JPH09212221A - ガイド表示機能を有する数値制御装置 - Google Patents

ガイド表示機能を有する数値制御装置

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JPH09212221A
JPH09212221A JP4407896A JP4407896A JPH09212221A JP H09212221 A JPH09212221 A JP H09212221A JP 4407896 A JP4407896 A JP 4407896A JP 4407896 A JP4407896 A JP 4407896A JP H09212221 A JPH09212221 A JP H09212221A
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JP
Japan
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tool
numerical control
shape
shape data
work
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JP4407896A
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Tetsuya Okumura
哲也 奥村
Kenji Ito
健二 伊藤
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Okuma Corp
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Okuma Machinery Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガイド表示機能を有する数値制御装置におい
て、数値制御情報を選択した際に工具の交換、ワーク保
持具の交換を促す作業指示書を表示し、さらに作業指示
書には、工具概略図、ワーク保持具概略図も合わせて表
示することで、安全で使いやすいようにする。 【解決手段】 選択した数値制御情報に含まれる工具形
状データTFD、ワーク保持具形状データSUDと、数
値制御装置が記憶している工具形状データTFD’、ワ
ーク保持具形状データSUD’とが異なる場合、選択し
た数値制御情報に含まれる工具形状データTFD、ワー
ク保持具形状データSUDに基づいて、それぞれ工具概
略図、ワーク保持具概略図を含む作業指示書INSを作
成する段取データ比較部14を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、数値制御装置に関
し、特に工具やワーク保持具の交換に関する作業指示書
を表示するガイド表示機能を有する数値制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の数値制御装置は、数値制御装置が
制御する機械に実際に装着されている工具や、チャック
・心押台などのワーク保持具に関する概略形状を表示す
るために、工具の形状を特定するための工具形状コー
ド、刃先角、切刃角、ホルダー径、突き出し量などの形
状データ(以下、工具形状データと称す。)や、ワーク
保持具の形状を特定するためのチャック爪長さ、把握方
法(外形/内径把握)、心押の径、軸長さなどの形状デ
ータ(以下、ワーク保持具形状データと称す。)を記憶
することができる。また数値制御情報の一部に、その数
値制御情報を実行するために必要な工具、ワーク保持具
に関する工具形状データ、ワーク保持具形状データを記
憶し、数値制御情報を選択することにより、数値制御装
置が記憶する工具形状データや、ワーク保持具形状デー
タを更新することができる。
【0003】図6は、従来のガイド表示機能を有する数
値制御装置の構成例を示すブロック図である。以下、図
面を用いて従来のガイド表示機能を有する数値制御装置
を説明する。
【0004】加工プログラム選択部4は、紙テープ1、
フロッピーディスク2、通信3等の形態より、実行する
加工プログラムPROを選択し、加工プログラム記憶部
5に記憶する。なお、加工プログラムPROの一部に
は、その加工プログラムを実行するために必要な工具、
ワーク保持具に関する工具形状データTFD、ワーク保
持具形状データSUDが含まれている。NC制御部10
は、加工プログラム記憶部5に記憶されている加工プロ
グラムPROに従い、工作機械を制御する。段取データ
抽出部6は、加工プログラム記憶部5に記憶されている
