JP2017126640A - 保持装置 - Google Patents
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Abstract
Description
A−1.静電チャック100の構成:
図1は、第1実施形態における静電チャック100の外観構成を概略的に示す斜視図であり、図2は、第1実施形態における静電チャック100のXZ断面構成を概略的に示す説明図である。各図には、方向を特定するための互いに直交するXYZ軸が示されている。本明細書では、便宜的に、Z軸正方向を上方向といい、Z軸負方向を下方向というものとするが、静電チャック100は実際にはそのような向きとは異なる向きで設置されてもよい。図3以降についても同様である。
次に、第1実施形態における静電チャック100の製造方法の一例を説明する。はじめに、セラミックス板10とベース板20と複合板60とを準備する。なお、セラミックス板10とベース板20と複合板60とは、公知の製造方法によって製造可能であるため、ここでは製造方法の説明を省略する。
以上説明したように、第1実施形態の静電チャック100は、セラミックスにより形成され、吸着面S1を有する板状であり、内部に発熱抵抗体により構成されたヒータ50を有するセラミックス板10と、セラミックス板10の吸着面S1とは反対側に配置され、金属により形成された板状であり、内部に冷媒流路21が形成されたベース板20とを備え、セラミックス板10の吸着面S1上にウェハW等の対象物を保持する保持装置である。第1実施形態の静電チャック100は、さらに、セラミックス板10とベース板20との間に配置され、金属とセラミックスとの複合材料により形成された板状の複合板60と、金属により形成され、セラミックス板10と複合板60とを接合するセラミックス側接合層70と、有機系接着剤を含み、複合板60とベース板20とを接合するベース側接合層30とを備える。
図3は、第2実施形態における静電チャック100aのXZ断面構成を概略的に示す説明図である。以下では、第2実施形態における静電チャック100aの構成の内、上述した第1実施形態における静電チャック100の構成と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を適宜省略する。
静電チャック100を対象に、以下に説明する第1〜3の性能評価を行った。図4は、各性能評価に用いられた実施例および比較例の静電チャック100の概略構成を示す説明図である。
図5は、第1の性能評価の結果を示す説明図である。第1の性能評価では、実施例1,2の静電チャック100および比較例1〜4の静電チャック100Xが用いられた。図4および図5に示すように、実施例1,2の静電チャック100は、上述した第1実施形態の静電チャック100の構成に該当するものである。すなわち、実施例1,2の静電チャック100は、セラミックス板10と、セラミックス側接合層70と、複合板60と、ベース側接合層30と、ベース板20とを備える。実施例1と実施例2とは、セラミックス板10の形成材料のみが異なっている。具体的には、実施例1では、セラミックス板10がアルミナ(Al2O3)を主成分とするセラミックスにより形成され、実施例2では、セラミックス板10が窒化アルミニウム(AlN)を主成分とするセラミックスにより形成されている。実施例1,2におけるその他の部材の形成材料は同じである。具体的には、実施例1,2では、セラミックス側接合層70がアルミニウムを主成分とするアルミニウム合金により形成され、複合板60が多孔質炭化ケイ素(SiC)にアルミニウム合金を浸透させた複合材料により形成され、ベース側接合層30がシリコーン系樹脂を主成分とする有機系接着剤を含むように構成され、ベース板20がアルミニウム合金により形成されている。
図6は、第2の性能評価の結果を示す説明図である。第2の性能評価では、実施例3〜6の静電チャック100が用いられた。図4および図6に示すように、実施例3〜6の静電チャック100は、上述した第1実施形態の静電チャック100の構成に該当するものである。すなわち、実施例3〜6の静電チャック100は、アルミナ(Al2O3)を主成分とするセラミックスにより形成されたセラミックス板10と、アルミニウムを主成分とするアルミニウム合金により形成されたセラミックス側接合層70と、多孔質炭化ケイ素(SiC)にアルミニウム合金を浸透させた複合材料により形成された複合板60と、シリコーン系樹脂を主成分とする有機系接着剤を含むように構成されたベース側接合層30と、アルミニウム合金により形成されたベース板20とを備える。
図7は、第3の性能評価の結果を示す説明図である。第3の性能評価では、実施例7〜10の静電チャック100が用いられた。図4および図7に示すように、実施例7の静電チャック100は、上述した第1実施形態の静電チャック100の構成に該当するものである。すなわち、実施例7の静電チャック100は、アルミナ(Al2O3)を主成分とするセラミックスにより形成されたセラミックス板10と、アルミニウムを主成分とするアルミニウム合金により形成されたセラミックス側接合層70と、多孔質炭化ケイ素(SiC)にアルミニウム合金を浸透させた複合材料により形成された複合板60と、シリコーン系樹脂を主成分とする有機系接着剤を含むように構成されたベース側接合層30と、アルミニウム合金により形成されたベース板20とを備える。なお、便宜上、図7では、実施例7の静電チャック100が第1の接合機能層71を備えるように記載されているが、実際には、実施例7の静電チャック100は単層構成のセラミックス側接合層70を備える。
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
Claims (8)
- セラミックスにより形成され、第1の表面を有する板状であり、内部に発熱抵抗体により構成されたヒータを有するセラミックス板と、
前記セラミックス板の前記第1の表面とは反対側に配置され、金属により形成された板状であり、内部に冷媒流路が形成されたベース板と、
を備え、前記セラミックス板の前記第1の表面上に対象物を保持する保持装置において、さらに、
前記セラミックス板と前記ベース板との間に配置され、金属とセラミックスとの複合材料により形成された板状の複合板と、
金属により形成され、前記セラミックス板と前記複合板とを接合するセラミックス側接合層と、
有機系接着剤を含み、前記複合板と前記ベース板とを接合するベース側接合層と、
を備えることを特徴とする、保持装置。 - 請求項1に記載の保持装置において、
前記ベース側接合層の厚さ方向において、前記ベース側接合層と前記冷媒流路との間の距離は、前記ベース側接合層と前記ヒータとの間の距離より短いことを特徴とする、保持装置。 - 請求項1または請求項2に記載の保持装置において、
前記セラミックス板の熱膨張率と前記複合板の熱膨張率との差は、前記複合板の熱膨張率と前記ベース板の熱膨張率との差より小さいことを特徴とする、保持装置。 - 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の保持装置において、
前記セラミックス板の形成材料である前記セラミックスは、アルミナと窒化アルミニウムとの一方を主成分とするセラミックスであり、
前記複合板の形成材料である前記複合材料は、アルミニウム合金と炭化ケイ素とを含み、
前記ベース側接合層に含まれる前記有機系接着剤は、シリコーン樹脂を主成分とする有機系接着剤であることを特徴とする、保持装置。 - 請求項4に記載の保持装置において、
前記セラミックス側接合層は、アルミニウムを主成分とするアルミニウム合金であって、前記複合板の形成材料である前記複合材料に含まれるアルミニウム合金より低融点のアルミニウム合金により形成されていることを特徴とする、保持装置。 - 請求項4または請求項5に記載の保持装置において、
前記複合板の厚さは、3mm以上であることを特徴とする、保持装置。 - 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の保持装置において、
前記セラミックス側接合層は、
純度99%以上のアルミニウムで形成されたアルミニウム層と、
アルミニウムを主成分とするアルミニウム合金により形成され、前記セラミックス板と前記アルミニウム層とを接合する第1の接合機能層と、
アルミニウムを主成分とするアルミニウム合金により形成され、前記複合板と前記アルミニウム層とを接合する第2の接合機能層と、
を含むことを特徴とする、保持装置。 - 請求項7に記載の保持装置において、
前記セラミックス側接合層の厚さは、1.2mm以上であることを特徴とする、保持装置。
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