JP2017503181A - 時計用ホイールセット - Google Patents

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Abstract

地板(2)を受承するためのハウジング(6)を有するアーバ(1)を備える時計用ホイールセット(100)。上記アーバ(1)は、上記ハウジング(6)の両側に、地板(2)に当接したまま維持される軸方向当接表面(7)を備える。地板(2)は、径方向弾性アーム(4)及び第2のアーム(5)を備え、これらは共に、軸方向当接表面(7)の近傍のアーバ(1)の径方向軸受表面(9)を締め付けるよう配設されたクランプ(3)を形成する。上記アーバ(1)は、アーバ(1)上に地板(2)を配置できるように、第1の弾性アーム(4)と第2の弾性アーム(5)とを径方向に押し戻すよう配設された、挿入用傾斜部(8)を含む。【選択図】図13

Description

本発明は、複数の部品からなる時計用ホイールセットに関する。上記ホイールセットは、アーバによって形成された第1の構成部品を備え、上記アーバは、第1の枢軸の周りに、単一の軸方向位置において地板によって形成された第2の構成部品を受承するために配設されたハウジングを備え、上記地板は、第2の枢軸に対する周縁表面を含み、上記アーバは、上記少なくとも1つのハウジングの両側に、上記第1の枢軸の方向に沿って、上記地板を上記アーバに当接した状態に維持するよう配設された軸方向当接表面を備える。上記地板は、上記第2の枢軸に関して径方向に弾性の少なくとも1つの第1のアームと、剛性の又は上記第2の枢軸に関して径方向に弾性の少なくとも1つの第2のアームとを備え、上記第1の弾性アーム及び第2のアームは共に、上記アーバが上記軸方向当接表面の近傍に備える径方向軸受表面を締め付けるよう配設されたクランプを形成する。上記アーバは、上記アーバ上に上記地板を配置できるように、各上記第1の弾性アームと、上記地板に含まれている場合は各上記第2の弾性アームとを径方向に押し戻すよう配設された挿入用傾斜部を備える。
本発明はまた、このタイプの少なくとも1つのホイールセットを含む時計ムーブメントに関する。
本発明は時計機構の分野に関し、より具体的には歯車列の分野に関する。
多数の機械式時計ムーブメントは、特に腕時計の動作中の調整を可能とするために、摩擦嵌合を有する少なくとも1つの要素を備える。
例えば、二番車を備える機械式ムーブメントは一般に、日の裏機構に関する摩擦嵌合を含む。この摩擦により、針を設定する際に、筒カナを時方輪列とは独立して回転させることができる。
EBAUCHES ETA AGによる特許文献1は、平滑なアーバを摩擦嵌合で締め付けるよう配設された3つの略径方向の弾性アームを備える地板を有する、ホイール及びカナを開示している。より具体的には、これらのアームの端部は、アーバの半径に適合した凹状外形を有する。
MARAZUMIによる特許文献2は、アーバ上に弾性に固定された地板を備えるホイール構造体を開示している。
SEIKOによる特許文献3は、金属製カナ上に弾性に固定されたプラスチック製ホイールを開示している。
SEIKOによる特許文献4は、アーバ上に弾性に固定されたスポークを有する地板を有するホイールを開示している。
仏国特許第1222456号 米国特許第2006/187768号 特開昭59‐135385 特開昭50‐091562
この目的のために、本発明は、請求項1に記載の複数の部品からなる時計用ホイールセットに関する。
本発明はまた、少なくとも1つの上述のようなホイールセットを備える時計ムーブメントにも関し、上記時計ムーブメントは、上記ホイールセットの構成部品が、互いの上に組み付けられた上記アーバ及び上記地板に限定されることを特徴とする。
本発明の他の特徴及び利点は、添付の図面を参照して以下の詳細な説明を読むことにより明らかになるであろう。
図1は、アーバ上に摩擦嵌合された地板を備える、本発明によるホイールセットの概略斜視図である。 図2は、図1のホイールセットの、枢軸を通る概略断面図である。 図3は、図1のホイールセットの概略上面図である。 図4は、図1のホイールセットが備えるアーバの概略斜視図である。 図5は、図4のアーバの、その枢軸を通る概略断面図である。 図6は、図2の組み付け領域の詳細図である。 図7は、「2接点」タイプの実施形態における、図1のホイールセットが備える地板の概略上面図である。 図8は、図7の地板の側面図である。 図9は、図7の地板の中央領域の詳細上面図である。 図10は、4つの接点を有する別の実施形態の、図7と同様の概略図である。 図11は、互いから略90°の角度に配設された4つの接点を有する別の実施形態の、図10と同様の図である。 図12は、図11のホイールセットの側面図である。 図13は、図6とは異なる外形を有する、枢軸を通る平面における図11のホイールセットの部分断面図である。
本発明は、複数の部品からなる時計用ホイールセット100に関する。
より具体的には、上記ホイールセットは摩擦手段を備え、「摩擦ホイールセット」と呼ばれる。
本発明によると、ホイールセット100は、アーバ1によって形成された第1の構成部品を備える。このアーバ1は、第1の枢軸D1の周りに、第2の構成部品を受承するために配設されたハウジング6を備える。この第2の構成部品は、単一の軸方向位置において地板2によって形成される。
地板2は、第2の枢軸D2に対する周縁表面20を備える。
アーバ1は、少なくとも1つのハウジング6の両側に、第1の枢軸D1の方向に沿って、地板2をアーバ1に当接した状態に維持するよう配設された軸方向当接表面7を備える。
この地板2は、第2の枢軸D2に関して径方向に弾性の少なくとも1つの第1のアーム4と、剛性の又は第2の枢軸D2に関して径方向に弾性の少なくとも1つの第2のアーム5とを備える。
この第1の弾性アーム4及び第2のアーム5は共に、アーバ1が軸方向当接表面7の近傍に備える径方向軸受表面9を締め付けるよう配設されたクランプ3を形成する。このようにして、地板2とアーバ1との間に摩擦が保証される。
地板2をアーバ1上に組み付けるために、地板2のアーム4、5の弾性を利用して、適切な位置決め及び好ましくは所定の位置へのスナップ嵌合を達成する。
本発明によると、アーバ1は、アーバ1上に地板2を配置できるように、各第1の弾性アームと、地板2に含まれている場合は各第2の弾性アーム5とを径方向に押し戻すよう配設された挿入用傾斜部8を備える。
ある具体的実施形態では、地板2は第1の弾性アーム4及び第2の弾性アーム5を備え、これらは第2の枢軸D2に関して互いに対称である。
有利には、クランプ3は自由状態において、径方向軸受表面9を取り囲む円筒の半径よりも小さい半径を有する円筒を取り囲む。
地板2の中央部分は、アーム4、5と同数の湾曲表面、特に略円筒形の表面を備える。第1の弾性アーム4及び第2の弾性アーム5を備える図示した変形例では、地板の中央は、アーバ1を締め付ける2つの湾曲表面によって画定される。
図7は、「2点」タイプの実施形態を示し、ここでは地板2が、軸D1に関して対称な2点P1、P2においてアーバ1上に支承される。よって第1のアーム4又は第2のアーム5はそれぞれ、特に凹状の楕円形セクションの略円筒形のセクタ34、35によって形成された、1つの上述のような湾曲表面を備え、上記セクタの軸Cは第2の枢軸D2に関して中心がずれている。
軸Cは好ましくは、図9において確認できるように、略円筒形の凹状セクタ34、35から、第2の枢軸D2よりもオフセット値Eだけ離れており、上記オフセット値Eは、関係する略円筒形の凹状セクタ34、35の半径の0.1〜0.2倍である。
日の裏機構摩擦に関して、摩擦値は有利には、衝撃に対する挙動及び針の設定に関する品質基準を満たすために、0.060〜0.080N.cmという正確な範囲によって画定される。
摩擦は、略円筒形のセクタ34、35のような特定のサイズの表面の両側において、又は特定の点において、例えば2点又は4点摩擦の形態で達成できることが理解される。
図10は「4点」タイプの実施形態を示す。地板2は、軸D1に関して対称なペアとなった4点P11、P12、P13、P14において、アーバ1上に支承される。従って地板の内径Rpは、アーバ1上の筒カナの半径Rchより小さい。上記4点は、図11の変形例に関してはP21、P22、P23、P24と呼ばれる。
ある特定の変形例では、地板2は、第1の弾性アーム4上に第1の駆動手段21を備え、地板2が上述のような第2の弾性アーム5を備える場合には各上記第2の弾性アーム5上に第2の駆動手段22を備える。これら第1の駆動手段21及び第2の駆動手段22は、突起した又は窪んだ起伏外形を備え、これは相補的外形の工具と協働して、地板2をアーバ1上に配置する際にクランプ3を開くよう配設される。
より具体的には、第1の駆動手段21及び第2の駆動手段22は、第2の枢軸D2に関して対称である。
ある変形例では、地板2は、その周縁の近傍かつその内側部分に、第3の駆動手段23及び第4の駆動手段24も備えてよい。
有利には、地板2は、その最も剛性が高い部分に、ラグ又は穿孔等の保持手段を備え、これらは引き抜き工具と協働するよう配設される。
ある特定の変形例では、地板2はその下面21及び/又は上面22において、保持及び/又は引き抜き工具との摩擦による協働のための、6.3マイクロメートルのRaを超える表面粗度の状態を備える。
ある非限定的な変形例では、周縁表面20は、第2の枢軸D2上にセンタリングされた歯部である。
別の変形例では、周縁表面20は、第2の枢軸D2に関する、及び第1のアーム4又は第2のアーム5によって形成される角度基準に関するカムである。
ある有利な実施形態では、アーバ1の径方向軸受表面9と挿入用傾斜部8とはフランジ10を画定し、このフランジ10は、地板がアーバ1の軸方向当接表面7に当接する際にアーバ1上に地板2を固定するために配設される。
ある特定の変形例では、径方向軸受表面9は、フランジ10に関する逃げ角を有する。この逃げ角により、一定の高さ及び一定の摩擦半径に地板2を維持できる。
図11〜13に示す実施形態は特に有利である。これは4接点P21、P22、P23、P24を有する実施形態であり、これらの接点は、互いに対して略90°の角度に配設される。図13に示すような地板とアーバとの間の接合部の外形は、図6のものとは異なる。
アーバ1の径方向軸受表面9は、フランジの下側に、2°〜8°、好ましくは約5°の小さい角度「b」の逃げ角を有する。地板2の下側表面は軸方向当接表面7を形成し、アーバの軸D1に対して垂直なアーバの径方向方表面11に、内側円PB及び外側円PCによってその範囲が画定される環状表面上で当接する。地板の弾性及び逃げ角により、地板は確実に当接状態に維持され、地板は、アーバ1の先細円錐9上のPAにおける円へと有意に削減された表面に接触する。径方向当接表面11上への、アーバ1の軸D1に対して平行な円PAの投影図は、内側円PBと外側円PCとの間に位置し、図13に示すように内側円PBと一致してもよい。
このようにして提供される保持は極めて良好であり、環状肩部は直径の大きな差異を必要とせず、実際には直径PCと直径PBとの間のこの差異は、直径PAの値の10%未満であってよい。従って、アーバを締め付けるフランジを有するホイールセットの公知の実施形態に比べて、当接直径PAを極めて有利な様式で大幅に増大させることができる。
この変形例では、大容積の潤滑剤チャンバCHを、このチャンバCHの容積を最大化するために例えば30°〜45°という遥かに大きい角度で先細円錐9から離間するように配設すると有利であり、このチャンバCHは、反対側が径方向表面11によってその範囲を画定され、チャンバCHの(軸D1に近接した)底部は、ホイールセット100の実働応力に従ってアーバ1の材料の強度を計算することによって決定される。
このような孔形成により、チャンバCHは、歯部20に対して密閉されたまま維持される潤滑剤リザーバとなる。
ある特定の実施形態では、地板2は、軸受用の円PAにおいて直径約1.33mmであるアーバ1を受承するために、CuBe2で、約0.12mmの厚さで、有効径約4.5mmの歯部20を有して作製され、また地板の平面において、地板の弾性アーム4、5は約0.3mmのセクションを有し、これらはアーバ上への組み付け前の自由状態においておよそ1.28mmという比較的大きな間隔を有し、従ってアーバ上の締め付け直径が0.04〜0.05mmとなる。一方がP21とP22との間、他方がP23とP24との間に含まれ、かつアーバ1を取り囲むよう構成された、略楕円形のセクションの凹状セクタ34、35はそれぞれ、自由状態においておよそ0.2mmの偏心度を有する。
より具体的な実施形態では、歯部20は自由状態において、地板2の変形を考慮するための楕円形の輪郭を有し、その偏心度は、肩部P21‐P22及びP23‐P24の偏心度と相似である。この歯部20は、軸を通る対称面に関して対称である。
この構成により、アーバ1上への締め付けによる組み付け中の地板2の弾性の必要を低減でき、また変形は弾性範囲内にあるままとなり、これによってバリの形成が防止される。摩擦値は、ごく僅かな分散だけしか損なわれない。
本発明はまた、少なくとも1つの上述のようなホイールセット100を含む時計ムーブメント200にも関する。好ましくは、このホイールセット100の構成部品は、互いの上に組み付けられたアーバ1及び地板2に限定される。
本発明は、複数の部品からなる時計用ホイールセットに関する。上記ホイールセットは、アーバによって形成された第1の構成部品を備え、上記アーバは、第1の枢軸の周りに、単一の軸方向位置において地板によって形成された第2の構成部品を受承するために配設されたハウジングを備え、上記地板は、第2の枢軸に対する周縁表面を含み、上記アーバは、上記少なくとも1つのハウジングの両側に、上記第1の枢軸の方向に沿って、上記地板を上記アーバに当接した状態に維持するよう配設された軸方向当接表面を備える。上記地板は、上記第2の枢軸に関して径方向に弾性の少なくとも1つの第1のアームと、剛性の又は上記第2の枢軸に関して径方向に弾性の少なくとも1つの第2のアームとを備え、上記第1の弾性アーム及び第2のアームは共に、上記アーバが上記軸方向当接表面の近傍に備える径方向軸受表面を締め付けるよう配設されたクランプを形成する。上記アーバは、上記アーバ上に上記地板を配置できるように、各上記第1の弾性アームと、上記地板に含まれている場合は各上記第2の弾性アームとを径方向に押し戻すよう配設された挿入用傾斜部を備える。
本発明はまた、このタイプの少なくとも1つのホイールセットを含む時計ムーブメントに関する。
本発明は時計機構の分野に関し、より具体的には歯車列の分野に関する。
多数の機械式時計ムーブメントは、特に腕時計の動作中の調整を可能とするために、摩擦嵌合を有する少なくとも1つの要素を備える。
例えば、二番車を備える機械式ムーブメントは一般に、日の裏機構に関する摩擦嵌合を含む。この摩擦により、針を設定する際に、筒カナを時方輪列とは独立して回転させることができる。
EBAUCHESFABRIK ETA AGによる特許文献1は、平滑なアーバを摩擦嵌合で締め付けるよう配設された3つの略径方向の弾性アームを備える地板を有する、ホイール及びカナを開示している。より具体的には、これらのアームの端部は、アーバの半径に適合した凹状外形を有する。
MARAZUMI TAKUYAによる特許文献2は、アーバ上に弾性に固定された地板を備えるホイール構造体を開示している。
SEIKOによる特許文献3は、金属製カナ上に弾性に固定されたプラスチック製ホイールを開示している。
SEIKOによる特許文献4は、アーバ上に弾性に固定されたスポークを有する地板を有するホイールを開示している。
仏国特許第1222456号 米国特許第2006/187768号 特開昭59‐135385 特開昭50‐091562
この目的のために、本発明は、請求項1に記載の複数の部品からなる時計用ホイールセットに関する。
本発明はまた、請求項16に記載の複数の部品からなる時計用ホイールセットにも関する。
本発明はまた、少なくとも1つの上述のようなホイールセットを備える時計ムーブメントにも関し、上記時計ムーブメントは、上記ホイールセットの構成部品が、互いの上に組み付けられた上記アーバ及び上記地板に限定されることを特徴とする。
本発明の他の特徴及び利点は、添付の図面を参照して以下の詳細な説明を読むことにより明らかになるであろう。
図1は、アーバ上に摩擦嵌合された地板を備える、本発明によるホイールセットの概略斜視図である。 図2は、図1のホイールセットの、枢軸を通る概略断面図である。 図3は、図1のホイールセットの概略上面図である。 図4は、図1のホイールセットが備えるアーバの概略斜視図である。 図5は、図4のアーバの、その枢軸を通る概略断面図である。 図6は、図2の組み付け領域の詳細図である。 図7は、「2接点」タイプの実施形態における、図1のホイールセットが備える地板の概略上面図である。 図8は、図7の地板の側面図である。 図9は、図7の地板の中央領域の詳細上面図である。 図10は、4つの接点を有する別の実施形態の、図7と同様の概略図である。 図11は、互いから略90°の角度に配設された4つの接点を有する別の実施形態の、図10と同様の図である。 図12は、図11のホイールセットの側面図である。 図13は、図6とは異なる外形を有する、枢軸を通る平面における図11のホイールセットの部分断面図である。
