JP2017170531A - バリ取り装置 - Google Patents

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【課題】バリの形状が不定形であっても短時間で自動的にバリを除去できるようにする。【解決手段】バリにおける製品の表面からの突出高さが所定高さとなるように、バリの基端側を残して先端側を除去するためのマシニングセンター10と、製品の表面からの突出高さが所定高さとなったバリを除去するためのロボット21〜23とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、例えばアルミダイキャスト製品のバリを除去するバリ取り装置に関するものであり、特に、所定のバリ取り工具を使用して自動でバリを除去する構造の技術分野に属する。
従来より、製品に生成されたバリを除去するためのバリ取り装置が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。特許文献1のバリ取り装置は、丸棒からなるツールを含むバリ取り工具を有しており、このバリ取り工具が押圧装置を介してロボットのアームに取り付けられている。ツールを中心軸周りに回転させつつ、バリに押し付けるとともに、バリに沿って移動させることにより、バリを脆性破壊して除去することができるようになっている。
特許文献2のバリ取り装置は、バリ取り用の研削ツールを有しており、この研削ツールがロボットのアームに取り付けられている。アーム及び研削ツールはそれぞれエアシリンダユニットからなる弾発機構を介して製品に対して一定の押圧力で押し付けられるように支持されており、例えば製品の周縁部外側に存在するバリを除去する際には弾発機構を作動状態にする一方、孔部に存在するバリを除去する際には弾発機構を非作動状態にする。
特許文献3のバリ取り装置は、電動工具と、電動工具をバリに弾性的に当接可能にするためのフローティング機構を有しており、ロボットのアームに取り付けられて使用されるようになっている。
特開2006−123273号公報 特開2008−149422号公報 特開2009−172692号公報
ここで、例えば高速高圧鋳造法によってアルミダイキャスト製品を得る際、2個以上の金型を合わせた面内の製品を構成するライン(以下、製品プロフィールともいう。)の外に噴き出した微量のアルミの溶解液(以下、溶湯ともいう。)がそのまま製品と一体化した状態で固まり、本来の製品以外の部分を形成し、これがバリ(鋳バリ)となる。
高速高圧鋳造法では、主となる2つの金型を合わせ、そこに約680℃ほどのアルミの溶湯を高速で射出するため金型の内面圧力は高圧になる。金型の内容積の大きさによって異なるが、金型を型閉じ状態で締め付ける力は、大きなものでは3000トン程度となる。そして、高温の溶湯を金型内に高圧で射出することになるので、金型を上述のように大きな力で締め付けていたとしても金型の合わせ面に微妙な隙間などが発生することは避けられず、溶湯が微量ではあるがその隙間に流れ込んで固化し、バリとなってしまう。
また、主となる2個の金型の他に、通称「中子」と呼ばれる小さな金型が用いられることがある。これは、製品形状により使用されるものであるが、主となる金型よりも当然形状も小さく、締め付け圧力も弱いため、溶湯射出圧力の影響を大きく受け、中子の周辺にはバリが発生し易いという問題がある。さらに、金型の経時劣化又は故障などに伴い、バリの厚みや高さなど、バリの形状は、連続鋳造であっても一定しない。
このように、アルミダイキャスト製品におけるバリは、意図された製品形状とは別で、完全にイレギュラーなものであるため、その形状(厚み及び高さ)をあらかじめ正確に特定することは極めて困難である。
上述したようなバリは、設計された製品の形状部分とは異なり、ほとんどの場合、薄く(厚さ0.3〜1.5mm程度)、衝撃により脱落する可能性が高い。例えば、自動車の内燃機関又は変速機系の部品がアルミダイキャスト製品であることが多いが、この場合、万一、内部にバリが脱落すると、バリがオイル経路に詰まったり、歯車に噛み込んだりすることが考えられる。また、外部にバリが発生していると、そのバリが電気配線の損傷などを引き起こすこともある。よって、アルミダイキャスト製品のバリを削除する工程が必要になる。
ところが、前述する如く、バリの特性および発生の経緯からして、形状が一定ではなく、不定であるが故に、設備機械による切削等での除去は困難であり、もっぱら人が目で見て確認しながら手工具をもって除去する方法をもってしか、完全に除去することは不可能であると言われてきた。
なぜなら、設備機械による機械加工は、対象となる製品の材質、寸法形状などが一定して、初めて切削条件や機械条件などを一定に設定し、作業することが可能であり、本来不定形のものを自由に切削等することはできないからである。例えば、バリの厚みが不定であるということは、切削強度が不定であるということで、バリが厚い場合は、一定条件で刃物を回転させて動作させれば取れるものであるのに、バリが薄い場合は柔らかいということになるので、同一の条件では除去できず、バリが折れたり倒れたりした状態になって、除去できなくなる。
また、自動車部品等の内部部品(例えばエンジンやミッションケース)の形状は、狭いボンネット内に様々な部品を組み付ける関係、また、部品同士の干渉を計算した結果などから、その形状は直線的ではなく、自由曲線で構成されることが多く、機械設備を使用した場合、動作プログラムも複雑化し、切削時間も非常に長くなり、形状全てを取り込んでのバリ取りはできないなど、通常生産では非現実的であった。
上記のようなことから、機械設備をバリ取り作業に導入する場合、初期段階は手工具の機械化、例えば、ヤスリからエアーソニック(エア工具)へ、続いて、機械設備を手作業の補助で使用することへの進歩、要するに、機械でできるところと手でするところを分けて作業するといった工法に終始しており、その部分工程が変遷するに過ぎなかった。
そこで、特許文献1〜3のロボットを用いたバリ除去装置を使用することが考えられるが、バリの高さや厚みが製品毎に大きく異なっているため、どのバリに合わせてティーチングするかということが問題になるとともに、バリ除去の条件設定が困難になる。つまり、ロボットの動作がいかに3次元的であり、自由度が高くても、肝心の切削等の条件設定を行うことができないので、大きなバリから小さなバリ、厚いバリから薄いバリを満足がいくように除去するのは困難であった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、バリの形状が不定形であっても短時間で自動的にバリを除去できるようにすることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、バリの高さが所定高さとなるようにマシニングセンターによって除去工程を行うことで、その後のロボットによるバリ除去の条件を固定化できるようにしてロボットによる作業を可能にした。
第1の発明は、
製品に発生したバリを除去するバリ除去装置において、
上記バリの基端側を残して先端側を除去することによって上記バリにおける上記製品の表面からの突出高さが所定高さとなるように第1バリ取り工具を上記製品に対して相対的に移動させるようにプログラミングされたマシニングセンターと、
上記製品の表面からの突出高さが所定高さとなったバリを除去するための第2バリ取り工具が装着され、該第2バリ取り工具を、上記製品の表面からの突出高さが所定高さとなった上記バリに沿って移動させるようにプログラミングされたロボットとを備えていることを特徴とする。
すなわち、一般に、バリの高さが高ければバリが柔らかくなる一方、バリの高さが低くなればバリが硬くなる。この発明によれば、マシニングセンターの第1バリ取り工具によってバリの先端側が除去され、バリにおける製品の表面からの突出高さが所定高さに揃えられる。バリの高さが揃うことで、バリの柔らかさ(硬さ)が一定になるので、その後に行われるロボット及び第2バリ取り工具によるバリ除去の条件を一定の条件に固定化することが可能になる。よって、ロボットによるバリの自動除去が可能になる。
第2の発明は、第1の発明において、
上記マシニングセンターは、上記バリにおける上記製品の表面からの突出高さが1.0mm以下となるように上記バリの先端側を除去するようにプログラミングされていることを特徴とする。
この構成によれば、バリの製品の表面からの突出高さが十分に低くなるので、ロボットによるバリの自動除去が容易に行える。
第3の発明は、第1または2の発明において、
上記第2バリ取り工具及び上記ロボットを複数組備えていることを特徴とする。
この構成によれば、バリ取り工具及びロボットによるバリ取り作業を製品の各部で並行させることが可能になる。
第4の発明は、第1から3のいずれか1つの発明において、
上記第1バリ取り工具及び上記第2バリ取り工具は回転工具であり、
上記第2バリ取り工具の径は上記第1バリ取り工具の径よりも小さく設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、第2バリ取り工具の径が小さくなるので、最終的にバリを除去する際に細かなところのバリも除去することが可能になる。尚、第2バリ取り工具は、製品の表面からの突出高さが所定高さとなったバリを除去するためのものであることから、径が小さくなっても十分に対応可能である。
