JP2017112045A - セルスタック装置、モジュールおよびモジュール収容装置 - Google Patents
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Abstract
Description
以下において、セルスタックを構成するセルとして固体酸化物形の燃料電池セルの例を用いて説明する。
次に、上述したセルを用いた本実施形態に係るセルスタック装置について図2を用いて説明する。
続するための導電部材9aが介在している。なお、図2(a)では、導電部材9aの図示を省略している。
図2に示したセルスタック装置10では、稼働・停止を繰り返すような過酷な稼働条件下では、シール材8およびセル1に熱収縮が起きるので、両部材の境界において、シール材8がセル1から剥離しやすくなりガスリークが生じる可能性があった。
多孔質部8bと緻密部8aとの境界、多孔質部8bと他の部分8cとの境界、および緻密部8aと他の部分8cとの境界の特定方法について説明する。まずシール材8を、図3に示すような断面が得られるように、支持体7aおよびガスタンク7bごと切断する。例
えば30倍で反射電子検出器を用いた走査型電子顕微鏡(SEM)画像を3mm×3mmの視野で撮影し、図3に示すようなシール材8全体の断面が観察できるようにする。このSEM画像を目視し、上述した境界の位置を推測する。次に境界を横切るように0.5mmの線を引く。この線の一端から他端まで0.1mm間隔で6点を設定し、各点において1000倍で上記と同様のSEM画像を撮影し微構造を観察する。そして、これら6点において気孔率を測定する。気孔率は得られたSEM画像に対して画像処理を行って求める。SEM画像においてシール材8は灰色であり、気孔は白色なので、それぞれの色の面積を求めることにより「全体の面積(気孔の部分の面積と気孔でない部分の面積の和)」に対する「気孔の部分の面積」の割合を気孔率とする。各境界を横切る0.5mmの線は1つの境界に対して5本引き、同様の手法で6点の気孔率を求める。そして、各線において、3%以上の気孔率の上昇があった点をマーキングする。各線においてマーキングされた点が5点揃う。これらの点を結ぶ。この結んだ線を境界とする。
以上説明した本実施形態のセルスタック装置10の作製方法の一例について説明する。ただし、以下に述べる材料、温度等の各種条件は、適宜変更することができる。
7bの凹溝71内に接合材72用のペーストを充填する。そして、シール材8と同様に熱処理して結晶化させればよい。
次に、上述したセルスタック装置を用いた本発明の実施形態に係るモジュールについて図7を用いて説明する。図7は、本実施形態のセルスタック装置の一例を備えるモジュールを示す外観斜視図である。
図8は、外装ケース内に図7で示したモジュール20と、モジュール20を動作させるための補機(図示せず)とを収納してなる本実施形態のモジュール収容装置の一例を示す分解斜視図である。なお、図8においては一部構成を省略して示している。
抑制したモジュール20をモジュール収納室44に収納し、モジュール20を動作させるための補機を補機収納室45に収納して構成されることにより、ガスリークの発生を抑制したモジュール収容装置40とすることができる。
2:支持基板
2a:ガス流路
3:燃料極
4:固体電解質層
5:空気極
6:インターコネクタ
7:マニホールド
7a:支持体
7b:ガスタンク
8:シール材
8a:緻密部
8b:多孔質部
9a:導電部材
9b:端部導電部材
10、100、110:セルスタック装置
11:導電部
12:ガス流通管
13:改質器
14:収納容器
15:空気導入部材
16:原燃料供給管
20:モジュール
40:モジュール収容装置
Claims (7)
- 柱状である複数個のセルが配列されてなるセルスタックと、
前記複数個のセルの一端が挿入される挿入口を有しており、前記挿入口を介して前記複数個のセルに反応ガスを供給するマニホールドと、
前記複数個のセルの一端と前記挿入口の内壁とを接合し、かつ、前記複数個のセルの一端同士を接合しているシール材と、を具備し、
前記シール材は、
表層部に設けられた緻密部と、
該緻密部の下部に設けられており、前記複数個のセルの長手方向に沿って延びる多孔質部と、を有している
セルスタック装置。 - 前記多孔質部の上端は、前記緻密部に接している
請求項1に記載のセルスタック装置。 - 前記多孔質部の下端は、前記シール材の下端に達している
請求項1又は請求項2に記載のセルスタック装置。 - 前記多孔質部は、該多孔質部の両隣りに位置するセル間の中央部に位置している
請求項1乃至請求項3のうちいずれかに記載のセルスタック装置。 - 前記多孔質部の上端部は、前記緻密部に沿って延びている
請求項1乃至請求項4のうちいずれかに記載のセルスタック装置。 - 収納容器内に、請求項1乃至請求項5のうちいずれかに記載のセルスタック装置を収納してなることを特徴とするモジュール。
- 外装ケース内に、請求項6に記載のモジュールと、該モジュールの運転を行なうための補機とを収納してなることを特徴とするモジュール収容装置。
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- 2015-12-18 JP JP2015247547A patent/JP6749050B2/ja active Active
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