JP2017503338A - 有機電界発光化合物、ならびにそれを含む多成分ホスト材料及び有機電界発光デバイス - Google Patents

有機電界発光化合物、ならびにそれを含む多成分ホスト材料及び有機電界発光デバイス Download PDF

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Abstract

本開示は、有機電界発光化合物、ならびにそれを含む多成分ホスト材料及び有機電界発光デバイスに関する。本開示による有機電界発光化合物を使用することにより、有機電界発光デバイスは、低い駆動電圧ならびに良好な電流効率及び出力効率に加えて、著しく改善された寿命を有することができる。【選択図】なし

Description

本開示は、有機電界発光化合物、ならびにそれを含む多成分ホスト材料及び有機電界発光デバイスに関する。
電界発光(EL)デバイスは、より広い視野角、より高いコントラスト比、及びより速い反応時間を提供するという利点を有する自発光デバイスである。有機ELデバイスは、芳香族ジアミン小分子及びアルミニウム錯体を材料として使用して発光層を形成することにより、Eastman Kodakによって初めて開発された[Appl.Phys.Lett.51,913,1987]。
有機ELデバイス内の発光効率を決定する最も重要な要素は、発光材料である。これまでに、発光材料として蛍光材料が広く使われている。しかしながら、電界発光機構を考慮すると、リン光性材料は蛍光材料と比較して発光効率を理論的に4倍向上させるため、リン光性発光材料が広く研究されている。それぞれ、赤色発光材料、緑色発光材料、及び青色発光材料として、ビス(2−(2’−ベンゾチエニル)−ピリジナト−N,C3’)イリジウム(アセチルアセトネート)((acac)Ir(btp))、トリス(2−フェニルピリジン)イリジウム(Ir(ppy))、及びビス(4,6−ジフルオロフェニルピリジナト−N,C2)ピコリネートイリジウム(Firpic)を含む、イリジウム(III)錯体が、リン光性材料として広く知られている。
現在、4,4’−N,N’−ジカルバゾール−ビフェニル(CBP)が、リン光性材料のための最も広く知られているホスト材料である。近年、Pioneer(日本)らは、正孔阻止材料として知られたバソクプロイン(BCP)及びアルミニウム(III)ビス(2−メチル−8−キノリネート)(4−フェニルフェノレート)(BAlq)などをホスト材料として使用して、高性能有機ELデバイスを開発した。
従来の材料は良好な発光特性を提供するが、それらは以下の不利点を有する。(1)それらの低いガラス遷移温度及び乏しい熱安定性が原因で、真空中の高温蒸着過程中にそれらの分解が起こり得る。(2)有機ELデバイスの出力効率は[(π/電圧)×電流効率]により与えられ、出力効率は電圧に反比例する。リン光性ホスト材料を含む有機ELデバイスは、蛍光材料を含むものよりも高い電流効率(cd/A)を提供するが、著しく高い駆動電圧が必要である。したがって、出力効率(lm/W)に関するメリットはない。(3)さらに、有機ELデバイスの動作寿命は短く、発光効率は依然として改善される必要がある。
韓国特許出願公開第10−2010−0105501号は、ビスカルバゾールの窒素原子のうちの1個がフェニレンを介してキノキサリンで置換される、有機電界発光デバイスのための化合物を開示する。しかしながら、これは、ビスカルバゾールの窒素原子のうちの1個が直接的にもしくはリンカーを介してナフチリジンで置換される化合物、またはビスカルバゾールの窒素原子のうちの1個が直接的にもしくはヘテロアリーレンを介してキノキサリンで置換される化合物を開示しない。
本開示の目的は、長い寿命、低い駆動電圧、ならびに良好な電流効率及び出力効率を示す有機電界発光デバイスを提供することのできる有機電界発光化合物、ならびにそれを含む多成分ホスト材料及び有機電界発光デバイスを提供することである。
本発明者は、上記の目的が、以下の式1により表される有機電界発光化合物によって達成され得ることを見出した。
式中、Lは、単結合、置換もしくは非置換の(3〜30員)ヘテロアリーレン、または置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリーレンを表し、
は、−NR−、−CR−、−O−、または−S−を表し、
〜Xは、それぞれ独立して、−CR−または−N−を表し、
Arは、水素、置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリール、または置換もしくは非置換の(3〜30員)ヘテロアリールを表すが、
ただし、Xが−N−であるとき、Lは置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリーレンではなく、Arは水素ではないことを条件とし、
〜Y及びY13〜Y16は、それぞれ独立して、−N−または−CR−を表し、
〜Y12は、それぞれ独立して、
、−N−、または−CR−を表し、
〜Rは、それぞれ独立して、水素、重水素、ハロゲン、置換もしくは非置換の(C1〜C30)アルキル、置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリール、置換もしくは非置換の(3〜30員)ヘテロアリール、置換もしくは非置換の(C3〜C30)シクロアルキル、または置換もしくは非置換の(3〜7員)ヘテロシクロアルキルを表し、
〜Rは、それぞれ独立して、水素、重水素、ハロゲン、シアノ、置換もしくは非置換の(C1〜C30)アルキル、置換もしくは非置換の(C3〜C30)シクロアルキル、置換もしくは非置換の(C3〜C30)シクロアルケニル、置換もしくは非置換の(3〜7員)ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリール、置換もしくは非置換の(3〜30員)ヘテロアリール、または置換もしくは非置換のジ(C6〜C30)アリールアミノを表すか、あるいは、隣接する置換基(複数可)と縮合して、窒素、酸素、及び硫黄から選択される少なくとも1個のヘテロ原子で炭素原子(複数可)が置換され得る、置換もしくは非置換の(3〜30員)、単環式もしくは多環式の、脂環式環または芳香族環を形成してもよく、
ヘテロアリール(エン)及びヘテロシクロアルキルは、それぞれ独立して、B、N、O、S、P(=O)、Si、及びPから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含有し、
a及びbは、それぞれ独立して、0または1を表す。
本開示の有機電界発光化合物及び多成分ホスト材料は、低い駆動電圧、良好な電流効率及び出力効率、ならびに著しく改善された寿命を有する有機電界発光デバイスを提供することができる。
以降、本開示が詳細に記載される。しかしながら、以下の記載は本発明の説明を目的とするものであり、決して本発明の範囲の制限を目的とするものではない。
本開示は、上記の式1の有機電界発光化合物、それを含む有機電界発光材料、及び本化合物を含む有機電界発光デバイスを提供する。
式1の有機電界発光化合物の詳細は次のとおりである。
本明細書において、「アルキル」は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチルなどを含む。「アルケニル」は、ビニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−メチルブト−2−エニルなどを含む。「アルキニル」は、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−メチルペント−2−イニルなどを含む。「シクロアルキル」は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどを含む。「(3〜7員)ヘテロシクロアルキル」は、B、N、O、S、P(=O)、Si、及びP、好ましくはO、S、及びNから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む、3〜7個の環骨格原子を有するシクロアルキルを示し、テトラヒドロフラン、ピロリジン、チオラン、テトラヒドロピランなどを含む。さらに、「アリール(エン)」は、芳香族炭化水素から誘導される単環式環または縮合環を示し、2つの環が1個の原子を介して結合しているスピロ化合物であり得、フェニル、ビフェニル、テルフェニル、ナフチル、ビナフチル、フェニルナフチル、ナフチルフェニル、フルオレニル、フェニルフルオレニル、ベンゾフルオレニル、ジベンゾフルオレニル、フェナントレニル、フェニルフェナントレニル、アントラセニル、インデニル、トリフェニレニル、ピレニル、テトラセニル、ペリレニル、クリセニル、ナフタセニル、フルオランテニル、スピロビフルオレニルなどを含む。「(3〜30員)ヘテロアリール(エン)」は、B、N、O、S、P(=O)、Si、及びPからなる群から選択される、少なくとも1個、好ましくは1〜4個のヘテロ原子を含む、3〜30個の環骨格原子を有するアリール基を示し、単環式環、または少なくとも1つのベンゼン環と縮合した縮合環であり得、部分的に飽和していてもよく、単結合(複数可)を介して少なくとも1つのヘテロアリール基またはアリール基をヘテロアリール基に連結させることによって形成されるものであり得、例えばフリル、チオフェニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、トリアジニル、テトラジニル、トリアゾリル、テトラゾリル、フラザニル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニルなどの単環式環型ヘテロアリール、及び、例えばベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、イソベンゾフラニル、ジベンゾフラニル、ジベンゾチオフェニル、ナフトフラニル、ナフトチオフェニル、ベンゾナフトフラニル、ベンゾナフトチオフェニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾキサゾリル、イソインドリル、インドリル、インダゾリル、ベンゾチアジアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、カルバゾリル、フェノキサジニル、フェナントリジニル、ベンゾジオキソリル、ジヒドロアクリジニルなどの縮合環型ヘテロアリールを含む。さらに、「ハロゲン」は、F、Cl、Br、及びIを含む。
