JP2017180593A - ワッシャ - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本発明の実施形態に係るワッシャ1の一例を示す分解斜視図である。ワッシャ1は、環状に形成された平板の部材であるワッシャ本体16を有する。ワッシャ本体16は平板であり、表裏に互いに平行な端面を有する。ワッシャ本体16の一方の端面を第1面10aと呼び、他方の端面を第2面10bと呼ぶ。
r2=(r1+r3)/2 …(1)
r2=r1+r4 …(2)
テーパ部12aは、+z方向の高さが隣接しているランド部11aから離れるほど低くなり、最も低い部分においてその高さは、ランド部11aよりも高さd2だけ低くなっている(0<高さd2≪高さd1)。なお、テーパ部12aはランド部11aより高さが減少した部位であるため、高さd2は正の値であり、0mmおよび負の値にはならない。
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
上述した実施形態において、油溝13a以外の領域には、突出面101aおよび傾斜面102aがあったが、これ以外の構成があってもよい。例えば、傾斜面102aは周方向で突出面101aと隣接する側とは反対側において油溝13aとの間に軸Oに対してほぼ垂直な面を有してもよい。
上述した実施形態において、ワッシャ1の第1面10aには、ランド部11aと、テーパ部12aと、油溝13aとからなる組が、第1面10aにおいて120度ごとに3つ設けられていたが、これらの組が端面に設けられる数は3つに限られない。これらの組は複数であれば、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。
上述した実施形態において、ワッシャ1の第1面10aには油溝13aが、第2面10bには油溝13bがそれぞれ設けられていたが、油溝13はいずれか一方の端面にだけ設けられていてもよい。また、油溝13は、いずれの端面にも設けられなくてよい。
上述した実施形態において、1つの突出面101aに隣接する2つの傾斜面102aは、突出面101aを通り、軸Oを含む平面を鏡面として互いに鏡像対称であったが、鏡像対称でなくてもよい。この場合であっても、2つの傾斜面102aがいずれも隣接した突出面101aから周方向に離れるほど+z方向の高さが減少するように傾斜していれば、相手部材がワッシャ1に対して正逆いずれに回転したとしても、これに伴って流動する潤滑油は隙間の狭くなる方向に誘導されるため、くさび効果が生じる。
上述した実施形態において、ランド部11とテーパ部12とは同じ材質で形成されていたが、テーパ部12を形成する被覆層15の材質はランド部11を形成する材質と異なっていてもよい。例えば、テーパ部12aはめっきにより傾斜面102aを被覆することによって形成されてもよい。
上述した実施形態において、第1面10aに設けられた被覆層15aは、第2面10bに設けられた被覆層15bと、周方向におけるランド部11a、ランド部11bの位置が異なっていたが、これらの位置が同じであってもよい。
上述した実施形態において、切欠部19は、ワッシャ1の内周面17において、3つのランド部11aおよび3つのランド部11bに相当する合計6箇所にそれぞれ重ねて設けられていたが、ワッシャ1は切欠部19を有していなくてもよい。例えば、内周面17に収容される軸との隙間を通って潤滑油が第1面10aと第2面10bとを行き来するように構成されていてもよい。また、油溝13aやテーパ部12aなどに、軸Oに沿った方向の孔が設けられていてもよい。これらの孔は、潤滑油を通す孔であるため、潤滑油は第1面10aと第2面10bとを行き来する。
10a…第1面
10b…第2面
101a、101b…突出面
102a、102b…傾斜面
11a、11b…ランド部
12a、12b…テーパ部
13a、13b…油溝
15a、15b…被覆層
16…ワッシャ本体
17…内周面
18…外周面
19…切欠部
O…軸
Claims (7)
- 環状に形成され、軸方向の端面で他の部材と摺動するワッシャ本体と、
前記ワッシャ本体よりも静止摩擦係数が低い材質によって前記端面を被覆する被覆層と、を有し、
前記端面は、前記軸方向に突出した突出面と、該突出面の周方向の両側にそれぞれ隣接し該周方向に沿って該突出面から離れるほど前記軸方向の高さが減少するように傾斜する2つの傾斜面と、を含む複数の領域を有し、
前記被覆層は、前記端面が有する前記突出面を被覆するランド部を有する
ことを特徴とするワッシャ。 - 前記ワッシャ本体は、前記軸方向両側の端面でそれぞれ他の部材と摺動し、
前記各端面は、前記軸方向に突出した突出面と、該突出面の周方向の両側にそれぞれ隣接し該周方向に沿って該突出面から離れるほど前記軸方向の高さが減少するように傾斜する2つの傾斜面と、を含む複数の領域をそれぞれ有する
ことを特徴とする請求項1に記載のワッシャ。 - 2つの前記傾斜面は、前記ワッシャ本体の軸を含む平面を鏡面として互いに鏡像対称である
ことを特徴とする請求項1または2に記載のワッシャ。 - 前記被覆層は、前記端面が有する前記傾斜面をめっきにより被覆するテーパ部を有する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のワッシャ。 - 一方の前記端面が有する前記領域と、他方の前記端面が有する前記領域とは、前記周方向における位置が異なる
ことを特徴とする請求項2に記載のワッシャ。 - 前記端面には、隣り合う2つの前記領域の間に、前記被覆層に向けて潤滑油を供給する油溝が設けられている
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のワッシャ。 - 前記各端面には、隣り合う2つの前記領域の間であって、反対側の前記端面において前記突出面が設けられた前記周方向の位置に、前記被覆層に向けて潤滑油を供給する油溝を有する
ことを特徴とする請求項2に記載のワッシャ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016066170A JP2017180593A (ja) | 2016-03-29 | 2016-03-29 | ワッシャ |
PCT/JP2017/012629 WO2017170544A1 (ja) | 2016-03-29 | 2017-03-28 | ワッシャ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016066170A JP2017180593A (ja) | 2016-03-29 | 2016-03-29 | ワッシャ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017180593A true JP2017180593A (ja) | 2017-10-05 |
Family
ID=60005765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016066170A Pending JP2017180593A (ja) | 2016-03-29 | 2016-03-29 | ワッシャ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017180593A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117090925A (zh) * | 2023-10-16 | 2023-11-21 | 爱磁科技(天津)有限公司 | 一种行星传动装置及其精密减速器 |
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2016
- 2016-03-29 JP JP2016066170A patent/JP2017180593A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN117090925A (zh) * | 2023-10-16 | 2023-11-21 | 爱磁科技(天津)有限公司 | 一种行星传动装置及其精密减速器 |
CN117090925B (zh) * | 2023-10-16 | 2023-12-29 | 爱磁科技(天津)有限公司 | 一种行星传动装置及其精密减速器 |
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