JP2017113355A - 自立型蓋掴み - Google Patents

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Abstract

【課題】調理の際、重い鍋蓋等の取外し・取付けの作業が簡単となり、取扱いが容易でかつ作業負担が軽減され、取り外した蓋の縦置きに利用できる自立型蓋掴みを提供する。【解決手段】自立型蓋掴みは、蓋14の取っ手14Aに係止可能な凹所部11a−1と自立時に自立状態を保持するための脚部(辺部11b)とを有する本体11と、本体11の背部に設けられかつ自立時に自立状態の保持に寄与する脚部(端部12a)として機能する把持部12と、によって構成される。【選択図】図1

Description

本発明は自立型蓋掴みに関し、特に、調理時等において重量のある鍋蓋等の取外しまたは取付けの作業負担を軽減するのに適した自立型蓋掴みに関するものである。
従来、各家庭において、調理中に加熱した鍋等の蓋を取り外す目的で掴むための手段として、一般的にはミトンのごとく、鍋掴みに使用されるものが併用されている。ミトンは、二股の手袋形状を有し、素材には主に布地が用いられている。この従来の蓋掴みでは、特に、蓋の取っ手を掴むとき、当該取っ手から熱が指先に伝わるのを抑制することを目的としている。
また公知文献として従来から知られた蓋置き器具としては下記の引用文献1〜3に記載された器具が知られている。これらの蓋置き器具は、いずれも、鍋から取り外した蓋を、ほぼ水平状態または垂直状態で置くための器具にすぎず、蓋を支持するためのだけの形状および構造を有している。また蓋を自立させて縦置くための器具としては引用文献4に開示される調理器がある。この調理器は、電気加熱調理器であって、本体ケースと蓋をロック可能にするロック部材を有し、第1および第2の支持部によって、本体ケースと蓋をロックした状態でほぼ垂直に自立させて縦置くことができる。さらに引用文献5は、鍋蓋を掴み、その後当該鍋蓋を縦置くことのできる鍋蓋つまみを開示している。引用文献6は、鍋蓋取っ手スタンドを開示している。
特開2011−161183号公報 特開2004−321745号公報 特開平09−285402号公報 特開2013−208209号公報 特開平10−127506号公報 実用新案登録3115230号公報
従来の鍋蓋の取外し・取付けの手段および蓋置きの手段については、次のような課題がある。
ミトンの場合には、手袋の一種であるので、使用時には調理者の両手に装着することが必要となる。調理中に鍋の加熱を複数回行う場合には、調理の際に蓋の取外し・取付けの行為を反復して行うことになり、ミトンの脱着を反復しなければならない。そのため、手間がかかり、非常に不便である。また鍋から蓋を取り外した後に、当該蓋を調理テーブル等の適当な場所に置かなければならならない。この観点で、ミトンは単に熱い鍋蓋を取り外すだけの手段として使用されるだけであり、取り外した鍋蓋の取扱い・管理にはまったく役に立っていないという問題がある。さらに使用時において、ミトンを手に装着した後、主に親指、人指し指、中指で蓋を持ち上げなければならないため、土鍋の蓋や鋳物の鍋等の重量のある鍋を掴む場合には、指の力が弱い人にとっては大きな労力を要することになる。ミトンで取り外した蓋は、通常、水平のままの姿勢で置かれるので、テーブル面にしずくが広範囲にたれる。さらに蓋をひっくり返して置くとき、あるいは、再度、蓋を鍋に配置するために持ち上げようとするときには、重量のある蓋は扱いづらく、状況によっては火傷のおそれがある。
また引用文献1〜3に開示される従来の蓋置き器具は、鍋等から取り外した蓋を単に置くための器具であり、鍋等から蓋を取り外すための構造および機能を有していない。引用文献5,6の機器は、鍋の蓋を取り外し、立てるための構成を有している。しかしながら、引用文献5の鍋蓋つまみは、蓋の取っ手をバネで弾性支持されたつまみ部でつまみ、その後、後端部に形成された脚部で蓋を立てるようにしている。この構成によれば、特に重量のある鍋蓋の場合には、高齢者や女性等には扱いづらく、蓋を取り外すことが困難となり、蓋を立てる場合にも非常に不安定になるという問題が提起される。さらに引用文献6の鍋蓋取っ手スタンドについても、同様に、構造および形状が使用しづらく、蓋を立てるスタンド構造も不安定である。
本発明の目的は、上記の課題に鑑み、調理を行う際に、特に重い鍋蓋の取外し・取付けの作業が簡単であり、さらに全体的な取扱いが容易でかつ作業負担が軽減され、取り外した蓋の安定した縦置きに利用することができ、使い勝手が良好かつ便利であり、実用性の高い自立型蓋掴みを提供することにある。
本発明に係る自立型蓋掴みは、上記の目的を達成するため、次のように構成される。
第1の自立型蓋掴み(請求項1に対応)は、蓋の取っ手に係止可能な係止部と自立時に自立状態を保持するための脚部とを有する本体と、本体の背部に設けられかつ自立時に自立状態の保持に寄与する脚部として機能する把持部と、によって構成される。
上記の自立型蓋掴みでは、鍋の蓋の取っ手に引っ掛ける係止部を有する本体と、本体自身の自立機能、および本体の自立を支持する機能を有する把持部とから構成され、加熱調理中に重量のある鍋蓋等を簡単に取り外せること、および、取り外した鍋蓋等をそのまま縦置きすることができ、使い勝手がよく、便利である。
第2の自立型蓋掴み(請求項2に対応)は、上記の構成において、好ましくは、本体は長形のプレート形状を有し、本体の一方の端部に係止部が設けられ、本体の他方の端部に脚部が設けられることを特徴とする。この構成によれば、本体自体に蓋を係止するための構造部分を有すると共に、蓋の縦置き時に縦置きを可能にする脚部としての機能を有している。
第3の自立型蓋掴み(請求項3に対応)は、上記の構成において、好ましくは、本体の係止部は、取っ手の形態に応じて、凹所部または突起部であることを特徴とする。鍋の蓋の取っ手の形状や構造は、鍋に応じて種々のものがあり、この自立型蓋掴みによれば、取っ手の形状が突起状または円弧等であるものに応じて係止部を用意することができる。
第4の自立型蓋掴み(請求項4に対応)は、上記の構成において、好ましくは、本体は長形の形状を有し、本体の一方の端部は凹所部が設けられると共に脚部として機能し、本体の他方の端部は突起部が設けられると共に脚部として機能することを特徴とする。この構成によれば、本体の両端部を利用して2種類の係止部を設けるようにしたため、突起状またはほぼ円弧等の形状を有する取っ手に対して1つの自立型蓋掴みで対応することができ、便利である。
第5の自立型蓋掴み(請求項5に対応)は、上記の構成において、好ましくは、自立状態は本体の脚部と把持部の脚部として機能する部分とによって保持され、自立状態によって、蓋は、本体の係止部に取っ手を係止したまま縦置き状態にて置かれることを特徴とする。
第6の自立型蓋掴み(請求項6に対応)は、上記の構成において、好ましくは、係止部は本体に対して着脱自在に設けられる構造を有し、蓋の取っ手の形または大きさに応じて係止部を任意に変更可能としたことを特徴とする。
本発明によれば、蓋を引っ掛ける係止部を備えた本体とこの本体に設けられた把持部とから構成され、調理中の加熱鍋等から重量のある蓋を簡単に取り外すことができ、持ち上げた蓋をそのままの保持状態にて安定した縦置きの状態にすることができるように構成したため、重い鍋蓋等の取外し・取付けの作業が簡単であり、全体的な取扱いが容易でかつ作業負担が軽減され、使い勝手が良好でかつ便利であり、実用性が高い。
