JP6644603B2 - ワッシャ - Google Patents

ワッシャ Download PDF

Info

Publication number
JP6644603B2
JP6644603B2 JP2016066162A JP2016066162A JP6644603B2 JP 6644603 B2 JP6644603 B2 JP 6644603B2 JP 2016066162 A JP2016066162 A JP 2016066162A JP 2016066162 A JP2016066162 A JP 2016066162A JP 6644603 B2 JP6644603 B2 JP 6644603B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil groove
cross
washer
peripheral end
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016066162A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017180585A (ja
Inventor
祥宏 ▲濱▼本
祥宏 ▲濱▼本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiho Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiho Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiho Kogyo Co Ltd filed Critical Taiho Kogyo Co Ltd
Priority to JP2016066162A priority Critical patent/JP6644603B2/ja
Publication of JP2017180585A publication Critical patent/JP2017180585A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6644603B2 publication Critical patent/JP6644603B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Description

本発明は、潤滑油を介して他の部材と摺動するワッシャに関する。
自動車のエンジンや光ディスクドライブなどには、他の部材(相手部材)と摺動してその相手部材のスラスト荷重を受ける摺動部材が用いられる。これらの摺動部材において摩擦抵抗を低減することが求められている。摩擦抵抗を低減するための構成として、摺動面にテーパ部とランド部とを設けることによって、スラストカラーなどの相手部材との間にくさび状のすきまを形成し、流体動力学的な効果によって軸受の負荷能力を生じさせるものがある。
例えば、特許文献1の請求項3には、テーパ部とランド部とを有する軸受パッドを備え、摺動面の一部に設けた多孔質部材を経由して浸出する潤滑流体によって流体膜を冷却するテーパランド形スラスト軸受が開示されている。
特開平10−213130号公報
ところでこれらの摺動部材では、テーパ部とランド部とに潤滑油を供給する必要があるが、内周側から供給した潤滑油は回転による遠心力を受けて過剰に外周側に流動し、摺動面の全体に行き渡り難くなる場合がある。
特許文献1に記載された技術は、潤滑油の油溝(流体供給口)の摺動面側を多孔質部材で覆っているが、異なる材質を互いに接着しなければならず、接着面の破損や加工費の増大などが問題となっていた。
これに対し本発明は、供給した潤滑油が摺動面に行き渡り易いワッシャの技術に関する。
本発明は、環状に形成された板の面で他の部材と摺動するワッシャ本体と、前記面に設けられたランド部と、前記面において、前記ランド部の周方向に隣接して設けられ該ランド部に対して該周方向に傾斜したテーパ部と、前記面において、前記ワッシャ本体の内周面から外周面に向かって潤滑油を通す油溝であって、周端から外周端までのどの領域においても径方向に沿って外に進むほど一定の割合で断面積が小くなる油溝と、を有することを特徴とするワッシャを提供する。
本発明において、前記油溝は、前記外周端の断面の幅が前記内周端の断面の幅よりも狭くてもよい。
本発明において、前記油溝は、前記ワッシャ本体の外周面に到達しなくてもよい。
本発明において、前記油溝は、前記外周端の断面の深さが前記内周端の断面の深さよりも浅くてもよい。
本発明によれば、供給した潤滑油が摺動面に行き渡り易い。
本発明の実施形態に係るワッシャ1の一例を示す概要図。 ワッシャ1を第1面10aの側から見た図。 軸Oを中心とした円に沿ってワッシャ1を切断した断面Scを示す図。 油溝13aの断面積を示す図。 断面積S(r)の距離rに応じた変化の例を示す図。 外周端の断面積が内周端の断面積よりも小さくなる具体例を示す図。 外周端が外周面18に到達していない場合の油溝13aの一例を示す図。 変形例におけるワッシャ1を説明するための図。
1.実施形態