本明細書において、「置換もしくは非置換の」という表現における「置換」とは、ある特定の官能基内の水素原子が、別の原子または基、すなわち置換基で置換されることを意味する。L、Ar、R〜R、R21〜R27、R31〜R33、R100〜R109、R111〜R127、L、及びMにおける置換アルキル、置換シクロアルキル、置換シクロアルケニル、置換ヘテロシクロアルキル、置換アリール(エン)、置換ヘテロアリール(エン)、置換ジアリールアミノ、置換アルコキシ、及び置換された単環式もしくは多環式の脂環式環または芳香族環の置換基は、それぞれ独立して、重水素、ハロゲン、シアノ、カルボキシ、ニトロ、ヒドロキシ、(C1〜C30)アルキル、ハロ(C1〜C30)アルキル、(C2〜C30)アルケニル、(C2〜C30)アルキニル、(C1〜C30)アルコキシ、(C1〜C30)アルキルチオ、(C3〜C30)シクロアルキル、(C3〜C30)シクロアルケニル、(3〜7員)ヘテロシクロアルキル、(C6〜C30)アリールオキシ、(C6〜C30)アリールチオ、非置換または(C6〜C30)アリールで置換された(3〜30員)ヘテロアリール、非置換または(3〜30員)ヘテロアリールで置換された(C6〜C30)アリール、トリ(C1〜C30)アルキルシリル、トリ(C6〜C30)アリールシリル、ジ(C1〜C30)アルキル(C6〜C30)アリールシリル、(C1〜C30)アルキルジ(C6〜C30)アリールシリル、アミノ、モノもしくはジ(C1〜C30)アルキルアミノ、モノもしくはジ(C6〜C30)アリールアミノ、(C1〜C30)アルキル(C6〜C30)アリールアミノ、(C1〜C30)アルキルカルボニル、(C1〜C30)アルコキシカルボニル、(C6〜C30)アリールカルボニル、ジ(C6〜C30)アリールボロニル、ジ(C1〜C30)アルキルボロニル、(C1〜C30)アルキル(C6〜C30)アリールボロニル、(C6〜C30)アリール(C1〜C30)アルキル、及び(C1〜C30)アルキル(C6〜C30)アリールからなる群から選択される少なくとも1つであり、好ましくは、それぞれ独立して、シアノ、ハロゲン、(C1〜C10)アルキル、(C3〜C12)シクロアルキル、(C5〜C18)アリール、(5〜18員)ヘテロアリール、ジ(C6〜C12)アリールアミノ、及び(C1〜C10)アルキル(C5〜C18)アリールからなる群から選択される少なくとも1つである。
は、単結合、置換もしくは非置換の(3〜30員)ヘテロアリーレン、または置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリーレンを表す。好ましくは、Lは、単結合、置換もしくは非置換の(5〜21員)ヘテロアリーレン、または置換もしくは非置換の(C6〜C21)アリーレンを表し得る。具体的には、Lは、単結合を表し得る。
は、−NR−、−CR−、−O−、または−S−を表す。具体的には、Xは、−NR−を表し得る。
〜Xは、それぞれ独立して、−CR−または−N−を表す。好ましくは、X〜Xのすべてが−CR−を表してもよく、または、X〜Xのうちの1つが−N−を表してもよく、X〜Xの残りが−CR−を表してもよい。Xが−N−を表すとき、Lは置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリーレンではなく、Arは水素ではない。具体的には、Xが−N−を表すとき、Lは、単結合を表し得る。
Arは、水素、置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリール、または置換もしくは非置換の(3〜30員)ヘテロアリールを表す。Arは、好ましくは水素、または置換もしくは非置換の(C6〜C21)アリール、より好ましくは水素、あるいは非置換または(C1〜C10)アルキル、シアノ、(C6〜C13)アリール、もしくは(5〜13員)ヘテロアリールで置換された(C6〜C18)アリールを表し得る。具体的には、Arは、水素、置換もしくは非置換のフェニル、置換もしくは非置換のナフチル、置換もしくは非置換のビフェニル、置換もしくは非置換のテルフェニル、置換もしくは非置換のアントラセニル、置換もしくは非置換のフェナントレニル、置換もしくは非置換のフェニルナフチル、または置換もしくは非置換のナフチルフェニルを表し得る。より具体的には、Arは、水素、あるいは、非置換または(C1〜C4)アルキル、シアノ、もしくはピリジルで置換されたフェニル、ビフェニル、ナフチル、テルフェニル、アントラセニル、フェナントレニル、フェニルナフチル、またはナフチルフェニルを表し得る。好ましくは、Arが水素を表すとき、X〜Xのうちの少なくとも1つは、−CR−を表し得、式中、Rは、置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリール、または置換もしくは非置換の(3〜30員)ヘテロアリールを表す。より好ましくは、Arが水素を表すとき、X〜Xのうちの少なくとも1つは、−CR−を表し得、式中、Rは、置換もしくは非置換の(C6〜C21)アリール、または置換もしくは非置換の(5〜21員)ヘテロアリールを表し、さらにより好ましくは、X〜Xのうちの1つは、−CR−を表し得、式中、Rは、置換もしくは非置換の(C6〜C18)アリールを表す。
〜Y及びY13〜Y16は、それぞれ独立して、−N−または−CR−、好ましくは−CR−を表す。具体的には、Y〜Yは−CH−を表してもよく、または、Y〜Yのうちの1つが−CR−(式中、Rは水素ではない)を表してもよく、Y〜Yの残りが−CH−を表してもよく、または、Y〜Yのうちの2つが−CH−を表してもよく、Y〜Yの残りが−CR−(式中、Rは水素ではない)を表してもよい。具体的には、Y13〜Y16は−CH−を表してもよく、または、Y13〜Y16のうちの1つが−CR−(式中、Rは水素ではない)を表してもよく、Y13〜Y16の残りが−CH−を表してもよく、または、Y13〜Y16のうちの2つが−CH−を表してもよく、Y13〜Y16の残りが−CR−(式中、Rは水素ではない)を表してもよい。
〜Y12は、それぞれ独立して、
、−N−、または−CR−を表す。好ましくは、Y〜Y12は、それぞれ独立して、
または−CR−を表す。具体的には、Y〜Yのうちの1つが
を表してもよく、Y〜Yの残りが−CH−を表してもよい。具体的には、Y〜Y12のうちの1つが
を表してもよく、Y〜Y12の残りが−CH−を表してもよく、または、Y〜Y12のうちの1つが
を表してもよく、Y〜Y12のうちの2つが−CR−(式中、Rは水素ではない)を表してもよく、残りが−CH−を表してもよい。
〜Rは、それぞれ独立して、水素、重水素、ハロゲン、置換もしくは非置換の(C1〜C30)アルキル、置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリール、置換もしくは非置換の(3〜30員)ヘテロアリール、置換もしくは非置換の(C3〜C30)シクロアルキル、または置換もしくは非置換の(3〜7員)ヘテロシクロアルキルを表す。R〜Rは、それぞれ独立して、好ましくは置換もしくは非置換の(C1〜C20)アルキル、置換もしくは非置換の(C6〜C21)アリール、置換もしくは非置換の(5〜21員)ヘテロアリール、置換もしくは非置換の(C5〜C21)シクロアルキル、または置換もしくは非置換の(5〜7員)ヘテロシクロアルキル、より好ましくは置換もしくは非置換の(C1〜C10)アルキル、または置換もしくは非置換の(C6〜C18)アリール、さらにより好ましくは非置換(C1〜C10)アルキルまたは非置換(C6〜C18)アリールを表し得る。好ましくは、R及びRは同じである。具体的には、Rは、フェニル、ビフェニル、またはナフチルを表してもよく、Rは、(C1〜C4)アルキルまたはフェニルを表してもよく、Rは、(C1〜C4)アルキルまたはフェニルを表してもよい。
〜Rは、それぞれ独立して、水素、重水素、ハロゲン、シアノ、置換もしくは非置換の(C1〜C30)アルキル、置換もしくは非置換の(C3〜C30)シクロアルキル、置換もしくは非置換の(C3〜C30)シクロアルケニル、置換もしくは非置換の(3〜7員)ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリール、置換もしくは非置換の(3〜30員)ヘテロアリール、または置換もしくは非置換のジ(C6〜C30)アリールアミノを表すか、あるいは、隣接する置換基(複数可)と縮合して、窒素、酸素、及び硫黄から選択される少なくとも1個のヘテロ原子で炭素原子(複数可)が置換され得る、置換もしくは非置換の(3〜30員)、単環式もしくは多環式の、脂環式環または芳香族環を形成してもよい。R〜Rは、それぞれ独立して、好ましくは、水素、ハロゲン、シアノ、置換もしくは非置換の(C1〜C20)アルキル、置換もしくは非置換の(C5〜C21)シクロアルキル、置換もしくは非置換の(C6〜C21)アリール、置換もしくは非置換の(5〜21員)ヘテロアリール、または置換もしくは非置換のジ(C6〜C21)アリールアミノを表すか、あるいは、隣接する置換基(複数可)と縮合して、窒素、酸素、及び硫黄から選択される1個または2個のヘテロ原子で炭素原子(複数可)が置換され得る、置換もしくは非置換の(5〜21員)、単環式もしくは多環式の芳香族環を形成してもよい。より好ましくは、Rは、水素、または置換もしくは非置換の(C6〜C18)アリールを表す。具体的には、Rは、水素、置換もしくは非置換のフェニル、置換もしくは非置換のナフチル、置換もしくは非置換のビフェニル、置換もしくは非置換のテルフェニル、置換もしくは非置換のアントラセニル、置換もしくは非置換のフェナントレニル、置換もしくは非置換のフェニルナフチル、または置換もしくは非置換のナフチルフェニルを表し得る。より好ましくは、R及びRは、水素、シアノ、置換もしくは非置換の(C1〜C10)アルキル、置換もしくは非置換の(C5〜C18)シクロアルキル、置換もしくは非置換の(C6〜C18)アリール、または置換もしくは非置換のジ(C6〜C18)アリールアミノを表すか、あるいは、隣接する置換基(複数可)と縮合して、窒素、酸素、及び硫黄から選択されるヘテロ原子(複数可)で炭素原子(複数可)が置換され得る、置換もしくは非置換の(5〜18員)、単環式もしくは多環式の芳香族環を形成してもよい。具体的には、R及びRは、それぞれ独立して、水素、シアノ、(C1〜C4)アルキル、フェニル、シクロヘキシル、ジ(フェニル)アミノを表してもよく、あるいは、隣接する置換基(複数可)と縮合して、置換もしくは非置換のベンゼン環、置換もしくは非置換のチオフェン環、置換もしくは非置換のフラン環、置換もしくは非置換のインドール環、置換もしくは非置換のインデン環、置換もしくは非置換のナフタレン環、置換もしくは非置換のベンゾチオフェン環、置換もしくは非置換のベンゾフラン環、または置換もしくは非置換のベンズインドール環を形成してもよい。