加工プログラムPROより、工具形状データTFD、ワ
ーク保持具形状データSUDを抽出し、NC段取データ
記憶部7に記憶する。
【0005】NC段取データ記憶部7では、加工プログ
ラムPROより抽出された工具形状データTFDを、数
値制御装置が制御する機械に実際に装着されている工具
の工具形状データTFD’として記憶する。同様に、加
工プログラムPROより抽出されたワーク保持具形状デ
ータSUDを、数値制御装置が制御する機械に実際に装
着されているワーク保持具のワーク保持具形状データS
UD’として記憶する。
【0006】段取形状一覧表記憶部9は、工具形状概略
図一覧表TFTと、チャック形状概略図・心押台形状概
略図一覧表SUTを記憶している。ここで、図7は、段
取形状一覧表記憶部9に記憶されている工具形状概略図
一覧表TFTと、チャック形状概略図・心押台形状概略
図一覧表SUTの一例を示す図である。工具形状コード
毎の工具形状概略図一覧表701、チャックの外径把握
/内径把握に対応するチャック形状概略図一覧表70
2、心押台形状の概略図703がそれぞれ段取形状一覧
表記憶部9に記憶されている。
【0007】段取形状図作成部8は、段取形状一覧表記
憶部9に記憶されている工具形状概略図一覧表TFTよ
り、NC段取データ記憶部7に記憶されている工具形状
データTFD’の工具形状コードに対応する工具形状概
略図を抜き出すと共に、工具形状データTFD’の、刃
先角、切刃角、ホルダー径、突き出し量などを前記工具
形状概略図の該当する部分に記入し、工具形状図TOF
として、表示制御部11を介して表示装置12に表示す
る。さらに、段取形状図作成部8は、段取形状一覧表記
憶部9に記憶されているチャック形状概略図・心押台形
状概略図一覧表SUTより、NC段取データ記憶部7に
記憶されているワーク保持具形状データSUD’の把握
方法に対応するチャック形状概略図と、心押台形状概略
図を抜き出すと共に、ワーク保持具形状データSUD’
の、チャック爪長さ、心押の径、軸長さなどをチャック
形状概略図と心押台形状概略図の該当する部分に記入
し、ワーク保持具形状図SUFとして、表示制御部11
を介して表示装置12に表示する。
【0008】ここで図8は、図6の構成例における工具
形状図TOF、ワーク保持具形状図SUFを作成する際
の段取形状図作成部8の処理手順の一例を示すフローチ
ャートである。以下、図8を用いて段取形状図作成部8
の処理を詳細に説明する。
【0009】始めに、すべての工具に関する工具形状図
を作成する。まず、工具番号カウンタiを初期化し(ス
テップS801)、以降説明するステップS803から
ステップS806の処理を、選択された加工プログラム
を実行するのに必要なすべての工具に対して行なう(ス
テップS802)。工具形状図を表示するページとして
1ページを追加し(ステップS803)、NC段取デー
タ記憶部7に記憶されている工具形状データTFD’の
工具形状コードに対応する工具形状概略図を描画すると
共に(ステップS804)、刃先角、切刃角、ホルダー
径、突き出し量など工具形状に関するデータを工具形状
概略図の該当する部分に記述する(ステップS80
5)。続いて、工具番号カウンタiを増加させ(ステッ
プS806)、上記ステップS802以降を繰り返す。
【0010】ステップS802において、すべての工具
について上記ステップS803〜ステップS806の処
理が終わると、続いて、チャック形状図を作成する。上
記ステップS803と同様に、チャック形状図を表示す
るページとして1ページを追加し(ステップS80
7)、NC段取データ記憶部7に記憶されているワーク
保持具形状データSUD’の把握方法に対応するチャッ
ク形状概略図を描画すると共に(ステップS808)、
チャック爪長さなどチャック形状に関するデータをチャ
ック形状概略図の該当する部分に記述する(ステップS
809)。
【0011】次に、心押台の形状図を作成する。上記ス
テップS803、ステップS807と同様に、心押台形
状図を表示するページとして1ページを追加し(ステッ
プS810)、心押台形状概略図を描画すると共に(ス
テップS811)、NC段取データ記憶部7に記憶され
ているワーク保持具形状データSUD’の心押の径、軸
長さなど心押台形状に関するデータを前記心押台形状概
略図の該当する部分に記述し(ステップS812)、処
理を終了する。
【0012】図9は、工具形状データ、ワーク保持具形
状データを含む数値制御情報を選択した場合の、従来の
数値制御装置の一画面例を示す図である。図9では、工
具番号5の工具の形状図を表示しており、エリア901
