastischen polymeren sowie deren verwendung
US20100137516A1 (en) * 2006-10-12 2010-06-03 Arkema France Impact-resistant composition based on a polyamide resin and on a blend of at least one graft copolymer with polyamide blocks and a low-density ethylene polymer
JP2011506201A (ja) * 2007-12-20 2011-03-03 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. エアバッグ容器
JP2014111761A (ja) * 2012-11-12 2014-06-19 Kuraray Co Ltd ポリアミド樹脂組成物

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6296197B1 (ja) * 2017-09-06 2018-03-20 東洋インキScホールディングス株式会社 樹脂組成物、およびその成形体
JP2019044131A (ja) * 2017-09-06 2019-03-22 東洋インキScホールディングス株式会社 樹脂組成物、およびその成形体
JP2021503022A (ja) * 2017-11-14 2021-02-04 エボニック オペレーションズ ゲーエムベーハー 線状脂肪族ポリアミドをベースとするポリマー組成物
JP7124076B2 (ja) 2017-11-14 2022-08-23 エボニック オペレーションズ ゲーエムベーハー 線状脂肪族ポリアミドをベースとするポリマー組成物
JP2021519353A (ja) * 2018-03-26 2021-08-10 エスケー グローバル ケミカル カンパニー リミテッド 熱可塑性組成物の溶融レオロジーを改質するために管型反応器で製造されたエチレンとアクリレートの共重合体の用途
JP7412345B2 (ja) 2018-03-26 2024-01-12 エスケー ジオ セントリック カンパニー リミテッド 熱可塑性組成物の溶融レオロジーを改質するために管型反応器で製造されたエチレンとアクリレートの共重合体の用途
WO2024010008A1 (ja) * 2022-07-04 2024-01-11 Ube株式会社 ポリアミド樹脂組成物、それを含むフィルム及びフィルム積層体、並びにペレット混合物

Also Published As

Publication number Publication date
US20170022363A1 (en) 2017-01-26
WO2015150687A1 (fr) 2015-10-08
CN106133061B (zh) 2021-04-13
JP7084107B2 (ja) 2022-06-14
KR20160140645A (ko) 2016-12-07
EP3126448A1 (fr) 2017-02-08
FR3019553A1 (fr) 2015-10-09
US10800918B2 (en) 2020-10-13
JP2020007563A (ja) 2020-01-16
CN106133061A (zh) 2016-11-16
KR102277345B1 (ko) 2021-07-13
FR3019553B1 (fr) 2020-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7084107B2 (ja) 溶融状態で高いレベルの流動性を有する、新規耐衝撃性改質熱可塑性組成物
US20220204721A1 (en) Transformation-stable composition comprising viscous polyamide, production thereof and use of same
JP7071174B2 (ja) 耐疲労性合成パーツの射出成形のためのポリアミド及びPebaの組成物
US8420221B2 (en) Semiaromatic moulding compositions and uses of these
JP7501825B2 (ja) 改善された寸法安定性を示すアモルファスポリアミドベースの組成物
JP2021155743A (ja) 耐衝撃性熱可塑性組成物
JP2021107553A (ja) 透明熱可塑性組成物におけるプレポリマーの使用、それを含む組成物及びその使用
JP7464519B2 (ja) 硬質延性ポリアミド系の透明組成物とその使用
JP2023552871A (ja) ポリアミド、ガラス繊維、および中空ガラス強化材をベースとする成形用組成物ならびにその使用
KR20220020343A (ko) 높은 모듈러스 및 낮은 유전 상수를 갖는 폴리아미드 조성물 및 이의 용도
CN111479851A (zh) 抗水解的、co2可渗透的嵌段共聚物
CN107108891B (zh) 由聚苯硫醚和聚酰胺接枝的聚烯烃制成的热塑性成分
JP2023529886A (ja) ポリアミド、炭素繊維および中空のガラスビーズがベースの成形組成物およびその使用
JP7453217B2 (ja) 金属ならびにポリアミドおよびアクリレートのポリマー層を含むラミネート
KR20230107845A (ko) 폴리아미드, 충격 개질제 및 유리 단섬유에 기초한 투명한 성형 조성물 및 이의 용도
JP2023529869A (ja) 高弾性率及び低誘電率を有するポリアミド組成物及びその使用

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181030

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190123

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190415

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190813

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190912

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20190912

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20190924

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20191001

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20191011

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20191023

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20200414

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20200707

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20210202

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20210406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210412

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20211005

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20211221

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20220111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220324

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20220426

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20220524

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20220524

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220602

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7084107

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150