JP2003000439A - 鍋蓋装着用お玉保持具及び既存のお玉立て用鍋蓋装着具 - Google Patents

鍋蓋装着用お玉保持具及び既存のお玉立て用鍋蓋装着具

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JP2003000439A
JP2003000439A JP2001190678A JP2001190678A JP2003000439A JP 2003000439 A JP2003000439 A JP 2003000439A JP 2001190678 A JP2001190678 A JP 2001190678A JP 2001190678 A JP2001190678 A JP 2001190678A JP 2003000439 A JP2003000439 A JP 2003000439A
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幸爾 奥田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鍋蓋上の所要面積が小さく、鍋蓋3の大きさ
や形状に関係なく適用でき、すくい部21内側に付いた
汁がこぼれ出ず、鍋蓋上を汚さない鍋蓋装着用お玉保持
具を提供すること。 【解決手段】 底部と筒部よりなる滴溜め部17に、鍋
蓋3のつまみ31に装着するつかみ片11等の鍋蓋装着
手段とお玉2を掛ける押え片12等のお玉保持手段とを
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鍋蓋に装着し
て、鍋蓋上にお玉を保持できるようにした鍋蓋装着用お
玉保持具及び既存のお玉立てに取付けて、そのお玉立て
を鍋蓋上でも使用できるようにする、既存のお玉立て用
鍋蓋装着具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の鍋蓋装着用お玉保持具は、大別す
ると、1)鍋蓋のつまみに装着して、お玉の柄を水平方向
に保持するもの、2)鍋蓋の平板部分に装着して、お玉の
柄又は取手を支え、お玉のすくい(掬)部は鍋蓋の縁部
分で支えるものの 2種がある。例えば、1)は図7の
(A)に示すように実開昭63-68934「ひしゃくホルダ
ー」があり、2)は(B)に示すように実開平6-13742
「鍋蓋上用お玉受置き具」がある。
【0003】又、図7の(C)、(D)に示すような既
存のお玉立て(卓上又は調理台上用のお玉保持具で、お
玉のすくい部の上端を押え片に掛け、柄は斜めに保持さ
れるものをいう。)に取付けて、鍋蓋上でもお玉を保持
できるようにする、既存のお玉立て用鍋蓋装着具は、従
来、なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の鍋蓋装着用お玉
保持具は、いずれもお玉の柄が水平方向に保持されるた
め、所要面積が大きく、従って、小さい鍋には不向きで
ある。鍋が小さい場合は、取手が鍋蓋の外に出て、邪魔
になる。火に近いため、取手が熱くなったりする。すく
い部を縁部分に載せるものは、鍋蓋の周辺部に縁がな
く、且つ鍋蓋の方が鍋よりも大きい場合には、すくい部
が掛からず、脱落してしまう。
【0005】取手が鍋の外に出易いため、場所を取る
し、何かのはずみで当たって、脱落し易い。すくい部を
縁部分に載せるものは、すくい部が円形又は楕円形で、
鍋蓋との接触部が点のため、且つ柄又は取手を支持する
箇所もただ載せているだけなので、ぐらぐらして不安定
である。
【0006】更に、すくい部が縦向き(垂直方向)に保
持されるため、内部(すくい部内側)に残留した汁等
(水のような粘度の低い汁やカレーのルー・シチュウの
ようなドロッとした粘度の高いもの等お玉ですくうもの
をいう。以下単に汁とする。)がこぼれ、鍋蓋を汚す、
等の問題点があった。内部の方が外部よりも汁の残留量
は多い。又、鍋蓋のつまみに柄の保持体をかぶせるもの
は、つまみを持てなくなり、不便であるという問題点も
ある。
【0007】従来の鍋蓋装着用お玉保持具は、鍋蓋装着
専用であり、卓上用(調理台等の上用も含む。以下単に
卓上用とする。)としても兼用できるものはなかった。
【0008】既存のお玉立てに取付けて、鍋蓋上に装着
できるようにする鍋蓋装着具もなかった。
【0009】この発明が解決しようとする課題は、1)鍋
蓋上の所要面積が小さく、鍋蓋の大きさや形状に関係な
く適用でき、すくい部内側に付いた汁がこぼれ出ない鍋
蓋装着用お玉保持具、2)この1)に加えて、鍋蓋上を汚さ
ない鍋蓋装着用お玉保持具、3)前記1)に加えて、お玉を
繰り返し着脱しても、鍋蓋上を汚さない鍋蓋装着用お玉
保持具、4)鍋蓋上での使用の他に、鍋蓋から外して、卓
上でも使用できる鍋蓋装着用お玉保持具、5)既存のお玉
立てに取付けて、鍋蓋上でも使用できるようにする既存
のお玉立て用鍋蓋装着具を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る鍋蓋装着
用お玉保持具及び既存のお玉立て用鍋蓋装着具は、前記
の課題を解決したものであって、次のようなものであ
る。
【0011】請求項1記載の発明に係る鍋蓋装着用お玉
保持具は、鍋蓋装着手段とお玉保持手段とよりなるもの
で、鍋蓋装着手段とは鍋蓋にこのお玉保持具を装着する
手段であって、鍋蓋3のつまみ31に装着するものと鍋
蓋3の平板部分に装着するものとの 2種類がある。お玉
保持手段は、この保持具1にお玉2を柄22や取手23
が立った状態(斜めを含む)で保持する手段である。す
くい部21を保持するものと柄22の下部を保持するも
のとの 2種類ある。
【0012】鍋蓋装着手段の内、つまみ31に装着する
ものでは、U字形の平行部分を丸く膨らせ、両先端を外
方向に広げたものの中央部を支持体にしたもの、C字形
で側面が開き、両先端を外方向に広げたものの下部に支
持体を付けたもの、O字形を少し押しつぶして下部に支
持体を付けたもの、洗濯ハサミのようにバネで左右から
挟むもの、紐で輪を形成したものがある。
【0013】平板部分に装着する鍋蓋装着手段では、吸
盤、磁石を利用したものがある。
【0014】お玉保持手段の内、すくい部21をほぼ水
平方向に保持するものには、すくい部21の上端部を押
さえる押え片12、すくい部21の底部を吸着する吸盤
13、ステンレス製のすくい部21を吸引する磁石15
がある。押え片12は、押え部が 1個のものでも、押え
部が 2個以上の多段式のものでも良い。なお、押え片1
2は、すくい部21の上端部を挟むものにしても良い
が、お玉2を保持する機能は、単に上端を押えるだけの
ものと変わりはない。
【0015】柄22の下部をほぼ立った状態に保持する
柄保持片14は、柄22の両側面を挟むタイプのもので
も、柄22を側面から挿入し表裏両面を挟む型のもので
も良い。柄22を立った状態に保つため、柄保持片14
には、ある程度の長さが必要である。柄保持片14は、
板状を折曲げたものの他に、針金状のものを折曲げて作
ったもの、針金状のものを折曲げたものを 2本板状物の
上下に付けたものでもよい。ステンレスの柄用になる
が、柄保持片14を磁石15にしたものでもよい。
【0016】お玉保持手段を鍋蓋上に装着できれば良い
ので、鍋蓋装着手段とお玉保持手段との二つが備わって
おれば、この発明の第一の課題を果たすことになる。各
種鍋蓋装着手段とお玉保持手段との組合わせは、自由で
ある。
【0017】請求項2記載の発明に係る鍋蓋装着用お玉
保持具は、汚れ防止板16に鍋蓋装着手段とお玉保持手
段とを設けたものである。汚れ防止板16は、鍋蓋3上
にお玉2のすくい部21の外側についた汁が付いて汚れ
るのを防止するものである。形状は、通常、薄い円板状
であるが、多角形等他の形状でも良い。鍋蓋3の汚れ防
止が目的なので、平板状に限らず、椀状(凹状)でもよ
い。鍋蓋装着手段及びお玉保持手段は、請求項1記載の
発明で説明したものと同じである。この二つの組み合わ
せ、取付け方も自由である。
【0018】請求項3記載の発明に係る鍋蓋装着用お玉
保持具は、滴(しずく)溜め部17に鍋蓋装着手段とお
玉保持手段とを設けたものである。滴溜め部17は、お
玉2のすくい部21の外側についた汁の滴を溜めて、鍋
蓋3の汚れを防止するものである。形状は、通常、底板
の付いた円筒状であるが、筒状であれば、角筒、星形等
他の形状でも良い。滴が溜まればよいので、底部も平板
状に限らず丸みのある椀状でもよい。全体が椀状でも良
い。吸盤の外側に堤防を設けたものでもよい。汚れ防止
板16は、堤防に相当するものがないので、汁がある程
度以上付けばこぼれるが、滴溜め部17は、汁を溜める
機能があるので、汁の量が増えてもこぼれ出ない。鍋蓋
装着手段及びお玉保持手段は、請求項1記載の発明で説
明したものと同じである。この二つの組み合わせ、取付
け方も自由である。
【0019】請求項4記載の発明に係る鍋蓋装着用お玉
保持具は、滴溜め部17に鍋蓋装着手段を折畳み可能に
設けた、請求項3記載の鍋蓋装着用お玉保持具である。
折畳みは、文字通り折曲げて畳む他に隠す意味も含み、
水平方向に反対側に回して、外から見えなくすることも
意味する。折畳み可能な鍋蓋装着手段は、つまみ31に
装着するものでも、平板部に装着するものでもよいが、
折畳む関係上薄いものがよい。鍋蓋装着手段は、請求項
1記載の発明で説明したものと同じである。つかみ片1
1は、C形でもO形でもよく、つかみ片11の根元をヒ
ンジ状の折曲部112にしても、回転軸となる突起11
3と対応する凹部との組合せにしてもよい。吸盤13も
薄くするため、支持体を吸盤体の周辺近くに付けてもよ
い。
【0020】請求項5記載の発明に係る鍋蓋装着用お玉
保持具は、滴溜め部17に鍋蓋装着手段を着脱可能に設
けた、請求項3記載の鍋蓋装着用お玉保持具である。着
脱可能とは、文字通り、装着したり、外したりできるこ
とである。着脱可能にするため、ゆるいテーパー付の円
板状取付片114とこれに対応したテーパー付の凹部と
の組合せや球状取付片115と対応した凹部との組合せ
の他吸盤13にしてもよい。その他テーパー付凸状物又
はふくらみとこれに対応した凹部との組合せでもよい。
着脱可能な鍋蓋装着手段は、つまみ31に装着するもの
でも、平板部に装着するものでもよい。鍋蓋装着手段及
びお玉保持手段は、請求項1記載の発明で説明したもの
と同じである。
【0021】請求項6記載の発明に係る既存のお玉立て
用鍋蓋装着具は、鍋蓋装着手段と既存のお玉立てへの取
付け手段とよりなるもので、鍋蓋装着手段は、請求項1
記載の発明で説明したものと同じである。お玉立てへの
取付け手段は、既存のお玉立てに鍋蓋装着手段を取付け
る手段で、着脱できるものでもできないものでもよい。
できるものでは、吸盤、逆L字型に形成した取付爪44
があり、できないものでは、粘着剤がある。
【0022】請求項7記載の発明に係る既存のお玉立て
用鍋蓋装着具は、鍋蓋装着手段が折畳み可能なものであ
る、請求項6記載の既存のお玉立て用鍋蓋装着具であ
る。折畳み可能は、請求項4記載の発明で説明したもの
と同じである。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例に基
づき、図面を参照しながら説明する。
【実施例】実施例1 実施例1を図1に基づいて説明する。図1の(A)、
(B)、(C)、(D)、(E)、(G)、(H)、
(I)は斜視図、(F)は断面図である。実施例1に示
す鍋蓋装着用お玉保持具(以下単に保持具と略称す
る。)1は、鍋蓋装着手段とお玉保持手段とからなるも
ので、(A)に示す保持具1は、鍋蓋3のつまみ31
に、つかみ片11により装着したものである。つかみ片
11は、U字形の両平行部分を丸く膨らせ、その両先端
を外側に広げたような形状をしていて、材料の弾性によ
り広がるので、つまみ31の下部の細くなった部分に押
しつけて、装着する。
【0024】U字形のつかみ片11の中央部を少し延ば
して支持体111とし、その先の上方に付けた、下向き
のカギ型の押え片12に、お玉2のすくい部21の先端
部(柄22の付け根の反対側)上端を掛ける。すくい部
21の下部は、鍋蓋3に支えられ、ここが支点となっ
て、柄22と取手23との荷重により、押え片12には
上向きの力が掛かるので、お玉2はしっかり保持され
る。柄22は、立った(斜めから垂直に近い)状態にな
り、所要面積は狭い。
【0025】取手23は、火から遠い位置にあるので、
熱くならない。柄22や取手23が鍋から大きくはみ出
さないので、邪魔にならない。すくい部21は、ほぼ横
(水平)方向になるので、内部に溜った汁は、こぼれ出
ない。外部に付着した汁の量は、内部に比べて少ない。
鍋蓋3に付く汁の量も外側付着分のため少ない。つかみ
片11は、つまみ31の下部の細くなった部分に装着す
るので、つまみ31をもって利用することができる、と
いう効果がある。
【0026】(B)のものは、鍋蓋装着手段をC字形の
側面解放型のつかみ片11にし、支持体111の先にお
玉保持手段として上向きの吸盤13を設けたものであ
る。使い方は、つまみ31につかみ片11を装着し、吸
盤13の上にすくい部21の底部を吸着させて、お玉2
を保持させる。すくい部21は、水平に近くなる(鍋蓋
3の傾斜があるので水平ではないが)ので、柄22や取
手23は立った状態になる。お玉2を外すときは、お玉
2のすくい部21をねじるようにすると、外れ易い。す
くい部21が水平に近いので、内部に溜った汁はこぼれ
出ない。所要面積は狭いし、柄22や取手23が鍋から
はみ出さないので、邪魔にならない。
【0027】(C)のものは、(A)の保持具1のつか
み片11を、丁度洗濯バサミのように、左右に開閉して
バネ(図面では省略)で挟み付けるつかみ片11に変え
たものである。つかみ片11は、(C)のように半円形
のものに限らず直線に近いものでもよい。内側には、ギ
ザギザを付けても良いし、付けなくても良い。押え片1
2をつかみ片11の片方の上方に設ける。押え片12
は、付ける場所を例えば手で挟む柄の部分等、他の場所
に変えてもよい。使用方法等は、(A)と変らない。
【0028】(D)のものは、鍋蓋装着手段を吸盤13
にしたもので、吸盤13の上部に押え片12を設ける。
使用方法は、鍋蓋3の平板部分の上に吸盤13を装着
し、カギ型になった押え片12にすくい部21の上端を
かけて、お玉2を保持する。すくい部21が横になる、
所要面積が狭い等は、(A)と同じである。装着手段を
吸盤13にしたので、鍋蓋3上の希望する箇所に装着で
きる。
【0029】(E)のものは、(D)のお玉保持手段も
吸盤13にしたもので、即ち、 2つの吸盤13を上下に
重ねたものである。上のお玉保持手段の上向きの吸盤1
3は、下の鍋蓋装着手段の下向きの吸盤13よりも小さ
くてよい。下の吸盤13には、外し片131を設けても
よい。吸盤13を外したいときに、外し片131を上に
引くと空気が入り、吸盤13が簡単に外れる。使い方
は、鍋蓋3の平板部分の上に、下部の吸盤13を装着
し、上部の吸盤13にすくい部21の底部を吸着させ
て、お玉2を保持させる。お玉2を外すときは、お玉2
のすくい部21をねじる(回す)ようにすると、容易に
外れる。所要面積が小さい等の他に、装着場所を選ばな
いという効果がある。
【0030】(F)のものは、全体を磁石15で構成し
た保持具1である。磁石15の下部の円板状部分を鉄又
はステンレス製の鍋蓋3の平板部分に装着し、上部の凹
面状円板部分に鉄又はステンレス製お玉2のすくい部2
1の底部を吸引させ、お玉2を保持させる。お玉2を外
すときは、ねじるようにすると、外れ易い。所要面積が
小さい等の他に、鍋蓋3上の場所を選ばない特長があ
る。鍋蓋3、お玉2共に鉄又はステンレス製でないと使
えないが、ステンレス製のお玉2は多いので、鍋蓋装着
手段を吸盤13等他のものに換えると利用し易い。
【0031】(G)の保持具1は、お玉保持手段が柄2
2の下部を保持するものである。つかみ片11の根元の
支持体111の先に、斜め上方に柄保持片14を設け
る。図面では、柄保持片14を拡大して矢印の先に示し
ている。柄保持片14の長さは、ある程度必要である。
即ち、柄22がずり落ちず、角度を保ち、柄保持片14
に保持されるための長さが必要となる。柄保持片14の
厚み(内側間隔)も関係する。柄22の角度は、やや斜
めで、すくい部21が水平近くになるような角度が良い
が、垂直近くでもよい。柄保持片14の幅は、柄22の
幅のばらつきを考慮して、広めにしておく。柄保持片1
4は、図のような、板状物を折曲げた形の他に、針金で
形成したものや長方形の板の上下に針金で形成したつか
み具を付けたものでも良い。つかみ片11は、他の形式
のものでもよい。
【0032】使い方は、鍋蓋3のつまみ31につかみ片
11を装着し、柄保持片14に柄22の下部をはめて、
お玉2を保持する。所要面積が小さく、すくい部21が
横方向で汁がこぼれない等の効果も同じである。
【0033】(H)のものは、(G)の柄保持片14を
少し変えたものである。柄22の側面から柄保持片14
に挿入する。柄22の幅は、多少バラツキがあるが、厚
みのバラツキはほとんどない。幅が狭いときは、柄保持
片14の囲いの中に入るし、幅が広いときは、柄保持片
14のバネ(弾性)で挟まれて、確実に保持される。鍋
蓋装着手段は、他のものでも良い。効果等は、(G)の
ものと同じである。
【0034】(I)のものは、(G)の柄保持片14を
板状の磁石15に変えたものである。大きさ、角度等
は、柄保持片14と同じでよい。ステンレス製のお玉2
が多いので、柄22を磁石15に吸引させて、保持す
る。磁石15なので、着脱が簡単である。その他の使い
方、効果等は、(G)のものと同じである。
【0035】実施例2 実施例2を図2に基づいて説明する。図2の(A)、
(B)、(C)、(E)、(F)、(G)は斜視図、
(D)は側面図である。実施例2に示す保持具1は、実
施例1の保持具に汚れ防止板16を追加して設けたもの
である。汚れ防止板16は、すくい部21の外側に付着
した汁が鍋蓋3に付いて汚すのを防止するためのもので
ある。通常、薄い円板状であるが、他の形状でも構わな
い。使い方は、実施例1のものと同じである。
【0036】(A)は、薄い円板状の汚れ防止板16の
外周部につかみ片11を設け、その付け根の上側に押え
片12を設けた保持具1である。つかみ片11は、Oの
字形を横広につぶしたような形状で、力を加えると材料
の弾性により、変形する。押え片12は、カギ型が下向
きに付けられている。使い方は、つかみ片11を左右か
ら挟んで丸く広げ、(B)に示すように、つまみ31に
はめて、保持具1を鍋蓋3上に装着する。押え片12に
すくい部21の先端部上端をかけてお玉2を保持する。
柄22が立った状態になるので、所要面積が小さい。汚
れ防止板16があるので、鍋蓋3が汚れない。なお、つ
かみ片11の支持体は、多少柔軟性があった方が汚れ防
止板16が鍋蓋3の傾斜に対応し易くてよい。
【0037】(C)は、鍋蓋装着手段とお玉保持手段と
を共に吸盤13にしたもので、汚れ防止板16の外周部
下部に小さな吸盤13を下向きに設け、汚れ防止板16
の中央部上部にお玉保持手段の吸盤13を上向きに設け
る。下向きの小さな吸盤13の外周部に外し片131を
設けてもよい。(D)は、(C)のものの使用状況を示
す側面図である。鍋蓋3上のつまみ31近くに下向きの
吸盤13を装着し、上向きの吸盤13にすくい部21を
押しつけ吸着させて、お玉2を保持する。柄22は立っ
た状態なので、所要面積は小さい。お玉2を外すとき
は、お玉2をねじるようにすると外れ易い。下向きの吸
盤13を外すときは、外し片131を引くと空気が入っ
て、簡単に外れる。
【0038】(E)のものも、鍋蓋装着手段を吸盤13
にしたもので、汚れ防止板16の外周部に、下向きの小
さな吸盤13を離して取付ける。汚れ防止板16の外周
部の吸盤13支持体取付け部の上側に、 2段の押え片1
2を設ける。使い方は、鍋蓋3のつまみ31近くに吸盤
13を装着し、押え片12にすくい部21の上端を掛け
る。鍋蓋3の傾斜具合や好みに応じて、押え片12の高
さを選ぶ。すくい部21の深さも関係する。鍋蓋3が汚
れず、所要面積が小さい他、柄22の角度が選べる効果
がある。押え片12の段数は、 2段の他もっと増やして
もよい。
【0039】(F)のものは、汚れ防止板16と鍋蓋装
着手段の吸盤13とを兼用させたもので、下向きの大き
な吸盤13の外周部の上側に押え片12を設ける。汚れ
防止板16は、吸盤13になっているため、中高ですく
い部21が不安定になるので、押え片12寄りにお玉用
凹部161を設けてもよい。外周部の上側の一部に外し
片131を設けてもよい。
【0040】使い方は、鍋蓋3の平板部に汚れ防止板1
6兼用の吸盤13を装着する。押え片12がつまみ31
近くになるように装着した方が、押え片12の位置が高
くなってよい。押え片12にすくい部21の上端を掛け
て、お玉2を保持する。お玉用凹部161があると、お
玉2は安定する。所要面積が小さい、鍋蓋3が汚れな
い、吸盤13を外し易い等の他、鍋蓋3の好きな所に装
着できる効果がある。
【0041】(G)のものは、お玉保持手段を磁石15
にしたもので、汚れ防止板16の外周部につかみ片11
を設け、汚れ防止板16の中央部の上側に磁石15を設
ける。磁石15の表面は、すくい部21の形状に対応し
た凹部にしてもよい。使い方は、つかみ片11の側面開
口部につまみ31をはめ、保持具1を装着し、磁石15
にステンレス製のすくい部21の底部を吸引させて、お
玉2を保持する。外すときは、お玉2をねじるようにす
ると、容易に外れる。鍋蓋3が汚れず、所要面積が小さ
い効果がある。
【0042】(G)の磁石15を吸盤13にしてもよ
い。
【0043】汚れ防止板16に設ける鍋蓋装着手段やお
玉保持手段は、これら以外のものでもよい。
【0044】実施例3 実施例3を図3に基づいて説明する。図3の(A)、
(D)、(F)は斜視図、(B)、(C)、(E)は断
面図である。実施例3に示す保持具1は、実施例1の保
持具に滴溜め部17を追加して設けたものである。又
は、実施例2の汚れ防止板16を滴溜め部17に変えた
ものである、ともいえる。滴溜め部17は、すくい部2
1の外側に付着した汁の滴を溜めるためのものである。
お玉2の着脱を頻繁に繰り返し、外側の汁が多量に付い
たとしても、滴溜め部17に溜まるので、鍋蓋3を汚す
ことはない。通常、底の付いた円筒状であるが、他の形
状でも構わない。使い方は、実施例2のものと同じであ
る。
【0045】(A)に示すものは、底の付いた円筒状の
滴溜め部17の外周部につかみ片11を設け、このつか
み片11を設けた側の滴溜め部17の上部内側に押え片
12を設けたものである。つかみ片11は、実施例1に
示したU字形を変形したものであるが、他の形のもので
もよい。つかみ片11は、滴溜め部17に対して多少曲
がり易い方が、滴溜め部17が鍋蓋3の傾斜に対応し易
くてよい。
【0046】使い方は、つかみ片11を(B)に示すよ
うに、つまみ31にはめて、保持具1を鍋蓋3上に装着
する。滴溜め部17の中にすくい部21を入れ、すくい
部21の先端上端部を押え片12に掛けて、お玉2を保
持する。柄22と取手23との重量がすくい部21の底
部を支点にして、押え片12に掛かるので、お玉2は安
定して保持される。滴溜め部17があるので、繰り返し
お玉2を出し入れしても、汁が外部に出ることはなく、
鍋蓋3を汚さない。柄22が立った状態なので、所要面
積が小さい。すくい部21が水平に近いので、内部の汁
がこぼれ出ず、無駄にならない。なお、(B)は、断面
説明図とでもいうもので、正確な断面図ではない。
【0047】(C)のものは、鍋蓋装着手段を大きな吸
盤13にしたもので、その上に押え片12付きの滴溜め
部17を設ける。吸盤13の外周部上部に外し片131
を設けてもよい。使い方は、鍋蓋3の平板部上に吸盤1
3を装着し、(A)のものと同様にして、お玉2を保持
する。吸盤13を外すときは、外し片131を引くと外
し易い。(A)のものの効果の他に、吸盤13のため装
着場所を選ばない、という効果がある。
【0048】(D)のものは、鍋蓋装着手段とお玉保持
手段とを共に吸盤13にしたもので、鍋蓋装着用である
下向きの大きな吸盤13の上に、お玉保持用である上向
きの小さな吸盤13を設けたものである。下向きの吸盤
13の上側には、滴溜め用の堤防171を設けて、滴溜
め部17とする。なお、外し片131を外周部上側に設
けてもよい。
【0049】使い方は、鍋蓋3の平板部上に下向きの大
きな吸盤13を装着し、上向きの小さな吸盤13の上に
すくい部21を吸着させて、お玉2を保持する。堤防1
71があるので、すくい部21の外側に付着した汁は、
堤防171内に溜まり、外部には出ない。外側に付着す
る汁は多くないし、堤防171を高くしたり、直径を大
きくすると、溜める量を増やすこともできる。外し片1
31を引くと、吸盤13は簡単に外れる。その他の効果
は、(C)のものと同じである。
【0050】(E)のものは、滴溜め部17の外周部
に、鍋蓋装着手段として、下向きの吸盤13を用いたつ
かみ片11を設け、滴溜め部17内部の底部に、お玉保
持手段として、磁石15を設けたものである。磁石15
の表面は、すくい部21の形状に対応した凹面にしても
よい。使い方は、鍋蓋3の平板部上に吸盤13を装着し
て、滴溜め部17内部の磁石15にステンレス製のすく
い部21を吸引させて、お玉2を保持させる。装着場所
を選ばない、柄22が立った状態に近いので邪魔になら
ない、汁が外部に出ない効果がある。ステンレス製のす
くい部21しか使用できないが、ステンレス製が多いの
で、実用上それ程問題はない。
【0051】(F)のものは、升状の滴溜め部17の外
側下部に、紐で作った輪のつかみ片11を設け、つかみ
片11を設けた側板上部の内側にカギ型の押え片12を
設けたものである。使い方は、紐のつかみ片11をつま
み31に掛けて、保持具1を装着し、滴溜め部17の中
にすくい部21を入れ、押え片12にすくい部21の先
端上端部を掛けて、お玉2を保持する。機能としては、
何等変わったものはないが、外観が趣があって面白いと
いう効果がある。紐を竹の皮で作ってみたり、側板を焼
き杉調にしたり、民芸品風にすると面白い。
【0052】実施例4 実施例4を図4に基づいて説明する。図4の(A)は斜
視図、(B)は(A)の底面図、(C)は(A)のX−
X線断面図、(D)は(A)のつかみ片11を折畳んだ
ところの断面図、(E)は他の例の底面図、(F)は
(E)のY−Y線断面図、(G)はつかみ片11の折曲
げ機構を変えたものの斜視図、(H)は他の例の底面
図、(I)は吸盤を利用したものの断面図である。実施
例4に示す保持具1は、鍋蓋上と卓上との兼用可能なも
のである。つかみ片11を隠せるものと出したままのも
のとがある。
【0053】(A)〜(D)に示すものは、つかみ片1
1が付け根の折曲部112で折曲げ可能になっていて、
折曲げたつかみ片11は、(B)のように滴溜め部17
の底面172に設けた収納凹部173に収納できるよう
になっている。つかみ片11の外周又は先端と収納凹部
173の対応した部分とは互いにやや傾斜し、少し押せ
ばかみ合って、仮止めできるようにしてもよい。
【0054】使い方は、鍋蓋3上に装着して使用すると
きは、つかみ片11を外に出して、つまみ31に装着
し、実施例3で説明したように、滴溜め部17の中にお
玉2を保持して使う。つかみ片11が折曲げ可能なの
で、滴溜め部17が鍋蓋3の傾斜に対応し易くてよい。
一方、卓上で使用するときは、つかみ片11を折畳んで
収納凹部173内に入れ(仮止めできるときは仮止め
し)た状態で、卓上に置き、鍋蓋3上と同じように、滴
溜め部17内にすくい部21を入れ、押え片12にすく
い部21の先端上端部を掛けて、お玉2を保持する。柄
22や取手23が立った状態なので所要面積が小さく、
邪魔にならない。鍋蓋3上と卓上の両方で使えるという
効果がある。
【0055】(E)のものは、(A)と同様つかみ片1
1が折畳みできるものである。底面172には周囲に土
手のような隆起があり、収納凹部173は広い。折畳ん
だつかみ片11が仮止めできるように、つかみ片11に
は適当な場所に小さな孔174を設け、収納凹部173
の対応する箇所に突起175を設けてもよい。孔と突起
の関係は、逆でも良い。
【0056】更に、滴溜め部17の内部には、(F)に
示すように、すくい部21の底部を支持する底部支持片
176を設けてもよい。鍋蓋3の傾斜によっては、柄2
2が斜めになったり(例えば図3の(B)のように)、
卓上使用時に保持具1が軽量の場合は、柄22が斜めに
なると不安定になり、倒れる恐れがあるので、柄22を
立てる(垂直に近付ける)ためのものが底部支持片17
6である。底部支持片176は、側面が三角形でも良い
し、斜辺をすくい部21に対応した曲面にしても良い
し、単に支柱にしても良い。又は、押え片12を低くし
ても同じ目的を達成する。なお、(F)は、(E)のY
−Y線断面図であるが、底部支持片176を分り易くす
るため、直線で切ってはいない。
【0057】(G)のものは、つかみ片11の折曲部1
12をヒンジ状から回転方式に変えたものである。つか
み片11の根元部に円柱状の突起113を設けて回転軸
とし、これを滴溜め部17の底面172に設けた凹部に
はめて、垂直方向に回転自在(本明細書では、回転は、
左右に回転を意味する。)とする。その他は、(E)と
同じである。
【0058】(H)のものは、つかみ片11の根元に回
転軸となる孔174を設け、滴溜め部17の底面172
の対応する箇所にこの孔174にはまる突起を設ける。
この突起に前記孔174をはめて、つかみ片11を水平
方向(底面172に平行)に回転自在に底面172に取
り付ける。孔と突起との関係は、逆でも良い。つかみ片
11は、縦長のO字形で内側に小サイズのつまみ31用
くぼみを設ける。使い方は、鍋蓋3上のときには、つか
み片11を外に出してつまみ31に掛ける。卓上のとき
は、つかみ片11を回転させて、底面172内に収納す
る。後は、(A)と同様にして使用する。鍋蓋3上と卓
上との両方で使用できる等の効果も同様である。
【0059】(I)のものは、鍋蓋装着手段を吸盤13
にしたものである。つかみ片11の根元は、折曲げ可能
になっている。使い方は、鍋蓋3上のときには、吸盤1
3を鍋蓋3の平板部に装着し(A)と同様にしてお玉2
を保持し、卓上使用時には、吸盤13を折畳んで、卓上
でお玉2を保持する。鍋蓋3上と卓上との両方で使用で
きる等の効果も同様である。
【0060】図3の(E)も、つかみ片の吸盤を出した
ままで、卓上で使用しても良い。
【0061】図3の(F)に示した升型のものも、鍋蓋
3上と卓上との両方で使用できる。鍋蓋3上では、紐を
輪状にしたつかみ片11をつまみ31に掛け、卓上で
は、紐のつかみ片11が付いたまま、通常通り使用す
る。紐を竹の皮で作ってみたり、升の側板を焼き杉調に
したり、民芸品風にすると面白い。卓上用にしたとき、
趣がある。升型を陶磁器等の焼物やガラス、南部鉄等の
鉄器、青銅、銅、錫等の金属で作っても面白いものがで
きる。鍋蓋3上、卓上の両方で使用できる機能の他に、
趣のあるものができるという効果がある。勿論、紐を着
脱可能にしても良い。
【0062】実施例5 実施例5を図5に基づいて説明する。図5の(A)、
(C)、(D)は断面図、(B)は底面図である。実施
例5に示す保持具1は、鍋蓋上と卓上との兼用ができ、
且つ、つかみ片11が着脱可能なものである。
【0063】(A)は、(B)のX−X線断面図であ
る。(A)、(B)に示すものは、つかみ片11の根元
の支持体111の先に、断面が逆台形の円板状取付片1
14を設け、これが丁度はまる凹部を滴溜め部17の底
面172に設ける。底面172の凹部にも傾斜が付いて
いるので、円板状取付片114を押し付けるとはまり、
引き抜くと外れる。支持体111の断面形状がクランク
状に曲げてあるのは、つまみ31の下部に薄い円板状の
スカート(広がり)が付いていることがあるためであ
る。支持体111には、多少柔軟性があった方が、滴溜
め部17が鍋蓋3の傾斜に対応し易くてよい。なお、円
板状取付片114の形状は、(C)のように逆台形の中
央部をくぼませてもよいし、更にはくりぬいて、リング
状にしてもよい。
【0064】使い方は、鍋蓋3上のときは、つかみ片1
1をつまみ31にはめ、実施例3で説明したように、鍋
蓋3上に装着し、滴溜め部17の中にすくい部21を入
れ、押え片12に掛けて、お玉2を保持する。卓上のと
きは、つかみ片11を外した状態にして、卓上に置い
て、実施例4で説明したように、滴溜め部17内にお玉
2を保持して、使用する。実施例4の効果と同様な効果
の他に、つかみ片11を着脱自在にしたので、用途を鍋
蓋3上と卓上とに頻繁に変えず、どちらか一方でしばら
く使用するときには、好都合であるという効果がある。
【0065】(D)のものは、つかみ片11の鍋蓋装着
手段を吸盤13にし、底面172への取付けを、先端に
小さな球状物を付けた球状取付片115にしたものであ
る。底面172にもこれに対応した位置に、対応した形
状、大きさの凹部を設ける。
【0066】使い方は、鍋蓋3上のときは、滴溜め部1
7の底面172につかみ片11を取付け、鍋蓋3につか
み片11の吸盤13を装着し、(A)と同様にお玉2を
保持し、卓上のときは、つかみ片11を外して、(A)
と同様に使用する。(A)と同様の効果の他に、鍋蓋3
の好きな箇所に装着できるという効果がある。
【0067】実施例6 実施例6を図6に基づいて説明する。図6の(A)、
(C)、(D)、(G)は斜視図、(B)、(F)は断
面図、(E)は底面図である。実施例6に示すものは、
既存のお玉立て5に取付ける鍋蓋装着具4である。お玉
立て5とは、図7の(C)、(D)に示すように、卓上
用のお玉保持具で、陶磁器又はプラスチック製で、底の
付いた円筒状の筒部でできた滴溜め部57の上部に、橋
渡し状又は突き出した状態で、押え片52を設けたもの
である。滴溜め部57の中にお玉2を入れ、押え片52
で保持するものである。柄22は、斜めに立った状態で
保持される。
【0068】図6の(A)は既存のお玉立て5の底面5
71に実施例6の鍋蓋装着具4を取付けた状態を示す斜
視図、(B)は(A)のX−X線断面を示す断面図であ
る。(A)、(B)に示す鍋蓋装着具4は、滴溜め部5
7への取付手段を吸盤43にしたものである。即ち、つ
かみ片42の根元の支持体421の先に上向きの吸盤4
3を設け、既存のお玉立て5の滴溜め部57の底面57
1に取付ける。底面571が平滑であれば適用できる。
既存のお玉立て5は、陶磁器製であれ、プラスチック製
であれ、通常、底面571は平滑なので、適用できる。
つかみ片42から吸盤43までの支持体421がクラン
ク状に折れ曲がっているのは、つまみ31の下部に薄い
スカート状のものが付いている場合があるためである。
【0069】使い方は、鍋蓋3上用のときは、吸盤43
により既存のお玉立て5の底面571に鍋蓋装着具4を
取付け、つかみ片42をつまみ31に取付けて、鍋蓋3
上に装着する。滴溜め部57の中にすくい部21を入
れ、上端部を押え片52に掛けて、お玉2を保持させ
る。このようにすると、既存のお玉立て5も鍋蓋3上で
使用できる。卓上用のときは、この鍋蓋装着具4を取付
けなければ、お玉立て5は、元々卓上用なので、鍋蓋装
着具4を装着せずに、使用する。鍋蓋装着具4の着脱も
容易である。所要面積が小さい、柄22や取手23が邪
魔にならない、鍋蓋3が汚れない、等の諸効果の他、最
大の効果は、既存のお玉立て5が卓上でも鍋蓋上でも使
用できることである。
【0070】(C)、(D)に示すものも既存のお玉立
て5用鍋蓋装着具4である。(C)は既存のお玉立て5
に鍋蓋装着具4を取付けた状態を示す斜視図、(D)は
鍋蓋装着具4だけを示す斜視図である。つかみ片42の
根元に取付板41を設け、これの周辺部に上向きに逆L
字型の取付爪44を適当数(通常 3〜 4個)設ける。取
付爪44は、図のような、直角に 1回折曲げたものの他
に、先端部を更に少し折曲げたものでも良い。なお、つ
かみ片42は、根元で折曲がり可能にしてもよい。
【0071】使い方は、鍋蓋3上用のときは、取付爪4
4によって既存のお玉立て5に鍋蓋装着具4を取付け、
つかみ片42をつまみ31にはめて、鍋蓋3上に装着す
る。滴溜め部57の中にすくい部21を入れ、上端先端
部を押え片52に掛けて、お玉2を保持させる。既存の
お玉立て5も鍋蓋3上で使用できる。卓上用のときは、
つかみ片42を折曲げてもよいし、この鍋蓋装着具4を
使用しなければ、元々卓上用なので、鍋蓋装着具4を装
着せずに、使用する。
【0072】所要面積が小さい、柄22や取手23が邪
魔にならない、鍋蓋3が汚れない、等の諸効果の他、最
大の効果は、既存のお玉立て5が卓上の他に鍋蓋上でも
使用できることである。仮に、お玉立て5の底面571
が平滑でなくても適用できる。取付爪44が逆L字型な
ので、既存のお玉立て5の直径に多少のバラツキがあっ
ても対応できる。
【0073】(E)は底面図、(F)は(E)のY−Y
線断面図である。(E)と(F)とに示す鍋蓋装着具4
は、取付板41につかみ片42を、折曲部422で折曲
がり可能に設ける。取付板41の底面411には、つか
み片42が入る収納凹部412を設ける。図面の収納凹
部412は、ほぼ全面で広いが、つかみ片42が丁度は
まる形状、大きさの収納凹部412にして、軽く押し込
めば入って仮止めされ、軽く引き出せば出るように、簡
単に出し入れできるようにしても良い。取付板41の上
側には粘着剤45を貼付け、その上には剥離紙46を付
ける。粘着剤45は、軟化温度の高いものを用いる。鍋
蓋3上で使用するため、蒸気の温度で軟化するのを防止
するためである。
【0074】使い方は、鍋蓋装着具4の剥離紙46を剥
し、粘着剤45により、既存のお玉立て5の底面571
に鍋蓋装着具4を装着する。後は、実施例4に示した保
持具と同じで、鍋蓋3上のときは、つまみ31につかみ
片42をはめて鍋蓋装着具4を鍋蓋3上に装着する。滴
溜め部57の中にすくい部21を入れ、上端部を押え片
52に掛けて、お玉2を保持させる。既存のお玉立て5
も鍋蓋3上で使用できる。卓上のときは、つかみ片42
を折曲部422の所で折曲げ、収納凹部412にはめ
て、卓上に置く。通常通り、既存のお玉立て5にお玉2
を保持させる。既存のお玉立て5が恒久的に、鍋蓋3上
用と卓上用との兼用可能なお玉立て5になるという効果
がある。
【0075】(G)に示す鍋蓋装着具4は、(C)、
(D)に示すものを簡略化したものともいえるものであ
る。取付爪44を 1本にして、取付板41もこれに対応
した大きさに小さくする。但し、取付板41は、