に工具番号が表示されると共に、刃先角、切刃角、ホル
ダー径、突き出し量など工具形状に関するデータを含む
工具形状図902が表示される。新しい加工プログラム
を選択すると、オペレータは表示装置上の工具形状図、
ワーク保持具形状図を参照しながら、工具やワーク保持
具の交換作業を行なう。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の数値制
御装置では、以下のような問題があった。新しいワーク
の加工を開始するにあたり、工具形状データや、ワーク
保持具形状データなどを含む数値制御情報を選択する
と、数値制御装置が記憶する工具形状データ、ワーク保
持具形状データが、オペレータへの警告なしに更新され
る。そのため、今まで加工していたワークに必要な工
具、ワーク保持具と、これから加工するワークに必要な
工具、ワーク保持具とが異なる場合は、数値制御装置が
制御する機械に実際に装着されている工具と数値制御装
置が記憶する工具とが異なる、あるいは機械に実際に装
着されているワーク保持具と数値制御装置が記憶するワ
ーク保持具とが異なることになり、このままオペレータ
が機械を動作させることで刃物台の衝突などの事故につ
ながる危険性があった。
【0014】またオペレータは、新しい数値制御情報を
選択すると、工具形状図、ワーク保持具形状図を表示装
置上に表示させて交換作業を行なうことができるが、加
工に使用するすべての工具に対し、刃物台に取付けられ
ている工具と、表示装置上の工具形状図を見比べて交換
が必要かどうかを確認しなければならなかった。同様
に、機械に取付けられているワーク保持具と、表示装置
上のワーク保持具形状図とを見比べて、交換が必要かど
うかを確認しなければならなかった。刃物台に実際に装
着されている工具と数値制御装置が記憶する工具とが全
く同じ、あるいは機械に実際に装着されているワーク保
持具と数値制御装置が記憶するワーク保持具とが全く同
じ場合でも、すべての工具、すべてのワーク保持具に対
して上記の確認作業を行なう必要があった。
【0015】さらに作業指示書として、工具やワーク保
持具の交換指示および、形状の概略図などを含む情報を
別途作成し表示させることもできるが、その場合には、
数値制御情報と作業指示書の2つの情報が必要となる。
作業指示書は、現在機械に装着されている工具、ワーク
保持具と、新しいワークの加工に使用する工具、ワーク
保持具に応じて作成しなければならないため、非常に多
くの種類の作業指示書が必要となり、それらを作成する
作成者に多大な負担を強いることになっていた。さら
に、それらを用いて実際に交換作業をするオペレータ
は、非常に多くの種類の作業指示書から必要な作業指示
書を検索して表示させる、という煩わしい操作をしなけ
ればならなかった。
【0016】本発明は上述のような事情からなされたも
のであり、本発明の目的は、数値制御情報を選択した際
に、オペレータに対し、工具の交換、ワーク保持具の交
換を促す作業指示書を必要な場合のみ表示し、さらに作
業指示書には、工具概略図、ワーク保持具概略図も合わ
せて表示することで、安全で使いやすい数値制御装置を
提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、工具の形状を
特定可能な工具形状データを含む数値制御情報に基づ
き、機械を制御する、あるいは、ワーク保持具の形状を
特定可能なワーク保持具形状データを含む数値制御情報
に基づき、機械を制御する数値制御装置に関するもので
あり、本発明の上記目的は、前記数値制御情報を選択す
る手段と、前記数値制御装置が記憶している工具形状デ
ータと前記選択された数値制御情報に含まれる工具形状
データとを比較する手段と、前記2つの工具形状データ
の内容が一致していない場合、前記選択された数値制御
情報に含まれる工具形状データに基づいて、工具の交換
に関する作業指示書を表示する手段とを備えることによ
って達成される。さらに、前記作業指示書を表示する手
段が、工具の概略図を表示することによって、より効果
的に達成される。
【0018】また、前記数値制御情報を選択する手段
と、前記数値制御装置が記憶しているワーク保持具形状
データと前記選択された数値制御情報に含まれるワーク
保持具形状データとを比較する手段と、前記2つのワー
ク保持具形状データの内容が一致していない場合、前記
選択された数値制御情報に含まれるワーク保持具形状デ
ータに基づいて、ワーク保持具の交換に関する作業指示
書を表示する手段とを備えることによって達成される。
さらに、前記作業指示書を表示する手段が、ワーク保持