本発明は、複数の部品からなる時計用ホイールセット100に関する。
より具体的には、上記ホイールセットは摩擦手段を備え、「摩擦ホイールセット」と呼ばれる。
本発明によると、ホイールセット100は、アーバ1によって形成された第1の構成部品を備える。このアーバ1は、第1の枢軸D1の周りに、第2の構成部品を受承するために配設されたハウジング6を備える。この第2の構成部品は、単一の軸方向位置において地板2によって形成される。
地板2は、第2の枢軸D2に対する周縁表面20を備える。
アーバ1は、少なくとも1つのハウジング6の両側に、第1の枢軸D1の方向に沿って、地板2をアーバ1に当接した状態に維持するよう配設された軸方向当接表面7を備える。
この地板2は、第2の枢軸D2に関して径方向に弾性の少なくとも1つの第1のアーム4と、剛性の又は第2の枢軸D2に関して径方向に弾性の少なくとも1つの第2のアーム5とを備える。
この第1の弾性アーム4及び第2のアーム5は共に、アーバ1が軸方向当接表面7の近傍に備える径方向軸受表面9を締め付けるよう配設されたクランプ3を形成する。このようにして、地板2とアーバ1との間に摩擦が保証される。
地板2をアーバ1上に組み付けるために、地板2のアーム4、5の弾性を利用して、適切な位置決め及び好ましくは所定の位置へのスナップ嵌合を達成する。
本発明によると、アーバ1は、アーバ1上に地板2を配置できるように、各第1の弾性アームと、地板2に含まれている場合は各第2の弾性アーム5とを径方向に押し戻すよう配設された挿入用傾斜部8を備える。
ある具体的実施形態では、地板2は第1の弾性アーム4及び第2の弾性アーム5を備え、これらは第2の枢軸D2に関して互いに対称である。
有利には、クランプ3は自由状態において、径方向軸受表面9を取り囲む円筒の半径よりも小さい半径を有する円筒を取り囲む。
地板2の中央部分は、アーム4、5と同数の湾曲表面、特に略円筒形の表面を備える。第1の弾性アーム4及び第2の弾性アーム5を備える図示した変形例では、地板の中央は、アーバ1を締め付ける2つの湾曲表面によって画定される。
図7は、「2点」タイプの実施形態を示し、ここでは地板2が、軸D1に関して対称な2点P1、P2においてアーバ1上に支承される。よって第1のアーム4又は第2のアーム5はそれぞれ、特に凹状の楕円形セクションの略円筒形のセクタ34、35によって形成された、1つの上述のような湾曲表面を備え、上記セクタの軸Cは第2の枢軸D2に関して中心がずれている。
軸Cは好ましくは、図9において確認できるように、略円筒形の凹状セクタ34、35から、第2の枢軸D2よりもオフセット値Eだけ離れており、上記オフセット値Eは、関係する略円筒形の凹状セクタ34、35の半径の0.1〜0.2倍である。
日の裏機構摩擦に関して、摩擦値は有利には、衝撃に対する挙動及び針の設定に関する品質基準を満たすために、0.060〜0.080N.cmという正確な範囲によって画定される。
摩擦は、略円筒形のセクタ34、35のような特定のサイズの表面の両側において、又は特定の点において、例えば2点又は4点摩擦の形態で達成できることが理解される。
図10は「4点」タイプの実施形態を示す。地板2は、軸D1に関して対称なペアとなった4点P11、P12、P13、P14において、アーバ1上に支承される。従って地板の内径Rpは、アーバ1上の筒カナの半径Rchより小さい。上記4点は、図11の変形例に関してはP21、P22、P23、P24と呼ばれる。
ある特定の変形例では、地板2は、第1の弾性アーム4上に第1の駆動手段21を備え、地板2が上述のような第2の弾性アーム5を備える場合には各上記第2の弾性アーム5上に第2の駆動手段22を備える。これら第1の駆動手段21及び第2の駆動手段22は、突起した又は窪んだ起伏外形を備え、これは相補的外形の工具と協働して、地板2をアーバ1上に配置する際にクランプ3を開くよう配設される。
より具体的には、第1の駆動手段21及び第2の駆動手段22は、第2の枢軸D2に関して対称である。
ある変形例では、地板2は、その周縁の近傍かつその内側部分に、第3の駆動手段23及び第4の駆動手段24も備えてよい。
有利には、地板2は、その最も剛性が高い部分に、ラグ又は穿孔等の保持手段を備え、これらは引き抜き工具と協働するよう配設される。
ある特定の変形例では、地板2はその下面21及び/又は上面22において、保持及び/又は引き抜き工具との摩擦による協働のための、6.3マイクロメートルのRaを超える表面粗度の状態を備える。
ある非限定的な変形例では、周縁表面20は、第2の枢軸D2上にセンタリングされた歯部である。
別の変形例では、周縁表面20は、第2の枢軸D2に関する、及び第1のアーム4又は第2のアーム5によって形成される角度基準に関するカムである。
ある有利な実施形態では、アーバ1の径方向軸受表面9と挿入用傾斜部8とはフランジ10を画定し、このフランジ10は、地板がアーバ1の軸方向当接表面7に当接する際にアーバ1上に地板2を固定するために配設される。
ある特定の変形例では、径方向軸受表面9は、フランジ10に関する逃げ角を有する。この逃げ角により、一定の高さ及び一定の摩擦半径に地板2を維持できる。
図11〜13に示す実施形態は特に有利である。これは4接点P21、P22、P23、P24を有する実施形態であり、これらの接点は、互いに対して略90°の角度に配設される。図13に示すような地板とアーバとの間の接合部の外形は、図6のものとは異なる。
アーバ1の径方向軸受表面9は、フランジの下側に、2°〜8°、好ましくは約5°の小さい角度「b」の逃げ角を有する。地板2の下側表面は軸方向当接表面7を形成し、アーバの軸D1に対して垂直なアーバの径方向方表面11に、内側円PB及び外側円PCによってその範囲が画定される環状表面上で当接する。地板の弾性及び逃げ角により、地板は確実に当接状態に維持され、地板は、アーバ1の先細円錐9上のPAにおける円へと有意に削減された表面に接触する。径方向当接表面11上への、アーバ1の軸D1に対して平行な円PAの投影図は、内側円PBと外側円PCとの間に位置し、図13に示すように内側円PBと一致してもよい。
このようにして提供される保持は極めて良好であり、環状肩部は直径の大きな差異を必要とせず、実際には直径PCと直径PBとの間のこの差異は、直径PAの値の10%未満であってよい。従って、アーバを締め付けるフランジを有するホイールセットの公知の実施形態に比べて、当接直径PAを極めて有利な様式で大幅に増大させることができる。
この変形例では、大容積の潤滑剤チャンバCHを、このチャンバCHの容積を最大化するために例えば30°〜45°という遥かに大きい角度で先細円錐9から離間するように配設すると有利であり、このチャンバCHは、反対側が径方向表面11によってその範囲を画定され、チャンバCHの(軸D1に近接した)底部は、ホイールセット100の実働応力に従ってアーバ1の材料の強度を計算することによって決定される。
このような孔形成により、チャンバCHは、歯部20に対して密閉されたまま維持される潤滑剤リザーバとなる。
ある特定の実施形態では、地板2は、軸受用の円PAにおいて直径約1.33mmであるアーバ1を受承するために、CuBe2で、約0.12mmの厚さで、有効径約4.5mmの歯部20を有して作製され、また地板の平面において、地板の弾性アーム4、5は約0.3mmのセクションを有し、これらはアーバ上への組み付け前の自由状態においておよそ1.28mmという比較的大きな間隔を有し、従ってアーバ上の締め付け直径が0.04〜0.05mmとなる。一方がP21とP22との間、他方がP23とP24との間に含まれ、かつアーバ1を取り囲むよう構成された、略楕円形のセクションの凹状セクタ34、35はそれぞれ、自由状態においておよそ0.2mmの偏心度を有する。
より具体的な実施形態では、歯部20は自由状態において、地板2の変形を考慮するための楕円形の輪郭を有し、その偏心度は、肩部P21‐P22及びP23‐P24の偏心度と相似である。この歯部20は、軸を通る対称面に関して対称である。
この構成により、アーバ1上への締め付けによる組み付け中の地板2の弾性の必要を低減でき、また変形は弾性範囲内にあるままとなり、これによってバリの形成が防止される。摩擦値は、ごく僅かな分散だけしか損なわれない。
本発明はまた、少なくとも1つの上述のようなホイールセット100を含む時計ムーブメント200にも関する。好ましくは、このホイールセット100の構成部品は、互いの上に組み付けられたアーバ1及び地板2に限定される。

Claims (17)

  1. 複数の部品からなる時計用ホイールセット(100)であって、
