JP2017163614A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】負帰還増幅回路を用いてkTCノイズを大幅に低減できる固体撮像装置を提供する。【解決手段】固体撮像装置は、複数の画素を備え、画素は、入射光に応じた信号電荷を生成する光電変換部と、信号電荷を蓄積する蓄積部と、リセットトランジスタと、増幅トランジスタとを備え、増幅トランジスタと負荷とが負帰還増幅回路を構成することにより、kTCノイズを大幅に低減できる。【選択図】図3

Description

本発明は、固体撮像装置に関し、特に積層型の固体撮像装置に関する。
特許文献1には、積層型の固体撮像装置が示されている。特許文献1に示された積層型の固体撮像装置では、信号電荷をリセットするときにノイズが発生する。具体的には、リセットパルスのオフ時の形状が急峻である場合、チャネル上の電荷がリセットトランジスタのソース又はドレインのいずれかに移動するかはランダムに決まるため、それがkTCノイズとして現れる。また、リセット信号線と画素電極等との間の容量結合によっても、kTCノイズが発生する。
また、積層型の固体撮像装置は、相関二重サンプリングを用いてもkTCノイズを完全にキャンセル出来ない。これは、積層型の固体撮像装置では、半導体基板上方に設けられた光電変換部と半導体基板とが金属等の導電性の高い材料で接続されていることに起因して、電荷を完全に転送できないからである。リセット後にkTCノイズが残った状態において、次の信号電荷が加算されるため、kTCノイズが重畳された信号電荷が読み出される。このため、特許文献1に示された固体撮像装置は、kTCノイズが大きくなるという問題を有している。
kTCノイズを低減するため、特許文献2のような技術が提案されている。
図15は、特許文献2に開示された単位画素およびその周辺回路を示す図である。特許文献2に示された固体撮像装置において、フォトダイオード512で生成された信号電荷のリセットは、選択された行の単位画素510の行選択トランジスタ518を完全にオンすることによって開始される。ここで、その行の全ての単位画素510の増幅トランジスタ514の一方の端子は、列信号線524を介してソース電源530内に含まれた低インピーダンス電圧源と接続される。電源線522に接続されたトランジスタ520は、ゲート526の波形Vbiasによって電流源としてバイアスされている。増幅トランジスタ514とトランジスタ520とは負の利得を持つアンプを構成する。また、リセットトランジスタ516のチャネル抵抗は、逓減リセット電源550によって変化する。つまり、逓減リセット電源550から発生する傾斜波形のリセットパルスをリセットトランジスタ516のゲートに印加することによって、リセットトランジスタ516のチャネル抵抗は次第に増加する。リセットトランジスタ516で発生するkTCノイズの帯域幅は、リセットトランジスタ516のチャネル抵抗に反比例するため、チャネル抵抗が増加するとkTCノイズの帯域幅が下がる。このため、増幅トランジスタ514およびトランジスタ520から構成されるアンプの帯域幅までkTCノイズの帯域幅が低下すると、当該アンプからの負帰還によりkTCノイズが抑圧される。
特開昭55−120182号公報 特表2002−510944号公報
しかしながら、特許文献2に開示された技術は、負荷トランジスタ520を定電流領域で動作させているため、ソース・ドレイン間の抵抗値が負荷トランジスタ520のチャネル長変調効果係数λで制限される。そのため、画素の微細化に伴って負荷トランジスタ520の抵抗値は小さくなる。その結果、微細画素では充分な利得を得ることが困難となるため、ノイズ抑圧効果が小さくなる。
上記課題に鑑み、従来に比べて、ノイズ抑圧効果を大幅に向上できる固体撮像装置を提供する。
本発明の一形態に係る固体撮像装置は、複数の画素を備える固体撮像装置であって、画素は、入射光に応じた信号電荷を生成する光電変換部と、光電変換部と接続され、信号電荷を蓄積する電荷蓄積部と、ソース又はドレインの一方が電荷蓄積部と接続されたリセットトランジスタと、ゲートが電荷蓄積部に接続された増幅トランジスタと、を備え、電荷蓄積部に蓄積された信号電荷に応じた電圧が読み出される第1期間において、増幅トランジスタのソースおよびドレインの一方が第1電源電圧に電気的に接続され、増幅トランジスタのソースおよびドレインの他方が画素からの信号が出力される信号出力部に電気的に接続され、リセットトランジスタを非導通状態にする第1電圧がリセットトランジスタのゲートに印加され、電荷蓄積部の電圧がリセットされる第2期間において、増幅トランジスタのソースおよびドレインの一方が参照電圧に電気的に接続され、増幅トランジスタのソースおよびドレインの他方が負荷を介して第2電源電圧に電気的に接続され、第2電圧と第3電圧との間の第4電圧が前記リセットトランジスタのゲートに印加され、第2電圧は、リセットトランジスタを非導通状態にする電圧であり、第3電圧は、前記リセットトランジスタを導通状態にする電圧である。
本発明に係る固体撮像装置によれば、負帰還増幅回路を用いてkTCノイズを大幅に低減できる。
図1は、本発明の実施形態に係る固体撮像装置の全体構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態に係る固体撮像装置の断面図である。 図3は、第1の実施形態に係る固体撮像装置の画素および制御回路の回路図である。 図4は、第1の実施形態に係る固体撮像装置の駆動方法を示すタイミングチャートである。 図5は、第2の実施形態に係る固体撮像装置の画素および制御回路の回路図である。 図6は、第2の実施形態に係る固体撮像装置の駆動方法を示すタイミングチャートである。 図7は、第3の実施形態に係る固体撮像装置の画素および制御回路の回路図である。 図8は、第3の実施形態に係る固体撮像装置の駆動方法を示すタイミングチャートである。 図9は、第4の実施形態に係る固体撮像装置の画素および制御回路の回路図である。 図10は、第4の実施形態に係る固体撮像装置の駆動方法を示すタイミングチャートである。 図11は、第5の実施形態に係る固体撮像装置の画素および制御回路の回路図である。 図12は、第5の実施形態に係る固体撮像装置の駆動方法を示すタイミングチャートである。 図13は、第6の実施形態に係る固体撮像装置の画素および制御回路の回路図である。 図14は、第6の実施形態に係る固体撮像装置の駆動方法を示すタイミングチャートである。 図15は、特許文献2に開示された単位画素とその周辺回路を示す図である。
以下、本発明に係る固体撮像装置およびその駆動方法の実施形態について、図面を参照しながら説明する。説明の簡略化のため、実質的に同一の機能を有する構成要素を同一の参照符号で示す。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る固体撮像装置の全体構成を説明する。
図1は、第1の実施形態に係る固体撮像装置の全体構成を示すブロック図である。同図に記載された固体撮像装置1は、半導体基板上に複数の画素10が行列状に配置された画素部12と、行信号駆動回路13aおよび13bと、列毎に配置された列アンプ回路14と、各列に配置された相関二重サンプリング(CDS)回路などのノイズキャンセル回路15と、水平駆動回路16と、出力段アンプ17とを備える。
図2は、第1の実施形態に係る固体撮像装置の3画素分の構造断面図である。なお、実際の固体撮像装置には、画素部12に、例えば、1000万画素が行列状に配置されている。図2に示すように、固体撮像装置1は、マイクロレンズ101と、赤色カラーフィルタ104と、緑色カラーフィルタ103と、青色カラーフィルタ102と、保護膜105と、平坦化膜106と、上部電極107と、光電変換膜108と、電荷ブロッキング層109と、電極間絶縁膜110と、下部電極111と、配線間絶縁膜112と、給電層113と、配線層114と、半導体基板118と、ウェル119と、STI領域(Shallow Trench Isolation)120と、層間絶縁層121とを備える。
半導体基板118は、例えばシリコン基板である。また、P型のウェル119が、半導体基板118に形成されている。また、ウェル119には、素子間を電気的に分離するSTI領域120が形成されている。STI領域120はSiOで構成されていても良いし、高濃度のP型の不純物を注入した分離領域で構成されていても良い。ウェル119内には信号読み出し回路として、電荷蓄積部115と、増幅トランジスタ116と、リセットトランジスタ117と、図示されてはいないが同一画素内に形成されている遮断トランジスタとが形成されている。なお、ウェル119の導電型をP型と設定したが、N型であっても良い。
