JP2017125641A - クリーンルーム用排気ユニット及びそれを備えるクリーンルーム用空調システム - Google Patents

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Takaaki Suematsu
孝章 末松
西村 繁
Shigeru Nishimura
繁 西村
泰彦 稲富
Yasuhiko Inatomi
泰彦 稲富
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Abstract

【課題】簡便かつ安価な構成でクリーンルームの内部を気密にすることが可能なクリーンルーム用排気ユニット及びそれを備えるクリーンルーム用空調システムを提供する。【解決手段】クリーンルーム1内の空気を室外に排気するクリーンルーム用排気ユニット100であって、クリーンルーム1内の空気を吸い込むとともに、吸い込まれた空気を天井裏3に排気する排気ファン13と、排気ファン13を収容する筐体10と、排気ファン13からみて空気の流れ方向下流側であって筐体10に開口して形成された吐出リング11を覆うように配置され、排気ファン13の稼働により生じる風圧によって開く吐出蓋12と、排気ファン13の稼働停止中に吐出蓋12を筐体10の側に引きつけることで筐体10の内部を気密にする電磁石15と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、クリーンルーム用排気ユニット及びそれを備えるクリーンルーム用空調システムに関する。
再生医療施設や実験動物飼育施設等におけるクリーンルームでは、清浄度のクラスが異なる部屋が複数配置されていることが多い。これらのクリーンルームのうち、再生医療施設に設置されたものは、細胞調製室等といわれることがある。そして、クリーンルーム内の空調に関する技術として、例えば特許文献1に記載の技術が知られている。特許文献1には、シャフトに沿ってスライドすることにより、開口部を開閉して、室と、当該室とは異なる室との差圧を一定に保持する可動板にエアシリンダを設置したダンパが記載されている。
特開2001−165340号公報(特許第3799469号に対応する公開特許公報)
クリーンルームの内部は定期的に除染(殺菌)されることが好ましい。このような除染は、例えば、クリーンルームの内部に除染剤のガス(過酸化水素の蒸気等)を充満させることで容易に行うことができる。しかし、前記した特許文献1に記載の技術では、クリーンルーム内を気密にすることは考慮されていない。即ち、特許文献1に記載の技術では、給気ファンが停止している場合、つまりダンパの通過風量が0の場合、ダンパはお椀の重さのみで閉止されている。そのため、密閉性が低く、ガスをクリーンルームに充満させようとすると、クリーンルーム内のガスが当該ダンパを通じて、室外に漏れ出す可能性がある。
気密性の確保については、クリーンルーム内の空気を室外に排気するための排気装置についても同様にあてはまる。そこで、クリーンルームに取り付けられる排気装置には、気密ダンパ等の気密装置が備えられることが好ましい。
図22は、従来のクリーンルーム用天井排気ユニット990の構成を示す模式図である。図22に示すクリーンルーム用排気ユニット990は、筒状の形状をしており、排気ファン13と、HEPAフィルタ14と、粗塵フィルタ25と、カバー26と、吸い込み口4と、気密ダンパ27とにより構成される。これらのうち、気密ダンパ27は、閉じることでクリーンルーム1の内部を気密にするものであり、通常運転時には開いている。しかし、クリーンルーム1の内部の除染のためにクリーンルーム1に除染剤を充満させるときには、この気密ダンパ27が閉じられることで、クリーンルーム1の気密性が確保される。
しかし、気密性能にも拠るが、一般に気密ダンパ27は高価である。そのため、クリーンルーム用空調システムに設置する排気ユニットのコストについては、改善の余地がある。
本発明はこれらの課題に鑑みて為されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、簡便かつ安価な構成でクリーンルームの内部を気密にすることが可能なクリーンルーム用排気ユニット及びそれを備えるクリーンルーム用空調システムを提供することにある。
本発明者らは前記課題を解決するために鋭意検討した結果、以下の知見を見出した。即ち、本発明の要旨は、クリーンルーム内の空気を室外に排気するクリーンルーム用排気ユニットであって、前記クリーンルーム内の空気を吸い込むとともに、吸い込まれた空気を前記室外に排気する排気ファンと、前記排気ファンを収容する筐体と、前記排気ファンからみて空気の流れ方向下流側であって前記筐体に形成された開口を覆うように配置され、前記排気ファンの稼働により生じる風圧によって開く吐出蓋と、前記排気ファンの稼働停止中に前記吐出蓋を前記筐体の側に引きつけることで前記筐体の内部を気密にする気密装置と、を備えることを特徴とする、クリーンルーム用排気ユニットに関する。その他の解決手段は発明を実施するための形態において後記する。
本発明によれば、簡便かつ安価な構成でクリーンルームの内部を気密にすることが可能なクリーンルーム用排気ユニット及びそれを備えるクリーンルーム用空調システムを提供することができる。
