JP2017163089A - シート剥離装置および剥離方法 - Google Patents

シート剥離装置および剥離方法 Download PDF

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【課題】装置の大型化を抑制することができるシート剥離装置および剥離方法を提供すること。【解決手段】シート剥離装置10は、一体物WKを支持する一体物支持手段20と、被着体WFに貼付された接着シートASを保持するシート保持手段30と、被着体WKとシート保持手段30とを相対移動させて当該被着体WKから接着シートASを剥離する剥離手段40とを備え、一体物支持手段20は、シート保持手段30を備えた第1支持手段21と、被着体WFを支持する第2支持手段22とを含み、剥離手段40は、第1支持手段21と第2支持手段22とを相対移動させて被着体WFから接着シートASを剥離する。【選択図】図1

Description

本発明は、シート剥離装置および剥離方法に関する。
従来、被着体に貼付された接着シートを剥離するシート剥離装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−73872号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来のシート剥離装置では、保持手段(一体物支持手段)と剥離手段(シート保持手段)とがそれぞれ独立して設けられているため、装置が大型化するという不都合がある。
本発明の目的は、装置の大型化を抑制することができるシート剥離装置および剥離方法を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のシート剥離装置は、被着体の一方の面に接着シートが貼付された一体物から当該接着シートを剥離するシート剥離装置において、前記一体物を支持する一体物支持手段と、前記被着体に貼付された接着シートを保持するシート保持手段と、前記被着体とシート保持手段とを相対移動させて当該被着体から前記接着シートを剥離する剥離手段とを備え、前記一体物支持手段は、前記シート保持手段を備えた第1支持手段と、前記被着体を支持する第2支持手段とを含み、前記剥離手段は、前記第1支持手段と第2支持手段とを相対移動させて前記被着体から前記接着シートを剥離することを特徴とする。
この際、本発明のシート剥離装置では、前記一体物支持手段は、第1支持手段と第2支持手段とで前記一体物を支持することが好ましい。
また、本発明のシート剥離装置では、前記接着シートの剥離角度を調整する剥離角度調整手段を備えていることが好ましい。
一方、本発明のシート剥離方法は、被着体の一方の面に接着シートが貼付された一体物から当該接着シートを剥離するシート剥離方法において、第1支持手段および第2支持手段を備えた一体物支持手段で前記一体物を支持する一体物支持工程と、前記被着体に貼付された接着シートをシート保持手段で保持するシート保持工程と、前記被着体とシート保持手段とを相対移動させて当該被着体から前記接着シートを剥離する剥離工程とを含み、前記一体物支持工程では、前記第2支持手段で前記被着体を支持し、前記剥離工程では、前記シート保持手段を備えた第1支持手段と前記第2支持手段とを相対移動させて前記被着体から前記接着シートを剥離することを特徴とする。
以上のような本発明によれば、一体物支持手段がシート保持手段を備えた構成としたので、一体物支持手段とシート保持手段とが独立することがなく、装置の大型化を抑制することができる。
この際、一体物支持手段が第1支持手段と第2支持手段とで一体物を支持する構成とすれば、例えば、当該一体物を確実に支持して搬送したり、当該一体物に所定の処理を施したりすることができる。
また、剥離角度調整手段を備えれば、接着シートの特性、特質、性質、材質、組成および構成等に応じて最適な剥離角度で当該接着シートを被着体から剥離することができる。
本発明の一実施形態に係るシート剥離装置の概略斜視図。 (A)〜(D)は、シート剥離装置の動作説明図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図2中手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸と平行な図2中手前方向で「後」がその逆方向とする。
図1、2において、シート剥離装置10は、被着体としての半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という場合がある)WFの一方の面に接着シートASが貼付された一体物WKから当該接着シートASを剥離する装置であって、一体物WKを支持する一体物支持手段20と、ウエハWFに貼付された接着シートASを保持するシート保持手段30と、ウエハWFとシート保持手段30とを相対移動させて当該ウエハWFから接着シートASを剥離する剥離手段40と、接着シートASの剥離角度θを調整する剥離角度調整手段50とを備えている。
一体物支持手段20は、シート保持手段30を備えた第1支持手段21と、ウエハWFを支持する第2支持手段22とを含み、本実施形態では、第1支持手段21と第2支持手段22とで一体物WKを支持する構成になっている。なお、第2支持手段22は、ウエハWFの他方の面に貼付されたマウントシートMSと、当該マウントシートMSの外周に貼付されたリングフレームRFとを介してウエハWFを支持する構成になっている。
第1支持手段21は、上面視(一体物支持手段20をZ軸方向上方から見た状態)で右側に突出部のある凸状のベースフレーム21Aと、ベースフレーム21Aの突出部右端側に設けられた支柱21Bと、ベースフレーム21Aに支持された駆動機器としてのリニアモータ21Cと、リニアモータ21Cのスライダ21Dに支持された駆動機器としての直動モータ21Eと、直動モータ21Eの出力軸21Fに支持され、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない第1減圧手段によって吸着保持が可能な支持面21Gを有する支持テーブル21Hとを備えている。
第2支持手段22は、上面視で左側に凹み部のある凹状のベースフレーム22Aと、ベースフレーム22Aに支持され、上面視で左側に凹み部のある凹状の立設フレーム22Bと、立設フレーム22Bに支持され、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない第2減圧手段によって吸着保持が可能な支持面22Cを有する支持テーブル22Dとを備えている。なお、支持テーブル22Dの上面には、リングフレームRFの内縁に嵌まり込んで当該リングフレームRFの位置決めが可能な位置決め凸部22Eが形成されている。
シート保持手段30は、剥離用テープPTを支持する剥離用テープ支持部31と、剥離用テープPTを接着シートASに貼付する貼付部32と、剥離用テープPTを切断する切断部33とで構成されている。
剥離用テープ支持部31は、支柱21Bに取り付けられたフレーム31Aに支持された駆動機器としての回動モータ31Bと、回動モータ31Bによって回動可能に設けられ、剥離用テープPTを支持する支持ローラ31Cと、支柱21Bに取り付けられたフレーム31Dの下方に支持されたガイドローラ31Eと、フレーム31Dの上方に支持されたガイドローラ31Fとを備えている。
貼付部32は、フレーム31Dの上方に支持された駆動機器としての回動モータ32Aによって回動可能に設けられた揺動アーム32Bと、揺動アーム32Bに支持され、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段によって吸着保持が可能な剥離用テープ保持部材32Cと、揺動アーム32Bに支持された駆動機器としての直動モータ32Dの出力軸32Eに支持され、コイルヒータやヒートパイプの加熱側等の加熱手段によって接着シートASと剥離用テープPTとの接着力を向上させる図示しない接着補助手段が設けられた押圧部材32Fと、ウエハWFに貼付された接着シートASの右端部を検知可能なカメラ等の撮像手段や光学センサ等の図示しない検知手段とを備えている。
切断部33は、駆動機器としての直動モータ33Aの出力軸33Bに支持されたカッター刃33Cを備えている。
剥離手段40は、駆動機器としてのリニアモータ41を備え、その第1スライダ41Aでベースフレーム21Aを支持するとともに、その第2スライダ41Bでベースフレーム22Aを支持し、それら第1支持手段21と第2支持手段22とを相対移動させてウエハWFから接着シートASを剥離する構成になっている。
剥離角度調整手段50は、支柱21Bの上面に支持された駆動機器としての直動モータ51と、直動モータ51の出力軸51Aに支持された調整プレート52とを備えている。
以上のシート剥離装置10において、ウエハWFに貼付された接着シートASを剥離する手順を説明する。
先ず、各部材が初期位置で待機する図1中実線(図2中二点鎖線)で示すシート剥離装置10に対し、図示しない操作パネルやパーソナルコンピュータ等の入力手段を介して自動運転開始の信号を入力すると、シート保持手段30が図示しない減圧手段を駆動し、剥離用テープ保持部材32Cで剥離用テープPTを吸着保持する。そして、人手または多関節ロボットやベルトコンベア等の図示しない移送手段によって、リングフレームRFの内縁に位置決め凸部22Eが嵌まり込むように一体物WKが一体物支持手段20上に載置されると、一体物支持手段20が図示しない第1、第2減圧手段を駆動し、支持面21Gと支持面22Cとでそれぞれ接着シートASとリングフレームRFとの吸着保持を開始する。その後、剥離手段40がリニアモータ41を駆動し、図2(A)に示すように、調整プレート52の右端がカッター刃33Cの刃先直下に位置するように、第1、第2支持手段21、22を同じ速度で移動させる。
そして、一体物支持手段20が図示しない第1減圧手段の駆動を停止した後、リニアモータ21Cおよび直動モータ21Eを駆動し、図2(B)に示すように、支持テーブル21Hを左下方に移動させる。次いで、シート保持手段30が回動モータ32Aを駆動し、揺動アーム32Bを時計回転方向に回転させ、剥離用テープ保持部材32Cで吸着保持した剥離用テープPTを接着シートASの下面に対向配置させる。このとき、剥離用テープPTを接着シートASの下面に当接させてもよいし、当接させなくてもよい。次に、シート保持手段30が図示しない検知手段を駆動し、ウエハWFに貼付された接着シートASの右端部を検知し、この検知結果を基に、剥離手段40がリニアモータ41を駆動し、接着シートASの右端が押圧部材32Fの右端直上に位置するように、第2支持手段22を移動させる。その後、シート保持手段30が直動モータ32Dおよび接着補助手段を駆動し、図2(B)の右側の図に示すように、押圧部材32Fを上昇させて剥離用テープPTを接着シートASに押圧して貼付する。剥離用テープPTの接着シートASへの貼付が完了すると、シート保持手段30が接着補助手段の駆動を停止した後、直動モータ32Dを駆動し、押圧部材32Fを初期位置に復帰させるとともに、図示しない減圧手段の駆動を停止した後、回動モータ32Aを駆動し、揺動アーム32Bを反時計回転方向に回転させて剥離用テープ保持部材32Cを初期位置に復帰させる。
そして、シート保持手段30が回動モータ31Bの駆動をロックさせるとともに、剥離手段40がリニアモータ41を駆動し、第1支持手段21の移動をロックさせた状態で、第2支持手段22を右方に移動させることで、第1支持手段21と第2支持手段22とをシート剥離方向へ相対移動させ、図2(C)に示すように、ウエハWFから接着シートASを徐々に剥離する。なお、ウエハWFから接着シートASが剥離される間において、剥離角度調整手段50が直動モータ51を駆動し、調整プレート52を昇降させてウエハWFから剥離される接着シートASの剥離角度θを調整する。ウエハWFから接着シートAS全体が剥離されると、剥離角度調整手段50が直動モータ51を駆動し、図2(D)に示すように、調整プレート52を初期位置に復帰させる。次に、シート保持手段30が回動モータ32Aおよび図示しない減圧手段を駆動し、揺動アーム32Bを時計回転方向に回転させて剥離用テープ保持部材32Cを調整プレート52上の剥離用テープPTに当接させ、当該剥離用テープ保持部材32Cで剥離用テープPTを吸着保持する。その後、シート保持手段30が直動モータ33Aを駆動し、カッター刃33Cを昇降させ、図2(D)に示すように、剥離用テープPTを切断する。次いで、シート保持手段30が回動モータ31B、32Aを駆動し、剥離用テープPTを支持ローラ31C側から繰り出しつつ、揺動アーム32Bを反時計回転方向に回転させて剥離用テープ保持部材32Cを初期位置に復帰させる。剥離用テープPTが切断されると、接着シートASは、リニアモータ41の下方に配置された箱、袋、網等の図示しない回収手段内に落下して回収される。接着シートAS全体が剥離された一体物WKが所定の位置に到達したことがカメラ等の撮像手段や光学センサ等の図示しない検知手段に検知されると、一体物支持手段20および剥離手段40が図示しない第2減圧手段およびリニアモータ41の駆動を停止する。その後、人手または図示しない移送手段が支持面22C上の接着シートASが剥離された一体物WKを保持して次工程に搬送した後、各手段がそれぞれの駆動機器を駆動し、各部材を初期位置に復帰させ、以降同様の動作が繰り返される。
以上のような実施形態によれば、一体物支持手段20がシート保持手段30を備えた構成としたので、一体物支持手段20とシート保持手段30とが独立することがなく、装置の大型化を抑制することができる。
本発明における手段および工程は、それら手段および工程について説明した動作、機能または工程を果たすことができる限りなんら限定されることはなく、まして、前記実施形態で示した単なる一実施形態の構成物や工程に全く限定されることはない。例えば、シート保持手段は、被着体に貼付された接着シートを保持可能なものであれば、出願当初の技術常識に照らし合わせ、その技術範囲内のものであればなんら限定されることはない(他の手段および工程も同様でありその説明は省略する)。