マイクロレンズ101は、入射光を効率よく集光するために、固体撮像装置1の最表面に、画素10ごとに形成されている。
赤色カラーフィルタ104、緑色カラーフィルタ103および青色カラーフィルタ102は、カラー画像を撮像するために形成されている。また、赤色カラーフィルタ104、緑色カラーフィルタ103および青色カラーフィルタ102は、各マイクロレンズ101の直下、かつ保護膜105内に形成されている。1000万画素分にわたって集光ムラおよび色ムラのないマイクロレンズ101およびカラーフィルタ群を形成するために、これらの光学素子は平坦化膜106上に形成されている。平坦化膜106は、例えば、SiNで構成される。
上部電極107は、平坦化膜106下であって、光電変換膜108の下部電極111と反対側の面に、画素部12の全面にわたって形成されている。この上部電極107は可視光を透過する透明電極である。例えば、上部電極107はITO(Indium Tin Oxide)で構成される。
光電変換膜108は光を信号電荷に変換する。具体的には、光電変換膜108は、上部電極107の下に形成されており、高い光吸収能を有する有機分子で構成されている。また、光電変換膜108の厚さは、例えば、約500nmである。また、光電変換膜108は、例えば、真空蒸着法を用いて形成される。上記有機分子は波長約400nmから約700nmの可視光全域にわたって高い光吸収能を有する。
電荷ブロッキング層109は、光電変換膜108の下に形成されており、入射光の光電変換によって発生した信号電荷を伝導するとともに、下部電極111からの電荷注入を阻止する。この電荷ブロッキング層109は、高い平坦度を有する電極間絶縁膜110と下部電極111上に形成されている。電荷ブロッキング層109は、例えば、有機材料で構成されている。
複数の下部電極111は、半導体基板118の上方であって、光電変換膜108の半導体基板118側の面に、行列状に配置された画素電極である。また、複数の下部電極111は、各々が約0.2μmの間隔で電気的に分離されている。具体的には、下部電極111は、電極間絶縁膜110間に形成されており、光電変換膜108で発生した信号電荷を収集する。この下部電極111は、例えば、TiNで構成される。また、下部電極111は、平坦化された厚さ約100nmの配線間絶縁膜112上に形成されている。
電極間絶縁膜110の下方、かつ配線間絶縁膜112下に給電層113が設けられている。この給電層113は、例えば、Cuで構成される。具体的には、給電層113は、隣接する下部電極111の間、かつ下部電極111と半導体基板118との間に形成されている。また、給電層113には、下部電極111とは独立した電位を供給可能である。具体的には、光電変換膜108が光電変換を行う露光動作時、および信号読み出し回路が信号電荷量に応じた画素信号を生成する読み出し動作時に、給電層113に、信号電荷を排出するための電位が供給される。例えば、信号電荷が正孔の場合には正電圧が印加される。この構成により、各画素に、隣接画素から信号電荷が混入することを防止できる。なお、給電層113への電圧印加の制御は、例えば、固体撮像装置1が備える制御部(図示せず)により行われる。
配線層114は、信号読み出し回路の電荷蓄積部115および増幅トランジスタ116のゲートに接続されている。電荷蓄積部115は、下部電極111と電気的に接続され、光電変換膜108からの信号電荷を蓄積する電荷蓄積部であり、さらに、リセットトランジスタ117のソース又はドレインの一方を兼ねている。ウェル119に形成された信号読み出し回路は、複数の下部電極111の各々に発生する電流又は電圧の変化を検知することにより、信号電荷量に応じた画素信号を生成する。
図3は、第1の実施形態における、画素部12のm(mは自然数)行n(nは自然数)列に属する画素10の回路およびその制御回路の一例を表した図である。
画素10は、入射光に応じた信号電荷を生成する光電変換部301と、光電変換部301と接続された電荷蓄積部115と、増幅トランジスタ116と、遮断トランジスタ302、リセットトランジスタ117とを有する。画素部12は列毎に、第1の電源電圧VDD1又は基準電位のいずれかに接続される電源線305と、第2の電源電圧VDD2又は画素からの信号を出力する信号出力部のいずれかに接続される列信号線304とを備えている。また、同じ列に属する画素10は、列信号線304に共通に接続されている。さらに、同じ列に属する画素10は、電源線305に共通に接続されている。なお、本明細書では、第1の電源電圧VDD1と第2の電源電圧VDD2を分けて記載しているが、同一の電源電圧であってもよい。
光電変換部301は、上部電極107と、光電変換膜108と、下部電極111とを有している。光電変換部301は、入射光を光電変換することにより、入射光量に応じた信号電荷を生成する。上部電極107は、所定のバイアスレベルにバイアスされているため、下部電極111を介して電荷蓄積部115に信号電荷を移送できる。
増幅トランジスタ116のゲートは、電荷蓄積部115と接続されている。増幅トランジスタ116のソース又はドレインの一方は、電源線305に接続されている。増幅トランジスタ116は、信号電荷に応じた電圧を出力する。
リセットトランジスタ117のソース又はドレインの一方は、電荷蓄積部115に接続されている。リセットトランジスタ117のソース又はドレインの他方303及び増幅トランジスタ116のソース又はドレインの他方は、遮断トランジスタ302のソース又はドレインの一方と接続されている。リセットトランジスタ117は、電荷蓄積部115の電位をリセットする。
遮断トランジスタ302のソース又はドレインの一方は、リセットトランジスタ117のソース又はドレインの他方303に接続されている。遮断トランジスタ302のソース又はドレインの他方は、列信号線304に接続されている。遮断トランジスタ302は、増幅トランジスタ116からの出力電圧を列信号線304に出力する第1の動作と、増幅トランジスタ116と列信号線304とを非導通状態にする第2の動作と、抵抗として働く第3の動作とを行う。
電源線305の一端は、ターミナルTE1を介して第1の電源電圧VDD1(端子A)又は基準電位(端子B)に接続されている。
列信号線304の一端は、ターミナルTE2を介して信号出力部(端子C)又は第2の電源電圧VDD2(端子D)に接続されている。
なお、第1の実施形態では、画素10を構成するトランジスタはNMOSトランジスタであるとしたが、この極性は反転しても良い。すなわち、画素10を構成するトランジスタがPMOSトランジスタであっても良い。
図4は、図3に示した画素10を含むm行目の画素及びその制御回路の駆動方法を示したタイミングチャートである。本明細書において、NMOSトランジスタのゲートに印加される「ハイレベル」の電位とは、NMOSトランジスタを導通状態にさせるゲート電位のことである。また、NMOSトランジスタのゲートに印加される「ローレベル」の電位とは、NMOSトランジスタを非導通状態にさせるゲート電位のことである。PMOSトランジスタの場合は、「ハイレベル」と「ローレベル」が入れ替わる。
本明細書では、リセットトランジスタを導通状態にさせるゲート電位のことを「第1のゲート電位」、リセットトランジスタを非導通状態にさせるゲート電位のことを「第2のゲート電位」とも定義する。同様に、遮断トランジスタを導通状態にさせるゲート電位のことを「第3のゲート電位」、遮断トランジスタを非導通状態にさせるゲート電位のことを「第4のゲート電位」、選択トランジスタを導通状態にさせるゲート電位のことを「第5のゲート電位」、選択トランジスタを非導通状態にさせるゲート電位のことを「第6のゲート電位」とも定義する。
リセットトランジスタ制御線306からリセットトランジスタ117のゲートに制御信号S306が印加される。遮断トランジスタ制御線307から遮断トランジスタ302のゲートに制御信号S307が印加される。
次に、図4のタイミングチャートを時系列に沿って説明する。
まず電荷蓄積部115の電荷を排出する第1の期間(時刻t1〜t2:プレリセット期間)では、電源線305はターミナルTE1を介して基準電位(端子B)と接続されている。列信号線304はターミナルTE2を介して第2の電源電圧VDD2(端子D)と接続されている。制御信号S306はハイレベル(第1のゲート電位)であるため、リセットトランジスタ117は導通状態である。また、制御信号S307はハイレベル(第3のゲート電位)とローレベル(第4のゲート電位)の間の電位であるため、遮断トランジスタ302は抵抗として働く。この時、第2の電源電圧VDD2から遮断トランジスタ302の抵抗による電圧降下分を差し引いた電圧が電荷蓄積部115と、リセットトランジスタ117のソース又はドレインの他方303の電位S303に印加される。
次に、第1の期間(プレリセット期間)の後、電荷蓄積部115に対して負帰還が行われる第2の期間(時刻t2〜t4:フィードバックリセット期間)では、制御信号S306はハイレベルとローレベルの間の電圧に設定されるため、リセットトランジスタ117のチャネル抵抗は増加する。電荷蓄積部115で発生するkTCノイズの帯域幅は時定数RC(R:抵抗値、C:容量)の逆数で表されるため、リセットトランジスタ117のチャネル抵抗Rが大きくなると、kTCノイズの帯域幅は小さくなる。制御信号S307はローレベルであるため、遮断トランジスタ302は非導通状態である。また、電源線305は依然として基準電位(端子B)に接続されている。なお、このとき、遮断トランジスタ302は非導通状態であるため、列信号線304は信号出力部(端子C)と第2の電源電圧VDD2(端子D)のどちらに接続されていても良い。本実施形態では、列信号線304を第2の電源電圧VDD2に接続している。
時刻t2から、増幅トランジスタ116を介して、リセットトランジスタ117のソース又はドレインの他方303から、基準電位(端子B)への放電が起こる。そのため、リセットトランジスタ117のソース又はドレインの他方303の電位S303が下がる。
時刻t3では、電位S303がリセットトランジスタ117のゲート下のチャネル電位よりも低くなるため、リセットトランジスタ117のソース又はドレインの他方303からリセットトランジスタ117を介した電荷蓄積部115へのキャリアの注入が行われる。
このとき、増幅トランジスタ116のゲートを入力として、非導通状態の遮断トランジスタ302を負荷とみなした増幅回路の負帰還により、逆位相の信号が送られるため電荷蓄積部115のkTCノイズを打ち消すことができる。一般に増幅回路の周波数特性は、ローパス・フィルタの特徴を示すため、当該増幅回路の動作帯域外では利得は低下してしまう。そのため、kTCノイズの帯域幅を当該増幅回路の動作帯域内に落とすことにより、当該増幅回路の利得の低下を防げる。
さらに、当該増幅回路の負荷である遮断トランジスタ302は非導通状態になっているため、特許文献2とは異なり、チャネル長変調効果係数の影響を受けず、抵抗値を無限大とみなせる。当該増幅回路の利得は、遮断トランジスタ302の抵抗値に比例するため、負帰還回路であっても、利得を大きくできる。この結果、特許文献2に示した回路と比べて、電荷蓄積部115のkTCノイズをより低減できる。
また、特許文献2の方式の場合、リセット時に流れる電流は1画素あたり6uAほどである。そのため、例えば、1200万画素を同時にリセット、つまりグローバルリセットすると72Aもの電流が必要になるため、通常の電源では実質的に不可能である。他方、本実施形態に係る回路は、画素10が遮断トランジスタ302によって第2の電源電圧VDD2から切り離されているため、流れる電流は光電変換部301もしくはソース又ドレインの他方303の容量の放電のみである。よって、リセット時に流れる電流は1画素あたり100pA程度に抑えられるため、グローバルリセットが実現できる。その結果、高速に動く被写体の静止画再生における画像ひずみの発生が抑えられる。
次に、第2の期間(フィードバックリセット期間)の後、光電変換部301で信号電荷を生成する第3の期間(時刻t4〜t5:露光期間)では、光電変換部301と、列信号線304及び電源線305とは電気的に接続されていないため、電源線305は第1の電源電圧(端子A)と基準電位(端子B)のどちらに接続されていてもよいし、列信号線304は信号出力部(端子C)と第2の電源電圧VDD2(端子D)のどちらに接続されていてもよい。本実施形態では、次の読み出し準備のため、電源線305はターミナルTE1を介して第1の電源電圧VDD1(端子A)に接続され、列信号線304はターミナルTE2を介して信号出力部(端子C)に接続される。
また、このとき制御信号S306および制御信号S307はともにローレベルであるため、リセットトランジスタ117および遮断トランジスタ302は非導通状態である。
次に、第3の期間(露光期間)の後、m行に配置された画素10の信号電荷に応じた画素信号を列信号線304に読み出す第4の期間(時刻t6〜t7:画素信号読み出し期間)では、制御信号S306はローレベルであるため、リセットトランジスタ117は非導通状態である。また制御信号S307がハイレベルであるため、m行目の画素10の遮断トランジスタ302が導通状態になる。この結果、m行目の画素10の光電変換部301で生成された信号電荷量に応じた画素信号が、列信号線304に読み出される。このとき、電源線305はターミナルTE1を介して第1の電源電圧VDD1(端子A)に接続され、列信号線304はターミナルTE2を介して信号出力部(端子C)に接続される。
次に、第4の期間(画素信号読み出し期間)の後、m行に配置された画素10の電荷蓄積部115の電位をリセットする第5の期間(時刻t7〜t8:m行目画素リセット)では、時刻t1からt4と同様の駆動により、m行目の画素10の電荷蓄積部115の電位がリセットされる。
次に、第5の期間(m行目画素リセット)の後、m行に配置された画素10のリセット信号を列信号線304に読み出す第6の期間(時刻t8〜:m行目画素リセット信号読み出し)では、ローレベルの電位がm行に配置された画素10のリセットトランジスタ117のゲートに印加される。ハイレベルの電位がm行に配置された画素10の遮断トランジスタ302のゲートに印加される。電源線305はターミナルTE1を介して第1の電源電圧VDD1(端子A)に接続される。列信号線304はターミナルTE2を介して信号出力部(端子C)に接続されるため、画素10からのリセット信号が列信号線304に読み出される。
そして、第4の期間で読み出された画素信号と、第6の期間で読み出されたリセット信号との差分が、ノイズキャンセル回路15にて得られる。
第1の実施形態に係る固体撮像装置は、電荷蓄積部115のリセットの際に、遮断トランジスタ302を非導通状態とするため、負帰還回路の利得を大きくできる。この結果、従来の回路と比較して、高いkTCノイズ抑圧効果を実現できる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態における、画素部12のm(mは自然数)行n(nは自然数)列に属する画素10の回路およびその制御回路の一例を表した図である。
第1の実施形態に係る回路構成と異なるのは、増幅トランジスタ116が、選択トランジスタ501を介して遮断トランジスタ302と接続されている点である。つまり、選択トランジスタ501のソース又はドレインの一方は、増幅トランジスタ116のソース又はドレインの他方と接続されている。選択トランジスタ501のソース又はドレインの他方は、遮断トランジスタ302のソース又はドレインの一方と接続されている。また、選択トランジスタ501のソース又はドレインの他方は、リセットトランジスタ117のソース又はドレインの他方303と接続されている。
図6は、図5に示した画素10を含むm行目の画素およびその制御回路の駆動方法を示したタイミングチャートである。選択トランジスタ制御線502から選択トランジスタ501のゲートに制御信号S502が印加される。
図6のタイミングチャートを時系列に沿って説明する。
まず電荷蓄積部115の電荷を排出する第1の期間(時刻t1〜t2:プレリセット期間)では、電源線305はターミナルTE1を介して基準電位(端子B)と接続されている。列信号線304はターミナルTE2を介して第2の電源電圧VDD2(端子D)と接続されている。制御信号S502はハイレベル(第5のゲート電位)であるため、選択トランジスタ501は導通状態である。また、制御信号S307はハイレベル(第3のゲート電位)とローレベル(第4のゲート電位)の間の電位であるため、遮断トランジスタ302は抵抗として働く。この時、第2の電源電圧VDD2から遮断トランジスタ302の抵抗による電圧降下分を差し引いた電圧が電荷蓄積部115と、リセットトランジスタ117のソース又はドレインの他方303の電位S303と、選択トランジスタ501のソース又はドレインの一方に印加される。
次に、第1の期間(プレリセット期間)の後、電荷蓄積部115に対して負帰還が行われる第2の期間(時刻t2〜t4:フィードバックリセット期間)では、制御信号S502は、ハイレベルとローレベル(第6のゲート電位)の間の電圧に設定されるため、選択トランジスタ501はカスコードトランジスタとして働く。制御信号S306は、ハイレベル(第1のゲート電位)とローレベル(第2のゲート電位)の間の電位に設定されるため、リセットトランジスタ117のチャネル抵抗は増加するため、kTCノイズの帯域幅は小さくなる。制御信号S307はローレベルであるため、遮断トランジスタ302は非導通状態に設定される。また、電源線305は依然として基準電位(端子B)に接続されている。なお、このとき、遮断トランジスタ302は非導通状態であるため、列信号線304は信号出力部(端子C)と第2の電源電圧VDD2(端子D)のどちらに接続されていても良い。本実施形態では、列信号線304を第2の電源電圧VDD2に接続している。
時刻t2では、増幅トランジスタ116を介して、リセットトランジスタ117のソース又はドレインの他方303から、基準電位(端子B)への放電が起こる。そのため、リセットトランジスタ117のソース又はドレインの他方303の電位S303が下がる。
時刻t3では、電位S303がリセットトランジスタ117のゲート下のチャネル電位よりも低くなるため、リセットトランジスタ117のソース又はドレインの他方303からリセットトランジスタ117を介した電荷蓄積部115へのキャリアの注入が行われる。
このとき、増幅トランジスタ116のゲートを入力として、選択トランジスタ501をカスコードトランジスタとして、非導通状態の遮断トランジスタ302を負荷とみなしたカスコード増幅回路の負帰還により、逆位相の信号が送られるため電荷蓄積部115のkTCノイズを打ち消すことができる。
さらに、当該増幅回路の負荷である遮断トランジスタ302は非導通状態になっているため、チャネル長変調効果係数の影響を受けず、抵抗値を無限大とみなせる。当該増幅回路の利得は、遮断トランジスタ302の抵抗値に比例するため、負帰還回路であっても、利得を大きくできる。加えて、選択トランジスタ501をカスコードトランジスタとして動作させるため、増幅トランジスタ116の、みかけのソースドレインコンダクタンスを小さくできる。このため、第1の実施形態よりも、さらに利得を大きくすることができる。この結果、第1の実施形態に係る回路と比べて、電荷蓄積部115のkTCノイズをより低減できる。
また、第1の実施形態と同様の原理によって、グローバルリセットが実現できる。その結果、高速に動く被写体の静止画再生における画像ひずみの発生が抑えられる。
次に、第2の期間(フィードバックリセット期間)の後、光電変換部301で信号電荷を生成する第3の期間(時刻t4〜t5:露光期間)、光電変換部301と、列信号線304及び電源線305とは電気的に接続されていないため、電源線305は第1の電源電圧(端子A)と基準電位(端子B)のどちらに接続されていてもよいし、列信号線304は信号出力部(端子C)と第2の電源電圧VDD2(端子D)のどちらに接続されていてもよい。本実施形態では、次の読み出し準備のため、電源線305はターミナルTE1を介して第1の電源電圧VDD1(端子A)に接続され、列信号線304はターミナルTE2を介して信号出力部(端子C)に接続される。
次に、第3の期間(露光期間)の後、m行に配置された画素10の信号電荷に応じた画素信号を列信号線304に読み出す第4の期間(時刻t6〜t7:画素信号読み出し期間)では、制御信号S502がハイレベルになるため、m行目の画素10の選択トランジスタ501が導通状態になる。また、制御信号S307はハイレベルであるため、遮断トランジスタ302も依然として導通状態である。この結果、m行目の複数の画素の光電変換部301で生成された信号電荷量に応じた画素信号が、列信号線304に読み出される。このとき、電源線305はターミナルTE1を介して第1の電源電圧VDD1(端子A)に接続され、列信号線304はターミナルTE2を介して信号出力部(端子C)に接続される。
次に、第4の期間(画素信号読み出し期間)の後、m行に配置された画素10の電荷蓄積部115の電位をリセットする第5の期間(時刻t7〜t8:m行目画素リセット)では、時刻t1からt4と同様の駆動により、m行目の画素10の電荷蓄積部115の電位がリセットされる。
次に、第5の期間(m行目画素リセット)の後、m行に配置された画素10のリセット信号を列信号線304に読み出す第6の期間(時刻t8〜:m行目画素リセット信号読み出し)では、ローレベルの電位がm行に配置された画素10のリセットトランジスタ117のゲートに印加される。ハイレベルの電位がm行に配置された画素10の遮断トランジスタ302のゲートと選択トランジスタ501のゲートに印加される。電源線305は、ターミナルTE1を介して第1の電源電圧VDD1(端子A)に接続される。列信号線304は、ターミナルTE2を介して信号出力部(端子C)に接続されるため、画素10からの信号が列信号線304に読み出される。
そして、第4の期間で読み出された画素信号と、第6の期間で読み出されたリセット信号との差分が、ノイズキャンセル回路15にて得られる。
第2の実施形態に係る固体撮像装置は、電荷蓄積部115のリセットの際に負帰還カスコード増幅回路を構成するため、利得を大きくとることができる。このため、第1の実施形態に係る固体撮像装置よりも、さらに高いkTCノイズ抑圧効果を実現できる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
図7は、第3の実施形態における、画素部12のm(mは自然数)行n(nは自然数)列に属する画素10の回路およびその制御回路の一例を表した図である。
画素部12は列毎に、基準電位に接続され、又は、画素10からの画素信号を出力する列信号線702と、第3の電源電圧VDD3に接続された電源線701とを備える。増幅トランジスタ116のソース又はドレインの一方は、列信号線702に接続されている。遮断トランジスタ302のソース又はドレインの他方は、電源線701に接続されている。列信号線702の一端は、ターミナルTE3を介して、信号出力部(端子E)又は基準電位(端子F)に接続される。列毎に設けられた電源線701および列信号線702は、n列に属する複数の画素10に対し、共通に接続されている。
第3の実施形態に係る回路では、第2の実施形態に係る回路と比較してスイッチの数を少なくできるため、固体撮像素子の微細化に有利である。
図8は、図7に示した画素10を含むm行目の画素およびその制御回路の駆動方法を示したタイミングチャートである。
図8のタイミングチャートを時系列に沿って説明する。
まず、電荷蓄積部の電荷を排出する第1の期間(時刻t1〜t2:プレリセット期間)では、列信号線702はターミナルTE3を介して基準電位(端子F)と接続されている。制御信号S502はハイレベル(第5のゲート電位)であるため、選択トランジスタ501は導通状態である。S306はハイレベル(第1のゲート電位)であるため、リセットトランジスタ117は導通状態である。制御信号S307は、ハイレベル(第3のゲート電位)とローレベル(第4のゲート電位)の間の電位であるため、遮断トランジスタ302は抵抗として働く。この時、第3の電源電圧VDD3から遮断トランジスタ302の抵抗による電圧降下分を差し引いた電圧が電荷蓄積部115と、リセットトランジスタ117のソース又はドレインの他方303の電位S303と、選択トランジスタ501のソース又はドレインの一方に印加される。
次に、第1の期間(プレリセット期間)の後、電荷蓄積部115に対して負帰還が行われる第2の期間(時刻t2〜t4:フィードバックリセット期間)では、制御信号S502は、ハイレベルとローレベル(第6のゲート電位)の間の電圧に設定されるため、選択トランジスタ501はカスコードトランジスタとして働く。制御信号S306は、ハイレベルとローレベル(第2のゲート電位)の間の電位に設定されるため、リセットトランジスタ117のチャネル抵抗は増加する。その結果、電荷蓄積部115で発生するkTCノイズの帯域幅が低くなる。制御信号S307はローレベルであるため、遮断トランジスタ302は非導通状態に設定される。また、列信号線702は依然として基準電位に接続されている。
時刻t2では、全ての画素10で電荷蓄積部115のノイズ抑圧動作が行われる。増幅トランジスタ116を介して、リセットトランジスタ117のソース又はドレインの他方303から、基準電位(端子F)への放電が起こる。そのため、リセットトランジスタ117のソース又はドレインの他方303の電位S303が下がる。
時刻t3では、電位S303がリセットトランジスタ117のゲート下のチャネル電位よりも低くなると、リセットトランジスタ117のソース又はドレインの他方303からリセットトランジスタ117を介した電荷蓄積部115へのキャリアの注入が行われる。
このとき、増幅トランジスタ116のゲートを入力として、選択トランジスタ501をカスコードトランジスタとして、非導通状態の遮断トランジスタ302を負荷とみなしたカスコード増幅回路の負帰還により、逆位相の信号が送られるため電荷蓄積部115のkTCノイズを打ち消すことができる。
さらに当該増幅回路の負荷である遮断トランジスタ302は非導通状態になっているため、チャネル長変調効果係数の影響を受けず、抵抗値を無限大とみなせる。当該増幅回路の利得は、遮断トランジスタ302の抵抗値に比例するため、負帰還回路であっても、利得を大きくできる。加えて、選択トランジスタ501をカスコードトランジスタとして動作させるため、増幅トランジスタ116の、みかけのソースドレインコンダクタンスを小さくできる。このため、第1の実施形態よりも、さらに利得を大きくすることができる。この結果、第1の実施形態に係る回路と比べて、電荷蓄積部115のkTCノイズをより低減できる。
また、第1の実施形態と同様の原理によって、グローバルリセットが実現できる。その結果、高速に動く被写体の静止画再生における画像ひずみの発生が抑えられる。
次に、第2の期間(フィードバックリセット期間)の後、光電変換部301で信号電荷を生成する第3の期間(時刻t4〜t5:露光期間)では、制御信号S306と制御信号S502がローレベルになるため、リセットトランジスタ117と選択トランジスタ501は非導通状態となる。このとき、列信号線702は、信号読み出し動作に備えて、ターミナルTE3を介して信号出力部(端子E)に接続される。
次に、第3の期間(露光期間)の後、m行に配置された画素10の信号電荷に応じた画素信号を列信号線702に読み出す第4の期間(時刻t6〜t7:画素信号読み出し期間)では、制御信号S502がハイレベルになるため、m行目の画素10の選択トランジスタ501が導通状態になる。この結果、m行目の複数の画素の光電変換部301で生成された信号電荷量に応じた画素信号が、列信号線702に読み出される。
次に、第4の期間(画素信号読み出し期間)の後、m行に配置された画素10の電荷蓄積部115の電位をリセットする第5の期間(時刻t7〜t8:m行目画素リセット)では、時刻t1からt4と同様の駆動により、m行目の画素10の電荷蓄積部115の電位がリセットされる。
次に、第5の期間(m行目画素リセット)の後、m行に配置された画素10のリセット信号を列信号線702に読み出す第6の期間(時刻t8〜:m行目画素リセット信号読み出し)において、ローレベルの電位がm行に配置された画素10のリセットトランジスタ117のゲートに印加される。ハイレベルの電位がm行に配置された画素10の遮断トランジスタ302のゲートと選択トランジスタ501のゲートに印加されるため、遮断トランジスタ302と選択トランジスタ501は導通状態となる。列信号線702は、ターミナルTE3を介して信号出力部(端子E)に接続されるため、画素10からの信号が列信号線702に読み出される。
そして、第4の期間で読み出された画素信号と、第6の期間で読み出されたリセット信号との差分が、ノイズキャンセル回路15にて得られる。
第3の実施形態に係る固体撮像装置は、電荷蓄積部115のリセットの際に負帰還カスコード増幅回路を構成するため、利得を大きくとることができる。このため、第1の実施形態に係る固体撮像装置よりも、さらに高いkTCノイズ抑圧効果を実現できる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。
図9は、第4の実施形態における、画素部12のm(mは自然数)行n(nは自然数)列に属する画素10の回路およびその制御回路の一例を表した図である。
電源線901は、スイッチSW1を介して、第1の電源電圧VDD1(端子A)と基準電位(端子B)のいずれかに接続される。具体的には、電源線901の一端はスイッチSW1を介してターミナルTE1と接続されている。そして、ターミナルTE1を介して、第1の電源電圧VDD1(端子A)又は基準電位(端子B)に接続される。増幅トランジスタ116のソース又はドレインの一方は、電源線901と接続されている。
列信号線902は、さらに、基準電位にも接続できる。具体的には、列信号線902の一端は、ターミナルTE4を介して、信号出力部(端子C)、第2の電源電圧VDD2(端子D)、基準電位(端子G)のいずれかに接続される。遮断トランジスタ302のソース又はドレインの他方は、列信号線902と接続されている。
図10は、図9に示した画素10を含むm行目の画素およびその制御回路の駆動方法を示したタイミングチャートである。
図10のタイミングチャートを時系列に沿って説明する。
まず、電荷蓄積部の電荷を排出する第1の期間(時刻t1〜t5:プレリセット期間)では、m行に配置された画素10の電荷蓄積部115の電荷を排出するためのプレリセットが行われる。
時刻t1では、SW1がON状態であり、電源線901はターミナルTE1を介して基準電位(端子B)と接続される。列信号線902はターミナルTE4を介して第2の電源電圧VDD2(端子D)と接続される。制御信号S502はハイレベル(第5のゲート電位)であるため、選択トランジスタ501は導通状態である。S306はハイレベル(第1のゲート電位)であるため、リセットトランジスタ117は導通状態である。制御信号S307は、ハイレベル(第3のゲート電位)とローレベル(第4のゲート電位)の間の電位であるため、遮断トランジスタ302は抵抗として働く。この時、第2の電源電圧VDD2から遮断トランジスタ302の抵抗による電圧降下分を差し引いた電圧V1が電荷蓄積部115と、リセットトランジスタ117のソース又はドレインの他方303の電位S303と、選択トランジスタ501のソース又はドレインの一方に印加される。このため、閾値電圧が正である増幅トランジスタ116は飽和領域で動作する。
時刻t2では、スイッチSW1はOFFになる。つまり、電源線901は電気的に浮遊状態となるため、電源線901の寄生容量CSSの電圧は、電圧Vから増幅トランジスタ116の閾値電圧Vth,ampを引いた電圧、すなわちV−Vth,ampまで電圧が上昇する。
その結果、増幅トランジスタ116は非導通状態となる。
時刻t3では、制御信号S502はローレベル(第6のゲート電位)になるため、選択トランジスタ501は非導通状態になる。制御信号S306はローレベル(第2のゲート電位)になるため、リセットトランジスタ117は非導通状態になる。列信号線902はターミナルTE4を介して基準電位(端子G)に接続される。この時、制御信号S307は、ハイレベルとローレベルの間の電位であるため、遮断トランジスタ302は抵抗として働く。遮断トランジスタ302を介して、リセットトランジスタ117のソース又はドレインの他方303から基準電位へ放電が起こるため、リセットトランジスタ117のソース又はドレインの他方303の電位S303は降下する。
時刻t4では、制御信号S306はハイレベルとローレベルの間の電位Vになるため、リセットトランジスタ117が飽和領域で動作する。制御信号S307はローレベルになるため、遮断トランジスタ302は非導通状態となる。選択トランジスタ501は依然として非導通状態である。このとき、リセットトランジスタ117のソース又はドレインの他方303は電気的に浮遊状態となるため、その寄生容量Cの電圧は、Vからリセットトランジスタ117の閾値電圧Vth,rstを引いた電圧、すなわちV−Vth,rstまで上昇する。なお、このとき、遮断トランジスタ302は非導通状態であるため、列信号線902は信号出力部(端子C)、第2の電源電圧VDD2(端子D)、基準電位(端子G)のいずれに接続されていてもよい。本実施形態では、列信号線902を基準電位に接続している。
次に、第1の期間(プレリセット期間)の後、電荷蓄積部115に対して負帰還が行われる第2の期間(時刻t5〜t7:フィードバックリセット期間)では、遮断トランジスタ302は、依然として非導通状態である。制御信号S502はハイレベルとローレベルの間の電位に設定されるため、選択トランジスタ501はカスコードトランジスタとして働く。制御信号S306は、ハイレベルとローレベルの間のVg,rstに設定されるため、リセットトランジスタ117のチャネル抵抗は増加する。そのため、電荷蓄積部115で発生するkTCノイズの帯域幅が低くなる。そして、選択トランジスタ501はカスコードトランジスタとして働くため、増幅トランジスタ116の、みかけのソースドレインコンダクタンスを小さくできる。このため、第1の実施形態よりも、さらに利得を大きくすることができる。
時刻t6では、電荷蓄積部115のkTCノイズ抑圧動作が行われる。このとき、増幅トランジスタ116のゲートを入力として、選択トランジスタ501をカスコードトランジスタとして、非導通状態の遮断トランジスタ302を負荷とみなしたカスコード増幅回路の負帰還により、逆位相の信号が送られるため電荷蓄積部115のkTCノイズを打ち消すことができる。このとき、kTCノイズの帯域幅を当該増幅回路の動作帯域内に落とすことにより、当該増幅回路の利得の低下を防げる。さらに当該増幅回路の負荷である遮断トランジスタ302は非導通状態になっているため、チャネル長変調効果係数の影響を受けず、抵抗値を無限大とみなせる。そのため、負帰還回路であっても、利得を大きくできる。
この時点では、電源線901の電位が電位S303より大きく、且つ、電位S303が電荷蓄積部115の電位よりも大きい。そのため、選択トランジスタ501と増幅トランジスタ116を介して、リセットトランジスタ117のソース又はドレインの他方303の寄生容量Cから電源線901へ放電される。その結果、リセットトランジスタ117のソース又はドレインの他方303の電位S303が下がる。なお、電源線901の寄生容量CSSは寄生容量Cよりも十分大きいため、寄生容量Cから放電されてくる電荷に対して電圧変化はごくわずかになるため、見かけ上電源として働く。
この時、増幅トランジスタ116を流れる電流Iampは、電荷蓄積部115の電圧Vg,amp、電源線901の寄生容量CSSの電圧Vs,amp、増幅トランジスタ116の閾値電圧Vth,ampで決まるため、式1で表される。
amp=Iexp{β(Vg,amp−Vs,amp−Vth,amp)} (式1)
s,ampは時刻t3において設定された電圧V−Vth,ampが保持されているため、増幅トランジスタ116を流れる電流Iampは、式2で表される。
amp=Iexp{β(Vg,amp−V)} (式2)
つまり、電流Iampは、増幅トランジスタ116の閾値電圧Vth,ampに依存しなくなる。従って、画素間で閾値電圧のバラツキが存在しても、一定の電流を流すことができる。その結果、画素間の増幅トランジスタ116の閾値電圧のバラツキに影響を受けずに、全ての画素10の電荷蓄積部115のkTCノイズ抑圧動作が同様に行える。
ampが流れるとリセットトランジスタ117のソース又はドレインの他方303の電位S303は放電により降下する。リセットトランジスタ117を流れる電流Irstは、制御信号S306(Vg,rst)、リセットトランジスタ117のソース又はドレインの他方303の電位S303(Vs,rst)、リセットトランジスタ117の閾値電圧Vth,rstによって決まるため、式3で表される。
rst=Iexp{β(Vg,rst−Vs,rst−Vth,rst)} (式3)
s,rstは、時刻t5においてV−Vth,rstに設定されている。そして、寄生容量Cの放電により、Vs,rstは徐々に降下する。時間をtとすると、Vs,rstは式4で表される。
s,rst=−Iamp×t/C+(V−Vth,rst) (式4)
従ってリセットトランジスタ117を流れる電流Irstは、式5で表される。
rst=Iexp{β(Vg,rst+Iamp×t/C−V2+Vth,rst−Vth,rst)} (式5)
式5を整理すると式6が得られる。
rst=Iexp{β(Vg,rst+Iamp×t/C−V)} (式6)
つまり、電流Irstは、リセットトランジスタ117の閾値電圧Vth,rstに依存しなくなる。従って、画素間でリセットトランジスタ117の閾値電圧のバラツキが存在しても、一定の電流を流すことができる。その結果、画素間のリセットトランジスタ117の閾値電圧のバラツキに影響を受けずに、全ての画素10の電荷蓄積部115のkTCノイズ抑圧動作が同様に行える。
次に、第2の期間(フィードバックリセット期間)の後、リセット信号を列信号線901に読み出す第3の期間(時刻t7〜t8:リセット信号読み出し期間)では、制御信号S502と制御信号S307がともにハイレベルであるため、選択トランジスタ501と遮断トランジスタ302はともに導通状態となる。ローレベルの電位がリセットトランジスタ117のゲートに印加されるため、リセットトランジスタ117は非導通状態となる。スイッチSW1がON状態になり、電源線901はターミナルTE1を介して第1の電源電圧VDD1(端子A)に接続される。列信号線902は、ターミナルTE4を介して、信号出力部(端子C)に接続されるため、リセット信号が列信号線902に読み出される。
次に、第3の期間(リセット信号読み出し期間)の後、光電変換部301で信号電荷を生成する第4の期間(時刻t8〜t9:露光期間)では、制御信号S502がローレベルであるため、選択トランジスタ501が非導通状態となる。そして、m行に配置された画素10の露光期間に入る。このとき、光電変換部301と、列信号線902及び電源線901とは電気的に接続されていないため、電源線901は第1の電源電圧VDD1(端子A)と基準電位(端子B)のどちらに接続されていてもよいし、列信号線902は信号出力部(端子C)、第2の電源電圧(端子D)、基準電位(端子G)のいずれの端子に接続されていてもよい。本実施形態では、次の読み出し準備のため、電源線901はターミナルTE1を介して第1の電源電圧VDD1(端子A)に接続され、列信号線902はターミナルTE4を介して信号出力部(端子C)に接続されたままである。
次に、第4の期間(露光期間)の後、信号電荷に応じた画素信号を読み出す第5の期間(時刻t9以降:信号読み出し期間)では、制御信号S502がハイレベルになるため、選択トランジスタ501が導通状態になる。そのため、m行目の複数の画素の光電変換部301で生成された信号電荷量に応じた画素信号が列信号線902に読み出される。そして、当該画素信号と、時刻t7からt8の期間に読み出されたリセット信号との差分をとることにより、kTCノイズを低減できる。
そして、第3の期間で読み出されたリセット信号と、第5の期間で読み出された画素信号との差分が、ノイズキャンセル回路15にて得られる。
第4の実施形態に係る固体撮像装置において、電荷蓄積部115のリセットの際に負帰還カスコード回路を構成するため、利得を大きくとることができる。そのため、高いkTCノイズ抑圧効果を実現できる。また、画素間で増幅トランジスタ116の閾値電圧Vth,ampとリセットトランジスタ117の閾値電圧Vth,rstのバラツキの影響を受けないため、全ての画素で同様のノイズ抑圧効果を実現出来る。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について説明する。
図11は、第5の実施形態における、画素部12の2m−1(mは自然数)行n(nは自然数)列に属する画素10aの回路、2m行n列に属する画素10bおよびその制御回路の一例を表した図である。画素10aおよび10bはそれぞれ、第2の実施形態に係る画素10と同じ回路構成を有している。
第5の実施形態では、同じ列内の隣接する画素10a及び10bが、遮断トランジスタ1101を共有している点が、第2の実施形態と異なる。なお、遮断トランジスタ1101は、同じ行に隣接し、且つ、同じ列に隣接する4画素、又はさらに多くの画素に対して並列に接続されていてもよい。
図12は、図11に示した画素10aを含む2m−1行目の画素、画素10bを含む2m行目の画素およびその制御回路の駆動方法を示したタイミングチャートである。遮断トランジスタ制御線1102から遮断トランジスタ1101のゲートに制御信号S1102が印加される。
図12のタイミングチャートを時系列に沿って説明する。
時刻t1では、奇数行(2m−1行)の全ての画素10aの電荷蓄積部115aの電荷を排出するためのプレリセットが開始される。電源線305はターミナルTE1を介して基準電位(端子B)と接続されている。列信号線304はターミナルTE2を介して第2の電源電圧VDD2(端子D)と接続されている。奇数行の制御信号S502aはハイレベル(第5のゲート電位)であるため、奇数行の画素10aの選択トランジスタ501aは導通状態である。制御信号S306aはハイレベル(第1のゲート電位)であるため、リセットトランジスタ117aは導通状態である。制御信号S1102はハイレベル(第3のゲート電位)とローレベル(第4のゲート電位)の間の電位であるため、遮断トランジスタ1101は抵抗として働く。この時、第2の電源電圧VDD2から遮断トランジスタ1101の抵抗による電圧降下分を差し引いた電圧が電荷蓄積部115aと、リセットトランジスタ117aのソース又はドレインの他方303の電位S303と、選択トランジスタ501aのソース又はドレインの一方に印加される。
一方、制御信号S502bはローレベル(第6のゲート電位)であるため、偶数行(2m行)の画素10bの選択トランジスタ501bは非導通状態である。制御信号S306bはローレベル(第2のゲート電位)であるため、リセットトランジスタ117bは非導通状態である。
