JP5908325B2 - トリミング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アルミダイカスト等の鋳造品の外周部に形成される湯口部やオーバーフロー部等の不要部分(以下「二番材」という。)を除去するトリミング装置に関する。
トリミング装置は、湯口部(「セキ」とも称される)、オーバーフロー部等の二番材が製品に一体に成形されてなる鋳造品から、それら二番材を取り除き、製品をトリミングするものである。このトリミング装置として、本件出願人は、上下動可能な押圧ロッドを制御機構によって下降させ、押圧ロッドの先端を二番材に当接させて押圧ロッドを一旦停止させた後、再び押圧ロッドを下降させて二番材を折り取るようにした発明を提供している(特許文献1参照)。
特開2009−12017号公報
ところで鋳造品に貫通孔が形成されるような場合、上下の金型の合わせ部分で貫通孔内に膜が残ることがある。この膜は、特許文献1のように押圧ロッドを用いたトリミング装置では除去できないため、後工程で別の装置を用いて除去する必要が生じ、時間と手間とが掛かっていた。
そこで、本発明は、湯口部やオーバーフロー部の除去に加えて、貫通孔内の膜抜きも簡単に行えるトリミング装置を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、外周部に二番材が形成された鋳造品を所定姿勢で保持可能な保持手段と、その保持手段で保持された鋳造品の二番材に対して往復動可能なピッカーとを備え、保持手段によって鋳造品を固定した状態で、二番材に対してピッカーを往動させることで二番材を折り取り可能としたトリミング装置であって、鋳造品を加工可能な回転工具ピッカーと平行に備えられて、ピッカーは、往復動方向と直交する方向で移動可能に設けられると共に、回転工具は、ブラケット板を介してピッカーと一体に移動可能に設けられ、ブラケット板は、ピッカー側に固定される第1ブラケット板と、回転工具側に固定される第2ブラケット板とに分割されて、第2ブラケット板は、ピッカー及び回転工具の移動方向と直交する方向のリニヤガイドを介して第1ブラケット板と連結されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、回転工具、鋳造品を加工可能な前進位置と、鋳造品から離れる後退位置との間で前後移動可能に設けられていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、鋳造品を加工可能な回転工具をピッカーと平行に備えたことで、湯口部やオーバーフロー部の二番材の除去に加えて、貫通孔の膜抜きも同じ装置で可能となる。よって、鋳造品のトリミングが短時間で効率良く行える。
また、ピッカーを、往復動方向と直交する方向で移動可能に設けると共に、回転工具をピッカーと一体に移動可能に設けているので、ピッカーを利用して回転工具を合理的に移動させることができる。
さらに、回転工具側の第2ブラケット板がリニヤガイドを介してピッカー側の第1ブラケット板と連結されているので、二方向の移動の組み合わせによって回転工具を円運動させることができ、回転工具より大径の貫通孔でも膜抜きが容易に行える。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、回転工具を、鋳造品を加工可能な前進位置と、鋳造品から離れる後退位置との間で前後移動可能に設けたことで、回転工具を並設してもピッカーによる二番材の除去の際に鋳造品と干渉することがない。
トリミング装置の側面図である。 トリミング装置の平面図である。 変更例のトリミング装置の側面図である。 変更例のトリミング装置の平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、トリミング装置の一例を示す側面図、図2はその平面図で、トリミング装置1において、機体2の前部(図1,2の左側を前方とする)には、A軸を中心とした回転と、C軸を中心とした回転とが可能なテーブル4を備えた保持手段としてのテーブルユニット3が配設されている。このテーブルユニット3は、前工程で鋳造されてロボットハンドで金型から取り出された鋳造品Wを受け取るもので、テーブル4は、鋳造品Wを把持するための治具が装着可能となっていると共に、図示しない自動治具交換装置によって鋳造品Wに合わせた治具が自動交換可能となっている。
一方、機体2の後部には、サーボピッカー5が設けられている。このサーボピッカー5は、シリンダ6と、シリンダ6に並設されたサーボモータ7とを備え、シリンダ6内に設けた図示しないボールネジを図示しないプーリとベルトとを介してサーボモータ7で回転させることで、ボールナットと連結されるピッカー8を前後に進退動させるものである。
また、シリンダ7の前端には、上下方向のブラケット板9の下端が連結されており、ブラケット板9の上端には、ツールユニット10が設けられている。このツールユニット10は、前端に回転工具としてのツール(ここではエンドミル)11を装着した図示しないスピンドルを、後端に設けたエアシリンダ12によって二点鎖線で示す前後位置にそれぞれ進退動させるものである。13は、スピンドルを回転させるモータである。
さらに、ブラケット板9の側方には、ボールネジ14がZ軸方向に設けられて、図示しないボールナットがブラケット板9に連結されている。このボールネジ14を上端に設けたサーボモータ15で回転させることで、ブラケット板9を介してサーボピッカー5とツールユニット10とをZ軸方向へ一体に上下動可能としている。
以上の如く構成されたトリミング装置1においては、テーブルユニット3で鋳造品Wを受け取ってテーブル4がA軸を中心に旋回して鋳造品Wを後ろ向きに方向転換させた後、テーブル4がC軸を中心に回転して、二番材(湯口部又はオーバーフロー部)W1がサーボピッカー5のピッカー8に対峙する回転位置で停止する。このとき、ツールユニット10のツール11は鋳造品Wと干渉しないように後退位置に退避させておく。
この状態で、サーボモータ7を駆動させてピッカー8を前進させると、ピッカー8が二番材W1に当接して二番材W1を折り取る。
続いて他の二番材W1を折り取る場合は、テーブル4の軸Cを中心とした回転と、サーボモータ15の駆動によるサーボピッカー5のZ軸方向の上下動とによって二番材W1とピッカー8との位置を合わせた後、ピッカー8を前進させる。
一方、鋳造品Wに貫通孔が形成される場合であって、貫通孔における上下の金型の合わせ目に膜が残っているような場合、テーブル4の回転とツールユニット10の上下動とによって貫通孔とツール11との位置を合わせた後、ツール11を回転させながら前進させると、ツール11が貫通孔内に進入して膜を除去することができる。必要であればここから鋳造品Wの回転とツール11の上下動とを組み合わせてツール11を貫通孔内で移動させて膜の除去を行う。
なお、上記テーブルユニット3やサーボピッカー5、ツールユニット10は、周知のNC制御によって予め設定された上記動作を行う。よって、プログラミングによってはツール11による鋳造品Wの面加工も可能となる。
このように、上記形態のトリミング装置1によれば、外周部に二番材W1が形成された鋳造品Wを所定姿勢で保持可能なテーブルユニット3と、そのテーブルユニット3で保持された鋳造品Wの二番材W1に対して往復動可能なピッカー8とを備え、テーブルユニット3によって鋳造品Wを固定した状態で、二番材W1に対してピッカー8を往動させることで二番材W1を折り取り可能としたものにおいて、鋳造品Wを加工可能なツール11をピッカー8と平行に備えたことで、湯口部やオーバーフロー部の二番材W1の除去に加えて、貫通孔の膜抜きも同じ装置で可能となる。よって、鋳造品Wのトリミングが短時間で効率良く行える。
特にここでは、ツール11を、鋳造品Wを加工可能な前進位置と、鋳造品Wから離れる後退位置との間で前後移動可能に設けたことで、ツール11を並設してもサーボピッカー5による二番材の除去の際に鋳造品Wと干渉することがない。
また、ピッカー8を、往復動方向と直交するZ軸方向で移動可能に設けると共に、ツール11をピッカー8と一体に移動可能に設けているので、ピッカー8を利用してツール11を合理的に移動させることができる。
なお、上記形態では、ツールユニット10はZ軸方向へのみ移動可能となっているが、図3,4に示すトリミング装置1Aのように、ブラケット板を、サーボピッカー5側に固定される第1ブラケット板9Aと、ツールユニット10側に固定される第2ブラケット板9Bとに分割すると共に、第2ブラケット板9BをX軸方向のリニヤガイド16を介して第1ブラケット板9Aに連結して、第2ブラケット板9Bをボールネジ17及びサーボモータ18によってX軸方向へ移動させるようにしてもよい。すなわち、ツールユニット10をZ軸方向に加えてX軸方向へも移動可能としたものである。
よって、このトリミング装置1Aによれば、Z軸方向の移動とX軸方向の移動との組み合わせによってツール11を円運動させることができ、ツール11より大径の貫通孔でも膜抜きが容易に行える。
なお、この変更例では、トリミング装置1を床上に支持して当該装置の下方に台車19を出入り可能としている。これにより、サーボピッカー5等で除去された二番材W1を台車19で集めて迅速に排出可能となる。
また、上記形態では、ツールユニットをサーボピッカーの上側に配置しているが、サーボピッカーの配置によっては左右何れかの側方側や下側に配置することもできる。すなわち、サーボピッカーとツールユニットとの位置関係は上記形態に限定されない。
さらに、上記形態では、サーボピッカーやツールユニットを水平に配置した横置きタイプとなっているが、サーボピッカーやツールユニットを鉛直方向に配置して、ピッカーやツールを下向きに進退動させて二番材の除去や膜抜きを行わせるようにしても差し支えない。
加えて、保持手段としては二軸で回転するテーブルユニットに限らず、直線移動する二軸を組み合わせた二軸テーブルや多関節ロボット等の他の手段を採用することも可能である。
1・・トリミング装置、2・・機体、3・・テーブルユニット、4・・テーブル、5・・サーボピッカー、6・・シリンダ、7,15,18・・サーボモータ、8・・ピッカー、9・・ブラケット板、10・・ツールユニット、11・・ツール、12・・エアシリンダ、13・・モータ、14,17・・ボールネジ、16・・リニヤガイド。

Claims (2)

  1. 外周部に二番材が形成された鋳造品を所定姿勢で保持可能な保持手段と、その保持手段で保持された前記鋳造品の前記二番材に対して往復動可能なピッカーとを備え、前記保持手段によって前記鋳造品を固定した状態で、前記二番材に対して前記ピッカーを往動させることで前記二番材を折り取り可能としたトリミング装置であって、
    前記鋳造品を加工可能な回転工具前記ピッカーと平行に備えられて、
    前記ピッカーは、往復動方向と直交する方向で移動可能に設けられると共に、前記回転工具は、ブラケット板を介して前記ピッカーと一体に移動可能に設けられ、
    前記ブラケット板は、前記ピッカー側に固定される第1ブラケット板と、前記回転工具側に固定される第2ブラケット板とに分割されて、前記第2ブラケット板は、前記ピッカー及び回転工具の移動方向と直交する方向のリニヤガイドを介して前記第1ブラケット板と連結されていることを特徴とするトリミング装置。
  2. 前記回転工具、前記鋳造品を加工可能な前進位置と、前記鋳造品から離れる後退位置との間で前後移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のトリミング装置。
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