一体物支持手段20は、第2支持手段22のみで一体物WKを支持する構成としてもよく、この場合、リニアモータ21C、直動モータ21Eおよび支持テーブル21H等は、なくてもよい。
第1支持手段21は、一体物WKを支持した第2支持手段22を上方から観たときに、当該第2支持手段22と一体物WKとで占有するスペースの中に納まる大きさとするとよく、この場合、シート剥離装置10の大型化をより効率的に抑制することができる。
第1支持手段21および第2支持手段22の少なくとも一方は、メカチャックやチャックシリンダ等のチャック手段、クーロン力、接着剤、粘着剤、磁力、ベルヌーイ吸着、駆動機器等で接着シートASやリングフレームRF等の被保持物を保持する構成でもよいし、それらのような保持する構成がなくてもよい。
第2支持手段22は、位置決め凸部22Eが形成されていなくてもよい。
シート保持手段30は、ウエハWFから接着シートAS全体が剥離された後、回動モータ31Bを駆動し、支持ローラ31C側に剥離用テープPTを所定量長さ巻き取ってからカッター刃33Cで当該剥離用テープPTを切断することで、剥離用テープPTの無駄な消費を抑制してもよいし、剥離用テープPTを固定しておき、接着シートASを移動させたり、剥離用テープPTおよび接着シートASの両方を移動させたりして当該接着シートASを保持してもよいし、メカチャックやチャックシリンダ等のチャック手段、クーロン力、接着剤、粘着剤、磁力、ベルヌーイ吸着、駆動機器等で接着シートASを保持してもよいし、図示しない検知手段を備えていなくてもよい。
剥離用テープ保持部材32Cは、メカチャックやチャックシリンダ等のチャック手段、クーロン力、接着剤、粘着剤、磁力、ベルヌーイ吸着、駆動機器等で剥離用テープPTを保持してもよい。
切断部33は、レーザカッタ、イオンビーム、火力、熱、水圧、電熱線、気体や液体等の吹付け等の切断部材で構成してもよく、多関節ロボットや適宜な駆動機器を組み合わせたもので切断部材を移動させて切断するようにしてもよいし、なくてもよい。
接着補助手段は、ペルチェ素子やヒートパイプの冷却側等の冷却手段、紫外線、赤外線、X線、マイクロ波等の電磁波照射手段、超音波振動装置、偏芯モータ、バイブレータ等の振動手段、レーザ照射手段、乾燥機、送風機、プラズマ照射機等、接着シートASや剥離用テープPTの特性、特質、性質、材質、組成および構成等に応じて当該接着シートASと剥離用テープPTとの接着力を向上させることができれば何でもよいし、なくてもよい。
剥離手段40は、第2支持手段22を固定しておき、第1支持手段21を移動させたり、第1支持手段21と第2支持手段22との両方を移動させたりしてそれらを相対移動させてもよいし、別々の駆動機器で第1支持手段21と第2支持手段22とを相対移動させてもよい。
剥離角度調整手段50は、調整プレート52を移動させることなく、一体物WKを移動させたり、調整プレート52と一体物WKとの両方を移動させたりして剥離角度θを調整してもよいし、なくてもよいし、剥離角度θは、例えば、1度でもよいし、10度でもよいし、90度でもよいし、120度でもよいし、180度でもよい。剥離角度θを所定の角度にする場合は、接着シートASを折り返す部分であってウエハWFに接着している面の反対側の面に、1度や10度や90度や120度といった傾斜の付いたエッジを有する剥離板をあてがうように配置してもよいし、剥離板の代わりに剥離ローラを配置して剥離角度θを0度としてもよい。
一体物WKは、ウエハWFの一方の面に接着シートASが貼付されただけのものでもよいし、ウエハWFの一方の面に接着シートASが貼付され、他方の面にマウントシートMSが貼付されただけのものでもよいし、上記実施形態のリングフレームRFをさらに別の物体で支持したものでもよいし、ウエハWFの一方の面に接着シートASが貼付され、他方の面からメカチャックやチャックシリンダ等のチャック手段、クーロン力、接着剤、粘着剤、磁力、ベルヌーイ吸着、駆動機器等のウエハ支持手段で支持したものでもよく、それらのような一体物WKの場合、第2支持手段22は、ウエハWFを直接支持したり、マウントシートMSを支持したり、別の物体を支持したり、ウエハ支持手段を支持したりすればよい。
シート剥離装置10は、天地反転して配置したり横置きに配置したりして、ウエハWFの下面や側面等に貼付された接着シートASを剥離するように構成してもよいし、一体物WKから接着シートASを剥離する前段で、接着シートASの接着力を低下させる接着力低下手段を設けてもよく、このような接着力低下手段は、コイルヒータやヒートパイプの加熱側等の加熱手段、ペルチェ素子やヒートパイプの冷却側等の冷却手段、紫外線、赤外線、X線、マイクロ波等の電磁波照射手段、超音波振動装置、偏芯モータ、バイブレータ等の振動手段、レーザ照射手段、乾燥機、送風機、プラズマ照射機等、接着シートASの特性、特質、性質、材質、組成および構成等に応じて当該接着シートASの接着力を低下させることができれば何でもよい。このような接着力低下手段は、接着シートASの接着力を一括で低下するように構成してもよいし、接着シートASの接着力が部分的に低下するように構成し、ウエハWFとの相対移動で当該接着シートAS全体の接着力が低下するように構成してもよい。
リングフレームRFは、円形、楕円形、三角形や四角形以上の多角形、環状でない(閉ループ状でない)フレーム部材等何でもよい。
本発明における接着シートAS、剥離用テープPT、マウントシートMSおよび被着体の材質、種別、形状等は、特に限定されることはない。例えば、接着シートAS、剥離用テープPTおよびマウントシートMSは、円形、楕円形、三角形や四角形等の多角形、その他の形状であってもよいし、感圧接着性、感熱接着性等の接着形態のものであってもよい。また、このような接着シートAS、剥離用テープPTおよびマウントシートMSは、例えば、接着剤層だけの単層のもの、基材シートと接着剤層との間に中間層を有するもの、基材シートの上面にカバー層を有する等3層以上のもの、更には、基材シートを接着剤層から剥離することのできる所謂両面接着シートのようなものであってもよく、両面接着シートは、単層又は複層の中間層を有するものや、中間層のない単層又は複層のものであってよい。また、被着体としては、例えば、食品、樹脂容器、シリコン半導体ウエハや化合物半導体ウエハ等の半導体ウエハ、回路基板、光ディスク等の情報記録基板、ガラス板、鋼板、陶器、木板または樹脂板等、任意の形態の部材や物品なども対象とすることができる。従って、本発明における一体物WKは、一方の面に接着シートASが貼付されたものであれば何ら限定されることはない。なお、接着シートASを機能的、用途的な読み方に換え、例えば、情報記載用ラベル、装飾用ラベル、保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルム、ダイボンディングテープ、記録層形成樹脂シート等の任意の形状の任意のシート、フィルム、テープ等であってもよい。
前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
10…シート剥離装置
20…一体物支持手段
21…第1支持手段
22…第2支持手段
30…シート保持手段
40…剥離手段
50…剥離角度調整手段
AS…接着シート
WF…ウエハ(被着体)
WK…一体物
θ…剥離角度

Claims (4)

  1. 被着体の一方の面に接着シートが貼付された一体物から当該接着シートを剥離するシート剥離装置において、
    前記一体物を支持する一体物支持手段と、
    前記被着体に貼付された接着シートを保持するシート保持手段と、
    前記被着体とシート保持手段とを相対移動させて当該被着体から前記接着シートを剥離する剥離手段とを備え、
    前記一体物支持手段は、前記シート保持手段を備えた第1支持手段と、前記被着体を支持する第2支持手段とを含み、前記剥離手段は、前記第1支持手段と第2支持手段とを相対移動させて前記被着体から前記接着シートを剥離することを特徴とするシート剥離装置。
  2. 前記一体物支持手段は、第1支持手段と第2支持手段とで前記一体物を支持することを特徴とする請求項1に記載のシート剥離装置。
  3. 前記接着シートの剥離角度を調整する剥離角度調整手段を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート剥離装置。
  4. 被着体の一方の面に接着シートが貼付された一体物から当該接着シートを剥離するシート剥離方法において、
    第1支持手段および第2支持手段を備えた一体物支持手段で前記一体物を支持する一体物支持工程と、
    前記被着体に貼付された接着シートをシート保持手段で保持するシート保持工程と、
    前記被着体とシート保持手段とを相対移動させて当該被着体から前記接着シートを剥離する剥離工程とを含み、
    前記一体物支持工程では、前記第2支持手段で前記被着体を支持し、前記剥離工程では、前記シート保持手段を備えた第1支持手段と前記第2支持手段とを相対移動させて前記被着体から前記接着シートを剥離することを特徴とするシート剥離方法。
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