時刻t2では、奇数行の全ての画素10aでフィードバックリセットが一斉に開始される。奇数行の制御信号S502aはハイレベルとローレベルの間の電圧に設定されるため、奇数行の選択トランジスタ501aはカスコードトランジスタとして働く。制御信号S306aはハイレベルとローレベルの間の電圧に設定されるため、リセットトランジスタ117aのチャネル抵抗は増加する。その結果、電荷蓄積部115aで発生するkTCノイズの帯域幅が低くなる。制御信号S1102はローレベルであるため、遮断トランジスタ1101は非導通状態に設定される。そして、第2の実施形態と同様の原理によって、画素10aで電荷蓄積部115aのノイズ抑圧動作が行われる。そして、リセット時の消費電力も少ないため、グローバルリセットが実現できる。
時刻t3では、偶数行(2m行)の全ての画素10bの電荷蓄積部115bの電荷を排出するためのプレリセットが開始される。偶数行の制御信号S502bはハイレベルであるため、偶数行の画素10bの選択トランジスタ501bは導通状態である。制御信号S306bはハイレベルであるため、リセットトランジスタ117bは導通状態である。制御信号S1102はハイレベルとローレベルの間の電位であるため、遮断トランジスタ1101は抵抗として働く。この時、第2の電源電圧VDD2から遮断トランジスタ1101の抵抗による電圧降下分を差し引いた電圧が電荷蓄積部115bと、リセットトランジスタ117bのソース又はドレインの他方303の電位S303と、選択トランジスタ501bのソース又はドレインの一方に印加される。
一方、制御信号S502aはローレベルであるため、奇数行(2m−1行)の画素10aの選択トランジスタ501aは非導通状態である。制御信号S306aはローレベルであるため、リセットトランジスタ117aは非導通状態である。
時刻t4では、偶数行の全ての画素10bでフィードバックリセットが一斉に開始される。偶数行の制御信号S502bはハイレベルとローレベルの間の電圧に設定されるため、偶数行の選択トランジスタ501bはカスコードトランジスタとして働く。制御信号S306bはハイレベルとローレベルの間の電圧に設定されるため、リセットトランジスタ117bのチャネル抵抗は増加する。その結果、電荷蓄積部115bで発生するkTCノイズの帯域幅が低くなる。制御信号S1102はローレベルであるため、遮断トランジスタ1101は非導通状態になる。そして、第2の実施形態と同様の原理によって、偶数行の全ての画素10bで電荷蓄積部115bのノイズ抑圧動作が行われる。そして、リセット時の消費電力も少ないため、グローバルリセットが実現できる。
時刻t5では、全ての画素10のリセット、つまり画素10の電荷蓄積部115の電位のリセットが終わった後、露光が一斉に始まる。
時刻t6では、光電変換部301で生成された信号電荷量に応じた画素信号が、行毎に列信号線304に出力される。
時刻t7になると、制御信号S502aがハイレベルになるため、選択トランジスタ501aが導通状態になる。奇数行である2m−1行目の複数の画素10aの光電変換部301aで生成された信号電荷量に応じた画素信号が列信号線304に読み出される。
時刻t8からt9の期間では、時刻t1からt3の期間と同様の駆動により、2m−1行目の画素10aの電荷蓄積部115aの電位がリセットされる。
時刻t9からt10の期間では、列信号線304がターミナルTE2を介して信号出力部(端子C)に接続されるため、2m−1行目の画素10aのリセット信号が読み出される。そして、当該リセット信号と、時刻t7からt8の期間に読み出された画素信号との差分をとることにより、kTCノイズを低減できる。
第5の実施形態に係る固体撮像装置において、電荷蓄積部115のリセットの際に負帰還カスコード回路を構成するため、利得を大きくとることができる。その結果、高いkTCノイズ抑圧効果を実現できる。また、遮断トランジスタ1101を複数の画素で共有することにより、回路面積を小さくできるため、固体撮像素子の微細化に有利である。
(第6の実施形態)
次に、第6の実施形態について説明する。
図13は、本実施形態における、画素部12のm(mは自然数)行n(nは自然数)列に属する画素10の回路およびその制御回路の一例を表した図である。
画素部12は列毎に、第1の電源電圧VDD1(端子A)又は基準電位(端子B)のいずれかに接続される電源線305と、第2の電源電圧VDD2(端子D)に接続され、又は、画素からの信号を出力できる列信号線304とを備える。
リセットトランジスタ1301のソース又はドレインの一方は、電荷蓄積部115と接続されている。リセットトランジスタ1301のソース又はドレインの他方は、リセットトランジスタ制御線1302に接続されている。リセットトランジスタ1301のゲート1303は、遮断トランジスタ302のソース又はドレインの一方に接続されている。遮断トランジスタ302のソース又はドレインの他方は列信号線304に接続されている。増幅トランジスタ116のソース又はドレインの一方は電源線305に接続されている。増幅トランジスタ116のソース又はドレインの他方は選択トランジスタ501のソース又はドレインの一方と接続されている。選択トランジスタ501のソース又はドレインの他方はリセットトランジスタ1301のゲート1303に接続されている。
図14は、図13に示した画素10を含むm行目の画素およびその制御回路の駆動方法を示したタイミングチャートである。リセットトランジスタ制御線1302を介して、リセットトランジスタ1301のソース又はドレインの他方に制御信号S1302が印加される。
電荷蓄積部115の電荷を排出する第1の期間(時刻t1〜t3:プレリセット期間)について説明する。
時刻t1では、電源線305はターミナルTE1を介して基準電位(端子B)に接続されている。列信号線304はターミナルTE2を介して第2の電源電圧VDD2(端子D)に接続されている。制御信号S502はハイレベル(第5のゲート電位)であるため、選択トランジスタ501は導通状態である。制御信号S307はハイレベル(第3のゲート電位)とローレベル(第4のゲート電位)の間の電位であるため、遮断トランジスタ302は抵抗として働く。その結果、第2の電源電圧VDD2から遮断トランジスタ302の抵抗による電圧降下分を差し引いた電圧がリセットトランジスタ1301のゲート電位S1303に印加されるため、リセットトランジスタ1301は導通状態になる。リセットトランジスタ1301を介して、電荷蓄積部115からリセットトランジスタ制御線1302への放電を起こす第2の電位が制御信号S1302に印加される。その結果、電荷蓄積部115の電圧は第2の電位になる。
時刻t2では、制御信号S1302を第2の電位より高い第1の電位と第2の電位の間の第3の電位に設定する。リセットトランジスタ1301は導通状態であるため、電荷蓄積部115は制御信号S1302と第3の電位となる。これにより、全ての画素10の電荷蓄積部115の電位が同じ値に設定される。
次に、第1の期間(プレリセット期間)の後、電荷蓄積部115に対して負帰還が行われる第2の期間(時刻t3〜t5:フィードバックリセット期間)では、全ての画素10でフィードバックリセットが一斉に開始される。制御信号S502はハイレベルとローレベル(第6のゲート電位)の間の電圧に設定されるため、選択トランジスタ501はカスコードトランジスタとして働く。制御信号S307はローレベルに設定されるため、遮断トランジスタ302は非導通状態になる。制御信号S1302は第1の電位と第3の電位の間の電位が印加されるため、リセットトランジスタ1301のチャネル抵抗は増加する。なお、このとき、遮断トランジスタ302は非導通状態であるため、列信号線304は信号出力部(端子C)と第2の電源電圧VDD2(端子D)のどちらに接続されていてもよい。本実施形態では、列信号線304を第2の電源電圧VDD2(端子D)に接続している。
リセットトランジスタ1301のゲート電位S1303によって、リセットトランジスタ1301を介してリセットトランジスタ制御線1302から電荷蓄積部115へ流れる電流の大きさが決まる。そして、増幅トランジスタ116のゲートを入力、選択トランジスタ501をカスコードトランジスタ、非導通状態の遮断トランジスタ302を負荷とみなしたカスコード増幅回路の出力電圧が、リセットトランジスタ1301のゲート電位S1303となる。従ってこの回路において、電荷蓄積部115への負帰還が起こっている。このとき、kTCノイズの帯域幅を当該増幅回路の動作帯域内に落とすことにより、当該増幅回路の利得の低下を防げる。さらに、遮断トランジスタ302は非導通状態になっているため、チャネル長変調効果係数の影響を受けず、抵抗値を無限大とみなせる。そのため、負帰還回路であっても、利得を大きくできる。加えて、選択トランジスタ501をカスコードトランジスタとして動作させるため、増幅トランジスタ116の、みかけのソースドレインコンダクタンスを小さくできる。このため、第1の実施形態よりも、さらに利得を大きくすることができる。この結果、電荷蓄積部115のkTCノイズをより低減できる。
