JP2017117158A - 工作機械を制御する数値制御装置、方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

工作機械を制御する数値制御装置、方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】特定の加工プログラムを実行するのに適した工作機械の数値制御装置に、該加工プログラムを選択的に実行させるのを可能とする技術が求められている。【解決手段】数値制御装置50Aは、固有情報を記憶する記憶部54Aと、付帯情報を含む加工プログラムを受け付ける受付部56Aと、受付部56Aが受け付けた加工プログラムに含まれた付帯情報と、記憶部54Aに記憶された固有情報とを互いに照合し、該付帯情報の中に該固有情報と一致する情報が含まれているか否かを判定する判定部62と、付帯情報の中に固有情報と一致する情報が含まれていると判定された場合にのみ、受付部56Aが受け付けた加工プログラムを実行して工作機械18Aを制御する機械制御部66とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、工作機械を制御する数値制御装置、方法、およびコンピュータプログラムに関する。
加工プログラムのプログラム名、またはオペレータのレベルに応じて工作機械を動作させるか否かを判定する数値制御装置が知られている(例えば、特許文献1および2)。
特開平5−313720号公報 特開2000−86964号公報
特定の加工プログラムを実行するのに適した工作機械の数値制御装置を効率的に選別可能とする技術が求められている。
本発明の一態様において、工作機械を制御する数値制御装置は、工作機械、数値制御装置、またはオペレータに固有の固有情報を記憶する記憶部と、付帯情報を含む加工プログラムを受け付ける受付部とを備える。この付帯情報は、加工プログラムを実行可能な工作機械、数値制御装置、またはオペレータに固有の情報を含む。
また、数値制御装置は、受付部が受け付けた加工プログラムに含まれた付帯情報と、記憶部に記憶された固有情報とを互いに照合し、該付帯情報の中に該固有情報と一致する情報が含まれているか否かを判定する判定部と、付帯情報の中に固有情報と一致する情報が含まれていると判定された場合にのみ、受付部が受け付けた加工プログラムを実行して工作機械を制御する機械制御部とを備える。
固有情報は、工作機械または数値制御装置に固有に割り当てられた装置固有番号、オペレータに固有に割り当てられたオペレータ固有番号、工作機械において用いられる工具の情報を示す工具情報、または、工作機械によって加工されるワークの情報を示すワーク情報を含んでもよい。
固有情報は、オペレータ固有番号を含んでもよい。数値制御装置は、オペレータ固有番号の入力部をさらに備えてもよい。記憶部は、入力部に入力されたオペレータ固有番号を記憶してもよい。
受付部は、ネットワークを介して外部機器から送信された加工プログラムを受け付けてもよい。受付部は、数値制御装置に着脱可能な外部メモリに記憶された加工プログラムを受け付けてもよい。数値制御装置は、判定部が、付帯情報の中に固有情報と一致する情報が含まれていないと判定した場合にアラームを生成するアラーム生成部をさらに備えてもよい。
本発明の他の態様において、数値制御装置によって工作機械を制御する方法は、付帯情報を含む加工プログラムであって、該付帯情報は、該加工プログラムを実行可能な工作機械、数値制御装置、またはオペレータに固有の情報を含む、加工プログラムを受け付けることを備える。
また、この方法は、受け付けた加工プログラムに含まれた付帯情報と、数値制御装置が記憶している、工作機械、数値制御装置、またはオペレータに固有の固有情報と、を互いに照合し、該付帯情報の中に該固有情報に一致する情報が含まれているか否かを判定することを備える。
また、この方法は、付帯情報の中に固有情報と一致する情報が含まれていると判定した場合にのみ、受け付けた加工プログラムを実行して工作機械を制御することとを備える。本発明のさらに他の態様において、コンピュータプログラムは、上述の方法を数値制御装置に実行させる。
本発明の一実施形態に係るネットワークシステムの図である。 図1に示す工作機械システムのブロック図である。 一実施形態に係る加工プログラムのデータ構造を表す図である。 図2に示す数値制御装置の動作フローの一例を示すフローチャートである。 他の実施形態に係る加工プログラムのデータ構造を表す図である。 他の実施形態に係る工作機械システムの図である。 図6に示す工作機械システムのブロック図である。 図7に示す数値制御装置の動作フローの一例を示すフローチャートである。 さらに他の実施形態に係る加工プログラムのデータ構造を表す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。まず、図1を参照して、一実施形態に係るネットワークシステム10について説明する。ネットワークシステム10は、外部機器12と、該外部機器12にネットワーク14を介して接続された複数の工作機械システム16A、16B、および16Cとを備える。
外部機器12は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)を有し、ネットワーク14を介して加工プログラムを工作機械システム16A、16B、16Cへ送信する。ネットワーク14は、インターネットまたはLAN等の通信ネットワークであって、有線または無線で情報を伝送する。
次に、図2を参照して、工作機械システム16A、16B、および16Cについて説明する。工作機械システム16Aは、工作機械18A、および該工作機械18Aを制御する数値制御装置50Aを有する。
工作機械18Aは、工具が装着される加工ヘッド(図示せず)と、ワークが設置されるワークテーブル(図示せず)とを有する。これら加工ヘッドおよびワークテーブルには、サーボモータ(図示せず)が内蔵されている。
数値制御装置50Aは、ワークテーブルに内蔵されたサーボモータに指令を送り、ワークテーブルを動作させて、加工ヘッドに装着された工具に対してワークを位置決めする。また、数値制御装置50Aは、加工ヘッドに内蔵されたサーボモータに指令を送り、加工ヘッドに装着された工具を駆動する。回転駆動された該工具によって、ワークテーブルに設置されたワークが加工される。
数値制御装置50Aは、CPU(中央演算処理装置)52A、記憶部54A、受付部56A、および機械駆動部58Aを有する。CPU52Aは、バス60を介して、記憶部54A、受付部56A、および機械駆動部58Aと通信可能に接続されている。CPU52Aは、記憶部54A、受付部56A、および機械駆動部58Aと情報をやり取りしつつ、各種演算処理を実行する。
記憶部54Aは、EEPROM(登録商標)等の電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリから構成されたシステムメモリと、DRAM、SRAM等の高速で読み書きのできるランダムアクセスメモリから構成されたワークメモリとを有する。記憶部54Aは、後述する固有情報および加工プログラムを記憶することができる。
受付部56Aは、ネットワーク14を介して外部機器12に接続されており、該外部機器12から送信された情報を受信する。受付部56Aは、外部機器12から受信した情報をCPU52Aに送信する。