第1の発明によれば、製品の表面からの突出高さが所定高さとなるように、バリの基端側を残して先端側を除去するためのマシニングセンターと、バリ取り工具を上記バリに沿って移動させるためのロボットとを備えているので、バリの形状が不定形であっても短時間で自動的にバリを除去できる。
第2の発明によれば、バリにおける製品の表面からの突出高さを1.0mm以下にしたので、バリの製品の表面からの突出高さが十分に低くなり、ロボットによるバリの自動除去を容易に行うことができる。
第3の発明によれば、バリ取り工具及びロボットを複数組備えているので、バリ取り作業を製品の各部で並行させることができ、作業時間を短縮できる。
第4の発明によれば、ロボットに装着する第2バリ取り工具の径を、マシニングセンターに装着する第1バリ取り工具の径よりも小さく設定したので、細かなところのバリも除去することができる。
実施形態に係るバリ取り装置の概略構成図である。 バリ取り装置のブロック図である。 ロボット側バリ取り工具の取付構造を示す図である。 バリ取り要領のフローチャートである。 マシニングセンターによるバリ取りと、ロボットによるバリ取りを説明する図である。 図5のVI−VI線断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係るバリ取り装置1の概略構成を示すものである。バリ除去装置1は、マシニングセンター10と、第1〜第3ロボット21〜23と、第1〜第3ロボット21〜23を制御するための制御装置24(図2に示す)とを備えている。バリ除去装置1によってバリを除去する製品としては、例えば高速高圧鋳造法によって得られたアルミダイキャスト製品100(図1に示す)を挙げることができる。このアルミダイキャスト製品100には、成形時に金型の隙間や中子の隙間等から噴き出した微量のアルミの溶解液がアルミダイキャスト製品100の表面で固化してバリ101が形成されている(図5及び図6参照)。一般に、バリ101は、アルミダイキャスト製品100毎に異なる高さ及び厚みを有している。
マシニングセンター10は、従来から周知の縦型マシニングセンターであり、自動工具交換機能を有し、フライス削りや、中ぐり、穴あけ、ねじ立て等の異なる加工を1台で行うことができるように構成された数値制御工作機械である。工具マガジン13には複数の工具を格納することができるようになっている。
マシニングセンター10の工具マガジン13には、マシニングセンター側バリ取り工具(第1バリ取り工具)11、12が格納されており、これらマシニングセンター側バリ取り工具11、12のうち、任意の工具を主軸に装着することができるようになっている。マシニングセンター側バリ取り工具11、12は、バリ101におけるアルミダイキャスト製品100の表面からの突出高さが所定高さとなるように、バリ101の基端側部分101a(図5及び図6参照)を残して先端側部分を除去するための回転工具である。マシニングセンター側バリ取り工具11、12は、例えば直径12mm〜20mm程度のエンドミルを挙げることができるが、これに限られるものではなく、除去したいバリ101の形状に合うように各種切削工具の中から選択することができる。
マシニングセンター10は制御部14を有している。制御部14には各種操作スイッチ等が設けられるとともに、表示画面も設けられている。制御部14に動作プログラムを入力することで工具の選択及び工具の経路を任意に設定することができる。
マシニングセンター10は、バリ取り作業中のアルミダイキャスト製品100を固定しておくための固定盤15を有している。固定盤15には、図示しないが、例えば空気圧で作動するクランプ装置が取り付けられており、このクランプ装置によりアルミダイキャスト製品100が固定盤15に固定される。クランプ装置は、作業者の操作によってクランプ状態とアンクランプ状態とに切り替えることが可能になっている。
図1に示す第1〜第3ロボット21〜23は同じものであり、周知の多関節型産業用ロボットで構成されている。第1ロボット21は、基台25に固定されるベース部21aと、アーム21bとを備えている。アーム21bの先端部には、ロボット側バリ取り工具(第2バリ取り工具)26が装着されている。ロボット側バリ取り工具26としては、例えば直径が6mm程度のリーマを使用することができる。ロボット側バリ取り工具26は、空気圧を回転力に変換するエアーソニック等の回転装置27に取り付けて使用される。図3に示すように、回転装置27は、取付金具28によってアーム21bに取り付けられている。回転装置27には、図示しないが工場エアーを供給するためのエアー配管が接続されている。
第2ロボット22及び第3ロボット23は第1ロボット21と同様に構成されており、第2ロボット22はベース部22aとアーム22bとを備えていてアーム22bの先端部にロボット側バリ取り工具26及び回転装置27が装着され、また、第3ロボット23はベース部23aとアーム23bとを備えていてアーム23bの先端部にロボット側バリ取り工具26及び回転装置27が装着されている。従って、この実施形態では、ロボット側バリ取り工具26とロボット21〜23とが3組設けられている。
図2に示すように、第1〜第3ロボット21〜23は制御装置24に接続されている。制御装置24は例えばパーソナルコンピュータ等で構成することができる。制御装置24には、図示しない記憶装置が設けられており、第1〜第3ロボット21〜23の動きを記憶させることができるようになっている。具体的には、周知のティーチングによって第1〜第3ロボット21〜23の動きを教示するとともに記憶させ、その後、ティーチングによる動きを第1〜第3ロボット21〜23に再現させることができるようになっている。
図1に示す基台25にはロボット加工台29が設けられている。ロボット加工台29は、第1〜第3ロボット21〜23によるバリ取り作業中のアルミダイキャスト製品100を固定しておくためのものであり、上記固定盤15と同様なクランプ装置を有している。
尚、図示しないが、第1〜第3ロボット21〜23の周囲には、安全柵及び安全扉が設けられている。
次に、上記のように構成されたバリ取り装置1を使用してアルミダイキャスト製品100のバリ101を除去する要領について説明する。アルミダイキャスト製品100としては、例えば自動車の変速機のケースや内燃機関の各種部品等を挙げることができ、アルミダイキャスト製品100の大きさは特に限定されるものではない。
まず、マシニングセンター10の制御部14にマシニングセンター用動作プログラムを入力する。このマシニングセンター用動作プログラムは、マシニングセンター側バリ取り工具11、12をアルミダイキャスト製品100のバリ101が発生する部分に沿って相対的に動かすことができるように構成されている。具体的には、図5に示すようにバリ101の基端側部分101aを残して先端側部分だけを除去することができるようにマシニングセンター用動作プログラムが構成されており、マシニングセンター側バリ取り工具11、12の先端部が図5に示す一点鎖線A上を移動するように移動経路を設定する。一点鎖線Aとアルミダイキャスト製品100の表面との離間距離は1.0mm以下に設定されており、この離間距離は好ましくは0.5mm〜0.3mmである。
また、第1〜第3ロボット21〜23を制御するための制御装置24にロボット用動作プログラムを入力する。これはティーチングで入力することができ、ロボット側バリ取り工具26の先端部がアルミダイキャスト製品100の表面に沿って移動することができるように構成されている。第1ロボット21、第2ロボット22及び第3ロボット23は、互いに異なる部分のバリ取りを行うようにティーチングしておく。
マシニングセンター用動作プログラム及びロボット用動作プログラムを入力した後、図4に示すフローチャートのステップS1の作業、即ち、アルミダイキャスト製品100をマシニングセンター10まで搬送して固定盤15に固定する。その後、ステップS2に進んでマシニングセンター10による第1バリ取り工程を行う。この第1バリ取り工程では、図5及び図6の上側に示すように、マシニングセンター側バリ取り工具11を、その先端が一点鎖線Aに沿うように相対的に移動させる。これにより、バリ100の基端側部分101aが残り、先端側部分だけが除去される。このとき、マシニングセンター10は、主軸の回転力が大きく、しかも、マシニングセンター側バリ取り工具11の径が大きいので、図5の上側に示すようにバリ101が大きくても、バリ100の先端側部分を確実に切削して除去できる。この第1バリ取り工程を経ることで、バリ101の高さは、図5及び図6の下側に示すように低くなる。具体的には、バリ101におけるアルミダイキャスト製品100の表面からの高さが1.0mm以下、好ましくは0.5mm以下になる。
すなわち、一般に、バリ101の高さが高ければバリ101が変形し易く、柔らかくなる一方、バリ101の高さが低くなればバリ101が変形し難く、硬くなる。この実施形態のように、マシニングセンター10のマシニングセンター側バリ取り工具11によってバリ101の先端側部分を除去することで、バリ101におけるアルミダイキャスト製品100の表面からの突出高さが所定高さに揃えられる。バリ101の高さが揃うことで、バリ101の柔らかさ(硬さ)が一定になるので、その後に行われるによる第1〜第3ロボット21〜23によるバリ除去の条件を一定の条件に固定化することが可能になる。