図1は、本発明の実施形態に係るワッシャ1の一例を示す概要図である。ワッシャ1は、環状に形成された平板の部材であるワッシャ本体を有する。ワッシャ本体は表裏に互いに平行な端面を有する。ワッシャ本体の一方の端面を第1面10aと呼び、他方の端面を第2面10bと呼ぶ。ワッシャ1は、これら2つの端面で他の部材(相手部材という)と摺動し、その相手部材のスラスト荷重(軸方向に沿った荷重)を受ける。ワッシャ本体は、環の内側の面である内周面17と、外側の面である外周面18とを有する。なお、ワッシャ本体の材質には、スチールやブロンズ(例えばリン青銅)など様々な金属が好適に用いられる。
図2は、ワッシャ1を第1面10aの側から見た図である。図2において、ワッシャ1が配置される空間をxyz右手系座標空間として表し、座標記号のうち、円の中に点を描いた記号は、紙面奥側から手前側に向かう矢印を表す。空間においてx軸に沿う方向をx軸方向という。また、x軸方向のうち、x成分が増加する方向を+x方向といい、x成分が減少する方向を−x方向という。y、z成分についても、上記の定義に沿ってy軸方向、+y方向、−y方向、z軸方向、+z方向、−z方向を定義する。
図2に示す通り、ワッシャ本体の環の軸Oはz軸方向に沿って配置されている。第1面10aはワッシャ本体の+z方向の側であり、第2面10b(図2において図示せず)はワッシャ本体の−z方向の側である。内周面17は、軸Oから半径r0の距離にある面である。外周面18は、軸Oから半径r3の距離にある面である。
ワッシャ本体の内周面17には、複数の切欠部19が設けられている。図2に示すワッシャ1では、内周面17の3箇所に切欠部19が設けられている。切欠部19のうち最も軸Oから遠い部分は軸Oから距離r1だけ離れている。
第1面10aは、ランド部11a(第1ランド部)と、テーパ部12a(第1テーパ部)と、油溝13aとを有する。ランド部11aは、軸Oに垂直な面、すなわち、第1面10aに沿った部分である。テーパ部12aは、ランド部11aに対して周方向において傾斜している部分である。
図2に示す位相θは、xy平面上において軸Oを中心とした円周上の点の位置を示す値であり、軸Oからその点へ向いたベクトルと、+x方向のベクトルとが成す角度で表される。したがって、位相θは0度のときに+x方向を示し、90度のときに+y方向を示し、180度のときに−x方向を示し、270度のときに−y方向を示す。
ここで、ワッシャ1の断面によりランド部11a、テーパ部12a、および油溝13aのz軸方向の形状を説明する。
図3は、軸Oを中心としてxy平面上に描いた円に沿ってワッシャ1を切断した断面Scを示す図である。断面Scはxy平面上において軸Oを中心とする半径r2の円に沿っている。ここで、半径r2の円とは、図1に示すように、軸Oを中心とする径方向において「切欠部19のうち最も軸Oから遠い部分」と「外周面18」とを結ぶ線分の中間点を通る円である。したがって、半径r2は、以下の式(1)によって算出される。
r2=(r1+r3)/2 …(1)
なお、切欠部19のうち最も軸Oから遠い部分と外周面18との距離は、(r3−r1)であり、上述した円はこの中間点を通るので、この距離の半分を距離r4とすると半径r2は、以下の式(2)によっても表される。
r2=r1+r4 …(2)
半径r0,r2,r3、および距離r1は、ワッシャ1が支える相手部材の大きさなどに応じて決められるが、例えば、r0=24.5mm、r1=26.5mm、r2=29.5mm、r3=32.5mm、r4=3.0mmなどである(この例は図2のワッシャ1の寸法を示すものではない)。
図3には、z軸方向の位置を示す「z」と、位相θを示す「θ」とで構成されるzθ座標で断面Scを表した形状が示されている。ランド部11aは、z=0の平面から+z方向に厚みd1を有する。テーパ部12aは、ワッシャ1の周方向においてランド部11aの両側に隣接してそれぞれ設けられている。テーパ部12aは、周方向においてランド部11aの両側から厚みが減少するように傾斜した部分であり、その最も薄い部分はランド部11aを基準として、深さd2の窪みとなっている。なお、テーパ部12aはランド部11aより厚みが減少した部位であるため、深さd2は正の値であり、0mmおよび負の値にはならない。
油溝13aは、内周面17から外周面18に向かって潤滑油を通す溝である。油溝13aは、テーパ部12aの周方向においてランド部11aが隣接する側の反対側の端部に隣接していて、その深さは深さd3である。深さd3は、深さd2よりも深い。
なお、図3において示される位置は相対的であり、実際には厚みd1>深さd3≫深さd2である。例えば、厚みd1=1.0mm(ミリメートル)、深さd3=0.2mm、深さd2=0.025mmである。
また、ランド部11aの周方向における一方の側に設けられたテーパ部12aは、他方の側に設けられたテーパ部12aと、ランド部11aを介して対称である。ここでいう「対称」とは、軸Oに沿ったベクトルと、この軸Oを中心とする一つの径方向に沿ったベクトルとで表される平面のうち、ランド部11aの周方向における中間点を通る平面を鏡映面としたときに、このランド部11aの両側のテーパ部12aが互いに鏡像となる「鏡像対称」をいう。ワッシャ1と摺動する相手部材の回転方向が正逆いずれもあり得る場合であっても、ランド部11aの周方向における両側に設けられた2つのテーパ部12aがランド部11aを介して互いに鏡像対称であることにより、摺動によって潤滑油が誘導される隙間の形状は同じになる。