第一実施形態の天井排気ユニットの構成を模式的に示す端面図である。 第一実施形態の天井排気ユニットの構成を模式的に示す外観斜視図である。 図1におけるA部近傍を拡大して示す図である。 第一実施形態の天井排気ユニットにおいて空気が排気されているときの空気の流れを模式的に示す図である。 空気を排気しているときの第一実施形態の天井排気ユニットを模式的に示す外観斜視図である。 第一実施形態の天井排気ユニットを備えた空調システム(第一実施形態の空調システム)の模式図である。 第一実施形態の空調システムにおいて行われる天井排気ユニットの制御を示すフローチャートである。 第一実施形態の空調システムに備えられる天井排気ユニットとそれを構成する各装置とのタイムチャートである。 第二実施形態の天井排気ユニットの構成を模式的に示す端面図である。 第二実施形態の天井排気ユニットにおいて空気が排気されているときの空気の流れを模式的に示す図である。 第二実施形態の空調システムにおいて行われる天井排気ユニットの制御を示すフローチャートである。 第二実施形態の空調システムに備えられる天井排気ユニットとそれを構成する各装置とのタイムチャートである。 第三実施形態の天井排気ユニットの構成を模式的に示す端面図である。 第三実施形態の天井排気ユニットにおいて空気が排気されているときの空気の流れを模式的に示す図である。 第四実施形態の天井排気ユニットの構成を模式的に示す端面図である。 第五実施形態の天井排気ユニットの構成を模式的に示す端面図である。 第六実施形態の天井排気ユニットの構成を模式的に示す端面図である。 第七実施形態の天井排気ユニットの構成を模式的に示す端面図である。 第八実施形態の天井排気ユニットの構成を模式的に示す端面図である。 第九実施形態の天井排気ユニットの構成を模式的に示す端面図である。 第十実施形態の空調システムの模式図である。 従来のクリーンルーム用天井排気ユニット(排気装置)の構成を示す模式図である。
以下、本発明を実施するための形態(本実施形態)を説明する。各図において、説明の便宜上又は図示の簡略化のために、部材の一部の図示を省略することがある。また、各図において、部材の構成の把握を容易にするために、部材同士の間に適宜隙間をあけて図示することがある。さらに、各図において同じものについては同じ符号を付すものとし、二度目以降に言及する部材や装置についての詳細な説明は省略するものとする。
[1.第一実施形態]
図1は、第一実施形態の天井排気ユニット100の構成を模式的に示す端面図である。以下、「天井排気ユニット」のことを単に「排気ユニット」と略称することがある。排気ユニット100は、詳細は図6等を参照しながら後記するが、建屋6の内部に設置されたクリーンルーム1,2の天井を構成する天井パネル5に設置される。なお、図1では、クリーンルーム1の天井パネル5に取り付けられる排気ユニット100のみを図示している(以下同じ)。そして、クリーンルーム1,2内の空気は、排気ファン13の稼働により、クリーンルーム1,2の内部に臨む吸い込み口4を通じて、排気ユニット100に取り込まれる。取り込まれた空気は、クリーンルーム1,2の外部であって建屋6の内部(即ち天井裏3)に排気される。
クリーンルーム1,2から吸い込み口4を通過してきた空気に含まれる塵埃は、HEPAフィルタ14で除去される。また、排気ユニット100の上面には、吐出蓋12が備えられている。この吐出蓋12により、塵埃のほかネズミや虫等の排気ユニット100への侵入が防止される。
なお、排気ファン13及びHEPAフィルタ14は、図示しない部材により、筐体10に支持固定されている。なお、排気ファン13は、図示しないインバータを備え、当該インバータによって排気ファン13の回転速度を制御することで、排気風量が制御される。排気ファン13としては、軸流ファンや斜流ファン、横流ファン、遠心ファン等が使用可能である。また、排気ファン13を稼働させるファンモータとしては、DCモータやACモータ、ECモータ等が使用可能である。
吐出蓋12は、排気ファン13の停止中には電磁石15の上に載置された状態になっている。また、筐体10には、排気ファン13を囲うように円筒状の吐出リング11が形成されており、吐出蓋12はこの吐出リング11の上方に、吐出リング11を覆うように配置されている。そして、筐体10に配置された排気ファン13が稼働することで、吐出リング11と吐出蓋12との間を通る外部への空気の流れが生じる。従って、吐出蓋12は、排気ファン13からみて空気の流れ方向下流側であって吐出リング11を覆うように配置されていることになる。そして、詳細は図3を参照しながら後記するが、吐出蓋12と吐出リング11との間には、吐出蓋12と一体に構成されたパッキン12bが配置されており、これにより、排気ユニット100の内部(即ち筐体10の内部やクリーンルーム1,2の内部)が気密に維持されている。
吐出蓋12は、ステンレスやアルミニウム合金、樹脂材料等の耐食性を有する材料により構成されている。ただし、吐出蓋12を構成する、吐出蓋12と電磁石15とが接触する部位12a(図3参照、吸着部位12a)の部材については、電磁石15に引きつけられる(吸着される)ことが可能な材料、例えば鉄やニッケル、コバルト等の金属又は合金が使用されている。これにより、電磁石15を通電することで、電磁石15と吐出蓋12とが強固に引きつけられる。そのため、前記のパッキン12bと相まって排気ユニット100の内部やクリーンルーム1,2の内部の気密性を高められる。
また、吸着部位12aには、より強固に気密するためにばねを用いてもよい。つまり、吐出蓋12に設けられたばね(吸着部位12a)が電磁石15の磁力により引きつけられ、さらにばねの弾性力により引きつけられ、より強固に気密性を高められる。
また、吐出蓋12が浮いたときに吐出蓋12が上下方向に安定して移動可能なように、板状の吐出ガイド16が吐出蓋12と一体に構成されている。この吐出ガイド16は、吐出蓋12の円周方向に等間隔で四つ設けられている。そして、それぞれの吐出ガイド16の下側端部は折り曲げられて、折り曲がり部16aが形成されている。そのため、吐出蓋12が浮き上がることで吐出ガイド16が上方向に引き出された後、折り曲がり部16aが筐体10の内部の天板に突き当たることで、吐出蓋12のそれ以上の上方向の移動(浮き上がり)が制限される。そのため、この吐出ガイド16の長さを変えることで、吐出蓋12の移動可能距離を設定することができる。
図2は、第一実施形態の天井排気ユニット100の構成を模式的に示す外観斜視図である。筐体10は直方体状の外観を有し、その上部に、円筒状の吐出蓋12が載置されている。また、吐出蓋12の周囲には、吐出蓋12が開いた(上方に移動した)ときに形成される隙間18(図5参照)からの虫等の侵入を防止する防虫ネット(図示しない)が配置されている。この防虫ネットは、メッシュ状のものである。
図3は、図1におけるA部近傍を拡大して示す図である。この図3は、吐出蓋12と吐出リング11とが接触する部分(パッキン12b)の近傍を示している。吐出蓋12が電磁石15の上に載置されているとき、吐出リング11の上端は、吐出蓋12の開口端部に配置されたパッキン12bに嵌合している。なお、詳細は後記するが、排気ファン13の稼働により生じる風圧により吐出蓋12が浮き上がる(開く)ときには、このパッキン12bが吐出リング11の上端から離れることになる。
パッキン12bは、弾力性を有する高分子材料により形成されている。そのため、電磁石15を通電することにより吐出蓋12が強固に引きつけられた際、このパッキン12bによって排気ユニット100の内部の気密性が高められる。使用される高分子材料は、例えばEPDM(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)やNBR(ニトリルゴム)、フッ素ゴム、シリコンゴムである。
図1に戻って排気ユニット100の構成の説明を続ける。排気ユニット100には、排気ファン13を境目とする空気の流れ上流側(即ちクリーンルーム1の内部)と下流側(即ち天井裏3)との差圧を測定する差圧計21が備えられている。そして、この差圧計21には、破線で示す電気信号線を通じて制御器20が接続されており、この制御器20には、排気ファン13が接続されている。従って、差圧計21により測定された差圧に基づき、制御器20が排気ファン13を制御することになる。なお、制御器20には、詳細は図6を参照しながら後記する中央制御器50が接続され、この中央制御器50が制御器20を介して排気ファン13を制御している。
図4は、第一実施形態の天井排気ユニット100において空気が排気されているときの空気の流れを模式的に示す図である。排気ファン13が駆動すると、破線矢印で示すような、クリーンルーム1,2の内部から天井裏3への空気の流れが生じることになる。このとき、電磁石15への通電が行われていなければ、吐出蓋12の内側に対する下方からの静圧(風圧)により、吐出蓋12が浮いて上方に移動する。これに伴い、吐出蓋12のパッキン12bは吐出リング11から離れ、吐出蓋12と吐出リング11との間には隙間18が形成される。そして、この隙間18から、天井裏3への排気が行われる。
図5は、空気を排気しているときの第一実施形態の天井排気ユニット100を模式的に示す外観斜視図である。前記のように、排気ファン13(図5では図示しない)が稼働すると、風圧により、吐出蓋12が浮き上がる。これにより、吐出蓋18と吐出リング11との間に隙間18が形成され、この隙間18から天井裏3に空気が吹き出される。このとき、吐出ガイド16の下側端部に形成された折り曲がり部16aは、筐体10の天面に接触する。そのため、風圧により吐出蓋12が意図せず外れることが防止される。
図6は、第一実施形態の天井排気ユニット100を備えた空調システム1000(第一実施形態の空調システム1000)の模式図である。図6に示す空調システム1000は、建屋6内に設置されたクリーンルーム1,2の空調を行うものである。空調システム1000は、前記の排気ユニット100,100のほか、空調機1001と、定風量制御装置1002,1002と、HEPAフィルタ1003,1003と、吹き出し口1004,1004と、給気用ダクト1005と、排気ファン1006と、これらを制御する中央制御器50とを備えて構成される。これらのうち、空調機1001は、フィルタ1001aと、熱交換コイル1001bと、給気ファン1001cとを備えて構成される。
空調機1001と、定風量制御装置1002,1002と、HEPAフィルタ1003,1003と、吹き出し口1004,1004とは、給気用ダクト1005により接続されている。そして、給気用ダクト1005は、クリーンルーム1,2に対して並列に接続されている。従って、空調機1001によって外部から取り込まれた外気は、定風量制御装置1002,1002、HEPAフィルタ1003,1003及び吹き出し口1004,1004を通じて、クリーンルーム1,2に対してそれぞれ供給される。このとき、クリーンルーム1,2の上流にそれぞれ備えられた定風量制御装置1002,1002により、クリーンルーム1,2に対してそれぞれ一定風量で、空調されたエア(外気)が供給される。
図6に示す空調システム1000では、クリーンルーム1,2からの排気は、天井パネル5(図1参照、図6では図示しない)に取り付けられた排気ユニット100を通じて、クリーンルーム1,2の外部であって建屋6の内部である天井裏3に排気される。そして、天井裏3に排気された空気が、建屋6に備えられている排気ファン1006によって屋外へ排気する。
排気ユニット100には、クリーンルーム1内の圧力と基準圧(ここでは仮に天井裏3の圧力とする)との差圧を計測する差圧計21と、排気ファン13の回転速度を制御して排気風量を制御することで、当該差圧が所定値になるようにする制御器20とが備えられている。排気ファン13で天井裏3とクリーンルーム1との差圧を所定値に制御することで、クリーンルーム1の室圧が調整されている。
このように、クリーンルーム1内の圧力と基準圧(例えば天井裏3の圧力)との差圧が所定値に制御されることで、差圧の逆転を防止して、クリーンルーム1とクリーンルーム2との間での意図しない空気の流入が防止される。即ち、説明の簡略化のために説明を省略したが、クリーンルーム1と同様に、クリーンルーム2でも同様の差圧制御が行われている。そのため、クリーンルーム1と例えば天井裏3との差圧が一定(例えば30Pa程度)であり、かつ、クリーンルーム2と例えば天井裏3との差圧が一定(例えば15Pa程度)であるような場合、クリーンルーム2からクリーンルーム1に空気が流入することがない。特に、再生医療施設や実験動物飼育施設等に設置されたクリーンルームでは、クリーンルーム1,2の室圧に差が設けられている。さらには、非清浄空間である天井裏からクリーンルーム1,2に空気の流入が生じることもない。
なお、制御器20や中央制御器50は、いずれも図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、I/F(インターフェイス)、HDD(Hard Disk Drive)、センサ回路、制御回路等を備え、ROMに格納されている所定の制御プログラムがCPUによって実行されることにより具現化される。
図7は、第一実施形態の空調システム1000において行われる天井排気ユニット100の制御を示すフローチャートである。図7に示すフローチャートは、例えばクリーンルーム1,2の休止状態にあるときに、使用者が電源ボタン(図示しない)を押下することにより排気ユニット100の電源がONになることで開始される。なお、排気ユニット100の電源がOFFのときには、排気ファン13も停止している。
そして、使用者が電源ボタンを押下することで排気ユニット100の電源がONになると、これと連動して、リレー等によって電磁石15が通電される(ステップS101)。これにより、吐出蓋12が電磁石15に強固に引きつけられ、クリーンルーム1,2の内部の気密性が確保される(前記の図1や図2に示した様子)。ただし、このときは、依然として待機状態であって、排気ファン13は稼働していない。そこで、中央制御器50は、クリーンルーム1,2の使用を開始するために、排気ファン13を稼働させるかどうか判断する(ステップS102)。
そして、排気ファン13の稼働を開始させる場合(ステップS102のYes方向)、これと連動してリレー等によって電磁石15の通電が停止されるともに、排気ファン13の稼働が開始される(ステップS103)。これにより、吐出蓋12が電磁石15から解放され、クリーンルーム1,2からの排気が開始される。このときの排気の様子が、前記の図4や図5に示した様子である。
このとき、中央制御器50は、クリーンルーム1,2のそれぞれにおいて、内外の差圧が予め設定された値(設定差圧)になるように排気ファン13の回転速度制御を行っている。具体的には、排気ファン13が稼働を開始してから所定時間経過後、中央制御器50は、差圧計21(図1参照)により測定された内外の測定差圧が、前記の設定差圧よりも大きくなっているかを判断する(ステップS104)。判断の結果、測定差圧が設定差圧より大きい場合、中央制御器50は排気ファン13の回転速度を増加させる(ステップS105)。一方で、測定差圧が設定差圧より小さい場合、中央制御器50は排気ファン13の回転速度を低下させる(ステップS106)。これらの制御は、中央制御器50によって運転停止の指令があるまで行われる(ステップS104〜ステップS107のYes方向)。
そして、中央制御器50によって運転停止の指令があった場合には(ステップS107のNo方向)、中央制御器50は排気ファン13の稼働を停止させる(ステップS108)。その後、クリーンルーム1,2の使用が一時的に中断されるような場合等、引き続き排気ユニット100の電源はONのままとされる(ステップS109のNo方向)。そして、電磁石15の通電が行われ(ステップS101)、クリーンルーム1,2の内部が気密になる。一方で、クリーンルーム1,2の使用を終了する場合等、排気ユニット100の全体の運転を停止させる場合(ステップS109のYes方向)、中央制御器50は電磁石15を通電させ(ステップS110)、排気ユニット100の電源をOFFとし、図7に示すフローが終了する。
図8は、第一実施形態の空調システム1000に備えられる天井排気ユニット100とそれを構成する各装置とのタイムチャートである。天井排気ユニット100の電源がOFFのとき、電磁石15は通電なしとなり、また、排気ファン13の稼働も停止している。そして、天井排気ユニット100の電源がONになると、電磁石15は通電されるが、その一方で、排気ファン13の停止状態は依然として維持される。この状態で、排気ファン13の稼働が開始されると、それと同時に、電磁石15への通電が停止される。これにより、吐出蓋12が排気ファン13により生じた静圧によって浮き上がる。そして、天井裏3への排気が開始される。
以上のように、空調システム1000では、排気ファン13の稼働が停止しているとき、電磁石15を用いてクリーンルーム1,2の内部が気密に保たれている。そのため、クリーンルーム1,2内の気密に保たれた状態で、クリーンルーム1,2の内部の除染を行うことができる。そのため、排気ファン13の稼働前、即ちクリーンルーム1,2の使用前に、特別な操作や気密ダンパを要することなく、除染を行うことができる。
[2.第二実施形態]
図9は、第二実施形態の天井排気ユニット200の構成を模式的に示す端面図である。排気ユニット200では、吐出蓋12が浮き上がったときに吐出蓋12を浮きあがった状態で固定するための電磁石19が備えられている。具体的には、排気ユニット200では、吐出ガイド16の折り曲がり部16aが筐体10の天板に接触する位置に、電磁石19が設けられている。従って、排気ファン13の稼働によって吐出蓋12が浮き上がった後、電磁石19を通電することで、吐出蓋12を浮き上がらせたままその位置で固定することができる。
図10は、第二実施形態の天井排気ユニット200において空気が排気されているときの空気の流れを模式的に示す図である。排気風量が変化することにより吐出蓋12への静圧が変動するため、吐出蓋12の上下方向(高さ方向)の位置が動く可能性がある。そこで、電磁石19を用いて浮き上がった吐出蓋12を固定することで、このような予期せぬ移動を抑制することができる。特に、吐出蓋12の高さ方向の位置が変わると、吐出蓋12による圧力損失も変化する。そのため、クリーンルーム1,2の内部の室圧も変化し得うるが、吐出蓋12を固定することにより吐出蓋12の変動要因を排除し、圧力損失を一定とすることで、クリーンルーム1,2の内部の室圧変動を十分に抑制することができる。
図11は、第二実施形態の空調システム2000において行われる天井排気ユニット200の制御を示すフローチャートである。空調システム2000の構成は、簡略化のために図示及び詳細な説明を省略するが、前記の空調システム1000(図6参照)において、排気ユニット100(図1参照)に代えて排気ユニット200(図9参照)が備えられるものである。また、図11に示すフローは、前記の図7に示したフローと似ているため同じステップについては同じステップ番号を付し、異なる点を中心に説明する。
排気ユニット200の電源をONにしたあと、電磁石15に通電されることで、吐出蓋12が電磁石15に引きつけられる(ステップS201)。一方で、このとき、吐出蓋12は浮上していないため、電磁石19は通電されていない(ステップS201)。そして、前記のステップS102と同様にして排気ファン13を稼働するか否かの判断がなされる。そして、稼働すると判断されたときには(ステップS102のYes方向)、電磁石15の通電が停止されるとともに電磁石19の通電が開始され、さらには、排気ファン13の稼働が開始される(ステップS203)。その後は、前記のステップS104〜S107と同様の制御が行われる。
そして、排気ファン13の稼働が停止されると(ステップS107のNo方向)、電磁石19の通電が停止され、また、排気ファン13の稼働も停止される(ステップS208)。これにより、吐出蓋12への静圧が無くなるため、吐出蓋12は下降し、電磁石15の上に載置される。その後は、前記のステップS109と同じ判断がなされ、ステップS110で電磁石15に通電させ、最終的に天井排気ユニット200の電源がOFFになることで、図11に示すフローが終了する。
図12は、第二実施形態の空調システム2000に備えられる天井排気ユニット200とそれを構成する各装置とのタイムチャートである。天井排気ユニット200の電源がOFFのとき、電磁石15,19は通電なしとなり、また、排気ファン13の稼働も停止している。そして、天井排気ユニット200の電源がONになると、電磁石15は通電されるが、その一方で、排気ファン13の停止状態は依然として維持される。また、吐出蓋12が浮き上がっていないため、電磁石19も通電なしとなる。この状態で、排気ファン13の稼働が開始されると、それと同時に、電磁石15への通電が停止され、電磁石19への通電が開始される。これにより、浮き上がった吐出蓋12が電磁石19により浮き上がった状態で固定されながら、天井裏3への排気が行われる。
[3.第三実施形態]
図13は、第三実施形態の天井排気ユニット300の構成を模式的に示す端面図である。前記の排気ユニット100,200では、筐体10は一体物として構成されていた。しかし、第三実施形態の排気ユニット300では、筐体は、筒状の下側筐体10Aと、筒状の上側筐体10Bとが嵌合することで構成されている。具体的には、下側筐体10Aの内部に上側筐体10Bが挿入嵌合されることで、これらが一体となって排気ユニット300の筐体を構成している。従って、メンテナンス等の際には、下側筐体10Aと上側筐体10Bとを分離することができる。
下側筐体10Aの内部にはHEPAフィルタ14が配置され、上側筐体10Bの内部には排気ファン13が配置されている。そして、下側筐体10Aと上側筐体10Bとを分離したときに、排気ファン13とHEPAフィルタ13とが外部に露出するようになっている。これにより、排気ファン13やHEPAフィルタ14が交換し易くなっている。また、排気ファン13を交換する際には、排気ファン13を収容する上側筐体10Bは下側筐体10Aから分離されるものの、HEPAフィルタ14を収容する下側筐体10Aは天井パネル5に取り付けられたままである。そのため、HEPAフィルタ14が取り付けられた状態で排気ファン13のみを交換することができる。即ち、クリーンルーム1内の清浄度を維持した状態で、排気ファン13のみを交換することができる。
図14は、第三実施形態の天井排気ユニット300において空気が排気されているときの空気の流れを模式的に示す図である。排気ユニット300においても、前記の排気ユニット200(図10参照)と同様にして空気が天井裏3に排気される。従って、排気ユニット300によれば、排気ファン13の停止時にはクリーンルーム1,2の内部の気密性を高めつつ稼働時には室圧の過度の変動を抑制し、かつ、メンテナンス性を高めることができる。
[4.第四実施形態]
図15は、第四実施形態の天井排気ユニット400の構成を模式的に示す端面図である。排気ユニット400は、前記した排気ユニット100(図1参照)において、吐出蓋12の側面に位置センサ22を備えるものである。この位置センサ22は吐出蓋12の位置を検出するものである。より具体的には、排気ファン13の非稼動時、位置センサ22が予め定められた位置(特定の位置に加えて、特定の範囲であってもよい)に存在しない場合には、その旨の警報が中央制御器50によって為されるようになっている。
吐出蓋12に取り付けられた位置センサ22が所定の位置又は範囲に存在しないということは、吐出蓋12が何らかの理由によって正常に閉じられていないということを意味している。そのため、もしこのような状態で除染を行えば、天井裏3に除染剤が漏出する可能性がある。そこで、位置センサ22によって吐出蓋1の位置が検出されることで、このような事態が防止される。
[5.第五実施形態]
図16は、第五実施形態の天井排気ユニット500の構成を模式的に示す端面図である。前記の各実施形態に係る排気ユニット100〜400では、排気ファン13の非稼働時に吐出蓋12を固定するための電磁石15が備えられていた。しかし、第五実施形態の排気ユニット500では、このような電磁石15に代えて、吐出蓋12が常閉となるようなばね定数を有する弾性体(具体的にはばね23)が備えられている。
即ち、排気ファン13の非稼働時には、ばね23は縮んだ状態となっており、これにより、吐出蓋12が吐出リング11に十分に引きつけられている。そのため、クリーンルーム1,2の内部の気密性が高められている。一方で、排気ファン13が稼働すると、ばね23が伸びながら吐出蓋12が浮き上がることになる。従って、例えばクリーンルーム1,2に除染剤を充満させたときのクリーンルーム1,2の内部の圧力が低い場合等、吐出蓋12をそれほど強固に引きつける必要が無い場合等には、排気ユニット500のようなより簡便な構造を採用することができる。
[6.第六実施形態]
図17は、第六実施形態の天井排気ユニット600の構成を模式的に示す端面図である。排気ユニット600は、前記の排気ユニット500(図16参照)に対して変更を施したものである。具体的には、排気ユニット600は、前記の排気ユニット200(図9参照)と同様に、吐出蓋12が浮き上がったときに吐出蓋12を固定するための電磁石19を備えている。ただし、電磁石19は、前記の排気ユニット200とは異なり、吐出蓋12の上方に配置されている。このようにすることで、簡便な構造でクリーンルーム1,2の内部の気密性を高めることができるとともに、排気ファン13の稼働時にクリーンルーム1,2の内部の室圧が過度に変動することが防止される。
[7.第七実施形態]
図18は、第七実施形態の天井排気ユニット700の構成を模式的に示す端面図である。排気ユニット700は、前記の排気ユニット500(図16参照)に対して変更を施したものである。具体的には、排気ユニット700は、排気ユニット500と同様の位置に同様のばね23を備えている。そして、排気ユニット700には、吐出蓋12が浮き上がったときに吐出蓋12を固定するためのばね24が備えられている。即ち、排気ユニット700には、機能の異なる二種のばね23,24が備えられている。
ばね23のばね定数は、ばね24のばね定数よりも大きくなっている。そのため、排気ファン12の非稼働時には、ばね23は縮んだ状態となっている一方で、ばね24は伸びた状態となっている。従って、ばね23の弾性力により、吐出蓋12は吐出リング11に強固に引きつけられ、クリーンルーム1,2の内部の気密性が高められている。そして、排気ファン13の稼働により吐出蓋12が浮き上がると、ばね23は伸びる一方で、ばね24は縮む。従って、ばね24の弾性力により、吐出蓋12の高さ方向の位置が固定され、排気ファン13の稼働時にクリーンルーム1,2の内部の室圧が過度に変動することが防止される。
[8.第八実施形態]
図19は、第八実施形態の天井排気ユニット800の構成を模式的に示す端面図である。排気ユニット800は、前記の排気ユニット100〜700に対して変更を施したものである。具体的には、排気ユニット800では、吐出ガイド16は、吐出蓋12の内側であって筐体10の上面に、筐体10に固定されて備えられている。
前記の排気ユニット100から700では、吐出ガイド16が吐出蓋12に固定されており、吐出蓋12が浮き上がると、吐出蓋12とともに吐出ガイド16も上方向に移動するようになっていた。また、吐出ガイド16は、筐体10の上面に開けられた開口内に収まるように設けられていた。しかし、図19に示す排気ユニット800では、吐出ガイド16が筐体10の上面に固定され、吐出蓋12の上面に開けられた開口(図示しない)を吐出ガイド16が貫通するように設けられる。この開口は吐出蓋12の下方に形成される空間の内外を連通するものである。形成される開口の大きさは、気密性を確保するため、吐出ガイド16が収まるぎりぎりの寸法となっている。
吐出蓋12が浮き上がったとき、吐出蓋12の上面は吐出ガイド16に設けられた折り曲がり部16aに突き当たる。これにより、吐出蓋12のそれ以上の上方向の移動が制限される。吐出ガイド16が、吐出蓋12ではなく筐体10に固定されていることで、吐出蓋12を軽くすることができる。そのため、吐出蓋12が上下方向に移動する際に、よりスムーズな移動が可能となる。なお、折り曲がり部16aはゴム等の弾性体に変更してもよい。折れ曲がり部16aが弾性体で構成されていることで、折れ曲がり部16aが吐出蓋12の上面に突き当たるときの音を小さくすることができる。
[9.第九実施形態]
図20は、第九実施形態の天井排気ユニット900の構成を模式的に示す端面図である。排気ユニット900は、前記の排気ユニット800(図19参照)に対して変更を施したものである。具体的には、排気ユニット900は、排気ユニット800と同様の位置に同様の吐出ガイド16を備えているが、排気ユニット900では吐出リング11は備えられていない。従って、吐出蓋12が降りている状態のとき、排気ユニット900では、吐出蓋12の側壁下端面と筐体10の上面とが接触するようになっている。このようにすることで、排気ユニット900の構造が簡素化され、製造を容易にすることができる。なお、筐体10の上面において、吐出蓋12の側壁下端面と接触する部分には、気密性を確保するためのパッキン(図示しない)が備えられている。
[10.第十実施形態]
図21は、第十実施形態の空調システム3000の模式図である。図6に示した空調システム1000では、天井裏3に排気された空気は、建屋6に備えられた排気ファン1006によって屋外に排気されていた。しかし、図21に示す空調システム3000では、建屋6に対して排気ファンに代えて排気口1007が備えられ、この排気口1007を通じて屋外に排気されることになる。なお、排気口1007には、虫や大きな塵埃の流入を防止するためのフィルタを設置することもできる。
[11.変形例]
以上、本実施形態を十つの具体的な実施形態を挙げて説明したが、本実施形態は前記の例になんら制限されるものではなく、適宜変更を加えて実施可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施することもできる。例えば、前記の空調システム1000,3000(図6、図21参照)に備えられる排気ユニットは、図1に示す排気ユニット100に限られるものではなく、その他の排気ユニットであってもよい。
また、排気ユニット100〜900に備えられる吐出ガイド16の個数は四つに限定されるものではなく、一つでもよいが、複数あることが好ましい。また、電磁石15,19の個数も同様に限定されず、一つでもよいが、複数あることが好ましい。
さらに、前記の排気ユニット100〜900は、クリーンルーム1,2の天井に設けられているが、クリーンルーム1,2の側壁であってもよい。
また、前記の吐出蓋12には、電磁石15によって吸着可能な吸着部位12aを設けたが、このような吸着部位12aを設けずに、吐出蓋12そのものを電磁石15によって吸着可能な材料により構成するようにしてもよい。
さらに、図6、図21の例では、複数のクリーンルームとして二つのクリーンルームを設けたが、三つ以上のクリーンルームが設けられてもよい。また、図示しないが、各クリーンルームに閉止時に気密を保持できる気密ドアが設けられていてもよい。
また、前記の実施形態では、クリーンルーム1,2からの空気は天井裏3に排気されるようにしたが、クリーンルーム1,2に排気ダクトを接続し、この排気ダクトを通じて直接外部に排気されるようにしてもよい。さらに、前記のように、各空調システムでは、給気用ダクトに、図示しない風量調整用ダンパを適宜備えてもよい。風量調整用ダンパは、手動で調整するダンパやダンパ開度を手元で設定できるモータダンパが使用できる。
さらに、例えば、前記の各クリーンルームへの給気風量や各クリーンルームの差圧等の所定値は、適宜決定すればよい。
また、図4、11に示す例では、差圧計21により測定される差圧が所定値になるように制御器20が排気ファン13を制御したが、当該差圧が所定値でなくても、例えば計測される差圧が予め定められた設定範囲になるように(即ち計測される差圧がある程度幅を持つように)、制御器20が排気ファン13を制御するようにしてもよい。
1,2 クリーンルーム
3 天井裏
10 筐体
10A 下側筐体
10B 上側筐体
11 吐出リング
12 吐出蓋
12a 吸着部位
12b パッキン(気密装置)
13 排気ファン
14 HEPAフィルタ
15 電磁石(気密装置)
16 吐出ガイド
16a 折り曲がり部
18 隙間
19 電磁石(固定装置)
20 制御器
21 差圧計
22 位置センサ
23 ばね(気密装置)
24 ばね(固定装置)
50 中央制御器(警報発生装置)
100 排気ユニット、天井排気ユニット、クリーンルーム用排気ユニット
200 排気ユニット、天井排気ユニット、クリーンルーム用排気ユニット
300 排気ユニット、天井排気ユニット、クリーンルーム用排気ユニット
400 排気ユニット、天井排気ユニット、クリーンルーム用排気ユニット
500 排気ユニット、天井排気ユニット、クリーンルーム用排気ユニット
600 排気ユニット、天井排気ユニット、クリーンルーム用排気ユニット
700 排気ユニット、天井排気ユニット、クリーンルーム用排気ユニット
800 排気ユニット、天井排気ユニット、クリーンルーム用排気ユニット
900 排気ユニット、天井排気ユニット、クリーンルーム用排気ユニット
1000 空調システム
1001 空調機(給気装置)
3000 空調システム

Claims (5)

  1. クリーンルーム内の空気を室外に排気するクリーンルーム用排気ユニットであって、
    前記クリーンルーム内の空気を吸い込むとともに、吸い込まれた空気を前記室外に排気する排気ファンと、
    前記排気ファンを収容する筐体と、
    前記排気ファンからみて空気の流れ方向下流側であって前記筐体に形成された開口を覆うように配置され、前記排気ファンの稼働により生じる風圧によって開く吐出蓋と、
    前記排気ファンの稼働停止中に前記吐出蓋を前記筐体の側に引きつけることで前記筐体の内部を気密にする気密装置と、を備えることを特徴とする、クリーンルーム用排気ユニット。
  2. 前記気密装置は電磁石を備え、
    前記吐出蓋は、磁石に対して吸着可能な吸着部位を有し、
    前記電磁石に通電することにより生じる磁力によって前記電磁石が前記吐出蓋に備えられる前記吸着部位を引き付けることで、前記筐体の内部を気密にすることを特徴とする、請求項1に記載のクリーンルーム用排気ユニット。
  3. 前記吐出蓋が前記排気ファンの稼働により生じる風圧によって開いたときに、前記吐出蓋が開いた状態で前記吐出蓋を固定する固定装置を備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載のクリーンルーム用排気ユニット。
  4. 前記吐出蓋の位置を検出する位置センサと、
    前記排気ファンの稼働停止中に、前記位置センサにより検出された前記吐出蓋の位置が予め定められた位置から外れているときに警報を発する警報発生装置と、を備えることを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載のクリーンルーム用排気ユニット。
  5. 建屋内に配置された複数のクリーンルームに前記建屋外の外気を導く給気用ダクトと、
    前記給気用ダクトを通流し、前記複数のクリーンルームに外気を給気する給気装置と、
    前記複数のクリーンルームのそれぞれに備えられ、前記ぞれぞれのクリーンルーム内の空気を吸い込むとともに、吸い込まれた空気を、前記複数のクリーンルームの外部であって前記建屋の内部に排気する排気ファンと、前記排気ファンを収容する筐体と、前記排気ファンからみて空気の流れ方向下流側であって前記筐体に形成された開口を覆うように配置され、前記排気ファンの稼働により生じる風圧によって開く吐出蓋と、前記排気ファンの稼働停止中に前記吐出蓋を前記筐体の側に引きつけることで前記筐体の内部を気密にする気密装置と、を備えるクリーンルーム用排気ユニットと、を備えることを特徴とする、クリーンルーム用空調システム。
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