JP2006028314A - 複合材料及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ポリアミド系樹脂(I)と、熱可塑性ポリウレタン系樹脂(II)とを構成成分とする複合材料において、前記ポリアミド系樹脂(I)として、10mmol/kg以上のアミノ基を有するポリアミド系樹脂(I)を使用する。このようなポリアミド系樹脂(I)の使用により、混合相中の各相間の接合が強固となり、目的の均一な複合材料を得ることができる。このとき、ポリアミド系樹脂中のアミノ基を有する成分を、一分子中に一個のアミノ基を有する成分で構成することにより、より均一な複合材料を得ることができる。
【選択図】 なし
Description
(Ia-2): アミノ基含有量が異なる複数のポリアミド系樹脂の混合物であって、10mmol/kg以上のアミノ基を有するポリアミド系樹脂
(Ia-3):ポリアミド系樹脂と、アミノ基を有する化合物とを含むポリアミド系樹脂組成物であって、10mmol/kg以上のアミノ基を有するポリアミド系樹脂組成物
なお、前記ポリアミド系樹脂(I)において、ポリアミド系樹脂(I)を構成するアミノ基を有する成分(例えば、前記ポリアミド系樹脂および前記アミノ基を有する化合物から選択された少なくとも1種のアミノ基を有する成分)の一部又はその全部を、一分子あたり一個のアミノ基を有する成分で構成してもよい。例えば、ポリアミド系樹脂(I)に含まれるアミノ基のうち、一分子あたり一個のアミノ基を有する成分に帰属(又は由来)するアミノ基の割合(又は数)が、ポリアミド系樹脂(I)に含まれるアミノ基全体(又はアミノ基の全数量)の40%以上(例えば、45〜100%程度)を占めていてもよい。
本発明の複合材料は、ポリアミド系樹脂(I)と、熱可塑性ポリウレタン系樹脂(II)とを構成成分とする複合材料であって、前記ポリアミド系樹脂(I)は、特定濃度のアミノ基(10mmol/kg以上のアミノ基)を有している。
ポリアミド系樹脂(I)(又はポリアミド系樹脂(I)を構成するポリアミド系樹脂、以下、単にポリアミド系樹脂ということがある)としては、脂肪族ポリアミド系樹脂、脂環族ポリアミド系樹脂、芳香族ポリアミド系樹脂などが挙げられ、各種ホモポリアミド及びコポリアミドなどが使用できる。
A−[(O−R4)p−NH2]q (2)
(式中、R1〜R4は、同一又は異なってアルキレン基、Aはアルカン骨格、m、nおよびpは1以上の整数、qは3以上の整数を示す。)
上記式(1)又は(2)において、基R1〜R4で表されるアルキレン基としては、限定されないが、同一又は異なって、例えば、C2-4アルキレン基(エチレン基、トリメチレン基、プロピレン基、ブタン−1,2−ジイル基など)などが例示でき、特に、C2-3アルキレン基(特に、エチレン基、プロピレン基)が好ましい。なお、m、n、p、qが複数である場合、それぞれのアルキレン基R1〜R4は互いに同一であってもよく、異なるアルキレン基であってもよい。例えば、mが複数であるとき、ポリオキシアルキレン単位が異種のアルキレンオキシ基(例えば、エチレンオキシ基とプロピレンオキシ基との組合せ)で構成されていてもよい。
(Ia-2): アミノ基含有量が異なる複数のポリアミド系樹脂の混合物であって、10mmol/kg以上[例えば、10〜300mmol/kg、好ましくは20mmol/kg以上(例えば、25〜200mmol/kg程度)、さらに好ましくは30mmol/kg以上(例えば、35〜150mmol/kg程度)]のアミノ基を有するポリアミド系樹脂
(Ia-3):ポリアミド系樹脂と、アミノ基を有する化合物とを含むポリアミド系樹脂組成物であって、10mmol/kg以上[例えば、10〜300mmol/kg、好ましくは20mmol/kg以上(例えば、25〜200mmol/kg程度)、さらに好ましくは30mmol/kg以上(例えば、35〜150mmol/kg程度)]のアミノ基を有するポリアミド系樹脂組成物。
ポリアミド系樹脂(Ia-1)は、例えば、アミノ基の濃度を、ポリアミドの重合に際して末端封止剤として添加するジアミン成分の割合で調整する方法(上記(a-1))を採用した場合のポリアミド系樹脂に該当する。例えば、ジアミンとジカルボン酸を重縮合して得られるポリアミド樹脂において、ジアミンの量をジカルボン酸に比べて計算量多く使用することにより、分子量を調整すれば、ポリマー分子の末端はアミノ基となる。ラクタムを開環付加(重付加)してポリアミド樹脂を得る場合も計算量のジアミンを添加して分子量を調整すればポリマー分子の末端はアミノ基となる。添加するジアミンの割合を高くすれば、得られるポリアミド樹脂のアミノ基濃度は高くなる。但し、この場合、応じて分子量は小さくなる。上記分子量の調整において、計算量のジアミン(又は過剰量のジアミン)をゼロとし、重合時間を調整して分子量を調整する方法をとれば、得られたポリマーの末端はカルボキシル基とアミノ基の比率はほぼ1:1となり、重合時間を調整すればアミノ基の濃度を調整することができる。但し、アミノ基の濃度を高めれば分子量は応じて小さくなる。このようにして得られたポリアミド樹脂をポリアミド系樹脂(I)として単独で使用した場合がこのポリアミド系樹脂(Ia-1)の類型に属する。
ポリアミド系樹脂(Ia-2)は、例えば、アミノ基の濃度を、アミノ基濃度の異なる複数のポリアミド系樹脂を組み合わせて、混合(ブレンド又はアロイなど)することで調整する方法(上記(a-2))を採用した場合のポリアミド系樹脂に該当する。アミノ基濃度の低いポリアミド樹脂(例えば、重合に際してジカルボン酸を計算量過剰に、または追加することで分子量を調節して得たポリアミド樹脂のアミノ基濃度は、実質的にゼロか、もしくはあっても数mmol/kg程度であることが多い)と、アミノ基濃度の高いポリアミド樹脂(例えば、上記(Ia-1)に類型化されるポリアミド系樹脂)をブレンドしてアミノ基濃度を調整したポリアミド系樹脂(I)がこのポリアミド系樹脂(Ia-2)の類型に属する。
ポリアミド系樹脂(Ia-3)は、例えば、アミノ基濃度を、ポリアミド系樹脂にアミノ基を有する化合物を添加混合することで調整する方法(上記(a-3))を採用した場合のポリアミド系樹脂に該当する。例えば、アミノ基濃度の低いポリアミド樹脂に、アミノ基を有する化合物(例えば、アミノ基濃度の高い比較的低分子量のアミノ基含有化合物)を添加混合することにより、所望のアミノ基濃度を有するポリアミド系樹脂を調整することができる。ポリアミド系樹脂(I)として、このようにして得られたポリアミド系樹脂を使用する場合がこのポリアミド系樹脂(Ia-3)の類型に属する。
(Ib-2):10mmol/kg以上[例えば、10〜300mmol/kg程度、好ましくは20mmol/kg以上(例えば、25〜200mmol/kg程度)、さらに好ましくは30mmol/kg以上(例えば、35〜150mmol/kg程度)]のアミノ基を有し、アミノ基含有量が異なる複数のポリアミド系樹脂の混合物であって、前記アミノ基を有する成分が前記方法により選択されたポリアミド系樹脂[例えば、一分子あたり一個のアミノ基を有する成分に帰属するアミノ基の割合が、ポリアミド系樹脂(I)に含まれるアミノ基全体の40%以上(例えば、45〜100%程度)、好ましくは50%以上(例えば、55〜95%程度)、さらに好ましくは60%以上(例えば、70〜90%程度)であるポリアミド系樹脂など)など]
(Ib-3):10mmol/kg以上[例えば、10〜300mmol/kg程度)、好ましくは20mmol/kg以上(例えば、25〜200mmol/kg程度)、さらに好ましくは30mmol/kg以上(例えば、35〜150mmol/kg程度)]のアミノ基を有し、かつポリアミド系樹脂と、アミノ基を有する化合物とを含むポリアミド系樹脂組成物であって、前記アミノ基を有する成分が前記方法により選択されたポリアミド系樹脂組成物[例えば、一分子あたり一個のアミノ基を有する成分に帰属するアミノ基の割合が、ポリアミド系樹脂(I)に含まれるアミノ基全体の40%以上(例えば、45〜100%程度)、好ましくは50%以上(例えば、55〜95%程度)、さらに好ましくは60%以上(例えば、70〜90%程度)であるポリアミド系樹脂組成物など)など]。
