JP2003048109A - 電気ドリル - Google Patents

電気ドリル

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JP2003048109A
JP2003048109A JP2001238388A JP2001238388A JP2003048109A JP 2003048109 A JP2003048109 A JP 2003048109A JP 2001238388 A JP2001238388 A JP 2001238388A JP 2001238388 A JP2001238388 A JP 2001238388A JP 2003048109 A JP2003048109 A JP 2003048109A
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retainer
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Takeshi Nakayama
剛 中山
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 キリと被加工材の切削抵抗を低減して切削加
工性を向上し、かつ騒音の低減や作業者への振動伝達を
抑えることができる、作業性、操作性の向上する電気ド
リルを提供する。 【解決手段】振動発生機構2は、回転軸7と共に回転す
る第1プレート3と、第1プレート3と所定間隔を開け
て配され、かつ、ドリル1本体に固定され、また、第1
プレート3の相対向する面に凹部45を有した第2プレ
ート4と、第1プレート3と第2プレート4との間に配
され、かつ、第1プレート3と共に回転すると共に、位
置決め孔52が貫通したリテーナ5と、リテーナ5の位
置決め孔52に収納されると共に第1プレート3と第2
プレート4との間に押圧状態で配された球体6とを有
し、回転軸7と共に第1プレート3を回転させると、球
体6が第2プレート4の凹部45に位置したときに振動
が発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動発生機構付き
電気ドリルに関し、さらに詳しくは回転軸の回転に伴っ
て軸方向に振動を発生する電気ドリルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に電気ドリルは、電動機を内装する
本体の後部に電源スイッチを設けたハンドルを備え、こ
の電動機で駆動される回転軸の先端部にチャックを備
え、このチャックにキリを取り付けて回転し、木材や金
属材などの被加工材に穴を開けるものであり、電気ドリ
ルを真直ぐに強く押すために、必要に応じて前記ハンド
ルの他に補助ハンドルが設けられ、両手で電気ドリルを
支えるものである。
【0003】電気ドリルを使用する場合は、被加工材の
定めた位置にセンタポンチによる打痕を与え、チャック
に固定したキリの先端を打痕に接しながら電源スイッチ
を入れて、キリの回転により穴を切削するが、切削の際
に、被加工材の材質が硬いものや穴の径が大きい場合、
特に回転するキリが穴を削り始める際とキリが穴を貫通
する際に切削抵抗が大きくなり、キリの回転停止やキリ
が曲がる、折れるというトラブルが生じることがある。
【0004】この切削抵抗の増大やキリの回転停止によ
り、電気ドリル自体に回転トルクを生じさせ、これを制
止するためドリルを手で強く押さえたり、慌てて電源ス
イッチの誤操作や電気ドリルを落下させることがある。
【0005】そこで、この切削抵抗を低減するために、
回転軸方向に振動を与えながらキリを回転させる、振動
機構付き電気ドリルが使用されている。
【0006】例えば、内面側に断面三角形状の凹凸部を
放射状に配置した2個のプレートを、凹凸面同志をバネ
などにより押圧しながら接触させ、一方のプレートを回
転軸と共に回転させることにより凹凸面同志を摺動さ
せ、凹凸部が乗り越える際に振動を発生する振動発生機
構を電気ドリルに内装し、回転軸先端のチャック部に取
り付けたキリを回転軸方向に振動させる電気ドリルがあ
る。
【0007】ところが、この電気ドリルでは、振動発生
機構が凹凸部の乗り越えによるもので、振動が両側のプ
レートで衝撃的に発生し、またその発生数も多くなり、
このためにドリルの騒音発生が大きく、また作業者が操
作するハンドル部まで振動が伝わるため、ドリルの操作
に支障をきたし、作業環境や作業性が低下するという問
題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、キリ
と被加工材の切削抵抗を低減して切削加工性を向上し、
かつ騒音の低減や作業者への振動伝達を抑えることがで
きる、作業性、操作性の向上する電気ドリルを提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、キリ
を有した回転軸がドリル本体の先端に設けられると共
に、前記回転軸を回転軸方向に沿って振動させる振動発
生機構を有した電気ドリルにおいて、前記振動発生機構
は、前記回転軸と共に回転する第1プレートと、前記第
1プレートと所定間隔を開けて配され、かつ、前記ドリ
ル本体に固定され、また、前記第1プレートの相対向す
る面に凹部を有した第2プレートと、前記第1プレート
と前記第2プレートとの間に配され、かつ、前記第1プ
レートと共に回転すると共に、位置決め孔が貫通したリ
テーナと、前記リテーナの位置決め孔に収納されると共
に前記第1プレートと前記第2プレートとの間に押圧状
態で配された球体とを有し、前記回転軸と共に前記第1
プレートを回転させると、前記球体が前記第2プレート
の凹部に位置したときに振動が発生することを特徴とす
る電気ドリルである。
【0010】請求項2の発明は、キリを有した回転軸が
ドリル本体の先端に設けられると共に、前記回転軸を回
転軸方向に沿って振動させる振動発生機構を有した電気
ドリルにおいて、前記振動発生機構は、前記回転軸と共
に回転する第1プレートと、前記第1プレートと所定間
隔を開けて配され、かつ、前記ドリル本体に固定された
第2プレートと、前記第2プレートと相対向する第1プ
レートの面に設けられた凹部と、前記第1プレートと前
記第2プレートとの間に配され、かつ、前記第2プレー
トに固定されると共に、位置決め孔が貫通したリテーナ
と、前記リテーナの位置決め孔に収納されると共に前記
第1プレートと前記第2プレートとの間に押圧状態で配
された球体とを有し、前記回転軸と共に前記第1プレー
トを回転させると、前記球体が前記第1プレートの凹部
に位置したときに振動が発生することを特徴とする電気
ドリルである。
【0011】請求項1又は2に記載の電気ドリルによれ
ば、回転軸と共に回転する第1プレートと固定された第
2プレートの間を球体が摺動し、第2プレート又は第1
プレートに設けられた凹部に球体が位置したときに、回
転軸方向に振動を周期的に発生することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0013】(第1の実施形態)図1は、第1の実施形
態の電気ドリル1の回転軸部の主要部分を示す構造図で
ある。電気ドリル1は、内蔵された電動機(図示せず)
の駆動を、電源スイッチ(図示せず)の操作により回転
軸7に伝達し、回転軸7には振動発生機構2が設けら
れ、各構成部材がカバー10内の所定位置に収納され組
立られている。そして、回転軸7の先端に装着されたチ
ャック12に、キリ(図示せず)が取り付けられるよう
になっている。
【0014】図1に示すように、振動発生機構2は、第
1プレート3,第2プレート4及びリテーナ5とリテー
ナ5の位置決め孔52に挿入された球体6で構成されて
いる。
【0015】第1プレート3はその貫通孔31に回転軸
7が挿入されて固定され、ベアリング8を介してカバー
10に固定された回転軸7と共に電動機の駆動により回
転する。また、第2プレート4はその外周部43におい
てカバー10に固定され、その貫通孔41の内側を回転
軸7が自由回転するようになっている。リテーナ5は第
1プレート3と第2プレート4の間に配され、その貫通
孔51を回転軸7が自由回転し、また位置決め孔52に
挿入された球体6は第1プレート3により第2プレート
4に押圧された状態で保持されている。
【0016】図2〜図4は、前記振動発生機構2の部品
図であり、図5、図6はその振動の発生機構を説明する
構造図である。
【0017】図2は第1プレート3であり、図2(a)
は断面図、図2(b)は矢符X方向から見た正面図であ
る。
【0018】第1プレート3は鋼鉄製の円環状体であ
り、貫通孔31が内側に設けられ、ここに回転軸7が挿
入し固定されて回転軸7と共に回転する。
【0019】球体6を押圧する押圧面32は平坦面であ
り、その表面は球体6との接触による摩耗を防止するた
めの所定の硬度を有している。その表面硬度を得る方法