テーパ部12aおよび油溝13aは、ランド部11aよりも−z方向に凹んだ部位である。したがって、ランド部11aはテーパ部12aよりも+z方向に突出した部位であり、テーパ部12aよりも第1面10aと摺動する相手部材に近い部位である。
深さd2は、0.04mm以下であることが望ましく、0.01mm程度であることが最も望ましい。
またこの断面Scにおいて、ランド部11aは、周方向に沿って角度θ1にわたって存在し、テーパ部12aは、周方向に沿って角度θ2にわたって存在している。そして、この断面において油溝13aは、周方向に沿って角度θ3にわたって存在している。図3に示す例では、角度θ3は角度θ1よりも小さい。
テーパ比とは、ランド部11aと、このランド部11aに隣接する1つのテーパ部12aの周方向に沿った範囲のうち1つのテーパ部12aが占める比率である。1この例でテーパ比kは、以下の式(3)で表される。
k=θ2/(θ2+θ1) …(3)
テーパ比は、0.5以上0.9以下であることが望ましく、0.6以上0.8以下であることがより望ましい。最も望ましいテーパ比は、0.7である。
第2面10bにも、ランド部11b、テーパ部12b、および油溝13bが設けられている。ランド部11b、テーパ部12b、および油溝13bは、大きさ、すなわち、周方向の長さとz軸方向の深さ、およびこれらの周方向における並び方、鏡像関係などがそれぞれ、ランド部11a、テーパ部12a、および油溝13aと共通である。
つまり、ワッシャ1の第1面10aには、1つのランド部11a、このランド部11aの両側に隣接した2つのテーパ部12a、およびこれら2つのテーパ部12aのいずれか一方に隣接した1つの油溝13aからなる組が、第1面10aにおいて120度ごとに3つ設けられている。そして、ワッシャ1の第2面10bには、1つのランド部11b、このランド部11bの両側に隣接した2つのテーパ部12b、およびこれら2つのテーパ部12bのいずれか一方に隣接した1つの油溝13bからなる組が、第2面10bにおいて120度ごとに3つ設けられている。
さらに、ランド部11aとランド部11bとは周方向において同じ位相で設けられている。例えば、図3に示すランド部11aおよびランド部11bは、いずれも30度と150度を中心に設けられている。なお、図2に示す通りランド部11aは、30度、150度に加えて270度、つまり120度ごとに3箇所、第1面10aに設けられており、ランド部11bはランド部11aと第2面10bにおいて同じ位相で設けられている。したがって、ランド部11aとランド部11bとは周方向において位相差がない。テーパ部12aとテーパ部12b、および油溝13aと油溝13bも同様に、周方向において位相差がない。
油溝13aと油溝13bとは同形状であるため、断面積も差がない。以下、油溝13aの断面積について説明するが、油溝13bについても同様である。
図4は、油溝13aの断面積を示す図である。油溝13aは軸Oを中心として径方向に放射状に延び、ワッシャ本体の内周面から外周面に向かって潤滑油を通す。油溝13aの断面積S(r)は、油溝13aを、径方向に垂直な周面で切断した場合の面積で定義される。断面積S(r)は、軸Oから断面までの径方向の距離rを独立変数とする関数で表される。
油溝13aのうち、径方向に沿って軸Oに最も近い部分を内周端と呼ぶ。また、油溝13aのうち、径方向に沿って軸Oから最も遠い部分を外周端と呼ぶ。内周面17には切欠部19が設けられていて、油溝13aは切欠部19に重ねて設けられているため、内周端は切欠部19と重なる断面であり、その面積は図4に示す通りS(r1)である。また、この例において油溝13aは外周面まで到達しているため、油溝13aの外周端は外周面と重なる断面であり、その面積は図4に示す通りS(r3)である。
図5は、断面積S(r)の距離rに応じた変化の例を示す図である。図5に示す通り、油溝13aは、外周端の断面積S(r3)が、内周端の断面積S(r1)よりも小さい。図5には、この条件を満たす4つの例としてCASE1〜4が挙げられる。
図5に示すCASE1は、内周端から外周端までのどの領域においても径方向に沿って外に進むほど一定の割合で断面積が小さくなる場合である。図5に示すCASE2も同様に全領域において外に進むほど断面積が小さくなるが、変化率が途中で変わる場合である。
図6は、外周端の断面積が内周端の断面積よりも小さくなる具体例を示す図である。
油溝13aは、径方向に沿って外に進むほど断面の幅が狭くなるように形成されていてもよい。ここで、「断面の幅」とは、軸Oを中心とする周面で切断したときの断面の周方向の長さ(最大長)を意味する。
図6(a)に示す例では、油溝13aの断面が、内周端から外周端に至るまで深さd4を一定としているが、軸Oからの距離rがr1、r2、r3のとき、断面の幅はそれぞれ幅w1、w2、w3である。そして、幅w1、w2、w3の間には、w1>w2>w3の関係がある。このように、深さが一定であっても、外周端の幅が内周端の幅よりも狭くなっていることによって油溝13aは外周端の断面積が内周端の断面積よりも小さい形状となる。
なお、幅w2は、半径r2の円周のうち、角度θ3に相当する部分の長さに当たるため、角度の単位がラジアンである場合に、w2=2×r2×θ3である。
図6(b)に示す例では、油溝13aの断面が、内周端から外周端に至るまで幅w2を一定としているが、軸Oからの距離rがr1、r2、r3のとき、断面の深さはそれぞれ深さd5、d4、d6である。そして、深さd5、d4、d6の間には、d5>d4>d6の関係がある。このように、幅が一定であっても、外周端の深さが内周端の深さよりも浅くなっていることによって油溝13aは外周端の断面積が内周端の断面積よりも小さい形状となる。
なお、軸Oを中心とする周面で油溝13aを切断した断面の形状は矩形に限られない。
図5に示すCASE3は、内周端から外周端までのうち、一部の領域(この場合、内周端を含み外周端を含まない)において、径方向に沿って外に進むほど断面積が小さくなる場合である。CASE3において、上述したこの領域以外では、油溝13aの断面積は変化しなくてもよく、また、増加してもよい。
図5に示すCASE4は、油溝13aの外周端が外周面に到達していない場合である。CASE4において、油溝13aの断面積S(r)は、距離rがr3に至る前に0になる。
図7は、外周端がワッシャ本体の外周面18に到達していない場合の油溝13aの一例を示す図である。図7に示すように、油溝13aは外周面18に到達していない。この場合であっても、油溝13aの外周端の断面積は内周端の断面積よりも小さい。
以上説明した通り、外周端の断面積が内周端の断面積よりも小さくなるように油溝13aを設けることで、油溝13aを通る潤滑油は径方向に沿って外側に押し出されるほど狭い領域を通過しなければならず、圧力が増す。これにより、ワッシャ本体の内周面17の側から供給された潤滑油は、遠心力によって軸Oから離れるように外側に流れたとしても、油溝13aにおいて外周端の断面積が内周端の断面積よりも小さいため、外周端を出る際に抵抗を受ける。したがって、潤滑油は外周面18の外へ漏れ難くなり、潤滑油は摺動面の全体に行き渡り易くなる。
2.変形例
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
2−1.変形例1
上述した実施形態において、油溝13aは、テーパ部12aの最も薄い部分に隣接していたが、テーパ部12aに隣接していなくてもよい。例えば、ワッシャ1は、油溝13aとテーパ部12aとの間にテーパ部12aと異なる部分を有していてもよい。
図8は、この変形例におけるワッシャ1を説明するための図である。図4には、この変形例におけるワッシャ1を+z方向から見た形状が描かれている。図4に示すように、この変形例におけるワッシャ1の第1面10aには、油溝13aとテーパ部12aとの間には、ボトム部14aが設けられている。
ボトム部14aは、テーパ部12aの最も薄い部分に隣接した面であり、軸Oに垂直な面、すなわち、第1面10aに沿った部分である。したがって、ボトム部14aのランド部11aを基準とした深さは、テーパ部12aの最も薄い部分の深さと同じ「深さd2」である。この構成であっても、テーパ部12aとランド部11aとの成す角は比較的鋭角であり、周方向に沿って傾斜しているため、潤滑油がこの傾斜によって狭くなる方の隙間に誘導されて、くさび効果を奏する。
2−2.変形例2
上述した実施形態において、ワッシャ1の第1面10aには、ランド部11aと、このランド部11aの両側に隣接した2つのテーパ部12aと、いずれか一方のテーパ部12aに隣接した油溝13aとからなる組が、第1面10aにおいて120度ごとに3つ設けられ、第2面10bにおいても、これらに相当する構成が3つ設けられていたが、これらの組が端面に設けられる数は3つに限られない。これらの組は複数であれば、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。
2−3.変形例3
上述した実施形態において、ワッシャ1の第1面10aにはランド部11a、テーパ部12a、油溝13aが、第2面10bにはランド部11b、テーパ部12b、油溝13bがそれぞれ設けられていたが、これらは第1面10a、第2面10bのいずれか一方の面にだけ設けられていてもよい。また、第1面10aおよび第2面10bの両方にこれらが設けられている場合に、それぞれの周方向の位相が異なっていてもよい。
2−4.変形例4
上述した実施形態において、ランド部11aおよびランド部11bの周方向における一方の側に設けられたテーパ部12aおよびテーパ部12bは、それぞれ他方の側に設けられたテーパ部12a、テーパ部12bと、ランド部11a、ランド部11bを介して鏡像対称であったが、非対称であってもよい。
また、テーパ部12aおよびテーパ部12bは、ランド部11aまたはランド部11bの両側に設けられていたが、一方の側だけに設けられていてもよい。
2−5.変形例5
上述した実施形態において、切欠部19は、ワッシャ1の内周面17において、3つの油溝13a、油溝13bに相当する3箇所にそれぞれ重ねて設けられていたが、ワッシャ1は切欠部19を有していなくてもよい。例えば、内周面17に収容される軸との隙間を通って潤滑油が第1面10aと第2面10bとを行き来するように構成されていてもよい。
1…ワッシャ
10a…第1面
10b…第2面
11a…ランド部
11b…ランド部
12a…テーパ部
12b…テーパ部
13a…油溝
13b…油溝
14a…ボトム部
17…内周面
18…外周面
19…切欠部

Claims (4)

  1. 環状に形成された板の面で他の部材と摺動するワッシャ本体と、
    前記面に設けられたランド部と、
    前記面において、前記ランド部の周方向に隣接して設けられ該ランド部に対して該周方向に傾斜したテーパ部と、
    前記面において、前記ワッシャ本体の内周面から外周面に向かって潤滑油を通す油溝であって、周端から外周端までのどの領域においても径方向に沿って外に進むほど一定の割合で断面積が小くなる油溝と、
    を有することを特徴とするワッシャ。
  2. 前記油溝は、前記外周端の断面の幅が前記内周端の断面の幅よりも狭い
    ことを特徴とする請求項1に記載のワッシャ。
  3. 前記油溝は、前記ワッシャ本体の外周面に到達しない
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のワッシャ。
  4. 前記油溝は、前記外周端の断面の深さが前記内周端の断面の深さよりも浅い
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のワッシャ。
JP2016066162A 2016-03-29 2016-03-29 ワッシャ Expired - Fee Related JP6644603B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016066162A JP6644603B2 (ja) 2016-03-29 2016-03-29 ワッシャ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016066162A JP6644603B2 (ja) 2016-03-29 2016-03-29 ワッシャ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017180585A JP2017180585A (ja) 2017-10-05
JP6644603B2 true JP6644603B2 (ja) 2020-02-12

