JP2017222201A - 三輪車用タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】旋回時にタイヤを傾けて曲がるタイプの三輪車に装着されるタイヤであって、旋回時におけるハンドリング性能を向上することができる三輪車用タイヤを提供する。
【解決手段】フロント二輪リア一輪またはフロント一輪リア二輪から構成され旋回時にタイヤを傾ける機構を備える三輪車における、二輪側に装着される三輪車用タイヤ10である。タイヤ幅方向断面において、トレッド面のうち、タイヤ赤道CLを中心とする直進時接地領域をセンター領域Cとし、その両側領域をショルダー領域Sとしたとき、センター領域におけるトレッド面の曲率半径Rcが、タイヤ最大幅Wの55%を超え70%以下の範囲である。
【選択図】図1

Description

本発明は、三輪車用タイヤ(以下、単に「タイヤ」とも称する)に関し、詳しくは、トレッド面の曲率半径を改良した三輪車用タイヤ、特には自動三輪車用タイヤに関する。
一般に、三輪車としては、フロント二輪リア一輪およびフロント一輪リア二輪の2種類の車両が存在する。このような三輪車のうち、旋回時にタイヤを傾けて曲がるタイプの車両は、旋回時にタイヤを傾けないタイプの車両とは異なる、特有の車体挙動を示すことになる。そのため、使用されるタイヤについても、要求性能が異なってくる。例えば、後者に適用されるタイヤにはキャンバー角がほとんど付与されないのに対し、前者に適用されるタイヤにはキャンバー角が付与されるため、これらのタイヤは、タイヤクラウン部の使用領域についても異なる。
また、三輪車では、二輪装着側において、一輪あたりにかかる荷重が一輪装着側と比較して小さくなるために、旋回時にタイヤを傾けた後に再度直立させようとする際に作用するOTM(オーバーターニングモーメント,Over Turning Moment)と呼ばれるモーメントが十分に得られなくなって、ハンドリング性が悪化するという問題があった。
三輪車用タイヤに係る先行技術としては、例えば、特許文献1に、耐摩耗性を向上する目的で、自動三輪車の後の2つの車輪に装着される自動三輪車用タイヤにおいて、トレッド面に所定の溝を設けるとともに、トレッド面の曲率半径をタイヤの断面巾の呼び寸法の75〜200%とする技術が開示されている。
特開2001−315506号公報(特許請求の範囲等)
しかしながら、上記特許文献1に開示された技術は、三輪車用タイヤのうちでも旋回時にタイヤを傾けずに曲がるタイプの車両に適用されるタイヤに関するものであり、この場合、上述のようなハンドリング性の悪化の問題は生じない。このように、旋回時にタイヤを傾けて曲がるタイプの三輪車の挙動については、これまでに十分な検討がなされてきていなかった。
そこで本発明の目的は、旋回時にタイヤを傾けて曲がるタイプの三輪車に装着されるタイヤであって、旋回時におけるハンドリング性能を向上することができる三輪車用タイヤを提供することにある。
本発明者は鋭意検討した結果、下記構成とすることにより上記問題を解決できることを見出して、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、フロント二輪リア一輪またはフロント一輪リア二輪から構成され旋回時にタイヤを傾ける機構を備える三輪車における、二輪側に装着される三輪車用タイヤであって、
タイヤ幅方向断面において、トレッド面のうち、タイヤ赤道を中心とする直進時接地領域をセンター領域とし、該センター領域の両側領域をショルダー領域としたとき、該センター領域における該トレッド面の曲率半径Rcが、タイヤ最大幅Wの55%を超え70%以下の範囲であることを特徴とするものである。
本発明においては、前記センター領域における前記トレッド面の曲率半径Rcと、前記ショルダー領域における該トレッド面の曲率半径Rsとの比Rc/Rsが、145%以下であることが好ましい。
なお、本発明においてタイヤの諸寸法は、特に断りのない限り、タイヤが生産され、使用される地域において有効な産業規格で規定されたリムにタイヤを組み付け、かかる産業規格において規定された内圧を充填した無負荷状態で測定した値をいうものとする。また、上記産業規格とは、例えば、日本ではJATMA(日本自動車タイヤ協会)YEAR BOOKであり、欧州ではETRTO(European Tyre and Rim Technical Organisation)STANDARD MANUALであり、米国ではTRA(THE TIRE and RIM ASSOCIATION INC.)YEAR BOOKである。