機械駆動部58Aは、サーボモータ制御回路およびサーボアンプ等を有し、CPU52Aからの指令に応じて、工作機械18Aに内蔵された各サーボモータを駆動する。
工作機械システム16Bおよび16Cは、それぞれ、工作機械18Bおよび18Cと、該工作機械18Bおよび18Cを制御する数値制御装置50Bおよび50Cとを有する。
本実施形態においては、工作機械18A、18B、および18Cは、互いに異なる構成を有し、異なる種類の加工を実行する。具体的には、工作機械18A、18B、および18Cの加工ヘッドには、異なる種類の工具が装着され、異なる種類のワークを加工することができる。
数値制御装置50Bおよび50Cは、数値制御装置50Aと同様の構成を有する。具体的には、数値制御装置50Bおよび50Cは、それぞれ、CPU52Bおよび52C、記憶部54Bおよび52C、受付部56Bおよび52C、ならびに、機械駆動部58Bおよび52Cを有する。
次に、ネットワークシステム10の機能の一実施例について説明する。外部機器12は、ネットワーク14を介して、工作機械システム16A、16B、16Cに、加工プログラムを送信する。
一般的に、工作機械と加工プログラムとの間には、適不適の関係性が存在する。仮に、工作機械との関係性が不適である加工プログラムで該工作機械を動作させた場合、所望の加工結果が得られないだけでなく、機械の部材、工具、およびワークの間で干渉が発生し得る。
上述したように、工作機械18A、18B、および18Cは、互いに異なる構成を有しており、異なる種類の加工を実行する。したがって、工作機械18A、18B、および18Cを適切に動作させるためには、工作機械18A、18B、および18Cの各々に適した加工プログラムを、数値制御装置50A、50B、および50Cに実行させる必要がある。
そこで、本実施形態においては、数値制御装置50A、50B、および50Cに記憶した固有情報と、加工プログラムに付帯された付帯情報とを照合することによって、該加工プログラムの実行に適した数値制御装置50A、50B、50Cのみに、該加工プログラムを実行することを許容する。
ここで、固有情報は、工作機械18A、数値制御装置50A、またはオペレータに固有の情報である。本実施例においては、数値制御装置50Aの記憶部54Aには、固有情報として、装置固有番号が予め記憶される。この装置固有番号は、CNC固有番号および機械固有番号を含む。
ここで、CNC固有番号は、数値制御装置50Aの製造者が、該数値制御装置50Aの構成または機能等に応じて該数値制御装置50Aに固有に割り当てる文字列番号(いわゆる、製造番号)である。また、機械固有番号は、工作機械18Aのユーザが、工作機械18Aの構成または機能等に応じて該工作機械18Aに固有に割り当てる文字列番号であって、例えば、PMCラダープログラムのプログラム名等である。
本実施例においては、記憶部54Aは、装置固有番号として、CNC固有番号:CNC−1と、機械固有番号:MTA−1とを記憶する。
数値制御装置50Bの記憶部54Bにも、装置固有番号が予め記憶される。該装置固有番号は、数値制御装置50Aおよび工作機械18Aの装置固有番号とは異なる文字列である。本実施例においては、記憶部54Bは、装置固有番号として、数値制御装置50Bに固有のCNC固有番号:CNC−2と、工作機械18Bに固有の機械固有番号:MTA−2とを記憶する。
数値制御装置50Cの記憶部54Cにも、装置固有番号が予め記憶される。該装置固有番号は、数値制御装置50A、50Bおよび工作機械18A、18Bの装置固有番号とは異なる文字列である。本実施例においては、記憶部54Cは、装置固有番号として、数値制御装置50Cに固有のCNC固有番号:CNC−3と、工作機械18Cに固有の機械固有番号:MTB−1とを記憶する。
一方、外部機器12が送信する加工プログラムは、付帯情報を含む。この付帯情報は、該加工プログラムを実行可能な特定の工作機械18A,18B、18Cに固有の情報と、該加工プログラムを実行可能な特定の数値制御装置50A、50B、50Cに固有の情報とを含む。
具体的には、付帯情報は、この加工プログラムを実行可能な特定の数値制御装置50A、50B、50CのCNC固有番号に一致する番号と、加工プログラムを実行可能な特定の工作機械18A、18B、18Cの機械固有番号に一致する番号とを含む。
加工プログラムのデータ構造の例を、図3に示す。この加工プログラムに含まれる付帯情報は、数値制御装置50AのCNC固有番号、および工作機械18Aの機械固有番号の各々に一致する番号(すなわち、「CNC−1」、「MTA−1」)を含む。
また、この付帯情報は、数値制御装置50BのCNC固有番号、および工作機械18Bの機械固有番号の各々に一致する番号(すなわち、「CNC−2」、「MTA−2」)を含む。
図3に示す加工プログラムにおいては、付帯情報には、付帯情報識別用の識別子(「.INCIDENTAL」)が付与されている。より具体的には、付帯情報において、CNC固有番号に対応する番号の後に、CNC固有番号識別用の識別子(「.INCIDENTAL1」)が付与されている一方、機械固有番号に対応する番号の後に、機械固有番号識別用の識別子(「.INCIDENTAL2」)が付与されている。
以下、図4を参照して、外部機器12から図3に示す加工プログラムが送信された場合の、数値制御装置50Aの動作フローの一例について説明する。図4に示すフローは、数値制御装置50Aが起動されたときに、開始される。
ステップS1において、CPU52Aは、外部機器12から加工プログラムの送信が有るか否かを判定する。例えば、外部機器12は、加工プログラムを送信するときに、CPU52Aに対して、加工プログラム受信要求を送る。
CPU52Aは、加工プログラム受信要求を受け付けた場合、外部機器12から加工プログラムの送信が有る(すなわち、YES)と判定し、受付部56Aに指令を送り、受付部56Aから外部機器12へ加工プログラム送信要求を発信する。これにより、外部機器12と受付部56Aとの間の通信が確立される。そして、CPU52Aは、ステップS2へ進む。
外部機器12は、加工プログラム送信要求を受け付けると、ネットワーク14を介して、加工プログラムを受付部56Aに送信する。一方、CPU52Aは、加工プログラム受信要求を受け付けていない場合、外部機器12から加工プログラムの送信がない(すなわち、NO)と判定し、ステップS7へ進む。
ステップS2において、受付部56Aは、外部機器12からネットワーク14を介して送信された加工プログラムを受け付けて、CPU52Aへ送信する。CPU52Aは、受付部56Aから送信された加工プログラムを記憶部54Aに記憶する。
ステップS3において、CPU52Aは、記憶部54Aに予め記憶された固有情報と、ステップS2にて受け付けた加工プログラムに含まれている付帯情報とを互いに照合し、該付帯情報の中に該固有情報と一致する情報が含まれているか否かを判定する。
具体的には、CPU52Aは、記憶部54Aから、固有情報として、装置固有番号(すなわち、CNC固有番号:「CNC−1」と、機械固有番号:「MTA−1」)を読み出す。
一方、CPU52Aは、受け付けた加工プログラム中の識別子:「.INCIDENTAL1」の行を参照する。そして、CPU52Aは、付帯情報の中に、数値制御装置50AのCNC固有番号と一致する番号が含まれているか否かを判定する。
また、CPU52Aは、受け付けた加工プログラム中の識別子:「.INCIDENTAL2」の行を参照し、付帯情報の中に、数値制御装置50Aの機械固有番号と一致する番号が含まれているか否かを判定する。