Family

ID=60006595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016066162A Expired - Fee Related JP6644603B2 (ja) 2016-03-29 2016-03-29 ワッシャ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6644603B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6571130B2 (ja) * 2017-06-12 2019-09-04 大同メタル工業株式会社 半割スラスト軸受
JP6576976B2 (ja) * 2017-06-12 2019-09-18 大同メタル工業株式会社 半割スラスト軸受

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002081446A (ja) * 2000-09-06 2002-03-22 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd スラストワッシャ
JP2007016931A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Nissan Motor Co Ltd スラストワッシャの潤滑油路構造
DE102013104129B3 (de) * 2013-04-24 2014-07-03 E. Winkemann Gmbh Anlaufscheibe mit Schmiermitteltaschen

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017180585A (ja) 2017-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11708911B2 (en) Sliding component
KR20200092400A (ko) 슬라이딩 부품
WO2019221226A1 (ja) シールリング
KR102302877B1 (ko) 슬라이딩 부재
CN104937291B (zh) 推力轴承
JPH0755016A (ja) メカニカル面シール
KR102346395B1 (ko) 슬라이딩 부품
US10808752B2 (en) Sliding members
JPWO2020166589A1 (ja) 摺動部品
JP6644603B2 (ja) ワッシャ
JP2014533342A (ja) 流体動圧スラスト軸受
JP2020046077A (ja) シールリング
KR20180135417A (ko) 하프 스러스트 베어링
KR20180135416A (ko) 하프 스러스트 베어링
JP6202225B2 (ja) 密封構造
JP2017180589A (ja) ワッシャ
JP2017172607A (ja) ワッシャ
JP6692670B2 (ja) ワッシャ
JP6674812B2 (ja) ワッシャ
JP2017180584A (ja) ワッシャ
JP6979332B2 (ja) ティルティングパッド軸受
JP2017180592A (ja) ワッシャ
WO2017170544A1 (ja) ワッシャ
JP6644604B2 (ja) ワッシャ
JP7387238B2 (ja) 摺動部材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6644603

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees