JP3100463U - 鍋蓋置き - Google Patents

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Abstract

【課題】 加熱中の鍋に使用している鍋蓋を安全かつ清潔に保持し、かつ構造がシンプルな鍋蓋置きを提供する。
【解決手段】 2つの半楕円部と該半楕円部を垂直に連結する2本の支柱からなり、該半楕円部の開口部は同一方向とする。
【選択図】 図1

Description

考案の詳細な説明
 本考案は、加熱中の鍋に使用している鍋蓋を安全かつ清潔に取り扱うことができる鍋蓋置きに関する。
 加熱中の鍋にかぶせた鍋蓋は高温になり、かつその裏側に水滴が付着する。一時的に鍋から鍋蓋をはずした場合、裏側を上に向けて置くと、鍋蓋のつまみ部分を掴むときに鍋蓋の高温部に触れてやけどをする恐れがある。また、鍋蓋を伏せて置くと、裏側に付着した水滴が垂れて鍋蓋及び周囲が不衛生である。
 従来、鍋蓋置きには鍋蓋を縦に置く形式のものがあるが、裏側に付着した水滴が垂れてしまうという欠点があった。
考案の解決しようとする課題
 上記のような現状に鑑み、本考案は、加熱中の鍋に使用している鍋蓋を安全かつ清潔に取り扱うことができ、かつ構造がシンプルな鍋蓋置きを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
 上記の目的を達成するべく、本考案による鍋蓋置きは、楕円を短径面で切断してなる2つの略半楕円部と該半楕円部を垂直に連結する2本の支柱からなり、該半楕円の開口部は同一方向であることを特徴とする。
 また、本考案の鍋蓋置きは、上部半楕円が下部半楕円より長径が短いことを特徴とする。
 また、本考案の鍋蓋置きは、前記上部半楕円が開口部から閉口部に向かって下がる傾斜をなしていることを特徴とする。
 また、本考案の鍋蓋置きは、他の実施例として、前記上部半楕円部の両端点に差し込み部を設け、前記支柱の上部端点に差し込み口を設けて、前記上部半楕円部が着脱可能であることを特徴とする。
 以下、図面を参照して本考案の実施の形態について説明する。
 図1は、本考案による鍋蓋置きの斜視図である。図1に示す鍋蓋置き1は、一体成型または一体連結・結合型の外観を示しており、楕円を短径面で切断してなる2つの略半楕円部と、該半楕円部を垂直に連結する2本の支柱からなる。上部半楕円部2と下部半楕円部3の開口部側が前面であり、こちらを手前にして使用する。上部半楕円部2と下部半楕円部3はそれぞれの開口部の端点において垂直の支柱4によって結合している。上部半楕円部2は、下部半楕円部3よりも長径を小さくすることが望ましい。また、鍋蓋5の裏側に付着した水分を一カ所に集めるため、上部半楕円2は開口部から閉口部に向かって下がる緩やかな傾斜をなす。
 図2は、図1に示した鍋蓋置き1に、鍋蓋5を置いた状態を示す斜視図である。このように、鍋からはずした鍋蓋5の裏側を上向きにして、上部半楕円部2に乗せる。このとき、立ち上がった縁がある鍋蓋の場合、鍋蓋置き1に乗せた鍋蓋5に付着した水滴は上部半楕円部2の傾斜により傾斜下部に溜まる。この溜まった水滴はこぼさずに捨てることができる。縁がない鍋蓋の場合、上部半楕円部2の閉口部を流し台のシンクなどに向けることによって、水滴がこぼれて周辺を汚すことを避けることができる。
 また、鍋蓋置き1から鍋蓋5を持ち上げる場合、鍋蓋5の下部には障害物がないため、手が鍋蓋5に触れることなく、安全にかつ極めて容易に鍋蓋のつまみ6を掴むことができる。
 図3(A)は、図1の一体成型型鍋蓋置きと異なり、支柱部に連結用の差し込み部を設けることにより分解可能とした第2実施例を示す図である。即ち、上部半楕円部2の開口部の両端点に差し込み部7を取り付け,前記支柱4の頂部に差し込み口8を設置する。差し込み口8に差し込み部7を挿入し、支柱4に上部半楕円部2を連結して使用する。
 図3(B)は、分解した鍋蓋置き1を収納する時の状態を示す図である。差し込み部7を上部に向けた状態で上部半楕円部2と下部半楕円部3を重ねることによって、スペースをとらずに収納することができる。
 尚、材質は、軽量で伝熱性の少ないもの、例えばステンレスや耐熱プラスチック等が好適である。また、断面の形状及び太さは任意であるが、鍋蓋を乗せて使用するため、安定性のある角形あるいは丸形で、太さが0.5〜1cm前後のものが好適である。
考案の効果
 以上の通り、本考案による鍋蓋置きは、加熱中の鍋に使用している鍋蓋を安全かつ清潔に保持することができる。また、鍋蓋の取り置き時に人の手が往復するが、半楕円部の開口部には障害物がないため、調理中の鍋蓋を安全かつ極めて容易に取り扱うことができる。
 また、分解可能であるため、省スペースで収納することができる。
 また、構造がシンプルであり、かつ材質が軽量で安価であるため、取り扱いも簡単であり、低コストで提供することができる。
 本考案による鍋蓋置きの概略斜視図である。  図1の鍋蓋置きに鍋蓋を置いた状態を示す概略斜視図である。  (A)は、本考案に係る第2実施例を示した概略斜視図であり、(B)は分解した着脱自在の鍋置き(A)の収納時の状態を示す概略斜視図である。
符号の説明
 1: 鍋蓋置き
 2: 上部半楕円部
 3: 下部半楕円部
 4: 支柱
 5: 鍋蓋
 6: 鍋蓋のつまみ
 7: 差し込み部
 8: 差し込み口

Claims (4)

  1.  楕円を短径面で切断してなる2つの略半楕円部と、該半楕円部を垂直に連結する2本の支柱からなる鍋蓋置きであって、
     該半楕円部の開口部は同一方向であることを特徴とする鍋蓋置き。
  2.  前記上部半楕円部は、前記下部半楕円部より長径が短いことを特徴とする請求項1に記載の鍋蓋置き。
  3.  前記上部半楕円部は、開口部から閉口部に向かって下がる傾斜をなしていることを特徴とする請求項1に記載の鍋蓋置き。
  4.  前記上部半楕円部の両端点に差し込み部を設け、前記支柱の上部端点に差し込み口を設けて、前記上部半楕円部を着脱可能としたことを特徴とする請求項1に記載の鍋蓋置き。
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