本発明に係る自立型蓋掴みの代表的な第1実施形態を示す斜視図である。 第1実施形態に係る自立型蓋掴みの第1の使用状態(蓋の取外し)を示す斜視図である。 第1実施形態に係る自立型蓋掴みの第2の使用状態(蓋の縦置き)を示す斜視図である。 第2の使用状態での縦断面図である。 第2の使用状態での水平断面図である。 本発明に係る自立型蓋掴みの第2実施形態を示す斜視図である。 第2実施形態に係る自立型蓋掴みの第1の使用状態(蓋の取外し)を示す斜視図である。 第2実施形態に係る自立型蓋掴みの第2の使用状態(蓋の縦置き)を示す斜視図である。 本発明に係る自立型蓋掴みの第3実施形態を示す斜視図である。
以下に、本発明の好適な実施形態(実施例)を添付図面に基づいて説明する。
図1〜図5を参照して本発明に係る自立型蓋掴みの代表的な第1実施形態を説明する。
自立型蓋掴み10は本体11と把持部12から構成されている。本体11は、好ましくは相対的に長い形状を有する矩形のプレート材を用いて形成されている。本体11の材質には、好ましくは、例えば、プレート形状の木材、金属材、所要の剛性および耐熱性を有する樹脂材、耐熱性を有するガラス材等が使用される。プレート形状を有する本体11の厚みは、後述するように、重量の有する鍋蓋等を取外し、持ち上げ、縦置きを行うことができるものであれば、任意である。
図1等に示した自立型蓋掴み10の本体11は、一例として、長方形の形状を有している。本体11の一方の端部の辺部11aには一部を切り欠くことにより開口し、辺部11aから本体11の中心部に向かう凹所部11a−1が形成されている。凹所部11a−1の辺部11aに対応する箇所には開口部が形成されている。従って、辺部11aは当該開口部を間に挟んで2つの部分に分かれている。後述するように、蓋の突起状の取っ手はこの開口部を通って凹所部11a−1の中に入り込む。凹所部11a−1の形状は、後述するように、加熱調理を行っている鍋の蓋を持ち上げて取り外す際に、当該蓋の取っ手(突起状の取っ手)に係り止め(係止)を行うことができる係止部としての形状を有すればよく、任意の凹所形状を選択することができる。従って、凹所部11a−1の横幅および深さは、持ち上げようとする蓋の取っ手の形状や径に応じて任意に選択することができる。本体11の他方の端部の辺部11bは、一例として、全体として所要の長さを有する直線状の辺形状を有している。本体11の辺部11bの部分は、後述するように、鍋から取り外した蓋を縦置きしようする目的で自立型蓋掴み10を自立させるときに、当該自立状態を保持するための脚部として機能する。すなわち、自立型蓋掴み10を起立させて自立状態にするとき、本体11の辺部11bはテーブル面に接触した状態になる。自立型蓋掴み10の自立状態では、本体11の辺部11aは上辺の側となり、本体11の辺部11bは下辺の側となる。また本体11において、凹所部11a−1のほぼ底部の箇所と辺部11bとの間の距離は、鍋の蓋の半径よりも大きな寸法に設定されている。
なお、自立型蓋掴み10の本体11の構造において、自立状態を保持するための脚部として機能する辺部11bを含む部分の構造に関し、凹所部11a−1のほぼ底部の箇所と辺部11bとの間の距離を、鍋の蓋の大きさに応じて変更できるように、可変構造を設けるように構成することもできる。
図1等に示した自立型蓋掴み10の把持部12は、本体11の背部(図1および図2中、上面側部分)のほぼ中央部に取り付けられており、把持しやすい棒状ハンドルを成す形状を有している。把持部12の材質は、本体11の材質と実質的に同一である。把持部12は、通常的な蓋の取外しの使用状態において、調理者によって把持される。把持部12は、自立型蓋掴み10を起立させ自立状態に保持するとき、その端部12aがテーブル面に接触し、それ自体が脚部としての機能を有している。こうして、自立型蓋掴み10が自立状態にされるとき、本体11の辺部11aと把持部12の端部12aがテーブル面に接触して起立の状態が作られ、これにより全体は自立され、把持部12は脚部として自立状態の保持に寄与する。