具の概略図を表示することによって、より効果的に達成
される。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明のガイド表示機能を有する
数値制御装置は、選択した数値制御情報に含まれる工具
形状データ、ワーク保持具形状データと、数値制御装置
が記憶している工具形状データ、ワーク保持具形状デー
タとが異なる場合、選択した数値制御情報に含まれる工
具形状データ、ワーク保持具形状データに基づいて、そ
れぞれ工具概略図、ワーク保持具概略図を含む作業指示
書を表示する。
【0020】以下、本発明の実施の形態を図面を用いて
具体的に説明する。図1は、本発明のガイド表示機能を
有する数値制御装置の構成例を示すブロック図であり、
従来のガイド表示機能を有する数値制御装置と同一要素
に関しては、同一符号を付してその説明を省略する。こ
のブロック図では新たに、プログラム段取データ記憶部
13が追加され、段取形状図作成部8の代わりに段取デ
ータ比較部14が設けられている。プログラム段取デー
タ記憶部13は、段取データ抽出部6より抽出された、
加工プログラムを実行するために必要な工具、ワーク保
持具に関する工具形状データTFD、ワーク保持具形状
データSUDを一時的に記憶する。
【0021】段取データ比較部14は、プログラム段取
データ記憶部13に記憶されている工具形状データTF
D、ワーク保持具形状データSUDと、NC段取データ
記憶部7に記憶されている工具形状データTFD’、ワ
ーク保持具形状データSUD’とを比較し、異なる場合
には段取作業指示書INSを作成し、表示制御部11を
介して表示装置12に表示する。さらに段取データ比較
部14は、図示しない入力装置から段取作業の完了を示
す入力があると、プログラム段取データ記憶部13に一
時的に記憶されている工具形状データTFD、ワーク保
持具形状データSUDを、数値制御装置が制御する機械
に実際に装着されている工具、ワーク保持具に関する工
具形状データTFD’、ワーク保持具形状データSU
D’として、NC段取データ記憶部7に記憶する。
【0022】ここで図2は、図1の構成例における段取
作業指示書INSを作成する際の段取データ比較部14
の処理手順の一例を示すフローチャートである。以下、
図2を用いて段取データ比較部14の処理を詳細に説明
する。
【0023】始めに、工具に関する作業指示書を作成す
る。まず、工具番号カウンタiを初期化し(ステップS
201)、以降説明するステップS203からステップ
S210の処理を、選択された加工プログラムを実行す
るのに必要なすべての工具に対して行なう(ステップS
202)。プログラム段取データ記憶部13に記憶され
ている工具番号iの工具の工具形状データTFD(i)
と、NC段取データ記憶部7に記憶されている工具番号
iの工具の工具形状データTFD’(i)について、工
具形状コード、刃先角、切刃角、ホルダー径、突き出し
量など、工具形状データを構成するすべてのデータを比
較し(ステップS203)、すべて一致していればステ
ップS210以降の処理を行なう。
【0024】ステップS203において、工具形状デー
タTFD(i)と工具形状データTFD’(i)を構成
するデータのうち、1つでも異なる場合、作業指示書と
して1ページを追加し(ステップS204)、工具番号
iの工具の交換を促すメッセージとして”工具番号 i
の工具を交換してください。”を作業指示書に記述する
(ステップS205)。続いて、NC段取データ記憶部
7に記憶されている工具形状データTFD’の工具形状
コードに対応する工具形状概略図を作業指示書に描画す
ると共に(ステップS206)、刃先角、切刃角、ホル
ダー径、突き出し量など工具形状に関するデータを工具
形状概略図の該当する部分に記述する(ステップS20
7)。同様に、プログラム段取データ記憶部13に記憶
されている工具形状データTFDの工具形状コードに対
応する工具形状概略図を作業指示書に描画すると共に
(ステップS208)、刃先角、切刃角、ホルダー径、
突き出し量など工具形状に関するデータを工具形状概略
図の該当する部分に記述する(ステップS209)。続
いて、工具番号カウンタiを増加させ(ステップS21
0)、上記ステップS202以降を繰り返す。
【0025】ステップS202において、すべての工具
について、上記ステップS203〜ステップS210の
処理が終わると、続いてチャックに関する作業指示書を
作成する。プログラム段取データ記憶部13に記憶され
ているワーク保持具形状データSUDの、把握方法、チ
ャック爪長さなどチャックに関するデータと、NC段取
データ記憶部7に記憶されているワーク保持具形状デー
タSUD’の把握方法、チャック爪長さなどチャックに
関するデータとをすべて比較し(ステップS211)、
一致していれば、ステップS218以降の処理を行な
う。
【0026】ステップS211において、ワーク保持具
形状データSUDのチャックに関するデータと、ワーク
保持具形状データSUD’のチャックに関するデータが
1つでも異なる場合、上記ステップS204と同様に、
作業指示書として1ページを追加し(ステップS21
2)、チャックの交換を促すメッセージとして”チャッ
クの形状が違います。以下のように交換してくださ
い。”を作業指示書に記述する(ステップS213)。
続いて、NC段取データ記憶部7に記憶されているワー
ク保持具形状データSUD’の把握方法に対応するチャ
ック形状概略図を作業指示書に描画すると共に(ステッ
プS214)、チャック爪長さなどチャック形状に関す
るデータをチャック形状概略図の該当する部分に記述す
る(ステップS215)。同様に、プログラム段取デー
タ記憶部13に記憶されているワーク保持具形状データ
SUD’の把握方法に対応するチャック形状概略図を作
業指示書に描画すると共に(ステップS216)、チャ
ック爪長さなどチャック形状に関するデータをチャック
形状概略図の該当する部分に記述する(ステップS21
7)。
【0027】次に、心押台に関する作業指示書を作成す
る。プログラム段取データ記憶部13に記憶されている
ワーク保持具形状データSUDの、心押の径、軸長さな
ど心押台に関するデータと、NC段取データ記憶部7に
記憶されているワーク保持具形状データSUD’の心押
の径、軸長さなど心押台に関するデータとをすべて比較
し(ステップS218)、一致していれば、作業指示書
を作成する処理を終了する。ステップS218におい
て、ワーク保持具形状データSUDの心押台に関するデ
ータと、ワーク保持具形状データSUD’の心押台に関
するデータが1つでも異なる場合、上記ステップS20
4、ステップS212と同様に、作業指示書として1ペ
ージを追加し(ステップS219)、心押台の交換を促
すメッセージとして”心押台の形状が違います。以下の
ように交換してください。”を作業指示書に記述する
(ステップS220)。
【0028】続いて、心押台形状概略図を作業指示書に
描画すると共に(ステップS221)、NC段取データ
記憶部7に記憶されているワーク保持具形状データSU
D’の心押の径、軸長さなど心押台形状に関するデータ
を心押台形状概略図の該当する部分に記述する(ステッ
プS222)。同様に、心押台形状概略図を作業指示書
に描画すると共に(ステップS223)、プログラム段
取データ記憶部13に記憶されているワーク保持具形状
データSUD’の心押の径、軸長さなど心押台形状に関
するデータを心押台形状概略図の該当する部分に記述し
(ステップS224)、処理を終了する。
【0029】図3、図4、図5は、工具形状データと、
ワーク保持具形状データを含む数値制御情報を選択した
場合の、本発明の数値制御装置の一画面例を示す図であ
る。選択した数値制御情報に含まれる工具形状データの
中で、工具番号5の工具形状データが数値制御装置に記
憶されている工具形状データと異なる場合、図3に示す
ような、工具交換に関する作業指示書が表示される。作
業指示書中には、工具交換を促すメッセージ300が表
示されると共に、数値制御装置が記憶する、実際に機械
に取付けられている工具番号5の工具の工具形状データ
に基づく工具形状図301と、選択した数値制御情報に
含まれる工具番号5の工具形状データに基づく工具形状
図302が表示され、オペレータに対し工具番号5の工
具を工具形状図302に示す工具に交換するよう促す。
さらに、工具交換作業が終了すると、ファンクションキ
ーF4[交換完了]を押下することにより、選択した数
値制御情報に含まれる工具形状データが、数値制御装置
が記憶する工具形状データとして登録される。
【0030】ワーク保持具形状データのチャックに関す
る形状データが異なる場合も同様に、図4に示すよう
な、チャック交換に関する作業指示書が表示される。作
業指示書中には、チャック交換を促すメッセージ400
が表示されると共に、数値制御装置が記憶する、実際に
機械に取付けられているチャックの形状データに基づく
チャック形状図401と、選択した数値制御情報に含ま
れるチャックの形状データに基づくチャック形状図40
2が表示され、オペレータに対しチャック形状図402
に示すチャックに交換するよう促す。さらに、心押台に
関する形状データが異なる場合も同様に、図5に示すよ
うな、オペレータに対し心押台を交換するように促す作
業指示書が表示される。
【0031】
【発明の効果】本発明のガイド表示機能を有する数値制
御装置においては、選択した数値制御情報に含まれる工
具形状データ、ワーク保持具形状データが、数値制御装
置が記憶しているものと一致しない場合のみ、オペレー
タに対し、工具の交換、ワーク保持具の交換を促す作業
指示書を作成し表示するため、工具交換やワーク保持具
交換などの作業が必要なことが明白になり、安全な機械
運転ができる。また工具交換やワーク保持具交換が必要
なもののみ、上記作業指示書を作成し表示するため、選
択された数値制御情報を実行するのに必要なすべての工
具、すべてのワーク保持具に対して、交換が必要か否か
を確認する必要がない。さらに、上記作業指示書には、
実際に機械に装着されている工具、ワーク保持具およ
び、これから加工するワークに必要な工具、ワーク保持
具の概略図が表示されるため、オペレータにとって非常
に使いやすい数値制御装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明装置の段取データ比較部の処理手順を示
すフローチャートである。
【図3】本発明装置の画面表示例を示す第1の図であ
る。
【図4】本発明装置の画面表示例を示す第2の図であ
る。
【図5】本発明装置の画面表示例を示す第3の図であ
る。
【図6】従来装置の構成例を示すブロック図である。
【図7】従来および、本発明装置の段取形状一覧表の構
造例を示す図である。
【図8】従来装置の段取形状図作成部の処理手順を示す
フローチャートである。
【図9】従来装置の画面表示例を示す図である。
【符号の説明】
13 プログラム段取データ記憶部 14 段取データ比較部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具の形状を特定可能な工具形状データ
    を含む数値制御情報に基づき、機械を制御する数値制御
    装置において、 前記数値制御情報を選択する手段と、 前記数値制御装置が記憶している工具形状データと前記
    選択された数値制御情報に含まれる工具形状データとを
    比較する手段と、 前記2つの工具形状データの内容が一致していない場
    合、前記選択された数値制御情報に含まれる工具形状デ
    ータに基づいて、工具の交換に関する作業指示書を表示
    する手段とを備えたことを特徴とするガイド表示機能を
    有する数値制御装置。
  2. 【請求項2】 前記作業指示書を表示する手段が、工具
    の概略図を表示するようになっている請求項1に記載の
    ガイド表示機能を有する数値制御装置。
  3. 【請求項3】 ワーク保持具の形状を特定可能なワーク
    保持具形状データを含む数値制御情報に基づき、機械を
    制御する数値制御装置において、 前記数値制御情報を選択する手段と、 前記数値制御装置が記憶しているワーク保持具形状デー
    タと前記選択された数値制御情報に含まれるワーク保持
    具形状データとを比較する手段と、 前記2つのワーク保持具形状データの内容が一致してい
    ない場合、前記選択された数値制御情報に含まれるワー
    ク保持具形状データに基づいて、ワーク保持具の交換に
    関する作業指示書を表示する手段とを備えたことを特徴
    とするガイド表示機能を有する数値制御装置。
  4. 【請求項4】 前記作業指示書を表示する手段が、ワー
    ク保持具の概略図を表示するようになっている請求項3
    に記載のガイド表示機能を有する数値制御装置。
JP4407896A 1996-02-07 1996-02-07 ガイド表示機能を有する数値制御装置 Pending JPH09212221A (ja)

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JP4407896A JPH09212221A (ja) 1996-02-07 1996-02-07 ガイド表示機能を有する数値制御装置

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JP4407896A JPH09212221A (ja) 1996-02-07 1996-02-07 ガイド表示機能を有する数値制御装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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