としては、例えば高周波焼入れ焼戻し加工が挙げられ、
有効硬化層の深さが1mm以上においてビッカース硬度
(Hv)が550〜650に加工されている。また球体
6との摩擦を小さくするために、グラインドなどによる
研磨加工が施されているのが好ましい。
【0020】図3は第2プレート4であり、図3(a)
は断面図、図3(b)は矢符Y方向の正面図、図3
(c)は図3(a)のZ部分の拡大図である。
【0021】第2プレート4は鋼鉄製であって、突状部
42を有する円環状体であり、その内側に回転軸7の外
径よりも大きい径を持つ貫通孔41が設けられ、回転軸
7が貫通している。
【0022】第2プレート4は、突状部42の外周部4
3に切られたねじにより、カバー10の内面に設けられ
ているねじと接合され、カバー10に固定される。
【0023】第2プレート4の摺動面44には、複数の
球体6が円を描いて摺動する平面上の所定位置に、球体
6が落下して振動を発生させる凹部45が設けられてい
る。この凹部45が設けられる位置は、図3(b)に示
す凹部45が3個所の場合では、回転軸7の軸心7aを
中心とする半径A、B、Cの3つの同心円46A、46
B、46Cの周上に、周方向に等間隔に120°ずつ位
置をずらして3個所の凹部45A、45B、45Cが設
けられている。
【0024】前記凹部45の凹形状は、発生する振動の
形態を決めるもので、図3(c)に示すように、鈍角の
頂点を有す円錐形状であり、その頂点角度αは150°
前後、頂点の深さdは球体の直径Dの10%程度が例示
できる。この場合の振動は、球体6の凹部45への落
下、脱出が滑らかなものとなるので、発生する振動に衝
撃性を伴わない微振動とすると共に騒音の発生を低減す
ることができる。しかし、この凹部45の形状は、発生
させる振動の形態によって自由に設計できるものであ
る。
【0025】また、前記第1プレート3の場合と同様
に、第2プレート4の摺動面44は、球体6の摺動によ
る摩耗を防止するための硬度を要し、高周波焼入れ焼戻
しなどの加工が施され、有効硬化層の深さが1mm以上
においてビッカース硬度(Hv)が550〜650に加
工され、また球体6との摩擦を小さくして摺動性をよく
するために、グラインドなどの研磨加工が施されている
のが好ましい。
【0026】図4はリテーナ5であり、図4(a)は断
面図、図4(b)は正面図である。リテーナ5も鋼鉄製
の円環状体であり、その内側に回転軸7が自由回転する
貫通孔51が設けられ、球体6の回転に伴い回転するも
のである。
【0027】このリテーナ5は複数の球体6の位置決め
をするもので、球体6の位置決め孔52が、前記の第2
プレート4に設けられた凹部45に対応する位置に設け
られている。すなわち、図3(b)に示す3個所の凹部
45A、45B、45Cに対応するもので、回転軸7の
軸心7aを中心とする半径A、B、Cの前記の3つの同
心円46A、46B、46Cと同径の同心円53A、5
3B、53Cの周上に、周方向に等間隔に120°ずつ
位置をずらし、それを中心とする円形の位置決め孔52
A、52B、52Cが設けられている。
【0028】この位置決め孔52の直径は、球体6が孔
52に挿入されて、孔52内を自由回転しながら第2プ
レート4の摺動面44を摺動できる隙間(例えば、球体
の直径の15%程度の増径)があればよく、逆に大きす
ぎると摺動性が悪くなり、リテーナ5の摩耗性も低下す
る。
【0029】また、このリテーナ5は、球体6との接触
による摩耗を防止するために、ロックウェル硬度(Hc
R)が40〜45に加工されていることが好ましい。
【0030】なお、前記球体6としては、鋼鉄製のスチ
ールボールを用いることができる。
【0031】図5は上記の第1プレート3と第2プレー
ト4の間にリテーナ5を配置した振動発生機構2の側面
図である。
【0032】図に示すように、第1プレート3の押圧面
32が、複数の球体6を均一な押圧力Fで第2プレート
4の摺動面44に押圧された状態で電気ドリル1内に配
置され、回転軸7の回転と共に第1プレート3が回転
し、球体6は第1プレート3による押圧力及び回転力に
より、自転しながら第2プレート4の摺動面44上を円
を描いて摺動する。
【0033】前記押圧力Fは、第1プレート3とベアリ
ング8の間にコイルばね13を配する方法や、カバー1
0内に固定された振動発生機構2にかかる押し付け力の
反力により発生することができる。
【0034】なお、上記の均一な押圧力Fを得た場合で
も、球体6が1個であれば回転中に球体6にかかる押圧
力の均衡が崩れて、回転軸7方向に対して斜めの力が生
じ振動方向が不安定になるため、球体6は少なくとも2
個以上を用いる必要があり、3個以上であれば振動方向
がより安定し好ましい。
【0035】そして、摺動中の球体6が第2プレート4
の凹部45に達すると、凹部45に一旦落下し、次ぎに
脱出して回転軸7方向に振動を発生する。この時、前記
の3個の球体6は周上に等間隔で配置されているので、
回転軸7の1回転中に同時に落下、脱出を繰り返し、回
転軸7の1回転毎に1回の振動を発生することができ
る。
【0036】この時に発生する振動の振幅は、図6の凹
部45の部分拡大図に示すように、第2プレート4に設
けられた凹部45に落下した時の、球体6の落ち込み量
Hに依存するもので(破線は球体6が摺動面44の平坦
部にある時)、球体6の直径と凹部45の形状により決
めることができる。
【0037】従って、上記構成による振動発生機構2で
は、第1プレート3の回転軸7方向に、回転軸7の1回
転毎に1回の振動を正確に発生することができる。これ
により、第1プレート3に固定された回転軸7の先端部
分のキリにも振動が伝達され、キリは振動しながら回転
するので、切削抵抗を低減する効果が向上し円滑な切削
作業を行うことができる。
【0038】また、その振動は大きな衝撃を伴わない微
振動とすることができ、騒音の発生が低減される。さら
に、振動の発生源である凹部45が設けられた第2プレ
ート4は、カバー10に固定されているので第2プレー
ト4自体の振動が抑えられ、作業者側への振動が低減さ
れ作業者の負担減やドリルの操作性が向上する。
【0039】また、上記のように振動の発生が、回転軸
7の1回転毎に1回の振動を発生するものであれば、少
ない振動数で振動を発生するので、切削加工の正確性を
向上し精密な加工が容易となり、ドリルの操作性を損な
うこともなく、騒音を低減することもできる。
【0040】上記の実施形態の他に、第2プレートの凹
部とリテーナの位置決め孔との組合せにより、振動の発
生形態を変更することができる。
【0041】例えば、図7に示すリテーナ55は、半径
A、B、Cを有する3個の同心円上にそれぞれ2個所の
位置決め孔56A,56A’、56B、56B’、56
C、56C’を等間隔に交互に設け、6個の球体を配す
ることができるもので、もちろん、3個所の位置決め孔
56A、56B、56Cのみに球体を挿入して、回転軸
7の1回転毎に1回の振動発生とすることもできる。
【0042】また、リテーナの1つ円周上に等間隔に3
個所の位置決め孔が設けられて3個の球体が配され、第
2プレートにリテーナと同一の円周上に1個所の凹部が
設けられている場合は、回転軸の1回転毎に3回の振動
を発生することができる。(第2の実施形態)図8は、
第2の実施形態の振動発生機構20の側面図である。
【0043】第1プレート33は中心に貫通孔34が設
けられ、回転軸7が挿入され回転軸7と共に回転する。
第1プレート33の摺動面35は、球体を押圧する押圧
面である共に、回転軸7の回転に従い球体6上を円形に
摺動するものであり、摺動面35の平面上の所定位置に
球体6が落下して振動を発生させる凹部36が設けられ
ている。
【0044】この凹部36が設けられる摺動面35上の
位置や凹部36の形状は、前記の第1の実施形態で説明
した第2プレート4に設けられる凹部45の場合と同様
であり、摺動面35には高周波焼入れ焼戻し加工が施さ
れている。
【0045】第2プレート46は、球体6の押圧力を受
ける平坦な押圧面48を有し、中心の貫通孔49には回
転軸7が回転自由に貫通して、突状部の外周部48に設
けられたねじによりカバー10に固定されている。
【0046】リテーナ57は、第1プレート33の凹部
36に対応する位置決め孔58を開設し、球体6を挿入
して第1プレート33と第2プレート46との間に配さ
れ、第2プレート46に接続具59を介し固定されてい
る。
【0047】従って、回転軸7の回転と共に第1プレー
ト33が回転すると、リテーナ57により所定位置にお
いて第1プレート33と第2プレート46の間で押圧状
態にある球体6上を摺動面35が摺動し、摺動面35上
の凹部36が球体6の位置に達すると振動を発生する。
【0048】上記構成による振動発生機構20において
も、上述の第1の実施形態と同様に、第1プレート33
の回転軸7方向に、回転軸7の1回転毎に1回の振動を
正確に発生することができるので、回転軸7の先端部分