本発明によれば、旋回時にタイヤを傾けて曲がるタイプの三輪車に装着した際に、旋回時におけるハンドリング性能を向上することができる三輪車用タイヤを実現することが可能となった。
本発明の三輪車用タイヤの一例を示す幅方向断面図である。 実施例における、キャンバー角(CA)0度の場合の縦ばねの評価結果を示すグラフである。 実施例における、キャンバー角(CA)40度の場合の縦ばねの評価結果を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
本発明の三輪車用タイヤは、フロント二輪リア一輪またはフロント一輪リア二輪から構成され旋回時にタイヤを傾ける機構を備える三輪車における、二輪側に装着されるタイヤである。
図1に、本発明の三輪車用タイヤの一例の幅方向断面図を示す。図示するタイヤ10は、トレッド部11と、その幅方向両端から延びる一対のサイドウォール部12およびビード部13とからなり、一対のビード部13にそれぞれ埋設された一対のビードコア1間にわたりトロイド状に延在する1枚のカーカスプライ2を骨格とする。また、カーカスプライ2のクラウン部タイヤ半径方向外側には、1枚のスパイラルベルト3が配置されている。
本発明のタイヤにおいては、タイヤ幅方向断面において、トレッド部11の表面にあたるトレッド面のうち、タイヤ赤道CLを中心とする直進時接地領域をセンター領域Cとし、その両側領域をショルダー領域Sとしたとき、センター領域Cにおけるトレッド面の曲率半径Rcが、タイヤ最大幅Wの55%を超え70%以下の範囲である点が重要である。すなわち、従来三輪車用に適用されていたタイヤではこの値が50%前後程度だったところを、本発明においては、これをより大きな値としている。これにより、同じキャンバー角を付与した際のOTMが従来よりも増大することから、結果としてハンドリング性を向上することができる。
センター領域Cにおけるトレッド面の曲率半径Rcは、タイヤ最大幅Wの55%を超え70%以下の範囲とすることが必要であり、好適には55%を超え63%以下、より好適には56%以上59%以下である。曲率半径Rcが、タイヤ最大幅Wの55%以下であると十分なOTMが得られず、一方、タイヤ最大幅Wの70%を超えるとOTMが過剰となってハンドリングが悪化するため、いずれにしても本発明の所期の効果が得られない。ここで、本発明において、センター領域Cにおけるトレッド面の曲率半径Rcとしては、タイヤ赤道CLにおける曲率半径の値を用いることができる。
また、本発明においては、センター領域Cにおけるトレッド面の曲率半径Rcと、ショルダー領域Sにおけるトレッド面の曲率半径Rsとの比Rc/Rsを、145%以下とすることが好ましい。この比Rc/Rsを、145%より大きくすると、センター領域とショルダー領域との曲率差が大きすぎてハンドリングが悪化する。比Rc/Rsは、好適には100%以上145%以下、より好適には115%以上130%以下である。比Rc/Rsを100%以上とすることで、十分なOTMが得られるものとなるため、好ましい。ここで、本発明において、ショルダー領域Sにおけるトレッド面の曲率半径Rsとしては、タイヤ赤道CLからトレッド面のペリフェリー長wpの1/4だけタイヤ幅方向外側に離れた点Pにおける曲率半径の値を用いることができる。なお、トレッド面のペリフェリー長とは、タイヤ幅方向断面において、タイヤ幅方向における一方のトレッド端TEから他方のトレッド端TEまでをトレッド表面に沿って測定した長さである。
例えば、偏平率70%のタイヤの場合、センター領域Cにおけるトレッド面の曲率半径Rcをタイヤ最大幅Wの60%とし、比Rc/Rsを100%とした場合、ビードベースラインBLからタイヤ最大幅位置までの高さであるサイドハイトh1は、タイヤ断面高さ(セクションハイト)SHの約61%となり、縦ばねの抑制効果も併せて得ることが可能となる。
ここで、ビードベースラインBLとは、タイヤ幅方向断面において、上記産業規格で規定されるリムのリム径の位置を通るタイヤ軸に平行な直線を意味する。また、タイヤ断面高さ(セクションハイト)SHとは、タイヤの外径と上記産業規格で規定されるリムのリム径との差の1/2をいう。