図3に示す例の場合、付帯情報の識別子:「.INCIDENTAL1」と「.INCIDENTAL2」の行に、数値制御装置50AのCNC固有番号と一致する番号:「CNC−1」と、数値制御装置50Aの機械固有番号と一致する番号:「MTA−1」とが、含まれている。
この場合、CPU52Aは、このステップS3にてYESと判定し、ステップS4へ進む。一方、数値制御装置50Aの装置固有番号と一致する番号が付帯情報に含まれていなかった場合、CPU52Aは、このステップS3にてNOと判定し、ステップS5へ進む。
このように、本実施形態においては、CPU52Aは、付帯情報の中に固有情報に一致する情報が含まれているか否かを判定する判定部62(図2)として機能する。
ステップS4において、CPU52Aは、ステップS2にて受け付けた加工プログラムの照合結果フラグを、“OK”にセットする。
一方、ステップS3にてNOと判定した場合、ステップS5において、CPU52Aは、ステップS2にて受け付けた加工プログラムの照合結果フラグを、“NG”にセットする。
ステップS6において、CPU52Aは、アラーム信号を生成する。例えば、CPU52Aは、「この装置は、ダウンロードされた加工プログラムを実行できません」との画像または音声の形態で、アラーム信号を生成する。そして、CPU52Aは、生成したアラーム信号を表示部またはスピーカ(図示せず)へ送信し、表示部またはスピーカを介して、オペレータにアラームを出力する。
ステップS7において、CPU52Aは、オペレータから特定の加工プログラムの実行指令を受け付けたか否かを判定する。一例として、オペレータは、数値制御装置50Aに設けられたキーボード等の入力装置(図示せず)を使用して、記憶部54Aに記憶された種々の加工プログラムのうち、所望のものを選択する。
オペレータが、ステップS2にて受け付けた、図3に示す加工プログラムを選択した場合、入力装置は、オペレータからの入力操作を受け付けて、ステップS2にて受け付けた加工プログラムの実行指令を、CPU52Aへ送信する。
CPU52Aは、入力部から実行指令を受け付けたときに、YESと判定し、ステップS8へ進む。一方、CPU52Aは、入力部から実行指令を受け付けていない場合、NOと判定し、ステップS11へ進む。
ステップS8において、CPU52Aは、ステップS7にて実行指令を受け付けた加工プログラムの参照結果フラグを参照し、該参照結果フラグが“OK”にセットされているか否かを判定する。
例えば、ステップS7において、ステップS2で受け付けた、図3に示す加工プログラムの実行指令を受け付けた場合、該加工プログラムの参照結果フラグは、ステップS4にて“OK”にセットされている。
したがって、この場合、CPU52Aは、YESと判定し、ステップS9へ進む。一方、CPU52Aは、ステップS7にて実行指令を受け付けた加工プログラムの参照結果フラグが“NG”にセットされている場合は、NOと判定し、ステップS10へ進む。
ステップS9において、CPU52Aは、ステップS7にて実行指令を受け付けた加工プログラムを実行する。具体的には、CPU52Aは、加工プログラムに従って機械駆動部58Aに指令を送り、加工ヘッドおよびワークテーブル(図示せず)に内蔵されたサーボモータを駆動する。これにより、ワークは、加工ヘッドに装着された工具によって、加工プログラムに従って加工される。
一方、ステップS8にてNOと判定した場合、ステップS10において、CPU52Aは、例えば「この装置は、指定された加工プログラムを実行できません」との画像または音声の形態で、アラーム信号を生成する。このように、本実施形態においては、CPU52Aは、アラームを生成するアラーム生成部64(図2)として機能する。
CPU52Aは、生成したアラーム信号を表示部またはスピーカ(図示せず)へ送信し、表示部またはスピーカを介して、オペレータにアラームを出力する。アラームを出力した後、CPU52Aは、数値制御装置50Aの動作を停止して、図4に示すフローを終了する。
このように、本実施形態においては、CPU52Aは、加工プログラム中の付帯情報の中に固有情報に一致する情報が含まれていると判定し、該加工プログラムの照合結果フラグを“OK”にセットした場合にのみ、該加工プログラムを実行して工作機械18Aを制御している。
したがって、CPU52Aは、加工プログラムを実行して工作機械18Aを制御する機械制御部66(図2)として機能する。
ステップS11において、CPU52Aは、オペレータまたは上位コントローラ(例えば、外部機器12)から、動作停止指令を受け付けたか否かを判定する。
CPU52Aは、動作停止指令を受け付けた(すなわち、YES)と判定した場合、数値制御装置50Aの動作を停止し、図4に示すフローを終了する。一方、CPU52Aは、動作停止指令を受け付けていない(すなわち、NO)と判定した場合、ステップS1へ戻る。
次に、図4を参照して、外部機器12から図3に示す加工プログラムが送信された場合の、数値制御装置50Bの動作フローの一例について説明する。なお、上述した数値制御装置50Aのフローと同様のプロセスについては、詳細な説明を省略する。
図4のフローを開始した後、CPU52Bは、数値制御装置50Aと同様に、上述したステップS1およびS2を実行する。
ステップS3において、CPU52Bは、判定部62(図2)として機能して、記憶部54Bに予め記憶された固有情報と、ステップS2にて受け付けた加工プログラムに含まれている付帯情報とを互いに照合し、該付帯情報の中に該固有情報に一致する情報が含まれているか否かを判定する。
具体的には、CPU52Bは、記憶部54Bから、固有情報として、装置固有番号(すなわち、CNC固有番号:「CNC−2」と、機械固有番号:「MTA−2」)を読み出す。
一方、CPU52Bは、加工プログラム中の識別子:「.INCIDENTAL1」の行を参照し、付帯情報の中に、数値制御装置50BのCNC固有番号と一致する番号が含まれているか否かを判定する。
また、CPU52Bは、加工プログラム中の識別子:「.INCIDENTAL2」の行を参照し、付帯情報の中に、工作機械18Bの機械固有番号と一致する番号が含まれているか否かを判定する。
図3に示す例の場合、付帯情報の中に、数値制御装置50BのCNC固有番号と一致する番号(「CNC−2」)と、工作機械18Bの機械固有番号と一致する番号(「MTA−2」)とが、含まれている。
この場合、CPU52Bは、YESと判定し、ステップS4へ進む。ステップS3の後、CPU52Bは、数値制御装置50Aと同様に、ステップS4〜S11を順次実行する。
次に、図4を参照して、外部機器12から図3に示す加工プログラムが送信された場合の、数値制御装置50Cの動作フローの一例について説明する。なお、上述した数値制御装置50Aのフローと同様のプロセスについては、詳細な説明を省略する。
図4のフローを開始した後、CPU52Cは、数値制御装置50Aと同様に、上述のステップS1およびS2を実行する。
ステップS3において、CPU52Cは、判定部62(図2)として機能して、記憶部54Cに予め記憶された固有情報と、ステップS2にて受け付けた加工プログラムに含まれている付帯情報とを互いに照合し、該付帯情報の中に該装置固有番号に一致する情報が含まれているか否かを判定する。