図2を参照して、自立型蓋掴み10の第1の使用状態、すなわち鍋の蓋の取外しについての使用状態を説明する。
鍋13は、調理中の具材が中にあり、既に加熱調理を終わった状態であって、鍋全体が高い温度を有した状態にある。鍋13には蓋14が被せてある。蓋14の上面にはほぼ中央位置に取っ手14Aが設けられている。この取っ手14Aは突起状の取っ手であり、上の端部に向かって径が拡大する突起形状を有し、くびれ部14A−1が形成されている。今、次の調理の段階に移るため、鍋13の蓋14を取り外す行為を行う。調理者は、手15で自立型蓋掴み10の把持部12を持ち、本体11をほぼ水平な状態に保持し、本体11の凹所部11a−1に蓋14の突起状取っ手14Aのくびれ部14A−1が入り込んで係止されるように、本体11を矢印16のごとく移動させる。その後、本体11の凹所部11a−1によって取っ手14Aが係止された蓋14を取外し、持ち上げ、調理台のテーブル面上に自立状態にて置く。この状態を図3〜図5に示す。
図3〜図5を参照して、自立型蓋掴み10の第2の使用状態、すなわち鍋13の蓋14の縦置きについての使用状態を説明する。
図3に示すように、自立型蓋掴み10は、本体11と把持部12とによって起立した縦置き状態を作り、自立した状態にされる。本体11に対して把持部12がその背面で支持し、自立状態の保持に寄与している。本体11と把持部12とは所要の角度が付けられているため、自立型蓋掴み10の自立状態において、図4に示されるごとく、把持部12はテーブル面17上にてほぼ直立した状態になり、他方、本体11は傾斜した状態に保持される。本体11の辺部11aの凹所部11a−1には、図4および図5に示されるように蓋14の取っ手14Aが係止される。その結果、自立型蓋掴み10が自立した状態では、蓋14が本体11の面に沿って配置され、ほぼ縦置きの状態に保持される。
こうして、自立型蓋掴み10によって鍋13から取り外された蓋14は、自立型蓋掴み10により係止されたままの状態で、図3に示されるようにその自立状態に基づいて縦置きされる。蓋14の突起状の取っ手14Aは、自立型蓋掴み10の本体11の凹所部11a−1に確実に係止されているため、自立型蓋掴み10から落下することはなく、安全に縦置きされる。こうして、蓋14を取り外すための自立型蓋掴み10をそのまま利用して、蓋14を適宜な場所に立てたまま置くことができる。
鍋13の蓋14を取り外しかつ縦置きした後、鍋13内の具材に対して所要の調理を行い、その後、再び蓋14を鍋13に取り付ける場合、縦置き状態にある自立型蓋掴み10を持って蓋14を移動させ、そのまま鍋13に蓋14を被せることができる。
上記の第1実施形態に係る自立型蓋掴み10を用いれば、蓋14が軽い場合または重い場合であっても、鍋13から蓋14の取外しおよび移動、蓋14の一時的な仮置き、および鍋13への蓋14の再度の取付けの作業を容易に行うことができ、全体的に容易に取り扱うことができ、作業負担が軽減される。特に、女性や高齢者等にとって扱いやすい道具になっている。また蓋14の取外し・取付け、蓋14の縦置きを1つの道具である自立型蓋掴み10によって行うことができるため、使い勝手が良好であり、かつ便利である。
図6〜図8を参照して本発明に係る自立型蓋掴みの第2実施形態を説明する。
第2実施形態に係る自立型蓋掴み20は、図7に示すような鍋21の蓋22を取り外すときに適した形状を有している。すなわち、鍋21の蓋22の取っ手22Aが、円弧状、円以外の弧状、またはそれに類似した湾曲形状を有しており、そのため蓋22の中央部と取っ手22Aとの間に開口部23が形成されている。自立型蓋掴み20の形状は、かかる取っ手22Aを備えた蓋22に適するように作られている。図6は図1と同様な図であり、自立型蓋掴み20について、第1実施形態で説明した同一の要素には同一の符号を付している。
自立型蓋掴み20は、本体24と把持部12とから構成されている。把持部12については第1実施形態で説明したものと同じである。本体24では、蓋22の取っ手22Aの形状に応じて、当該取っ手22Aに係止される係止部として、一方の端部の縁に突起部24aが形成されている。本体24の他方の端部の辺部24bは、第1実施形態の場合と同じであり、自立型蓋掴み20が自立するように使用されるとき、脚部として機能する。本体24に関するその他の形状や材質は、第1実施形態の場合と同じである。また把持部12については、第1実施形態に係る自立型蓋掴み10の把持部の構造および機能と同じであるので、同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
鍋21の蓋22を取り外すときには、図7に示すように、ほぼ水平姿勢で自立型蓋掴み20を矢印16の方向に移動し、自立型蓋掴み20の本体24の突起部24aを蓋22の取っ手22Aが形成する開口部23に挿入して持ち上げる。本体24の先端の突起部24aを取っ手22Aの開口部23に差し入れるだけであるので、簡単な作業で重量の大きな蓋22を持ち上げることができる。鍋21から取り外した蓋22は、自立型蓋掴み20を利用して、図8に示すように縦置きすることができる。こうして、取り外すための自立型蓋掴み20を利用して、取り外した蓋22の縦置きを行うことができる。
図9を参照して本発明に係る自立型蓋掴みの第3実施形態を説明する。
第3実施形態に係る自立型蓋掴みは、第1および第2の実施形態に係る自立型蓋掴み10,20の各特徴的構成を組み合わせて構成される。すなわち、第3実施形態に係る自立型蓋掴み30は、本体31と把持部32を備えている。把持部32の形状は、側方から見て好ましくはほぼ対称的な形状を有する。把持部32の左右の端部32aは、第1および第2の実施形態で説明した把持部の端部と同様の機能を有している。
本体31の形状は、全体として前述した通りのほぼ長方形のプレート形状を有し、かつ一方の端部をなす辺部31aの中央箇所には凹所部31a−1が形成されており、他方の端部をなす辺部の中央箇所には突起部31bが形成されている。凹所部31a−1は第1実施形態で説明した凹所部11a−1と実質的に同じ形状および機能を有し、突起部31bは第2実施形態で説明した突起部24aと実質的に同じ形状および機能を有している。従って、凹所部31a−1は、突起状の取っ手を有する蓋の取外し・縦置き・取付けの場合に係止部として利用され、突起部31bはほぼ円弧状等の取っ手を有する蓋の取外し・縦置き・取付け等の場合に係止部として利用される。そして、凹所部31a−1を係止部として利用するときには、反対側端部に位置する突起部31bは縦置き時の脚部として機能し、突起部31bを係止部として利用するときには、反対側端部に位置する凹所部31a−1側の辺部31aは縦置き時の脚部として機能する。なお、突起部31bが脚部として有効に機能するためには、必要な幅寸法を有するように形成されるか、または補助的な支持部材を付加することが好ましい。
把持部32はほぼT字状の形状を有し、凹所部31a−1が係止部となる縦置き状態、または突起部31bが係止部となる縦置き状態のいずれの場合にも、その両端部32aのそれぞれは自立型蓋掴み30の自立状態の保持に寄与する脚部として機能する。
上記した第3実施形態に係る自立型蓋掴み30によれば、鍋の蓋の取っ手が突起状であっても、またはほぼ円弧状等であっても、使用する係止部として凹所部31a−1または突起部31bのいずれかを選択するだけで対処することができ、非常に便利である。
本発明に係る自立型蓋掴みは次のように変更することが可能である。
本体の端部に形成される凹所部または突起部などの係止部の部分を、本体に対して着脱自在に設けられる構造として作ることができる。このような着脱構造によれば、蓋の取っ手の形または大きさに応じて係止部を任意に変更することができる。
縦置き時に脚部として機能する本体の端部の箇所に、本体だけでも自立可能となるような自立支持部の形状または構造を設けることができる。さらに当該自立支持部を本体の端部に対して着脱自在な構造にすることもできる。
蓋の縦置き状態では、蓋の内面に付着した多量の水分がテーブル面にたれる可能性があるので、脚部として機能している本体の部分に水分を受ける皿状部材を付設することも可能である。
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさおよび配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎず、また各構成の組成(材質)等については例示にすぎない。従って本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
本発明に係る自立型蓋掴みは、調理時に重量のある鍋の蓋等を取り外して近くに置くときに、容易な蓋の取外しを行えると共に、取り外した蓋をそのままの保持した状態で安定した縦置き状態にて自立させることができ、鍋調理等に利用される。
10 自立型蓋掴み
11a 辺部
11a−1 凹所部
11b 辺部
12 把持部
13 鍋
14 蓋
14A 取っ手
14A−1 くびれ部
15 手
16 矢印
17 テーブル面
20 自立型蓋掴み
21 鍋
22 蓋
22A 取っ手
23 開口部
24 本体
24a 突起部
24b 辺部
30 自立型蓋掴み
31 本体
31a 辺部
31a−1 凹所部
31b 突起部
32 把持部


第1の自立型蓋掴み(請求項1に対応)は、蓋の取っ手に係止可能な係止部と自立時に自立状態を保持するための脚部とを有する本体と、本体の背部の中央に設けられかつ自立時に自立状態の保持に寄与する脚部として機能し、把持しやすいハンドル形状を有する把持部と、によって構成される。
上記の自立型蓋掴みでは、鍋の蓋の取っ手に引っ掛ける係止部を有する本体と、本体自身の自立機能、および本体の自立を支持する機能を有する把持しやすいハンドル形状の把持部とから構成され、加熱調理中に重量のある鍋蓋等を簡単に取り外せること、および、取り外した鍋蓋等をそのまま縦置きすることができ、使い勝手がよく、便利である。

Claims (6)

  1. 蓋の取っ手に係止可能な係止部と自立時に自立状態を保持するための脚部とを有する本体と、
    前記本体の背部に設けられかつ前記自立時に前記自立状態の保持に寄与する脚部として機能する把持部と、
    から成ることを特徴とする自立型蓋掴み。
  2. 前記本体は長形のプレート形状を有し、前記本体の一方の端部に前記係止部が設けられ、前記本体の他方の端部に前記脚部が設けられることを特徴とする請求項1記載の自立型蓋掴み。
  3. 前記本体の係止部は、前記取っ手の形態に応じて、凹所部または突起部であることを特徴とする請求項1または2記載の自立型蓋掴み。
  4. 前記本体は長形の形状を有し、前記本体の一方の端部は前記凹所部が設けられると共に前記脚部として機能し、前記本体の他方の端部は前記突起部が設けられると共に前記脚部として機能することを特徴とする請求項3記載の自立型蓋掴み。
  5. 前記自立状態は前記本体の前記脚部と前記把持部の前記脚部として機能する部分とによって保持され、前記自立状態によって、前記蓋は、前記本体の前記係止部に前記取っ手を係止したまま縦置き状態にて置かれることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の自立型蓋掴み。
  6. 前記係止部は前記本体に対して着脱自在に設けられる構造を有し、前記蓋の前記取っ手の形または大きさに応じて前記係止部を任意に変更可能としたことを特徴とする請求項1記載の自立型蓋掴み。

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