のキリにも振動が伝達され、キリは振動しながら回転
し、切削抵抗を低減し円滑な切削作業を行うことができ
る。
【0049】また、この第2の実施形態においても、第
1プレートの凹部とリテーナの位置決め孔との組合せに
より、振動の発生形態を変更することができる。
【0050】なお、上記実施形態では手持ちタイプの電
気ドリルに従い本発明を説明したが、ボール盤などの卓
上タイプの電気ドリルにももちろん使用できる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電気ドリ
ルでは、回転軸の回転に従って回転軸方向に振動を発生
するものであり、切削中のキリと被加工材との切削抵抗
を効果的に低減して、電気ドリルの切削加工性を向上
し、キリの回転停止や折れなどのトラブルを防ぎ、作業
性を向上することができる。また、騒音の発生や作業者
側への振動伝達が低減されるので、作業環境やドリルの
操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の電気ドリルの内部構造部分図であ
る。
【図2】 第1の実施形態の第1プレートの説明図であ
る。
【図3】 第1の実施形態の第2プレートの説明図であ
る。
【図4】 第1の実施形態のリテーナの説明図である。
【図5】 第1の実施形態の振動発生機構の説明図であ
る。
【図6】 第1の実施形態の振動の振幅の説明図であ
る。
【図7】 変形例のリテーナの説明図である。
【図8】 第2の実施形態の振動発生機構の説明図であ
る。
【符号の説明】
1……電気ドリル 2,20……振動発生機構 3,33……第1プレート 4,46……第2プレート 5,57……リテーナ 6……球体 7……回転軸 45,36……凹部 52,58……位置決め孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キリを有した回転軸がドリル本体の先端
    に設けられると共に、前記回転軸を回転軸方向に沿って
    振動させる振動発生機構を有した電気ドリルにおいて、 前記振動発生機構は、 前記回転軸と共に回転する第1プレートと、 前記第1プレートと所定間隔を開けて配され、かつ、前
    記ドリル本体に固定され、また、前記第1プレートの相
    対向する面に凹部を有した第2プレートと、 前記第1プレートと前記第2プレートとの間に配され、
    かつ、前記第1プレートと共に回転すると共に、位置決
    め孔が貫通したリテーナと、 前記リテーナの位置決め孔に収納されると共に前記第1
    プレートと前記第2プレートとの間に押圧状態で配され
    た球体と、 を有し、 前記回転軸と共に前記第1プレートを回転させると、前
    記球体が前記第2プレートの凹部に位置したときに振動
    が発生することを特徴とする電気ドリル。
  2. 【請求項2】 キリを有した回転軸がドリル本体の先端
    に設けられると共に、前記回転軸を回転軸方向に沿って
    振動させる振動発生機構を有した電気ドリルにおいて、 前記振動発生機構は、 前記回転軸と共に回転する第1プレートと、 前記第1プレートと所定間隔を開けて配され、かつ、前
    記ドリル本体に固定された第2プレートと、 前記第2プレートと相対向する第1プレートの面に設け
    られた凹部と、 前記第1プレートと前記第2プレートとの間に配され、
    かつ、前記第2プレートに固定されると共に、位置決め
    孔が貫通したリテーナと、 前記リテーナの位置決め孔に収納されると共に前記第1
    プレートと前記第2プレートとの間に押圧状態で配され
    た球体と、 を有し、 前記回転軸と共に前記第1プレートを回転させると、前
    記球体が前記第1プレートの凹部に位置したときに振動
    が発生することを特徴とする電気ドリル。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015054525A (ja) * 2013-09-10 2015-03-23 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6368305A (ja) * 1986-09-09 1988-03-28 Nitto Kohki Co Ltd ドリル装置

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