具体的には、CPU52Cは、図3に示す加工プログラム中の識別子:「.INCIDENTAL1」の行を参照し、付帯情報の中に、数値制御装置50CのCNC固有番号と一致する番号が含まれているか否かを判定する。
また、CPU52Cは、加工プログラム中の識別子:「.INCIDENTAL2」の行を参照し、付帯情報の中に、工作機械18Cの機械固有番号と一致する番号が含まれているか否かを判定する。
図3に示す例の場合、付帯情報の中の識別子:「.INCIDENTAL1」の行には、数値制御装置50CのCNC固有番号と一致する番号(「CNC−3」)が含まれていない。
また、付帯情報の中の識別子:「.INCIDENTAL2」の行には、数値制御装置50Cの機械固有番号と一致する番号(「MTB−1」)が含まれていない。この場合、CPU52Cは、NOと判定し、ステップS5へ進む。
次いで、ステップS5において、CPU52Cは、ステップS2にて受信した加工プログラムの照合結果フラグを“NG”にセットする。次いで、ステップS6において、CPU52Cは、アラーム生成部64(図2)として機能して、「本装置は、この加工プログラムを実行できません」との画像または音声の形態でアラーム信号を生成し、オペレータに出力する。
ステップS7において、CPU52Cが、ステップS2にて受け付けた加工プログラムの実行指令を受け付けたとすると、該加工プログラムの参照結果フラグは、ステップS5にて“NG”にセットされている。
したがって、ステップS8において、CPU52Cは、NOと判定し、ステップS10へ進む。そして、CPU52Cは、アラーム信号を生成してオペレータにアラームを出力し、図4に示すフローを終了する。
このように、本実施例に係る動作フローによれば、数値制御装置50A、50B、および50Cに記憶した個々の固有情報と、加工プログラムに付帯された付帯情報とを照合し(ステップS3)、両者が一致しなかった場合、オペレータにアラームを出力している。
この構成によれば、オペレータは、外部機器12からネットワーク14を経由して各数値制御装置50A、50B、50Cにダウンロードされた加工プログラムが、個々の数値制御装置50A、50B、50Cで実行できるものであるか否かを、自動的且つ直感的に認識できる。
このため、不適な加工プログラムを数値制御装置50A、50B、50Cで実行して工作機械18A、18B、18Cを動作させてしまうのを防止できるので、加工精度の低下や、機械の部材、工具、およびワークの間で干渉が発生してしまうのを、確実に防止できる。
また、本実施例に係る動作フローにおいては、CPU52A、52B、52Cは、ステップS4で照合結果フラグが“OK”にセットされた加工プログラムのみを実行し、照合結果フラグが“NG”にセットされている加工プログラムは実行しない。
この構成によれば、不適な加工プログラムで工作機械18A、18B、18Cを動作させて、加工精度の低下や、機械の部材、工具、およびワークの間で干渉が発生してしまうのを、より確実に防止できる。
また、本実施例に係る動作フローにおいては、CPU52A、52B、52Cは、ステップS6に加えて、ステップS10でも、オペレータにアラームを出力している。この構成によれば、不適な加工プログラムを数値制御装置50A、50B、50Cで実行してしまうのを、オペレータに対して2段階で警告することができる。
また、本実施例に係る動作フローによれば、数値制御装置50A、50B、50Cは、要求に応じて、加工プログラムを外部機器12からネットワーク14経由で適宜ダウンロードして実行できる。
このため、記憶部54A、54B、54Cに、種々の加工プログラムを常時記憶させておく必要がない。したがって、記憶部54A、54B、54Cの容量または個数を低減できるので、コストを削減することができる。
また、本実施例に係る動作フローおいては、数値制御装置50A、50B、50Cにて加工プログラムの適否の判定を行うのに要する情報を、該加工プログラム内に付帯情報として付帯させている。この構成によれば、このような情報を記憶部54A、54B、54Cに記憶させる必要がないので、記憶部54A、54B、54Cの容量または個数を低減できる。
また、本実施例に係る動作フローおいては、加工プログラムの付帯情報に、CNC固有番号と、機械固有番号の2種類の番号を付与している。この構成によれば、加工プログラムを実行させるべき数値制御装置50A、50B、50Cを選別するときの条件を複数設定できるので、より詳細な条件で数値制御装置を選別することができる。
次に、ネットワークシステム10の機能の他の実施例について説明する。本実施例においては、数値制御装置50Aの記憶部54Aは、工作機械18Aに固有の固有情報として、工具情報とワーク情報とを予め記憶する。
工具情報は、工作機械18Aにて用いられる工具の情報を示し、オペレータによって予め定められる。一例として、工作機械18Aにて2種類の工具Aおよび工具Bを使用可能である場合、記憶部54Aは、固有情報として、文字列の工具情報:tool−A、およびtool−Bを記憶する。
ワーク情報は、工作機械18Aによって加工されるワークの情報を示し、オペレータによって予め定められる。一例として、工作機械18AにてタイプAのワークを加工可能である場合、記憶部54Aは、固有情報として、文字列のワーク情報:work−type−Aを記憶する。
数値制御装置50Bの記憶部54Bは、工作機械18Bに固有の固有情報として、工具情報とワーク情報とを予め記憶する。一例として、工作機械18Bにて2種類の工具Aおよび工具Cを使用可能である場合、記憶部54Bは、固有情報として、文字列の工具情報:tool−A、およびtool−Cを記憶する。
また、工作機械18BにてタイプBのワークを加工可能である場合、記憶部54Bは、固有情報として、文字列のワーク情報:work−type−Bを記憶する。
数値制御装置50Cの記憶部54Cは、工作機械18Cに固有の固有情報として、工具情報とワーク情報とを予め記憶する。一例として、記憶部54Cは、工作機械18Cにて1種類の工具Dを使用可能である場合、記憶部54Aは、固有情報として、文字列の工具情報:tool−Dを記憶する。
また、工作機械18CにてタイプCのワークを加工する場合、記憶部54Cは、固有情報として、文字列のワーク情報:work−type−Cを記憶する。
一方、外部機器12が送信する加工プログラムは、付帯情報を含む。この付帯情報は、該加工プログラムを実行可能な特定の工作機械18A、18B、18Cに固有の情報を含む。本実施例においては、付帯情報は、この加工プログラムを実行可能な特定の工作機械18A、18B、18Cの工具情報およびワーク情報の各々に一致する情報を含む。
ここで、外部機器12が送信する加工プログラムは、工具Aおよび工具Cを用いて、タイプBのワークを加工するのに適したものであるとする。この場合の加工プログラムのデータ構造の例を、図5に示す。
この加工プログラムに含まれる付帯情報は、工具Aおよび工具Cの工具情報に一致する番号(すなわち、「tool−A」、「tool−C」)を含む。また、付帯情報は、タイプBのワーク情報に一致する番号(すなわち、「work−type−B」)を含む。
また、図5に示す加工プログラムにおいては、付帯情報に、付帯情報識別用の識別子(「.INCIDENTAL」)が付与されている。より具体的には、付帯情報において、工具情報に対応する番号の後に、工具情報識別用の識別子(「.INCIDENTAL3」)が付与されている。一方、ワーク情報に対応する番号の後に、ワーク情報識別用の識別子(「.INCIDENTAL4」)が付与されている。
以下、図4を参照して、外部機器12から図5に示す加工プログラムが送信された場合の、数値制御装置50Aの動作フローの一例について説明する。なお、上述の実施例と同じプロセスについては、詳細な説明を省略する。
図4に示すフローは、数値制御装置50Aが起動されたときに、開始される。図4のフローの開始後、CPU52Aは、上述の実施例と同様にステップS1およびS2を実行する。
ステップS3において、CPU52Aは、記憶部54Aに予め記憶された固有情報と、ステップS2にて受け付けた加工プログラムに含まれている付帯情報とを互いに照合し、該付帯情報の中に該固有情報に一致する情報が含まれているか否かを判定する。
具体的には、CPU52Aは、記憶部54Aから、固有情報として、工具情報(すなわち、「tool−A」および「tool−B」)と、ワーク情報(すなわち、「work−type−A」)とを読み出す。
一方、CPU52Aは、図5に示す加工プログラム中の識別子:「.INCIDENTAL3」の行を参照する。そして、CPU52Aは、付帯情報の中に、記憶部54Aから読み出した工具情報と一致する番号(すなわち、「tool−A」および「tool−B」)が含まれているか否かを判定する。
図5に示す例の場合、付帯情報中の識別子:「.INCIDENTAL3」の行に、「tool−B」が含まれていない。この場合、CPU52Aは、付帯情報の中に工具情報一致する情報が含まれていないと判定する。
このように、本実施例においては、CPU52Aは、記憶部54Aから読み出した複数の工具情報(「tool−A」および「tool−B」)の少なくとも一方が、付帯情報に含まれていない場合、付帯情報の中に工具情報一致する情報が含まれていないものと判定する。
また、CPU52Aは、図5に示す加工プログラム中の識別子(「.INCIDENTAL4」)の行を参照し、付帯情報の中に、記憶部54Aから読み出したワーク情報と一致する番号(すなわち、「work−type−A」)が含まれているか否かを判定する。
図5に示す例の場合、付帯情報の中に、「work−type−A」は含まれていない。この場合、CPU52Aは、付帯情報の中にワーク情報に一致する情報が含まれていないと判定する。
このように、CPU52Aは、記憶部54Aから読み出した工具情報およびワーク情報の少なくとも一方に一致する情報が付帯情報に含まれていない場合、NOと判定し、ステップS5へ進む。
一方、CPU52Aは、記憶部54Aから読み出した工具情報およびワーク情報の各々に一致する情報が付帯情報に含まれている場合、YESと判定し、ステップS4へ進む。ステップS3の後、CPU52Aは、上述の実施例と同様に、ステップS4〜S11を実行する。
例えば、ステップS7にてオペレータが図5に示す加工プログラムの実行を指令した場合、CPU52Aは、ステップS8にてNOと判定し、ステップS10にてアラームを生成する。
次に、図4を参照して、外部機器12から図5に示す加工プログラムが送信された場合の、数値制御装置50Bの動作フローの一例について説明する。なお、上述の実施例と同じプロセスについては、詳細な説明を省略する。
図4のフローの開始後、CPU52Bは、上述の実施例と同様にステップS1およびS2を実行する。
ステップS3において、CPU52Bは、記憶部54Bに予め記憶された固有情報と、ステップS2にて受け付けた加工プログラムに含まれている付帯情報とを互いに照合し、該付帯情報の中に該固有情報に一致する情報が含まれているか否かを判定する。
具体的には、CPU52Bは、記憶部54Bから、固有情報として、工具情報(すなわち、「tool−A」および「tool−C」)と、ワーク情報(すなわち、「work−type−B」)とを読み出す。
一方、CPU52Bは、図5に示す加工プログラム中の識別子:「.INCIDENTAL3」の行を参照する。そして、CPU52Bは、付帯情報の中に、記憶部54Bから読み出した工具情報と一致する番号(すなわち、「tool−A」および「tool−C」)が含まれているか否かを判定する。図5に示す例の場合、付帯情報の中には、「tool−A」と「tool−C」が含まれている。
また、CPU52Bは、図5に示す加工プログラム中の識別子:「.INCIDENTAL4」の行を参照し、付帯情報の中に、記憶部54Bから読み出したワーク情報と一致する番号(すなわち、「work−type−B」)が含まれているか否かを判定する。
図5に示す例の場合、付帯情報の中に、「work−type−B」が含まれている。したがって、CPU52Bは、YESと判定し、ステップS4へ進む。ステップS3の後、CPU52Bは、上述の実施例と同様に、ステップS4〜S11を実行する。
例えば、ステップS7にてオペレータが図5に示す加工プログラムの実行を指令した場合、CPU52Bは、ステップS8にてYESと判定し、ステップS9にて加工プログラムを実行する。
次に、図4を参照して、外部機器12から図5に示す加工プログラムが送信された場合の、数値制御装置50Cの動作フローの一例について説明する。なお、上述の実施例と同じプロセスについては、詳細な説明を省略する。
図4のフローの開始後、CPU52Cは、上述の実施形態と同様にステップS1およびS2を実行する。
ステップS3において、CPU52Cは、記憶部54Cに予め記憶された固有情報と、ステップS2にて受け付けた加工プログラムに含まれている付帯情報とを互いに照合し、該付帯情報の中に該固有情報に一致する情報が含まれているか否かを判定する。
具体的には、CPU52Cは、記憶部54Cから、固有情報として、工具情報(すなわち、「tool−D」)と、ワーク情報(すなわち、「work−type−C」)とを読み出す。
一方、CPU52Cは、図5に示す加工プログラム中の識別子:「.INCIDENTAL3」の行を参照する。そして、CPU52Cは、付帯情報の中に、記憶部54Cから読み出した工具情報と一致する番号(すなわち、「tool−D」)が含まれているか否かを判定する。図5に示す例の場合、付帯情報の中には、「tool−D」は含まれていない。
また、CPU52Cは、図5に示す加工プログラム中の識別子:「.INCIDENTAL4」の行を参照し、付帯情報の中に、記憶部54Cから読み出したワーク情報と一致する番号(すなわち、「work−type−C」)が含まれているか否かを判定する。図5に示す例の場合、付帯情報の中に、「work−type−C」は含まれていない。
したがって、この場合、CPU52Cは、NOと判定し、ステップS5へ進む。ステップS3の後、CPU52Cは、上述の実施例と同様に、ステップS4〜S11を実行する。
例えば、ステップS7にてオペレータが図5に示す加工プログラムの実行を指令した場合、CPU52Cは、ステップS8にてNOと判定し、ステップS10にてアラームを生成する。
本実施例に係る動作フローによれば、工具情報とワーク情報とを用いて、各数値制御装置50A、50B、50Cにダウンロードされた加工プログラムが、個々の数値制御装置50A、50B、50Cで実行するのに適したものであるか否かを、判定している。
この構成によれば、上述の実施例と同様に、オペレータは、ダウンロードされた加工プログラムが個々の数値制御装置50A、50B、50Cで実行するのに適したものであるか否かを、自動的且つ直感的に認識できる。
また、本実施例においては、加工プログラムの付帯情報に、工作機械18A、18B、18Cによる加工作業に必要となる工具情報とワーク情報とを付与している。この構成によれば、実際のワークの加工に則した条件で、加工プログラムを実行させるべき数値制御装置50A、50B、50Cを選別することができる。
次に、図6および図7を参照して、他の実施形態に係る工作機械システム80A、80B、および80Cについて説明する。なお、本実施形態において、上述の実施形態と同様の要素には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
工作機械システム80Aは、工作機械18Aと、該工作機械18Aを制御する数値制御装置100Aとを有する。数値制御装置100Aは、記憶部54A、機械駆動部58A、CPU102A、受付部104A、およびIDリーダ106Aを有する。
CPU102Aは、バス60を介して、記憶部54A、機械駆動部58A、受付部104A、およびIDリーダ106Aと通信可能に接続されている。CPU102Aは、これら要素と情報をやり取りしつつ、各種演算処理を実行する。
受付部104Aは、外部メモリ82(図1)に記憶されたデータを、該外部メモリ82から受け付ける。具体的には、外部メモリ82は、数値制御装置100Aに設けられたメモリ差込ポート108A(例えば、イーサネットポート(登録商標))に、オペレータOによって着脱可能に差し込まれる。
外部メモリ82がメモリ差込ポート108Aに差し込まれると、受付部104Aは、外部メモリ82と通信可能に接続され、CPU102Aからの指令に応じて、該外部メモリ82に記憶されたデータを受け付けることができる。
IDリーダ106Aは、いわゆるRFID技術によって、オペレータOが保持するIDカード84から、オペレータOに固有の固有情報として、該オペレータのオペレータ固有番号の入力を受け付ける。
より具体的には、オペレータOがIDカード84をIDリーダ106Aに近接配置させた場合、IDリーダ106Aは、IDカード84に内蔵されたICタグと無線通信し、該ICタグに記憶されたオペレータ固有番号を取得する。
オペレータ固有番号は、オペレータOに固有に割り当てられた番号であって、例えば、オペレータのID番号または社員番号等である。本実施形態においては、オペレータOには、オペレータ固有番号:OPR−1が割り当てられている。
IDリーダ106Aは、IDカード84から取得したオペレータ固有番号をCPU102Aへ送る。CPU102Aは、IDリーダ106Aが取得したオペレータ固有番号を記憶部54Aへ記憶する。
このように、本実施形態においては、IDリーダ106Aは、オペレータ固有番号を入力するための入力部110(図7)として機能する。また、記憶部54Aには、工作機械18Aに固有の固有情報として、上述の機械固有番号:MTA−1が予め記憶される。
工作機械システム80Bおよび80Cは、それぞれ、工作機械18Bおよび18Cと、該工作機械18Bおよび18Cを制御する数値制御装置100Bおよび100Cとを有する。
数値制御装置100Bおよび100Cは、数値制御装置100Aと同様の構成を有する。具体的には、数値制御装置100Bおよび100Cは、それぞれ、記憶部54Bおよび54C、機械駆動部58Bおよび58C、CPU102Bおよび102C、受付部104Bおよび104C、ならびに、IDリーダ106Bおよび106Cを有する。
外部メモリ82は、数値制御装置100Bおよび100Cにそれぞれ設けられたメモリ差込ポート108Bおよび108Cに差し込まれる。これにより、受付部104Bおよび104Cは、外部メモリ82からデータを受け付けることができる。
また、IDリーダ106Bおよび106Cは、それぞれ、IDカード84から、オペレータOに固有の固有情報として、オペレータ固有番号の入力を受け付けることができる。
数値制御装置100Bの記憶部54Bは、工作機械18Bに固有の固有情報として、上述の機械固有番号:MTA−2を予め記憶する。一方、数値制御装置100Cの記憶部54Cは、工作機械18Cに固有の固有情報として、上述の機械固有番号:MTB−1を予め記憶する。
次に、図8を参照して、工作機械システム80Aの機能の一例について、説明する。なお、図8に示すフローにおいて、図4に示すフローと同様のプロセスには同じステップ番号を付し、詳細な説明を省略する。図8に示すフローは、数値制御装置100Aが起動されたときに、開始される。
ステップS21において、CPU102Aは、メモリ差込ポート108Aへ外部メモリ82が差し込まれ、外部メモリ82に記憶された加工プログラムを数値制御装置100Aへダウンロードするダウンロード指令を受け付けたか否かを判定する。
一例として、外部メモリ82には、図9に示す加工プログラムが記憶されている。この加工プログラムに含まれる付帯情報は、識別子:「.INCIDENTAL1」によって識別される付帯情報:MTAと、識別子:「.INCIDENTAL5」によって識別される付帯情報:OPR−1とを含む。
ここで、付帯情報:MTAは、機械固有番号に対応する一方、付帯情報:OPR−1は、オペレータ固有番号に対応する。
オペレータOは、外部メモリ82に記憶された加工プログラムを工作機械システム80Aにて実行すべく、外部メモリ82を、数値制御装置100Aのメモリ差込ポート108Aへ差し込む。
これにより、数値制御装置100Aの受付部104Aと外部メモリ82とが、通信可能に接続される。受付部104Aは、外部メモリ82がメモリ差込ポート108Aへ差し込まれると、メモリ差し込み信号をCPU102Aへ発信する。
外部メモリ82をメモリ差込ポート108Aへ差し込んだ後、オペレータOは、数値制御装置100Aに設けられた入力装置(例えば、キーボード)を操作して、外部メモリ82に記憶された加工プログラムを数値制御装置100Aへダウンロードするダウンロード指令を入力する。
このステップS21において、CPU102Aは、受付部104Aからメモリ差し込み信号を受信し、且つ、オペレータOからダウンロード指令を受け付けた場合に、YESと判定し、ステップS22へ進む。一方、CPU102Aは、メモリ差し込み信号を検知していない場合、または、ダウンロード指令を受け付けていない場合、NOと判定し、ステップS7へ進む。
ステップS22において、受付部104Aは、外部メモリ82と通信し、該外部メモリ82から加工プログラムを受け付けて、CPU102Aへ送信する。CPU102Aは、受付部104Aから送信された加工プログラムを記憶部54Aに記憶する。
ステップS23において、CPU102Aは、記憶部54Aに予め記憶された固有情報と、ステップS22にて受け付けた加工プログラムに含まれている付帯情報とを互いに照合し、該付帯情報の中に該固有情報に一致する情報が含まれているか否かを判定する。
具体的には、CPU102Aは、記憶部54Aから、固有情報として機械固有番号:MTA−1を読み出す。一方、CPU102Aは、図9に示す加工プログラム中の識別子:「.INCIDENTAL1」の行を参照する。
本実施例においては、CPU102Aは、記憶部54Aから読み出した機械固有番号の最初の3桁に一致する番号が、識別子:「.INCIDENTAL1」によって識別される付帯情報(すなわち、「MTA」)に含まれているか否かを判定する。
本実施例の場合、付帯情報の中に、機械固有番号の最初の3桁の番号:MTAと一致する番号:MTAが含まれているので、CPU102Aは、このステップS23にてYESと判定し、ステップS4へ進む。一方、付帯情報の中に、機械固有番号の最初の3桁の番号と一致する番号が含まれていなかった場合、CPU102Aは、このステップS23にてNOと判定し、ステップS5へ進む。
ステップS7にてYESと判定した後、ステップS24において、CPU102Aは、IDリーダ106Aにオペレータ番号が入力されたか否かを判定する。具体的には、オペレータOがIDカード84をIDリーダ106Aに近接配置させると、IDリーダ106Aは、IDカード84からオペレータ固有番号(すなわち、「OPR−1」)を取得する。
IDリーダ106Aは、取得したオペレータ固有番号をCPU102Aへ送信する。CPU102Aは、IDリーダ106Aから受信したオペレータ固有番号を記憶部54Aへ記憶する。
このとき、CPU102Aは、オペレータ番号が入力された(すなわち、YES)ものと判定し、ステップS25へ進む。一方、CPU102Aは、IDリーダ106Aからオペレータ番号が送信されていない場合、NOと判定し、ステップS26へ進む。
ステップS25において、CPU102Aは、ステップS24にて記憶部54Aに記憶したオペレータ固有番号と、ステップS22にて受け付けた加工プログラムに含まれている付帯情報とを互いに照合し、該付帯情報の中に該オペレータ固有番号と一致する番号が含まれているか否かを判定する。
具体的には、CPU102Aは、記憶部54Aから、オペレータ固有番号:OPR−1を読み出す。一方、CPU102Aは、図9に示す加工プログラム中の識別子:「.INCIDENTAL5」の行を参照する。
本実施例の場合、識別子:「.INCIDENTAL5」によって識別される付帯情報に、記憶部54Aから読み出したオペレータ固有番号:OPR−1と一致する番号が含まれているので、CPU102Aは、このステップS25にてYESと判定し、ステップS8へ進む。
一方、識別子:「.INCIDENTAL5」によって識別される付帯情報の中に、オペレータ固有番号に一致する番号が含まれていなかった場合、CPU102Aは、このステップS25にてNOと判定し、ステップS10へ進む。
このように、本実施例においては、CPU102Aは、付帯情報の中に固有情報(オペレータ固有番号)に一致する情報が含まれているか否かを判定する判定部112(図7)として機能する。
次いで、CPU102Aは、上述のステップS8を実行し、該ステップS8にてYESと判定した場合、機械制御部114(図7)として機能して、上述のステップS9を実行する。一方、ステップS8にてNOと判定した場合、CPU102Aは、アラーム生成部116として機能して、上述のステップS10を実行する。
一方、ステップS24にてNOと判定した場合、ステップS26において、CPU102Aは、例えば「オペレータ固有番号の照合を実行して下さい」との画像または音声の形態で、アラーム信号を生成する。
そして、ステップS27において、上述のステップS11と同様に、CPU102Aは、オペレータまたは上位コントローラ(例えば、外部機器12)から、動作停止指令を受け付けたか否かを判定する。
CPU102Aは、動作停止指令を受け付けた(すなわち、YES)と判定した場合、数値制御装置100Aの動作を停止し、図8に示すフローを終了する。一方、CPU102Aは、動作停止指令を受け付けていない(すなわち、NO)と判定した場合、ステップS24へ戻る。
次に、図8を参照して、工作機械システム80Bの機能の一例について、説明する。なお、工作機械システム80Aと同様のプロセスについては、詳細な説明を省略する。図8のフロー開始後、CPU102Bは、数値制御装置100Aと同様に、上述したステップS21およびS22を実行する。
ステップS23において、CPU102Bは、判定部112(図7)として機能して、記憶部54Bに予め記憶された固有情報と、ステップS22にて受け付けた加工プログラムに含まれている付帯情報とを互いに照合し、該付帯情報の中に該固有情報に一致する情報が含まれているか否かを判定する。
具体的には、CPU102Bは、記憶部54Bから、固有情報として機械固有番号:MTA−2を読み出す。一方、CPU102Bは、図9に示す加工プログラム中の識別子:「.INCIDENTAL1」の行を参照する。
本実施例においては、CPU102Bは、識別子:「.INCIDENTAL1」によって識別される付帯情報(すなわち、「MTA」)の中に、機械固有番号の最初の3桁の番号に一致する番号が含まれているか否かを判定する。
本実施例の場合、付帯情報の中の識別子:「.INCIDENTAL1の行に、機械固有番号の最初の3桁の番号:MTAと一致する番号が含まれている。したがって、CPU102Bは、このステップS23にてYESと判定し、ステップS4へ進む。ステップS23の後、CPU102Bは、数値制御装置100Aと同様に、ステップS4〜S7、S24〜S27、S8〜S11を順次実行する。
次に、図8を参照して、工作機械システム80Cの機能の一例について、説明する。なお、工作機械システム80Aと同様のプロセスについては、詳細な説明を省略する。図8のフロー開始後、CPU102Cは、数値制御装置100Aと同様に、上述したステップS21およびS22を実行する。
ステップS23において、CPU102Cは、判定部112(図7)として機能して、記憶部54Cに予め記憶された固有情報と、ステップS22にて受け付けた加工プログラムに含まれている付帯情報とを互いに照合し、該付帯情報の中に該固有情報に一致する情報が含まれているか否かを判定する。
具体的には、CPU102Cは、記憶部54Cから、固有情報として機械固有番号:MTB−1を読み出す。一方、CPU102Cは、図9に示す加工プログラム中の識別子:「.INCIDENTAL1」の行を参照する。本実施例においては、CPU102Cは、識別子:「.INCIDENTAL1」の行に、機械固有番号の最初の3桁の番号に一致する番号が含まれているか否かを判定する。
本実施例の場合、識別子:「.INCIDENTAL1」の行に、機械固有番号の最初の3桁の番号:MTBに一致する番号が含まれていない。したがって、CPU102Cは、このステップS23にてNOと判定し、ステップS5へ進む。ステップS23の後、CPU102Cは、数値制御装置100Aと同様に、ステップS4〜S7、S24〜S27、S8〜S11を順次実行する。
このように、本実施例においては、機械固有番号を用いて、各数値制御装置100A、100B、100Cにダウンロードされた加工プログラムが、個々の数値制御装置100A、100B、100Cで実行するのに適したものであるか否かを、判定している(ステップS23)。
この構成によれば、上述の実施例と同様に、オペレータは、ダウンロードされた加工プログラムが個々の数値制御装置100A、100B、100Cで実行するのに適したものであるか否かを、自動的且つ直感的に認識できる。
また、本実施例においては、オペレータOが個々の数値制御装置100A、100B、100Cで加工プログラムを実行するのに適しているか否かを、オペレータ固有番号を用いて判定している(ステップS25)。この構成によれば、オペレータの習熟度等に応じて、数値制御装置を操作して加工プログラムを実行するオペレータを制限することができる。
なお、図4または図8に示すフローをコンピュータに自動で実行させるコンピュータプログラムを構築することができる。この場合において、記憶部54A、54B、または54Cは、該コンピュータプログラムを予め記憶し、CPU52A、52B、52C、102A、102B、または102Cは、該コンピュータプログラムを実行してもよい。
また、上述の実施形態においては、付帯情報識別用の識別子を、固有情報に対応する番号の後に付した場合について述べた。しかしながら、これに限らず、付帯情報識別用の識別子を、固有情報に対応する番号の前に付してもよい。または、識別子を、固有情報に対応する番号の前後に付し、これら識別子に挟まれたブロックを付帯情報と認識してもよい。
また、図8に示すフローにおいては、ステップS23において、CPU102A、102B、102Cが、機械固有番号の最初の3桁の番号と付帯情報とが、互いに一致するか否かを判定する場合について述べた。
しかしながら、ステップS23において、CPU102A、102B、102Cは、機械固有番号の最初のn桁の番号(nは2以上の整数)と付帯情報とが、互いに一致するか否かを判定してもよい。
または、CPU102A、102B、102Cは、機械固有番号のうち、最初の文字と最後の文字の間に挟まれたn桁の番号と、付帯情報とが、互いに一致するか否かを判定してもよい。
また、図4に示すフローのステップS3において、CPU52A、52B、52Cは、装置固有番号(すなわち、CNC固有番号、機械固有番号)の最初のn桁の番号(nは2以上の整数)と付帯情報とが、互いに一致するか否かを判定してもよい。
また、図4のステップS3において、CPU52A、52B、52Cは、装置固有番号の代わりに、オペレータ固有番号と付帯情報とを互いに照合し、該付帯情報の中に該オペレータ固有番号と一致する番号が含まれているか否かを判定してもよい。
この場合において、例えば、記憶部54Aは、第1のオペレータOに固有に割り当てられたオペレータ固有番号を記憶する。また、記憶部54Bは、第2のオペレータOに固有に割り当てられたオペレータ固有番号を記憶する。また、記憶部54Cは、第3のオペレータOに固有に割り当てられたオペレータ固有番号を記憶する。
また、図7に示す実施形態において、入力部110を、IDリーダ106A、106B、106Cの代わりに、キーボード等によって構成し、オペレータOは、該キーボードを操作して、オペレータ固有番号を数値制御装置100A、100B、100Cに入力してもよい。
この場合、CPU102A、102B、102Cは、記憶部54は、キーボード操作によって入力されたオペレータ固有番号を入力部110から受信し、記憶部54に記憶する。また、図8中のステップS24において、CPU102A、102B、102Cは、該キーボード操作によってオペレータ固有番号が入力されたか否かを判定する。
また、固有情報および付帯情報として、例えば、パスワードのような任意の文字列、または、画像もしくは音声等のデータ(またはデータファイル)を適用することもできる。
以上、発明の実施形態を通じて本発明を説明したが、上述の実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、本発明の実施形態の中で説明されている特徴を組み合わせた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得るが、これら特徴の組み合わせの全てが、発明の解決手段に必須であるとは限らない。さらに、上述の実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることも当業者に明らかである。
また、特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、工程、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」、「次いで」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 ネットワークシステム
12 外部機器
14 ネットワーク
16A,16B,16C,80A,80B,80C 工作機械システム
18A,18B,18C 工作機械
50A,50B,50C,100A,100B,100C 数値制御装置
52A,52B,52C,102A,102B,102C CPU
54A,54B,54C 記憶部
56A,56B,56C,104A,104B,104C 受付部
110 入力部

Claims (8)

  1. 工作機械を制御する数値制御装置であって、
    前記工作機械、前記数値制御装置、またはオペレータに固有の固有情報を記憶する記憶部と、
    付帯情報を含む加工プログラムであって、該付帯情報は、該加工プログラムを実行可能な前記工作機械、前記数値制御装置、または前記オペレータに固有の情報を含む、加工プログラムを受け付ける受付部と、
    前記受付部が受け付けた前記加工プログラムに含まれた前記付帯情報と、前記記憶部に記憶された前記固有情報とを互いに照合し、該付帯情報の中に該固有情報と一致する情報が含まれているか否かを判定する判定部と、
    前記付帯情報の中に前記固有情報と一致する情報が含まれていると判定された場合にのみ、前記受付部が受け付けた前記加工プログラムを実行して前記工作機械を制御する機械制御部と、を備える、数値制御装置。
  2. 前記固有情報は、
    前記工作機械または前記数値制御装置に固有に割り当てられた装置固有番号、
    前記オペレータに固有に割り当てられたオペレータ固有番号、
    前記工作機械において用いられる工具の情報を示す工具情報、または
    前記工作機械によって加工されるワークの情報を示すワーク情報を含む、請求項1に記載の数値制御装置。
  3. 前記固有情報は、前記オペレータ固有番号を含み、
    前記数値制御装置は、前記オペレータ固有番号の入力部をさらに備え、
    前記記憶部は、前記入力部に入力された前記オペレータ固有番号を記憶する、請求項2に記載の数値制御装置。
  4. 前記受付部は、ネットワークを介して外部機器から送信された前記加工プログラムを受け付ける、請求項1〜3のいずれか1項に記載の数値制御装置。
  5. 前記受付部は、前記数値制御装置に着脱可能な外部メモリに記憶された前記加工プログラムを受け付ける、請求項1〜3のいずれか1項に記載の数値制御装置。
  6. 前記判定部が、前記付帯情報の中に前記固有情報と一致する情報が含まれていないと判定した場合にアラームを生成するアラーム生成部をさらに備える、請求項1〜5のいずれか1項に記載の数値制御装置。
  7. 数値制御装置によって工作機械を制御する方法であって、
    付帯情報を含む加工プログラムであって、該付帯情報は、該加工プログラムを実行可能な前記工作機械、前記数値制御装置、またはオペレータに固有の情報を含む、加工プログラムを受け付けることと、
    受け付けた前記加工プログラムに含まれた前記付帯情報と、前記数値制御装置が記憶している、前記工作機械、前記数値制御装置、または前記オペレータに固有の固有情報と、を互いに照合し、該付帯情報の中に該固有情報に一致する情報が含まれているか否かを判定することと、
    前記付帯情報の中に前記固有情報と一致する情報が含まれていると判定した場合にのみ、受け付けた前記加工プログラムを実行して前記工作機械を制御することと、を備える、方法。
  8. 請求項7に記載の方法を、前記数値制御装置に実行させるコンピュータプログラム。
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