    前記ホイールセット(100)は、アーバ(1)によって形成された第1の構成部品を備え、前記アーバ(1)は、第1の枢軸(D1)の周りに、単一の軸方向位置において地板(2)によって形成された第2の構成部品を受承するために配設されたハウジング(6)を備え、
    前記地板(2)は、第2の枢軸(D2)に対する周縁表面(20)を含み、
    前記アーバ(1)は、前記少なくとも1つのハウジング(6)の両側に、前記第1の枢軸(D1)の方向に沿って、前記地板(2)を前記アーバ(1)に当接した状態に維持するよう配設された軸方向当接表面(7)を備え、
    前記地板は、前記第2の枢軸(D2)に関して径方向に弾性の少なくとも1つの第1のアーム(4)と、剛性の又は前記第2の枢軸(D2)に関して径方向に弾性の少なくとも1つの第2のアーム(5)とを備え、
    前記第1の弾性アーム(4)及び前記第2のアーム(5)は共に、前記アーバ(1)が前記軸方向当接表面(7)の近傍に備える径方向軸受表面(9)を締め付けるよう配設されたクランプ(3)を形成し、
    前記アーバ(1)は、前記アーバ(1)上に前記地板(2)を配置できるように、各前記第1の弾性アーム(4)と、前記地板(2)に含まれている場合は各前記第2の弾性アーム(5)とを径方向に押し戻すよう配設された、挿入用傾斜部(8)を備える、時計用ホイールセット(100)において、
    前記時計用ホイールセット(100)は:
    前記セクタの前記軸(C)は、前記略円筒形の凹状セクタ(34、35)から、前記第2の枢軸(D2)よりもオフセット値(E)だけ離れており、前記オフセット値(E)は、前記略円筒形の凹状セクタ(34、35)の半径の0.1〜0.2倍であること;
    前記アーバ(1)の前記径方向軸受表面(9)と前記挿入用傾斜部(8)とは共にフランジ(10)を画定し、前記フランジ(10)は、前記地板が前記アーバ(1)の前記軸方向当接表面(7)に当接する際に前記アーバ(1)上に前記地板(2)を固定するために配設されること;
    前記径方向軸受表面(9)は、前記フランジ(10)に関する逃げ角を有すること;及び
    前記地板(2)は、前記第1の枢軸(D1)に関して対称なペアとなった4点(P11、P12、P13、P14;P21、P22、P23、P24)において、前記アーバ(1)上に支承されること
    を特徴とする、時計用ホイールセット(100)。
  2. 前記地板(2)は、前記第1の枢軸(D1)に関する2つの対称表面を含み、前記2つの対称表面は、前記第1の枢軸(D1)に関して対称でありかつ前記地板(2)の前記2つの表面に対向する前記アーバ(1)の2つの肩部が備える、筒カナ半径(Rch)よりも小さい地板内径(Rp)を含むことを特徴とする、請求項1に記載のホイールセット(100)。
  3. 前記クランプ(3)はは自由状態において、前記径方向軸受表面(9)を取り囲む円筒の半径よりも小さい半径を有する円筒を取り囲むことを特徴とする、請求項1又は2に記載のホイールセット(100)。
  4. 前記第1のアーム(4)又は前記第2のアーム(5)はそれぞれ、前記略円筒形の凹状セクタ(34、35)を備え、前記セクタの前記軸(C)は前記第2の枢軸(D2)に関して中心がずれていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のホイールセット(1)。
  5. 前記軸(C)は、前記略円筒形の凹状セクタ(34、35)から、前記第2の枢軸(D2)よりも前記オフセット値(E)だけ離れており、前記オフセット値(E)は、前記略円筒形の凹状セクタ(34、35)の半径の0.1〜0.2倍であることを特徴とする、請求項4に記載のホイールセット(100)。
  6. 前記地板(2)は、前記第1の弾性アーム(4)上の第1の駆動手段(21)と、前記地板(2)が前記第2の弾性アームを備える場合は各前記第2の弾性アーム(5)上の第2の駆動手段(22)とを備えること;並びに
    前記第1の駆動手段(21)及び前記第2の駆動手段(22)は、突起した及び/又は窪んだ起伏外形を有するセクタを含み、前記起伏外形は、相補的外形の工具と協働して、前記地板(2)を前記アーバ(1)上に配置する際に前記クランプ(3)を開くよう配設されること
    を特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のホイールセット(100)。
  7. 前記第1の駆動手段(21)及び前記第2の駆動手段(22)は、前記第2の枢軸(D2)に関して対称であることを特徴とする、請求項6に記載のホイールセット(100)。
  8. 前記地板(2)は、最も剛性が高い部分に、引き抜き工具と協働するよう配設された保持手段を備えることを特徴とする、請求項7に記載のホイールセット(100)。
  9. 前記地板(2)は、前記地板(2)の周縁の近傍かつ前記地板(2)の内側部分に、第3の駆動手段(23)及び第4の駆動手段(24)を備えることを特徴とする、請求項1〜8
    のいずれか1項に記載のホイールセット(100)。
  10. 前記地板(2)は、前記地板(2)の下面(21)及び/又は上面(22)において、保持及び/又は引き抜き工具との摩擦による協働のための、6.3マイクロメートルのRaを超える表面粗度の状態を備えることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載のホイールセット(100)。
  11. 前記周縁表面(20)は、前記第2の枢軸(D2)上にセンタリングされた歯部であることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載のホイールセット(100)。
  12. 前記周縁表面(20)は、前記第2の枢軸(D2)に関する、及び前記第1のアーム(4)によって又は前記第2のアーム(5)によって形成される角度基準に関するカムであることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載のホイールセット(100)。
  13. 前記アーバ(1)の前記径方向軸受表面(9)と前記挿入用傾斜部(8)とは共に前記フランジ(10)を画定し、前記フランジ(10)は、前記地板が前記アーバ(1)の前記軸方向当接表面(7)に当接する際に前記アーバ(1)上に前記地板(2)を固定するために配設されることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載のホイールセット(100)。
  14. 前記径方向軸受表面(9)は、前記フランジ(10)に関する前記逃げ角を有することを特徴とする、請求項13に記載のホイールセット(100)。
  15. 前記4点(P11、P12、P13、P14;P21、P22、P23、P24)は、互いに対して略90°の角度に配設されることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載のホイールセット(100)。
  16. 前記アーバ(1)は、前記地板(2)を受承するために、前記径方向軸受表面(9)を備え、前記径方向軸受表面(9)は、前記フランジ(10)の下側に、2°〜8°の小さい角度(b)の逃げ角を有すること;
    前記地板(2)は下側表面を備え、前記下側表面は、前記軸方向当接表面(7)を形成し、前記アーバ(1)の前記軸(D1)に対して垂直な前記アーバ(1)の径方向方表面(11)に、内側円(PB)及び外側円(PC)によって範囲が画定される環状表面上で当接し、前記地板(2)は、前記アーバ(1)上の組み付け位置において、前記径方向軸受表面(9)上の、円(PA)へと有意に削減された表面上で、前記アーバ(1)に接触し、前記径方向当接表面(11)上への、前記アーバ(1)の前記軸(D1)に対して平行な前記円(PA)の投影図は、前記内側円(PB)と前記外側円(PC)との間に位置し、前記内側円(PB)に一致すること
    を特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載のホイールセット(100)。
  17. 請求項1〜16のいずれか1項に記載の少なくとも1つのホイールセット(100)を備える、時計ムーブメント(200)であって、
    前記ホイールセット(100)の構成は、一方の上部に他方が組み付けられたアーバ(1)及び地板(2)に限定されないことを特徴とする、時計ムーブメント(200)。
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