本発明のタイヤにおいては、トレッド面の曲率半径について上記条件を満足するものであれば、本発明の所期の効果を得ることができ、各部の構造や部材配置、使用する材料等については、特に制限されるものではない。
カーカスプライ2は、補強コードのゴム引き層からなり、少なくとも1枚で配置することが必要であり、2枚以上であってもよく、例えば、1〜3枚で配置することができる。カーカスプライ2は、図示する例では、両端を、ビードコア1の周りにタイヤ内側から外側に折り返して係止しているが、両端を、両側からビードワイヤで挟み込んで係止してもよく、特に制限はない。また、カーカスプライ2の補強コードの角度は、ラジアルタイヤの場合はタイヤ幅方向に対して0〜25°であり、バイアスタイヤの場合はタイヤ幅方向に対して40〜70°である。さらに、カーカスプライ2の補強コードとしては、通常、脂肪族ポリアミド(ナイロン)、芳香族ポリアミド(アラミド)、レーヨン、ポリエチレンナフタレート(PEN)やポリエチレンテレフタレート(PET)などのポリエステル等の有機繊維コードが用いられる。
また、図示するタイヤにおいては、カーカスプライ2のクラウン部タイヤ半径方向外側に、実質的にタイヤ周方向に巻回された補強コードのゴム引き層よりなるスパイラルベルト3が1枚で配置されているが、本発明は、このような態様には限られない。スパイラルベルト3は、2枚以上であってもよい。また、スパイラルベルト3に代えて、タイヤ周方向に対し15〜30°で傾斜して配置された補強コードのゴム引き層よりなる傾斜ベルトを配置してもよい。傾斜ベルトは、1枚で配置することもでき、2枚以上であってもよく、例えば、1〜3枚で配置できるが、2枚以上の場合は、少なくとも一部を層間で交錯させて配置する。通常は、傾斜ベルトは、2枚を層間で互いに交錯させて配置する。スパイラルベルト3または傾斜ベルトの補強コードとしては、脂肪族ポリアミド(ナイロン)、芳香族ポリアミド(アラミド)、レーヨン、ポリエチレンナフタレート(PEN)やポリエチレンテレフタレート(PET)などのポリエステル等の有機繊維コードの他、スチールコードが用いられる。
本発明においては、特に、図示するように、1枚のカーカスプライ2を骨格とし、クラウン部を1枚のスパイラルベルト3、特にはスチールコードを用いたスパイラルベルト3で補強した構造が、縦ばねを低下できるとともにOTMの増大にも寄与できるために、好ましい。従来二輪車や三輪車に適用されていたタイヤとしては、2枚のカーカスプライを骨格とし、クラウン部をスチールコードを用いたスパイラルベルトの1枚、または、有機繊維を用いた傾斜ベルトの2枚で補強した構造が一般的であったが、三輪車の二輪側では、前述したように一輪あたりにかかる荷重が小さくなることから、骨格部材であるカーカスプライを1枚とするとともにクラウン部を1枚のスパイラルベルトで補強した、上記のような構造が有利である。
ここで、三輪車の二輪側では、二輪分を合わせたタイヤのばね定数が2倍となるため、乗り心地を損ないやすいという難点があったが、上記のようなタイヤの部材構成の改良により縦ばねを低下させることで、前述したような旋回時の振動の抑制効果に加えて、乗り心地の向上効果も得ることができる。
また、本発明のタイヤにおいては、サイドウォール部12の厚みを、4〜6mmとすることが好ましい。従来の三輪車用のタイヤではサイドウォール部12の厚みを7〜9mm程度とすることが一般的であったが、従来と比較して薄肉化を図ることで、縦ばねのさらなる低減を図ることができる。サイドウォール部12の厚みは、薄いほど縦ばねの低下に寄与できるため好ましいが、4mm未満とすると、耐久性が低下するため好ましくない。ここで、本発明において、サイドウォール部12の厚みとは、サイドハイトh1のタイヤ半径方向の中間位置±サイドハイトh1の10%の範囲において、タイヤ表面に対し垂直な方向に測定した、サイドウォール部12の厚みを意味する。
上記のようなサイドウォール部12の薄肉化を図るためには、ビードコア1のタイヤ半径方向外側に配置される、ビードフィラー4の高さh2を低くすることが有効である。具体的には、ビードフィラー4の高さh2を、サイドハイトh1の40%以下とすることが好ましく、30%以下とすることがより好ましい。ここで、ビードフィラー4の高さh2とは、ビードフィラー4に接するビードコア1のタイヤ半径方向外側端1aからビードフィラー4のタイヤ半径方向外側端4aまでのタイヤ半径方向高さを意味する。