(C)、(D)のように、既存のお玉立て5とほぼ同じ
大きさにしてもよい。取付爪44の形状は、逆L字型の
先を更に下向きにコの字型に、即ちカギ型に曲げる。つ
かみ片42は、根元で折曲がり可能にしてもよい。
【0076】使い方は、鍋蓋装着具4を既存のお玉立て
5の円筒部に取付ける(装着する)。お玉立て5が
(A)に示すものの場合は、押え片52と円筒とで作ら
れる円弧の小さい方の先端に装着する。通常通り、すく
い部21を押え片52に掛けて、お玉2を保持する。
(C)に示すものの場合は、(G)のように押え片52
の近くに装着する。押え片52の位置が鍋蓋3の最も高
い位置にはないが、すくい部21を掛けてみると、柄2
2が少し斜めに傾く程度で支障はない。既存のお玉立て
5も鍋蓋3上でも使用できるようになる。卓上用のとき
は、つかみ片42を折曲げてもよいし、この鍋蓋装着具
4を使用しなければ、元々卓上用なので、鍋蓋装着具4
を取付けず(装着せず)に、使用する。
【0077】所要面積が小さい、柄22や取手23が邪
魔にならない、鍋蓋3が汚れない、等の諸効果の他、最
大の効果は、既存のお玉立て5が卓上の他に鍋蓋上でも
使用できることである。お玉立て5の底面571が平滑
でなくても適用できる。取付爪44が 1本なので、既存
のお玉立て5のサイズを選ばないという効果がある。
【0078】
【発明の効果】請求項1に示す発明の鍋蓋装着用お玉保
持具は、お玉の柄が立った状態で鍋蓋上に装着できるの
で、鍋蓋上の所要面積が小さく、鍋蓋の大きさや形状に
関係なく適用でき、お玉のすくい部内側に付いた汁等が
こぼれ出ないという効果がある。
【0079】請求項2に示す発明の鍋蓋装着用お玉保持
具は、請求項1に示す発明の効果の他に、汚れ防止板が
あるので、鍋蓋上が汚れないという効果がある。
【0080】請求項3に示す発明の鍋蓋装着用お玉保持
具は、請求項1に示す発明の効果の他に、滴溜め部があ
るので、お玉を繰り返し着脱(入れたり出したり)して
も、鍋蓋上が汚れないしいう効果がある。
【0081】請求項4に示す発明の鍋蓋装着用お玉保持
具は、請求項3に示す発明の効果の他に、鍋蓋装着手段
が折畳み可能なので、鍋蓋上と卓上との両方で使用でき
るという効果がある。
【0082】請求項5に示す発明の鍋蓋装着用お玉保持
具は、請求項3に示す発明の効果の他に、鍋蓋装着手段
が着脱可能なので、鍋蓋上と卓上との両方で使用できる
という効果がある。
【0083】請求項6に示す発明の既存のお玉立て用鍋
蓋装着具は、請求項3に示す発明の効果の他に、既存の
お玉立てが、鍋蓋上と卓上との両方で使用できるという
効果がある。
【0084】請求項7に示す発明の既存のお玉立て用鍋
蓋装着具は、請求項6に示す発明の効果の他に、鍋蓋装
着手段が折畳み可能なので、卓上で使用するときは、鍋
蓋装着手段を隠せるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す斜視図及び断面図である。
【図2】実施例2を示す斜視図及び側面図である。
【図3】実施例3を示す斜視図及び断面図である。
【図4】実施例4を示す斜視図、底面図及び断面図であ
る。
【図5】実施例5を示す断面図及び底面図である。
【図6】実施例6を示す斜視図、断面図及び底面図であ
る。
【図7】従来技術を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 保持具 11 つかみ片 111 支持体 112 折曲部 113 突起 114 円板状取付片 115 球状取付片 116 取付爪 12 押え片 13 吸盤 131 外し片 14 柄保持片 15 磁石 16 汚れ防止板 161 お玉用凹部 17 滴溜め部 171 堤防 172 底面 173 収納凹部 174 孔 175 突起 176 底部支持片 2 お玉 21 すくい部 22 柄 23 取手 3 鍋蓋 31 つまみ 4 鍋蓋装着具 41 取付板 411 底面 412 収納凹部 42 つかみ片 421 支持体 422 折曲部 43 吸盤 44 取付爪 45 粘着剤 46 剥離紙 5 お玉立て 52 押え片 57 滴溜め部 571 底面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍋蓋装着手段とお玉保持手段とからなる
    鍋蓋装着用お玉保持具。
  2. 【請求項2】 汚れ防止板(16)に鍋蓋装着手段とお
    玉保持手段とを設けた鍋蓋装着用お玉保持具。
  3. 【請求項3】 滴溜め部(17)に鍋蓋装着手段とお玉
    保持手段とを設けた鍋蓋装着用お玉保持具。
  4. 【請求項4】 鍋蓋装着手段を折畳み可能に設けた、請
    求項3記載の鍋蓋装着用お玉保持具。
  5. 【請求項5】 鍋蓋装着手段を着脱可能に設けた、請求
    項3記載の鍋蓋装着用お玉保持具。
  6. 【請求項6】 鍋蓋装着手段とお玉立てへの取付手段と
    からなる、既存のお玉立て用鍋蓋装着具。
  7. 【請求項7】 鍋蓋装着手段が折畳み可能である、請求
    項6記載の既存のお玉立て用鍋蓋装着具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010172631A (ja) * 2009-01-31 2010-08-12 Koichiro Nakagawa 鍋等用箸置き具及び箸置き付き食品用鍋等
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