JP2017180584A - ワッシャ - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本発明の実施形態に係るワッシャ1の一例を示す概要図である。ワッシャ1は、環状に形成された平板の部材であるワッシャ本体を有する。ワッシャ本体は表裏に互いに平行な端面を有する。ワッシャ本体の一方の端面を第1面10aと呼び、他方の端面を第2面10bと呼ぶ。ワッシャ1は、これら2つの端面でそれぞれ他の部材(相手部材という)と摺動し、その相手部材のスラスト荷重(軸方向に沿った荷重)を受ける。ワッシャ本体は、環の内側の面である内周面17と、外側の面である外周面18とを有する。なお、ワッシャ本体の材質には、スチールやブロンズ(例えばリン青銅)など様々な金属が好適に用いられる。
図3は、軸Oを中心としてxy平面上に描いた円に沿ってワッシャ1を切断した断面Sを示す図である。ワッシャ1を切断した断面Sはxy平面上において軸Oを中心とする半径r2の円に沿っている。ここで、半径r2の円とは、図1に示すように、軸Oを中心とする放射方向において「切欠部19のうち最も軸Oから遠い部分」と「外周面18」とを結ぶ線分の中間点を通る円である。したがって、半径r2は、以下の式(1)によって算出される。
r2=(r1+r3)/2 …(1)
r2=r1+r4 …(2)
k=θ2/(θ2+θ1) …(3)
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
上述した実施形態において、相手部材8aが−θ方向に回転してワッシャ本体が第1面10aおよび第2面10bでそれぞれ相手部材8a、8bと摺動することにより、テーパ部12aにおいて正圧が生じるとき、テーパ部12bにおいて負圧が生じていたが、これに限られない。すなわち、ワッシャ1の両面において相手部材との摺動があるときに、第1面10aの側と、第2面10bの側とで圧力差が生じ、ワッシャ1が圧力の少ない側に近づいていればよい。
上述した実施形態において、周方向においてランド部11aの両側にそれぞれ隣接した各領域の傾斜角が異なっており、第2面10bのランド部11bも同様であったが、傾斜角が同じであってもよい。例えば、ランド部11aに隣接した2つの領域と、ランド部11aに対する傾斜角が同じであっても、その周方向の長さが異なっていればよい。この場合にも、ワッシャ1の第1面10aと摺動する相手部材が正逆いずれの方向に回転するかに応じて、潤滑油が第1面10aに沿って流れる方向が変わり、ランド部11aに隣接する2つの領域を周方向に沿って通過する順番と距離とが変わるので、第1面10aと相手部材との間の圧力が変わる。
上述した実施形態において、ワッシャ1の第1面10aには、1つのランド部11aと、このランド部11aの一方の側に隣接した1つのテーパ部12aと、このランド部11aの他方の側に隣接した1つの油溝13aとからなる組が、第1面10aにおいて120度ごとに3つ設けられ、第2面10bにおいても、これらに相当する構成が3つ設けられていたが、これらの組が端面に設けられる数は3つに限られない。これらの組は複数であれば、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。
上述した実施形態において、ワッシャ1の第1面10aには油溝13aが、第2面10bには油溝13bがそれぞれ設けられていたが、油溝はいずれか一方の端面にだけ設けられていてもよい。また、油溝は、いずれの端面にも設けられなくてよい。油溝13aが設けられていない場合、テーパ部12aが第1凹部Uaを構成し、テーパ部12bが第2凹部Ubを構成していればよい。
上述した実施形態において、ランド部11aとランド部11bとがいずれもz軸方向から見て同じ位置に設けられ、テーパ部12aとテーパ部12bとがいずれもz軸方向から見て同じ位置に設けられていたが、これに限られない。ランド部11aとランド部11bとがいずれもz軸方向から見て異なる位置に設けられ、テーパ部12aとテーパ部12bとがいずれもz軸方向から見て異なる位置に設けられていてもよい。ここで「z軸方向から見て異なる位置」とは、z軸方向から見て重なる部分を有していてもよく、有していなくてもよい。つまり、設けられた位置の少なくとも一部が異なっていればよい。この場合であっても、第1面10aと第2面10bとに圧力差が生じ、ワッシャ1がいずれか一方の相手部材に近づくのであればよい。
上述した実施形態において、切欠部19は、油溝13aまたは油溝13bに重ねて設けられていたが、これ以外の場所に設けられていてもよい。また、ワッシャ1は切欠部19を有していなくてもよい。例えば、内周面17に収容される軸との隙間を通って潤滑油が第1面10aと第2面10bとを行き来するように構成されていてもよい。また、油溝13aやテーパ部12aなどに、軸Oに沿った方向の孔が設けられていてもよい。これらの孔は、潤滑油を通す孔であるため、潤滑油は第1面10aと第2面10bとを行き来する。
10a…第1面
10b…第2面
11a,11b…ランド部
12a,12b…テーパ部
13a,13b…油溝
17…内周面
18…外周面
19…切欠部
8a,8b…相手部材
Claims (5)
- 環状に形成された板の第1面および第2面でそれぞれ他の部材と摺動するワッシャ本体と、
前記第1面に設けられた第1ランド部と、
前記第1面において前記第1ランド部の周方向における一方の側に隣接して設けられ該第1ランド部に対して該周方向において傾斜して該第1ランド部よりも軸方向に窪んだ領域を形成する第1テーパ部と、
前記第2面に設けられた第2ランド部と、
前記第2面において前記第2ランド部の前記周方向における前記一方の側と同一側に隣接して設けられ該第2ランド部に対して該周方向において傾斜して該第2ランド部よりも軸方向に窪んだ領域を形成する第2テーパ部と、
を有することを特徴とするワッシャ。 - 前記ワッシャ本体が前記第1面および前記第2面でそれぞれ他の部材と摺動することにより前記第1テーパ部において正圧が生じるとき、前記第2テーパ部において負圧が生じる
ことを特徴とする請求項1に記載のワッシャ。 - 前記第1ランド部の、前記周方向における前記一方の側と反対の側には、前記第1テーパ部よりも該第1ランド部に対する傾斜角が大きい領域が隣接し、
前記第2ランド部の、前記周方向における前記一方の側と反対の側には、前記第2テーパ部よりも該第2ランド部に対する傾斜角が大きい領域が隣接する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のワッシャ。 - 前記第1ランド部と前記第2ランド部とが、前記軸方向から見て同じ位置に設けられ、
前記第1テーパ部と前記第2テーパ部とが、前記軸方向から見て同じ位置に設けられている
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のワッシャ。 - 前記第1ランド部と前記第2ランド部とが、前記軸方向から見て異なる位置に設けられ、
前記第1テーパ部と前記第2テーパ部とが、前記軸方向から見て異なる位置に設けられている
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のワッシャ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016066161A JP2017180584A (ja) | 2016-03-29 | 2016-03-29 | ワッシャ |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016066161A JP2017180584A (ja) | 2016-03-29 | 2016-03-29 | ワッシャ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=60006736
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017180584A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023093940A1 (de) | 2021-11-26 | 2023-06-01 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Anlaufscheibe sowie planetengetriebe mit mindestens einer solchen anlaufscheibe |
DE102021132892A1 (de) | 2021-12-14 | 2023-06-15 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Planetengetriebeanordnung |
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2016
- 2016-03-29 JP JP2016066161A patent/JP2017180584A/ja active Pending
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