JP6580975B2 - 静電チャックの製造方法 - Google Patents
静電チャックの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6580975B2 JP6580975B2 JP2015247210A JP2015247210A JP6580975B2 JP 6580975 B2 JP6580975 B2 JP 6580975B2 JP 2015247210 A JP2015247210 A JP 2015247210A JP 2015247210 A JP2015247210 A JP 2015247210A JP 6580975 B2 JP6580975 B2 JP 6580975B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- paste
- sheet
- electrostatic chuck
- manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
A−1.静電チャック10の構成:
図1は、第1実施形態における静電チャック10の外観構成を概略的に示す斜視図であり、図2は、第1実施形態における静電チャック10のXZ断面構成を概略的に示す説明図である。各図には、方向を特定するための互いに直交するXYZ軸が示されている。本明細書では、便宜的に、Z軸正方向を上方向といい、Z軸負方向を下方向というものとするが、静電チャック10は実際にはそのような向きとは異なる向きで設置されてもよい。図3以降についても同様である。
次に、第1実施形態における静電チャック10の製造方法を説明する。図3は、第1実施形態における静電チャック10の製造方法を示すフローチャートである。また、図4から図7は、第1実施形態における静電チャック10の製造方法を示す概略図である。
第1実施形態における静電チャック10の製造方法によれば、以下の効果を奏する。すなわち、ベース板200は、その内部に冷媒流路210が形成されており、金属製で、厚さも比較的厚いため、セラミックス板100と比べて凹凸やうねりが生じやすい。ベース板200に凹凸やうねりが存在すると、製造された静電チャック10において、ベース板200とセラミックス板100とを接着する接着層300がベース板200のベース側接着面S1やセラミックス板100のセラミックス側接着面S2に密着しない箇所が生じ、当該箇所において伝熱性が低下する場合がある。そのような場合には、ベース板200の冷媒流路210に冷媒を流してベース板200を冷却し、これによってセラミックス板100を冷却する際に、伝熱性が低下した箇所においてセラミックス板100の冷却が十分になされず、セラミックス板100における温度分布の均一性が低下し、ひいては、吸着面Ssに保持されたウェハWの温度分布の均一性が低下するおそれがある。本実施形態の静電チャック10の製造方法は、比較的粘度が高いために厚さを均一にしやすいシート状接着剤Asをベース板200のベース側接着面S1に貼り付ける工程を備えるため、接着層300の厚さを均一な所望の厚さに近付けることができ、また、比較的粘度の低いペースト状接着剤Apをシート状接着剤Asの露出表面Seに塗布する工程を備えるため、ベース板200に凹凸やうねりが存在してもペースト状接着剤Apによって凹凸やうねりが緩和され、接着層300がベース板200のベース側接着面S1やセラミックス板100のセラミックス側接着面S2に密着しない箇所が生ずることが抑制され、セラミックス板100における温度分布の均一性が低下することを抑制することができる。
図8は、第2実施形態における静電チャック10の製造方法を示すフローチャートである。また、図9から図12は、第2実施形態における静電チャック10の製造方法を示す概略図である。以下では、第2実施形態における静電チャック10の製造方法の各工程の内、上述した第1実施形態における静電チャック10の製造方法の各工程と同一内容の工程については、各工程に同一の符号を付すことによってその説明を適宜省略する。
図13は、第3実施形態における静電チャック10の製造方法を示すフローチャートである。また、図14から図17は、第3実施形態における静電チャック10の製造方法を示す概略図である。以下では、第3実施形態における静電チャック10の製造方法の各工程の内、上述した第1実施形態および第2実施形態における静電チャック10の製造方法の各工程と同一内容の工程については、各工程に同一の符号を付すことによってその説明を適宜省略する。
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
Claims (9)
- 第1の表面を有する板状であり、内部に冷媒流路が形成されたベース板と、第2の表面を有する板状であり、前記第2の表面が前記ベース板の前記第1の表面に対向するように配置された他の部材と、前記ベース板の前記第1の表面と前記他の部材の前記第2の表面との間に配置され、前記ベース板と前記他の部材とを接着する接着層と、を備える静電チャックの製造方法において、
前記ベース板の前記第1の表面と前記他の部材の前記第2の表面との一方である被着面に、ペーストを半硬化させたシート状接着剤を貼り付ける工程と、
前記ベース板の前記第1の表面と前記他の部材の前記第2の表面との他方と、前記シート状接着剤の前記被着面に接する表面とは反対側の表面と、の少なくとも一方に、硬化前のペーストであるペースト状接着剤を塗布する工程と、
前記ベース板の前記第1の表面と前記他の部材の前記第2の表面とを前記シート状接着剤および前記ペースト状接着剤を介して貼り合わせた状態で、前記シート状接着剤および前記ペースト状接着剤を硬化させることにより、前記接着層を形成する工程と、
を備えることを特徴とする、静電チャックの製造方法。 - 請求項1に記載の静電チャックの製造方法において、
前記ペースト状接着剤を塗布する工程は、前記ペースト状接着剤を、前記シート状接着剤の前記反対側の表面の一部のみに塗布する工程であることを特徴とする、静電チャックの製造方法。 - 請求項2に記載の静電チャックの製造方法において、
前記ペースト状接着剤を塗布する工程は、前記ペースト状接着剤を、前記シート状接着剤の前記反対側の表面の一部であって、前記シート状接着剤の厚さ方向視で前記被着面における凹部と重なる部分のみに塗布する工程であることを特徴とする、静電チャックの製造方法。 - 請求項1に記載の静電チャックの製造方法において、
前記シート状接着剤の前記反対側の表面の内、前記シート状接着剤の厚さ方向視で前記被着面における凹部と重なる部分を凹部対応部としたときに、
前記ペースト状接着剤を塗布する工程は、前記ペースト状接着剤を、前記シート状接着剤の前記反対側の表面における少なくとも前記凹部対応部を含む領域に塗布する工程であることを特徴とする、静電チャックの製造方法。 - 請求項1に記載の静電チャックの製造方法において、
さらに、前記ベース板の前記第1の表面を測定することにより前記第1の表面の厚さ方向の形状を特定する工程を備え、
前記ペースト状接着剤を塗布する工程は、前記形状から求められる量の前記ペースト状接着剤を前記第1の表面に塗布する工程である、
ことを特徴とする、静電チャックの製造方法。 - 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の静電チャックの製造方法において、
前記シート状接着剤および前記ペースト状接着剤は、接着成分と粉末成分とを含み、
前記シート状接着剤における前記接着成分の含有割合である接着成分割合(%)の値と、前記ペースト状接着剤における前記接着成分の含有割合である接着成分割合(%)の値との差の絶対値は20(%)以下であることを特徴とする、静電チャックの製造方法。 - 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の静電チャックの製造方法において、
前記シート状接着剤および前記ペースト状接着剤は、接着成分と粉末成分とを含み、
前記シート状接着剤に含まれる前記接着成分と、前記ペースト状接着剤に含まれる前記接着成分とは、同一材料であることを特徴とする、静電チャックの製造方法。 - 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の静電チャックの製造方法において、
前記他の部材は、セラミックスで形成されたセラミックス板であることを特徴とする、静電チャックの製造方法。 - 第1の表面を有する板状であり、内部に冷媒流路が形成されたベース板と、第2の表面を有する板状であり、前記第2の表面が前記ベース板の前記第1の表面に対向するように配置された他の部材と、前記ベース板の前記第1の表面と前記他の部材の前記第2の表面との間に配置され、前記ベース板と前記他の部材とを接着する接着層と、を備える静電チャックの製造方法において、
前記ベース板の前記第1の表面と前記他の部材の前記第2の表面との一方である被着面に、シート状接着剤を貼り付ける工程と、
前記ベース板の前記第1の表面と前記他の部材の前記第2の表面との他方と、前記シート状接着剤の前記被着面に接する表面とは反対側の表面と、の少なくとも一方に、ペースト状接着剤を塗布する工程と、
前記ベース板の前記第1の表面と前記他の部材の前記第2の表面とを前記シート状接着剤および前記ペースト状接着剤を介して貼り合わせた状態で、前記シート状接着剤および前記ペースト状接着剤を硬化させることにより、前記接着層を形成する工程と、
を備え、
前記ペースト状接着剤を塗布する工程は、前記ペースト状接着剤を、前記シート状接着剤の前記反対側の表面の一部のみに塗布する工程であることを特徴とする、静電チャックの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015247210A JP6580975B2 (ja) | 2015-12-18 | 2015-12-18 | 静電チャックの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015247210A JP6580975B2 (ja) | 2015-12-18 | 2015-12-18 | 静電チャックの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017112299A JP2017112299A (ja) | 2017-06-22 |
JP6580975B2 true JP6580975B2 (ja) | 2019-09-25 |
Family
ID=59081039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015247210A Active JP6580975B2 (ja) | 2015-12-18 | 2015-12-18 | 静電チャックの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6580975B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6703646B2 (ja) * | 2018-05-01 | 2020-06-03 | 日本特殊陶業株式会社 | 保持装置の製造方法 |
US11784067B2 (en) * | 2018-05-28 | 2023-10-10 | Niterra Co., Ltd. | Holding device and method for manufacturing holding device |
JP7233289B2 (ja) * | 2019-04-11 | 2023-03-06 | 日本特殊陶業株式会社 | 保持装置の製造方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5108933B2 (ja) * | 2008-02-26 | 2012-12-26 | 京セラ株式会社 | 静電チャック |
WO2010061740A1 (ja) * | 2008-11-25 | 2010-06-03 | 京セラ株式会社 | ウエハ加熱装置、静電チャックおよびウエハ加熱装置の製造方法 |
JP2011049425A (ja) * | 2009-08-28 | 2011-03-10 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 半導体製造装置用部品 |
JP5507198B2 (ja) * | 2009-10-26 | 2014-05-28 | 新光電気工業株式会社 | 静電チャック |
JP5982887B2 (ja) * | 2012-03-09 | 2016-08-31 | 住友大阪セメント株式会社 | 静電チャック装置 |
-
2015
- 2015-12-18 JP JP2015247210A patent/JP6580975B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017112299A (ja) | 2017-06-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5267603B2 (ja) | 静電チャック | |
WO2010061740A1 (ja) | ウエハ加熱装置、静電チャックおよびウエハ加熱装置の製造方法 | |
JP6580975B2 (ja) | 静電チャックの製造方法 | |
JP5557164B2 (ja) | 静電チャック | |
WO2020044843A1 (ja) | 静電チャック装置および静電チャック装置の製造方法 | |
JP5982887B2 (ja) | 静電チャック装置 | |
JP2002093777A (ja) | ドライエッチング装置 | |
JP6580974B2 (ja) | 静電チャックの製造方法 | |
JP6639940B2 (ja) | 保持装置および保持装置の製造方法 | |
JP6231443B2 (ja) | 接合体およびこれを用いたウエハ支持部材 | |
JP6580999B2 (ja) | 保持装置 | |
JP2005203735A (ja) | 熱伝導性複合シート | |
JP6616363B2 (ja) | 保持装置 | |
JP7415732B2 (ja) | 静電チャック装置 | |
JP6633931B2 (ja) | 保持装置および保持装置の製造方法 | |
TWI771587B (zh) | 保持裝置及保持裝置的製造方法 | |
KR20200134277A (ko) | 유지 장치의 제조 방법, 및, 유지 장치 | |
JP6703646B2 (ja) | 保持装置の製造方法 | |
JP7233289B2 (ja) | 保持装置の製造方法 | |
JP6322182B2 (ja) | 保持装置および接着シート | |
US20230142870A1 (en) | Electrostatic chuck | |
JP2021158334A (ja) | 静電チャック装置 | |
JP2021044305A (ja) | 保持装置および保持装置の製造方法 | |
JP2001217360A (ja) | 柔軟性放熱スペーサー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180926 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190528 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190531 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190709 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190820 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190829 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6580975 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |