JP6692670B2 - ワッシャ - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施形態に係るワッシャ1の一例を示す概要図である。ワッシャ1は、環状に形成された平板の部材であるワッシャ本体を有する。ワッシャ本体は平板であるため、表裏に互いに平行な端面を有する。ワッシャ本体の一方の端面を第1面10aと呼び、他方の端面を第2面10bと呼ぶ。ワッシャ1は、これら2つの端面で他の部材(相手部材という)と摺動し、その相手部材のスラスト荷重(軸方向に沿った荷重)を受ける。ワッシャ本体は、環の内側の面である内周面17と、外側の面である外周面18とを有する。なお、ワッシャ本体の材質には、スチールやブロンズ(例えばリン青銅)など様々な金属が好適に用いられる。
図3は、軸Oを中心としてxy平面上に描いた円に沿ってワッシャ1を切断した断面Sを示す図である。ワッシャ1を切断した断面Sはxy平面上において軸Oを中心とする半径r2の円に沿っている。ここで、半径r2の円とは、図1に示すように、軸Oを中心とする放射方向において「切欠部19のうち最も軸Oから遠い部分」と「外周面18」とを結ぶ線分の中間点を通る円である。したがって、半径r2は、以下の式(1)によって算出される。
r2=(r1+r3)/2 …(1)
r2=r1+r4 …(2)
k=θ2/(θ2+θ1) …(3)
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
上述した実施形態において、油溝13aは、テーパ部12aの最も薄い部分に隣接していたが、テーパ部12aに隣接していなくてもよい。例えば、ワッシャ1は、油溝13aとテーパ部12aとの間にテーパ部12aと異なる部分を有していてもよい。
上述した実施形態において、ワッシャ1の第1面10aには、ランド部11aと、このランド部11aの両側に隣接した2つのテーパ部12aと、いずれか一方のテーパ部12aに隣接した油溝13aとからなる組が、第1面10aにおいて120度ごとに3つ設けられ、第2面10bにおいても、これらに相当する構成が3つ設けられていたが、これらの組が端面に設けられる数は3つに限られない。これらの組は複数であれば、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。
上述した実施形態において、ワッシャ1の第1面10aには油溝13aが、第2面10bには油溝13bがそれぞれ設けられていたが、油溝はいずれか一方の端面にだけ設けられていてもよい。また、油溝は、いずれの端面にも設けられなくてよい。油溝13aが設けられていない場合、2つのテーパ部12aが第1凹部Uaを構成し、2つのテーパ部12bが第2凹部Ubを構成していればよい。この場合、例えばテーパ部12aやテーパ部12bは、それらの最も薄い部分同士で隣接する。
上述した実施形態において、ランド部11aの周方向における一方の側に設けられたテーパ部12aは、他方の側に設けられたテーパ部12aと、ランド部11aを介して対称であったが、非対称であってもよい。例えば相手部材の回転方向が一方向に限定されている場合、潤滑油が誘導される方のテーパ部12aが、誘導されない側のテーパ部12aに比べて、軸Oに垂直な面に対する角度が浅いように設計されていればよい。
また、ランド部11aやランド部11bの周方向における両側のいずれにも、テーパ部12aやテーパ部12bは設けられなくてよい。この場合、ランド部11aとランド部11bとは周方向における位相が異なっており、ランド部11aやランド部11bの周方向における両側には油溝13a、油溝13bがそれぞれ設けられていればよく、この油溝13aおよび油溝13bが通過する内周面17にはそれぞれ潤滑油を軸Oに沿った方向に通す切欠部19が設けられていればよい。
上述した実施形態において、切欠部19は、ワッシャ1の内周面17において、3つのランド部11aおよび3つのランド部11bに相当する合計6箇所にそれぞれ重ねて設けられていたが、ワッシャ1は切欠部19を有していなくてもよい。例えば、内周面17に収容される軸との隙間を通って潤滑油が第1面10aと第2面10bとを行き来するように構成されていてもよい。また、油溝13aやテーパ部12aなどに、軸Oに沿った方向の孔が設けられていてもよい。これらの孔は、潤滑油を通す孔であるため、潤滑油は第1面10aと第2面10bとを行き来する。
10a…第1面
10b…第2面
11a,11b…ランド部
12a,12b…テーパ部
13a,13b…油溝
14a,14b…ボトム部
17…内周面
18…外周面
19…切欠部
8a,8b…相手部材
Claims (4)
- 環状に形成された板の第1面および第2面でそれぞれ他の部材と摺動するワッシャ本体と、
前記第1面に設けられた第1ランド部と、
前記第1面に設けられ、前記第1ランド部に対して周方向において傾斜している第1テーパ部と、
前記第2面に、周方向において前記第1ランド部と異なる位置に設けられた第2ランド部と、
前記第2面に、周方向において前記第1テーパ部と異なる位置に設けられ、前記第2ランド部に対して周方向において傾斜している第2テーパ部と、
を有し、
前記第1ランド部及び前記第2ランド部に対する前記第1テーパ部及び前記第2テーパ部のテーパ深さが、0.005mm以上0.015mm未満であり、
前記第1ランド部及び前記第2ランド部の少なくとも一方のランド部と、該ランド部に隣接する1つのテーパ部の周方向に沿った範囲とのうち、該1つのテーパ部の占める広さが、0.6以上0.8以下であり、
前記第1テーパ部は、前記第1ランド部の前記周方向における両側に隣接してそれぞれ設けられ、
前記第2テーパ部は、前記第2ランド部の前記周方向における両側に隣接してそれぞれ設けられ、
前記第1ランド部は、前記第1面において複数設けられ、
前記第2ランド部は、前記第2面において複数設けられ、
前記第2ランド部は、隣り合う2つの前記第1ランド部の周方向における中央に相当する位置にある
ことを特徴とするワッシャ。 - 前記第1ランド部の前記周方向における一方の側に設けられた第1テーパ部は、他方の側に設けられた第1テーパ部と該第1ランド部を介して対称であり、
前記第2ランド部の前記周方向における一方の側に設けられた第2テーパ部は、他方の側に設けられた第2テーパ部と該第2ランド部を介して対称である
ことを特徴とする請求項1に記載のワッシャ。 - 前記第1テーパ部は、前記第2テーパ部とほぼ同じ大きさである
ことを特徴とする請求項1又は2のいずれか一項に記載のワッシャ。 - 前記第1面および前記第2面には、外周面から内周面にわたって潤滑油を通す油溝が設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のワッシャ。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2016066159A JP6692670B2 (ja) | 2016-03-29 | 2016-03-29 | ワッシャ |
Publications (2)
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JP6692670B2 true JP6692670B2 (ja) | 2020-05-13 |
Family
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Family Applications (1)
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Families Citing this family (2)
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