ポリアミド系樹脂(Ib-1)は、前記ポリアミド系樹脂(Ia-1)に対応しており、例えば、アミノ基濃度を、ポリアミドの重合に際してモノアミンを末端封止剤として使用し、その添加の割合で調整した場合(上記(b-1))に得られるポリアミドがこの類型に属する。例えば、当量のジアミンとジカルボン酸を重縮合して得られるポリアミド樹脂において、分子量調整のための末端封止剤として、計算量のモノアミン化合物を使用すれば、得られるポリアミドの分子末端は一方だけがアミノ基となる。ラクタムを開環付加(重付加)してポリアミド樹脂を得るときも計算量のモノアミンを添加して分子量を調整すればポリマー分子の末端は一方だけがアミノ基となる。添加するモノアミンの割合を高くすれば、得られるポリアミド樹脂のアミノ基濃度は高くなる。但し、この場合、応じて分子量は小さくなる。
ポリアミド系樹脂(Ib-2)は、例えば、アミノ基濃度の異なる複数のポリアミド系樹脂を組み合わせて、ブレンド又はアロイなどの混合組成物とする場合がこの分類に該当する。但し、このとき、使用するポリアミド成分の一部または全部を、一分子中に一個のアミノ基を有するポリアミドとすることで、前記混合組成物に含まれるアミノ基の40%以上、好ましくは50%以上、より好ましくは60%以上が分子中に一個のアミノ基を有するポリアミドに由来するアミノ基で占められるべく調整してもよい。例えば、アミノ基濃度の低いポリアミド樹脂(重合に際してジカルボン酸を計算量過剰に、または追加することで分子量を調節して得たポリアミド樹脂のアミノ基濃度は、実質的にゼロか、もしくはあっても数mmol/kgであることが多い)と、上記(Ib-1)に類型化されるアミノ基濃度の高いポリアミド樹脂をブレンドしてアミノ基濃度を調整したポリアミド系樹脂などが具体例である。
ポリアミド系樹脂(Ib-3)は、前記ポリアミド系樹脂(Ia-3)に対応し、例えば、ポリアミド系樹脂(例えば、アミノ基濃度の低いポリアミド系樹脂など)に、前記アミノ基を有する成分の選択方法[例えば、分子中に一個のアミノ基を有する化合物(例えば、アミノ基濃度の高い比較的低分子量のモノアミノ化合物、ポリアミドオリゴマーなど)を添加混合するなどの方法(上記(b-3))]を採用する場合のポリアミド系樹脂などに該当する。
ポリアミド66>ポリアミド6≧ポリアミド612>ポリアミド11≧ポリアミド12。
熱可塑性ポリウレタン系樹脂は、ジイソシアネート類とジオール類と必要により鎖伸長剤との反応により得ることができる。
詳細には、前記ポリアミド系樹脂(I)として、ポリアミド系樹脂(組成物を含む)を用いる場合、熱可塑性ポリウレタン系樹脂として、ポリエステルジオールを用いて得られるポリエステルポリウレタン、特に、ポリエステルウレタンエラストマーを好適に用いてもよい。
詳細には、特定の濃度でアミノ基を有するポリアミド系樹脂(組成物も含む)(例えば、脂肪族ポリアミド系樹脂、脂環族ポリアミド系樹脂、芳香族ポリアミド系樹脂、およびポリアミドブロック共重合体から選択された少なくとも一種を含むポリアミド系樹脂)(I)と、熱可塑性ポリウレタンエラストマー[ポリエーテルウレタンエラストマー、ポリエステルエーテルウレタンエラストマー、およびポリカーボネートウレタンエラストマーから選択された少なくとも一種(特に、ポリエーテルウレタンエラストマーおよびポリエステルエーテルウレタンエラストマーから選択された少なくとも一種)]で構成された熱可塑性ポリウレタン系樹脂(II)とを組み合わせると、複合材料を構成する両材料の相界面での接合強度をより一層向上できる。
詳細には、少なくともポリアミドブロック共重合体、例えば、ポリアミドエラストマーを含むポリアミド系樹脂(ポリアミドオリゴマーとの組成物も含む)(I)と、熱可塑性ポリウレタン系樹脂(II)が、熱可塑性ポリウレタンエラストマー[例えば、ポリエーテルウレタンエラストマー、ポリエステルウレタンエラストマー、及びポリエステルエーテルウレタンエラストマーから選択された少なくとも一種]で構成された熱可塑性ポリウレタン系樹脂(II)とを組み合わせてもよい。
本発明の複合材料は、通常、ポリアミド系樹脂(I)と熱可塑性ポリウレタン系樹脂(II)とを混練(混合混練)することにより製造できる。このような混練は、通常、ポリアミド系樹脂(I)と熱可塑性ポリウレタン系樹脂(II)とを、溶融混練(すなわち、加熱溶融下に混合混練)することにより行う場合が多い。前記混練(混合混練)は、慣用の混合混練機、例えば、押出機(短軸の押出機)、二軸押出機、ニーダーなどにより行うことでき、中でも二軸押出機が最も便利である。このように、本発明の複合材料は、混練(溶融混練)により、複雑な製造工程を経ることなく製造できる。
(ポリアミド成分の調製)
(1)アミノ末端ポリアミドオリゴマーの調製(PA12/Ia-1/385)
オートクレーブを窒素置換し、ラウリルラクタム1,000g及びドデカンジアミン38gを少量の水及び少量の燐酸と共に添加し、得られた混合物を加熱下に攪拌した。反応系を徐々に昇温すると共に窒素ガスにより調圧し、17.5kgf/cm2(1.7×106Pa)で270℃に保ち、約4時間加熱攪拌を続けた。次いで、反応系を徐々に常圧に戻し、さらに、ごく少量の窒素ガスを循環させながら、減圧下に約1時間を要して系内の水分を排出した。その後、常圧で系を冷却しながらポリアミド12オリゴマーを溶融状態で取り出した。得られたポリアミド12オリゴマーを、さらに冷却し、ややもろい固体として得た。ポリアミド12オリゴマーの数平均分子量は約5400と低分子量であり、アミノ基の含有量は、385mmol/kgであった。このポリアミド12オリゴマーを、アミノ基を有するポリアミドオリゴマー(PA12/Ia-1/385)とした。
オートクレーブを窒素置換し、ラウリルラクタム1,000g及びn−ヘキシルアミン20gを少量の水及び少量の燐酸と共に添加し、得られた混合物を加熱下に攪拌した。反応系を徐々に昇温すると共に窒素ガスにより調圧し、17.5kgf/cm2(1.7×106Pa)で270℃に保ち、約4時間加熱攪拌を続けた。次いで、反応系を徐々に常圧に戻し、さらに、ごく少量の窒素ガスを循環させながら、減圧下に約1時間を要して系内の水分と残留するn−ヘキシルアミンを排出した。その後、常圧で系を冷却しながらポリアミド12オリゴマーを溶融状態で取り出した。得られたポリアミド12を、さらに冷却し、ややもろい固体として得た。ポリアミド12オリゴマーの数平均分子量は約5300と低分子量であり、アミノ基の含有量は、189mmol/kgであった。このポリアミド12オリゴマーを、アミノ基を一分子中に一個有するポリアミドオリゴマー(PA12/Ib-1/189)とした。
オートクレーブを窒素置換し、ラウリルラクタム1,000gを、少量の水及び少量の燐酸と共に添加し、得られた混合物を加熱下に攪拌した。反応系を徐々に昇温すると共に窒素ガスにより調圧し、17.5kgf/cm2(1.7×106Pa)で270℃に保ち、約4時間加熱攪拌を続けた。次いで、反応系を徐々に常圧に戻し、さらに、ごく少量の窒素ガスを循環させながら、減圧下に約1時間を要して系内の水分を排出した。その後、常圧で系を冷却しながらポリアミド12を溶融状態で取り出した。得られたポリアミド12の数平均分子量は約21000であり、末端アミノ基濃度は48mmol/kgであった。
オートクレーブを窒素置換し、ω−ラウリルラクタム1000g及びドデカンジカルボン酸10gを、少量の水及び少量のリン酸と共に添加し、得られた混合物を加熱下に攪拌した。反応系を徐々に昇温すると共に窒素ガスにより調圧し、17.5kgf/cm2(1.7×106Pa)で270℃に保ち、約4時間加熱攪拌を続けた。次いで、反応系を徐々に常圧に戻し、さらに、ごく少量の窒素ガスを循環させながら、減圧下に約1時間を要して系内の水分を排出した。その後、常圧で系を冷却しながらポリアミド12を溶融状態で取り出した。得られたポリアミド12の数平均分子量は約20000であり、末端アミノ基濃度は7mmol/kgであった。
オートクレーブを窒素置換し、ω−ラウリルラクタム1000g及びヘキサメチレンジアミン3.8gを、少量の水及び少量のリン酸と共に添加し、得られた混合物を加熱下に攪拌した。反応系を徐々に昇温すると共に窒素ガスにより調圧し、17.5kgf/cm2(1.7×106Pa)で270℃に保ち、約4時間加熱攪拌を続けた。次いで、反応系を徐々に常圧に戻し、さらに、ごく少量の窒素ガスを循環させながら、減圧下に約1時間を要して系内の水分を排出した。その後、常圧で系を冷却しながらポリアミド12を溶融状態で取り出した。得られたポリアミド12の数平均分子量は約27000であり、末端アミノ基濃度は72mmol/kgであった。
オートクレーブを窒素置換し、ω−ラウリルラクタム1000g及びヘキサメチレンジアミン3.0gを、少量の水及び少量のリン酸と共に添加し、得られた混合物を加熱下に攪拌した。反応系を徐々に昇温すると共に窒素ガスにより調圧し、17.5kgf/cm2(1.7×106Pa)で270℃に保ち、約4時間加熱攪拌を続けた。次いで、反応系を徐々に常圧に戻し、更に、ごく少量の窒素ガスを循環させながら、減圧下に約1時間を要して系内の水分を排出した。その後、常圧で系を冷却しながらポリアミド12を溶融状態で取り出した。得られたポリアミド12の数平均分子量は約34000であり、末端アミノ基濃度は56mmol/kgであった。
オートクレーブを窒素置換し、ヘキサメチレンジアミンとドデカンジカルボン酸との塩の80重量%水溶液1250gを、少量の燐酸と共に添加し、得られた混合物を加熱下に攪拌した。反応系を徐々に昇温し、系内の圧力が15〜17kgf/cm2(1.5〜1.7×106Pa)に保たれるように少量の窒素ガスを循環させながら制御し、4時間を要して水分を系外に排出した。次いで、反応系の温度を270℃にすると共に、系内の圧力を徐々に常圧に戻し、さらに、ごく少量の窒素ガスを循環させながら、減圧下に約1時間を要して系内の水分を排出した。その後、常圧で系を冷却しながらポリアミド612を溶融状態で取り出した。得られたポリアミド12の数平均分子量は約23000であり、末端アミノ基濃度は43mmol/kgであった。
オートクレーブを窒素置換し、ω−ラウリルラクタム800g及びドデカンジカルボン酸90gを、少量の水及び少量のリン酸と共に添加し、得られた混合物を加熱下に攪拌した。反応系を徐々に昇温すると共に窒素ガスにより調圧し、17.5kgf/cm2(1.7×106Pa)で270℃に保ち、約4時間加熱攪拌を続けた。次いで、反応系を常圧に戻し、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(数平均分子量1300、末端は水酸基)425gを添加し、減圧下(10〜3mmHg)に加熱(220〜250℃)撹拌し、水分を系外に排除した。5時間後、常圧下に系を冷却しながらポリアミドブロック共重合体であるポリアミドエラストマーを溶融状態で得た。得られたポリアミドエラストマーの数平均分子量は約17000であり、末端アミノ基濃度は4mmol/kgであった。
オートクレーブを窒素置換し、ω−ラウリルラクタム950g及びε−カプロラクタム50gを、少量の水及び少量のリン酸と共に添加し、得られた混合物を加熱下に攪拌した。反応系を徐々に昇温すると共に窒素ガスにより調圧し、17.5kgf/cm2(1.7×106Pa)で270℃に保ち、約4時間加熱攪拌を続けた。次いで、反応系を徐々に常圧に戻し、更に、ごく少量の窒素ガスを循環させながら、減圧下に約1時間を要して系内の水分を排出した。その後、常圧で系を冷却しながらポリアミド共重合体を溶融状態で取り出した。得られたポリアミド6・12共重合体の数平均分子量は約22000であり、末端アミノ基濃度は45mmol/kgであった。
オートクレーブを窒素置換し、ε−カプロラクタム1000g及びドデカンジカルボン酸10gを、少量の水及び少量のリン酸と共に添加し、得られた混合物を加熱下に攪拌した。反応系を徐々に昇温すると共に窒素ガスにより調圧し、17.5kgf/cm2(1.7×106Pa)で270℃に保ち、約4時間加熱攪拌を続けた。次いで、反応系を徐々に常圧に戻し、さらに、ごく少量の窒素ガスを循環させながら、減圧下に約1時間を要して系内の水分を排出した。その後、常圧で系を冷却しながらポリアミド6を溶融状態で取り出した。得られたポリアミド6の数平均分子量は約22000であり、末端アミノ基濃度は3mmol/kgであった。
オートクレーブを窒素置換し、ε−カプロラクタム1000gを、少量の水及び少量のリン酸と共に添加し、得られた混合物を加熱下に攪拌した。反応系を徐々に昇温すると共に窒素ガスにより調圧し、17.5kgf/cm2(1.7×106Pa)で270℃に保ち、約4時間加熱攪拌を続けた。次いで、反応系を徐々に常圧に戻し、さらに、ごく少量の窒素ガスを循環させながら、減圧下に約1時間を要して系内の水分を排出した。その後、常圧で系を冷却しながらポリアミド6を溶融状態で取り出した。得られたポリアミド6の数平均分子量は約26000であり、末端アミノ基濃度は39mmol/kgであった。
実施例及び比較例では上記各種ポリアミドを単独であるいは混合して、後述するように、ポリウレタン系樹脂と混合混練し、その混合物の特性を評価する。異種のポリアミドの混合はポリウレタン系樹脂との混合混練に先立って、二軸押出機((株)日本製鋼所 「TEX33α」)を用いて行った。例えば、後述する実施例1(表1)では、ポリアミド12(PA12/Ib-1/7)80重量部とポリアミド12(PA12/Ib-1/48)20重量部とを、240℃の温度条件下で二軸押出機を用いて混合混練し、冷却してペレットとして混合物を回収した。このペレットをポリウレタン系樹脂との混合混練用原料とした。その他の実施例においても、混合方法を特に断らない限り(すなわち、実施例34〜36以外)、上記と同様の方法で混合混練した。押出機の温度設定は230〜250℃の範囲であった。
実施例及び比較例で使用した熱可塑性ポリウレタン樹脂(TPU)は次のとおりである。
2.エーテル系ポリウレタン(Ether/A90):デイーアイシーバイエルポリマー(株)製、「パンデックス」T8190
3.エーテル系ポリウレタン(Ether/A95):BASFジャパン(株)製、「エラストラン」1195ATR
4.エステル系ポリウレタン(Lactone/A80):日本ポリウレタン(株)製、「ミラクトラン」E580
5.エステル系ポリウレタン(Adipate/A92):デイーアイシーバイエルポリマー(株)製、「パンデックス」T1190
6.エステル系ポリウレタン(Adipate/A95):日本ポリウレタン(株)製、「ミラクトラン」E495
7.ポリカーボネート系ポリウレタン(Carbonate/A80):日本ポリウレタン(株)製、「ミラクトラン」E980
なお、上記、ポリウレタンの種類に次いで示した丸括弧内の表記(例えば、Ether/A80など)は、ソフトセグメントの種類及びポリウレタンのショアーA(Shore A) 硬度を示している。
ポリアミド系樹脂(I)と熱可塑性ポリウレタン系樹脂とを表1〜6に示す処方(組成および割合)で、混合混練し、複合材料を得た。なお、表中、ポリアミド系樹脂(I)において、50,100などの数字の単位は、特に断りのない限り、「重量部」である。
シリンダー中央部 200〜240℃
シリンダー前部 210〜240℃
ダイス部 200〜220℃。
(引張特性)
得られた複合材料を射出成形により試験片(引っ張り試験片)に成形し、引張破断伸度を測定するとともに、破断時の試験片を観察し、層間剥離の有無、破断面の乱れを評価した。
また、前記試験片の成形において、成形特性(又は成形不良)を観察した。すなわち、試験片の成形において、成形品(試験片)表面、特にゲート近辺の成形品表面を観察した。また、ゲート部でのランナーの切断に際して切断部の白化と「ささら」の発生を観察した。
三ヶ月後のスタッドの状況を観察し、磨耗が大きくスタッドの形状がほぼ失われ、もはや実用に供されない程度に達したものを(×)、なお十分実用に供し得るものを(○)、それらの中間的なものを(△)とした。
Claims (14)
- ポリアミド系樹脂(I)と、熱可塑性ポリウレタン系樹脂(II)とを構成成分とする複合材料であって、前記ポリアミド系樹脂(I)が、10mmol/kg以上のアミノ基を有する複合材料。
- ポリアミド系樹脂(I)と熱可塑性ポリウレタン系樹脂(II)とが、ポリマーブレンドを形成し、かつ直接接合している請求項1記載の複合材料。
- ポリアミド系樹脂(I)が、脂肪族ポリアミド系樹脂、脂環族ポリアミド系樹脂、芳香族ポリアミド系樹脂及びポリアミドブロック共重合体から選択された少なくとも一種である請求項1記載の複合材料。
- ポリアミド系樹脂(I)が、下記の(Ia-1)、(Ia-2)および(Ia-3)から選択された少なくとも1種で構成されている請求項1記載の複合材料。
(Ia-1):単一のポリアミド系樹脂であって、10mmol/kg以上のアミノ基を有するポリアミド系樹脂
(Ia-2): アミノ基含有量が異なる複数のポリアミド系樹脂の混合物であって、10mmol/kg以上のアミノ基を有するポリアミド系樹脂
(Ia-3):ポリアミド系樹脂と、アミノ基を有する化合物とを含むポリアミド系樹脂組成物であって、10mmol/kg以上のアミノ基を有するポリアミド系樹脂組成物 - ポリアミド系樹脂組成物(Ia-3)において、アミノ基を有する化合物が、モノアミン、ポリアミン、及びポリアミドオリゴマーから選択された少なくとも一種である請求項4記載の複合材料。
- ポリアミド系樹脂組成物(Ia-3)において、アミノ基を有する化合物の割合が、ポリアミド系樹脂100重量部に対して、0.01〜30重量部である請求項4記載の複合材料。
- ポリアミド系樹脂(I)が、脂肪族ポリアミド系樹脂、脂環族ポリアミド系樹脂及びポリアミドブロック共重合体から選択された少なくとも一種のポリアミド系樹脂と、ポリアミドオリゴマーとで構成されている請求項1記載の複合材料。
- ポリアミドオリゴマーの割合が、ポリアミド系樹脂100重量部に対して、1〜30重量部である請求項7記載の複合材料。
- 熱可塑性ポリウレタン系樹脂(II)が、熱可塑性ポリウレタンエラストマーで構成されている請求項1記載の複合材料。
- 熱可塑性ポリウレタン系樹脂(II)が、ポリエステルポリウレタンで構成されている請求項1記載の複合材料。
- ポリアミド系樹脂(I)が、脂肪族ポリアミド系樹脂及びポリアミドブロック共重合体から選択された少なくとも一種で構成されており、熱可塑性ポリウレタン系樹脂(II)が、ポリエーテルウレタンエラストマー、ポリエステルエーテルウレタンエラストマー及びポリカーボネートウレタンエラストマーから選択された少なくとも一種で構成されている請求項1記載の複合材料。
- ポリアミド系樹脂(I)と熱可塑性ポリウレタン系樹脂(II)との割合が、前者/後者(重量比)=95/5〜5/95である請求項1記載の複合材料。
- 10mmol/kg以上のアミノ基を有するポリアミド系樹脂(I)、及び熱可塑性ポリウレタン系樹脂(II)を溶融混練して請求項1記載の複合材料を製造する方法。
- ポリアミド系樹脂と熱可塑性ポリウレタン系樹脂とを構成成分とする複合材料において、前記ポリアミド系樹脂として、10mmol/kg以上のアミノ基を有するポリアミド系樹脂を使用することにより、前記複合材料の成形不良を防止する方法。
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