また、第1の実施形態と同様の原理によって、グローバルリセットが実現できる。その結果、高速に動く被写体の静止画再生における画像ひずみの発生が抑えられる。
次に、第2の期間(フィードバックリセット期間)の後、光電変換部301で信号電荷を生成する第3の期間(t5〜t6:露光期間)では、光電変換部301で生成された信号電荷量に応じた画素信号が、列信号線304に出力される。制御信号S502がローレベルになるため、選択トランジスタ501が非導通状態となる。制御信号S307がハイレベルになるため、遮断トランジスタ302が導通状態となる。電源線305はターミナルTE1を介して第1の電源電圧VDD1(端子A)と接続される。列信号線304はターミナルTE2を介して信号出力部(端子C)と接続される。
次に、第3の期間(露光期間)の後、m行に配置された画素10の信号電荷に応じた画素信号を列信号線304に読み出す第4の期間(t7〜t8:画素信号読み出し期間)では、制御信号S307と制御信号S502がともにハイレベルであるため、m行目の画素10の遮断トランジスタ302と選択トランジスタ501がともに導通状態になる。この結果、m行目の複数の画素の光電変換部301で生成された信号電荷量に応じた画素信号が、列信号線304に読み出される。
次に、第4の期間(画素信号読み出し期間)の後、m行に配置された画素10の電荷蓄積部115の電位をリセットする第5の期間(時刻t8〜t9:m行目画素リセット)では、時刻t1からt5と同様の駆動により、m行目の画素10の電荷蓄積部115の電位がリセットされる。
次に、第5の期間(m行目画素リセット)の後、m行に配置された画素10のリセット信号を列信号線304に読み出す第6の期間(時刻t9〜:m行目画素リセット信号読み出し)では、ハイレベルの電位がm行に配置された画素10のリセットトランジスタ1301のソース又はドレインの他方に印加される。制御信号S307がハイレベルになるため、m行に配置された画素10の遮断トランジスタ302が導通状態となる。また、制御信号S502がハイレベルになるため、m行に配置された画素10の選択トランジスタ501が導通状態となる。列信号線304がターミナルTE2を介して信号出力部(端子C)に接続されるため、m行目の画素10のリセット信号が読み出される。電源線305はターミナルTE1を介して第1の電源電圧VDD1(端子A)と接続される。そして、当該リセット信号と、時刻t7からt8の期間に読み出された画素信号との差分をとることにより、kTCノイズを低減できる。
そして、第4の期間で読み出された画素信号と、第6の期間で読み出されたリセット信号との差分が、ノイズキャンセル回路15にて得られる。
第6の実施形態に係る固体撮像装置において、電荷蓄積部115のリセットの際に負帰還カスコード回路を構成するため、利得を大きくとることができる。そのため、特許文献2に係る回路と比較して高いkTCノイズ抑圧効果を実現できる。
本発明に係る固体撮像装置は、デジタルスチルカメラ、医療用カメラ、監視用カメラ、デジタル一眼レフカメラ、デジタルミラーレス一眼カメラ等への利用が可能である。
1 固体撮像装置
10 画素
12 画素部
13a,13b 行信号駆動回路
14 列アンプ回路
15 ノイズキャンセル回路
16 水平駆動回路
17 出力段アンプ
101 マイクロレンズ
102 青色カラーフィルタ
103 緑色カラーフィルタ
104 赤色カラーフィルタ
105 保護膜
106 平坦化膜
107 上部電極
108 光電変換膜
109 電荷ブロッキング層
110 電極間絶縁膜
111 下部電極
112 配線間絶縁膜
113 給電層
114 配線層
115 電荷蓄積部
116 増幅トランジスタ
117 リセットトランジスタ
118 半導体基板
119 ウェル
120 STI領域
121 層間絶縁層
301 光電変換部
302 遮断トランジスタ
303 リセットトランジスタのソース又はドレインの他方
304 列信号線
305 電源線
306 リセットトランジスタ制御線
307 遮断トランジスタ制御線
501 選択トランジスタ
502 選択トランジスタ制御線
701 電源線
702 列信号線
901 電源線
902 列信号線
1101 遮断トランジスタ
1102 遮断トランジスタ制御線
1301 リセットトランジスタ
1302 リセットトランジスタ制御線
1303 リセットトランジスタゲート
SW1 スイッチ
TE1〜TE4 ターミナル
S306 リセットトランジスタ制御信号
S307 遮断トランジスタ制御信号
S502 選択トランジスタ制御信号
S1102 遮断トランジスタ制御信号
S1302 リセットトランジスタ制御信号

Claims (7)

  1. 複数の画素を備える固体撮像装置であって、
    前記画素は、
    入射光に応じた信号電荷を生成する光電変換部と、
    前記光電変換部と接続され、前記信号電荷を蓄積する電荷蓄積部と、
    ソースおよびドレインの一方が前記電荷蓄積部と接続されたリセットトランジスタと、
    前記電荷蓄積部にゲートが接続された増幅トランジスタと、
    を備え、
    前記電荷蓄積部に蓄積された前記信号電荷に応じた電圧が読み出される第1期間において、
    前記増幅トランジスタのソースおよびドレインの一方が第1電源電圧に電気的に接続され、
    前記増幅トランジスタのソースおよびドレインの他方が前記画素からの信号が出力される信号出力部に電気的に接続され、
    前記リセットトランジスタを非導通状態にする第1電圧がリセットトランジスタのゲートに印加され、
    前記電荷蓄積部の電圧がリセットされる第2期間において、
    前記増幅トランジスタのソースおよびドレインの前記一方が参照電圧に電気的に接続され、
    前記増幅トランジスタのソースおよびドレインの前記他方が負荷を介して第2電源電圧に電気的に接続され、
    第2電圧と第3電圧との間の第4電圧が前記リセットトランジスタのゲートに印加され、
    前記第2電圧は、前記リセットトランジスタを非導通状態にする電圧であり、
    前記第3電圧は、前記リセットトランジスタを導通状態にする電圧である、
    固体撮像措置。
  2. 前記増幅トランジスタのソースおよびドレインの前記他方と、前記信号出力部および前記第2電源電圧の一方と、を選択的に電気的に接続する第1スイッチを備え、
    前記負荷は前記増幅トランジスタと前記第1スイッチとの間に接続されている、
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記増幅トランジスタのソースおよびドレインの前記一方と、前記第1電源電圧および前記参照電圧の一方と、を選択的に電気的に接続する第2スイッチを備える、
    請求項1または請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記画素は、ソースおよびドレインの一方が前記増幅トランジスタのソースおよびドレインの前記他方に接続されている遮断トランジスタを備え、
    前記遮断トランジスタは、前記負荷として機能する、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の固体撮像装置。
  5. 前記画素は、前記増幅トランジスタと前記遮断トランジスタとの間に接続された選択トランジスタを備え、
    前記選択トランジスタのソースおよびドレインの一方は、前記増幅トランジスタのソースおよびドレインの前記他方に電気的に接続され、
    前記選択トランジスタのソースおよびドレインの他方は、前記遮断トランジスタのソースおよびドレインの一方に電気的に接続される、
    請求項4に記載の固体撮像装置。
  6. 前記リセットトランジスタのソースおよびドレインの他方は、前記遮断トランジスタのソースおよびドレインの前記一方と、前記増幅トランジスタのソースおよびドレインの前記他方と、に電気的に接続されている、
    請求項4または請求項5に記載の固体撮像装置。
  7. 前記参照電圧の電圧値はゼロである、
    請求項1から請求項6に記載の固体撮像装置。
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