JP6186217B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
図1に示された構成を備えた実施例1のタイヤを得た。表1にこのタイヤの諸元が示されている。表中で、「フィラー(表・外)」と記載されているのは、表側のサイド部において、ビードの半径方向外側に配置されたフィラーを指す。実施例1では、ここに有機繊維フィラーが配置されているため、これが第二有機繊維フィラーに該当する。同様に、「フィラー(表・内)」と記載されているのは、表側のサイド部において、ビードの半径方向内側に配置されたフィラーを指す。ここに金属フィラーが配置されているため、これが第二金属フィラーに該当する。「フィラー(裏・外)」と記載されているのは、裏側のサイド部において、ビードの半径方向外側に配置されたフィラーを指す。ここに金属フィラーが配置されているため、これが第一金属フィラーに該当する。「フィラー(裏・内)」と記載されているのは、裏側のサイド部において、ビードの半径方向内側に配置されたフィラーを指す。ここに有機繊維フィラーが配置されているため、これが第一有機繊維フィラーに該当する。
フィラーを有しない他は実施例1と同様にして、比較例1のタイヤを得た。
「フィラー(表・内)」及び「フィラー(裏・内)」のフィラーを有せず、フィラー「フィラー(裏・外)」を、有機繊維からなるコードを備えたフィラー二枚で構成した他は実施例1と同様にして、比較例2のタイヤを得た。比(Hm1/H)は、この「フィラー(裏・外)」の有機繊維フィラーの高さの、トレッド高さに対する比である。
「フィラー(表・内)」及び「フィラー(裏・内)」のフィラーを有さず、「フィラー(表・外)」を、金属からなるコードを備えたフィラー一枚で構成した他は実施例1と同様にして、比較例3のタイヤを得た。比(Hc2/H)は、この「フィラー(表・外)」の金属フィラーの高さの、トレッド高さに対する比である。
「フィラー(表・内)」及び「フィラー(裏・外)」を、有機繊維からなるコードを備えたフィラーとした他は実施例1と同様にして、比較例4のタイヤを得た。このフィラーは、内側層及び外側層を有している。比(Hm2/H)は、この「フィラー(表・内)」の有機繊維フィラーの高さの、トレッド高さに対する比である。比(Hm1/H)は、この「フィラー(裏・外)」の有機繊維フィラーの高さの、トレッド高さに対する比である。
「フィラー(表・外)」及び「フィラー(裏・内)」を、金属からなるコードを備えたフィラー一枚で構成した他は実施例1と同様にして、比較例5のタイヤを得た。比(Hc2/H)は、この「フィラー(表・外)」の金属フィラーの高さのトレッド高さに対する比である。比(Hc1/H)は、この「フィラー(裏・内)」の金属フィラーの高さの、トレッド高さに対する比である。
第二有機繊維フィラーのコードのヤング率及び第二金属フィラーのコードのヤング率を変更し、比(Yc2/Yc1)及び比(Ym2/Ym1)を下記の表2の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2−4のタイヤを得た。
第二有機繊維フィラーのコードのヤング率を変更し、比(Yc2/Yc1)を下記の表2の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例5−7のタイヤを得た。
第二金属フィラーのコードのヤング率を変更し、比(Ym2/Ym1)を下記の表3の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例8−10のタイヤを得た。
第二有機繊維フィラー、第二金属フィラー、第一有機繊維フィラー及び第一金属フィラーのコードの周方向に対する角度を下記の表4の通りとした他は実施例3と同様にして、実施例11−14のタイヤを得た。
第二有機繊維フィラー及び第一有機繊維フィラーのコードの周方向に対する角度を下記の表5の通りとした他は実施例3と同様にして、実施例15−18のタイヤを得た。
第二金属フィラー及び第一金属フィラーのコードの周方向に対する角度を下記の表6の通りとした他は実施例3と同様にして、実施例19−22のタイヤを得た。
第二有機繊維フィラー及び第一有機繊維フィラーを内側層のみの1枚にした他は実施例3と同様にして、実施例23のタイヤを得た。
第二金属フィラー及び第一金属フィラーの枚数を2枚にした他は実施例3と同様にして、実施例24のタイヤを得た。
比(Hc2/H)及び比(Hc1/H)を下記の表8の通りとした他は実施例3と同様にして、実施例25−30のタイヤを得た。
比(Hm2/H)及び比(Hm1/H)を下記の表9の通りとした他は実施例3と同様にして、実施例31−36のタイヤを得た。
試作タイヤを7J−16.0のリムに組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を200kPaとした。このタイヤを排気量が3000ccであるリア駆動の自動車の後輪に装着した。前輪には、市販のタイヤ(サイズ:205/55R16)を装着し、その内圧が230kPaとなるように空気を充填した。この自動車を、その路面がアスファルトであるサーキットコースで走行させて、ドライバーによる官能評価を行った。評価項目は、グリップ力である。この結果が、比較例2の結果を100とした指数として下記表1から表9に示されている。値が大きいほど好ましい。
タイヤの質量を計測した。この結果が、比較例2を100とした指数値で下記の表1から9に示されている。数値が小さいほど、質量が小さいことが示されている。数値が小さいほど、好ましい。
4、32・・・トレッド
6、34・・・サイドウォール
8・・・ビード
10、42・・・カーカス
12・・・ベルト、52
16、68・・・サイド部
16a、68a・・・裏側のサイド部
16b、68b・・・表側のサイド部
18、22、106、110・・・外面
20、24、108、112・・・内面
36・・・クリンチ
38・・・第一ビード
40・・・第二ビード
42a・・・第一プライ
42b・・・第二プライ
44・・・第一金属フィラー
46・・・第一有機繊維フィラー
48・・・第二金属フィラー
50・・・第二有機繊維フィラー
46a、50a、52b・・・外側層
46b、50b、52a・・・内側層
54・・・インナーライナー
56・・・チェーファー
58・・・トレッド面
60、64・・・コア
62、66・・・エイペックス
70、74・・・主部
72、76・・・折り返し部
78、80、84、86、92、96、98、100・・・下側端
82、88、90、94、102、104、114、116・・・上側端
Claims (9)
- その外面がトレッド面をなすトレッドと、それぞれがこのトレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、このタイヤが車両に装着されたとき車両の内側方向に位置するサイドウォールから半径方向略内向きに延びる第一ビードと、このタイヤが車両に装着されたとき車両の外側方向に位置するサイドウォールから半径方向略内向きに延びる第二ビードと、トレッド及びサイドウォールの内側に沿って両ビードの間に架け渡されたカーカスと、並列された多数の金属からなるコードを備えた第一金属フィラーと、並列された多数の有機繊維からなるコードを備えた第一有機繊維フィラーと、並列された多数の金属からなるコードを備えた第二金属フィラーと、並列された多数の有機繊維からなるコードを備えた第二有機繊維フィラーとを備えており、
上記第一金属フィラーが上記第一ビードの軸方向外側に位置しており、
上記第一有機繊維フィラーが上記第一ビードの軸方向内側に位置しており、
上記第二金属フィラーが上記第二ビードの軸方向内側に位置しており、
上記第二有機繊維フィラーが上記第二ビードの軸方向外側に位置している空気入りタイヤ。 - 上記第二金属フィラーのコードのヤング率が、上記第一金属フィラーのコードのヤング率より大きい請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 上記第二有機繊維フィラーのコードのヤング率が、上記第一有機繊維フィラーのコードのヤング率より大きい請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
- 上記第一金属フィラーのコード及び上記第二金属フィラーのコードが周方向に対してなす角度の絶対値が、20°以上45°以下である請求項1から3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- 上記第一有機繊維フィラーのコード及び上記第二有機繊維フィラーのコードが周方向に対してなす角度の絶対値が、20°以上45°以下である請求項1から4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- 半径方向において、タイヤの赤道面におけるベースラインから上記トレッド面までの高さHに対する、ベースラインから上記第一金属フィラーの外側端までの高さHm1の比(Hm1/H)が、0.3以上0.9以下である請求項1から5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- 半径方向において、上記高さHに対する、ベースラインから上記第一有機繊維フィラーの外側端までの高さHc1の比(Hc1/H)が、0.2以上0.8以下である請求項1から6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- 半径方向において、上記高さHに対する、ベースラインから上記第二金属フィラーの外側端までの高さHm2の比(Hm2/H)が、0.2以上0.8以下である請求項1から7のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- 半径方向において、上記高さHに対する、ベースラインから上記第二有機繊維フィラーの外側端までの高さHc2の比(Hc2/H)が、0.3以上0.9以下である請求項1から8のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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