また、本発明においては、同様に縦ばねのさらなる低減を図る観点から、カーカスプライ2を図示するように折り返す場合の折返し部2Aの高さh3を、サイドハイトh1の75%以下とすることが好ましく、65%以下とすることがより好ましい。但し、折返し部2Aの高さh3をサイドハイトh1の50%以下とすると、耐久性が低下するため、高さh3はサイドハイトh1の50%を超えるものとすることが好ましい。ここで、カーカスプライ2の折返し部2Aの高さh3とは、ビードベースラインBLからカーカスプライ2の折返し部2Aのタイヤ半径方向外側端2aまでの高さを意味する。
さらに、本発明においては、ベルト、図示する例ではスパイラルベルト3の配置幅wbを、トレッド面のペリフェリー長wpの85%以下とすることが好ましく、80%以下とすることがより好ましい。これにより、タイヤ剛性を低下させて、乗り心地性を向上することができる。ここで、ベルトの配置幅wbとは、タイヤ幅方向におけるベルトの両端間をトレッド表面に沿って測定した長さをいうものとする。
本発明のタイヤは、三輪車、特には自動三輪車において、二輪側に装着される三輪車用タイヤであり、フロントタイヤおよびリアタイヤのいずれにも適用可能であるが、特に、フロント二輪リア一輪タイプの三輪車のフロント二輪用として有用である。また、本発明は、ラジアル構造およびバイアス構造のいずれのタイヤにも適用することができる。
以下、本発明を、実施例を用いてより詳細に説明する。
下記の表中に示す条件に従い、フロント二輪リア一輪から構成され旋回時にタイヤを傾ける機構を備える自動三輪車における、フロントタイヤに装着される三輪車用タイヤを作製した。タイヤサイズはフロントタイヤ120/70R17M/Cであり、リアタイヤ190/55R17M/Cであった。ここで、タイヤをリム組みして内圧を充填した無負荷状態におけるタイヤをタイヤ幅方向断面において、トレッド面のうち、タイヤ赤道を中心とする直進時接地領域をセンター領域C、センター領域の両側領域をショルダー領域Sとする。
得られた各供試タイヤについて、OTMおよび縦ばねを評価した。結果は、従来例1を100とする指数で示した。結果を、下記の表中に併せて示す。また、図2および図3に、従来例1,2および実施例1についての、キャンバー角(CA)0度および40度の場合の荷重に対する縦ばねの関係を示すグラフを示す。
Figure 2017222201
*1)センター領域におけるトレッド面の曲率半径Rcと、タイヤ最大幅Wとの比Rc/Wを百分率で示す。
*2)センター領域におけるトレッド面の曲率半径Rcと、ショルダー領域におけるトレッド面の曲率半径Rsとの比Rc/Rsを百分率で示す。
*3)サイドハイトh1と、タイヤ断面高さSHとの比h1/SHを百分率で示す。
*4)ビードフィラーの高さh2と、サイドハイトh1との比h2/h1を百分率で示す。
*5)カーカスプライの折返し部の高さh3と、サイドハイトh1との比h3/h1を百分率で示す。
*6)スパイラルベルトの配置幅wbと、トレッド面のペリフェリー長wpとの比wb/wpを百分率で示す。
上記表中に示すように、各実施例では、高いOTMが得られていることが確かめられた。また、各実施例では、縦ばねについても大幅に低減されていた。
1 ビードコア
1a ビードコアのタイヤ半径方向外側端
2 カーカスプライ
2A カーカスプライの折返し部
2a カーカスプライの折返し部のタイヤ半径方向外側端
3 スパイラルベルト
4 ビードフィラー
4a ビードフィラーのタイヤ半径方向外側端
10 三輪車用タイヤ
11 トレッド部
12 サイドウォール部
13 ビード部

Claims (2)

  1. フロント二輪リア一輪またはフロント一輪リア二輪から構成され旋回時にタイヤを傾ける機構を備える三輪車における、二輪側に装着される三輪車用タイヤであって、
    タイヤ幅方向断面において、トレッド面のうち、タイヤ赤道を中心とする直進時接地領域をセンター領域とし、該センター領域の両側領域をショルダー領域としたとき、該センター領域における該トレッド面の曲率半径Rcが、タイヤ最大幅Wの55%を超え70%以下の範囲であることを特徴とする三輪車用タイヤ。
  2. 前記センター領域における前記トレッド面の曲率半径Rcと、前記ショルダー領域における該トレッド面の曲率半径Rsとの比Rc/Rsが、145%以下である請求項1記載の三輪車用タイヤ。
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