ステップS2の第1バリ取り工程が終了すると、ステップS3に移り、アルミダイキャスト製品100をマシニングセンター10から搬出する。その後、ステップS4に移り、アルミダイキャスト製品100をロボット加工台29に固定する。
次いで、ステップS5に移り、第1〜第3ロボット21〜23による第2バリ取り工程を行う。この第2バリ取り工程では、ロボット側バリ取り工具26の先端部がアルミダイキャスト製品100の表面に沿って移動するように、ロボット側バリ取り工具26を移動させる。このとき、バリ101の高さが低くなり、しかも揃っているので、エアーソニック等の回転装置27によるトルクであってもロボット側バリ取り工具26を回転させるのに十分であり、バリ101が完全に除去される。また、ロボット側バリ取り工具26の径は小さいので、細かなところのバリ101も除去することができる。
さらに、ロボット側バリ取り工具26及びロボット21〜23を3組備えているので、バリ取り作業をアルミダイキャスト製品100の各部で並行させることができ、作業時間を短縮できる。この第2バリ取り工程を行っている間に、次のアルミダイキャスト製品100をマシニングセンター10に固定して第1バリ取り工程を行うことができる。
ステップS6の第2バリ取り工程が終了すると、ステップS6に移り、アルミダイキャスト製品100をロボット加工台29から図示しない検査台に搬送する。その後、ステップS7に移り、各部のバリ101が除去されているか否かを作業者が検査する検査工程を行う。
以上説明したように、この実施形態に係るバリ取り装置1によれば、マシニングセンター10によってバリ101の先端側部分を除去することで、バリ101におけるアルミダイキャスト製品100の表面からの突出高さを所定高さに揃えることができる。バリ101の高さが揃うことで、バリ101の柔らかさ(硬さ)が一定になるので、その後に行われるロボット21〜23によるバリ除去の条件を一定の条件に固定化することができる。よって、ロボット21〜23によるバリ101の自動除去ができる。
尚、上記実施形態では、3台のロボット21〜23を使用したが、これに限らず、1台や2台のロボットを使用してもよいし、4台以上のロボットを使用してもよい。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係るバリ取り装置は、例えばアルミダイキャスト製品のバリを自動で除去する場合に使用することができる。
1 バリ取り装置
10 マシニングセンター
11、12 マシニングセンター側バリ取り工具(第1バリ取り工具)
21〜23 第1〜第3ロボット
26 ロボット側バリ取り工具(第2バリ取り工具)
100 アルミダイキャスト製品
101 バリ

Claims (4)

  1. 製品に発生したバリを除去するバリ除去装置において、
    上記バリの基端側を残して先端側を除去することによって上記バリにおける上記製品の表面からの突出高さが所定高さとなるように第1バリ取り工具を上記製品に対して相対的に移動させるようにプログラミングされたマシニングセンターと、
    上記製品の表面からの突出高さが所定高さとなったバリを除去するための第2バリ取り工具が装着され、該第2バリ取り工具を、上記製品の表面からの突出高さが所定高さとなった上記バリに沿って移動させるようにプログラミングされたロボットとを備えていることを特徴とするバリ除去装置。
  2. 請求項1に記載のバリ除去装置において、
    上記マシニングセンターは、上記バリにおける上記製品の表面からの突出高さが1.0mm以下となるように上記バリの先端側を除去するようにプログラミングされていることを特徴とするバリ除去装置。
  3. 請求項1または2に記載のバリ除去装置において、
    上記第2バリ取り工具及び上記ロボットを複数組備えていることを特徴とするバリ除去装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載のバリ除去装置において、
    上記第1バリ取り工具及び上記第2バリ取り工具は回転工具であり、
    上記第2バリ取り工具の径は上記第1バリ取り工具の径よりも小さく設定されていることを特徴とするバリ除去装置。
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