本開示の一実施形態によると、Lは、単結合、置換もしくは非置換の(5〜21員)ヘテロアリーレン、または置換もしくは非置換の(C6〜C21)アリーレンを表し、Xは、−NR−、−CR−、−O−、または−S−を表し、X〜Xのすべてが−CR−を表すか、または、X〜Xのうちの1つが−N−を表し、X〜Xの残りが−CR−を表し、Xが−N−であるとき、Lは単結合であり、Arは、水素または置換もしくは非置換の(C6〜C21)アリールを表し、Arが水素であるとき、Rのうちの少なくとも1つは、置換もしくは非置換の(C6〜C21)アリールまたは置換もしくは非置換の(5〜21員)ヘテロアリールであり、Y〜Y及びY13〜Y16は、それぞれ独立して、−CR−を表し、Y〜Y12は、それぞれ独立して、
または−CR−を表し、R〜Rは、それぞれ独立して、置換もしくは非置換の(C1〜C20)アルキル、置換もしくは非置換の(C6〜C21)アリール、置換もしくは非置換の(5〜21員)ヘテロアリール、置換もしくは非置換の(C5〜C21)シクロアルキル、または置換もしくは非置換の(5〜7員)ヘテロシクロアルキルを表し、R〜Rは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、シアノ、置換もしくは非置換の(C1〜C20)アルキル、置換もしくは非置換の(C5〜C21)シクロアルキル、置換もしくは非置換の(C6〜C21)アリール、置換もしくは非置換の(5〜21員)ヘテロアリール、または置換もしくは非置換のジ(C6〜C21)アリールアミノを表すか、あるいは、隣接する置換基(複数可)と縮合して、窒素、酸素、及び硫黄から選択される1個または2個のヘテロ原子(複数可)で炭素原子(複数可)が置換され得る、置換もしくは非置換の(5〜21員)、単環式もしくは多環式の芳香族環を形成してもよく、ヘテロアリール(エン)及びヘテロシクロアルキルは、それぞれ独立して、N、O、及びSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含有し、a及びbは、それぞれ独立して、0または1を表す。
本開示の別の実施形態によると、式1の化合物は、以下の式2により表され得、
式中、X、Ar、Y〜Y16、R、L、a、及びbは、上記の式1に定義されたとおりであり、cは、1〜4の整数を表し、cが2以上であるとき、Rのそれぞれは同じかまたは異なってもよい。好ましくは、式2中、Lは、単結合を表し、Arは、置換もしくは非置換の(C6〜C21)アリール、または置換もしくは非置換の(5〜21員)ヘテロアリールを表し、Rは、水素を表す。
本開示の別の実施形態によると、式1の化合物は、以下の式3〜5のうちのいずれか1つにより表され得、
式中、X、Ar、Y〜Y16、L、R、a、及びbは、式1に定義されたとおりであり、cは、1〜5の整数を表し、cが2以上であるとき、Rのそれぞれは同じかまたは異なってもよい。式3〜5中、好ましくは、Arが水素であるとき、Rのうちの少なくとも1つは、置換もしくは非置換の(C6〜C21)アリール、または置換もしくは非置換の(5〜21員)ヘテロアリールを表す。より好ましくは、Arは、水素を表し、Rのうちの1つが、置換もしくは非置換の(C6〜C18)アリールを表し、Rの残りが、水素を表す。
より具体的には、本開示の有機電界発光化合物は、以下を含むが、これらに限定されない。
本開示の式1の有機電界発光化合物は、当業者に既知の合成方法によって調製され得る。例えば、それは、以下の反応スキーム1〜4のうちのいずれか1つに従って調製され得る。
さらに、本開示は、式1の有機電界発光化合物を含む有機電界発光材料、及び該材料を含む有機電界発光デバイスを提供する。
該材料は、式1の有機電界発光化合物から選択される1つ以上の化合物を含むことができる。該材料は、有機電界発光材料のために含まれている従来の化合物(複数可)をさらに含むことができる。
本開示の有機電界発光デバイスは、第1の電極、第2の電極、及び第1の電極と第2の電極との間に配設された少なくとも1つの有機層を備えることができ、有機層は、少なくとも1つの式1の化合物を含むことができる。
第1及び第2の電極の一方は陽極であり得、他方は陰極であり得る。有機層は発光層を含むことができ、正孔注入層、正孔輸送層、電子輸送層、電子注入層、中間層、正孔阻止層、電子緩衝層、及び電子阻止層から選択される、少なくとも1つの層をさらに含むことができる。
本開示の有機電界発光化合物は、発光層内に含まれてもよい。発光層内で使用されるとき、本開示の有機電界発光化合物は、ホスト材料として含まれ得る。発光層は、少なくとも1つのドーパントをさらに含むことができる。必要な場合、発光層は、本開示の式1の有機電界発光化合物から選択される2つ以上の化合物を含んでもよく、または、本開示の式1の有機電界発光化合物以外の第2のホスト材料をさらに含んでもよい。
当該技術分野において既知のリン光性ホスト材料が、第2のホスト材料として使用され得る。駆動電圧、寿命、及び発光効率を考慮すると、以下の式6〜11の化合物からなる群から選択される化合物が、第2のホスト材料として好ましい。
式中、Czは、以下の構造を表し、
及びLは、それぞれ独立して、単結合、置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリーレン、または置換もしくは非置換の(5〜30員)ヘテロアリーレンを表し、
Mは、置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリール、または置換もしくは非置換の(5〜30員)ヘテロアリールを表すが、ただし、式6のhが1であるとき、または式7のiが1であるとき、Mは
ではなく、式8及び9のMは
(式中、X〜X及びArは、式1に定義されたとおりであり、*は結合部位を表す。)ではないことを条件とし、
及びZは、それぞれ独立して、−O−、−S−、−N(R31)−、または−C(R32)(R33)−を表すが、ただし、Z及びZが同時に存在しないことを条件とし、
X’は、−O−または−S−を表し、
環Aは、
を表し、環Bは、
を表し、
D及びEは、それぞれ独立して、−O−、−S−、−N(R34)−、または−C(R35)(R36)−を表し、
Arは、置換もしくは非置換の(3〜30員)ヘテロアリール、またはサブ
(式中、X〜X及びArは、式1に定義されたとおりであり、*は結合部位を表す。)ではないことを条件とし、
21〜R27は、それぞれ独立して、水素、重水素、ハロゲン、シアノ、置換もしくは非置換の(C1〜C30)アルキル、置換もしくは非置換の(C3〜C30)シクロアルキル、置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリール、置換もしくは非置換の(5〜30員)ヘテロアリール、またはR282930Si−を表すか、あるいは、隣接する置換基(複数可)と縮合して、窒素、酸素、及び硫黄から選択される少なくとも1個のヘテロ原子で炭素原子(複数可)が置換され得る、置換もしくは非置換の(C3〜C30)、単環式もしくは多環式の、脂環式環または芳香族環を形成してもよいが、ただし、式6のhまたは式7のiが1であるとき、R26またはR27は、式8、9、及び11のZ、Z、D、またはEを含有する環を形成せず、式10のR22は、式8及び9のR21に結合したインドール環ならびに式11のR23に結合したインドール環を形成しないことを条件とし、
28〜R30は、それぞれ独立して、置換もしくは非置換の(C1〜C30)アルキル、または置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリールを表し、
31〜R36は、それぞれ独立して、水素、置換もしくは非置換の(C1〜C30)アルキル、置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリール、または置換もしくは非置換の(5〜30員)ヘテロアリールを表し、R32及びR33は、同じかまたは異なってもよく、R35及びR36は、同じかまたは異なってもよく、
ヘテロアリール(エン)は、B、N、O、S、P(=O)、Si、及びPから選択される1個以上のヘテロ原子を含有し、
h及びiは、それぞれ独立して、1〜3の整数を表し、j、k、l、及びpは、それぞれ独立して、0〜4の整数を表し、r、s、及びtは、それぞれ独立して、1〜4の整数を表し、h、i、j、k、l、p、r、s、またはtが2以上の整数であるとき、(Cz−L)のそれぞれ、(Cz)のそれぞれ、R21のそれぞれ、R22のそれぞれ、R23のそれぞれ、R24のそれぞれ、R25のそれぞれ、R26のそれぞれ、またはR27のそれぞれは、同じかまたは異なってもよい。
好ましくは、式6〜10中、Mは、置換もしくは非置換の窒素含有(6〜20員)ヘテロアリールを表し得る。好ましくは、Mの置換基は、(C1〜C20)アルキル、非置換または(C1〜C10)アルキル、トリ(C6〜C13)アリールシリル、もしくは(6〜13員)ヘテロアリールで置換された(C6〜C24)アリール、非置換または(C1〜C10)アルキル、トリ(C6〜C13)アリールシリル、もしくは(C6〜C24)アリールで置換された(6〜20員)ヘテロアリール、あるいはトリ(C6〜C20)アリールシリルであり得る。具体的には、Mは、置換もしくは非置換のピリジル、置換もしくは非置換のピリミジニル、置換もしくは非置換のトリアジニル、置換もしくは非置換のピラジニル、置換もしくは非置換のキナゾリニル、または置換もしくは非置換のフェナントロリニルを表し得る。
式6ならびに7のR26及びR27のうちの少なくとも1つ、または式8〜10のR21及びR22のうちの少なくとも1つは、置換もしくは非置換のカルバゾリル、置換もしくは非置換のベンゾカルバゾリル、置換もしくは非置換のジベンゾチオフェニル、置換もしくは非置換のナフトベンゾチオフェニル、置換もしくは非置換のジベンゾフラニル、置換もしくは非置換のナフトベンゾフラニル、置換もしくは非置換のカルバゾリルで置換された(C6〜C18)アリール、置換もしくは非置換のベンゾカルバゾリルで置換された(C6〜C18)アリール、置換もしくは非置換のジベンゾチオフェニルで置換された(C6〜C18)アリール、置換もしくは非置換のナフトベンゾチオフェニルで置換された(C6〜C18)アリール、置換もしくは非置換のジベンゾフラニルで置換された(C6〜C18)アリール、または置換もしくは非置換のナフトベンゾフラニルで置換された(C6〜C18)アリールであり得る。Mがアリールであるとき、R26及びR27のうちの少なくとも1つ、またはR21及びR22のうちの少なくとも1つは、置換もしくは非置換の窒素含有(6〜20員)ヘテロアリールを表してもよく、あるいは、置換基として、置換もしくは非置換の窒素含有(6〜20員)ヘテロアリールを有してもよい。具体的には、置換もしくは非置換の窒素含有ヘテロアリールは、置換もしくは非置換のピリジル、置換もしくは非置換のピリミジニル、置換もしくは非置換のトリアジニル、置換もしくは非置換のピラジニル、置換もしくは非置換のキナゾリニル、または置換もしくは非置換のフェナントロリニルを表し得る。
D及びEは、それぞれ独立して、好ましくは−O−、−S−、及び−N(R34)−から選択され得るが、ただし、X及びYの両方が同時に−N(R34)−でないことを条件とする。本開示の一実施形態によると、X及びYは、それぞれ独立して、−O−及び−S−から選択され得る。本開示の別の実施形態によると、X及びYは、それぞれ独立して、−O−及び−S−から選択され得、X及びYのうちの少なくとも1つは−S−であり得る。R34は、好ましくは、置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリール、具体的には、置換もしくは非置換のフェニル、置換もしくは非置換のナフチル、または置換もしくは非置換のビフェニルを表し得る。
Arは、好ましくは、置換もしくは非置換の(6〜20員)ヘテロアリール、または置換もしくは非置換の(C6〜C20)アリール、より好ましくは置換もしくは非置換の窒素含有(6〜20員)ヘテロアリールを表し得る。具体的には、Arは、置換もしくは非置換のトリアジニル、置換もしくは非置換のピリミジニル、置換もしくは非置換のピリジル、置換もしくは非置換のピラジニル、置換もしくは非置換のキナゾリニル、または置換もしくは非置換のフェナントロリニルを表し得る。
具体的には、第2のホスト材料の好ましい例は、以下を含むが、これらに限定されない。
[式中、TPSは、トリフェニルシリルを表す。]
ドーパントは、好ましくは少なくとも1つのリン光性ドーパントである。本開示の有機電界発光デバイスのためのリン光性ドーパント材料は、限定されないが、好ましくは、イリジウム(Ir)、オスミウム(Os)、銅(Cu)、または白金(Pt)のメタル化錯体化合物から選択され得、より好ましくは、イリジウム(Ir)、オスミウム(Os)、銅(Cu)、または白金(Pt)のオルトメタル化錯体化合物、さらにより好ましくはオルトメタル化イリジウム錯体化合物から選択され得る。
本開示の有機電界発光デバイス内に含まれるドーパントは、以下の式12〜14により表される化合物からなる群から選択され得る。
式中、Lは、以下の構造から選択され、
100は、水素、置換もしくは非置換の(C1〜C30)アルキル、または置換もしくは非置換の(C3〜C30)シクロアルキルを表し、R101〜R109、及びR111〜R123は、それぞれ独立して、水素、重水素、ハロゲン、非置換もしくはハロゲンで置換された(C1〜C30)アルキル、置換もしくは非置換の(C3〜C30)シクロアルキル、シアノ、置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリール、または置換もしくは非置換の(C1〜C30)アルコキシを表し、R106〜R109は、隣接する置換基(複数可)と連結して、置換もしくは非置換の縮合環、例えば、置換もしくは非置換のフルオレン、置換もしくは非置換のジベンゾチオフェン、または置換もしくは非置換のジベンゾフランを形成してもよく、R120〜R123は、隣接する置換基(複数可)と連結して、置換もしくは非置換の縮合環、例えば、置換もしくは非置換のキノリンを形成してもよく、R124〜R127は、それぞれ独立して、水素、重水素、ハロゲン、置換もしくは非置換の(C1〜C30)アルキル、または置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリールを表し、R124〜R127のうちのいずれか1つがアリールであるとき、それは、隣接する置換基(複数可)と連結して、置換もしくは非置換の縮合環、例えば、置換もしくは非置換のフルオレン、置換もしくは非置換のジベンゾチオフェン、または置換もしくは非置換のジベンゾフランを形成してもよく、R201〜R211は、それぞれ独立して、水素、重水素、ハロゲン、非置換もしくはハロゲンで置換された(C1〜C30)アルキル、置換もしくは非置換の(C3〜C30)シクロアルキル、または置換もしくは非置換の(C6〜30)アリールを表し、R208〜R211は、隣接する置換基(複数可)と連結して、置換もしくは非置換の縮合環、例えば、置換もしくは非置換のフルオレン、置換もしくは非置換のジベンゾチオフェン、または置換もしくは非置換のジベンゾフランを形成してもよく、f及びgは、それぞれ独立して、1〜3の整数を表し、fまたはgが2以上の整数であるとき、R100のそれぞれは同じかまたは異なってもよく、nは、1〜3の整数を表す。
具体的には、ドーパント材料は、以下を含む。
本開示の別の態様によると、有機電界発光デバイスを調製するための材料が提供される。該材料は、有機電界発光デバイスの発光層または電子輸送層を調製するための材料であり得る。有機電界発光デバイスの発光層を調製するための材料内に本開示の化合物が含まれるとき、本開示の化合物は、ホスト材料として含まれ得る。本開示の化合物がホスト材料として含まれるとき、該材料は、本開示の式1の有機電界発光化合物から選択される2つ以上の化合物を含んでもよく、または、本開示の式1の有機電界発光化合物(第1のホスト材料)に加えて、第2のホスト材料、例えば、式6〜11により表される化合物から選択される材料を含んでもよい。第1のホスト材料と第2のホスト材料との重量比は、1:99〜99:1の範囲内、駆動電圧、寿命、及び発光効率を考慮すると、好ましくは30:70〜70:30の範囲内である。有機電界発光デバイスの電子輸送層を調製するための材料内に本開示の化合物が含まれるとき、本開示の化合物は、電子輸送材料として含まれ得る。該材料は、組成物または混合物であり得る。該材料は、有機電界発光材料のために含まれている従来の化合物(複数可)をさらに含むことができる。
本開示の別の態様によると、第1の電極、第2の電極、及び第1の電極と第2の電極との間に配設された少なくとも1つの有機層を備える有機電界発光デバイスであって、有機層は、有機電界発光デバイスを調製するための本開示の材料を含む、有機電界発光デバイスが提供される。
本開示の別の態様によると、陽極、陰極、及び陽極と陰極との間に配設された有機層を備える有機電界発光デバイスであって、有機層は、1つ以上の発光層を含み、少なくとも1つの発光層は、1つ以上のドーパント化合物及び2つ以上のホスト化合物を含み、2つ以上のホスト化合物のうちの少なくとも1つは、式1により表される、有機電界発光デバイスが提供される。
本開示の一実施形態によると、有機電界発光デバイスにおいて、2つ以上のホスト化合物の第1のホスト化合物は、式2及び5により表される化合物から選択され得る。
本開示の別の実施形態によると、有機電界発光デバイスにおいて、2つ以上のホスト化合物のうちの少なくとも2つは、それぞれ独立して、式1により表される化合物から選択され得る。
本開示の別の実施形態によると、有機電界発光デバイスにおいて、2つ以上のホスト化合物の第1のホスト化合物は、式1により表され得、第2のホスト化合物は、式6〜11により表される化合物から選択され得る。
本開示の別の実施形態によると、有機電界発光デバイスにおいて、1つ以上のドーパント化合物は、式12〜14により表される化合物から選択され得る。
本開示の有機電界発光デバイスは、有機層内に式1の化合物を含む。本開示の有機電界発光デバイスは、アリールアミン系化合物及びスチリルアリールアミン系化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物をさらに含むことができる。
本開示の有機電界発光デバイスにおいて、有機層は、式1の化合物に加えて、周期表の第1族の金属、第2族の金属、第4周期の遷移金属、第5周期の遷移金属、ランタノイド及びd遷移元素の有機金属、または金属を含む少なくとも1つの錯体化合物からなる群から選択される、少なくとも1つの金属をさらに含むことができる。
さらに、本開示の有機電界発光デバイスは、本開示の化合物の他に、当該技術分野において既知の青色電界発光化合物、赤色電界発光化合物、または緑色電界発光化合物を含む、少なくとも1つの発光層をさらに含むことによって、白色光を発することができる。必要な場合、それは、橙色発光層または黄色発光層をさらに含んでもよい。
本開示の有機電界発光デバイスにおいて、好ましくは、少なくとも1つの層(以降、「表面層」)が、カルコゲニド層、金属ハロゲン化物層、及び金属酸化物層から選択される、一方または両方の電極(複数可)の内面(複数可)上に配置され得る。具体的には、シリコンまたはアルミニウムのカルコゲニド(酸化物を含む)層が、好ましくは電界発光媒質層の陽極表面上に配置され、金属ハロゲン化物層または金属酸化物層が、好ましくは電界発光媒質層の陰極表面上に配置される。このような表面層は、有機電界発光デバイスの操作安定性をもたらす。好ましくは、カルコゲニドは、SiO(1≦X≦2)、AlO(1≦X≦1.5)、SiON、SiAlONなどを含み、金属ハロゲン化物は、LiF、MgF、CaF、希土類金属フッ化物などを含み、金属酸化物は、CsO、LiO、MgO、SrO、BaO、CaOなどを含む。
本開示の有機電界発光デバイスにおいて、電子輸送化合物と還元的ドーパントとの混合領域、または正孔輸送化合物と酸化的ドーパントとの混合領域が、一対の電極の少なくとも1つの表面上に配置され得る。この場合、電子輸送化合物はアニオンに還元され、したがって、電子を注入して混合領域から電界発光媒質へと輸送することがより容易になる。さらに、正孔輸送化合物はカチオンに酸化され、したがって、正孔を注入して混合領域から電界発光媒質へと輸送することがより容易になる。好ましくは、酸化的ドーパントは、様々なルイス酸及び受容体化合物を含み、還元的ドーパントは、アルカリ金属、アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属、希土類金属、及びこれらの混合物を含む。2つ以上の発光層を有し、かつ白色光を発する電界発光デバイスを調製するために、還元的ドーパント層を電荷生成層として用いることができる。
本開示の有機電界発光デバイスの各層を形成するために、真空蒸発法、スパッタリング法、プラズマ法、及びイオンめっき法などの乾式フィルム形成法、またはインクジェット印刷法、ノズル印刷法、スロットコーティング法、スピンコーティング法、ディップコーティング法、及びフローコーティング法などの湿式フィルム形成法が使用され得る。
湿式フィルム形成法を使用する際、例えばエタノール、クロロホルム、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどの任意の好適な溶媒中に、各層を形成する材料を溶解または拡散させることによって、薄いフィルムが形成され得る。溶媒は、各層を形成する材料が溶解または拡散され得、かつフィルム形成能力に問題のない任意の溶媒であってもよい。
本開示の有機電界発光デバイスにおいて、発光層のための2つ以上のホスト化合物は、同時蒸発または混合蒸発され得る。本明細書において、同時蒸発は、2つ以上の材料の各々をそれぞれの坩堝セル内に導入し、かつ蒸発させる材料の各々のセルに電流を印加することによって、2つ以上の材料が混合物として堆積する過程を示す。本明細書において、混合蒸発は、堆積前に2つ以上の材料を1つの坩堝セル内で混合し、かつ蒸発させる混合物のセルに電流を印加することによって、2つ以上の材料が混合物として堆積する過程を示す。
本開示の有機電界発光デバイスを使用することにより、ディスプレイシステムまたは照明システムを生産することができる。
以降、以下の実施例を参照して、本開示の有機電界発光化合物、本化合物の調製方法、及び本デバイスの発光特性を詳細に説明する。
化合物1−2の調製
化合物1−1(20g、100.5ミリモル)、化合物2−1(19g、150ミリモル)、パラジウム(0)テトラキス(トリフェニルホスフィン)[Pd(PPh](5.7g、5.0ミリモル)、及びNaCO(31g、300ミリモル)を、トルエン(500mL)、エタノール(250mL)、及び精製水250mLに添加した後、混合物を120℃で15時間撹拌した。反応完了後、混合物を静置させて水層を除去し、次いで有機層を濃縮した。カラムクロマトグラフィにより混合物を精製して、化合物1−2(20g、83%)を得た。
化合物H−1の調製
ジメチルホルムアミド(DMF)中に、化合物1−2(20g、83ミリモル)、化合物1−3(50g、99ミリモル)、及びNaH(4g、166ミリモル)を溶解させた後、混合物を15時間撹拌した。反応完了後、固形物を濾過し、カラムクロマトグラフィにより精製して、化合物H−1(50g、82%)を得た。
[実施例2]
化合物1−4の調製
ジメチルホルムアミド(370mL)中に化合物1−3(30g、73.44ミリモル)を溶解させた後、混合物に水素化ナトリウム(4.4g、110.16ミリモル)を緩徐に添加し、次いで混合物を30分間撹拌した。混合物に化合物1−1(17.5g、88.13ミリモル)を添加し、次いで混合物を4時間撹拌した。この混合物を蒸留水(500mL)に緩徐に添加した後、混合物を30分間撹拌した。得られた固形物を、カラムクロマトグラフィ及び再結晶化により精製して、化合物1−4(30g、71%)を得た。
化合物H−5の調製
化合物1−4(10g、17.51ミリモル)、化合物2−2(4.2g、21.01ミリモル)、パラジウム(0)テトラキス(トリフェニルホスフィン)[Pd(PPh](0.6g、0.53ミリモル)、炭酸ナトリウム(4.6g、43.78ミリモル)、トルエン(90mL)、及びエタノール(22mL)を反応槽内に導入した後、混合物に蒸留水(22mL)を添加した。混合物を120℃で4時間撹拌した。反応完了後、混合物を蒸留水で洗浄し、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、回転蒸発器によってそこから溶媒を除去した。生成物をカラムクロマトグラフィにより精製して、化合物H−5(5.5g、46%)を得た。
[実施例3]
化合物H−80の調製
化合物1−4(10g、17.51ミリモル)、化合物2−3(4.2g、21.01ミリモル)、パラジウム(0)テトラキス(トリフェニルホスフィン)[Pd(PPh](0.6g、0.53ミリモル)、炭酸ナトリウム(4.6g、43.78ミリモル)、トルエン(90mL)、及びエタノール(22mL)を反応槽内に導入した後、混合物に蒸留水(22mL)を添加し、次いで混合物を120℃で4時間撹拌した。反応完了後、混合物を蒸留水で洗浄し、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、回転蒸発器によってそこから溶媒を除去した。生成物をカラムクロマトグラフィにより精製して、化合物H−80(7.7g、64%)を得た。
[実施例4]
化合物3−1の調製
トルエン(220mL)及びエタノール(110mL)中に化合物10−ブロモ−7H−ベンゾ[c]カルバゾール(15.5g、41.64ミリモル)、化合物A(13.1g、45.80ミリモル)、Pd(PPh(2.4g、2.08ミリモル)、及び2M NaCO(110mL)を溶解させた後、混合物を120℃で5時間還流した。反応完了後、混合物を酢酸エチルで抽出し、そこから残った水分を硫酸マグネシウムで除去し、次いで混合物を乾燥させた。生成物をカラムクロマトグラフィにより精製して、化合物3−1(15.4g、収率:81%)を得た。
化合物H−55の調製
DMF(110mL)中に化合物1−2(6.3g、26.17ミリモル)及び化合物3−1(10g、21.81ミリモル)を溶解させた後、混合物にNaH(0.5g、14.54ミリモル、鉱油中60%)を添加した。混合物を室温で12時間撹拌し、それにメタノール及び蒸留水を添加した。得られた固形物を減圧下で濾過し、次いでカラムクロマトグラフィにより精製して、化合物H−55(2.5g、収率:18%)を得た。
[実施例5]
化合物4−1の調製
フラスコのトルエン(850mL)及びエタノール(425mL)中に、ナフタレン−2−イルボロン酸(30g、174.35ミリモル)、2−ブロモニトロベンゼン(42g、209.22ミリモル)、Pd(PPh(10g、8.71ミリモル)、及び2M NaCO(425mL)を溶解させた後、混合物を120℃で5時間還流した。反応完了後、混合物を酢酸エチルで抽出し、得られた有機層から残った水分を硫酸マグネシウムで除去し、次いで有機層を乾燥させた。生成物をカラムクロマトグラフィにより精製して、化合物4−1(40g、収率:93%)を得た。
化合物4−2の調製
ジクロロベンゼン(DCB)(1000mL)中に、化合物4−1(40g、160.34ミリモル)及びPPh(105.1g、400.86ミリモル)を溶解させた後、混合物を150℃で6時間還流した。反応完了後、混合物を蒸留し、メタノールで倍散した。結果として、化合物4−2(24g、収率:50%)を得た。
化合物4−3の調製
DMF(570mL)中に化合物1−2(24g、110.46ミリモル)を溶解させた後、それにN−ブロモサクシニミド(NBS)(17g、99.42ミリモル)を0℃で添加した。混合物を5時間撹拌し、次いでそれに蒸留水を添加した。得られた固形物を減圧下で濾過し、メタノールに添加し、撹拌し、次いで減圧下で濾過した。この固形物を酢酸エチル及びメタノールに添加した後、混合物を撹拌し、減圧下で濾過して、化合物4−3(23g、収率:73%)を得た。
化合物4−4の調製
トルエン(400mL)中に化合物4−3(23.4g、79.01ミリモル)、ヨードベンゼン(18mL、158.02ミリモル)、CuI(7.5g、39.50ミリモル)、エチレンジアミン(EDA)(2.6mL、39.50ミリモル)、及びCsCO(77g、237.03ミリモル)を溶解させた後、混合物を120℃で5時間還流した。反応完了後、混合物を酢酸エチルで抽出し、得られた有機層から残った水分を硫酸マグネシウムで除去し、次いで有機層を乾燥させた。生成物をカラムクロマトグラフィにより精製して、化合物4−4(21.5g、収率:74%)を得た。
化合物4−5の調製
トルエン(300mL)及びエタノール(150mL)中に、化合物4−4(21.5g、57.75ミリモル)、(9H−カルバゾール−3−イル)ボロン酸(15g、69.31ミリモル)、Pd(PPh(3.4g、2.88ミリモル)、及び2M NaCO(150mL)を溶解させた後、混合物を120℃で5時間還流した。反応完了後、混合物を酢酸エチルで抽出し、得られた有機層から残った水分を硫酸マグネシウムで除去し、次いで有機層を乾燥させた。生成物をカラムクロマトグラフィにより精製して、化合物4−5(4.2g、収率:17%)を得た。
化合物H−88の調製
反応槽内に、化合物1−2(2.6g、10.99ミリモル)、化合物4−5(4.2g、9.16ミリモル)、KCO(1.2g、9.16ミリモル)、4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)(0.6g、4.58ミリモル)、及びジメチルアセトアミド(DMA)(50mL)を導入した後、混合物を還流下で4時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、次いでそれに蒸留水を添加した。混合物を塩化メチレン(MC)で抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸留し、カラムクロマトグラフィにより精製して、化合物H−88(1.7g、28%)を得た。
[実施例6]
化合物5−1の調製
フラスコ内のトルエン(500mL)及びエタノール(250mL)中に、2−ブロモ−カルバゾール(30g、121.90ミリモル)、フェニルボロン酸(18g、146.28ミリモル)、Pd(PPh(7g、6.09ミリモル)、及び2M NaCO(250mL)を溶解させた後、混合物を120℃で5時間還流した。反応完了後、混合物を酢酸エチルで抽出し、そこから残った水分を硫酸マグネシウムで除去し、次いで有機層を乾燥させた。生成物をカラムクロマトグラフィにより精製して、化合物5−1(15g、収率:52%)を得た。
化合物5−2の調製
フラスコ内のDMF(200mL)中に化合物5−1(14.4g、59.19ミリモル)を溶解させた後、それにNBS(11g、59.19ミリモル)を0℃で添加した。混合物を12時間撹拌し、次いでそれに蒸留水を添加した。得られた固形物を減圧下で濾過し、メタノールに添加し、撹拌し、次いで減圧下で濾過した。この固形物を酢酸エチル及びメタノールに添加した。混合物を撹拌し、減圧下で濾過した。結果として、化合物5−2(15.8g、収率:83%)を得た。
化合物5−3の調製
フラスコ内のトルエン(300mL)及びエタノール(150mL)中に、化合物5−2(15.8g、49.04ミリモル)、化合物A(15.5g、53.94ミリモル)、Pd(PPh(3g、2.452ミリモル)、及び2M NaCO(150mL)を溶解させた後、混合物を120℃で5時間還流した。反応完了後、混合物を酢酸エチルで抽出し、得られた有機層から残った水分を硫酸マグネシウムで除去し、次いで有機層を乾燥させた。生成物をカラムクロマトグラフィにより精製して、化合物5−3(4g、収率:17%)を得た。
化合物H−7の調製
フラスコ内のDMF(40mL)中に、化合物5−3(4g、8.254ミリモル)、化合物B(2.4g、9.905ミリモル)、KCO(1.15g、8.254ミリモル)、及びDMAP(0.5g、4.127ミリモル)を溶解させた後、混合物を220℃で5時間還流した。反応完了後、混合物を酢酸エチルで抽出し、得られた有機層から残った水分を硫酸マグネシウムで除去し、次いで有機層を乾燥させた。生成物をカラムクロマトグラフィにより精製して、化合物H−7(2.8g、収率:50%)を得た。
[実施例7]
化合物6−3の調製
フラスコ内のトルエン(340mL)及びエタノール(100mL)中に、化合物6−1(25.4g、68.22ミリモル)、化合物6−2(20g、68.22ミリモル)、Pd(PPh(4g、3.41ミリモル)、及び2M KCO(100mL)を溶解させた後、混合物を120℃で3時間還流した。反応完了後、混合物を酢酸エチルで抽出し、得られた有機層から残った水分を硫酸マグネシウムで除去し、次いで有機層を乾燥させた。生成物をカラムクロマトグラフィにより精製して、化合物6−3(8g、収率:25%)を得た。
化合物H−3の調製
フラスコ内のDMF(230mL)中に、化合物6−3(11g、23.99ミリモル)、化合物6−4(9g、35.98ミリモル)、及びNaH(鉱油中60%)(2.8g、71.97ミリモル)を溶解させた後、混合物を室温で5時間撹拌した。反応完了後、混合物を酢酸エチルで抽出し、得られた有機層から残った水分を硫酸マグネシウムで除去し、次いで有機層を乾燥させた。生成物をカラムクロマトグラフィにより精製して、化合物H−3(4g、収率:25%)を得た。
[表]
[実施例8]
化合物7−1の調製
フラスコ内のDMF(500mL)中に、7H−ベンゾ[c]カルバゾール(50g、230.12ミリモル)及びN−ブロモサクシニミド(41g、230.12ミリモル)を溶解させた後、混合物を室温で5時間撹拌した。反応完了後、混合物を酢酸エチルで抽出し、得られた有機層から残った水分を硫酸マグネシウムで除去し、次いで有機層を乾燥させた。生成物をカラムクロマトグラフィにより精製して、化合物7−1(50g、収率:73%)を得た。
化合物7−2の調製
フラスコ内のトルエン(500mL)中に、10−ブロモ−7H−ベンゾ[c]カルバゾール(化合物7−1)(15g、61.00ミリモル)、ヨードベンゼン(14ml、123.00ミリモル)、CuI(6.0g、30.00ミリモル)、EDA(4ml、61.00ミリモル)、及びKPO(40g、183.00ミリモル)を溶解させた後、混合物を120℃で5時間還流した。反応完了後、混合物を酢酸エチルで抽出し、得られた有機層から残った水分を硫酸マグネシウムで除去し、次いで有機層を乾燥させた。生成物をカラムクロマトグラフィにより精製して、化合物7−2(13g、収率:73%)を得た。
化合物7−4の調製
トルエン(100mL)、エタノール(50mL)、及びHO(50mL)中に、化合物10−ブロモ−7−フェニル−7H−ベンゾ[c]カルバゾール(化合物7−2)(10g、34.10ミリモル)及び化合物7−3(10g、40.92ミリモル)を溶解させた後、混合物を120℃で5時間還流した。反応完了後、混合物を酢酸エチルで抽出し、得られた有機層から残った水分を硫酸マグネシウムで除去し、次いで有機層を乾燥させた。生成物をカラムクロマトグラフィにより精製して、化合物7−4(9g、収率:57%)を得た。
化合物7−7の調製
トルエン(100mL)、エタノール(50mL)、HO(50mL)中に、化合物2,3−ジクロロキノキサリン(化合物7−5)(28g、140.67ミリモル)及び化合物7−6(24g、140.67ミリモル)を溶解させた後、混合物を120℃で5時間還流した。反応完了後、混合物を酢酸エチルで抽出し、得られた有機層から残った水分を硫酸マグネシウムで除去し、次いで有機層を乾燥させた。生成物をカラムクロマトグラフィにより精製して、化合物7−7(30g、収率:73%)を得た。
化合物H−4の調製
反応槽内に、化合物10−(9H−カルバゾール−3−イル)−7−フェニル−7H−ベンゾ[c]カルバゾール(化合物7−4)(9.1g、19.80ミリモル)、化合物7−7(9g、29.7ミリモル)、KCO(5.5g、39.6ミリモル)、DMAP(1.2g、9.9ミリモル)、及びDMF(100mL)を導入した後、混合物を還流下で1時間撹拌し、室温に冷却し、次いでそれに蒸留水を添加した。混合物を塩化メチレンで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸留し、カラムクロマトグラフィにより精製して、化合物H−4(5g、収率:35%)を得た。
[表]
[実施例9]
化合物91−1の調製
フラスコ内のo−DCB 550mL中に、9−フェニル−9H,9’H−3,3’−ビカルバゾール(33.8g、82.7ミリモル)、2,4−ジクロロキノリン(17.2g、86.9ミリモル)、CuI(31.5g、165.4ミリモル)、及びトランス−1,2−ジアミノシクロヘキサン(6mL、49.63ミリモル)を溶解させた後、混合物を還流下で、200℃で6時間撹拌した。反応完了後、混合物を塩化メチレンで抽出し、MgSOで乾燥させ、カラムクロマトグラフィにかけ、次いで分離材料にメタノールを添加した。得られた固形物を減圧下で濾過して、化合物91−1(32.5g、収率:69%)を得た。
化合物H−91の調製
トルエン(560mL)、エタノール(35mL)、及びHO(70mL)中に、化合物91−1[9−(4−クロロキノリン−2−イル)−9’−フェニル−9H,9’H−3,3’−ビカルバゾール](32g、56.13ミリモル)、フェニルボロン酸(13.7g、112.3ミリモル)、Pd(PPh(6.5g、5.7ミリモル)、及びKCO(19.4g、140.33ミリモル)を溶解させた後、混合物を120℃で12時間還流した。反応完了後、混合物を塩化メチレンで抽出し、MgSOで乾燥させ、カラムクロマトグラフィにかけ、次いで分離材料にヘキサンを添加した。得られた固形物を減圧下で濾過して、化合物H−91(23g、収率:67%)を得た。
[実施例10]
化合物97−1の調製
フラスコ内のDMF(50mL)中に、化合物9−フェニル−9H,9’H−3,3’−ビカルバゾール(20.5g、50.24ミリモル)及び化合物A(12g、60.29ミリモル)を溶解させた後、それにNaH(2.6g、62.31ミリモル、鉱油中60%)を添加した。混合物を室温で12時間撹拌し、それにメタノール及び蒸留水を添加した。生成された固形物を減圧下で濾過し、カラムクロマトグラフィにより精製して、化合物97−1(10g、収率:35%)を得た。
化合物H−97の調製
フラスコ内のトルエン(200mL)中に、化合物97−1(10g、17.51ミリモル)、化合物2−2(4.5g、22.76ミリモル)、Pddba(0.96g、1.05ミリモル)、S−phos(0.6g、1.40ミリモル)、及びKPO(12g、52.53ミリモル)を溶解させた後、混合物を120℃で5時間還流した。反応完了後、混合物を酢酸エチルで抽出し、得られた有機層から残った水分を硫酸マグネシウムで除去し、次いで有機層を乾燥させた。生成物をカラムクロマトグラフィにより精製して、化合物H−97(3g、収率:25%)を得た。
[デバイス実施例1]本開示の化合物を使用するOLED
次のとおり、本開示の化合物を使用してOLEDを生成した。有機発光ダイオード(OLED)用のガラス基材(Geomatec)上の透明電極酸化インジウムスズ(ITO)の薄いフィルム(15Ω/sq)を、連続してトリクロロエチレン、アセトン、エタノール、及び蒸留水での超音波洗浄にかけ、次いでイソプロパノール中に保管した。次いで、真空蒸着装置の基材ホルダ上にITO基材を載置した。N,N1’−([1,1’−ビフェニル]−4,4’−ジイル)ビス(N−(ナフタレン−1−イル)−N,N−ジフェニルベンゼン−1,4−ジアミン)を該真空蒸着装置のセル内に導入し、次いで該装置のチャンバ内の圧力を10−6トルに制御した。その後、セルに電流を印加して上記の導入された材料を蒸発させ、それにより、60nmの厚さを有する正孔注入層をITO基材上に形成した。次いで、N,N’−ジ(4−ビフェニル)−N,N’−ジ(4−ビフェニル)−4,4’−ジアミノビフェニルを該真空蒸着装置の別のセル内に導入し、セルに電流を印加することによって蒸発させ、それにより、20nmの厚さを有する正孔輸送層を正孔注入層上に形成した。その後、真空蒸着装置の1つのセル内にホストとして化合物H−1を導入し、別のセル内にドーパントとして化合物D−88を導入した。ホスト及びドーパントの総量に基づいて4重量%のドープ量でドーパントが堆積して、30nmの厚さを有する発光層を正孔輸送層上に形成するように、2つの材料を異なる速度で蒸発させた。次いで、2−(4−(9,10−ジ(ナフタレン−2−イル)アントラセン−2−イル)フェニル)−1−フェニル−1H−ベンゾ[d]イミダゾールを1つのセル内に導入し、リチウムキノレートを別のセル内に導入した。2つの材料が50重量%のドープ量でそれぞれ堆積して、30nmの厚さを有する電子輸送層を発光層上に形成するように、それらを同じ速度で蒸発させた。電子輸送層上に2nmの厚さを有する電子注入層としてリチウムキノレートを堆積させた後、別の真空蒸着装置により、電子注入層上に150nmの厚さを有するAl陰極を堆積させた。その結果、OLEDが生成された。OLEDの生成に使用した全材料が、10−6トルでの真空昇華によって精製されたものであった。生成されたOLEDは、1,050cd/mの輝度、及び4.1Vの駆動電圧で11.1mA/cmの電流密度を有する赤色発光を示した。5,000ニトで輝度が90%まで低減するのに要した最小時間は90時間であった。
[デバイス実施例2〜8]本開示の化合物を使用するOLED
以下の表2に示されるホスト及びドーパントを発光材料として使用したことを除いて、デバイス実施例1と同じ様式でOLEDを生成した。生成されたOLEDの駆動電圧(V)、電流密度(mA/cm)、輝度(cd/m)、色、及び5000ニトで輝度が90%まで低減するのに要した最小時間(寿命)を、以下の表2に示す。
[比較実施例1及び2]従来の発光材料を使用するOLED
以下の表1に示される化合物T−1またはT−2をホストとして使用し、以下の表2に示されるドーパントを使用したことを除いて、デバイス実施例1と同じ様式でOLEDを生成した。生成されたOLEDの駆動電圧(V)、電流密度(mA/cm)、輝度(cd/m)、色、及び5000ニトで輝度が90%まで低減するのに要した最小時間(寿命)を、以下の表2に示す。
表2に示されるように、本開示の有機電界発光化合物を使用する有機電界発光デバイスは、良好な駆動電圧ならびに良好な電流効率及び出力効率を維持しながら、従来の化合物を使用するものよりも最大600%まで良好に著しく改善された寿命を示す。
[デバイス実施例9]本開示の第1のホスト化合物及び第2のホスト化合物が同時蒸発されたOLED
次のとおり、本開示の化合物を使用してOLEDを生成した。有機発光ダイオード(OLED)用のガラス基材(Geomatec)上の透明電極酸化インジウムスズ(ITO)の薄いフィルム(10Ω/sq)を、連続してトリクロロエチレン、アセトン、エタノール、及び蒸留水での超音波洗浄にかけ、次いでイソプロパノール中に保管した。次いで、真空蒸着装置の基材ホルダ上にITO基材を載置した。N,N4’−ジフェニル−N,N4’−ビス(9−フェニル−9H−カルバゾール−3−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4,4’−ジアミン(化合物HI−1)を真空蒸着装置のセル内に導入し、次いで装置のチャンバ内の圧力を10−6トルに制御した。その後、セルに電流を印加して上記の導入された材料を蒸発させ、それにより、80nmの厚さを有する第1の正孔注入層をITO基材上に形成した。1,4,5,8,9,12−ヘキサアザトリフェニレン−ヘキサカルボニトリル(化合物HI−2)を真空蒸着装置の別のセル内に導入し、次いでセルに電流を印加して上記の導入された材料を蒸発させ、それにより、5nmの厚さを有する第2の正孔注入層を第1の正孔注入層上に形成した。N−([1,1’−ビフェニル]−4−イル)−9,9−ジメチル−N−(4−(9−フェニル−9H−カルバゾール−3−イル)フェニル)−9H−フルオレン−2−アミン(化合物HT−1)を真空蒸着装置のセル内に導入し、次いでセルに電流を印加して上記の導入された材料を蒸発させ、それにより、10nmの厚さを有する第1の正孔輸送層を第2の正孔注入層上に形成した。その後、N,N−ジ([1,1’−ビフェニル]−4−イル)−4’−(9H−カルバゾール−9−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−アミン(化合物HT−3)を真空蒸着装置の別のセル内に導入し、次いでセルに電流を印加して上記の導入された材料を蒸発させ、それにより、60nmの厚さを有する第2の正孔輸送層を第1の正孔輸送層上に形成した。ホスト材料として、化合物H−1及び化合物H2−116を、真空蒸着装置の2つのセル内にそれぞれ導入した。化合物D−96をドーパントとして別のセル内に導入した。ホスト及びドーパントの総量に基づいて3重量%のドープ量でドーパントが堆積して、40nmの厚さを有する発光層を正孔輸送層上に形成するように、同じ速度で2つのホスト材料を蒸発させる一方で、ホスト材料とは異なる速度でドーパントを蒸発させた。次いで、2,4−ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−6−(ナフタレン−2−イル)−1,3,5−トリアジン(化合物ET−1)を1つのセル内に導入し、リチウムキノレート(化合物EI−1)を別のセル内に導入した。1:1の速度で2つの材料を蒸発させて、30nmの厚さを有する電子輸送層を発光層上に形成した。電子輸送層上に2nmの厚さを有する電子注入層としてリチウムキノレート(化合物EI−1)を堆積させた後、別の真空蒸着装置により、電子注入層上に80nmの厚さを有するAl陰極を堆積させた。5,000ニトで輝度が80%まで低減するのに要した最小時間は195時間であった。
[デバイス実施例10〜16]本開示の多成分ホスト材料を使用するOLED
発光層を調製するために以下の表3に示される化合物を第1のホスト及び第2のホストとして使用したことを除いて、デバイス実施例9と同じ様式でOLEDを生成した。生成されたOLEDの5000ニトで輝度が80%まで低減するのに要した最小時間を、以下の表3に示す。
[比較実施例3〜4]第1のホスト化合物のみをホストとして使用するOLED
以下の表3に示される第1のホスト化合物のみを発光層のためのホストとして使用したことを除いて、デバイス実施例9と同じ様式でOLEDを生成した。生成されたOLEDの5000ニトで輝度が80%まで低減するのに要した最小時間を、以下の表3に示す。
上記のように、本開示の有機電界発光化合物を唯一のホストとして使用する有機電界発光デバイスは優れた寿命を示すが、本開示の有機電界発光化合物を含む多成分ホスト材料は、寿命がより改善された有機電界発光デバイスを提供することができる。
[デバイス実施例17−1〜17−5、18−1〜18−6]本開示による第1のホスト化合物及び第2のホスト化合物が同時蒸発されたOLED
次のとおり、本開示の化合物を使用してOLEDを生成した。有機発光ダイオード(OLED)用のガラス基材(Geomatec)上の透明電極酸化インジウムスズ(ITO)の薄いフィルム(10Ω/sq)を、連続してトリクロロエチレン、アセトン、エタノール、及び蒸留水での超音波洗浄にかけ、次いでイソプロパノール中に保管した。次いで、真空蒸着装置の基材ホルダ上にITO基材を載置した。1,4,5,8,9,12−ヘキサアザトリフェニレン−ヘキサカルボニトリル(化合物HI−1)を真空蒸着装置のセル内に導入し、次いで装置のチャンバ内の圧力を10−6トルに制御した。その後、セルに電流を印加して上記の導入された材料を蒸発させ、それにより、5nmの厚さを有する第1の正孔注入層をITO基材上に形成した。次いで、N,N’−ビス(ナフタレン−1−イル)−N,N’−ビス(フェニル)ベンジジン(化合物HI−2)を真空蒸着装置の別のセル内に導入し、セルに電流を印加することによって蒸発させ、それにより、95nmの厚さを有する第2の正孔注入層を第1の正孔注入層上に形成した。N−([1,1’−ビフェニル]−4−イル)−9,9−ジメチル−N−(4−(9−フェニル−9H−カルバゾール−3−イル)フェニル)−9H−フルオレン−2−アミン(化合物HT−1)を真空蒸着装置の1つのセル内に導入し、セルに電流を印加することによって蒸発させ、それにより、20nmの厚さを有する正孔輸送層を第2の正孔輸送層上に形成した。ホスト材料として、以下の表4に示される2つの化合物を、真空蒸着装置の2つのセル内にそれぞれ導入した。化合物D−122をドーパントとして別のセル内に導入した。ホスト及びドーパントの総量に基づいて12重量%のドープ量でドーパントが堆積して、30nmの厚さを有する発光層を正孔輸送層上に形成するように、1:1の同じ速度で2つのホスト材料を蒸発させる一方で、ホスト材料とは異なる速度でドーパントを蒸発させた。次いで、2,4,6−トリス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−1,3,5−トリアジン(化合物ET−1)を別のセル内に導入し、蒸発させて、35nmの厚さを有する電子輸送層として発光層上に堆積させた。電子輸送層上に2nmの厚さを有する電子注入層としてリチウムキノレート(化合物EI−1)を堆積させた後、別の真空蒸着装置により、電子注入層上に80nmの厚さを有するAl陰極を堆積させた。
[デバイス比較実施例5−1〜5−3]従来の化合物を使用するOLED
以下の表4及び5に示される従来の化合物を第1のホスト化合物及び第2のホスト化合物として使用したことを除いて、デバイス実施例17−1と同じ様式でOLEDを生成した。
デバイス実施例17−1〜17−5、デバイス実施例18−1〜18−6、及びデバイス比較実施例5−1〜5−3で生成されたOLEDの駆動電圧、発光効率、CIE色座標、ならびに10,000ニト及び定電流で輝度が100%から95%まで低減するのに要した最小時間を、以下の表4に示す。

Claims (12)

  1. 以下の式1により表される有機電界発光化合物であって、
    式中、Lは、単結合、置換もしくは非置換の(3〜30員)ヘテロアリーレン、または置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリーレンを表し、
    は、−NR−、−CR−、−O−、または−S−を表し、
    〜Xは、それぞれ独立して、−CR−または−N−を表し、
    Arは、水素、置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリール、または置換もしくは非置換の(3〜30員)ヘテロアリールを表すが、
    ただし、Xが−N−であるとき、Lは前記置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリーレンではなく、Arは水素ではないことを条件とし、
    〜Y及びY13〜Y16は、それぞれ独立して、−N−または−CR−を表し、
    〜Y12は、それぞれ独立して、
    、−N−、または−CR−を表し、
    〜Rは、それぞれ独立して、水素、重水素、ハロゲン、置換もしくは非置換の(C1〜C30)アルキル、置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリール、置換もしくは非置換の(3〜30員)ヘテロアリール、置換もしくは非置換の(C3〜C30)シクロアルキル、または置換もしくは非置換の(3〜7員)ヘテロシクロアルキルを表し、
    〜Rは、それぞれ独立して、水素、重水素、ハロゲン、シアノ、置換もしくは非置換の(C1〜C30)アルキル、置換もしくは非置換の(C3〜C30)シクロルアキル、置換もしくは非置換の(C3〜C30)シクロアルケニル、置換もしくは非置換の(3〜7員)ヘテロシクロアルキル、置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリール、置換もしくは非置換の(3〜30員)ヘテロアリール、または置換もしくは非置換のジ(C6〜C30)アリールアミノを表すか、あるいは、隣接する置換基(複数可)と縮合して、窒素、酸素、及び硫黄から選択される少なくとも1個のヘテロ原子で炭素原子(複数可)が置換され得る、置換もしくは非置換の(3〜30員)、単環式もしくは多環式の、脂環式環または芳香族環を形成してもよく、
    前記ヘテロアリール(エン)及び前記ヘテロシクロアルキルは、それぞれ独立して、B、N、O、S、P(=O)、Si、及びPから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含有し、
    a及びbは、それぞれ独立して、0または1を表す、前記有機電界発光化合物。
  2. 、Ar、及びR〜Rにおける前記置換アルキル、前記置換シクロアルキル、前記置換シクロアルケニル、前記置換ヘテロシクロアルキル、前記置換アリール(エン)、前記置換ヘテロアリール(エン)、前記置換ジアリールアミノ、及び前記置換された単環式もしくは多環式の脂環式環または芳香族環の前記置換基は、それぞれ独立して、重水素、ハロゲン、シアノ、カルボキシ、ニトロ、ヒドロキシ、(C1〜C30)アルキル、ハロ(C1〜C30)アルキル、(C2〜C30)アルケニル、(C2〜C30)アルキニル、(C1〜C30)アルコキシ、(C1〜C30)アルキルチオ、(C3〜C30)シクロアルキル、(C3〜C30)シクロアルケニル、(3〜7員)ヘテロシクロアルキル、(C6〜C30)アリールオキシ、(C6〜C30)アリールチオ、非置換もしくは(C6〜C30)アリールで置換された(3〜30員)ヘテロアリール、非置換もしくは(3〜30員)ヘテロアリールで置換された(C6〜C30)アリール、トリ(C1〜C30)アルキルシリル、トリ(C6〜C30)アリールシリル、ジ(C1〜C30)アルキル(C6〜C30)アリールシリル、(C1〜C30)アルキルジ(C6〜C30)アリールシリル、アミノ、モノもしくはジ(C1〜C30)アルキルアミノ、モノもしくはジ(C6〜C30)アリールアミノ、(C1〜C30)アルキル(C6〜C30)アリールアミノ、(C1〜C30)アルキルカルボニル、(C1〜C30)アルコキシカルボニル、(C6〜C30)アリールカルボニル、ジ(C6〜C30)アリールボロニル、ジ(C1〜C30)アルキルボロニル、(C1〜C30)アルキル(C6〜C30)アリールボロニル、(C6〜C30)アリール(C1〜C30)アルキル、及び(C1〜C30)アルキル(C6〜C30)アリールからなる群から選択される少なくとも1つである、請求項1に記載の前記有機電界発光化合物。
  3. は、単結合、置換もしくは非置換の(5〜21員)ヘテロアリーレン、または置換もしくは非置換の(C6〜C21)アリーレンを表し、
    は、−NR−、−CR−、−O−、または−S−を表し、
    〜Xのすべてが−CR−を表すか、またはX〜Xのうちの1つが−N−を表し、X〜Xの残りが−CR−を表し、Xが−N−であるとき、Lは単結合であり、
    Arは、水素、または置換もしくは非置換の(C6〜C21)アリールを表し、Arが水素であるとき、Rのうちの少なくとも1つは、置換もしくは非置換の(C6〜C21)アリールまたは置換もしくは非置換の(5〜21員)ヘテロアリールであり、
    〜Y及びY13〜Y16は、それぞれ独立して、−CR−を表し、
    〜Y12は、それぞれ独立して、
    または−CR−を表し、
    〜Rは、それぞれ独立して、置換もしくは非置換の(C1〜C20)アルキル、置換もしくは非置換の(C6〜C21)アリール、置換もしくは非置換の(5〜21員)ヘテロアリール、置換もしくは非置換の(C5〜C21)シクロアルキル、または置換もしくは非置換の(5〜7員)ヘテロシクロアルキルを表し、
    〜Rは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、シアノ、置換もしくは非置換の(C1〜C20)アルキル、置換もしくは非置換の(C5〜C21)シクロアルキル、置換もしくは非置換の(C6〜C21)アリール、置換もしくは非置換の(5〜21員)ヘテロアリール、または置換もしくは非置換のジ(C6〜C21)アリールアミノを表すか、あるいは、隣接する置換基(複数可)と縮合して、窒素、酸素、及び硫黄から選択される1個または2個のヘテロ原子(複数可)で炭素原子(複数可)が置換され得る、置換もしくは非置換の(5〜21員)、単環式もしくは多環式の芳香族環を形成してもよく、
    前記ヘテロアリール(エン)及び前記ヘテロシクロアルキルは、それぞれ独立して、N、O、及びSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含有し、
    a及びbは、それぞれ独立して、0または1を表す、請求項1に記載の前記有機電界発光化合物。
  4. Arは、水素、置換もしくは非置換のフェニル、置換もしくは非置換のナフチル、置換もしくは非置換のビフェニル、置換もしくは非置換のテルフェニル、置換もしくは非置換のアントラセニル、置換もしくは非置換のフェナントレニル、置換もしくは非置換のフェニルナフチル、または置換もしくは非置換のナフチルフェニルを表す、請求項3に記載の前記有機電界発光化合物。
  5. 前記化合物は、以下の式2〜4のうちのいずれか1つにより表され、
    式中、X、Ar、Y〜Y16、R、L、a、及びbは、請求項1に定義されたとおりであり、cは、1〜4の整数を表し、cが2以上の整数であるとき、Rのそれぞれは同じかまたは異なる、請求項1に記載の前記有機電界発光化合物。
  6. 前記化合物は、以下からなる群から選択される、請求項1に記載の前記有機電界発光化合物。
  7. 請求項1に記載の前記化合物を含む、有機電界発光デバイス。
  8. 陽極、陰極、及び前記陽極と前記陰極との間に配設された有機層を備える有機電界発光デバイスであって、前記有機層は、1つ以上の発光層を含み、少なくとも1つの発光層は、1つ以上のドーパント化合物及び2つ以上のホスト化合物を含み、前記2つ以上のホスト化合物のうちの少なくとも1つは、請求項1に記載の式1により表される前記有機電界発光化合物である、前記有機電界発光デバイス。
  9. 前記2つ以上のホスト化合物の第1のホスト化合物は、以下の式2及び5により表される前記有機電界発光化合物から選択され、
    式中、X、Ar、Y〜Y16、R、L、a、及びbは、請求項1に定義されたとおりであり、cは、1〜5の整数を表し、cが2以上である場合、Rのそれぞれは同じかまたは異なってもよい、請求項8に記載の前記有機電界発光デバイス。
  10. 前記2つ以上のホスト化合物のうちの少なくとも2つは、それぞれ独立して、式1により表される前記有機電界発光化合物から選択される、請求項8に記載の前記有機電界発光デバイス。
  11. 前記2つ以上のホスト化合物の第1のホスト化合物は、式1により表される前記有機電界発光化合物であり、第2のホスト化合物は、以下の式6〜11により表される化合物から選択され、
    式中、Czは、以下の構造を表し、
    及びLは、それぞれ独立して、単結合、置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリーレン、または置換もしくは非置換の(5〜30員)ヘテロアリーレンを表し、
    Mは、置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリール、または置換もしくは非置換の(5〜30員)ヘテロアリールを表すが、ただし、式6のhが1である場合、または式7のiが1である場合、Mは
    ではなく、式8及び9のMは
    (式中、X〜X及びArは、式1に定義されたとおりであり、*は結合部位を表す。)ではないことを条件とし、
    及びZは、それぞれ独立して、−O−、−S−、−N(R31)−、または−C(R32)(R33)−を表すが、ただし、Z及びZが同時に存在しないことを条件とし、
    X’は、−O−または−S−を表し、
    環Aは、
    を表し、環Bは、
    を表し、
    D及びEは、それぞれ独立して、−O−、−S−、−N(R34)−、または−C(R35)(R36)−を表し、
    Arは、置換もしくは非置換の(3〜30員)ヘテロアリール、または置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリールを表すが、ただし、Ar
    (式中、X〜X及びArは、式1に定義されたとおりであり、*は結合部位を表す。)ではないことを条件とし、
    21〜R27は、それぞれ独立して、水素、重水素、ハロゲン、シアノ、置換もしくは非置換の(C1〜C30)アルキル、置換もしくは非置換の(C3〜C30)シクロアルキル、置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリール、置換もしくは非置換の(5〜30員)ヘテロアリール、またはR282930Si−を表すか、あるいは、隣接する置換基(複数可)と縮合して、窒素、酸素、及び硫黄から選択される少なくとも1個のヘテロ原子で炭素原子(複数可)が置換され得る、置換もしくは非置換の(C3〜C30)、単環式もしくは多環式の、脂環式環または芳香族環を形成してもよいが、ただし、式6のhまたは式7のiが1である場合、R26またはR27は、式8、9、及び11のZ、Z、D、またはEを含有する環を形成せず、式10のR22は、式8及び9のR21に結合したインドール環ならびに式11のR23に結合したインドール環を形成しないことを条件とし、
    28〜R30は、それぞれ独立して、置換もしくは非置換の(C1〜C30)アルキル、または置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリールを表し、
    31〜R36は、それぞれ独立して、水素、置換もしくは非置換の(C1〜C30)アルキル、置換もしくは非置換の(C6〜C30)アリール、または置換もしくは非置換の(5〜30員)ヘテロアリールを表し、R32及びR33は同じかまたは異なってもよく、R35及びR36は同じかまたは異なってもよく、前記ヘテロアリール(エン)は、B、N、O、S、P(=O)、Si、及びPから選択される1個以上のヘテロ原子を含有し、
    h及びiは、それぞれ独立して、1〜3の整数を表し、j、k、l、及びpは、それぞれ独立して、0〜4の整数を表し、r、s、及びtは、それぞれ独立して、1〜4の整数を表し、h、i、j、k、l、p、r、s、またはtが2以上の整数である場合、(Cz−L)のそれぞれ、(Cz)のそれぞれ、R21のそれぞれ、R22のそれぞれ、R23のそれぞれ、R24のそれぞれ、R25のそれぞれ、R26のそれぞれ、またはR27のそれぞれは、同じかまたは異なってもよい、請求項8に記載の前記有機電界発光デバイス。
  12. 式6〜11により表される前記化合物は、以下からなる群から選択される、請求項11に記載の前記有機電界発光デバイス。

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